JP2577538B2 - 経路指定パスを維持する方法及びシステム - Google Patents

経路指定パスを維持する方法及びシステム

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JP2577538B2 JP23546994A JP23546994A JP2577538B2 JP 2577538 B2 JP2577538 B2 JP 2577538B2 JP 23546994 A JP23546994 A JP 23546994A JP 23546994 A JP23546994 A JP 23546994A JP 2577538 B2 JP2577538 B2 JP 2577538B2
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    • H04W40/02Communication route or path selection, e.g. power-based or shortest path routing
    • H04W40/20Communication route or path selection, e.g. power-based or shortest path routing based on geographic position or location

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に、ローカル・エリ
ア・ネットワーク内の通信の改良、特に、無線周波数ト
ランシーバによってネットワークに接続している可搬性
のワークステーションを含む、ローカル・エリア・ネッ
トワーク内における通信を改良することに関する。さら
に詳しく言えば、本発明は、ネットワーク内の各ワーク
ーステーションにおける経路指定パス情報の維持を必要
としない、可搬性のワークステーションを含むローカル
・エリア・ネットワークにおける、通信の改善に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ・ネットワークは、今日の
職場においてますます一般的になりつつある。このよう
なネットワークは典型的に、遠く離れた場所に分散する
複数のワークステーションおよび、ホストあるいはサー
バ装置を含む。複数のコンピュータを分散型データ処理
システムに相互に接続させるための、多くの異なるネッ
トワーク・トポロジー(接続形態)がある。複数のコン
ピュータをデータ処理ネットワーク内で相互に接続させ
るための一般的な技術の1つに、いわゆるトークン・リ
ング・ローカル・エリア・ネットワーク・システム環境
がある。トークン・リング・ネットワーク・システム環
境はIEEE802.5標準規格によって定義されており、この
分野の技術者には周知の技術である。
【0003】トークン・リング・ローカル・エリア・ネ
ットワーク・システム環境において、データが1つのワ
ークステーションから、他のワークステーションあるい
はホスト/サーバ装置へ転送されるパスは、初期状態設
定の間に確立される。このパスは通常、TESTSあるいはX
IDのような「同報通信」メッセージを使用して、発見処
理によって確立される。トークン・リング・ブリッジあ
るいはルータ装置は、ルータ・アドレスと同報通信メッ
セージの経路指定情報フィールドとを連結させることに
より、同報通信フレームが転送されるパスを確立する。
したがって、いったんパスが確立されると、それはネッ
トワーク内の要素間の通信セッションが持続する間、変
わらない。もし何らかの理由で通信セッションの間にパ
スが中断された場合、セッションは終了し、セッション
を再度初期状態設定することによって新しいパスが確立
される。
【0004】他のローカル・エリア・ネットワークにお
いては、ネットワーク内の装置は、すべてのネットワー
ク相互接続の知識を保持するルータ装置を使用して、接
続している。すなわちパスは、1つのワークステーショ
ンから他のワークステーションあるいはホスト/サーバ
装置へと、ネットワークを横切る必要がある。サーバ装
置またはワークステーションの論理名は通常、装置識別
と、システムまたは局(station)が接続されるネット
ワーク識別を含む。局の初期状態設定の間、同報通信メ
ッセージはまた、初期状態設定されている局と対象とな
るシステムの間にパスを確立するために使用される。ル
ータ装置は、局間のパスを確立するために、局アドレス
の一部としてネットワーク識別を使用する。ここでも、
いったんパスが確立されると、そのパスは全通信セッシ
ョンの間変わらない。
【0005】可搬性のまたは遠隔にあるワークステーシ
ョンはしばしば、いわゆる「ダイアル呼出し」機構を使
用してこのようなネットワークに接続している。このよ
うなワークステーションは、電話型公衆交換網(PSTN)
を通して、ローカル・エリア・ネットワークのゲートウ
ェイ・エンティティに「電話をかける」。このようにし
て接続が得られると、ワークステーションと接続してい
るホストとの間のパスは、通信セッションの間固定され
る。可搬性のワークステーションは、可搬性のワークス
テーションからローカル移動受信局へのリンクのある部
分における変化が可能なシステムを使用して、電話型公
衆交換網(PSTN)内で再配置することができる。例えば
アメリカ合衆国特許No.4,984,247およびアメリカ合衆国
特許No.4,901,340を参照されたい。ワークステーション
が、電話型公衆交換網(PSTN)とのリンクの位置が変わ
る異なる位置へ移動する場合、新しい接続とセッション
を再建しなければならない。
【0006】最新のマルチセグメント・ローカル・エリ
ア・ネットワークにおいては、可搬性のワークステーシ
ョンは、無線周波トランシーバ局を通して、ネットワー
ク内のホスト・システムあるいは他のワークステーショ
ンに接続することができる。可搬性のワークステーショ
ンがネットワーク・システム環境内を移動する時に移動
電話システムが使用する方法と同様な方法で、可搬性の
ワークステーションの相互接続を、1つの無線周波トラ
ンシーバ局から2つめの無線周波トランシーバ局に変え
ることができる。従来技術のシステムにおいては、この
ような場合、ホスト・システムあるいはワークステーシ
ョンと、可搬性のワークステーションとを接続している
パスを、可搬性のワークステーションの新しい位置によ
って、変更しなければならない。
【0007】電話型公衆交換網(PSTN)にアクセスせず
に無線接続を使用するローカル・エリア・ネットワーク
は、しばしば、会社内や大学のキャンパスおよび、他の
類似する場所で確立される。したがって、マルチセグメ
ント・ローカル・エリア・ネットワークにおいて、可搬
性のワークステーションが、再配置されても、ホスト/
サーバ装置への経路指定パスを維持することができる方
法およびシステムが非常に有益であることは明白であ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的の1つ
は、マルチセグメント・ローカル・エリア・ネットワー
クにおける通信を改良することである。
【0009】本発明の他の目的は、無線周波トランシー
バを通してネットワークに接続する可搬性のワークステ
ーションを含むマルチセグメント・ローカル・エリア・
ネットワークにおける通信を、改善することである。
【0010】本発明のさらなる目的は、ネットワーク内
の各ワークステーションにおける、経路指定パス情報の
維持を必要としない、可搬性のワークステーションを含
むマルチセグメント・ローカル・エリア・ネットワーク
における改良された通信を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、以下のよ
うにして達成される。本発明の方法とシステムは、マル
チセグメント・ローカル・エリア・ネットワーク内の選
択されたワークステーションと可搬性のワークステーシ
ョンとの間の経路指定パスを維持するために使用するこ
とができる。マルチセグメント・ローカル・エリア・ネ
ットワーク内の個々のセグメントは、ルータ装置によっ
て相互に接続され、マルチセグメント・ローカル・エリ
ア・ネットワーク内の選択されたセグメントは、可搬性
のワークステーションとの無線通信を提供するように適
用された無線周波トランシーバを含む。可搬性のワーク
ステーションと、マルチセグメント・ローカル・エリア
・ネットワーク内の選択されたワークステーションとの
間に、無線周波トランシーバを通して通信が確立される
と、経路指定テーブル・エントリが確立される。この経
路指定テーブル・エントリは、マルチセグメント・ロー
カル・エリア・ネットワーク内の各ルーター装置に関連
する経路指定テーブル内にあり、可搬性のワークステー
ションに対するセグメント位置を識別する。また、選択
されたワークステーションと可搬性のワークステーショ
ンとの間の通信の確立が試みられる度に、マルチセグメ
ント・ローカル・エリア・ネットワーク内の各ルーター
装置に関連する経路指定テーブル内に、選択されたワー
クステーションに対するセグメント位置を識別する経路
指定テーブル・エントリが確立される。可搬性のワーク
ステーションに対するセグメント位置を識別するすべて
の経路指定テーブル・エントリは、可搬性のワークステ
ーションと無線周波トランシーバとの間の通信の停止に
応答して自動的に削除される。可搬性のワークステーシ
ョンとマルチセグメント・ローカル・エリア・ネットワ
ーク内の任意のワークステーションとの間の通信のため
の経路指定パス決定は、マルチセグメント・ローカル・
エリア・ネットワーク内の各ワークステーションにおい
て経路指定パス情報を維持することなく、マルチセグメ
ント・ローカル・エリア・ネットワーク内の各ルータ装
置に関連する経路指定テーブルを参照することによっ
て、決定することができる。上記本発明の目的および本
発明の特徴と長所は、以下に詳述される。
【0012】
【実施例】図、特に図1を参照すると、本発明の方法お
よびシステムを実行するために使用することができる、
少なくとも1つの可搬性のワークステーションを含むマ
ルチセグメント・ローカル・エリア・ネットワーク10が
図示されている。ここに示されるように、マルチセグメ
ント・ローカル・エリア・ネットワーク10は、複数のロ
ーカル・エリア・ネットワーク・セグメント12、14およ
び16を含む。マルチセグメント・ローカル・エリア・ネ
ットワーク10中の様々な地点に、ホスト/サーバ装置1
8、20および22のような、様々なコンピュータ装置が配
置されている。さらに、ワークステーション24および26
のような多数のワークステーションが、マルチセグメン
ト・ローカル・エリア・ネットワーク10内に存在する。
【0013】上記の説明からこの分野の技術者には、マ
ルチセグメント・ローカル・エリア・ネットワーク10内
の複数のセグメントは典型的に、ルーター装置28および
30のようなルータ装置を使用して相互に接続しているこ
とが理解できるであろう。典型的にルータ装置は、ルー
タ装置が接続する各リング上にリング局を含む。ルータ
装置は、マルチセグメント・ローカル・エリア・ネット
ワーク内の他のセグメントに予定されている通信フレー
ムをコピーし、ローカル・セグメントに予定されてい
る、他のセグメントからの通信フレームを転送する。ル
ータ装置28および30は、IBM社のPS/2コンピュータのよ
うな適切にプログラムされたコンピュータを使用して実
現される。
【0014】同様に、無線周波トランシーバ32および34
が、マルチセグメント・ローカル・エリア・ネットワー
ク10内の様々なセグメントに接続している。上記のよう
な方法で、無線周波トランシーバ32および34は、無線周
波通信装置を含む可搬性のワークステーションが、マル
チセグメント・ローカル・エリア・ネットワーク10によ
ってサービスされる領域を自由に動くことを可能にす
る。無線周波トランシーバ32および34は、プロキシム
(Proxim)社製造のレンジLAN(Range LAN 登録商標)
のような既存の装置を使用して実現することもできる。
可搬性のワークステーション36は、ヒューレット・パッ
カード社のHP100(登録商標)のような、無線周波通信
機能を持つ適当なポータブル・コンピュータを使用する
ことができ、無線周波トランシーバ装置32および34の有
効範囲内でならどこででも使用することができる。ま
た、本発明の方法およびシステムにより、可搬性のワー
クステーション36と選択されたワークステーションまた
はホスト/サーバ装置との間の経路指定パスが維持され
る。
【0015】図2を参照すると、図1の可搬性のワーク
ステーション36とマルチセグメント・ローカル・エリア
・ネットワークを本発明の方法およびシステムによりリ
ンクするために使用することができる、デバイス・ドラ
イバの高水準ブロック図が示されている。デバイス・ド
ライバ38は、媒体アクセス制御(MAC)副層である。し
たがって、デバイス・ドライバ38は、NDISのような、オ
ペレーティング・システム従属のローカル・エリア・ネ
ットワーク(LAN)・ドライバ・インターフェースに従
って書かれている。したがって、可搬性のワークステー
ション36に対して、デバイス・ドライバ38はトークン・
リング(IEEE802.5標準規格)の形式を示している。
【0016】デバイス・ドライバ38はまた、コマンド・
プロセッサ42、データ・フレームおよびバッファ・マネ
ージャ44、および無線周波物理フレーム・デリバリ・セ
グメント48を含む。これらのセグメントの各々の動作
は、この分野の技術者には周知の事実である。本発明の
重要な特徴により、デバイス・ドライバ38はまた、位置
決め(registration)およびハンド・オフ制御装置46を
含む。この制御装置は、可搬性のワークステーション36
と無線周波トランシーバとの間の位置決め処理を行い、
可搬性のワークステーションが1つの無線周波トランシ
ーバから2つ目の無線周波トランシーバへ動くにつれ、
「ハンド・オフ」順序を制御する。
【0017】本発明の方法およびシステムにより、位置
決めおよびハンド・オフ制御装置46は、デバイス・ドラ
イバ38との間に多様な基本命令を使用する。これらの基
本命令は局部的に有効であり、部分的には、操作環境お
よびデバイス・ドライバ38の機能性に基づいている。後
に詳述するが、これらの基本命令には以下のものがあ
る。Open.request(オープン要求);Open.confirm(オ
ープン確認);Close.request(クローズ要求);Clos
e.confirm(クローズ確認);Close.indicates(クロー
ズ指示);Add Group address.request(グループ・ア
ドレス追加要求);Deleted Group Address.request
(グループ・アドレス削除要求);Set Functional Add
ress.request(機能アドレス設定要求)。
【0018】基本命令「Open.request」は、無線周波物
理層および無線周波トランシーバに、可搬性のワークス
テーション36の「物理的装置」アドレスを提供する。こ
の基本命令は、デバイス・ドライバ36から位置決めおよ
びハンド・オフ制御装置46への、位置決め処理を定義す
る。この基本命令により、可搬性のワークステーション
36は、マルチセグメント・ローカル・エリア・ネットワ
ーク10内のどんな無線周波トランシーバにもその存在を
同報通信することができる。この基本命令は、以下の形
式をとる。
【0019】 「TR unit address」パラメータは、個々のトークン・
リング・エンティティ・アドレスを指定する。このパラ
メータは、IEEE802.5標準規格によって定義される6バイ
トのフィールドである。この基本命令は、位置決めおよ
びハンド・オフ制御装置46が、いずれかの無線周波トラ
ンシーバに「位置決め要求」メッセージを同報通信する
時、生成される。
【0020】「Open.confirm」基本命令は、位置決めお
よびハンド・オフ制御装置46からデバイス・ドライバ38
への、可搬性のワークステーション36の有効範囲内に無
線周波トランシーバ36が存在するかどうかの確認を定義
する。この基本命令は、以下の形式をとる。
【0021】 「Open status」パラメータは、受信する無線周波トラ
ンシーバが使用可能かどうかによって、肯定あるいは否
定の状態を定義する。状態が肯定であれば、可搬性のワ
ークステーション36は許可される。応答状態が否定であ
れば、デバイス・ドライバ38は、復帰あるいは再試行処
理を開始する。この基本命令は、デバイス・ドライバ38
からの「Open request」に応答して生成される。
【0022】次に「Close.request」基本命令が、マル
チセグメント・ローカル・エリア・ネットワーク10内の
ローカル局のアドレスを、すべての無線周波トランシー
バから削除するために使用される。このように識別され
た局は、マルチセグメント・ローカル・エリア・ネット
ワーク10内のどんなメッセージも、送受信することがで
きない。この局によって定義されるすべてのグループお
よび機能アドレスは、マルチセグメント・ローカル・エ
リア・ネットワーク10内のすべての無線周波トランシー
バから削除される。この基本命令は、以下の形式をと
る。
【0023】 「TR unit address」パラメータは、「Open.request」
基本命令の中で指定された個々のトークン・リング・エ
ンティティ・アドレスを指定する。この基本命令は、位
置決めおよびハンド・オフ制御装置46が、「DE-Registe
r Request」メッセージを、マルチセグメント・ローカ
ル・エリア・ネットワーク10内のいずれかの無線周波ト
ランシーバに同報通信する時、生成される。このメッセ
ージがマルチセグメント・ローカル・エリア・ネットワ
ーク10内の無線周波トランシーバによって受信される
と、この無線周波トランシーバは、その局の装置アドレ
ス、関連グループおよび機能アドレスを、自分の経路指
定テーブルから削除する。
【0024】「Close.confirm」基本命令は位置決めお
よびハンド・オフ制御装置46からデバイス・ドライバ38
への、物理装置がメッセージの送信および受信が不可能
であるという確認を定義する。この基本命令は、以下の
形式をとる。
【0025】 「Close status」は常に、肯定的状態を定義する。この
基本命令は、デバイス・ドライバ38からの「Close requ
est」に応答して生成される。
【0026】次に「Close.indicate」基本命令が、デバ
イス・ドライバ38に、局が無線周波トランシーバの有効
範囲から外れるように移動していて、無線周波接続が物
理的に切断されることを定義する。局はこのようにして
閉じられる。その局アドレス、グループおよび機能アド
レスは、マルチセグメント・ローカル・エリア・ネット
ワーク10内のすべての無線周波トランシーバから削除さ
れる。この基本命令は、以下の形式をとる。
【0027】 この基本命令は、位置決めおよびハンド・オフ制御装置
46が、可搬性のワークステーション36が現在マルチセグ
メント・ローカル・エリア・ネットワーク10内のどの無
線周波トランシーバの有効範囲からも外れていることを
決定する時に、生成される。それから、位置決めおよび
ハンド・オフ制御装置46は、物理的に適用されたすべて
のソフトウェア・パラメータをリセットする。デバイス
・ドライバ38はそれから、無線周波接続を再建するため
に「Open.request」を出さなければならない。
【0028】「ADD Group Address」要求基本命令は、
グループ(マルチキャスト)・アドレスを定義し、局が
このアドレスに応答することができるようにする。この
基本命令は、以下の形式をとる。
【0029】 「Group_Address」パラメータは、IEEE802.5標準規格に
よって定義される6バイトのフィールドである。この基
本命令は、位置決めおよびハンド・オフ制御装置46が、
無線周波トランシーバに「RF ADD Group.request」を生
成してこのアドレスを可搬性のワークステーション36の
プロファイルの一部として復号するように知らせるのに
応答して、生成される。
【0030】次に「Delete_Group_Address.request」基
本命令が、グループ(マルチキャスト)・アドレスを除
去し、局がこのアドレスに応答するのを禁じるために使
用される。この基本命令は、以下の形式をとる。
【0031】 「Group Address」パラメータは、IEEE802.5標準規格に
よって定義される6バイトのフィールドである。この基
本命令は、位置決めおよびハンド・オフ制御装置46が、
無線周波トランシーバに、「RF Delete Group.reques
t」を生成して、このアドレスを可搬性のワークステー
ション36のプロファイルから削除するよう知らせるのに
応答して、生成される。
【0032】最後に、「Set Functional Address.reque
st」基本命令が、機能アドレスを定義し、局がそのアド
レスに応答することができるようにする。この基本命令
は、以下の形式をとる。
【0033】 「Functional Address」パラメータは、IEEE802.5標準
規格によって定義される6バイトのフィールドである。
ゼロである「Functional Address」マスクは、特定の局
に対する「機能アドレス」をリセットする。この基本命
令は、位置決めおよびハンド・オフ制御装置46が、無線
周波トランシーバに、「RF Set Functional Address re
quest」を生成して可搬性のワークステーションのプロ
ファイルの一部としてこのアドレスを復号するように知
らせるのに応答して、生成される。
【0034】図3は、本発明の方法およびシステムに従
って、可搬性のワークステーションとマルチセグメント
・ローカル・エリア・ネットワークを接続するために使
用することができるルータ装置28を表すブロック図であ
る。上述のように、マルチセグメント・ローカル・エリ
ア・ネットワークにおいて、ローカル・エリア・ネット
ワーク内のセグメントはルータ装置を使用して相互に接
続している。したがって、マルチセグメント・ローカル
・エリア・ネットワーク内の無線周波トランシーバは、
一連のこのようなルータ装置を通して接続している。可
搬性のワークステーションが1つの無線周波トランシー
バの位置から2つめの無線周波トランシーバの位置へ移
動すると、無線周波トランシーバと、接続するワークス
テーションあるいはホスト/サーバ装置の間の経路指定
は、必然的に変わらなければならない。可搬性のワーク
ステーションとホスト/サーバ装置の間の論理的な連結
性を維持するために、2つの装置間の経路指定は、ユー
ザから隠れた方法で行われることが望ましい。このよう
なネットワークにおいて、通常のワークステーション
が、無線周波トランシーバ装置を使用して相互に接続し
ている可搬性のワークステーションと共存するために
は、これらの装置間の経路指定を、通常に構築されたト
ークン・リング・フレームを使用して行わなければなら
ない。
【0035】したがって、ルータ装置28は、セグメント
12、セグメント14のような、2つのトークン・リング・
セグメントの間に挿入される。装置28は、ルータ装置が
付随する各セグメント上にリング局を含む。リング局54
はセグメント12内のリング局であり、リング局56はセグ
メント14内のリング局である。ローカル・エリア・ネッ
トワーク10内の他のセグメントに予定されているすべて
のトークン・リング・フレームはルータ装置28により複
写され、ルータ装置28はまた、ローカル・セグメントに
予定されている、他のセグメントからのトークン・リン
グ・フレームを転送する。
【0036】本発明の重要な特徴により、ルータ装置28
は動的ルータ58を含む。動的ルータ58は、本発明の重要
な特徴により、アドレス認識および経路指定テーブル62
の構築を行う。図示されるように、経路指定テーブル62
は、トークン・リング・フレームの送信元となる各局に
対する局アドレスの識別、フレームの起点となるセグメ
ントの識別、フレームが向けられるセグメントの識別お
よび、特定のフレームが送られてきた時に通った現在の
ルータ装置を含む、ルータ装置の数を識別するいわゆる
「HOP」カウントのような、一連のエントリを含むこと
が望ましい。以下に詳述される方法で、マルチセグメン
ト・ローカル・エリア・ネットワーク10内のすべてのワ
ークステーションにおける経路指定情報の複製を必要と
しないで、可搬性のワークステーションから、マルチセ
グメント・ローカル・エリア・ネットワーク10内のワー
クステーションあるいはホスト/サーバ装置への経路指
定パスを維持するために、経路指定テーブル62を使用す
ることができる。
【0037】ここで図4を参照すると、本発明の方法お
よびシステムを実現するために使用することができる、
トークン・リング・フレーム・フォーマットが図示され
ている。このトークン・リング・フォーマットは、IEEE
802.5標準規格によって定義され、各々1バイト以上の
長さの複数のフィールドからなる。図示されるように、
トークン・リング・フォーマット64は、アクセス制御フ
ィールド(AC)66、フレーム制御フィールド(FC)68、
宛先アドレス・フィールド70および、ソース・アドレス
・フィールド72を含む。経路指定情報フィールド74、情
報フィールド76は、選択的に提供され、従来技術のトー
クン・リング・ネットワークにおいては通常使用されな
い。しかし本発明の方法およびシステムに従って、2つ
の特別な基本命令が、経路指定パスの確立あるいは除去
のために使用され、情報フィールド76内に含まれる。こ
れらの基本命令は、「DR Routing Request」(経路指定
要求)および「DR Delete Address」(アドレス削除)
である。最後に、フレーム検査順序フィールド(FCS)7
8、終了区切り記号フィールド(ED)80および、フレー
ム状態フィールド(FS)82が同様に提供される。
【0038】本発明の方法およびシステムは、この通常
に構築されたトークン・リング・フレーム・フォーマッ
トを使用し、以下の事項をネットワークの前提条件とす
る。第1に、ここに示されるように、ネットワークはIE
EE802.5標準規格のトークン・リング・プロトコルを使
用する。次に、ローカル・エリア・ネットワーク10内の
全セグメントは、「動的ルータ」技術だけを使用して相
互接続し、トークン・リング「ソース経路指定」機能
は、どの局あるいはホスト/サーバ装置にも使用されな
い。さらに、すべての局が1つのネットワーク上で論理
的に接続し、すべての局アドレスはそのネットワーク内
で一意的である。また、マルチセグメント・ローカル・
エリア・ネットワーク10内の各セグメント上に能動モニ
タがなければならず、動的経路指定機能は一意的な機能
アドレスを持たなければならない。また、ルータ装置に
接続する各セグメントに対する「リング番号」を割り当
て管理する動的経路指定マネージャも、必要である。ネ
ットワーク内のすべての局は、階層的に構成されていな
ければならない。つまり、ループは許されず、マルチセ
グメント・ローカル・エリア・ネットワーク10の個々の
セグメント間の並列する経路指定は支持されない。ネッ
トワーク技術者には、これらの条件が、IEEE802.5標準
規格によって定義されるほとんどのトークン・リング・
ネットワークにおいて有効であることが明らかである。
【0039】次に、本発明の方法およびシステムを実現
するための様々な処理に対する、一連の疑似コードを示
す。ここに記述されるように、マルチセグメント・ロー
カル・エリア・ネットワーク10内の各セグメントは、以
降、「リング」と呼ばれ、セグメント上の各ワークステ
ーションあるいはホスト/サーバ装置は、「リング局」
と呼ばれる。図4に示される形式のトークン・リング・
フレームがリング局に到着すると、ルータ装置28の動的
ルータ58が、そのフレームを受け取り保存および転送バ
ッファ60(図3参照)に保存し、以下の処理を実行す
る。
【0040】
【表1】 次に、トークン・リング・フレームをリング局から受け
取るのに使用される処理を以下に示す。
【0041】
【表2】 「宛先アドレス」に関する処理を以下に示す。
【0042】
【表3】 「ソース・アドレス」に関する処理を以下に示す。
【0043】
【表4】 「DR_Routing_Request」(経路指定要求)フレームに関
する処理を以下に示す。
【0044】
【表5】 次に、「DR_Delete_Address」(アドレス削除)フレー
ム処理が、以下の処理を使用して行われる。
【0045】
【表6】 最後に、可搬性のワークステーションからフレームを受
け取る無線周波トランシーバが行う処理を以下に示す。
【0046】
【表7】 図5〜図8は、上記の処理による、図1のマルチセグメ
ント・ローカル・エリア・ネットワーク内の各ルータ装
置における、経路指定テーブル内の経路指定パスの保守
を示している。図1および図5を参照すると、可搬性の
ワークステーション36がフレームを同報通信し、このワ
ークステーションが最初は無線周波トランシーバ32に接
続している場合、無線周波トランシーバ32は、この図で
は「0A」で示される可搬性のワークステーション36のア
ドレスをリング局アドレスとする。それから、無線周波
トランシーバ32は、起点となる局アドレスを「0A」、宛
先アドレスをホスト/サーバ装置18の機能アドレス、と
識別するトークン・リング・フレームを同報通信する。
ホスト/サーバ装置18の機能アドレスは、ここでは「C
F」と示される。
【0047】ルータ装置28はそのメッセージを受け取
り、識別「0A」を持つ局アドレスは現在その経路指定テ
ーブル内にないことを決定する。図5に図示されるよう
に、ルータ装置28は、セグメント14を起点としセグメン
ト12に向けられたフレームに対する送信局を「0A」とリ
ストする、経路指定テーブル86を構築する。ルータ装置
28だけがこのフレームを参照したので、この経路指定テ
ーブルに対する「ホップ」カウントは、「1」とリスト
される。
【0048】次にルータ装置28は、送信局識別を「0A」
とリストするDR Routing_Requestを転送し、アドレス
「CF」に同報通信メッセージを転送する。そして、この
フレームは、セグメント12に同報通信される。ルータ装
置30は、セグメント12内のルータ装置28によって送信さ
れたトークン・リング・フレームを受け取り、局「0A」
がその経路指定テーブル内にないことを発見すると、数
字84で示されるように経路指定テーブル・エントリを設
定する。つまり、送信局は「0A」として識別され、フレ
ームが受け取られたセグメントはセグメント12と識別さ
れる。フレームが向けられたセグメントはセグメント16
であり、ホップ・カウントは「2」にセットされ、ルー
タ装置28およびルータ装置30がこのフレームを参照した
ことを示す。要求は、セグメント16に同報通信される。
しかし、このパスに沿った他のルータ装置はないので、
フレームはルータへ装置30に戻る時、IEEE802.5標準規
格に従って無効にされる。
【0049】次に、ホスト/サーバ装置18に向けられ
た、「CF」機能アドレスを持つメッセージが、ホスト/
サーバ装置18によって受け取られる。ホスト/サーバ装
置18は、ホスト/サーバ装置18を送信元アドレスとし、
可搬性のワークステーション36を宛先アドレスとする、
局から局へのメッセージを送信することにより、その同
報通信を確認する。この入力確認はセグメント12の周辺
に向けて送信され、ルータ装置28およびルータ装置30に
よって受け取られる。ルータ装置30はこの入力確認を検
査し、ホスト/サーバ装置18に対してリストされている
アドレスが新しいかどうか調べる。そして、図6に示さ
れるような経路指定テーブル・エントリが、経路指定テ
ーブル84内につくられる。この新しい経路指定テーブル
・エントリは、ホスト/サーバ装置18を送信局と識別
し、そのフレームの送信局をセグメント12とし、ルータ
装置30を経由する宛先をセグメント16と設定する。それ
から、ルータ装置30はこのフレームをセグメント16に同
報通信し、このフレームは、セグメント16内には他のル
ータ装置が存在しないので、セグメント16のまわりを回
った後破壊される。ルータ装置30はまた、入力確認メッ
セージ内の、可搬性のワークステーション36の宛先アド
レスを検出する。しかし、入力確認メッセージが受け取
られたアドレスは、現在経路指定テーブル84内にある可
搬性のワークステーション36に対するアドレスと同じで
あるので、この情報は無視される。
【0050】ルータ装置28もまた入力確認メッセージ受
け取り、ルータ装置30と同様に、ホスト/サーバ装置18
に対するアドレスが新しいかどうか検査する。そして同
様に、ルータ装置28内の経路指定テーブル86に新しいエ
ントリを作成しなければならない。経路指定テーブル86
内の新しいエントリは、送信元がセグメント12であり、
宛先がセグメント14であるホスト/サーバ装置18を識別
する。それから、フレームはセグメント14へ転送され、
フレームがセグメント14の周辺を回り終わると、ルータ
装置28はそのメッセージを破壊する。さらに、ルータ装
置28は、その経路指定テーブル内にある可搬性のワーク
ステーション36に対する宛先アドレスを見つけ、そのフ
レームをセグメント14に転送する。
【0051】次に、無線周波トランシーバ32は転送され
たフレームを受け取り、その情報を可搬性のワークステ
ーション36に渡す。それから、可搬性のワークステーシ
ョン36とホスト/サーバ装置18間の通信は、ルータ装置
28内の経路指定テーブル86に含まれる情報を使用して、
正確に経路指定される。
【0052】次に、可搬性のワークステーション36が、
無線周波トランシーバ32の近辺から無線周波トランシー
バ34の近辺へ動くと想定する(図1参照)。無線周波ト
ランシーバ32は、可搬性のワークステーション36がその
有効範囲から出たことを検知すると、ソース・アドレス
が可搬性のワークステーション36である、「DR Delete
Address」要求を、マルチセグメント・ローカル・エリ
ア・ネットワーク10内のすべてのルータへ生成する。無
線周波トランシーバ32はまた、「RF Hand Off.indicat
e」を、可搬性のワークステーション36に向けて生成す
る。ルータ装置28および30は各々、「RF Delete Addres
s」要求を受け取り、可搬性のワークステーション36を
識別するすべてのエントリを、関連する経路指定テーブ
ルから削除する。したがって、図7に示されるように、
経路指定テーブル84および86内の、可搬性のワークステ
ーション36に対する経路指定テーブル・エントリは、こ
のエントリに対するソース・アドレスを「00」にセット
することによって削除される。
【0053】次に、可搬性のワークステーション36が無
線周波トランシーバ34との通信を試みると、このトラン
シーバは、可搬性のワークステーション36からの「RF C
ontact.request」を受け取り、可搬性のワークステーシ
ョン36を局アドレスとして識別する、無線周波トランシ
ーバ34内のリング局が許可される。機能およびグループ
・アドレスが設定され、「RF Contact.request」に含ま
れる。無線周波トランシーバ34はそれから、可搬性のワ
ークステーション36を識別する「DR Routing.Request」
を生成し同報通信する。上記のようにして、ルータ装置
28および30は、図8に示されるように経路指定テーブル
・エントリを設定し、このテーブルは、可搬性のワーク
ステーション36から送信されるフレームに対する、送信
元セグメントおよび宛先セグメントを識別する。上記の
ように、ホスト/サーバ装置18からの入力確認は、この
サーバ装置に対する経路指定テーブル・エントリを変更
しないので、可搬性のワークステーション36とホスト/
サーバ装置18間の通信のための経路指定パスは、ルータ
装置30の経路指定テーブル内に完全に含まれる。
【0054】上記の説明によってこの分野の技術者に
は、本発明の方法およびシステムが、可搬性のワークス
テーションと、マルチセグメント・ローカル・エリア・
ネットワーク内のワークステーションあるいはホスト/
サーバ装置とを接続するための経路指定パス情報を、こ
こで説明された方法で経路指定テーブルを構築したり変
更したりすることによって、通常に構築されたトークン
・リング・フレーム・フォーマットを使用しているマル
チセグメント・ローカル・エリア・ネットワーク内の各
経路指定装置内で、自動的に保守する技術を提供するこ
とが、明らかである。さらにこの技術は、経路指定情報
をルータ装置内に集中させ、ワークステーションあるい
はホスト/サーバ装置内での制御アプリケーションの変
更を必要としないことにより、マルチセグメント・ロー
カル・エリア・ネットワーク内の各ワークステーション
あるいはホスト/サーバ装置内で、経路指定情報を維持
し更新する必要をなくす。この様に、経路指定パス情報
は、可搬性のワークステーションおよびホスト/サーバ
装置から完全に隠れた方法で維持される。
【0055】本発明を好ましい実施例を参照して記述し
てきたが、この分野の技術者には、本発明の有効範囲か
らはずれないで、形式および詳細な部分における様々な
変更が可能であることが理解できるであろう。
【0056】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0057】(1)マルチセグメント・ローカル・エリ
ア・ネットワーク内の選択されたワークステーションと
可搬性のワークステーションとの間の、経路指定パスを
維持する方法であって、上記マルチセグメント・ローカ
ル・エリア・ネットワーク内の個々のセグメントが各
々、ルータ装置を使用して相互に接続しており、上記マ
ルチセグメント・ローカル・エリア・ネットワークの選
択された個々のセグメントが、上記可搬性のワークステ
ーションと通信するように適用された無線周波トランシ
ーバを含み、 上記可搬性のワークステーションと、上
記マルチセグメント・ローカル・エリア・ネットワーク
内のセグメント内の選択された無線周波トランシーバと
の間の通信の開始に応答して、上記可搬性のワークステ
ーションと上記マルチセグメント・ローカル・エリア・
ネットワークを接続するステップと、上記可搬性のワー
クステーションと上記マルチセグメント・ローカル・エ
リア・ネットワーク内の選択されたワークステーション
との間の通信の開始が試行されるのに応答して、上記マ
ルチセグメント・ローカル・エリア・ネットワーク内の
各ルータ装置に関連する経路指定テーブル内に、上記可
搬性のワークステーションの位置を識別する経路指定テ
ーブル・エントリを自動的に確立するステップと、上記
選択されたワークステーションと上記可搬性のワークス
テーションとの間の通信の開始に応答して、上記マルチ
セグメント・ローカル・エリア・ネットワーク内の各ル
ータ装置に関連する経路指定テーブル内に、上記選択さ
れたワークステーションの位置を識別する経路指定テー
ブル・エントリを自動的に確立するステップと、上記可
搬性のワークステーションと上記選択された無線周波ト
ランシーバとの間の通信の停止に応答して、上記マルチ
セグメント・ローカル・エリア・ネットワーク内のルー
タ装置に関連する各経路指定テーブル内の、上記可搬性
のワークステーションの位置を識別する各テーブル・エ
ントリを、自動的に削除するステップと、を含み、上記
選択されたワークステーションと上記可搬性のワークス
テーションとの間の経路指定パスを、上記マルチセグメ
ント・ローカル・エリア・ネットワーク内の各ルータ装
置に関連する経路指定テーブルから決定することができ
るようにした、経路指定パスを維持する方法。
【0058】(2)上記可搬性のワークステーションと
上記選択された無線周波トランシーバとの間の通信の停
止に応答して、上記マルチセグメント・ローカル・エリ
ア・ネットワーク内のルータ装置に関連する各経路指定
テーブル内の、上記可搬性のワークステーションの位置
を識別する各テーブル・エントリを自動的に削除する上
記ステップが、上記可搬性のワークステーションと上記
選択された無線周波トランシーバとの間の通信の停止に
応答して、上記選択された無線周波トランシーバから、
上記マルチセグメント・ローカル・エリア・ネットワー
ク内の各ルータ装置に、アドレス削除要求を送信するス
テップ含む、(1)に記載の経路指定パスを維持する方
法。
【0059】(3)上記マルチセグメント・ローカル・
エリア・ネットワーク内の各ルータ装置に関連する経路
指定テーブル内に、上記可搬性のワークステーションの
位置を識別する経路指定テーブル・エントリを自動的に
確立する上記ステップが、さらに、上記可搬性のワーク
ステーションと上記選択されたワークステーションとの
間の通信の開始に応答して、上記マルチセグメント・ロ
ーカル・エリア・ネットワーク内の各ルータ装置に関連
する経路指定テーブル内に、上記可搬性のワークステー
ションに対するセグメント位置および、上記選択された
ワークステーションに対する宛先セグメント位置を識別
する経路指定テーブル・エントリを確立するステップ含
む、(1)に記載の経路指定パスを維持する方法。
【0060】(4)上記マルチセグメント・ローカル・
エリア・ネットワーク内の各ルータ装置に関連する経路
指定テーブル内に、上記選択されたワークステーション
の位置を識別する経路指定テーブル・エントリを自動的
に確立する上記ステップが、上記選択されたワークステ
ーションと上記可搬性のワークステーションとの間の通
信の開始に応答して、上記マルチセグメント・ローカル
・エリア・ネットワーク内の各ルータ装置に関連する経
路指定テーブル内に、上記選択されたワークステーショ
ンに対するセグメント位置および、上記可搬性のワーク
ステーションに対する宛先セグメント位置を識別する経
路指定テーブル・エントリを確立するステップ含む、
(1)に記載の経路指定パスを維持する方法。
【0061】(5)マルチセグメント・ローカル・エリ
ア・ネットワーク内の選択されたワークステーション
と、可搬性のワークステーションとの間の、経路指定パ
スを維持するシステムであって、上記マルチセグメント
・ローカル・エリア・ネットワーク内の個々のセグメン
トが各々、ルータ装置を使用して相互に接続しており、
上記マルチセグメント・ローカル・エリア・ネットワー
クの選択された個々のセグメントが、上記可搬性のワー
クステーションと通信するように適用された無線周波ト
ランシーバを含み、上記可搬性のワークステーション
と、上記マルチセグメント・ローカル・エリア・ネット
ワーク内のセグメント内の選択された無線周波トランシ
ーバとの間の通信の開始に応答して、上記可搬性のワー
クステーションと上記マルチセグメント・ローカル・エ
リア・ネットワークを接続する手段と、上記可搬性のワ
ークステーションと上記マルチセグメント・ローカル・
エリア・ネットワーク内の選択されたワークステーショ
ンとの間の通信の開始が試行されるのに応答して、上記
マルチセグメント・ローカル・エリア・ネットワーク内
の各ルータ装置に関連する経路指定テーブル内に、上記
可搬性のワークステーションの位置を識別する経路指定
テーブル・エントリを自動的に確立する手段と、上記選
択されたワークステーションと上記可搬性のワークステ
ーションとの間の通信の開始に応答して、上記マルチセ
グメント・ローカル・エリア・ネットワーク内の各ルー
タ装置と関連する経路指定テーブル内に、上記選択され
たワークステーションの位置を識別する経路指定テーブ
ル・エントリを自動的に確立する手段と、上記可搬性の
ワークステーションと上記選択された無線周波トランシ
ーバとの間の通信の停止に応答して、上記マルチセグメ
ント・ローカル・エリア・ネットワーク内のルータ装置
に関連する各経路指定テーブル内の、上記可搬性のワー
クステーションの位置を識別する各テーブル・エントリ
を、自動的に削除する手段と、を備え、上記選択された
ワークステーションと上記可搬性のワークステーション
との間の経路指定パスを、上記マルチセグメント・ロー
カル・エリア・ネットワーク内の各ルータ装置に関連す
る経路指定テーブルから決定することができるようにし
た、経路指定パスを維持するシステム。
【0062】(6)上記可搬性のワークステーションと
上記選択された無線周波トランシーバとの間の通信の停
止に応答して、上記マルチセグメント・ローカル・エリ
ア・ネットワーク内のルータ装置に関連する各経路指定
テーブル内の、上記可搬性のワークステーションの位置
を識別する各テーブル・エントリを自動的に削除する上
記手段が、上記可搬性のワークステーションと上記選択
された無線周波トランシーバとの間の通信の停止に応答
して、上記選択された無線周波トランシーバから、上記
マルチセグメント・ローカル・エリア・ネットワーク内
の各ルータ装置に、アドレス削除要求を送信する手段を
含む、(5)に記載の経路指定パスを維持するシステ
ム。
【0063】(7)上記マルチセグメント・ローカル・
エリア・ネットワーク内の各ルータ装置に関連する経路
指定テーブル内に、上記可搬性のワークステーションの
位置を識別する経路指定テーブル・エントリを自動的に
確立する上記手段が、さらに、上記可搬性のワークステ
ーションと上記選択されたワークステーションとの間の
通信の開始に応答して、上記マルチセグメント・ローカ
ル・エリア・ネットワーク内の各ルータ装置に関連する
経路指定テーブル内に、上記可搬性のワークステーショ
ンに対するセグメント位置および、上記選択されたワー
クステーションに対する宛先セグメント位置を識別す
る、経路指定テーブル・エントリを確立する手段を含
む、(5)に記載の経路指定パスを維持するシステム。
【0064】(8)上記マルチセグメント・ローカル・
エリア・ネットワーク内の各ルータ装置に関連する経路
指定テーブル内に、上記選択されたワークステーション
の位置を識別する経路指定テーブル・エントリを自動的
に確立する上記手段が、上記選択されたワークステーシ
ョンと上記可搬性のワークステーションとの間の通信の
開始に応答して、上記マルチセグメント・ローカル・エ
リア・ネットワーク内の各ルータ装置に関連する経路指
定テーブル内に、上記選択されたワークステーションに
対するセグメント位置および、上記可搬性のワークステ
ーションに対する宛先セグメント位置を識別する、経路
指定テーブル・エントリを確立する手段を含む、(5)
に記載の経路指定パスを維持するシステム。
【0065】
【発明の効果】上述のように本願発明の構成により、無
線周波トランシーバを通して可搬性のワークステーショ
ンをマルチセグメント・ローカル・エリア・ネットワー
クに接続可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法とシステムを実行するために使用
することができる、少なくとも1つの可搬性ワークステ
ーションを含むマルチセグメント・ローカル・エリア・
ネットワークを表す図である。
【図2】本発明の方法とシステムに従って、可搬性のワ
ークステーションとマルチセグメント・ローカル・エリ
ア・ネットワークとをリンクするために使用することが
できるデバイス・ドライバの、高水準ブロック図であ
る。
【図3】本発明の方法とシステムに従って、図1のマル
チセグメント・ローカル・エリア・ネットワークのセグ
メントを相互接続させるために使用することができるル
ータ装置の、高水準ブロック図である。
【図4】本発明の方法とシステムを実行するために使用
することができる、トークン・リング・フレーム・フォ
ーマットを表す図である。
【図5】本発明の方法とシステムに従って、図1のマル
チセグメント・ローカル・エリア・ネットワーク内の各
ルータ装置における経路指定テーブル内の、経路指定パ
スの保守を表す図である。
【図6】本発明の方法とシステムに従って、図1のマル
チセグメント・ローカル・エリア・ネットワーク内の各
ルータ装置における経路指定テーブル内の、経路指定パ
スの保守を表す図である。
【図7】本発明の方法とシステムに従って、図1のマル
チセグメント・ローカル・エリア・ネットワーク内の各
ルータ装置における経路指定テーブル内の、経路指定パ
スの保守を表す図である。
【図8】本発明の方法とシステムに従って、図1のマル
チセグメント・ローカル・エリア・ネットワーク内の各
ルータ装置における経路指定テーブル内の、経路指定パ
スの保守を表す図である。
【符号の説明】
10 ネットワーク 12、14、16 セグメント 18、20、22 ホスト/サーバ装置 24、26 ワークステーション 28、30 ルータ装置 32、34 無線周波トランシーバ 36 可搬性のワークステーション 38 デバイス・ドライバ 54 リング局 58 動的ルータ 62 経路指定テーブル 64 トークン・リング・フォーマット 84、86 経路指定テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リチャード・ジョージ・バンドューレン アメリカ合衆国33402フロリダ州ビッグ トーチキー、ルート 4 ボックス 1462 (72)発明者 デイビッド・シー・ウー アメリカ合衆国33434フロリダ州ボカラ トン、フォーティファースト・ストリー ト ノースウェスト 2535 (56)参考文献 特開 平2−60252(JP,A) 特開 平4−227149(JP,A)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチセグメント・ローカル・エリア・
    ネットワーク内の選択されたワークステーションと可搬
    性のワークステーションとの間の、経路指定パスを維持
    する方法であって、 上記マルチセグメント・ローカル・エリア・ネットワー
    ク内の個々のセグメントが各々、ルータ装置を使用して
    相互に接続しており、上記マルチセグメント・ローカル
    ・エリア・ネットワークの選択された個々のセグメント
    が、上記可搬性のワークステーションと通信するように
    適用された無線周波トランシーバを含み、 上記可搬性
    のワークステーションと、上記マルチセグメント・ロー
    カル・エリア・ネットワーク内のセグメント内の選択さ
    れた無線周波トランシーバとの間の通信の開始に応答し
    て、上記可搬性のワークステーションと上記マルチセグ
    メント・ローカル・エリア・ネットワークを接続するス
    テップと、 上記可搬性のワークステーションと上記マルチセグメン
    ト・ローカル・エリア・ネットワーク内の選択されたワ
    ークステーションとの間の通信の開始が試行されるのに
    応答して、上記マルチセグメント・ローカル・エリア・
    ネットワーク内の各ルータ装置に関連する経路指定テー
    ブル内に、上記可搬性のワークステーションの位置を識
    別する経路指定テーブル・エントリを自動的に確立する
    ステップと、 上記選択されたワークステーションと上記可搬性のワー
    クステーションとの間の通信の開始に応答して、上記マ
    ルチセグメント・ローカル・エリア・ネットワーク内の
    各ルータ装置に関連する経路指定テーブル内に、上記選
    択されたワークステーションの位置を識別する経路指定
    テーブル・エントリを自動的に確立するステップと、 上記可搬性のワークステーションと上記選択された無線
    周波トランシーバとの間の通信の停止に応答して、上記
    マルチセグメント・ローカル・エリア・ネットワーク内
    のルータ装置に関連する各経路指定テーブル内の、上記
    可搬性のワークステーションの位置を識別する各テーブ
    ル・エントリを、自動的に削除するステップと、 を含み、上記選択されたワークステーションと上記可搬
    性のワークステーションとの間の経路指定パスを、上記
    マルチセグメント・ローカル・エリア・ネットワーク内
    の各ルータ装置に関連する経路指定テーブルから決定す
    ることができるようにした、経路指定パスを維持する方
    法。
  2. 【請求項2】 上記可搬性のワークステーションと上記
    選択された無線周波トランシーバとの間の通信の停止に
    応答して、上記マルチセグメント・ローカル・エリア・
    ネットワーク内のルータ装置に関連する各経路指定テー
    ブル内の、上記可搬性のワークステーションの位置を識
    別する各テーブル・エントリを自動的に削除する上記ス
    テップが、上記可搬性のワークステーションと上記選択
    された無線周波トランシーバとの間の通信の停止に応答
    して、上記選択された無線周波トランシーバから、上記
    マルチセグメント・ローカル・エリア・ネットワーク内
    の各ルータ装置に、アドレス削除要求を送信するステッ
    プ含む、 請求項1に記載の経路指定パスを維持する方法。
  3. 【請求項3】 上記マルチセグメント・ローカル・エリ
    ア・ネットワーク内の各ルータ装置に関連する経路指定
    テーブル内に、上記可搬性のワークステーションの位置
    を識別する経路指定テーブル・エントリを自動的に確立
    する上記ステップが、さらに、上記可搬性のワークステ
    ーションと上記選択されたワークステーションとの間の
    通信の開始に応答して、上記マルチセグメント・ローカ
    ル・エリア・ネットワーク内の各ルータ装置に関連する
    経路指定テーブル内に、上記可搬性のワークステーショ
    ンに対するセグメント位置および、上記選択されたワー
    クステーションに対する宛先セグメント位置を識別する
    経路指定テーブル・エントリを確立するステップ含む、 請求項1に記載の経路指定パスを維持する方法。
  4. 【請求項4】 上記マルチセグメント・ローカル・エリ
    ア・ネットワーク内の各ルータ装置に関連する経路指定
    テーブル内に、上記選択されたワークステーションの位
    置を識別する経路指定テーブル・エントリを自動的に確
    立する上記ステップが、上記選択されたワークステーシ
    ョンと上記可搬性のワークステーションとの間の通信の
    開始に応答して、上記マルチセグメント・ローカル・エ
    リア・ネットワーク内の各ルータ装置に関連する経路指
    定テーブル内に、上記選択されたワークステーションに
    対するセグメント位置および、上記可搬性のワークステ
    ーションに対する宛先セグメント位置を識別する経路指
    定テーブル・エントリを確立するステップ含む、 請求項1に記載の経路指定パスを維持する方法。
  5. 【請求項5】 マルチセグメント・ローカル・エリア・
    ネットワーク内の選択されたワークステーションと、可
    搬性のワークステーションとの間の、経路指定パスを維
    持するシステムであって、 上記マルチセグメント・ローカル・エリア・ネットワー
    ク内の個々のセグメントが各々、ルータ装置を使用して
    相互に接続しており、上記マルチセグメント・ローカル
    ・エリア・ネットワークの選択された個々のセグメント
    が、上記可搬性のワークステーションと通信するように
    適用された無線周波トランシーバを含み、 上記可搬性のワークステーションと、上記マルチセグメ
    ント・ローカル・エリア・ネットワーク内のセグメント
    内の選択された無線周波トランシーバとの間の通信の開
    始に応答して、上記可搬性のワークステーションと上記
    マルチセグメント・ローカル・エリア・ネットワークを
    接続する手段と、 上記可搬性のワークステーションと上記マルチセグメン
    ト・ローカル・エリア・ネットワーク内の選択されたワ
    ークステーションとの間の通信の開始が試行されるのに
    応答して、上記マルチセグメント・ローカル・エリア・
    ネットワーク内の各ルータ装置に関連する経路指定テー
    ブル内に、上記可搬性のワークステーションの位置を識
    別する経路指定テーブル・エントリを自動的に確立する
    手段と、 上記選択されたワークステーションと上記可搬性のワー
    クステーションとの間の通信の開始に応答して、上記マ
    ルチセグメント・ローカル・エリア・ネットワーク内の
    各ルータ装置と関連する経路指定テーブル内に、上記選
    択されたワークステーションの位置を識別する経路指定
    テーブル・エントリを自動的に確立する手段と、 上記可搬性のワークステーションと上記選択された無線
    周波トランシーバとの間の通信の停止に応答して、上記
    マルチセグメント・ローカル・エリア・ネットワーク内
    のルータ装置に関連する各経路指定テーブル内の、上記
    可搬性のワークステーションの位置を識別する各テーブ
    ル・エントリを、自動的に削除する手段と、 を備え、上記選択されたワークステーションと上記可搬
    性のワークステーションとの間の経路指定パスを、上記
    マルチセグメント・ローカル・エリア・ネットワーク内
    の各ルータ装置に関連する経路指定テーブルから決定す
    ることができるようにした、経路指定パスを維持するシ
    ステム。
  6. 【請求項6】 上記可搬性のワークステーションと上記
    選択された無線周波トランシーバとの間の通信の停止に
    応答して、上記マルチセグメント・ローカル・エリア・
    ネットワーク内のルータ装置に関連する各経路指定テー
    ブル内の、上記可搬性のワークステーションの位置を識
    別する各テーブル・エントリを自動的に削除する上記手
    段が、上記可搬性のワークステーションと上記選択され
    た無線周波トランシーバとの間の通信の停止に応答し
    て、上記選択された無線周波トランシーバから、上記マ
    ルチセグメント・ローカル・エリア・ネットワーク内の
    各ルータ装置に、アドレス削除要求を送信する手段を含
    む、 請求項5に記載の経路指定パスを維持するシステム。
  7. 【請求項7】 上記マルチセグメント・ローカル・エリ
    ア・ネットワーク内の各ルータ装置に関連する経路指定
    テーブル内に、上記可搬性のワークステーションの位置
    を識別する経路指定テーブル・エントリを自動的に確立
    する上記手段が、さらに、上記可搬性のワークステーシ
    ョンと上記選択されたワークステーションとの間の通信
    の開始に応答して、上記マルチセグメント・ローカル・
    エリア・ネットワーク内の各ルータ装置に関連する経路
    指定テーブル内に、上記可搬性のワークステーションに
    対するセグメント位置および、上記選択されたワークス
    テーションに対する宛先セグメント位置を識別する、経
    路指定テーブル・エントリを確立する手段を含む、 請求項5に記載の経路指定パスを維持するシステム。
  8. 【請求項8】 上記マルチセグメント・ローカル・エリ
    ア・ネットワーク内の各ルータ装置に関連する経路指定
    テーブル内に、上記選択されたワークステーションの位
    置を識別する経路指定テーブル・エントリを自動的に確
    立する上記手段が、上記選択されたワークステーション
    と上記可搬性のワークステーションとの間の通信の開始
    に応答して、上記マルチセグメント・ローカル・エリア
    ・ネットワーク内の各ルータ装置に関連する経路指定テ
    ーブル内に、上記選択されたワークステーションに対す
    るセグメント位置および、上記可搬性のワークステーシ
    ョンに対する宛先セグメント位置を識別する、経路指定
    テーブル・エントリを確立する手段を含む、 請求項5に記載の経路指定パスを維持するシステム。
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