JP2577300Y2 - 遮断器 - Google Patents
遮断器Info
- Publication number
- JP2577300Y2 JP2577300Y2 JP1991039522U JP3952291U JP2577300Y2 JP 2577300 Y2 JP2577300 Y2 JP 2577300Y2 JP 1991039522 U JP1991039522 U JP 1991039522U JP 3952291 U JP3952291 U JP 3952291U JP 2577300 Y2 JP2577300 Y2 JP 2577300Y2
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- Japan
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- plunger
- electromagnet
- coil
- closing
- tripping
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電気ノイズの影響を受
けることなく投入,引外し電磁石の動作の完了を検出す
るリミットスイッチを設けた遮断器に関する。
けることなく投入,引外し電磁石の動作の完了を検出す
るリミットスイッチを設けた遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】電気接点の開閉操作を行うには遮断器が
用いられる。遮断器の構造を図4に示す。図中、1は遮
断部としての真空インタラプタ、2は上部端子、3は下
部端子、5は可動リード棒4を上下動させて真空インタ
ラプタ1の開閉操作を行う駆動手段である。
用いられる。遮断器の構造を図4に示す。図中、1は遮
断部としての真空インタラプタ、2は上部端子、3は下
部端子、5は可動リード棒4を上下動させて真空インタ
ラプタ1の開閉操作を行う駆動手段である。
【0003】図4は真空インタラプタ1の投入状態を示
すものである。遮断するには引外し電磁石6のコイルを
励磁する。すると、バネ7の付勢力で図の状態を維持し
ていた回動板8が、引外し電磁石6におけるプランジャ
28の押圧力で支点24を中心に時計方向へ回動し、フ
ック9を時計方向へ回動させる。すると、フック9が外
れるために、蓄勢された状態の遮断バネ10が放勢して
操作板11が操作軸12を中心として時計方向へ回動
し、ロッド14に引っ張られるためにリンク13がピン
15を中心として時計方向へ回動する。操作板11の回
動により可動リード棒4が降下して真空インタラプタ1
が遮断される。このとき、リンク13の上部の小さなピ
ン18がピン15を中心として時計方向へ回動するた
め、コロ15aと係合していたストッパ17の先端が上
方へ外され、ストッパ17は図示しない軸を中心として
反時計方向へ回動させられる。これにより、蓄勢状態に
あった復帰バネ16が放勢する。
すものである。遮断するには引外し電磁石6のコイルを
励磁する。すると、バネ7の付勢力で図の状態を維持し
ていた回動板8が、引外し電磁石6におけるプランジャ
28の押圧力で支点24を中心に時計方向へ回動し、フ
ック9を時計方向へ回動させる。すると、フック9が外
れるために、蓄勢された状態の遮断バネ10が放勢して
操作板11が操作軸12を中心として時計方向へ回動
し、ロッド14に引っ張られるためにリンク13がピン
15を中心として時計方向へ回動する。操作板11の回
動により可動リード棒4が降下して真空インタラプタ1
が遮断される。このとき、リンク13の上部の小さなピ
ン18がピン15を中心として時計方向へ回動するた
め、コロ15aと係合していたストッパ17の先端が上
方へ外され、ストッパ17は図示しない軸を中心として
反時計方向へ回動させられる。これにより、蓄勢状態に
あった復帰バネ16が放勢する。
【0004】このあと再び真空インタラプタ1を投入す
るには投入電磁石19のコイル20を励磁する。遮断操
作の際にはフック9の係合が外れていたリンク13の下
端が、その後にバネ7により復帰したフック9によって
支持されるため、コイル20に吸引されるプランジャ2
1が図中の右方へ向かって移動すると、ロッド14に引
っ張られるために、操作板11が反時計方向へ回動す
る。それゆえに可動リード棒4が上昇して真空インタラ
プタ1が投入される一方、ストッパ17の右端が自重で
降下して図4に示すように復帰バネ16の蓄勢状態を保
持し、元の状態に戻る。なお、22は絶縁ロッド、23
は圧接バネである。引外し電磁石6,投入電磁石19の
コイルには、図示しない補助開閉器を介して電源が夫々
個別に接続されており、補助開閉器の開閉を制御するた
めの図示しない制御手段が設けられている。
るには投入電磁石19のコイル20を励磁する。遮断操
作の際にはフック9の係合が外れていたリンク13の下
端が、その後にバネ7により復帰したフック9によって
支持されるため、コイル20に吸引されるプランジャ2
1が図中の右方へ向かって移動すると、ロッド14に引
っ張られるために、操作板11が反時計方向へ回動す
る。それゆえに可動リード棒4が上昇して真空インタラ
プタ1が投入される一方、ストッパ17の右端が自重で
降下して図4に示すように復帰バネ16の蓄勢状態を保
持し、元の状態に戻る。なお、22は絶縁ロッド、23
は圧接バネである。引外し電磁石6,投入電磁石19の
コイルには、図示しない補助開閉器を介して電源が夫々
個別に接続されており、補助開閉器の開閉を制御するた
めの図示しない制御手段が設けられている。
【0005】このような遮断器における引外し電磁石6
の電流波形と可動リード棒4のストロークと真空インタ
ラプタ1の開閉時期との関係を図5(a),(b)に示
す。図中、(イ)は電流波形、(ロ)は可動リード棒4
のストローク、(ハ)は引外し電磁石6の補助開閉器、
(ニ)は引外し電磁石6のプランジャ28のストローク
を示す曲線である。また、A点は操作指令開始時点を示
し、B点はプランジャ完全吸引時点を示し、C点は補助
開閉器を開にして引外し電磁石6へ流れる電流を遮断し
た時点を示し、D点は引外し電磁石6のプランジャ28
がストッパ26に当った時点を示す。
の電流波形と可動リード棒4のストロークと真空インタ
ラプタ1の開閉時期との関係を図5(a),(b)に示
す。図中、(イ)は電流波形、(ロ)は可動リード棒4
のストローク、(ハ)は引外し電磁石6の補助開閉器、
(ニ)は引外し電磁石6のプランジャ28のストローク
を示す曲線である。また、A点は操作指令開始時点を示
し、B点はプランジャ完全吸引時点を示し、C点は補助
開閉器を開にして引外し電磁石6へ流れる電流を遮断し
た時点を示し、D点は引外し電磁石6のプランジャ28
がストッパ26に当った時点を示す。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところが、引外し電磁
石6においてプランジャ完全吸引時点から補助開閉器に
より引外し電磁石への通電を停止した時点であるC点ま
での時間t2の間に引外し電磁石に電流を流すのは無駄
であり、流す必要がないのに流していることになる。ま
た、以上のことは投入電磁石19についても同様にいえ
ることである。
石6においてプランジャ完全吸引時点から補助開閉器に
より引外し電磁石への通電を停止した時点であるC点ま
での時間t2の間に引外し電磁石に電流を流すのは無駄
であり、流す必要がないのに流していることになる。ま
た、以上のことは投入電磁石19についても同様にいえ
ることである。
【0007】一方、引外し電磁石6及び投入電磁石19
のいずれにおいても、プランジャの完全吸引時点を判断
するためにリミットスイッチを設ければよいが、電磁石
に用いる電気のノイズが障害となって適正な検出ができ
ない。
のいずれにおいても、プランジャの完全吸引時点を判断
するためにリミットスイッチを設ければよいが、電磁石
に用いる電気のノイズが障害となって適正な検出ができ
ない。
【0008】そこで本考案は、斯かる課題を解決した遮
断器を提供することを目的とする。
断器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
めの本考案の構成は、遮断部と、当該遮断部を投入,引
外しするための一対の投入,引外し電磁石とを設け、当
該投入,引外し電磁石は、コイル内に往復移動自在にプ
ランジャを設けるとともにプランジャをコイルの外部へ
向かって付勢する復帰バネを設けて構成し、前記コイル
への通電回路を開閉する補助開閉器を設け、当該補助開
閉器の開閉を制御する制御手段を設けた遮断器におい
て、前記投入,引外し電磁石の少なくともいずれか一方
における前記プランジャと一体に可動部を設ける一方、
当該可動部と対応する位置に圧電素子を固定し、圧電素
子を電−光変換器,光ファイバー,光−電変換器の順に
接続し、前記補助開閉器を開かせる指令信号を前記制御
手段に伝えるために、前記光−電変換器を前記制御手段
に接続し、可動部と圧電素子との間には可動部に押され
て圧電素子に衝撃力を加えるインパクト部材をバネを介
して復帰自在に設けたことを特徴とする。
めの本考案の構成は、遮断部と、当該遮断部を投入,引
外しするための一対の投入,引外し電磁石とを設け、当
該投入,引外し電磁石は、コイル内に往復移動自在にプ
ランジャを設けるとともにプランジャをコイルの外部へ
向かって付勢する復帰バネを設けて構成し、前記コイル
への通電回路を開閉する補助開閉器を設け、当該補助開
閉器の開閉を制御する制御手段を設けた遮断器におい
て、前記投入,引外し電磁石の少なくともいずれか一方
における前記プランジャと一体に可動部を設ける一方、
当該可動部と対応する位置に圧電素子を固定し、圧電素
子を電−光変換器,光ファイバー,光−電変換器の順に
接続し、前記補助開閉器を開かせる指令信号を前記制御
手段に伝えるために、前記光−電変換器を前記制御手段
に接続し、可動部と圧電素子との間には可動部に押され
て圧電素子に衝撃力を加えるインパクト部材をバネを介
して復帰自在に設けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】プランジャがコイルに吸引されて移動したとき
に、バネの付勢力に抗して可動部がインパクト部材を押
して圧電素子に衝撃を与え、圧電素子に電圧が生じて電
−光変換器が発光する。この光が光ファイバを介して伝
送されたのち、光−電変換器により電気信号に変換され
て制御手段へ伝わり、制御手段が補助開閉器を開にす
る。このため、プランジャの移動完了と同時にコイルへ
の通電が断たれ、電気の無駄を防止する。
に、バネの付勢力に抗して可動部がインパクト部材を押
して圧電素子に衝撃を与え、圧電素子に電圧が生じて電
−光変換器が発光する。この光が光ファイバを介して伝
送されたのち、光−電変換器により電気信号に変換され
て制御手段へ伝わり、制御手段が補助開閉器を開にす
る。このため、プランジャの移動完了と同時にコイルへ
の通電が断たれ、電気の無駄を防止する。
【0011】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。なお、本実施例は従来の遮断器にリミ
ットスイッチを設けたものなので、従来と同一部分には
同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明
する。
詳細に説明する。なお、本実施例は従来の遮断器にリミ
ットスイッチを設けたものなので、従来と同一部分には
同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明
する。
【0012】本考案による遮断器におけるリミットスイ
ッチの構成を、図1〜図3に基づいて説明する。図1
(a)〜(c)は図4の引外し電磁石を改良した構成を
示すものである。引外し電磁石6はU字形断面形状を有
する鉄心25と、鉄心25に螺合されたストッパ26
と、ストッパ26の挿通孔27内に一部が挿通されて図
1(b)中の左右方向へ移動自在なプランジャ28と、
鉄心25で囲まれる部分にプランジャ28を囲むように
して設けられたコイル29と、プランジャ28の先端に
設けられた可動部としての移動板30と、復帰バネ37
等で構成される。
ッチの構成を、図1〜図3に基づいて説明する。図1
(a)〜(c)は図4の引外し電磁石を改良した構成を
示すものである。引外し電磁石6はU字形断面形状を有
する鉄心25と、鉄心25に螺合されたストッパ26
と、ストッパ26の挿通孔27内に一部が挿通されて図
1(b)中の左右方向へ移動自在なプランジャ28と、
鉄心25で囲まれる部分にプランジャ28を囲むように
して設けられたコイル29と、プランジャ28の先端に
設けられた可動部としての移動板30と、復帰バネ37
等で構成される。
【0013】鉄心25と移動板30との間にはプランジ
ャ28を囲むようにしてリング状のモールド部材32が
設けられる。モールド部材32はねじ31により鉄心2
5に結合され、図1(c)に示すようにモールド部材3
2内には順番に接続された状態で圧電素子33,蓄電荷
部34,発光ダイオード・ドライブ回路35,電−光変
換器としての発光ダイオード36が設けられ、図1
(a)にも示すように、移動板30に押されることで圧
電素子33に衝撃を与えるインパクト部材38が図示し
ないバネを介して復帰自在に具えられる。ここで、プラ
ンジャ28のストロークをL1としモールド部材32と
移動板30との間隔をL2とすると、L1=L2又はL
1はL2よりも僅かに大きい値とされる。
ャ28を囲むようにしてリング状のモールド部材32が
設けられる。モールド部材32はねじ31により鉄心2
5に結合され、図1(c)に示すようにモールド部材3
2内には順番に接続された状態で圧電素子33,蓄電荷
部34,発光ダイオード・ドライブ回路35,電−光変
換器としての発光ダイオード36が設けられ、図1
(a)にも示すように、移動板30に押されることで圧
電素子33に衝撃を与えるインパクト部材38が図示し
ないバネを介して復帰自在に具えられる。ここで、プラ
ンジャ28のストロークをL1としモールド部材32と
移動板30との間隔をL2とすると、L1=L2又はL
1はL2よりも僅かに大きい値とされる。
【0014】次に、図2は投入電磁石の構成を示すもの
である。図4に示す投入電磁石に加えて以下の部分が改
良されている。コイル20の内部に円柱形のストッパ4
0が設けられ、矢印Pで示すようにストッパ40内に圧
電素子等が埋め込まれる。そして、鉄心41にガイド孔
42が形成されるとともに可動部を兼用するプランジャ
21に固定されたガイドロッド43がガイド孔42に挿
通される。圧電素子等は図3のように構成される。金属
ケース44a内に絶縁部材45に埋設した状態で圧電素
子33が具えられ、金属ケース44aと突き合せた金属
ケース44b内にバネ46を介してインパクト部材38
が具えられる。
である。図4に示す投入電磁石に加えて以下の部分が改
良されている。コイル20の内部に円柱形のストッパ4
0が設けられ、矢印Pで示すようにストッパ40内に圧
電素子等が埋め込まれる。そして、鉄心41にガイド孔
42が形成されるとともに可動部を兼用するプランジャ
21に固定されたガイドロッド43がガイド孔42に挿
通される。圧電素子等は図3のように構成される。金属
ケース44a内に絶縁部材45に埋設した状態で圧電素
子33が具えられ、金属ケース44aと突き合せた金属
ケース44b内にバネ46を介してインパクト部材38
が具えられる。
【0015】一方、鉄心41の外側には引外し電磁石に
用いたのと同様の蓄電荷部,発光ダイオード・ドライブ
回路,発光ダイオード36を有するモールド部材32が
具えられ、同軸ケーブル48を介して圧電素子33とモ
ールド部材32内の蓄電荷部とが接続される。圧電素子
等と発光ダイオード等を分離したのは投入電磁石が引外
し電磁石に比べて寸法が大きいためである。
用いたのと同様の蓄電荷部,発光ダイオード・ドライブ
回路,発光ダイオード36を有するモールド部材32が
具えられ、同軸ケーブル48を介して圧電素子33とモ
ールド部材32内の蓄電荷部とが接続される。圧電素子
等と発光ダイオード等を分離したのは投入電磁石が引外
し電磁石に比べて寸法が大きいためである。
【0016】引外し電磁石,投入電磁石に具えられた夫
々の発光ダイオード36の近傍には光ファイバ47の一
端が具えられ、光フアイバ47の他端には図示しない光
−電変換器が接続されている。そして、コイル29,2
0への通電回路を図示しない補助開閉器が開くように指
令信号を送るための図示しない制御手段が、当該光−電
変換器に接続されている。
々の発光ダイオード36の近傍には光ファイバ47の一
端が具えられ、光フアイバ47の他端には図示しない光
−電変換器が接続されている。そして、コイル29,2
0への通電回路を図示しない補助開閉器が開くように指
令信号を送るための図示しない制御手段が、当該光−電
変換器に接続されている。
【0017】次に、斯かるリミットスイッチの作用を説
明する。図1中の引外し電磁石6のコイル29を励磁す
ると、プランジャ28が図中の右方へ吸引されて移動板
30がインパクト部材38を押す。これによりインパク
ト部材38から衝撃を受けた圧電素子33が電圧を発生
し、蓄電荷部34で貯えられたのち、発光ダイオード・
ドライブ回路35が動作して発光ダイオード36から発
光する。この光が光ファイバ47を介して図示しない光
−電変換器に伝わり、ここで電気信号に変換されたのち
に図示しない制御手段へ伝わり、制御手段が図示しない
補助開閉器を開き、コイル29への通電を停止する。こ
のため、図5に示す電流波形においてt2の部分がなく
なり、電気エネルギーの無駄が防止される。
明する。図1中の引外し電磁石6のコイル29を励磁す
ると、プランジャ28が図中の右方へ吸引されて移動板
30がインパクト部材38を押す。これによりインパク
ト部材38から衝撃を受けた圧電素子33が電圧を発生
し、蓄電荷部34で貯えられたのち、発光ダイオード・
ドライブ回路35が動作して発光ダイオード36から発
光する。この光が光ファイバ47を介して図示しない光
−電変換器に伝わり、ここで電気信号に変換されたのち
に図示しない制御手段へ伝わり、制御手段が図示しない
補助開閉器を開き、コイル29への通電を停止する。こ
のため、図5に示す電流波形においてt2の部分がなく
なり、電気エネルギーの無駄が防止される。
【0018】一方、投入電磁石19のコイル20を励磁
すると、プランジャ21が吸引されて左方から右方へ移
動し図2(a)の状態から図2(b)の状態になる。こ
のとき、図3に示すインパクト部材38をプランジャ2
1が押すので、引外し電磁石の場合と同様に発光ダイオ
ード36が発光する。そして、引外し電磁石の場合と同
様ににして、プランジャ21が図2(b)の状態になる
と同時にコイル20への通電が停止される。このため、
引外し電磁石の場合と同様にコイル20への不要な通電
がなくなり、電気エネルギーの無駄が防止される。な
お、本実施例では引外し電磁石と投入電磁石との双方に
リミットスイッチを設けたが、いずれか一方のみに設け
るようにしてもよい。
すると、プランジャ21が吸引されて左方から右方へ移
動し図2(a)の状態から図2(b)の状態になる。こ
のとき、図3に示すインパクト部材38をプランジャ2
1が押すので、引外し電磁石の場合と同様に発光ダイオ
ード36が発光する。そして、引外し電磁石の場合と同
様ににして、プランジャ21が図2(b)の状態になる
と同時にコイル20への通電が停止される。このため、
引外し電磁石の場合と同様にコイル20への不要な通電
がなくなり、電気エネルギーの無駄が防止される。な
お、本実施例では引外し電磁石と投入電磁石との双方に
リミットスイッチを設けたが、いずれか一方のみに設け
るようにしてもよい。
【0019】
【考案の効果】以上の説明からかるように、本考案によ
る遮断器によれば投入,引外し電磁石におけるプランジ
ャの動作の完了を光信号として取り出す構成なので、電
気ノイズの影響を受けず誤動作することがない。これ
は、電気ノイズにより誘導される電気エネルギーよりも
機械的衝撃で圧電素子が発生する電気エネルギーの方が
はるかに大きいためである。また、光信号を用いるため
にプランジャの動作完了を検出するのが速く、光信号を
導くための光ファイバを用いることにより電磁石の動き
を離れた位置からモニタリングすることが可能である。
る遮断器によれば投入,引外し電磁石におけるプランジ
ャの動作の完了を光信号として取り出す構成なので、電
気ノイズの影響を受けず誤動作することがない。これ
は、電気ノイズにより誘導される電気エネルギーよりも
機械的衝撃で圧電素子が発生する電気エネルギーの方が
はるかに大きいためである。また、光信号を用いるため
にプランジャの動作完了を検出するのが速く、光信号を
導くための光ファイバを用いることにより電磁石の動き
を離れた位置からモニタリングすることが可能である。
【0020】このほか、圧電素子に衝撃を与えて電圧を
発生させる構成であることから、リミットスイッチに電
池等の電源が不要であるとともに寿命が半永久的であ
り、しかも小形軽量化することができる。
発生させる構成であることから、リミットスイッチに電
池等の電源が不要であるとともに寿命が半永久的であ
り、しかも小形軽量化することができる。
【図1】本考案による遮断器の実施例における引外し電
磁石に係り、図1(a)は平面図、図1(b)は正面断
面図、図1(c)は右側面図。
磁石に係り、図1(a)は平面図、図1(b)は正面断
面図、図1(c)は右側面図。
【図2】本考案による遮断器の実施例における投入電磁
石に係り、図2(a)は遮断時における断面図、図2
(b)は投入時における断面図。
石に係り、図2(a)は遮断時における断面図、図2
(b)は投入時における断面図。
【図3】図2(a)におけるP部の拡大図。
【図4】従来の遮断器の構成図。
【図5】図5(a)は従来の引外し電磁石の電流波形等
を示すグラフ、図5(b)は従来の投入電磁石の電流波
形等を示すグラフ。
を示すグラフ、図5(b)は従来の投入電磁石の電流波
形等を示すグラフ。
【符号の説明】1…真空インタラプタ 6…引外し電磁石 16,37…復帰バネ 19…投入電磁石 20,29…コイル 21,28…プランジャ 30…移動板 33…圧電素子 36…発光ダイオード 38…インパクト部材 46…バネ47…光フアイバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01V 9/00 H01H 33/66 H01H 50/08 H01H 73/12
Claims (1)
- 【請求項1】 遮断部と、当該遮断部を投入,引外しす
るための一対の投入,引外し電磁石とを設け、当該投入,引外し電磁石は、コイル内に往復移動自在に
プランジャを設けるとともにプランジャをコイルの外部
へ向かって付勢する復帰バネを設けて構成し 、前記コイルへの通電回路を開閉する補助開閉器を設け、
当該補助開閉器の開閉を制御する制御手段を設けた遮断
器において 、前記投入,引外し電磁石の少なくともいずれか一方にお
ける前記プランジャと一体に可動部を設ける一方、当該
可動部と対応する位置に圧電素子を固定し、圧電素子を
電−光変換器,光ファイバー,光−電変換器の順に接続
し、前記補助開閉器を開かせる指令信号を前記制御手段
に伝えるために、前記光−電変換器を前記制御手段に接
続し、可動部と圧電素子との間には可動部に押されて圧
電素子に衝撃力を加えるインパクト部材をバネを介して
復帰自在に設けたことを特徴とする遮断器 。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991039522U JP2577300Y2 (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | 遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991039522U JP2577300Y2 (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | 遮断器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04134092U JPH04134092U (ja) | 1992-12-14 |
JP2577300Y2 true JP2577300Y2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=31920793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991039522U Expired - Lifetime JP2577300Y2 (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | 遮断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2577300Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101645006B1 (ko) * | 2015-12-18 | 2016-08-12 | (주)수양엔지니어링 | 공동주택의 안정된 전원 배치를 위한 배전반 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS508977A (ja) * | 1973-06-02 | 1975-01-29 | ||
JPS53125120A (en) * | 1977-04-05 | 1978-11-01 | Oki Electric Ind Co Ltd | Type abnormality detector |
DE3303404C1 (de) * | 1983-02-02 | 1984-04-05 | Leuze electronic GmbH + Co, 7311 Owen | Verfahren zur Erzeugung der für den Betrieb von eine Strahlung emittierenden Halbleiterdioden erforderlichen Stromimpulse und Anordnung zur Durchführung des Verfahrens |
-
1991
- 1991-05-30 JP JP1991039522U patent/JP2577300Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101645006B1 (ko) * | 2015-12-18 | 2016-08-12 | (주)수양엔지니어링 | 공동주택의 안정된 전원 배치를 위한 배전반 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04134092U (ja) | 1992-12-14 |
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