JP2577199Y2 - フライヤー - Google Patents

フライヤー

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JP2577199Y2
JP2577199Y2 JP1993039165U JP3916593U JP2577199Y2 JP 2577199 Y2 JP2577199 Y2 JP 2577199Y2 JP 1993039165 U JP1993039165 U JP 1993039165U JP 3916593 U JP3916593 U JP 3916593U JP 2577199 Y2 JP2577199 Y2 JP 2577199Y2
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oil
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heater
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定明 横田
徳昭 藤田
健 松本
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Zojirushi Corp
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Zojirushi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は油揚げ用のフライヤーに
関するものであって、当該フライヤーの過熱防止用の温
度ヒューズ取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にフライヤーは、内容器内に入れた
油を、内容器の底部に設けた電熱ヒーターにより加熱
し、食品を油揚げ調理するものである。
【0003】油の温度は通常自動温度調節器により所定
の温度に調節されているが、自動温度調節器が故障して
油の温度が異常に上昇すると、最悪発火する可能性もあ
り、極めて危険であるため、異常な温度上昇を検知して
回路を遮断するための温度ヒューズが設けられる。
【0004】そして通常その温度ヒューズは、内容器の
底面の下方の空間内に設けられ、又は遮熱板に取付けら
れており、ヒーターの下方の雰囲気温度を検知するよう
になっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な構造では、内容器内の油の量が多い場合には、その油
が過熱されることにより底面下方の雰囲気温度も上昇
し、温度ヒューズは適切に作動するが、油の量が少い場
合にはその油の温度と雰囲気温度とが連動せず、油が過
熱されても温度ヒューズが切れないことがある。
【0006】また温度ヒューズを内容器の底面に直接取
付け、油の温度を検知して作動するようにすることも可
能であるが、その場合においても油の量が極端に減少す
ると、ヒーター近傍の油が過熱されているにも拘らず、
それを温度ヒューズが検知し得ないケースや、温度ヒュ
ーズがヒーターで直接加熱されて、油は過熱されていな
いにも拘らず温度ヒューズが切れてしまうといったケー
スが生じ、適切に作動させることが困難であった。
【0007】また油の量が極端に減少すると、その少い
量の油が内容器の広い底面を覆い、そこでヒーターによ
り加熱されるため、油の深さが極端に浅くなって部分的
に空炊き状態が生じる可能性もあり、かかる空炊き状態
を温度ヒューズで検知することはできない。
【0008】本考案はかかる事情に鑑みなされたもので
あって、油の量が極端に減ったような場合においても、
空炊き状態となることがなく、しかも油が過熱されれば
温度ヒューズが適切に作動し、油が過度に過熱されて発
火するような事態を防ぐことを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決する手段】而して本考案は、油揚げ用フラ
イヤーにおける内容器の底面に凹部を形成し、当該凹部
の下面に面ヒーターを取付けると共に、前記凹部と面一
であり且つ前記面ヒーターの形状から外れて延長凹部を
形成し、当該延長凹部の下面に接触して温度ヒューズを
取付けたことを特徴とするものである。
【0010】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に従って説明す
る。図面は本考案のフライヤー1の一実施例を示すもの
であって、外装体2の内側に内容器3が収容されてい
る。外装体2は金属板を彎曲させてなる筒状の外胴4
と、該外胴4の下部に設けられた底体5とよりなり、外
胴4に把手6が設けられている。
【0011】内容器3はステンレス製の有底筒状の容器
であって、その周壁7の上端部において前記外胴4に係
合されている。そして内容器3の底面8には面ヒーター
9の形状に合わせた凹部10が形成されており、該凹部
10の下面に面ヒーター9が取付けられている。
【0012】そして前記凹部10の一部が面ヒーター9
の周縁から側方に張出して、凹部10と面一の延長凹部
11を形成しており、当該延長凹部11の下面に黒色の
フッ素樹脂を塗布し、その延長凹部11の下面に接触し
て温度ヒューズ12が取付けられている。
【0013】延長凹部11の下面を黒色とすることによ
り、温度ヒューズ12の感熱性をより向上させることが
できる。
【0014】
【作用】本考案においては、内容器3内に油13を入
れ、面ヒーター9に通電して油13を加熱し、そこに被
調理物を投入して、てんぷらやフライなどの揚げ物を調
理することができる。
【0015】油13の温度は、適宜の自動温度調節装置
(図示せず)により、所定の温度に保持される。
【0016】さらに前記自動温度調節装置が故障し、面
ヒーター9に通電しっ放しになったような場合には、油
13が過熱されるが、油13が所定の温度に達するとそ
れを温度ヒューズ12が検知して面ヒーター9への通電
を遮断し、油13がさらに過熱されて発火するのを防止
する。
【0017】而して本考案においては、油13の量が極
端に減少したような場合、油13は面ヒーター9を取付
けた凹部10に溜るので、油13が無い部分が加熱され
て空炊き状態となるのを防止する。
【0018】さらにかかる状態で前記自動温度調節装置
が故障したり、適切に作動しなかったりして、油13が
加熱されたような場合、凹部10と延長凹部11とが面
一に形成されているため、凹部10と延長凹部11内と
の間で油13が流通し、延長凹部11内の油13も昇温
し、温度ヒューズ12が油13の過度の昇温を検知する
ことができる。
【0019】
【考案の効果】従って本考案によれば、内容器3内に油
13が十分入っている状態においては、従来のものと同
様に自動温度調節装置により温度調節がなされ、また自
動温度調節装置が故障したり作動不良を生じたりした場
合には、温度ヒューズ12が適切に作動して過熱を防止
する。
【0020】また内容器3内の油13の量が極端に減少
したような場合においては、油13が凹部10に集中し
て空炊き状態となるのを防止すると共に、自動温度調節
装置が作動不良を起したときには温度ヒューズ12が少
量の油13の過熱を確実に検知し、電熱回路を遮断する
ことができる。
【0021】従って油13の量が極端に減少した状態で
も、温度ヒューズ12に作動不良が生じることがなく、
少量の油13が過度に過熱されて発火するというような
事故を防止することができる。
【0022】なお前記実施例に述べたように、内容器3
をステンレス製とすることにより、ステンレスは熱伝導
度が小さいため油13の熱が内容器3の上端部に伝わり
にくく、内容器3の上端部に触れて火傷をする危険が少
くなる。
【0023】さらに内容器3から外装体2への熱伝達も
少く、外装体2が高温になることがないので、火傷の危
険がないと共に、把手6の耐熱性を考慮する必要がな
く、安価な熱可塑性プラスチックを使用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示す中央縦断面図
【図2】 前記実施例における内容器3の底面図
【符号の説明】
1 フライヤー 3 内容器 8 底面 9 面ヒーター 10 凹部 11 延長凹部 12 温度ヒューズ 13 油
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−31717(JP,A) 実開 昭54−138870(JP,U) 実開 昭57−90597(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47J 37/12

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油揚げ用フライヤーにおける内容器
    (3)の底面(8)に凹部(10)を形成し、当該凹部
    (10)の下面に面ヒーター(9)を取付けると共に、
    前記凹部(10)と面一であり且つ前記面ヒーター
    (9)の形状から外れて延長凹部(11)を形成し、当
    該延長凹部(11)の下面に接触して温度ヒューズ(1
    2)を取付けたことを特徴とする、フライヤー
JP1993039165U 1993-06-23 1993-06-23 フライヤー Expired - Fee Related JP2577199Y2 (ja)

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