JP2004509682A - 液体加熱装置及び液体加熱装置を有する揚げ物調理用容器 - Google Patents
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Abstract
容器(10)内の液体を加熱する装置であって、容器内に配置され、上記液体の中に浸漬されるよう設計される加熱器素子(31)と、容器内の液体の温度を測定し、加熱器素子への電力供給をサーモスタット制御する制御ユニットに接続される温度センサ(65)と、加熱器素子に熱伝導接触し、加熱器素子の所与の温度以上の加熱に反応して、加熱器素子への電力供給を遮断する熱安全カットアウト(60)と、動作状態では、容器中の液体に浸漬される加熱器素子の一部に熱接続部(53)によって熱接続される支持体(50)とを含み、サーモスタットの温度センサは、支持体の熱接続部から距離が置かれて位置することを特徴とする。
Description
【0001】
本発明は、容器内の液体を加熱する装置に関する。本発明の装置は、
a)容器内に配置され、液体の中に浸漬されるよう設計される加熱器素子と、
b)容器内の液体の温度を測定し、加熱器素子への電力供給をサーモスタット制御する制御ユニットに接続される温度センサと、
c)加熱器素子に熱伝導接触し、加熱器素子の所与の温度以上の加熱に反応して、加熱器素子への電力供給を遮断するよう構成される熱カットアウトと、
d)動作状態では、容器の中の液体に浸漬される加熱器素子の一部に熱接続部によって熱接続される支持体とを含む。
【0002】
このような装置は、独国実用新案DE−U−6944402から公知である。このような加熱装置は、例えば、揚げ物料理用パンの中の油を加熱するために使用されるが、例えば、やかんの中の水といったような他の液体を加熱するために使用してもよい。加熱器素子に供給される電流は、感知された油の温度に応じてサーモスタット制御され、サーモスタット制御のための温度センサは、加熱器素子とは離されて油の中にある。容器の中にある油の量が十分ではない、又は、サーモスタット制御に欠陥があると、加熱器素子に供給される電流が遮断されずに、加熱器素子又は油が熱くなりすぎてしまう場合がある。油が熱くなりすぎると、発火してしまう可能性もある。
【0003】
このような望ましくない影響の予防手段として、上述の独国実用新案では、加熱保護スイッチが、加熱器素子に接触するハウジング内に収容される。この加熱保護スイッチは、熱に対する安全装置となり、上述したような状況において加熱器素子が加熱しすぎることを阻止する。この実用新案では、ハウジングは、油を入れるための容器の底を通り延在し、ハウジングの自由端に隣接する加熱器素子の支持体を形成する。
【0004】
この実用新案における不利点は、この揚げ物調理用容器、及び、特に揚げ物調理用容器の加熱装置は、比較的複雑な構成を有し、従って、それに応じて比較的脆弱であり、且つ、高価であることである。
【0005】
従って、本発明は、サーモスタット温度制御及び加熱器素子用の熱保護を保持しながら、単純な構造を有する、容器内の液体を加熱する加熱器素子を提供することを目的とする。
【0006】
本発明の装置は、この目的に対し、サーモスタットの温度センサは、支持体の熱接続部から距離がおかれて位置することを特徴とする。
【0007】
温度センサ及び熱カットアウトは、共通のハウジング内に設けられるので、単一のハウジングが、温度センサ及び熱カットアウトを収容するのに十分である。サーモスタット制御の温度センサは、ハウジングが加熱器素子に熱接続される熱接続部から距離が置かれて位置するので、温度センサは、動作時には、容器内の液体の温度を主に得る。従って、温度センサの温度は、加熱器素子の温度によって最小限の影響のみを受ける。加熱器素子の温度は、通常の動作時には、比較的狭い温度範囲内に留まる。
【0008】
本発明の特に有利な実施例は、従属項に記載する。
【0009】
本発明は、容器と加熱装置が互いに適合するよう設計される揚げ物調理用装置に有利に使用され得る。
【0010】
本発明の更なる面、効果、及び、構成に関する詳細は、実施例及び図面を参照しながら詳細に説明する。
【0011】
図1に示す実施例は、揚げ物調理用装置1と、揚げ物調理用装置1の加熱装置20に関する。
【0012】
揚げ物調理用装置1は、容器としてのパン10を含み、このパンの中には、図示する動作時には、パンのレベル11´まで一定量の揚げ物調理油が入れられる。加熱ユニット20は着脱可能で、加熱部30とハンドル40から大体構成される。ハンドル40の中には、加熱ユニット30への電流供給を制御する制御ユニット41が収容される。
【0013】
加熱部30は、ハンドル40によってパン10から外されるか、又は、パン10の中に配置されることが可能である。従って、パン10は、電気加熱ユニット20から容易に及び完全に離されることができる。これにより、パン10の洗浄が容易になり、パンを皿洗い機の中で洗浄することも可能となる。
【0014】
加熱部30には、管状の電気加熱器素子31(図2も参照)が設けられ、電気加熱器素子31の2つの管状部32は、図示する動作位置では、ハンドル40から水平方向に延在し、垂直部33に続き、次に、動作状態では、パン10の底10´に隣接して延在する水平部34に再び続く。管状の加熱器素子は、領域34において曲がりくねったループ路に沿う。加熱器素子31は、ハンドル40内に収容される制御ユニット41に接続され、制御ユニットによって、加熱器素子31は、オンオフに切替えられる。このような加熱器素子は実用において周知であり、電流を熱に変換する。
【0015】
支持体50は、加熱器素子31に沿って延在し、熱カットアウト60及び温度センサ65を支持する。この例では、支持体は、その中に熱カットアウト60及び温度センサ65が収容される管状のハウジング50として構成される。管状ハウジング50は、ハンドル40に接続され、加熱器素子31の水平部32と略平行である固定端51を有する。管状ハウジング50は、ハンドル40から一定距離にあり、加熱器素子31の垂直部33に隣接して、加熱器素子31の垂直部33と平行で垂直で下方向に延在する部分に続く。管状ハウジング50は、加熱器素子31と大部分において平行しているので、管状ハウジング50は、加熱器素子31によって少なくとも部分的に遮蔽されるので、管状ハウジング50は衝撃に対し保護される。更に、全体的に細い形状を有する浸漬型加熱器が得られるので、パン内で小さな空間のみを占有し、従って、揚げ物にされる食べ物に多くの空間を与えることができる。
【0016】
使用時には略水平であり、ハンドル40に続く加熱器素子31の水平部32から一定距離の場所において、管状ハウジング50は、動作時にはパン10内の油11のレベル11´より下にある加熱器素子31の部分33に熱接続する。十分な油があることは、熱伝導接続部53によって与えられる。
【0017】
ハウジング50の動作時に、下の位置にある端54は、加熱器素子31の水平部34と略同じ高さにある。図示する実施例では、管状ハウジング50の端54は、水平部34の平面より僅かに下にある。管状ハウジング50の端54は、この実施例では、液体が浸透しないよう閉じられている。その結果、熱カットアウト60及び温度センサ65は、パン内の液体油と直接接触することがない。これは、熱カットアウト60及び温度センサ65は、油又は水といった加熱される液体に対し耐性がある必要がなくなり、安価な電子温度センサを使用することが可能となる。この実施例における管状ハウジング50は、円形の切断面を有する。しかし、他の形状の切断面も可能である。円形以外の切断面は、油との接触表面面積が大きくなり、それにより、油とハウジング50間のより強力な熱伝達が得られるという利点を提供する。ハウジングは、管状以外の形状であってもよいが、管状設計は、製造が単純となり、ハウジングの密閉が保証されるという利点を提供し、同時にハウジング内のセンサ回路の導線の案内及び遮蔽が、管状設計では容易に得られる。ハウジング50は、例えば、アルミニウムといった熱伝導材料から製造される。
【0018】
熱カットアウト60は、管状ハウジング50内において接続部53と同じ高さに設けられ、所与の最大許容温度に到達すると接続され、回路を遮断することが可能である回路遮断器の形である。熱カットアウト60は、熱伝導によって管状ハウジング50に接続され、加熱器素子31からの熱が、接続部53と管状ハウジング50の壁を介し熱カットアウト60に伝達される。熱カットアウト60は、管状ハウジング50内を通される電気配線61によって制御ユニット41に接続される。動作状態では、ハウジング及び熱カットアウトの両方は、加熱されるべき油と熱的に伝導接触しているので、カットアウト及びハウジングは油によって冷却される。熱カットアウトは、油の冷却効果が無くなることによってパンの中の不十分な油のレベルに対し迅速に反応する。電気温度センサ65は、熱カットアウト60から距離が置かれて、管状ハウジング50の中に収容される。センサ65は、管状ハウジング50内を通り延在し、サーモスタット制御ユニット41に接続される配線66を有する回路に含まれる。温度センサ65は、管状ハウジング50と熱伝導接触しているので、センサ65は、パン10中の油の温度を得る。配線61及び66は、当該のセンサからハンドルまで、管状ハウジング50によって完全に囲まれるので、配線は、使用時の損害から良好に保護される。
【0019】
動作時には、一定量の油11がパン10の中に、例えば、レベル11´まで注入される。その後に、加熱ユニット20が、パン10の縁に置かれ、そこにクランプされる。加熱器素子31の水平部34は、油11のレベル11´より下となる。管状ハウジング50の端54も従って、油の中に浸漬される。次に、電流が加熱器素子31に、制御ユニット41の制御下で供給され、それにより、加熱器素子31が熱くなり、油11が加熱される。
【0020】
加熱時には、制御ユニット41は、温度センサ65から到来する測定信号を検出し、受信信号、及び、所定の温度に依存して、加熱器素子31に供給される電流を制御する。更に、熱カットアウト60によって感知される温度も検出される。熱カットアウト60は加熱器素子31と熱接触しているので、カットアウトは主に、加熱器素子31の温度を得る。カットアウトと同一のハウジング50内に位置するが、熱カットアウトからは距離が置かれる温度センサ65は、逆に、油11の温度を得る。従って、この理由により、温度センサが、加熱器素子31と同じ高さ又は僅かに高い位置に位置することが有利である。油から温度センサ65への熱伝達のために、温度センサが、その温度が測定されるべき油にしっかりと囲まれる管状ハウジング50の端54から離れたところではなく、ハウジング50の端54にあることがより有利である。
【0021】
例えば、パン中の油量が不十分であること、又は、加熱器素子31又は温度センサ65に欠陥があることによって、熱カットアウトによって検出される温度が高くなりすぎると、制御ユニット41が加熱器素子31をオフに切替える。従って、加熱装置の安全な動作が守られる。
【0022】
温度センサ65及び熱カットアウト60は、中空の管状ハウジング50内に位置するので、例えば、衝撃による損傷から良好に保護される。センサが油から遮蔽されるという事実は、比較的単純なセンサを使用することができることを意味する。特に、本発明では、安価な電気温度センサを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
揚げ物調理用装置及び本発明の装置の実施例を示す断面図である。
【図2】
図1の装置の一部を示す側面図である。
本発明は、容器内の液体を加熱する装置に関する。本発明の装置は、
a)容器内に配置され、液体の中に浸漬されるよう設計される加熱器素子と、
b)容器内の液体の温度を測定し、加熱器素子への電力供給をサーモスタット制御する制御ユニットに接続される温度センサと、
c)加熱器素子に熱伝導接触し、加熱器素子の所与の温度以上の加熱に反応して、加熱器素子への電力供給を遮断するよう構成される熱カットアウトと、
d)動作状態では、容器の中の液体に浸漬される加熱器素子の一部に熱接続部によって熱接続される支持体とを含む。
【0002】
このような装置は、独国実用新案DE−U−6944402から公知である。このような加熱装置は、例えば、揚げ物料理用パンの中の油を加熱するために使用されるが、例えば、やかんの中の水といったような他の液体を加熱するために使用してもよい。加熱器素子に供給される電流は、感知された油の温度に応じてサーモスタット制御され、サーモスタット制御のための温度センサは、加熱器素子とは離されて油の中にある。容器の中にある油の量が十分ではない、又は、サーモスタット制御に欠陥があると、加熱器素子に供給される電流が遮断されずに、加熱器素子又は油が熱くなりすぎてしまう場合がある。油が熱くなりすぎると、発火してしまう可能性もある。
【0003】
このような望ましくない影響の予防手段として、上述の独国実用新案では、加熱保護スイッチが、加熱器素子に接触するハウジング内に収容される。この加熱保護スイッチは、熱に対する安全装置となり、上述したような状況において加熱器素子が加熱しすぎることを阻止する。この実用新案では、ハウジングは、油を入れるための容器の底を通り延在し、ハウジングの自由端に隣接する加熱器素子の支持体を形成する。
【0004】
この実用新案における不利点は、この揚げ物調理用容器、及び、特に揚げ物調理用容器の加熱装置は、比較的複雑な構成を有し、従って、それに応じて比較的脆弱であり、且つ、高価であることである。
【0005】
従って、本発明は、サーモスタット温度制御及び加熱器素子用の熱保護を保持しながら、単純な構造を有する、容器内の液体を加熱する加熱器素子を提供することを目的とする。
【0006】
本発明の装置は、この目的に対し、サーモスタットの温度センサは、支持体の熱接続部から距離がおかれて位置することを特徴とする。
【0007】
温度センサ及び熱カットアウトは、共通のハウジング内に設けられるので、単一のハウジングが、温度センサ及び熱カットアウトを収容するのに十分である。サーモスタット制御の温度センサは、ハウジングが加熱器素子に熱接続される熱接続部から距離が置かれて位置するので、温度センサは、動作時には、容器内の液体の温度を主に得る。従って、温度センサの温度は、加熱器素子の温度によって最小限の影響のみを受ける。加熱器素子の温度は、通常の動作時には、比較的狭い温度範囲内に留まる。
【0008】
本発明の特に有利な実施例は、従属項に記載する。
【0009】
本発明は、容器と加熱装置が互いに適合するよう設計される揚げ物調理用装置に有利に使用され得る。
【0010】
本発明の更なる面、効果、及び、構成に関する詳細は、実施例及び図面を参照しながら詳細に説明する。
【0011】
図1に示す実施例は、揚げ物調理用装置1と、揚げ物調理用装置1の加熱装置20に関する。
【0012】
揚げ物調理用装置1は、容器としてのパン10を含み、このパンの中には、図示する動作時には、パンのレベル11´まで一定量の揚げ物調理油が入れられる。加熱ユニット20は着脱可能で、加熱部30とハンドル40から大体構成される。ハンドル40の中には、加熱ユニット30への電流供給を制御する制御ユニット41が収容される。
【0013】
加熱部30は、ハンドル40によってパン10から外されるか、又は、パン10の中に配置されることが可能である。従って、パン10は、電気加熱ユニット20から容易に及び完全に離されることができる。これにより、パン10の洗浄が容易になり、パンを皿洗い機の中で洗浄することも可能となる。
【0014】
加熱部30には、管状の電気加熱器素子31(図2も参照)が設けられ、電気加熱器素子31の2つの管状部32は、図示する動作位置では、ハンドル40から水平方向に延在し、垂直部33に続き、次に、動作状態では、パン10の底10´に隣接して延在する水平部34に再び続く。管状の加熱器素子は、領域34において曲がりくねったループ路に沿う。加熱器素子31は、ハンドル40内に収容される制御ユニット41に接続され、制御ユニットによって、加熱器素子31は、オンオフに切替えられる。このような加熱器素子は実用において周知であり、電流を熱に変換する。
【0015】
支持体50は、加熱器素子31に沿って延在し、熱カットアウト60及び温度センサ65を支持する。この例では、支持体は、その中に熱カットアウト60及び温度センサ65が収容される管状のハウジング50として構成される。管状ハウジング50は、ハンドル40に接続され、加熱器素子31の水平部32と略平行である固定端51を有する。管状ハウジング50は、ハンドル40から一定距離にあり、加熱器素子31の垂直部33に隣接して、加熱器素子31の垂直部33と平行で垂直で下方向に延在する部分に続く。管状ハウジング50は、加熱器素子31と大部分において平行しているので、管状ハウジング50は、加熱器素子31によって少なくとも部分的に遮蔽されるので、管状ハウジング50は衝撃に対し保護される。更に、全体的に細い形状を有する浸漬型加熱器が得られるので、パン内で小さな空間のみを占有し、従って、揚げ物にされる食べ物に多くの空間を与えることができる。
【0016】
使用時には略水平であり、ハンドル40に続く加熱器素子31の水平部32から一定距離の場所において、管状ハウジング50は、動作時にはパン10内の油11のレベル11´より下にある加熱器素子31の部分33に熱接続する。十分な油があることは、熱伝導接続部53によって与えられる。
【0017】
ハウジング50の動作時に、下の位置にある端54は、加熱器素子31の水平部34と略同じ高さにある。図示する実施例では、管状ハウジング50の端54は、水平部34の平面より僅かに下にある。管状ハウジング50の端54は、この実施例では、液体が浸透しないよう閉じられている。その結果、熱カットアウト60及び温度センサ65は、パン内の液体油と直接接触することがない。これは、熱カットアウト60及び温度センサ65は、油又は水といった加熱される液体に対し耐性がある必要がなくなり、安価な電子温度センサを使用することが可能となる。この実施例における管状ハウジング50は、円形の切断面を有する。しかし、他の形状の切断面も可能である。円形以外の切断面は、油との接触表面面積が大きくなり、それにより、油とハウジング50間のより強力な熱伝達が得られるという利点を提供する。ハウジングは、管状以外の形状であってもよいが、管状設計は、製造が単純となり、ハウジングの密閉が保証されるという利点を提供し、同時にハウジング内のセンサ回路の導線の案内及び遮蔽が、管状設計では容易に得られる。ハウジング50は、例えば、アルミニウムといった熱伝導材料から製造される。
【0018】
熱カットアウト60は、管状ハウジング50内において接続部53と同じ高さに設けられ、所与の最大許容温度に到達すると接続され、回路を遮断することが可能である回路遮断器の形である。熱カットアウト60は、熱伝導によって管状ハウジング50に接続され、加熱器素子31からの熱が、接続部53と管状ハウジング50の壁を介し熱カットアウト60に伝達される。熱カットアウト60は、管状ハウジング50内を通される電気配線61によって制御ユニット41に接続される。動作状態では、ハウジング及び熱カットアウトの両方は、加熱されるべき油と熱的に伝導接触しているので、カットアウト及びハウジングは油によって冷却される。熱カットアウトは、油の冷却効果が無くなることによってパンの中の不十分な油のレベルに対し迅速に反応する。電気温度センサ65は、熱カットアウト60から距離が置かれて、管状ハウジング50の中に収容される。センサ65は、管状ハウジング50内を通り延在し、サーモスタット制御ユニット41に接続される配線66を有する回路に含まれる。温度センサ65は、管状ハウジング50と熱伝導接触しているので、センサ65は、パン10中の油の温度を得る。配線61及び66は、当該のセンサからハンドルまで、管状ハウジング50によって完全に囲まれるので、配線は、使用時の損害から良好に保護される。
【0019】
動作時には、一定量の油11がパン10の中に、例えば、レベル11´まで注入される。その後に、加熱ユニット20が、パン10の縁に置かれ、そこにクランプされる。加熱器素子31の水平部34は、油11のレベル11´より下となる。管状ハウジング50の端54も従って、油の中に浸漬される。次に、電流が加熱器素子31に、制御ユニット41の制御下で供給され、それにより、加熱器素子31が熱くなり、油11が加熱される。
【0020】
加熱時には、制御ユニット41は、温度センサ65から到来する測定信号を検出し、受信信号、及び、所定の温度に依存して、加熱器素子31に供給される電流を制御する。更に、熱カットアウト60によって感知される温度も検出される。熱カットアウト60は加熱器素子31と熱接触しているので、カットアウトは主に、加熱器素子31の温度を得る。カットアウトと同一のハウジング50内に位置するが、熱カットアウトからは距離が置かれる温度センサ65は、逆に、油11の温度を得る。従って、この理由により、温度センサが、加熱器素子31と同じ高さ又は僅かに高い位置に位置することが有利である。油から温度センサ65への熱伝達のために、温度センサが、その温度が測定されるべき油にしっかりと囲まれる管状ハウジング50の端54から離れたところではなく、ハウジング50の端54にあることがより有利である。
【0021】
例えば、パン中の油量が不十分であること、又は、加熱器素子31又は温度センサ65に欠陥があることによって、熱カットアウトによって検出される温度が高くなりすぎると、制御ユニット41が加熱器素子31をオフに切替える。従って、加熱装置の安全な動作が守られる。
【0022】
温度センサ65及び熱カットアウト60は、中空の管状ハウジング50内に位置するので、例えば、衝撃による損傷から良好に保護される。センサが油から遮蔽されるという事実は、比較的単純なセンサを使用することができることを意味する。特に、本発明では、安価な電気温度センサを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
揚げ物調理用装置及び本発明の装置の実施例を示す断面図である。
【図2】
図1の装置の一部を示す側面図である。
Claims (11)
- 容器内の液体を加熱する装置であって、
a)上記容器内に配置され、上記液体の中に浸漬されるよう設計される加熱器素子と、
b)上記容器内の上記液体の温度を測定するよう構成され、上記加熱器素子への電力供給をサーモスタット制御する制御ユニットに接続される温度センサと、
c)上記加熱器素子に熱伝導接触し、上記加熱器素子の所与の温度以上の加熱に反応して、上記加熱器素子への電力供給を遮断する熱カットアウトと、
d)動作状態では、上記容器の中の上記液体に浸漬される上記加熱器素子の一部に熱接続部によって熱接続される支持体とを含み、
上記温度センサは、上記支持体の上記熱接続部から距離が置かれて位置することを特徴とする装置。 - 上記支持体は、上記動作状態において上記液体に少なくとも部分的に浸漬される際に上記液体が浸透しないハウジングによって形成され、
上記温度センサ及び上記熱カットアウトは、上記ハウジングの中に配置される請求項1記載の装置。 - 上記ハウジングは管状であり、上記温度センサ及び上記熱カットアウトは、上記管状のハウジングの長手方向において互いに距離が置かれて位置する請求項2記載の装置。
- 上記ハウジング及び上記加熱器素子は、上記動作状態では略垂直であり、上記ハウジングの端の領域から上記液体に入るよう下方向に延在するよう設計される部分を有する浸漬型加熱器として構成される請求項2又は3記載の装置。
- 上記温度センサ及び上記熱カットアウトが一部を構成する回路の導線は、上記ハウジングを通され上記制御ユニットに接続される請求項4記載の装置。
- 上記加熱器素子は、主に水平方向に延在する水平部と、主に垂直方向に延在する垂直部とを有し、
上記ハウジングは、上記垂直部に略沿って延在する請求項4又は5記載の装置。 - 上記温度センサは、上記支持体の1つの端に位置する請求項1乃至6のうちいずれか一項記載の装置。
- 上記支持体と上記加熱器素子との間の上記熱接続部は、上記熱カットアウトの隣に位置する請求項1乃至7のうちいずれか一項記載の装置。
- 上記温度センサは、電気温度センサとして構成される請求項2乃至8のうちいずれか一項記載の装置。
- 請求項1乃至9のうちいずれか一項記載の加熱装置と、加熱されるべき液体を収容する容器とが設けられる揚げ物調理用装置。
- 上記加熱装置は、動作状態では、上記容器の縁の領域から、上記容器の底の付近にまで延在する請求項10記載の揚げ物調理用装置。
Applications Claiming Priority (2)
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