JP2577188B2 - ディスクブレーキ用のブレーキディスクを製作する方法 - Google Patents
ディスクブレーキ用のブレーキディスクを製作する方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は,特に道路走行車両,殊に実用車両に設けら
れているディスクブレーキ用のブレーキディスクを製作
する方法に関する。更に本発明は,本発明の思想によっ
て製作されたブレーキディスク並びに自動車のホイール
ボスにこのようなブレーキディスクを固定する特別な形
式を対象とする。
れているディスクブレーキ用のブレーキディスクを製作
する方法に関する。更に本発明は,本発明の思想によっ
て製作されたブレーキディスク並びに自動車のホイール
ボスにこのようなブレーキディスクを固定する特別な形
式を対象とする。
従来,道路走行実用車両のためのブレーキディスクは
一体であり,したがって,ディスウを鋳造し,次いでそ
のブレーキライニングとの接触面を平滑に転削すること
によって,簡単かつ安価に製作することができる。しか
しながら,このような公知のブレーキディスクの欠点
は,接触面が過度に磨滅することによって必要となる交
換のために,ホイールボスを完全に取り外さなければな
らず,このため時間がかかり,作業経費が相応して高価
になることである。更に,ホイールボスを取り外す場
合,その軸受けケーシングを開かなければならず,した
がって軸受けが汚損する危険が大きく,このため場合に
よっては軸受けをクリーニングし,新しい潤滑剤を充て
んしなければならず,これによってブレーキディスクの
交換のための保守経費が更に上昇する。
一体であり,したがって,ディスウを鋳造し,次いでそ
のブレーキライニングとの接触面を平滑に転削すること
によって,簡単かつ安価に製作することができる。しか
しながら,このような公知のブレーキディスクの欠点
は,接触面が過度に磨滅することによって必要となる交
換のために,ホイールボスを完全に取り外さなければな
らず,このため時間がかかり,作業経費が相応して高価
になることである。更に,ホイールボスを取り外す場
合,その軸受けケーシングを開かなければならず,した
がって軸受けが汚損する危険が大きく,このため場合に
よっては軸受けをクリーニングし,新しい潤滑剤を充て
んしなければならず,これによってブレーキディスクの
交換のための保守経費が更に上昇する。
レール走行車両においては,半円形の2つの部分から
成り,レール走行車両の車軸に組み付けるために互いに
結合固定されるブレーキディスクを使用することは既に
公知である。すなわちこのようなレール走行車両におい
ては,走行車輪は車軸に固く焼きばめされており,した
がって新しく取り付けられるブレーキディスクは一体で
ある必要はない。各車軸の最初の2つのブレーキディス
クだけがそれぞれ一体のディスクであって,焼きばねに
よって固定されており,これらのブレーキディスクは,
磨滅すると例えば切断円板によって車軸から取り外され
る。レール走行車両用の公知の2部分から成るブレーキ
ディスクの欠点は,製作費が高価なことである。すなわ
ち,まずブレーキディスクの両方の半部のそれぞれを別
個に製作し,次いで両方の突き合わせ面を,だぼによっ
て心合わせしながら,可及的に正確に突き合わせ,これ
によって両方の半部の突き合わせ箇所ができるだけ平滑
になるようにして,ブレーキライニングの過度の磨滅が
生じないようにする。
成り,レール走行車両の車軸に組み付けるために互いに
結合固定されるブレーキディスクを使用することは既に
公知である。すなわちこのようなレール走行車両におい
ては,走行車輪は車軸に固く焼きばめされており,した
がって新しく取り付けられるブレーキディスクは一体で
ある必要はない。各車軸の最初の2つのブレーキディス
クだけがそれぞれ一体のディスクであって,焼きばねに
よって固定されており,これらのブレーキディスクは,
磨滅すると例えば切断円板によって車軸から取り外され
る。レール走行車両用の公知の2部分から成るブレーキ
ディスクの欠点は,製作費が高価なことである。すなわ
ち,まずブレーキディスクの両方の半部のそれぞれを別
個に製作し,次いで両方の突き合わせ面を,だぼによっ
て心合わせしながら,可及的に正確に突き合わせ,これ
によって両方の半部の突き合わせ箇所ができるだけ平滑
になるようにして,ブレーキライニングの過度の磨滅が
生じないようにする。
しかしながら実験の示したところでは,レール走行車
両用の公知の2部分から成るブレーキディスクにおい
て,突き合わせ箇所においてどうしても生じる凹凸はな
お大きく,このようなブレーキディスクを道路走行車両
に使用すると,ブレーキライニング磨滅値が許容し得な
いほど大きくなる。更にこのようなブレーキディスクを
製作するのに必要な余分な費用は高価であり,ブレーキ
ディスクの交換の際の簡単にされた保守作業はこの高価
な費用を相殺することができない。
両用の公知の2部分から成るブレーキディスクにおい
て,突き合わせ箇所においてどうしても生じる凹凸はな
お大きく,このようなブレーキディスクを道路走行車両
に使用すると,ブレーキライニング磨滅値が許容し得な
いほど大きくなる。更にこのようなブレーキディスクを
製作するのに必要な余分な費用は高価であり,ブレーキ
ディスクの交換の際の簡単にされた保守作業はこの高価
な費用を相殺することができない。
本発明の課題は,製作費が安価であるにもかかわら
ず,ブレーキディスクを著しく簡単に交換することを可
能にし,ブレーキディスクが運転中ブレーキライニング
を大きく磨滅させることがないような,ブレーキディス
ク製作法を提供することである。
ず,ブレーキディスクを著しく簡単に交換することを可
能にし,ブレーキディスクが運転中ブレーキライニング
を大きく磨滅させることがないような,ブレーキディス
ク製作法を提供することである。
この課題は,請求項1に記載した方法段階によって解
決される。
決される。
したがって本発明によれば,従来の一体のブレーキデ
ィスクに,ブレーキディスクを2つの部分に分割する2
つの予定分離区域を設け,次いで各予定分離区域のとこ
ろでこの予定分離区域にまたがる固定装置を形成し,最
後にブレーキディスクを予定分離区域のところで2つの
半円形部分に破断するのである。この方法は極めて安価
に実施することができ,したがってブレーキディスクを
安価に製作することができ,従来のブレーキディスクよ
りも高価になることはない。ブレーキディスクを2部分
に分割することによって,磨滅したブレーキディスクを
新しいブレーキディスクと交換する作業が著しく簡単に
なり,ブレーキの保守作業を迅速かつ安価に実施するこ
とができる。
ィスクに,ブレーキディスクを2つの部分に分割する2
つの予定分離区域を設け,次いで各予定分離区域のとこ
ろでこの予定分離区域にまたがる固定装置を形成し,最
後にブレーキディスクを予定分離区域のところで2つの
半円形部分に破断するのである。この方法は極めて安価
に実施することができ,したがってブレーキディスクを
安価に製作することができ,従来のブレーキディスクよ
りも高価になることはない。ブレーキディスクを2部分
に分割することによって,磨滅したブレーキディスクを
新しいブレーキディスクと交換する作業が著しく簡単に
なり,ブレーキの保守作業を迅速かつ安価に実施するこ
とができる。
更に,ブレーキディスクの2つの部分が破断によって
形成されることによって,突き合わせの際に粒状の破断
組織が両方の部分をほとんど理想的に固定することを可
能にし,したがってリング状の接触面に継目が形成され
ず,ブレーキジョーのライニングは均一な表面に対して
摩擦運動を行い,大きく磨滅することはない。
形成されることによって,突き合わせの際に粒状の破断
組織が両方の部分をほとんど理想的に固定することを可
能にし,したがってリング状の接触面に継目が形成され
ず,ブレーキジョーのライニングは均一な表面に対して
摩擦運動を行い,大きく磨滅することはない。
請求項2によれば,各予定分離区域内に予定破断箇所
を,例えばブレーキディスクの鋳造の際の適当な材料除
去によって,形成する。これによってブレーキディスク
を2つの部分に極めて確実にかつ正確に破断することが
可能になる。
を,例えばブレーキディスクの鋳造の際の適当な材料除
去によって,形成する。これによってブレーキディスク
を2つの部分に極めて確実にかつ正確に破断することが
可能になる。
請求項3によれば,破断のためにブレーキディスクを
過冷することによって,破断作業が簡単になる。この場
合ぜい性が大きくなって,必要な力がわずかになり,場
合によっては破断組織の正確さを更に高めることができ
る。
過冷することによって,破断作業が簡単になる。この場
合ぜい性が大きくなって,必要な力がわずかになり,場
合によっては破断組織の正確さを更に高めることができ
る。
適当な固定装置は,請求項4によれば,例えば,ブレ
ーキディスクの直径法で向き合っていて,接線方向にか
つ予定分離区域に対して直角に延び,ねじ結合用の内ね
じ山を有している少なくとも2つの孔によって形成する
ことができる。
ーキディスクの直径法で向き合っていて,接線方向にか
つ予定分離区域に対して直角に延び,ねじ結合用の内ね
じ山を有している少なくとも2つの孔によって形成する
ことができる。
請求項5によれば,ほぼ同じ大きさの半リング円板形
の2つのブレーキディスク部分が形成されるように,両
方の予定分離区域をブレーキディスクの直径方向で向き
合わせて配置すると,極めて簡単である。このように予
定分離区域を対称的に配置すると,場合によっては本来
の破断過程を簡単に行うことができる。
の2つのブレーキディスク部分が形成されるように,両
方の予定分離区域をブレーキディスクの直径方向で向き
合わせて配置すると,極めて簡単である。このように予
定分離区域を対称的に配置すると,場合によっては本来
の破断過程を簡単に行うことができる。
しかしながら請求項6に記載したように,ほぼ同じ大
きさの2つのブレーキディスク部分が形成されるよう
に,両方の予定分離区域を互いに平行にずらせて配置
し,両方の部分の接触面における突き合わせ縁が直径線
の方向に延びていないようにするのが,有利である。す
なわち,予定分離区域つまり破断面を互いにずらすこと
によって,遠心力の大部分が破断箇所の凹凸つまり破断
組織によって受け止められるように,個々のブレーキデ
ィスク部分の重心点が破断面に作用することになる。こ
の効果によって,殊にねじによって形成されている固定
装置が遠心力による負荷を相応して軽減される。したが
って,このねじを場合によっては小さな寸法にすること
ができ,製作費が相応して安価になる。
きさの2つのブレーキディスク部分が形成されるよう
に,両方の予定分離区域を互いに平行にずらせて配置
し,両方の部分の接触面における突き合わせ縁が直径線
の方向に延びていないようにするのが,有利である。す
なわち,予定分離区域つまり破断面を互いにずらすこと
によって,遠心力の大部分が破断箇所の凹凸つまり破断
組織によって受け止められるように,個々のブレーキデ
ィスク部分の重心点が破断面に作用することになる。こ
の効果によって,殊にねじによって形成されている固定
装置が遠心力による負荷を相応して軽減される。したが
って,このねじを場合によっては小さな寸法にすること
ができ,製作費が相応して安価になる。
本発明によるブレーキディスクが,ホイールボスにフ
ランジ結合するためのフランジ結合リングを有している
場合には,請求項8のように,フランジ結合リングに,
予定分離区域が始まる箇所からフランジ結合リングの内
縁まで,切り欠き部を形成するのが有利である。これに
よってブレーキディスクの破断が場合によっては著しく
簡単になる。それはフランジ結合リングはたいていはボ
ス形の接続片を会してブレーキディスクの接触面と結合
されているからである。
ランジ結合するためのフランジ結合リングを有している
場合には,請求項8のように,フランジ結合リングに,
予定分離区域が始まる箇所からフランジ結合リングの内
縁まで,切り欠き部を形成するのが有利である。これに
よってブレーキディスクの破断が場合によっては著しく
簡単になる。それはフランジ結合リングはたいていはボ
ス形の接続片を会してブレーキディスクの接触面と結合
されているからである。
本発明の別の重要な観点によれば,前述の方法によっ
て製作されたブレーキディスクに対し,しかしこのよう
なブレーキディスクだけではなしに,場合によっては従
来の「一体の」ブレーキディスクに対し,車両のホイー
ルボスに対する特に効果的な固定形式が提供される。す
なわち,ブレーキディスクをホイールボスに固定する場
合の重要な問題点は,制動の際に生ずるブレーキモーメ
ントが大体において摩擦力によってホイールボスに伝達
されることである。この摩擦力を常に充分に大きくする
ためには,相応して大きな寸法のねじを使用するか,あ
るいは多数の小さなねじを使用することが必要である。
これによって,一面では重量の問題が生じ,かつ地面で
は組み立ての際のスペースの問題が生じる。更に,多数
のねじを使用する場合には,所定時間が長くなるので,
組み立て経費が増大する。
て製作されたブレーキディスクに対し,しかしこのよう
なブレーキディスクだけではなしに,場合によっては従
来の「一体の」ブレーキディスクに対し,車両のホイー
ルボスに対する特に効果的な固定形式が提供される。す
なわち,ブレーキディスクをホイールボスに固定する場
合の重要な問題点は,制動の際に生ずるブレーキモーメ
ントが大体において摩擦力によってホイールボスに伝達
されることである。この摩擦力を常に充分に大きくする
ためには,相応して大きな寸法のねじを使用するか,あ
るいは多数の小さなねじを使用することが必要である。
これによって,一面では重量の問題が生じ,かつ地面で
は組み立ての際のスペースの問題が生じる。更に,多数
のねじを使用する場合には,所定時間が長くなるので,
組み立て経費が増大する。
これらの欠点を除去するために,本発明は請求項15の
ように,フランジ結合リングに,係合結合要素を形成
し,この係合結合要素が,ホイールボスの固定面と係合
するようにすることを提案する。これによって,制動の
際に生ずるブレーキモーメントが大体において係合結合
部を介してホイールボスに伝達される。したがって,ね
じの寸法を相応して小さくすることができ,あるいはね
じの数をわずかにすることができ,このことは重量の点
で何の影響もない係合結合部によって,重量の軽減及び
(又は)組み立て費の減少をもたらす。
ように,フランジ結合リングに,係合結合要素を形成
し,この係合結合要素が,ホイールボスの固定面と係合
するようにすることを提案する。これによって,制動の
際に生ずるブレーキモーメントが大体において係合結合
部を介してホイールボスに伝達される。したがって,ね
じの寸法を相応して小さくすることができ,あるいはね
じの数をわずかにすることができ,このことは重量の点
で何の影響もない係合結合部によって,重量の軽減及び
(又は)組み立て費の減少をもたらす。
本発明による係合結合要素の特に有利な実施例では,
請求項16に記載したように,ほぼ半径方向に延びる歯列
がフランジ結合リングに形成されており,この歯列はホ
イールボスの固定面の対応歯列と係合する。このような
歯列はもっぱら半径方向に延びる歯によって形成するこ
とができ,いわゆるヒルト(Hirt:人名)の歯列とする
ことができる。
請求項16に記載したように,ほぼ半径方向に延びる歯列
がフランジ結合リングに形成されており,この歯列はホ
イールボスの固定面の対応歯列と係合する。このような
歯列はもっぱら半径方向に延びる歯によって形成するこ
とができ,いわゆるヒルト(Hirt:人名)の歯列とする
ことができる。
しかしながらこのようなヒルトの歯列の代わりに,特
に請求項17に記載したように,歯列がフランジ結合リン
グの円周に沿って均一に分配された複数の歯列範囲から
成っている場合に,請求項18に記載したように,各歯列
範囲の歯が互いに平行に延びているようにすることが可
能である。このことは場合によっては製作技術的に有利
なことがある。
に請求項17に記載したように,歯列がフランジ結合リン
グの円周に沿って均一に分配された複数の歯列範囲から
成っている場合に,請求項18に記載したように,各歯列
範囲の歯が互いに平行に延びているようにすることが可
能である。このことは場合によっては製作技術的に有利
なことがある。
リムの固定に役立つホイールディスクがホイールボス
の外方の端面に取り外し可能に固定されているようなホ
イールボスに,このような係合結合部を固定する場合に
は,請求項19に記載したように,ブレーキディスクがホ
イールディスクとホイールオスの外方の端面との間に固
定可能であるように,ブレーキディスクのフランジ結合
リングが構成されているようにすると,ブレーキディス
クが特に効果的に配置されている。このような配置は,
なかんずく,分割されていないブレーキディスクでも,
ホイール軸受け若しくはホイールボスを取り外すことな
しに,交換することができるという利点を有している。
更に,ホイールボスに力が特に有利に導入される。更に
この場合,請求項20に記載したように,歯列がフランジ
結合リングの外面に形成されていて,ホイールディスク
の内側のリング面に鏡像対称的に形成されている対応歯
列と係合しているようにすると,有利である。
の外方の端面に取り外し可能に固定されているようなホ
イールボスに,このような係合結合部を固定する場合に
は,請求項19に記載したように,ブレーキディスクがホ
イールディスクとホイールオスの外方の端面との間に固
定可能であるように,ブレーキディスクのフランジ結合
リングが構成されているようにすると,ブレーキディス
クが特に効果的に配置されている。このような配置は,
なかんずく,分割されていないブレーキディスクでも,
ホイール軸受け若しくはホイールボスを取り外すことな
しに,交換することができるという利点を有している。
更に,ホイールボスに力が特に有利に導入される。更に
この場合,請求項20に記載したように,歯列がフランジ
結合リングの外面に形成されていて,ホイールディスク
の内側のリング面に鏡像対称的に形成されている対応歯
列と係合しているようにすると,有利である。
これに対し,リムの固定に役立つホイールディスクが
ホイールボスの外方の端面を形成しているようなホイー
ルボスにブレーキディスクを固定する場合には,請求項
21に記載したように,ブレーキディスクが歯列を介して
ホイールディスクの内側のリング面に固定可能であるよ
うに,ブレーキディスクのフランジ結合リングが構成さ
れているようにすると,有利である。この場合,ブレー
キディスクのフランジ結合リングとホイールディスウの
内側のリング面との間に中期リングが配置されている
と,特に有利であり,この場合互いにかみ合う歯列を,
ブレーキディスクのフランジ結合リングと中間リングと
の間に設けておく。中間リングはだぼを介してホイール
ディスクの内側のリング面と結合される。
ホイールボスの外方の端面を形成しているようなホイー
ルボスにブレーキディスクを固定する場合には,請求項
21に記載したように,ブレーキディスクが歯列を介して
ホイールディスクの内側のリング面に固定可能であるよ
うに,ブレーキディスクのフランジ結合リングが構成さ
れているようにすると,有利である。この場合,ブレー
キディスクのフランジ結合リングとホイールディスウの
内側のリング面との間に中期リングが配置されている
と,特に有利であり,この場合互いにかみ合う歯列を,
ブレーキディスクのフランジ結合リングと中間リングと
の間に設けておく。中間リングはだぼを介してホイール
ディスクの内側のリング面と結合される。
以下においては,図面に示した実施例に基づいて本発
明を詳細に説明する。
明を詳細に説明する。
図1はブレーキディスクの概略的構造を示した平面図
である。
である。
図2は図1に示したブレーキディスクの半径方断面図
である。
である。
図3及び図4はそれぞれブレーキディスクの別の実施
例の概略的構造を示した平面図である。
例の概略的構造を示した平面図である。
図5は特に右側に概略的に示したホイールボスに固定
するためのブレーキディスクの実施例を示した図であ
る。
するためのブレーキディスクの実施例を示した図であ
る。
図6は特に別の形式のボスに固定するためのブレーキ
ディスクの別の実施例に示した図である。
ディスクの別の実施例に示した図である。
図1において,本発明によるブレーキディスクは最初
は一体の部分1によって形成されている。このブレーキ
ディスク1には周知の形式でホイールボスを収容するた
めの中央の穴5が形成されており,この穴5の外側に
は,ブレーキディスク1をボスに固定するための内ねじ
山を有する多数の縦孔10が形成されている。穴5の外周
部はフランジ結合リング9として構成されており,この
フランジ結合リングはブレーキディスク1を,図2に概
略的に示したボスに固定するために役立つ。しかしなが
ら,図5及び図6の横断面図から分かるように,フラン
ジ結合リング9は管状又はボス状の中間片によって,ブ
レーキディスクの接触面と結合しておくこともできる。
は一体の部分1によって形成されている。このブレーキ
ディスク1には周知の形式でホイールボスを収容するた
めの中央の穴5が形成されており,この穴5の外側に
は,ブレーキディスク1をボスに固定するための内ねじ
山を有する多数の縦孔10が形成されている。穴5の外周
部はフランジ結合リング9として構成されており,この
フランジ結合リングはブレーキディスク1を,図2に概
略的に示したボスに固定するために役立つ。しかしなが
ら,図5及び図6の横断面図から分かるように,フラン
ジ結合リング9は管状又はボス状の中間片によって,ブ
レーキディスクの接触面と結合しておくこともできる。
ブレーキディスク1の外周区域には,両方の面に,例
えば転削によってリング形の面が形成されており,これ
らの面は,場合によっては付加的に磨かれて,接触面を
形成している。この接触面には,図示していないブレー
キサドルが図5に略示した締め付け装置によってブレー
キライニングを圧着する。
えば転削によってリング形の面が形成されており,これ
らの面は,場合によっては付加的に磨かれて,接触面を
形成している。この接触面には,図示していないブレー
キサドルが図5に略示した締め付け装置によってブレー
キライニングを圧着する。
この段階までは,本発明によるブレーキディスク1は
従来の道路走行実用車両に使用されているブレーキディ
スクと同じである。
従来の道路走行実用車両に使用されているブレーキディ
スクと同じである。
本発明によれば,このようにして形成されたブレーキ
ディスク1に,図1に示した第1実施例によれば,半径
方向に延びてブレーキディスク1を2つのほぼ半円形の
部分又は半部1a及び1bに分割する予定分離区域31及び32
が設けられる。これらの予定分離区域内には,場合によ
っては,例えばブレーキディスク1の鋳造の際の適当な
材料除去によって,あるいは後から溝を形成することに
よって,予定破断箇所が形成される。更に,ブレーキデ
ィスク1の直径方向で向き合う2つの円周範囲には,接
線方向にかつ予定分離区域に対して直角に延びる2つの
孔21若しくは22が形成されており,これらの孔はそれぞ
れ分離区域にまたがっている。この場合,図1において
右側のブレーキディスク1の部分1aは下方の孔内に内ね
じ山を形成されており,これに対し左側の部分1bは上方
の孔内に内ねじ山を形成されている。したがって,ブレ
ーキディスク1の両方の部分1a及び1bを,単に概略的に
示したねじによって,不釣合なしに,互いに結合するこ
とができる。もちろん,場合によってはこのような形式
の別のねじ結合機構を設けることも可能である。
ディスク1に,図1に示した第1実施例によれば,半径
方向に延びてブレーキディスク1を2つのほぼ半円形の
部分又は半部1a及び1bに分割する予定分離区域31及び32
が設けられる。これらの予定分離区域内には,場合によ
っては,例えばブレーキディスク1の鋳造の際の適当な
材料除去によって,あるいは後から溝を形成することに
よって,予定破断箇所が形成される。更に,ブレーキデ
ィスク1の直径方向で向き合う2つの円周範囲には,接
線方向にかつ予定分離区域に対して直角に延びる2つの
孔21若しくは22が形成されており,これらの孔はそれぞ
れ分離区域にまたがっている。この場合,図1において
右側のブレーキディスク1の部分1aは下方の孔内に内ね
じ山を形成されており,これに対し左側の部分1bは上方
の孔内に内ねじ山を形成されている。したがって,ブレ
ーキディスク1の両方の部分1a及び1bを,単に概略的に
示したねじによって,不釣合なしに,互いに結合するこ
とができる。もちろん,場合によってはこのような形式
の別のねじ結合機構を設けることも可能である。
予定分離区域31及び32並びに固定装置21及び22が形成
された後に,ブレーキディスク1は予定分離区域31及び
32に沿って,2つの半円形の部分1a及び1bに破断される。
ブレーキディスク1の破断は前述の予定破断箇所によっ
て容易にされ,ブレーキディスク1を付加的に過冷する
と,ブレーキディスク1の破断の際になお良好な結果が
得られる。特にこれによって,突き合わせ箇所のところ
の粒子組織が最善の状態にされ,突き合わせ面が申し分
なく互いに適合せしめられる。
された後に,ブレーキディスク1は予定分離区域31及び
32に沿って,2つの半円形の部分1a及び1bに破断される。
ブレーキディスク1の破断は前述の予定破断箇所によっ
て容易にされ,ブレーキディスク1を付加的に過冷する
と,ブレーキディスク1の破断の際になお良好な結果が
得られる。特にこれによって,突き合わせ箇所のところ
の粒子組織が最善の状態にされ,突き合わせ面が申し分
なく互いに適合せしめられる。
特にブレーキ接触面の磨きあるいはまたホイールボス
に固定するための縦孔10の形成のようなブレーキディス
ク1の最終仕上げは,ブレーキディスク1の破断の前又
は後に行うことができる。
に固定するための縦孔10の形成のようなブレーキディス
ク1の最終仕上げは,ブレーキディスク1の破断の前又
は後に行うことができる。
図2の半径方向断面図から分かるように,ブレーキデ
ィスク1は内部冷却されるブレーキディスクとして構成
することができ,この場合周知のように,通気孔6が形
成される。このような通気孔を形成する場合でも,ねじ
結合機構の孔21及び22を問題なく形成することができ
る。
ィスク1は内部冷却されるブレーキディスクとして構成
することができ,この場合周知のように,通気孔6が形
成される。このような通気孔を形成する場合でも,ねじ
結合機構の孔21及び22を問題なく形成することができ
る。
更に,図1若しくは図3及び図4の平面図から分かる
ように,フランジ結合リング9は,予定分離区域が始ま
る箇所81からフランジ結合リング9の内縁にまで,切り
欠き部8を形成されている。このような切り欠き部はブ
レーキディスクの破断を場合によって著しく簡単にする
ことができる。それは,フランジ結合リング9は,図5
及び図6に示すように,たいていはボス形の接続片を介
してブレーキディスクの接触面と結合されているからで
ある。
ように,フランジ結合リング9は,予定分離区域が始ま
る箇所81からフランジ結合リング9の内縁にまで,切り
欠き部8を形成されている。このような切り欠き部はブ
レーキディスクの破断を場合によって著しく簡単にする
ことができる。それは,フランジ結合リング9は,図5
及び図6に示すように,たいていはボス形の接続片を介
してブレーキディスクの接触面と結合されているからで
ある。
以下においては,図1に示したブレーキディスクとか
なり類似したブレーキディスク1を平面図で示す図3を
参照しながら,本発明による製作法の変化形を詳細に説
明する。図3に示すように,製作法のこの変化形は,両
方の予定分離区域31及び32がブレーキディスク1の直径
線上にはなく,直径方向で向き合っておらず,互いに平
行にずらされている点で,図1の製作法と異なってい
る。したがって予定分離区域31はブレーキディスクの直
径線Dに対して平行に,間隔Vだけずらされて,配置さ
れており,同じようにして予定分離区域32は直径線Dに
対して平行に間隔Vだけずらされて配置されている。こ
れによって,両方の予定分離区域31及び32は互いに2Vだ
けずらされている。この結果形成される2つのブレーキ
ディスク部分1a及び1bは,ほぼ同じ大きさであるけれど
も,その予定分離区域は,図3の平面図から直ちに分か
るように,ブレーキディスク1の直径線D上にない。
なり類似したブレーキディスク1を平面図で示す図3を
参照しながら,本発明による製作法の変化形を詳細に説
明する。図3に示すように,製作法のこの変化形は,両
方の予定分離区域31及び32がブレーキディスク1の直径
線上にはなく,直径方向で向き合っておらず,互いに平
行にずらされている点で,図1の製作法と異なってい
る。したがって予定分離区域31はブレーキディスクの直
径線Dに対して平行に,間隔Vだけずらされて,配置さ
れており,同じようにして予定分離区域32は直径線Dに
対して平行に間隔Vだけずらされて配置されている。こ
れによって,両方の予定分離区域31及び32は互いに2Vだ
けずらされている。この結果形成される2つのブレーキ
ディスク部分1a及び1bは,ほぼ同じ大きさであるけれど
も,その予定分離区域は,図3の平面図から直ちに分か
るように,ブレーキディスク1の直径線D上にない。
両方の予定分離区域31及び32がこのようにずれている
ことによって,個々のブレーキディスク部分1a若しくは
1bは,遠心力の大部分が破断面の破断組織の凹凸によっ
て受け止められるように,破断面に作用することにな
る。この効果によって,固定装置21若しくは22の単に概
略的に示したねじが遠心力の負荷を著しく軽減せしめら
れる。これによって固定装置21及び22若しくはそのねじ
を相応して小さな寸法に構成することが可能である。し
たがってこの手段は製作費を安価にし,更にねじ結合機
構のために必要な取り付けスペースがわずかになる。
ことによって,個々のブレーキディスク部分1a若しくは
1bは,遠心力の大部分が破断面の破断組織の凹凸によっ
て受け止められるように,破断面に作用することにな
る。この効果によって,固定装置21若しくは22の単に概
略的に示したねじが遠心力の負荷を著しく軽減せしめら
れる。これによって固定装置21及び22若しくはそのねじ
を相応して小さな寸法に構成することが可能である。し
たがってこの手段は製作費を安価にし,更にねじ結合機
構のために必要な取り付けスペースがわずかになる。
図1に関連して説明した製作法におけるように,この
変化形においても,フランジ結合リング9に2つの切り
欠き部8が形成されており,これらの切り欠き部は,予
定分離区域31若しくは32がフランジ結合リング9に達し
ているところから,フランジ結合リング9の内縁にま
で,ほぼ半径方向に延びている。既に述べたように,こ
の手段によって,ブレーキディスク1の,接触面を保持
している外方の範囲を破断するだけで充分である。した
がって,本発明によるブレーキディスク1の製作が相応
して簡単になる。
変化形においても,フランジ結合リング9に2つの切り
欠き部8が形成されており,これらの切り欠き部は,予
定分離区域31若しくは32がフランジ結合リング9に達し
ているところから,フランジ結合リング9の内縁にま
で,ほぼ半径方向に延びている。既に述べたように,こ
の手段によって,ブレーキディスク1の,接触面を保持
している外方の範囲を破断するだけで充分である。した
がって,本発明によるブレーキディスク1の製作が相応
して簡単になる。
図4は図3の製作法を変化させた製作法を示し,この
場合両方の固定装置21及び22は既に述べた実施例におけ
るように直径線Dに関して対称的ではなく,予定分離区
域31若しくは32に関してほぼ対称的に配置されている。
この手段によって,ねじ結合機構を若しくは短く構成す
ることが可能であり,ブレーキディスク1の全重量を軽
くすることができる。更に,ねじの費用が相応して安価
になる。
場合両方の固定装置21及び22は既に述べた実施例におけ
るように直径線Dに関して対称的ではなく,予定分離区
域31若しくは32に関してほぼ対称的に配置されている。
この手段によって,ねじ結合機構を若しくは短く構成す
ることが可能であり,ブレーキディスク1の全重量を軽
くすることができる。更に,ねじの費用が相応して安価
になる。
図4の実施例では,本発明の別の重要な特徴が示され
ている。すなわちこのブレーキディスクの場合,フラン
ジ結合リング9に歯列20の形の係合結合要素が設けられ
ている。これに対応するボスの固定面には相応して鏡対
称的に構成された歯列が設けられており,したがってブ
レーキディスク1は,フランジ結合された状態におい
て,この対応歯列とかみ合う。この手段によって,ブレ
ーキモーメントが従来のように摩擦力によってではなし
に,大体においては係合力によって伝達される。したが
ってこの手段は,ボスにブレーキディスクを固定するね
じの数を著しく減少させるか,あるいはわずかな直径の
ねじを使用することを可能にする。これによって重量が
軽減され,費用が安価になるだけでなしに,ブレーキデ
ィスクの組み立てが簡単になり,あるいは取り付けスペ
ースが狭い場合でも,充分にトルクを伝達するフランジ
結合が可能になる。
ている。すなわちこのブレーキディスクの場合,フラン
ジ結合リング9に歯列20の形の係合結合要素が設けられ
ている。これに対応するボスの固定面には相応して鏡対
称的に構成された歯列が設けられており,したがってブ
レーキディスク1は,フランジ結合された状態におい
て,この対応歯列とかみ合う。この手段によって,ブレ
ーキモーメントが従来のように摩擦力によってではなし
に,大体においては係合力によって伝達される。したが
ってこの手段は,ボスにブレーキディスクを固定するね
じの数を著しく減少させるか,あるいはわずかな直径の
ねじを使用することを可能にする。これによって重量が
軽減され,費用が安価になるだけでなしに,ブレーキデ
ィスクの組み立てが簡単になり,あるいは取り付けスペ
ースが狭い場合でも,充分にトルクを伝達するフランジ
結合が可能になる。
図4に示した歯列20は一様にフランジ結合リング9に
分配された歯から成り,これらの歯はすべて半径方向に
延びていて,いわゆるヒルトの歯列を形成している。も
ちろん,このような歯列は,図1及び図3に示したブレ
ーキディスクにおいても,伝達可能なブレーキモーメン
トを大きくするために設けることができる。更にこのよ
うな歯列は,分割されていないブレーキディスクにおい
ても設けることが可能である。
分配された歯から成り,これらの歯はすべて半径方向に
延びていて,いわゆるヒルトの歯列を形成している。も
ちろん,このような歯列は,図1及び図3に示したブレ
ーキディスクにおいても,伝達可能なブレーキモーメン
トを大きくするために設けることができる。更にこのよ
うな歯列は,分割されていないブレーキディスクにおい
ても設けることが可能である。
図5及び図6に示したブレーキディスク1において
は,本発明による歯列の別の実施例が示されており,こ
の場合歯列20はフランジ結合リング9の円周に沿って均
一に分配された多数の歯列範囲から成っており,これら
の歯列範囲は殊にフランジ結合リング9の縦孔10の範囲
に配置されている。図4に示したヒルトの歯列に対する
別の相違点は,各歯列範囲の歯が互いに平行に延びてい
ることである。このような形式の歯列は場合によっては
製作技術上有利である。本発明によるこの形式の歯列20
も,分割していないブレーキディスクのフランジ結合の
ために使用することができる。しかしながら,本発明に
よる破断されたブレーキディスクにおいてこそ歯列20の
利点が達成される。
は,本発明による歯列の別の実施例が示されており,こ
の場合歯列20はフランジ結合リング9の円周に沿って均
一に分配された多数の歯列範囲から成っており,これら
の歯列範囲は殊にフランジ結合リング9の縦孔10の範囲
に配置されている。図4に示したヒルトの歯列に対する
別の相違点は,各歯列範囲の歯が互いに平行に延びてい
ることである。このような形式の歯列は場合によっては
製作技術上有利である。本発明によるこの形式の歯列20
も,分割していないブレーキディスクのフランジ結合の
ために使用することができる。しかしながら,本発明に
よる破断されたブレーキディスクにおいてこそ歯列20の
利点が達成される。
図5及び図6によって,本発明によるブレーキディス
クを固定する特に有利なかつ効果的な2つの可能性が示
されている。図5に示したホイールボスにおいては,リ
ムFの固定に役立つホイールディスクSがボスの外側の
端面22に取り外し可能に固定可能である。これに対し図
6に示した従来構造のホイールボスにおいては,リムF
の固定に役立つホイールディスクSはホイールボスの外
方の端面を形成している。したがって,図5に示したボ
スと異なって,図6に示した実施例のボスの場合には,
本発明の技術思想によって破断されたブレーキディスク
が使用される場合にだけ,ボス若しくはホイール軸受け
を取り外すことなしにブレーキディスク1を交換するこ
とができる。
クを固定する特に有利なかつ効果的な2つの可能性が示
されている。図5に示したホイールボスにおいては,リ
ムFの固定に役立つホイールディスクSがボスの外側の
端面22に取り外し可能に固定可能である。これに対し図
6に示した従来構造のホイールボスにおいては,リムF
の固定に役立つホイールディスクSはホイールボスの外
方の端面を形成している。したがって,図5に示したボ
スと異なって,図6に示した実施例のボスの場合には,
本発明の技術思想によって破断されたブレーキディスク
が使用される場合にだけ,ボス若しくはホイール軸受け
を取り外すことなしにブレーキディスク1を交換するこ
とができる。
図5において,右側にホイールボスの原理的構造が概
略的断面図で示されている。このホイールボスは,ねじ
30によって取り外し可能に固定されているホイールディ
スクSを保持しており,このホイールディスクにリムF
がねじによって固定されている。リムFの内部でブレー
キディスク1の接触面が回転し,ブレーキを操作する
と,締め付け装置Zが2つのブレーキシューBをブレー
キディスク1の各接触面に圧着し,これによって相応す
るブレーキモーメントが生ぜしめられる。本発明によれ
ば,ブレーキディスク1がホイールディスクSとボスの
外方の端面22との間に固定可能であるように,ブレーキ
ディスク1のフランジ結合リング9が構成されいてい
る。これによってなかんずく,ねじ30がホイールディス
クSと同時にブレーキディスク1を固定するために使用
可能である。更に,ボスの構造が特にコンパクトにな
る。この実施例においては,歯列20はフランジ結合リン
グ9の外面に構成されていて,ホイールディスクSの内
方のリング面21に鏡対称的に構成されている対応歯列と
係合する。この手段によって,ブレーキディスク1のブ
レーキモーメントが特に効果的にリムFひいてはタイヤ
に伝達される。
略的断面図で示されている。このホイールボスは,ねじ
30によって取り外し可能に固定されているホイールディ
スクSを保持しており,このホイールディスクにリムF
がねじによって固定されている。リムFの内部でブレー
キディスク1の接触面が回転し,ブレーキを操作する
と,締め付け装置Zが2つのブレーキシューBをブレー
キディスク1の各接触面に圧着し,これによって相応す
るブレーキモーメントが生ぜしめられる。本発明によれ
ば,ブレーキディスク1がホイールディスクSとボスの
外方の端面22との間に固定可能であるように,ブレーキ
ディスク1のフランジ結合リング9が構成されいてい
る。これによってなかんずく,ねじ30がホイールディス
クSと同時にブレーキディスク1を固定するために使用
可能である。更に,ボスの構造が特にコンパクトにな
る。この実施例においては,歯列20はフランジ結合リン
グ9の外面に構成されていて,ホイールディスクSの内
方のリング面21に鏡対称的に構成されている対応歯列と
係合する。この手段によって,ブレーキディスク1のブ
レーキモーメントが特に効果的にリムFひいてはタイヤ
に伝達される。
図6に示した従来のボスにおいては,ブレーキディス
ク1のフランジ結合リング9は,右側の断面図から分か
るように,ブレーキディスク1がその歯列20を介してホ
イールディスクSの内方のリング面25に固定可能である
ように,形成されている。ホイールディスクのこの内方
のリング面25には,相応する対応歯列を形成することが
製作技術上困難であるので,本発明によれば中間リング
24が設けられており,この中間リングの,フランジ結合
リング9に向いた面に必要な対応歯列が形成されてい
る。ブレーキモーメントを中間リング24からホイールデ
ィスクSの内方のリング面25に伝達するために,図6に
示していないだぼが使用されている。したがって申し分
のないブレーキモーメントの伝達が行われる。更に,こ
の本発明によるブレーキディスク固定形式は,特定の孔
ピッチ円直径に拘束されることがなく,ホイール力自体
はボスを介して伝達され,したがってねじ結合機構を著
しく小さくすることができるという利点を有している。
ク1のフランジ結合リング9は,右側の断面図から分か
るように,ブレーキディスク1がその歯列20を介してホ
イールディスクSの内方のリング面25に固定可能である
ように,形成されている。ホイールディスクのこの内方
のリング面25には,相応する対応歯列を形成することが
製作技術上困難であるので,本発明によれば中間リング
24が設けられており,この中間リングの,フランジ結合
リング9に向いた面に必要な対応歯列が形成されてい
る。ブレーキモーメントを中間リング24からホイールデ
ィスクSの内方のリング面25に伝達するために,図6に
示していないだぼが使用されている。したがって申し分
のないブレーキモーメントの伝達が行われる。更に,こ
の本発明によるブレーキディスク固定形式は,特定の孔
ピッチ円直径に拘束されることがなく,ホイール力自体
はボスを介して伝達され,したがってねじ結合機構を著
しく小さくすることができるという利点を有している。
図5及び図6に基づいて説明したブレーキディスク組
み立て形式は,従来の,有利には本発明による歯列を備
えている分割されていないブレーキディスクにも適用す
ることができる。
み立て形式は,従来の,有利には本発明による歯列を備
えている分割されていないブレーキディスクにも適用す
ることができる。
本発明の,詳細に説明していない更に別の利点及び作
用については,図面に開示されていることから明らかで
ある。
用については,図面に開示されていることから明らかで
ある。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−143865(JP,A) 特開 昭53−72968(JP,A) 特開 昭63−93488(JP,A) 特開 昭55−51135(JP,A) 実開 平4−5535(JP,U)
Claims (24)
- 【請求項1】リング円板形の一体のブレーキディスク
(1)に,ブレーキディスク(1)を2つの部分(1a・
1b)に分ける2つの予定分離区域(31・32)を設け,各
予定分離区域(31・32)のところでこの予定分離区域に
またがる固定装置(21・22)を形成し,ブレーキディス
ク(1)を予定分離区域(31・32)のところで2つの部
分(1a・1b)に破断することを特徴とする,ディスクブ
レーキ用のブレーキディスク(1)を製作する方法。 - 【請求項2】各予定分離区域(31・32)内に予定破断箇
所を形成することを特徴とする,請求項1記載の方法。 - 【請求項3】ブレーキディスク(1)を過冷状態で破断
することを特徴とする,請求項1又は2記載の方法。 - 【請求項4】各固定装置(21・22)を,予定分離区域
(31・32)に対して直角に延び,ねじ結合用の内ねじ山
を有している少なくとも1つの孔によって形成し,各固
定装置が他方の固定装置に対してブレーキディスクの直
径方向で向き合っていてブレーキディスクの接線方向に
延びているようにすることを特徴とする,請求項1から
3までのいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項5】ほぼ同じ大きさの半リング円板形の2つの
ブレーキディスク部分(1a・1b)が形成されるように,
両方の予定分離区域(31・32)をブレーキディスクの直
径方向で向き合わせて配置することを特徴とする,請求
項1から4までのいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項6】ほぼ同じ大きさのブレーキディスク部分
(1a・1b)が形成されるように,両方の予定分離区域
(31・32)を互いに平行にずらせて配置することを特徴
とする,請求項1から4までのいずれか1項に記載の方
法。 - 【請求項7】ブレーキディスク(1)の中央範囲に,ブ
レーキディスク(1)をホイールボスにフランジ結合す
るためのフランジ結合リング(9)を形成することを特
徴とする,請求項1から6までのいずれか1項に記載の
方法。 - 【請求項8】フランジ結合リング(9)に,予定分離区
域(31・32)が始まる箇所からフランジ結合リング
(9)の内縁にまで,切り欠き部(8)を形成すること
を特徴とする,請求項7記載の方法。 - 【請求項9】ブレーキディスク(1)がほぼ半リング円
板形の2つの部分(1a・1b)から構成されており,これ
らの部分は,2つの固定装置(2)によって互いに突き合
わせて固定可能であり,その際ブレーキディスクの2つ
の部分(1a・1b)は,一体に製作されたブレーキディス
クを2つの予定分離区域(31・32)に沿って破断するこ
とによって形成されていることを特徴とする,ディスク
ブレーキ用のブレーキディスク。 - 【請求項10】各固定装置(21・22)が,予定分離区域
(31・32)に対して直角に延び,ねじ結合用の内ねじ山
を有している少なくとも1つの孔を有しており,かつ他
方の固定装置(21・22)に対してブレーキディスクの直
径方向で向き合っていて,ブレーキディスクの接線方向
に延びていることを特徴とする,請求項9記載のブレー
キディスク。 - 【請求項11】2つのブレーキディスク部分(1a・1b)
がほぼ同じ大きさの半リング円板形になるように,両方
の予定分離区域(31・32)がブレーキディスクの直径方
向で向き合って配置されていることを特徴とする,請求
項9又は10記載のブレーキディスク。 - 【請求項12】2つのブレーキディスク部分(1a・1b)
がほぼ同じ大きさになるように,両方の予定分離区域
(31・32)が互いに平行にずらせて配置されていること
を特徴とする,請求項9又は10記載のブレーキディス
ク。 - 【請求項13】ブレーキディスク(1)が中央範囲に,
ブレーキディスク(1)をホイールボスにフランジ結合
するためのフランジ結合リング(9)を有していること
を特徴とする,請求項9から12までのいずれか1項に記
載のブレーキディスク。 - 【請求項14】フランジ結合リング(9)に,予定分離
区域(31・32)が始まる箇所からフランジ結合リング
(9)の内縁にまで,切り欠き部(8)が形成されてい
ることを特徴とする,請求項13記載のブレーキディス
ク。 - 【請求項15】フランジ結合リング(9)に,係合結合
要素(20)が形成されており,この係合結合要素は,ホ
イールボスの固定面(21)と係合することを特徴とす
る,請求項13又は14記載のブレーキディスク。 - 【請求項16】係合結合要素として,ほぼ半径方向に延
びる歯列(20)がフランジ結合リングに形成されてお
り,この歯列はホイールガスの固定面(21)の対応歯列
とかみ合うことを特徴とする,請求項15記載のブレーキ
ディスク。 - 【請求項17】歯列(20)が,フランジ結合リング
(9)の円周に沿って均一に分配された複数の歯列範囲
から成っており,これらの歯列範囲は殊にフランジ結合
リング(9)の固定孔(10)の範囲に配置されているこ
とを特徴とする,請求項16記載のブレーキディスク。 - 【請求項18】各歯列範囲の歯が互いに平行に延びてい
ることを特徴とする,請求項17記載のブレーキディス
ク。 - 【請求項19】リム(F)の固定に役立つホイールディ
スク(S)がホイールボスの外方の端面に取り外し可能
に固定されているようなホイールボスに固定するため
に,ブレーキディスク(1)がホイールディスク(S)
とホイールボスの外方の端面との間に固定可能であるよ
うに,ブレーキディスク(1)のフランジ結合リング
(9)が構成されていることを特徴とする,請求項15か
ら18までのいずれか1項に記載のブレーキディスク。 - 【請求項20】歯列(20)がフランジ結合リング(9)
の外面に形成されていて,ホイールディスク(S)の内
側のリング面(21)に鏡像対称的に形成されている対応
歯列と係合していることを特徴とする,請求項19記載の
ブレーキディスク。 - 【請求項21】リム(F)の固定に役立つホイールディ
スク(S)がホイールボスの外方の端面を形成している
ようなホイールボスに固定するために,ブレーキディス
ク(1)が歯列(20)を介してホイールディスク(S)
の内側のリング面(25)に固定可能であるように,ブレ
ーキディスク(1)のフランジ結合リング(9)が構成
されていることを特徴とする,請求項15から18までのい
ずれか1項に記載のブレーキディスク。 - 【請求項22】ブレーキディスク(1)のフランジ結合
リング(9)とホイールディスク(S)の内側のリング
面(25)との間に中間リング(24)が配置されているこ
とを特徴とする,請求項21記載のブレーキディスク。 - 【請求項23】互いにかみ合う歯列が,ブレーキディス
ク(1)のフランジ結合リング(9)と中間リング(2
4)との間に設けられていることを特徴とする,請求項2
2記載のブレーキディスク。 - 【請求項24】中間リングがだぼを介してホイールディ
スク(S)の内側のリング面(25)と結合されているこ
とを特徴とする,請求項23記載のブレーキディスク。
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4212351.8 | 1992-04-13 | ||
DE4212351 | 1992-04-13 | ||
DE4303418A DE4303418A1 (de) | 1992-04-13 | 1993-02-05 | Verfahren zum Herstellen einer Bremsscheibe für eine Scheibenbremse |
DE4303418.7 | 1993-02-05 | ||
PCT/DE1993/000326 WO1993021453A1 (de) | 1992-04-13 | 1993-04-06 | Verfahren zum herstellen einer bremsscheibe für eine scheibenbremse |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07507376A JPH07507376A (ja) | 1995-08-10 |
JP2577188B2 true JP2577188B2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=25913920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5517903A Expired - Lifetime JP2577188B2 (ja) | 1992-04-13 | 1993-04-06 | ディスクブレーキ用のブレーキディスクを製作する方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0636217B1 (ja) |
JP (1) | JP2577188B2 (ja) |
BR (1) | BR9306239A (ja) |
DE (2) | DE4303418A1 (ja) |
WO (1) | WO1993021453A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102211340B1 (ko) * | 2019-08-27 | 2021-02-03 | (주)카템 | 철도차량용 분리형 브레이크 디스크 조립체 |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19745241C2 (de) * | 1997-10-13 | 2002-07-11 | Knorr Bremse Systeme | Verfahren zur Demontage einer ungebrochenen Bremsscheibe |
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