JP2576955Y2 - 薄肉袋 - Google Patents

薄肉袋

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JP2576955Y2
JP2576955Y2 JP1992042280U JP4228092U JP2576955Y2 JP 2576955 Y2 JP2576955 Y2 JP 2576955Y2 JP 1992042280 U JP1992042280 U JP 1992042280U JP 4228092 U JP4228092 U JP 4228092U JP 2576955 Y2 JP2576955 Y2 JP 2576955Y2
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thin
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thin bag
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和弘 日高
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、薄いフィルムで作られ
た薄肉袋に関する。
【0002】
【従来の技術】薄いフィルムで偏平に作られた薄肉袋が
各種物品の包装に広く使用されており、例えば、図5に
示すように、重なったフィルム部分1a、1bからな
り、一端を開口部2とし、他の3辺を閉じた細長い薄肉
袋1が花束の包装に使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案者等はこのよう
な薄肉袋1を用いて花束を包装する工程を自動化すべく
検討し、図6、図7に示すように、薄肉袋1を多数枚重
ねて所定位置にセットしておき、その最上部の薄肉袋1
を、エアシリンダ4に保持されている吸引パッド5で吸
引保持して持ち上げ、次いで、その吸引パッド5を矢印
A方向に旋回させて薄肉袋1を垂直状態とし、搬送装置
の吸引パッド6に受け渡すように構成した薄肉袋供給装
置を開発した。
【0004】ところが、水平に置かれた薄肉袋1を吸引
パッド5で保持して持ち上げ、旋回させた時、図8に示
すように、薄肉袋1内に空気が入って開口部2が開き、
吸引パッド5で保持していない側のフィルム部分1bの
上端が搬送装置側の吸引パッド6に引っ掛かって良好に
受け渡しできないことがあるという問題が生じた。ま
た、薄肉袋は腰がないため、所定位置に多数枚重ねてセ
ットすることが困難であり、しかも、上から薄肉袋を取
り出して行く際にその下の薄肉袋がずれてしまうという
問題もあった。
【0005】本考案はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、薄肉袋供給装置に対して容易に所定位置にセット
することができ、且つ良好に取り出し、搬送することが
できる薄肉袋を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の薄肉袋は、上記
問題点を解決するため、開口部をはさむ二つのフィルム
部分をずれた位置とし、且つ開口部の近傍で且つ二つの
フィルム部分の重なった位置に位置決め用の穴又は切り
欠きを設けたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記構成の薄肉袋では開口部をはさむフィルム
部分がずれているので、そのずれた部分を吸引パッドで
吸引保持することにより、開口部をはさむ二つのフィル
ム部分を同時に吸引保持することができ、吸引パッドで
保持した薄肉袋を移動させる際に、開口部が開くことが
なく、他の吸引パッドに対して支障なく受け渡すことが
できる。また、この薄肉袋をセットする際には、薄肉袋
のセット位置に設けている位置決めピンが、薄肉袋の位
置決め用の穴又は切り欠きに通るようにセットすること
により、容易に所定位置にセットすることができ、且つ
薄肉袋の取り出し時において下の薄肉袋がずれることを
防止できる。更に、位置決め用の穴又は切り欠きを二つ
のフィルム部分の重なった位置に形成したことにより、
その穴又は切り欠きの強度が大きく、薄肉袋の開口部の
位置決め精度を高くでき、また位置決めピンを出し入れ
する際に袋が破れるということがない。
【0008】
【実施例】図1は本考案の一実施例による薄肉袋11を
示す概略斜視図である。この薄肉袋11は、薄いプラス
チックフィルムで偏平に作られており、一端に開口部1
2を有し、他の3辺は閉じている。この開口部12をは
さむ二つのフィルム部分11a、11bはずれた位置に
重ねられている。更に、その開口部12の近傍には、
つのフィルム部分11a、11bの重なった位置に位置
決め用の穴13が形成されている。なお、穴13に代え
て切り欠きを設けてもよい。
【0009】この構成の薄肉袋11は、二枚の長尺のフ
ィルムをずらせて重ね、所定位置に位置決め用の穴13
を形成し、次いで所定個所をシールし且つ切断すること
により容易に製造できる。なお、開口部12以外の3辺
を閉じる方法は任意であるが、本実施例では、重ねたフ
ィルムを所定形状の袋とするように溶断し、その溶断に
より同時に周縁15を接着しており、更に、袋の底部に
は、周縁15の少し内側の部分にヒートシール部16を
形成している。このヒートシール部16は、薄肉袋11
の底部に溶液を入れても漏れないよう、接着強度を大き
くするために形成している。
【0010】薄肉袋11を構成するフィルムとしては、
通常に使用されている単層フィルム、積層フィルムを適
宜使用でき、例えば、内面にヒートシール性を付与した
OPP、CPP、PE、NY/PE積層フィルム、OP
P/CPP積層フィルム等を挙げることができる。厚み
も特に制限されるものでなく、通常15〜100μm程
度、好ましくは、20〜40μm程度のものが使用され
る。
【0011】次に、上記構成の薄肉袋11の使用方法を
説明する。図2、図3に示すように、多数枚の薄肉袋1
1が重ねた状態で、且つ、薄肉袋11の短い側のフィル
ム部分11aを上にした状態で、薄肉袋供給装置の所定
位置にセットされる。このセット位置には予め位置決め
ピン17が設けられており、そのピン17を穴13に通
すように、薄肉袋11をセットすることで、薄肉袋11
を容易に所定位置に位置決めしてセットすることができ
る。また、セットされた薄肉袋11はピン17で位置を
規制されるので、その後の薄肉袋取り出し作業中におい
て、位置がずれることもない。
【0012】次に、セットされた薄肉袋11の上方に設
けられている吸引パッド5が、エアシリンダ4によって
降下し、最上部の薄肉袋11を吸着保持し、次いで上昇
して薄肉袋11を取り出す。この時、吸引パッド5の吸
着位置は、図1、図2に二点鎖線19で示すように、二
つのフィルム部分11a、11bの両方にまたがった位
置としており、このため、両フィルム部分11a、11
bが同時に吸引パッド5によって吸着保持される。その
後、その吸引パッド5が矢印A方向(図3参照)に旋回
して薄肉袋11を垂直状態とし、搬送装置の吸引パッド
6に受け渡す。この時、開口部12の両側のフィルム部
分11a、11bが同時に吸引パッド5によって吸着保
持されているので、薄肉袋11の移動中に開口部12が
開くことがなく、良好に吸引パッド6に受け渡すことが
できる。
【0013】この薄肉袋11はその後、花束包装機に送
られ、図4に示すように、長い側のフィルム部分11b
が花束包装機の吸引パッド7で保持され且つその上端が
グリップ8で把持され、短い側のフィルム部分11aが
別の吸引パッド9によって保持され、矢印B方向に引っ
張られて開口させられる。この際、長い側のフィルム部
分11bの上端をグリップ8で把持できるので、把持が
確実であり、開口作業を安定して行うことができる。
【0014】
【考案の効果】以上に説明したように、本考案の薄肉袋
は、開口部をはさむ二つのフィルム部分をずれた位置と
し、且つ開口部の近傍で且つフィルム部分の重なった位
に位置決め用の穴又は切り欠きを設けているので、開
口部をはさむ二つのフィルム部分を同時に吸引パッドに
より吸引保持することができ、吸引パッドで保持した薄
肉袋を移動させる際に、開口部が開くことがなく、薄肉
袋を他の吸引パッドに対して支障なく受け渡すことがで
き、また、この薄肉袋をセットする際には、その位置決
め用の穴又は切り欠きを利用して容易に所定位置にセッ
トし且つずれを防止することができ、しかも、位置決め
用の穴又は切り欠きの強度が大きいので位置決め精度が
高く、また、薄肉袋のセット時或いは取出時に薄肉袋が
破れにくい等の効果を有している。更に、この薄肉袋を
開口する時には、長い側のフィルム部分の上端をグリッ
プで把持できるので、把持が確実となり、開口作業を安
定して行うことができるという効果も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による薄肉袋の概略斜視図
【図2】上記の薄肉袋を薄肉袋供給装置にセットした状
態を示す概略斜視図
【図3】上記の薄肉袋をセットした薄肉袋供給装置の動
作を説明する概略側面図
【図4】上記の薄肉袋を開口する状態を説明する概略側
面図
【図5】従来の薄肉袋の概略斜視図
【図6】従来の薄肉袋を薄肉袋供給装置にセットした状
態を示す概略斜視図
【図7】従来の薄肉袋をセットした薄肉袋供給装置の動
作を説明する概略側面図
【図8】図7に示す装置で薄肉袋を旋回させた時にその
薄肉袋の開口が開いた状態を示す概略側面図
【符号の説明】
1、11 薄肉袋 1a、1b、11a、11b フィルム部分 2、12 開口部 4 エアシリンダ 5、6、7、9 吸引パッド 8 グリップ 13 位置決め用の穴 17 ピン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムで偏平に作られた薄肉袋であっ
    て、開口部をはさむ二つのフィルム部分がずれた位置と
    なっており、更に開口部の近傍で且つ二つのフィルム部
    分の重なった位置に位置決め用の穴又は切り欠きを有す
    ることを特徴とする薄肉袋。
JP1992042280U 1992-05-27 1992-05-27 薄肉袋 Expired - Fee Related JP2576955Y2 (ja)

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JPH0594136U JPH0594136U (ja) 1993-12-21
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