JP2576925B2 - 流体移送管理システム - Google Patents
流体移送管理システムInfo
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Description
ムに係り、特に、複数の貯蔵槽に貯蔵される複数種の流
体のいずれかを選択し、選択された流体を移送配管系を
介して目的とする他の貯蔵槽に移送する流体移送管理シ
ステムの改良に関する。
て、例えばタンカからの油の荷揚げ作業を例に挙げる
と、タンカ内の複数の貯蔵槽に貯蔵されている複数の油
のいずれかを選択し、選択された油を桟橋の移送配管系
を介して所定のタンクに荷揚げするというものが既に知
られている。
荷揚げ作業において、荷揚げ作業担当者が荷揚げ用の油
を誤って選択してしまうと、その誤った油がそのまま移
送配管系を通じて所定のタンクに移送されてしまう事態
を生ずる。このため、荷揚げ作業担当者に対しては荷揚
げ用の油の選択操作を慎重に行うことが要求されるが、
誤荷揚げを防止するという点で何らかの対策を講ずる必
要性が強く叫ばれてきている。また、荷揚げ中におい
て、タンカ内の貯蔵槽の一部から油の漏洩事故が起きて
いるような場合には、荷揚げ油に他の種類の油が混入す
るという汚染が生ずるため、直ちに荷揚げ作業を停止す
ることが必要になるが、従来の荷揚げ作業においては、
荷揚げ中における油の汚染を監視することができず、そ
の分、汚染した油を荷揚げしてしまうという重大な損害
を被るような荷揚げを行う懸念があった。
ためになされたものであって、誤った種類の流体移送を
確実に防止することができ、しかも、必要に応じて、流
体移送中の汚染を確実に監視できるようにした流体移送
管理システムを提供するものである。
に、複数の貯蔵槽1に貯蔵される複数種の流体2(例え
ば2A,2B,2C)のいずれか(例えば2A)を選択
し、選択された流体2を移送配管系3を介して目的とす
る他の貯蔵槽4(例えば4A)に移送する流体移送管理
システムを前提とし、流体2の移送配管系3と非連通な
閉ループ状の判別用配管系を有し、当該判別用配管系に
対して流体2の移送開始前に選択された流体2を循環さ
せて移送予定流体であるか否かを判別する流体種判別手
段5と、この流体種判別手段5が移送予定流体であるこ
とを判別した場合にのみ流体2の移送動作を開始する流
体移送実行手段6とを備えたことを特徴とするものであ
る。
述した構成のものに、更に、移送配管系3の一部に設け
られて移送流体2の特性を検出する流体特性検出手段7
と、この流体特性検出手段7による検出出力が許容検出
出力を超えた段階で警告を発する異常警告手段8とを備
えたことを特徴とするものである。
段5に各種特徴点があり、例えば、判別用配管系の流体
循環動作が終了した時点で判別用配管系の残留流体を移
送配管系3の該当する流体種ライン部分に向けて吸引す
る残留流体吸引手段を具備するようにしたり、また、流
体2の判別対象であるパラメータを温度補正する温度補
正手段を具備するようにしたり、また、流体密度を検出
する密度検出手段と、流体の色度を検出する色度検出手
段と、各検出手段にて検出された密度及び色度に応じて
流体種を決定する流体種決定手段とを具備することなど
が挙げられる。
る流体移送管理システムとしては、タンカからの油の荷
揚げ移送システムや、大型のタンクローリ等からの油の
荷揚げ移送システムや、あるいは、所定の場所に設置さ
れた貯蔵槽から他の場所に設置された貯蔵槽に油を移送
するシステム等各種のものが含まれる。
体2が移送予定流体であるか否かを判別できるものであ
ればどのような判別基準を採用しても差し支えなく、例
えば、流体の密度と、流体の色度に応じて流体種を判別
するようにしてもよいし、粘度、硫黄分、オクタン価に
応じて流体種を判別する等適宜設計変更することができ
る。そして、このような流体種判別手段5で、流体2の
密度等温度によって大きく変化するパラメータを一つの
判別基準にするようなタイプにあっては、より正確に流
体種を判別するという観点からすれば、流体2の密度等
のパラメータを温度補正するようにすることが好まし
い。そしてまた、前記流体種判別手段5の配設箇所とし
ては、流体の移送動作に支障をきたさない範囲であれば
移送配管系3に直接的に設けてもよいが、移送配管系3
の配管容量が大きい場合、選択された流体2が移送予定
流体であるか否かの判別時間を短縮する為には配管容量
の比較的小さい判別用配管系を別に設け、そして、選択
された流体2の流速を大きくする為に必要ならばポンプ
を設け、前記判別用配管系に流体種判別手段5を設ける
ようにすることが好ましい。また、流体種判別手段5の
配設数としては、一つでもよいが、複数の流体移送を同
時に行うようなシステムを構築する場合には複数設け、
夫々の流体種判別手段5にて別異の流体種を同時に判別
できるようにすることが好ましい。
流体種判別手段5が移送予定流体であると判別した場合
に、流体の移送動作を許容するようにしたものであれば
よく、仮に、流体種判別手段5が移送予定流体でないこ
とを判別した場合には、流体の移送動作を阻止する、例
えば移送配管系3の開閉弁を閉じるという処理を実行す
るようにすればよい。
配管系3を移送中の流体2の特性を検出できるものであ
ればよく、その検出特性としては、流体の濃度や密度、
色度、粘度等を挙げることができる。
段7の検出出力が移送予定流体のものから大きく外れた
場合に、移送中の流体2が汚染する等して当初予定した
ものと違っていると想定し、異常警告を行うものであ
り、異常警告の態様としては、少なくとも音、ランプ等
で異常を警告するものであってもよいし、移送配管系3
の開閉弁を閉じる等するものであってもよい。
5は流体2の移送開始前に選択された流体2が移送予定
流体であるか否かを判別し、流体種判別手段5が移送予
定流体であることを判別した場合にのみ流体移送実行手
段6が流体2の移送動作を開始する。また、流体特性検
出手段7は移送配管系3内の移送流体2の特性を検出
し、この流体特性検出手段7による検出出力が許容検出
出力を超えると、異常警告手段8は移送配管系3の流体
2が汚染等したものとして警告を発する。
発明を詳細に説明する。図2はこの発明が適用されたタ
ンカからの油入荷管理システムの一実施例を示す説明図
である。同図において、符号10は複数種の油が複数の
貯蔵槽に貯蔵されているタンカであり、このタンカ10
からのタンカ側移送配管11は例えば一つのローディン
グアーム20を介して桟橋側共通移送配管21に連通接
続されており、この桟橋側共通移送配管21は受け入れ
ヘッダ22を介して複数の分岐移送配管23に分岐され
て夫々のタンク25に連通接続されている。尚、同図に
おいて、符号24は桟橋側縁切弁、26は桟橋まわり自
動弁、27は各タンク25の入り口通路を開閉するタン
ク受入元自動弁である。また、上記桟橋側共通移送配管
21の一部には超音波液体濃度計30が介装されてお
り、この実施例では、超音波液体濃度計30として、S
UZUKI SYSTEM INTEGRATION株
式会社製のSDM−10・20が使用されている。
送配管11とは別に一対のタンカ側油種判別配管12,
13が配設されており、このタンカ側油種判別配管1
2,13は、接続ホース41,42を介して桟橋側の閉
ループ状の油種判別用循環配管43に連通接続されると
共に、循環ポンプ44により油種判別循環配管43中に
所定量の油が所定時間、例えば5分程度循環するように
なっている。尚、符号45,46は桟橋側縁切弁であ
る。そして、この実施例では、上記油種判別循環配管4
3の一部に油種判別用の分析計ユニット50が介装され
ると共に、その分析計ユニット50の下流側にはエアエ
ルミネータ60が介装されており、ここで、分離された
エアはベントタンク61に回収されるようになっている
と共に、上記エアエルミネータ60には各油種ラインに
連通する分岐配管62が配設されており、この分岐配管
62中には油種判別循環ラインの油循環動作が終了した
時点で油種判別循環ライン中の残留油を該当する油種ラ
インに向けて吸引するポンプ63が配設されている。
を図3に示す。同図において、符号70はオフサイトコ
ンピュータであり、主として入荷管理システム、貯蔵管
理システム等を制御する。更に、オフサイトコンピュー
タ70に対する操作を行うCRTディスプレイ701,
プリンタ702が配設されている。ここで、現場には、
既述したもののほかに、入荷用温度計71、入荷用流量
計72、入荷制御用の操作スタンド73、桟橋まわり自
動弁26作動用空気圧力スイッチ74、タンク受入元自
動弁27、地震計76、タンクヤード内の漏油検知器7
7、タンク25に装備された平均温度計78、同レベル
計79、同オーバフローセンサ80が配設されている。
また、制御室には、分析計変換器用盤91、入出力処理
装置92、VRC(バルブリモートコントロール装置の
略)93が配設されている。更に、事務所には、VRC
93に対する操作を行うグラフィック操作盤100、タ
ンク25からの各データ(平均温度計78、同レベル計
79、同オーバフローセンサ80)をターミナルボック
ス81を介して取り込んで貯蔵管理システム側へ送出す
る制御信号を作成するTRCS(タンクリモート管理シ
ステムの略)103及びTRCSに対する操作を行うC
RTディスプレイ101、プリンタ102が夫々配設さ
れている。
の分析計ユニット50の具体例を図4に示す。同図にお
いて、符号501は油種判別循環配管43内への流量を
一定に調整する定流量弁、502は移送流体の密度を測
定する密度計であり、例えばオーバル機器工業株式会社
製のマイクロモーション流量計が使用される。また、符
号503は主としてハイオクガソリンとレギュラガソリ
ンとを判別する第一色度計、504は主として灯油と軽
油とを判別するための第二色度計であり、例えば、日本
サーモウエル株式会社製の型式CB−322/CP/1
01の光学式色度計が使用される。尚、符号505は各
分析計のメンテナンス等のためのバイパス配管、506
〜508は流路切替弁である。
変換器用盤91は、図5に示すように、密度計502の
データを指示表示する温度計付き密度計変換器911
と、第一色度計503のデータを指示表示する第一色度
計変換器912と、第二色度計504のデータを指示表
示する第二色度計変換器913とを備えており、これら
の各変換器911〜913の出力(密度データ、温度デ
ータ、色度データ)を入出力処理装置914を介してオ
フサイトコンピュータ70側へ送出するようになってい
る。
ムの具体的処理内容を図6に基づいて説明する。このシ
ステムは、入荷時における誤荷揚げを防止すると共に、
最小の要員数にて安全な作業が行われるように「貯蔵管
理システム」と連携し、作業の効率化を図るようになっ
ている。 ◎入荷予定油種、入荷予定量入力(ステップ1)タンカ
着桟時に、入荷予定油種、入荷予定量をオフサイトコン
ピュータ70に入力する。 ◎入荷タンクの選定(ステップ2)すると、ステップ1
の入力により、「貯蔵管理システム」は当該油種につい
て各タンク25毎の在庫計算を行い、当日の出荷予定の
有無、タンク寸法、タンクの状況(開放点検中等)を考
慮し、一若しくは複数の受け入れタンクを選定する。 ◎タンク受入元自動弁の開放(ステップ3)ステップ2
で選定されたタンクのタンク受入元自動弁27を開放さ
せる。
いて、油種判別用の分析計ユニット50内流路切替弁5
06〜508位置を確認し、切替弁506,507が開
放、切替弁508が閉じた状態で、適宜桟橋側縁切弁4
5,46を開放して油種判別循環配管43内に油を循環
させる。そして、荷揚げ作業担当者は、タンク受入元自
動弁27が開放されていることを確認した後、荷揚げ油
種設定スイッチを荷揚げ油種に合わす。 ◎油種判別処理(ステップ5) 今、図7において、油種判別の使用を選択する場合に
は、切替スイッチを荷揚げ終了→自動に切り換えるよう
にすればよく、この場合には、図8に示すような油種判
別処理が行われる。すなわち、図8において、オフサイ
トコンピュータ70のCPUは、密度計変換器911か
らの密度データ及び温度データに基づいてJIS規格で
予め設定されている密度の温度補正を行い、所定の温度
条件の密度データにする。次に、CPUは、温度補正さ
れた密度データが基準レベルαよりも小さいか否か判別
し、密度がαよりも小さい場合で、第一色度計503の
指示xが所定レベルm%未満であれば、対象油種をSX
(ハイオクガソリン)と判別し、また、第一色度計50
3の指示xが所定レベルm%以上所定レベルn%未満で
あれば、対象油種をRG(レギュラガソリン)と判別
し、一方、密度がα以上で、第二色度計504の指示x
が所定レベルk%より超えていれば、対象油種を灯油と
判別し、また、第二色度計504の指示xが所定レベル
k%以下であれば、対象油種を軽油と判別する。これに
より、対象油種がSX、RG、灯油、軽油の4つのうち
のどれかが精度良く判別されるのである。尚、図9に示
すように、密度データの温度補正をソフトウェアによら
ずに、温度補正用換算器915によってハードウェア的
に対処することも可能であり、また、分析計ユニット5
0の密度計502の検出環境温度を略均一に保てるよう
にできれば、実施例で示したような密度の温度補正を行
わなくてもある程度の精度を維持することは可能であ
る。
かの判断処理(ステップ6)CPUは、ステップ4の油
種判別処理において判別された油が入荷予定油種に一致
するか否かを判断し、一致しなければ、所定の異常処理
(ステップ7,具体的には図7参照)を行い、一致すれ
ば、ブザー鳴動、「荷揚げ作業OK」ランプ点滅を行
う。 ◎油種判別ライン循環停止(ステップ8)ステップ5の
処理で、油種が入荷予定油種に一致している判断がなさ
れた段階で、油種判別循環配管43の油循環動作を手動
で停止する。このとき、エアエルミネータ60は油種判
別循環配管43中のエアを分離するので、タンカ側に多
量のエアが送り込まれる事態は有効に回避される。
揚げ作業担当者がバルブ開ボタンを押すと、油種判別の
完了、タンク受入元自動弁27が開等の種々の条件を照
合し、満足していれば、例えば「開」ランプ点滅→点灯
し、桟橋まわり自動弁26が開放される。このとき、
「貯蔵管理システム」は、入荷予定タンクのタンク受入
元自動弁27の状態チェックを実行し、開放されていな
い場合は所定の異常処理を行い、当該弁27の開放を担
当者に促す。 ◎入荷処理(ステップ10)このような入荷準備処理が
行われると、CPUは通常入荷を許可する。
荷揚された時、あるいは、タンカの貯蔵槽が漏洩して入
荷中の油に他油種が混入してきたような場合には、入荷
中の油の濃度が変化することになるが、超音波液体濃度
計30がその濃度変化を直ちに検出し、この検出データ
がCPUに通知されることから、CPUは、前記検出デ
ータが許容濃度範囲にあるか否かを見て、許容濃度範囲
を超えた時点で桟橋側に警報を発信する。 (2)入荷中のライン漏洩 受け入れヘッダ22の手前の桟橋側共通移送配管21あ
るいは受け入れベッダ22後の分岐移送配管23に図示
外の流量計を設置し、所定タンクへの荷揚量を「貯蔵管
理システム」にて監視し、異常が認められた場合には、
警報を発信して入荷作業を中止させる。 (3)入荷中のタンクよりオーバフローの危険性がある
場合 オーバフローの危険性を検出した時点で、桟橋に警報を
発して入荷作業を停止させるか、あるいは、緊急時、同
一油種タンクにアレッジがあれば、バルブ切替を行う。 (4)地震等の異常時発生 入荷中、地震、火災等の異常時発生の場合には、直ちに
桟橋に警報を発信し、入荷作業を停止させる。
すると、図7に示すように、荷揚げ作業担当者は、エア
押しにより、荷揚げライン中の残量油をタンク側へ完全
に排出する処理を行う。尚、前記エアエルミネータ60
は荷揚げラインのエア抜き作業時のホルダとしても機能
する。この後、荷揚げ作業担当者は、操作スタンド73
のバルブ閉ボタンを押し、「閉」ランプを点滅→点灯さ
せ、更に、切替スイッチを自動/手動→荷揚げ終了に切
替える。この段階で、桟橋より「終了信号」が事務所に
送信されることになり、事務所では、当該入荷タンクの
荷揚終了を「貯蔵管理システム」で確認の上、所定バル
ブを閉にする。尚、図7の操作スタンド73のフローチ
ャートにおいては、ボタン操作等を行った場合に、異常
があると、ブザーがなるようになっており、所定の異常
処理が行われるようになっている。そして、入荷終了後
の事務処理としては、受け入れデータは全て「オフサイ
トコンピュータ70」より任意に上位コンピュータへ伝
送されるようになっている。
アーム20、油種判別用の分析計ユニット50について
は、一つのみ設けているが、複数設けて、同時に荷揚げ
を行うように設計してもよい。
の発明によれば、移送予定流体と異なる流体を移送しな
いようにし、移送予定流体のみを移送するようにしたの
で、誤った種類の流体を貯蔵槽に移送する事態を確実に
回避することができる。特に、この発明においては、移
送配管系と非連通な閉ループ状の判別用配管系を別異に
設け、この判別用配管系に流体種判別手段を設けるよう
にしたので、誤った種類の流体で移送配管系を汚染する
という事態を確実に回避でき、しかも、判別用配管系の
容量を比較的小さいものにすることにより、流体流量の
少ない状態で、流体種判別動作を行うことが可能にな
り、その分、流体種の判別時間の短縮化を図ることがで
きる。また、請求項2記載の発明によれば、移送中の流
体特性の変化を見て、他の流体の混入等による流体汚染
を把握するようにしたので、汚染流体による重大な損害
を被るような移送動作を確実に回避することができる。
更に、請求項3記載の発明によれば、判別用配管系の流
体循環動作が終了した時点で、残留流体吸引手段にて判
別用配管系の残留流体を移送配管系の該当する流体種ラ
イン部分に向けて吸引するようにしたので、判別用配管
系内に流体が無駄に残留する事態を確実に回避すること
ができる。更にまた、請求項4記載の発明によれば、温
度補正手段にて流体の判別対象であるパラメータを温度
補正するようにしたので、温度によるパラメータ変化分
を除外し、対象流体種を精度良く判別することができ
る。また、請求項5記載の発明によれば、流体の密度と
色度とによって流体種を正確に判別できる分、流体種の
誤移送をより確実に回避することができる。
を示す説明図である。
一実施例を示す説明図である。
明図である。
示す説明図である。
系を示す説明図である。
ローチャートである。
を示すフローチャートである。
フローチャートである。
系を示す説明図である。
槽,5…流体種判別手段,6…流体移送実行手段,7…
流体特性検出手段,8…異常警告手段
Claims (5)
- 【請求項1】 複数の貯蔵槽(1)に貯蔵される複数種
の流体(2)のいずれかを選択し、選択された流体
(2)を移送配管系(3)を介して目的とする他の貯蔵
槽(4)に移送する流体移送管理システムにおいて、流
体(2)の移送配管系(3)と非連通な閉ループ状の判
別用配管系を有し、当該判別用配管系に対して流体
(2)の移送開始前に選択された流体(2)を循環させ
て移送予定流体であるか否かを判別する流体種判別手段
(5)と、この流体種判別手段(5)が移送予定流体で
あることを判別した場合にのみ流体(2)の移送動作を
開始する流体移送実行手段(6)とを備えたことを特徴
とする流体移送管理システム。 - 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、移送配管
系(3)の一部に設けられて移送流体(2)の特性を検
出する流体特性検出手段(7)と、この流体特性検出手
段(7)による検出出力が許容検出出力を超えた段階で
警告を発する異常警告手段(8)とを備えたことを特徴
とする流体移送管理システム。 - 【請求項3】 請求項1記載のものにおいて、流体種判
別手段(5)は、判別用配管系の流体循環動作が終了し
た時点で判別用配管系の残留流体を移送配管系(3)の
該当する流体種ライン部分に向けて吸引する残留流体吸
引手段を具備していることを特徴とする流体移送管理シ
ステム。 - 【請求項4】 請求項1記載のものにおいて、流体種判
別手段(5)は、流体(2)の判別対象であるパラメー
タを温度補正する温度補正手段を具備していることを特
徴とする流体移送管理システム。 - 【請求項5】 請求項1記載のものにおいて、流体種判
別手段(5)は、流体密度を検出する密度検出手段と、
流体の色度を検出する色度検出手段と、各検出手段にて
検出された密度及び色度に応じて流体種を決定する流体
種決定手段とを備えたことを特徴とする流体移送管理シ
ステム。
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JP3359251A Expired - Fee Related JP2576925B2 (ja) | 1991-12-30 | 1991-12-30 | 流体移送管理システム |
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