JP2576753B2 - 大型ガスエンジン - Google Patents
大型ガスエンジンInfo
- Publication number
- JP2576753B2 JP2576753B2 JP5045231A JP4523193A JP2576753B2 JP 2576753 B2 JP2576753 B2 JP 2576753B2 JP 5045231 A JP5045231 A JP 5045231A JP 4523193 A JP4523193 A JP 4523193A JP 2576753 B2 JP2576753 B2 JP 2576753B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- row
- valve
- cylinder group
- gas
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B75/22—Multi-cylinder engines with cylinders in V, fan, or star arrangement
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は圧縮空気をシリンダ内に
投入して始動する大型ガスエンジンに係わり、特に起動
時における未燃焼ガスの吹抜け量を減少させるための改
良に関するものである。
投入して始動する大型ガスエンジンに係わり、特に起動
時における未燃焼ガスの吹抜け量を減少させるための改
良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】中、小型のガスエンジンにおいては、セ
ルモータやエアタービンによりフライホイールを直接回
転させて始動することが可能である。しかしながら、大
型のガスエンジンにおいては、その始動トルクの大きさ
から適切で安価な始動装置がなかった。このため、例え
ばＶ型機関の場合であれば、従来は片列のシリンダ群に
タイミングをとって圧縮空気を投入し、起動させてい
た。
ルモータやエアタービンによりフライホイールを直接回
転させて始動することが可能である。しかしながら、大
型のガスエンジンにおいては、その始動トルクの大きさ
から適切で安価な始動装置がなかった。このため、例え
ばＶ型機関の場合であれば、従来は片列のシリンダ群に
タイミングをとって圧縮空気を投入し、起動させてい
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前述のように圧縮空気
の投入により起動する従来の大型ガスエンジンによれ
ば、空気投入側のシリンダ群では投入される空気量が吸
入される燃料ガスの量に比して大きく、空気過剰となり
着火することができない。このため、吸入された燃料ガ
スが未燃のまま排出されるという問題があった。また、
再始動時に未燃焼ガスが煙道中爆発（バックファイア
ー）を起こす恐れがあるという問題もあった。
の投入により起動する従来の大型ガスエンジンによれ
ば、空気投入側のシリンダ群では投入される空気量が吸
入される燃料ガスの量に比して大きく、空気過剰となり
着火することができない。このため、吸入された燃料ガ
スが未燃のまま排出されるという問題があった。また、
再始動時に未燃焼ガスが煙道中爆発（バックファイア
ー）を起こす恐れがあるという問題もあった。
【０００４】本発明は、始動時に排出される未燃焼ガス
の量が少なく、再始動時に未燃焼ガスによる煙道中爆発
の恐れがない大型ガスエンジンを提供することを目的と
している。
の量が少なく、再始動時に未燃焼ガスによる煙道中爆発
の恐れがない大型ガスエンジンを提供することを目的と
している。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の大型ガスエンジ
ンは、Ａ列シリンダ群とＢ列シリンダ群が並設されてお
り、Ｂ列シリンダ群にのみ圧縮空気を投入して始動する
大型ガスエンジンにおいて、前記Ｂ列シリンダ群に燃料
ガスを供給するための配管に設けられた遮断弁と、前記
Ｂ列シリンダ群に圧縮空気が投入されている際に前記遮
断弁を遮断する制御手段とを具備している。
ンは、Ａ列シリンダ群とＢ列シリンダ群が並設されてお
り、Ｂ列シリンダ群にのみ圧縮空気を投入して始動する
大型ガスエンジンにおいて、前記Ｂ列シリンダ群に燃料
ガスを供給するための配管に設けられた遮断弁と、前記
Ｂ列シリンダ群に圧縮空気が投入されている際に前記遮
断弁を遮断する制御手段とを具備している。
【０００６】
【作用】一部のシリンダ群に始動用の圧縮空気が投入さ
れている間、制御手段は遮断弁を遮断して前記一部のシ
リンダ群に燃料ガスが供給されないようにする。
れている間、制御手段は遮断弁を遮断して前記一部のシ
リンダ群に燃料ガスが供給されないようにする。
【０００７】
【実施例】本発明の一実施例を図１を参照して説明す
る。この大型ガスエンジン１は、Ｖ型に配置されたＡ列
シリンダ群とＢ列シリンダ群を有している。Ｂ列シリン
ダ群には始動弁ＶＢを介して始動用高圧空気の配管２が
接続連通されている。そして機関始動時には始動弁ＶＢ
を開いてＢ列シリンダ群の各シリンダに始動用高圧空気
を供給するように構成されている。
る。この大型ガスエンジン１は、Ｖ型に配置されたＡ列
シリンダ群とＢ列シリンダ群を有している。Ｂ列シリン
ダ群には始動弁ＶＢを介して始動用高圧空気の配管２が
接続連通されている。そして機関始動時には始動弁ＶＢ
を開いてＢ列シリンダ群の各シリンダに始動用高圧空気
を供給するように構成されている。
【０００８】燃料ガスの配管３は、直列に接続された２
個の安全弁Ｖ１，Ｖ２を経て二本の支管４−１，４−２
に分岐し、それぞれＡ列シリンダ群及びＢ列シリンダ群
の各シリンダに接続されている。Ｂ列シリンダ群に接続
されている一方の支管４−２には、Ｂ列シリンダ群に接
続される手前の位置にガス遮断弁ＶＳが配置・接続され
ている。そして機関始動時にはガス遮断弁ＶＳを閉じ
て、始動用高圧空気が投入されているＢ列シリンダ群に
は燃焼ガスが供給されないように構成されている。
個の安全弁Ｖ１，Ｖ２を経て二本の支管４−１，４−２
に分岐し、それぞれＡ列シリンダ群及びＢ列シリンダ群
の各シリンダに接続されている。Ｂ列シリンダ群に接続
されている一方の支管４−２には、Ｂ列シリンダ群に接
続される手前の位置にガス遮断弁ＶＳが配置・接続され
ている。そして機関始動時にはガス遮断弁ＶＳを閉じ
て、始動用高圧空気が投入されているＢ列シリンダ群に
は燃焼ガスが供給されないように構成されている。
【０００９】前述した安全弁Ｖ１，Ｖ２にはそれぞれ開
閉操作用の弁駆動部５が設けられ、始動弁ＶＢには弁駆
動部８が、また、ガス遮断弁ＶＳには弁駆動部９が設け
られている。各弁駆動部５、８、９は操作用空気系６に
それぞれ接続されており、該操作用空気系６は制御手段
７からの指令に応じて各弁の各弁駆動部５、８、９に低
圧空気を供給して駆動するように構成されている。
閉操作用の弁駆動部５が設けられ、始動弁ＶＢには弁駆
動部８が、また、ガス遮断弁ＶＳには弁駆動部９が設け
られている。各弁駆動部５、８、９は操作用空気系６に
それぞれ接続されており、該操作用空気系６は制御手段
７からの指令に応じて各弁の各弁駆動部５、８、９に低
圧空気を供給して駆動するように構成されている。
【００１０】即ち機関の始動時において、この制御手段
７は始動信号を出力することにより始動弁ＶＢを開いて
Ｂ列シリンダ群に高圧空気を送り、続けて安全弁Ｖ１，
Ｖ２を開いて燃料ガスの供給を行なう。そして少なくと
も始動弁ＶＢが開いている間はガス遮断弁ＶＳを閉止
し、始動弁ＶＢが閉止された時にはガス遮断弁ＶＳが開
かれるように制御を行なう。また、制御手段７による各
弁の開閉等のタイミングは、始動後の時間か、又は機関
の回転数によって適宜に定められ、機関の運転状態がク
ランキング、アイドリングから起動へと円滑に移行でき
るように構成されている。
７は始動信号を出力することにより始動弁ＶＢを開いて
Ｂ列シリンダ群に高圧空気を送り、続けて安全弁Ｖ１，
Ｖ２を開いて燃料ガスの供給を行なう。そして少なくと
も始動弁ＶＢが開いている間はガス遮断弁ＶＳを閉止
し、始動弁ＶＢが閉止された時にはガス遮断弁ＶＳが開
かれるように制御を行なう。また、制御手段７による各
弁の開閉等のタイミングは、始動後の時間か、又は機関
の回転数によって適宜に定められ、機関の運転状態がク
ランキング、アイドリングから起動へと円滑に移行でき
るように構成されている。
【００１１】次に、以上の構成になる大型ガスエンジン
の始動時の作用について説明する。制御手段７からの始
動信号により、操作用空気系６は始動弁ＶＢの弁駆動部
８に低圧空気を送り、該始動弁ＶＢを開く。これにより
始動用高圧空気がＢ列シリンダ群に所定のタイミングで
供給され、クランキングが始まる。また、前記制御手段
７の始動信号により、ガス遮断弁ＶＳが閉止される。
の始動時の作用について説明する。制御手段７からの始
動信号により、操作用空気系６は始動弁ＶＢの弁駆動部
８に低圧空気を送り、該始動弁ＶＢを開く。これにより
始動用高圧空気がＢ列シリンダ群に所定のタイミングで
供給され、クランキングが始まる。また、前記制御手段
７の始動信号により、ガス遮断弁ＶＳが閉止される。
【００１２】次に、制御手段７が安全弁Ｖ１，Ｖ２を開
き、機関に燃料ガスを供給する。燃料ガスはＡ列シリン
ダ群のみに送られ、始動用高圧空気が供給されているＢ
列シリンダ群には供給されない。従って、始動用高圧空
気で希薄化された燃料が未燃のまま機関外に排出される
という不都合は生じない。
き、機関に燃料ガスを供給する。燃料ガスはＡ列シリン
ダ群のみに送られ、始動用高圧空気が供給されているＢ
列シリンダ群には供給されない。従って、始動用高圧空
気で希薄化された燃料が未燃のまま機関外に排出される
という不都合は生じない。
【００１３】Ａ列シリンダ群で着火し、機関が自立運転
可能な回転に達すると、前記始動弁ＶＢが閉止され、ガ
ス遮断弁ＶＳが開かれる。これによってＢ列シリンダ群
にも燃料ガスが供給され、着火し始める。
可能な回転に達すると、前記始動弁ＶＢが閉止され、ガ
ス遮断弁ＶＳが開かれる。これによってＢ列シリンダ群
にも燃料ガスが供給され、着火し始める。
【００１４】このように、制御手段７は始動弁ＶＢを開
いている間はガス遮断弁ＶＳを閉止し、始動弁ＶＢを閉
じた後にガス遮断弁ＶＳを開いている。このような始動
弁ＶＢの制御状態に応じたガス遮断弁ＶＳの制御は、制
御手段７の出力する始動信号と、該始動信号出力後にタ
イマーによって計測する時間又は機関回転数を利用して
行なう。
いている間はガス遮断弁ＶＳを閉止し、始動弁ＶＢを閉
じた後にガス遮断弁ＶＳを開いている。このような始動
弁ＶＢの制御状態に応じたガス遮断弁ＶＳの制御は、制
御手段７の出力する始動信号と、該始動信号出力後にタ
イマーによって計測する時間又は機関回転数を利用して
行なう。
【００１５】即ち、Ａ列シリンダ群が着火し、機関があ
る回転数まで加速した場合には、始動弁ＶＢを閉じると
ともにガス遮断弁ＶＳを開く。これによってＢ列シリン
ダ群にも燃料ガスが供給されて着火し始め、機関が起動
する。
る回転数まで加速した場合には、始動弁ＶＢを閉じると
ともにガス遮断弁ＶＳを開く。これによってＢ列シリン
ダ群にも燃料ガスが供給されて着火し始め、機関が起動
する。
【００１６】
【発明の効果】本発明によれば、Ａ列シリンダ群とＢ列
シリンダ群が並設されており、始動時にＢ列シリンダ群
にのみ圧縮空気を投入して始動させる大型ガスエンジン
において、始動時におけるＢ列シリンダ群へのガス供給
を完全に遮断するので、未燃焼ガスの放出を大幅に減少
させることができる。また、再始動時に未燃焼ガスによ
る煙道中爆発（バックファイヤー）の恐れがなくなる。
シリンダ群が並設されており、始動時にＢ列シリンダ群
にのみ圧縮空気を投入して始動させる大型ガスエンジン
において、始動時におけるＢ列シリンダ群へのガス供給
を完全に遮断するので、未燃焼ガスの放出を大幅に減少
させることができる。また、再始動時に未燃焼ガスによ
る煙道中爆発（バックファイヤー）の恐れがなくなる。
【図１】本発明の一実施例の基本的構成を示す斜視図で
ある。
ある。
１ 大型ガスエンジン ２ 始動用高圧空気の配管 ３ 燃料ガスの配管 ４−１、４−２ 燃料ガスの配管の支管 ５、８、９ 弁駆動部 ６ 操作用空気系 ７ 制御手段 Ｖ１、Ｖ２ 安全弁 ＶＢ 始動弁 ＶＳ ガス遮断弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−291467（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】 Ａ列シリンダ群とＢ列シリンダ群が並設
されており、Ｂ列シリンダ群にのみ圧縮空気を投入して
始動する大型ガスエンジンにおいて、前記Ｂ列シリンダ
群に燃料ガスを供給するための配管に設けられた遮断弁
と、前記Ｂ列シリンダ群に圧縮空気が投入されている際
に前記遮断弁を遮断する制御手段とを具備する大型ガス
エンジン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5045231A JP2576753B2 (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 大型ガスエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5045231A JP2576753B2 (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 大型ガスエンジン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06257539A JPH06257539A (ja) | 1994-09-13 |
| JP2576753B2 true JP2576753B2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=12713491
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5045231A Expired - Lifetime JP2576753B2 (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 大型ガスエンジン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2576753B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102459851A (zh) * | 2009-05-07 | 2012-05-16 | Avl里斯脱有限公司 | 用于使由燃气运行的内燃机起动的方法 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AT506561B1 (de) | 2009-05-07 | 2011-05-15 | Avl List Gmbh | Verfahren zum starten einer mit brenngas betriebenen brennkraftmaschine |
| JP6045424B2 (ja) | 2013-03-29 | 2016-12-14 | 三菱重工業株式会社 | ガス内燃機関の始動装置 |
| DE102014016418A1 (de) * | 2014-11-05 | 2016-05-12 | Man Diesel & Turbo Se | Verfahren zum Starten eines Gasmotors |
| JP2024141004A (ja) * | 2023-03-28 | 2024-10-10 | 三菱重工エンジン＆ターボチャージャ株式会社 | ガスエンジン及びガスエンジンの起動方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62291467A (ja) * | 1986-06-11 | 1987-12-18 | Yanmar Diesel Engine Co Ltd | ガス弁式大形ガス機関の始動装置 |
-
1993
- 1993-03-05 JP JP5045231A patent/JP2576753B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102459851A (zh) * | 2009-05-07 | 2012-05-16 | Avl里斯脱有限公司 | 用于使由燃气运行的内燃机起动的方法 |
| CN102459851B (zh) * | 2009-05-07 | 2014-05-21 | Avl里斯脱有限公司 | 用于使由燃气运行的内燃机起动的方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06257539A (ja) | 1994-09-13 |
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Legal Events
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