JP2576607Y2 - 線押さえ装置 - Google Patents

線押さえ装置

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JP2576607Y2
JP2576607Y2 JP1992000114U JP11492U JP2576607Y2 JP 2576607 Y2 JP2576607 Y2 JP 2576607Y2 JP 1992000114 U JP1992000114 U JP 1992000114U JP 11492 U JP11492 U JP 11492U JP 2576607 Y2 JP2576607 Y2 JP 2576607Y2
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JP
Japan
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pair
plates
wire
plate
air cylinder
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JP1992000114U
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JPH0556392U (ja
Inventor
徳博 石井
佐藤  一郎
勝弘 沢田
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電線等の線材を自動的
に挟持するための線押さえ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電線の製造過程で、撚線機より出た電線
を巻取機で巻取った場合、該電線を切断するために一時
的に固定しておく必要がある。この電線を一時的に固定
する装置として、従来、図2に示す線押さえ装置を使用
していた。以下に、この線押さえ装置の概要を説明す
る。図2は、従来の線押さえ装置を示す図であり、一対
の押え板1a,1bがねじ2に螺合している。このねじ
杆2には、その中央部を境に右ねじ部2aと左ねじ部2
bとが形成されている。ねじ杆2の一端には、手回し用
のハンドル3が設けられている。尚、押え板1a,1b
は、図示を省略したガイド部材に沿ってねじ杆2と平行
に移動できる構成となっている。さて、ねじ杆2のハン
ドル3を作業者が手回しすると、押え板1a,1bが矢
印Aで示すように、互いに接近する方向に進行し、ねじ
杆2の推進力により電線4が挟持される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の線押さえ装置では、押え板1a,1bを進退さ
せるのに、作業者が手回しでハンドル3を操作しなけれ
ばならず、このため、電線4の挟持に多大な労力と時間
を要していた。また、電線4の径が太い場合には大きな
挟持力を必要とするため、特に大きな労力を要してい
た。そして、長期間使用し、装置自体が老朽化してくる
と、手作業ではハンドル3が回りにくくなる等の支障が
生じていた。本考案は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、作業者の労力を必要とせず、迅速
に、かつ、自動的に電線等の線材を挟持することができ
る線押さえ装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の線押え装置は、
線材を挟持するために対向して配される一対の押圧板
と、前記一対の各押圧板にそれぞれ配設された一対の支
持板と、前記一対の支持板と並行に配設された介在部材
と、前記一対の支持板と前記介在部材との間に、台形を
なすように一対の連結板が配置され、かつ回動自在に軸
支されて前記一対の押圧板を相互に接近又は離間する方
向に移動させるリンク機構と、前記介在部材と並行に配
設されたエアシリンダと、中間部が前記介在部材の一端
に揺動可能に枢着され、一端が支持板の後端間に回動自
在に取り付けられ、かつ他端が前記エアシリンダのピス
トンロッドの先端部に枢支された第1の作動板と、中間
部が前記介在部材の他端に揺動可能に枢着され、一端が
支持板の後端間に回動自在に取り付けられ、かつ他端が
前記エアシリンダのクレビス部に枢支された第2の作動
板とを備えたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】本考案の線押さえ装置は、エアシリンダを作動
させると、一対の押圧板が互いに近づく方向にリンク機
構を介して移動し、電線等の線材を自動的に、かつ、迅
速に挟持する。従って、作業者の労力を軽減することが
できると共に、機構が単純であるために、故障のおそれ
もなく長期間の使用にも耐えることができる。
【0006】
【実施例】以下に、本考案の一実施例を図を参照して詳
細に説明する。図1は、本考案の線押さえ装置の要部概
略図である。図において、電線4等の線材を挟持するた
めの一対の押圧板10a,10bは対向して配置されて
いる。これらの押圧板10a,10bの対向面には、線
材への損傷を防止し、及び確実に挟持するためにゴム板
11a,11bが取り付けられている。各押圧板10
a,10bは一対の支持板24,24にてそれぞれ支持
され、各支持板24,24は連結板25にて連結されて
いる。押圧板10a,10bは互いに接近する方向又は
互いに離間する方向に移動するために、リンク機構1
2,13に取付けられている。これらのリンク機構1
2,13は、一端が支持板24,24間に回動可能に取
り付けられ、他端が媒介部材14,14間に、同じく回
動可能に取り付けられた連結板15a,15bを有す
る。また、リンク機構12は一端が支持板24,24の
後端間に回動可能に取り付けられ、その中間部が前記媒
介部材14,14に軸22を介して揺動可能に枢着さ
れ、かつ他端がエアシリンダ16のピストンロッド17
の先端部に連結片26を介して枢支されている第1作動
板18を備えている。更に、リンク機構13は一端が支
持板24,24の後端間に回動可能に取り付けられ、そ
の中間部が前記媒介部材14,14間に軸23を介して
揺動可能に枢着され、かつ他端がエアシリンダ16のク
レビス部20に取り付けられている第2作動板19を有
する。エアシリンダ16は、第1作動板18及び第2作
動板19に連結されているだけであり、その本体部21
は非固定状態に保持されている。尚、エアシリンダ16
は、図示を省略したエア供給源に減圧弁等を介して接続
されている。
【0007】次に、上記のように構成の線押さえ装置の
動作について説明する。エア供給源から所定空気圧のエ
アがエアシリンダ16内に供給されると、ピストンロッ
ド17が本体部21から突出し、矢印B方向に移動す
る。このピストンロッド17の移動に伴い、第1作動板
18が軸22を中心に二点鎖線で示すように時計方向に
揺動する。この第1作動板18の先端部は、支持板2
4,24の後端間に連続され、かつ、前記の連結板15
bとで平行四辺形のリンク機構を形成するため、押圧板
10bは矢印Cで示すように、他方の押圧板10a側に
接近移動する。一方、エアシリンダ16の本体部21
は、宙に浮いた状態となっているので、ピストンロッド
17の突出時の反作用を受け、矢印D方向に移動する。
これによりクレビス部20に接続された第2作動板19
が軸23を中心に二点鎖線で示すように反時計方向に揺
動する。この第2作動板19の先端部は、支持板24,
24の後端間に連続され、かつ、前記の連結板15aと
で平行四辺形のリンク機構を形成するため、押圧板10
aは矢印Eで示すように、上記した押圧板10b側に接
近移動する。従って、一対の押圧板10a,10bは互
いに接近する方向に移動するので、ゴム板11a,11
b間で電線4が挟持する。この挟持力は、減圧弁等を介
して空気圧を調整することにより容易に所定の値に設定
することができる。尚、エアシリンダ16へのエアの供
給を停止することによりピストンロッド17が後退し、
上記と逆の動作により押圧板10a,10bが互いに離
間する方向に移動し、電線4の挟持を開放する。
【0008】このように、本考案の線押え装置によれ
ば、電線4等の線材の切断時に該線材を手作業によるこ
となく、自動的に挟持することができ、作業者の労力の
軽減と迅速な挟持が可能となる。また、線押え装置の構
成が比較的簡単であり、部品点数が少ないため、従来の
線押え装置と同等の価格で製作できる等の利点がある。
また、撚線機には、通常、エアブレーキが設けられてお
り、このエアブレーキへのエア供給のための配管が存在
するため、この配管及びエア供給源等を利用することに
より、エアシリンダ16へのエア供給を行うことがで
き、従って特に設備費を増加させずに設置することがで
きる。
【0009】
【考案の効果】以上のように本考案は、線材を挟持する
ために対向して配される一対の押圧板と、前記一対の各
押圧板にそれぞれ配設された一対の支持板と、前記一対
の支持板と並行に配設された介在部材と、前記一対の支
持板と前記介在部材との間に、台形をなすように一対の
連結板が配置され、かつ回動自在に軸支されて前記一対
の押圧板を相互に接近及び離間する方向に移動させるリ
ンク機構と、前記介在部材と並行に配設されたエアシリ
ンダと、中間部が前記介在部材の一端に揺動可能に枢着
され、一端が支持板の後端間に回動自在に取り付けら
れ、かつ他端が前記エアシリンダのピストンロッドの先
端部に枢支された第1の作動板と、中間部が前記介在部
材の他端に揺動可能に枢着され、一端が支持板の後端間
に回動自在に取り付けられ、かつ他端が前記エアシリン
ダのクレビス部に枢支された第2の作動板とを備えたの
で、エアシリンダの作動によりリンク機構及び一対の支
持板を介して一対の押圧板を互いに接近又は離間する方
向に移動させることができる。従って、本考案によれ
ば、電線等の線材を自動的に、かつ迅速に挟持すること
ができる上に作業者の労力が不要になると共に、構造が
簡単であるために故障のおそれもなく、長期間の使用に
耐えうる等優れた効果がある。しかもリンク機構を用い
たことにより、挟持すべき線材に対して線材位置を移動
することなく挟持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の線押さえ装置の要部概略図である。
【図2】従来の線押さえ装置の要部概略図である。
【符号の説明】
4 電線 10a,10b 押圧板 11a,11b ゴム板 12,13 リンク機構 14 媒介部材 15a,15b 連結板 16 エアシリンダ 17 ピストンロッド 18 第1作動板 19 第2作動板 20 クレビス部 21 本体部 22,23 軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−28444(JP,A) 実開 昭58−22219(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B26D 7/02 - 7/04 B23Q 3/06 B23D 33/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】線材を挟持するために対向して配される一
    対の押圧板と、前記一対の各押圧板にそれぞれ配設され
    た一対の支持板と、前記一対の支持板と並行に配設され
    た介在部材と、前記一対の支持板と前記介在部材との間
    に、台形をなすように一対の連結板が配置され、かつ回
    動自在に軸支されて前記一対の押圧板を相互に接近又は
    離間する方向に移動させるリンク機構と、前記介在部材
    と並行に配設されたエアシリンダと、中間部が前記介在
    部材の一端に揺動可能に枢着され、一端が支持板の後端
    間に回動自在に取り付けられ、かつ他端が前記エアシリ
    ンダのピストンロッドの先端部に枢支された第1の作動
    板と、中間部が前記介在部材の他端に揺動可能に枢着さ
    れ、一端が支持板の後端間に回動自在に取り付けられ、
    かつ他端が前記エアシリンダのクレビス部に枢支された
    第2の作動板とを備えたことを特徴とする線押さえ装
    置。
JP1992000114U 1992-01-07 1992-01-07 線押さえ装置 Expired - Lifetime JP2576607Y2 (ja)

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JPH0556392U JPH0556392U (ja) 1993-07-27
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004056827A1 (de) * 2004-11-24 2006-06-01 Expander Holding Ag Spannelement für Werkstücke, insbesondere Schraubstock
JP7064230B2 (ja) * 2017-03-14 2022-05-10 株式会社万陽 定寸送り装置を備えた棒材切断機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5822219U (ja) * 1981-07-31 1983-02-10 松下電工株式会社 チヤツク装置
JPS5828444A (ja) * 1981-08-11 1983-02-19 Toyoda Autom Loom Works Ltd クランプ機構

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