JP2576401Y2 - 組合せ秤 - Google Patents

組合せ秤

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JP2576401Y2 JP1992047967U JP4796792U JP2576401Y2 JP 2576401 Y2 JP2576401 Y2 JP 2576401Y2 JP 1992047967 U JP1992047967 U JP 1992047967U JP 4796792 U JP4796792 U JP 4796792U JP 2576401 Y2 JP2576401 Y2 JP 2576401Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、人手によって物品を
供給する半自動式組合せ秤に関し、合計重量が略所定重
量となるように物品を少数個、例えば2〜3個づつ袋等
に詰めるときに使用する組合せ秤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の上記半自動式組合せ秤は、例えば
16台の台数の計量槽を備えており、各計量槽に人手に
より供給された物品の重量を夫々計量し、これら計量し
た各物品の計量値を種々に組合せ、これら組合せの中か
ら合計重量が目標重量範囲内の組合せを選択して、その
選択した組を構成する物品を各計量槽から排出する。こ
の排出された物品を各組ごとに包装することにより、1
パックの合計重量が目標重量範囲内の物品のパックを作
ることができる。
【0003】例えば、平均重量が約250gの1匹分の
ブロイラの肉塊を組合せ計量した場合、図6の(c)に
示すように、合計値(合計重量)が約250g、約50
0g、約750g、・・・となる組合せが多く発生す
る。そして、ブロイラの1パックの重量が500〜52
5gの範囲内となるようにする場合、合計重量が約50
0gを中心にしてばらついている組の中から選択するこ
とになるので、上記範囲内の組を高い確率で選択するこ
とができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、ブロイラ全数
の平均重量が250gであっても、各計量槽に投入され
たブロイラの平均重量が例えば200gであったとした
場合、図6の(a)に示すように、合計重量が約200
g、約400g、約600g・・・となる組合せが多く
発生する。そして、ブロイラの1パックの重量が500
〜525gの範囲内となるようにする場合、合計重量が
約400g又は約600gを中心にしてばらついている
組の中から選択する必要があるので、上記範囲内の組を
選択することは非常に困難なこととなり、場合によって
は、上記重量範囲内の組を選択することができないこと
もある。
【0005】本考案は、合計重量が所定の重量範囲内で
あり、かつ、比較的少ない個数からなる物品の組を作成
することができる組合せ秤を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の考案は、夫々が第1の物品を計量して第1の計
量信号を生成する複数の第1の計量器と、複数の第1の
計量信号を種々に組合せてそれら組合せのうちで計量信
号の合計値が予め定めた所定範囲内となる組を選択する
組合せ演算部と、この組合せ演算部が選択した合計値の
組を構成する物品を排出させる排出部と、を具備する組
合せ秤において、
【0007】平均重量が第1の物品の平均重量よりも軽
量の第2の物品を計量して第2の計量信号を生成する第
2の計量器を設け、第1の計量信号を組み合わせて算出
した上記複数の合計値の全てが上記所定範囲外であると
きに、上記組合せ演算部が、第2の計量信号の数が第1
の計量信号の数以下である第1の計量信号と第2の計量
信号の組合せのうちから計量信号の合計値が上記所定範
囲内となる組を選択することを特徴とするものである。
【0008】第2の考案は、夫々が第1の物品を計量し
て第1の計量信号を生成する複数の第1の計量器と、平
均重量が第1の物品の平均重量よりも軽量の第2の物品
を計量して第2の計量信号を生成する複数の第2の計量
器と、第2の計量信号が含まれていない第1の計量信号
のそれぞれの組合せ、及び1つの第2の計量信号と第1
の計量信号とで構成されるそれぞれの組合せのうちから
計量信号の合計値が予め定めた所定範囲内となる組を選
択する組合せ演算部と、この組合せ演算部が選択した合
計値の組を構成する物品を排出させる排出部と、を具備
することを特徴とするものである。
【0009】
【作用】第1の考案によると、複数の第1の計量器が第
1の物品を計量して第1の計量信号を生成し、組合せ演
算部がこれら第1の計量信号を種々に組み合わせて、こ
れらの組合せの中から計量信号の合計値が所定範囲内と
なる組を選択する。そして、排出部がこの選択された組
を構成する物品を各計量器から排出する。ただし、第1
の計量信号を組み合わせて算出した複数の合計値の全て
が所定範囲外であるときは、第2の計量信号の数が第1
の計量信号の数以下である第1の計量信号と第2の計量
信号との組合せの中から計量信号の合計値が所定範囲内
となる組を選択する。なお、第2の計量器は、平均重量
が第1の物品の平均重量よりも軽量の第2の物品を計量
して第2の計量信号を生成する。
【0010】第2の考案によると、複数の第1の計量器
が第1の物品を計量して第1の計量信号を生成し、複数
の第2の計量器が第2の物品を計量して第2の計量信号
を生成し、組合せ演算部が第2の計量信号が含まれてい
ない第1の計量信号の組合せ、及び1つの第2の計量信
号と第1の計量信号とで構成される組合せのうちから計
量信号の合計値が所定範囲内となる組を選択する。そし
て、排出部がこの選択された組を構成する物品を各計量
器から排出する。
【0011】
【実施例】第1実施例は、図3及び図4に示す半自動式
組合せ秤に、本考案を実施したもので、図3に示すよう
に、本体フレーム1とその上部に設けた額板2とを有し
ている。この額板2には、16個の物品供給口6−1乃
至6−16が設けられている。本体フレーム2内には、
各物品供給口6−1乃至6−16の下方に夫々対応して
位置するように、計量ホッパ7−1乃至7−16が配置
されている。これら計量ホッパ7−1乃至7−16は、
両側開きのゲート8−1乃至8−16(ゲート8−1乃
至8−16が請求項1に記載の排出部に含まれてい
る。)を有している。これらゲート8−1乃至8−16
は、夫々に設けられている例えばエアーシリンダ等のゲ
ート駆動装置9−1乃至9−16によって開閉される。
そして、これら計量ホッパ7−1乃至7−16は、本体
フレーム1の内部に設けられているロードセル等の重量
検出器11−1乃至11−16を介して支持されてい
る。これら計量ホッパ7−1乃至7−16には、物品供
給口6−1乃至6−16に物品が投入されることにより
物品が供給され、計量ホッパ7−1乃至7−16のゲー
ト8−1乃至8−16が開かれると、各計量ホッパ7−
1乃至7−16内の物品が、図4に示すように、本体フ
レーム1内に設けた搬送コンベア10上に落下し、搬送
コンベア10によって包装機(図示せず)に搬送され
る。
【0012】なお、重量検出器11−1乃至11−16
は、比較的重い物品を計量するための重量検出器11−
1乃至11−12からなるAグループ(請求項1に記載
の第1の計量器)と、比較的軽い物品を計量するための
重量検出器11−13乃至11−16からなるBグルー
プ(請求項1に記載の第2の計量器)とからなってい
る。
【0013】上述した各計量ホッパ7−1乃至7−16
に供給された物品の計量は、図2に示す計量ユニットP
によって行われている。同図には示していないが、計量
ユニットPは実際には16組設けられている。計量ユニ
ットPは、重量検出器11を有している。重量検出器1
1が生成する計量信号は、増幅器(図示せず)で増幅さ
れた後に、マルチプレクサ(図示せず)を介して制御ユ
ニットQのA/D変換器4に供給され、ここでデジタル
計量信号に変換されて、演算制御部5に供給される。
【0014】演算制御部5は、まず、Aグループの重量
検出器11−1乃至11−12から供給されたデジタル
計量信号に基づいて組合せ演算を行い、これら計量信号
の組合せのうち合計値が予め定めた所定範囲内の組を選
択する。そして、その選択した組を構成する物品を対応
する各計量ホッパ7から排出させると共に、搬送コンベ
ア10を駆動させるために駆動回路12に信号を出力す
る。そして、Aグループの重量検出器11−1乃至11
−12から供給されたデジタル計量信号の組合せの中
に、計量信号の合計値が所定範囲内の組が存在しない場
合は、A及びBグループの重量検出器11−1乃至11
−16から供給されたデジタル計量信号に基づいて組合
せ演算を行い、これら計量信号の組合せのうち合計値が
所定範囲内であり、かつ、Bグループの重量検出器11
−13乃至11−16から供給されたデジタル計量信号
のうちの1つの計量信号を含む組を選択する。そして、
上記と同様にその選択した組を構成する物品を対応する
各計量ホッパ7から排出させると共に、搬送コンベア1
0を駆動させるために駆動回路12に信号を出力する。
【0015】また、演算制御部5には、記憶部13、タ
イマ14、入力部15、表示部16が接続している。記
憶部13は、プログラムの内容を書き込んであるPRO
Mと記憶内容を自由に書き替えることができるRAMと
を備えている。タイマ14は、演算制御部5の動作にお
ける時間制御を行うものである。入力部15は、運転に
必要な各種定数を設定したり、運転のON、OFFを指
令することができるものである。表示部16は、組合せ
に選択された計量ホッパ等を表示することができるもの
である。そして、図2には示していないが、演算制御部
5には再組合せスイッチ17が接続している。作業者が
再組合せスイッチ17をONにすることにより、再度組
合せ演算の実行を演算制御部5に指令することができ
る。
【0016】次に、この半自動式組合せ秤を使用して第
1の計量物品であるブロイラの肉塊(ブロイラの肉塊と
は、1匹のブロイラの肉の塊をいう。)及び第2の計量
物品であるブロイラの切り身の組合せ計量を行う手順を
図1に示すフローチャートに従って説明する。まず、作
業者が入力部6を操作して、目標重量T1 (例えば50
0g)、許容重量範囲T1 〜T2 (例えば500g〜5
25g)、グループA、Bの重量検出器(例えば重量検
出器11−1乃至11−12をAグループとして、重量
検出器11−13乃至11−16をBグループとして設
定する。)及びその他の運転定数を設定する(ステップ
100)。次に、人手により、Aグループの12台の各
計量ホッパ7−1乃至7−12にブロイラの肉塊を投入
し、Bグループの4台の各計量ホッパ7−13乃至7−
16にブロイラの切り身を投入する。ただし、ブロイラ
の1つの肉塊の平均重量は例えば約250gであると
し、切り身の重量は、例えば約50g、約80g、約1
25g、約200gであるとして、これら約50g、8
0g、約125g、約200gの切り身をBグループの
計量ホッパ7−13乃至7−16に投入する(ステップ
102)。すると、演算制御部5が、Aグループの重量
検出器11−1乃至11−12から供給されてくる計量
信号に基づいて組合せ演算を行い、計量信号の合計値が
目標重量の500g以上であり、500gに等しいか若
しくは最も近い組を選択する(ステップ104)。そし
て、その選択した組の合計値、即ち合計重量とこの選択
した組CA (選択された組の物品を収容する計量ホッパ
7)を記憶部13に記憶して(ステップ106)、この
選択した組の合計重量が許容重量範囲(500〜525
g)内であるか否かを判定する(ステップ108)。選
択した組の合計重量が許容重量範囲内であり、YESと
判定したときは、その組を構成するブロイラの肉塊を計
量ホッパ7から所定のタイミングで排出させる(ステッ
プ110)。しかる後に、ブロイラの肉塊をパックに包
装することができる。そして、排出されて空になってい
る計量ホッパ7に作業者がブロイラの肉塊を投入するこ
とにより、上記と同様の組合せ演算が実行さる(ステッ
プ100〜108)。これにより、ブロイラの肉塊のみ
を組み合わせて次々とパックに包装することができる。
【0017】ただし、ステップ108において、選択し
た組の合計重量が許容重量範囲(500〜525g)内
でなく、演算制御部がNOと判定したときは、まず、演
算制御部5が(T1 −B1 )を算出する。なお、B
1 は、図3に示すBグループの計量ホッパ7−13に投
入されたブロイラの切り身の重量である。そして、Aグ
ループの重量検出器11−1乃至11−12から供給さ
れてくる計量信号に基づいて組合せ演算を行い、計量信
号の合計値がこの算出した目標重量の(T1 −B1)g
以上であり、(T1 −B1 )gに等しいか若しくは最も
近い組を選択する(ステップ112)。即ち、Bグルー
プの計量ホッパ7−13に投入されたブロイラの切り身
の重量が含まれている組のうちで、目標重量T1 (50
0g)以上であり、T1 に等しいか若しくは最も近い組
を選択するということである。そして、その選択した組
の合計重量と目標重量(T1 −B1 )gとの偏差DEV
B1及びこの選択した組CB1(選択された組の物品を収容
する計量ホッパ7)を記憶部13に記憶する(ステップ
114)。そして、計量ホッパ7−14、7−15、7
−16に投入されている重量がB2 、B3 、B4 の夫々
の切り身に対してもステップ112、114と同等の演
算を行い、偏差DEVB2〜偏差DEVB4及びこの選択し
た組CB2〜CB4(選択された組の物品を収容する計量ホ
ッパ7)を記憶部13に記憶する(ステップ116、1
18)。次に、偏差DEVB1〜偏差DEVB4のうちで最
小のものを選択し(ステップ120)、この選択した偏
差が偏差の許容値内であるか否かを判定する(ステップ
122)。即ち、許容重量範囲が500〜525gであ
るから偏差の許容値は、500−525=25gであ
る。そして、選択した偏差が偏差の許容値内であり、Y
ESと判定したときは、その偏差と対応する組を構成す
るブロイラの肉塊と、その選択した偏差を求めるときに
組合せに参加させた1つの切り身、例えばBグループの
計量ホッパ7−13に投入されたブロイラの切り身とを
各計量ホッパ7から排出させる(ステップ124)。し
かる後に、ブロイラの肉塊及び切り身をパックに包装す
ることができる。そして、排出されて空になっている計
量ホッパ7に作業者がブロイラの肉塊、切り身を投入す
ることにより、上記と同様の組合せ演算が実行さる。こ
れにより、ブロイラの肉塊に切り身を組み合わせてパッ
クに包装することができる。
【0018】ただし、ステップ122において、偏差D
EVB1〜偏差DEVB4のうちの最小の偏差が偏差の許容
値外であり、NOと判定したときは、Aグループの計量
ホッパ7に投入されているブロイラの肉塊又はBグルー
プの計量ホッパ7に投入されている切り身を新たなもの
と作業者が入れ替えて(ステップ126)、再組合せス
イッチ17をONにする(ステップ128)。すると、
上述した組合せ演算及び物品の排出がステップ104〜
124に従って行われる。
【0019】つまり、計量しようとする全部のブロイラ
の平均重量が250gであっても、各計量ホッパに投入
されたブロイラの平均重量が例えば200gであるとき
に、1パックの重量が500〜525gの範囲内となる
ようにする場合、図6の(a)に示すように、合計重量
が400g又は600gを中心にしてばらついている組
の中から選択する必要がある。そして、これらの組合せ
の中に合計重量が500〜525gの範囲内となる組合
せが存在する場合は、その組合せを選択することができ
る。しかし、存在しない場合は、平均重量が250gよ
りも軽量である例えばブロイラの切り身(例えば約50
g、約80g、約125g又は約200gの切り身)を
組合せに参加させる。ただし、選択する組は、この実施
例では1つの切り身が組み合わされている組としている
ので、例えば重量が約200gのブロイラの2つの肉塊
と、約125gの1つの切り身との組合せからなってい
る組である。このような組の合計重量は、約525gで
ある。これにより、合計重量が約525gを中心にして
ばらついているこれら複数の組の中から合計重量が50
0〜525gの範囲内となる組合せを選択することがで
きるので、500〜525gの範囲内の組を高い確率で
選択することができる。
【0020】第2実施例は、第1実施例と同等の図3及
び図4に示す機械的構成であり、図2のブロック図に示
す電気回路を備えている。ただし、演算制御部5は、図
5に示すフローチャートに従って動作するようになって
いる。この半自動式組合せ秤によりブロイラの肉塊及び
切り身の組合せ計量を行うときは、第1実施例の図1の
ステップ100、102と同様にして、入力部15を操
作してイニシャル設定をし、ブロイラの肉塊及び切り身
を夫々対応するAグループの計量ホッパ7−1乃至7−
12及びBグループの計量ホッパ7−13乃至7−16
に投入する(ステップ200、202)。そして、ステ
ップ104、106と同様にして、演算制御部5が、A
グループの重量検出器11−1乃至11−12から供給
されてくる計量信号に基づいて組合せ演算を行い、計量
信号の合計値が目標重量の500g以上であり、500
gに等しいか若しくは最も近い組を選択し、その選択し
た組の合計値(合計重量)と目標重量500gとの偏差
DEVA 、及びこの選択した組CA (選択された組のブ
ロイラの肉塊を収容する計量ホッパ7)を記憶部13に
記憶する(ステップ204、206)。更に、ステップ
112〜118と同様にして、計量ホッパ7−13、7
−14、7−15、7−16に投入されている重量がB
1 、B2 、B3 、B4 の夫々の切り身に対して選択され
た偏差DEVB1〜偏差DEVB4及びこの選択した組CB1
〜CB4(選択された組の物品を収容する計量ホッパ7)
を記憶部13に記憶する(ステップ208〜214)。
次に、偏差DEVA 、偏差DEVB1〜偏差DEVB4のう
ちで最小のものを選択し(ステップ216)、この選択
した偏差が偏差の許容値内であるか否かを判定する(ス
テップ218)。即ち、許容重量範囲が500〜525
gであるから偏差の許容値は25gである。そして、選
択した偏差が偏差の許容値内であり、YESと判定した
ときは、その偏差と対応する組を構成するブロイラの肉
塊等を計量ホッパ7から排出させる(ステップ22
0)。しかる後に、ブロイラの肉塊の組合せ、又はブロ
イラの肉塊と1つの切り身の組合せのものをパックに包
装することができる。そして、排出されて空になってい
るAグループの計量ホッパ7にブロイラの肉塊、Bグル
ープの計量ホッパ7に切り身を投入することにより、上
記と同様の組合せ演算が実行さる。
【0021】ただし、ステップ218において、偏差D
EVA 、偏差DEVB1〜偏差DEVB4のうちの最小の偏
差が偏差の許容値外であり、NOと判定したときは、A
グループの計量ホッパ7に投入されているブロイラの肉
塊又はBグループの計量ホッパ7に投入されている切り
身を新たなものと作業者が入れ替えて(ステップ22
2)、再組合せスイッチ17をONにする(ステップ2
24)。すると、上述した組合せ演算及び物品の排出が
ステップ204〜220に従って行われる。
【0022】つまり、約50g、約80g、約120
g、約200gのブロイラの切り身を最初から組合せに
参加させて、1つの切り身が組み合わせられているブロ
イラの肉塊の複数の組合せと、ブロイラの肉塊のみから
なる複数の組合せのうちから計量信号の合計値、即ち合
計重量が500〜525gの範囲内となる組合せを選択
することができる。これにより、ブロイラの肉塊のみの
組合せから選択するときよりも、500〜525gの範
囲内の組を高い確率で選択することができる。
【0023】ただし、第1、第2実施例において、Aグ
ループの計量ホッパ7の数を12台としたが、12台以
外の複数台とすることができる。そして、Bグループの
計量ホッパ7の数を4台としたが、4台以外の1台又は
複数台とすることができる。
【0024】また、上記各実施例において、組合せに選
択される組を構成する物品の中にBグループの物品(切
り身)が1つ以下となるようにしたが、選択される組を
構成する物品の個数の1/2以下となるようにAグルー
プの物品にBグループの物品を組み入れてもよい。例え
ば、選択された組を構成する物品の数が4個であれば、
Bグループの物品(切り身)の数が2個となる場合を含
めることができる。
【0025】更に、上記各実施例において、Bグループ
の物品(第2の物品)の重量を約50g、約80g、約
120g、約200gとしたが、Bグループの物品の平
均重量がAグループの物品(第1の物品)の平均重量
(250g)よりも軽量となる重量に切断した切り身と
することができる。
【0026】
【考案の効果】略同じ重量の物品を例えば2〜3個の少
数個からなる複数の組の中から、その合計重量が所定重
量範囲内の組合せを作成する場合、これらの組の中に合
計重量が所定重量範囲内の組が存在しないときは、計量
器に供給されている物品を新たな物品と取り替えるが、
物品の重量が略等しいときは、再組合せを行っても所定
重量範囲内の組を選択できない可能性が高いと考えられ
る。従って、所定重量範囲内の組が存在しないときは、
計量器の物品をその物品よりも軽い物品を組合せ演算に
参加させることにより、物品の合計重量のばらつきを広
げることができ、これにより、合計重量が所定重量範囲
内に入る可能性を高めることができる。本考案は、この
点に着目したものである。
【0027】第1の考案によると、まず、第1の物品
(ブロイラの肉塊)を計量して得られた第1の計量信号
を種々に組合せて、これら組合せの中から計量信号の合
計値が所定範囲内(所定重量範囲内)の組を選択してい
るので、第2の物品(切り身)を含まない、第1の物品
(ブロイラの肉塊)のみからなる組合せを選択すること
ができる。これにより、合計重量が所定重量範囲内であ
り、かつ、ブロイラの肉塊のみを優先させて1パックに
包装することができるという効果がある。
【0028】そして、第1の物品(ブロイラの肉塊)の
みを組み合わせた中に、計量信号の合計値が所定範囲内
のものが存在しないときは、第2の物品(ブロイラの切
り身)を計量して得られた第2の計量信号を組合せに参
加させて、計量信号の合計値のばらつきを広げた状態に
して、合計値が所定範囲内の組合せを選択する。これに
より、ブロイラの肉塊の組合せの中に所定重量範囲内の
組が存在しないときに、第1の計量器に供給されている
ブロイラの肉塊を新たなブロイラと取り替える手間を軽
減することができるという効果がある。その結果、計量
能率を高水準に維持できるという効果がある。また、1
パックに包装される切り身の数がブロイラの肉塊の個数
以下となるように組み合わせているので、1パック中の
切り身の数が多くならず、ブロイラの肉塊をパックした
ものとしての品質を十分満足させることができるという
効果がある。
【0029】第2の考案によると、第1の物品(ブロイ
ラの肉塊)を計量して得られる第1の計量信号のみから
なる組合せ、及び1つの第2の計量信号(第2の物品
(切り身)を計量して得られる計量信号)と第1の計量
信号とで構成される組合せのうちから計量信号の合計値
が予め定めた所定範囲内(所定重量範囲内)となる組を
選択しているので、第1の考案と同様に、合計値が所定
範囲内となる組合せを選択することができる可能性を従
来よりも向上させることができるという効果がある。そ
して、第2の物品(切り身)の数が1つであるか若しく
は第2の物品(切り身)が含まれていない組合せのうち
から組合せを選択しているので、1パック中の切り身の
が1つ以下となり、第1の考案と同様に、ブロイラの
肉塊をパックしたものとしての品質を十分満足させるこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例に係る組合せ秤により物
品の組合せ計量を行う手順を示すフローチャートであ
る。
【図2】同第1実施例に係る組合せ秤の電気回路を示す
ブロック図である。
【図3】同第1実施例に係る組合せ秤の斜視図である。
【図4】同第1実施例に係る組合せ秤の側面図である。
【図5】同考案の第2実施例に係る組合せ秤により物品
の組合せ計量を行う手順を示すフローチャートである。
【図6】同第1及び第2実施例にいて各計量ホッパに投
入された物品の平均重量別の組合せ重量と組合せ数との
関係を示す図である。
【符号の説明】
5 演算制御部 7 計量ホッパ 10 搬送コンベア 11 重量検出器

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 夫々が第1の物品を計量して第1の計量
    信号を生成する複数の第1の計量器と、複数の第1の計
    量信号を種々に組合せてそれら組合せのうちで計量信号
    の合計値が予め定めた所定範囲内となる組を選択する組
    合せ演算部と、この組合せ演算部が選択した合計値の組
    を構成する物品を排出させる排出部と、を具備する組合
    せ秤において、 平均重量が第1の物品の平均重量よりも軽量の第2の物
    品を計量して第2の計量信号を生成する第2の計量器を
    設け、第1の計量信号を組み合わせて算出した上記複数
    の合計値の全てが上記所定範囲外であるときに、上記組
    合せ演算部が、第2の計量信号の数が第1の計量信号の
    数以下である第1の計量信号と第2の計量信号の組合せ
    のうちから計量信号の合計値が上記所定範囲内となる組
    を選択することを特徴とする組合せ秤。
  2. 【請求項2】 夫々が第1の物品を計量して第1の計量
    信号を生成する複数の第1の計量器と、平均重量が第1
    の物品の平均重量よりも軽量の第2の物品を計量して第
    2の計量信号を生成する複数の第2の計量器と、第2の
    計量信号が含まれていない第1の計量信号のそれぞれの
    組合せ、及び1つの第2の計量信号と第1の計量信号と
    で構成されるそれぞれの組合せのうちから計量信号の合
    計値が予め定めた所定範囲内となる組を選択する組合せ
    演算部と、この組合せ演算部が選択した合計値の組を構
    成する物品を排出させる排出部と、を具備することを特
    徴とする組合せ秤。
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