JP2576380Y2 - 複合ケーブル - Google Patents

複合ケーブル

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JP2576380Y2
JP2576380Y2 JP1990033616U JP3361690U JP2576380Y2 JP 2576380 Y2 JP2576380 Y2 JP 2576380Y2 JP 1990033616 U JP1990033616 U JP 1990033616U JP 3361690 U JP3361690 U JP 3361690U JP 2576380 Y2 JP2576380 Y2 JP 2576380Y2
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JP
Japan
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composite cable
water supply
optical fiber
supply hose
outer periphery
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JP1990033616U
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JPH03124531U (ja
Inventor
竹男 矢地
勝士 中矢
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昭和電線電纜株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、複合ケーブルの改良に係り、特に複合ケー
ブルを構成する送水ホースの衝撃的な動きを拘束すると
ともに、光ファイバユニットの伝送ロスを増加させない
複合ケーブルに関する。
(従来の技術) 近時、火力・原子力発電所の取、排水口には、一般に
ポリエチレン等をライニングした鋼管等から成る海水管
が用いられている。
ところで、かかる海水管は、長期間の使用により海水
管の内壁に貝が付着しひいては、取、排水の能力を低減
する不都合がある。このため、海水管清掃ロボットを用
いることによって上記貝を取り除くことが行われてい
る。なお、貝の除去は、直径50cm程度の鋼管内に、海水
管清掃ロボットを走行させることによって行われてい
る。
従来、海水管清掃ロボットとしては、第2図に示すよ
うに、100kg/cm2程度のジェット水を噴射させる噴射口
1を有するロボット本体2と、このロボット本体2の先
端部に装備されたモニター用のテレビカメラ3と、ロボ
ット本体2の後端部に並列に取り着けた複合ケーブル4
及び送水ホース5とから成るものが知られている。な
お、複合ケーブル4には、光ファイバユニット、制御用
ケーブル及びテンションメンバー等が内蔵されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような海水管清掃ロボットにおい
ては、海水管内で水を噴射させると、送水ホース5がそ
の水の流量の急激な変化に対応して衝撃的に動き回り、
海水管にライニングされたポリエチレン等のライニング
層を損傷させ、ひいては、海水管の外表面が露出し、こ
れによって海水管が腐食する難点があった。
このため、複合ケーブル4中に、送水ホース5を内蔵
させることによって送水ホース5の衝撃的な動きを封じ
込めることも考えられているが、この場合においては、
水を噴射した際の衝撃力によって、複合ケーブル4中に
内蔵させた光ファイバユニット(不図示)に側圧がかか
らないように、すなわち光ファイバの伝送ロスが変化し
ないように配慮する必要がある。
本考案はこれらの問題を解決すべくなされたもので、
水を噴射した際の衝撃力によっても、光ファイバの伝送
ロスが変化せず、かつ送水ホースの衝撃的な動きを封じ
込むことによって海水管のライニング層を損傷させる恐
れのない複合ケーブルを提供することを目的としてい
る。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案の複合ケーブルは、テンションメンバーの外周
に光、ファイバユニット、制御用ケーブル及び給水ホー
スをよりあわせ、このよりあわせ心上にシースを設けて
成るものにおいて、前記光ファイバユニットはシースに
近接するよりあわせ心の外周部に配置され、かつ、前記
給水ホースは複数本に分割して前記テンションメンバー
の外周に略均等に配列されるように、介在物を介して制
御用ケーブルと共にほぼ円形によりあわされていること
を特徴としている。
(作用) 本考案の複合ケーブルでは、複合ケーブル自身に給水
ホースが複数本に分割してテンションメンバーの外周に
略均等に配列されるようによりあわされ、これが介在物
およびシースによって拘束されているので水を噴射させ
る際の給水ホースの衝撃的な動きが封じ込められ、光フ
ァイバユニットに側圧が付与されず、さらに、光ファイ
バユニットはシースに近接するよりあわせ心の外周部に
配置されるので他の部材の内向きの力が作用することが
なく、光ファイバユニットのマイクロベントロスが防止
される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本考案の複合ケーブルの一実施例を示す縦
断面図である。第1図において、スチールワイヤーの撚
線等から成るテンションメンバー6の外周は塩化ビニル
樹脂等の被覆体7で覆われており、この外周には、例え
ば4本の送水ホース8、テレビカメラの首ふり等を可能
にする制御用ケーブル9及びテレビカメラ(第2図参
照)に直結される2本の光ファイバユニット10等がジュ
ート等の介在物11と共により合わせられている。しかし
て、このより合わせ体の外側には、布テープ等の押えテ
ープ12が巻回され、この外側には、耐磨耗性の良好なウ
レタン樹脂等から成るシース13が設けられている。
各送水ホース8は、例えばポリアミド樹脂等から成る
内径が14.7mm程度のホースと、この外周に設けた2重の
横巻金属線と、この上に設けた金属編組と、この上に設
けたウレタンチューブ等とで構成されており、これらの
送水ホース8は、複合ケーブル内では、テンションメン
バー6の外周に円周方向に略均等に配列されるが、海水
管清掃ロボットの本体(第2図参照)内では1本に纏め
られ、50〜300kgf/cm2程度の水圧で水が噴射されるよう
になっている。なお、送水ホース8を複数本に分割して
配列したのは、複合ケーブル全体の外径を細くするため
と、送水ホース8の内圧を高めるためである。
各光ファイバユニット10は、外周に螺旋状の溝を例え
ば6個形成したスペーサと、この各溝に収納された光フ
ァイバと、スペーサの外周に巻回された押えテープ等と
で構成されており、これらの光ファイバユニット10は、
テンションメンバー6の外周のシース13に近接するより
あわせ心の外周部となる位置に略180度の間隔をおいて
配列されている。
制御用ケーブル9は、4条の対より線心14と、この対
より線心のよりあわせ上に設けられた押えテープ15とで
構成されている。なお、対より線心14を構成する絶縁線
心は、導体の外周にポリ四弗化エチレン樹脂等の絶縁体
を被覆したもので構成されている。
符号16は、送水ホース8より、小径(11.3mm程度)の
送水ホースを示しており、これによって、海水管より分
離した貝のかきだしが行われる。
符号17は、必要により2本設けられる直径が8mm程度
のエアホースで、ポリアミド樹脂等のホース等から成
り、テンションメンバーの外周に略180度の間隔をおい
て配列されている。
次に、このように構成された本考案の複合ケーブルに
ついて各種試験を行った結果について述べる。先ず、複
合ケーブルを構成する光ファイバを直列に接続し、一端
に光源を、他端に光パワーメータを接続して、光源から
の入射光に対し、光パワーメータで出力光を測定した。
次に、送水ホース8に高圧水ポンプを接続して、高圧
水をジェットさせた時の光ファイバの伝送ロスを測定し
たところ、伝送ロスに変化は認められなかった。
更に、引留架台上にロードセルを介して複合ケーブル
をセットし、これの両端に1000kgfの張力を付加した際
の光ファイバの伝送ロスを測定したところ、伝送ロスに
変化は認められなかった。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の複合ケーブルによれ
ば、水を噴射させても送水ホースの動きが拘束されるの
で、海水管のライニング層を損傷させる恐れがなく、ま
た、送水ホースが拘束され、かつ光ファイバユニットが
シースに近接するよりあわせ心の外周部に配置されてい
る結果、光ファイバユニットに側圧が付与されず、ひい
ては光ファイバユニットの伝送ロスに変化を生じさせる
恐れのない複合ケーブルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の複合ケーブルの縦断面図、第2図は従
来の海水管清掃ロボットの概略説明図である。 4……複合ケーブル 6……テンションメンバー 8……送水ホース 9……制御用ケーブル 10……光ファイバユニット 11……介在物 12……押えテープの巻回層 13……シース 17……エアホース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−3683(JP,A) 実開 昭58−193410(JP,U) 実開 昭63−55326(JP,U) 実開 平2−136921(JP,U) 実開 昭62−104326(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01B 7/00 310 H01B 7/14 H01B 11/22

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】テンションメンバーの外周に、光ファイバ
    ユニット、制御用ケーブル及び給水ホースをよりあわ
    せ、このよりあわせ心上にシースを設けて成るものにお
    いて、前記光ファイバユニットはシースに近接するより
    あわせ心の外周部に配置され、かつ、前記給水ホースは
    複数本に分割して前記テンションメンバーの外周に略均
    等に配列されるように、介在物を介して制御用ケーブル
    と共にほぼ円形によりあわされて成ることを特徴とする
    複合ケーブル。
JP1990033616U 1990-03-30 1990-03-30 複合ケーブル Expired - Lifetime JP2576380Y2 (ja)

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JPH03124531U JPH03124531U (ja) 1991-12-17
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