JP2576090Y2 - ノブ取付構造 - Google Patents

ノブ取付構造

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JP2576090Y2
JP2576090Y2 JP1993020334U JP2033493U JP2576090Y2 JP 2576090 Y2 JP2576090 Y2 JP 2576090Y2 JP 1993020334 U JP1993020334 U JP 1993020334U JP 2033493 U JP2033493 U JP 2033493U JP 2576090 Y2 JP2576090 Y2 JP 2576090Y2
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JP
Japan
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knob
socket
rotating shaft
socket portion
shaft
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JP1993020334U
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JPH0679191U (ja
Inventor
和彦 清水
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菊水電子工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ノブ取付構造に関し、
詳しくは、電子機器や電気機器等において、筐体外部に
露出された例えばボリュウム等の操作軸や調整軸等操作
にかかわる回動軸の端部に取付けられるつまみ用のノブ
取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のノブは機器筐体内に配設
された被操作機器や被調整部材から筐体外にその操作軸
や調整軸の一部を予め突出させるようにした上、その端
部に嵌め合いによって取付けられるように構成されてい
る。かかるノブは一般に人の指先で操作されることが多
く、差程のトルクを要しないような回動軸に装着される
ので、ノブ自体はそのようなトルクに耐えられる構造お
よび材料のものであればよく、近年では樹脂系材料等で
成形されてきた。
【0003】図3〜図5は、このような従来のノブの取
付構造を示す。図3において、10はそのノブ、11は
ノブ10が装着される側の例えば被調整部材、12はそ
の調整軸(回動軸)であり、被調整部材11の方は不図
示の筐体内に固定されていて、その回動軸12端部が筐
体外に露出されている。なお、樹脂成形等になるノブ1
0はその中心部が装着自在なソケット状に形成されてい
る。10Aはノブ10の軸装着孔、10Bは装着孔10
Aに回動軸12を嵌合した状態で、双方向の滑りによる
空廻りを拘止するための止めねじ孔、13はねじ孔10
Bに螺合されるセットスクリューである。一方、回動軸
12の端部には回動軸12にノブ10を固定する前に微
回動させてその回動位置を位置決めするためにドライバ
用の切溝12Aが形成されている。
【0004】このように構成されたノブの取付構造にお
いては、回動軸12を所定の回動位置に位置決めした
後、ノブ10の装着孔10Aに回動軸12の先端部を圧
入し、しかる後、セットスクリュー13を止めねじ孔1
0Bに螺合させて、回動軸12側の不図示の止め孔にそ
のスクリュー先端を係着させることで、ノブ10を回動
軸12に固定することができる。
【0005】図4および図5は他の従来例で、図4は回
動軸12の先端部に形成された雄のスプライン部12C
をノブ10側の雌スプライン部10Cに圧入してセレー
ション結合するようにしたものである。また、図5は回
動軸12の先端部に切欠きノッチ12Dを形成すると共
にノブ10側の装着孔10Dをノッチ12Dに合せた形
状としたもので、回動軸12のノッチ12D形成部を装
着孔10Dに圧入することで、双方の嵌合によって固定
状態が保たれるようにした例である。
【0006】なお、ノブの取付構造としては以上に述べ
たような従来例の外、これらを適宜に組合せるようにし
たもの等も多く知られている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来例のうち、図3に示した例のものは固定の
ための回動軸とノブとの相対的な位置決めが面倒な上、
いちいちセットスクリューで固定しなければならず手間
がかかる。また、図4,図5に示したような従来例では
装着は比較的容易なものの、緩み易く接着剤等によらざ
る限り抜け出す虞が多い。
【0008】本考案の目的は、このような従来の欠点を
除去し、ワンタッチで回動軸端部に装着することがで
き、しかも簡単には抜け出すことのないノブ取付構造を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案によるノブ取付構
造は、機器の操作にかかわる回動軸の端部に形成された
係着部と、前記回動軸に取付けられるノブに形成されて
前記回動軸の外径よりも小さな内径を有する筒状のソケ
ット部と、このソケット部にその軸方向に沿って形成さ
れ、当該ソケット部を半径方向に弾性変形可能とするス
リットと、前記ソケット部の内面に相隔てて形成され、
軸方向に沿って延びる一対の係止溝と、前記回動軸に前
記ソケット部を差し込んだ状態で前記係着部と前記一対
の係止溝とに係合し、前記回動軸と前記ソケット部との
間に保持される係止部材とを具えたことを特徴とするも
のである。
【0010】
【作用】本考案によると、係止部材を回動軸の端部に形
成された係着部に係合させ、さらにこの係止部材をソケ
ット部に形成された一対の係止溝に合致させた状態で回
動軸にソケット部を差し込むと、ソケット部が弾性変形
を伴って半径方向外側に押し広げられ、係止部材が回動
軸の係着部とソケット部の一対の係止溝とに係合した状
態でこれら回動軸とソケット部との間に保持される。こ
の結果、ソケット部の半径方向内側への弾性力により、
回動軸に対してノブが一体的に嵌着された状態となる。
また、ノブに与えられる回転力は、係止部材を介して回
動軸に確実に伝達される。
【0011】
【実施例】以下に、図面を参照しつつ本考案の実施例を
具体的に説明する。
【0012】図1は本考案の一実施例を示す。なお、こ
こでも説明を分かり易くするために、本考案にかかるノ
ブ1の構造は断面で示されている。このようなノブ1と
しては弾性を有する樹脂系材料で成形されることが望ま
しく、さらには廉価で、電気的に絶縁体であることが好
ましい。2は鋼線など弾性のある金属でコの字型に形成
され、被調整部材11の回動軸12とノブ1との双方に
係合して回り止めとして機能すると共に抜け止めとして
も機能する部材(以下では単に係止部材という)であ
る。
【0013】すなわち、係止部材2は調整軸12端部の
切溝12Aに係合する線状部2Aと、線状部2Aから周
方向に折曲げられ、ノブ1のソケット部3内面に沿って
軸方向に設けられた係止溝3A(図2参照)に係合する
係止腕2Bとを有する。なお、本例では回動軸12の回
動方向に対し、ノブ1を同軸に固定するにあたり、2方
向の選択が可能なように互いに90°の角度を保つ2対
の係止溝3Aが形成されているが、かかる係止溝3Aと
しては少なくとも一対あればよく、また、複数対が形成
されるようにしてもよい。3Bはソケット部3の軸方向
に設けたスリット、また図1に示す3Cはソケット部3
の底部から突設され、係止部材2を切溝12Aへの係着
状態に保つための固定部である。
【0014】また、本例のように対をなす係止溝3Aの
うち、ソケット部3の端面における一方の係止溝形成部
近傍を一段低く切込んで段付き部3Dとし、このような
段付き部3Dとすることにより係止溝3Aを利用して係
止部材2を係止させる場合に他方向の係止溝3Aを利用
する場合とこれを一方の係止溝3Aと見分けるようにし
ている。さらにまた、係止部材2としては本実施例に示
したようなコの字型のものに代えて、例えば図1に示す
板状のものとすることもできる。但し、この場合は回動
軸12側に設ける切溝12Aの切込み深さをそれなりに
深くしておくことが望ましい。
【0015】以上に述べたようなノブ取付構造によるノ
ブ1の調整軸等回動軸12への装着にあたっては、ま
ず、係止部材2の線状部2Aを軸12の切溝12Aに嵌
め込むと共に平行する係止腕2Bを軸12に沿わせるよ
うになした上、ノブ1のソケット部3に設けた対をなす
係止溝3Aに係止腕2Bを嵌め合わすようにして軸12
をソケット部3に圧入する。この場合、係止部材2自体
の有するばね性と、ソケット部3にスリット3Bを介し
て得られる弾性との少なくともいずれが作用するのでノ
ブ1と回動軸12とを確実な係着状態に保つことができ
ると共に、これらのばね性による係合部の摩擦力でノブ
1が回動軸12から抜け出すのを防止できる。
【0016】なお、上述の実施例では回動軸12の端部
に形成されるドライバ操作用の切溝12Aを利用して係
止部材2の線状部2Aを係着させるようにしたが、本考
案の適用はこのような係止手段に限られるものではな
く、係止部材として、ワンタッチ式にその一部が回動軸
に係着され、かつ、ソケット部への圧入時に、ソケット
部内面に設けた係止溝に弾性的に係止されるように構成
される限り、どのような構成であってもよい。
【0017】
【考案の効果】本考案のノブ取付構造によると、機器の
操作にかかわる回動軸の端部に係着部を形成する一方、
回動軸に取付けられるノブに回動軸の外径よりも小さな
内径を有する筒状のソケット部を形成し、このソケット
部の軸方向に沿って当該ソケット部を半径方向に弾性変
形可能とするスリットを形成し、さらにソケット部の内
面に軸方向に沿って延びる一対の係止溝を相隔てて形成
し、回動軸にソケット部を差し込んだ状態で係着部と一
対の係止溝とに係合する係止部材を回動軸とソケット部
との間で保持するようにしたので、ワンタッチで極めて
容易に回動軸に対してノブを一体的に嵌着することがで
きる。しかも、ソケット部の弾性力と係止部材を用いた
回り止め機構とで回動軸に対するノブの抜け外れや緩み
を確実に防止することが可能であり、低コストにて得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の構成の一例を分解して示す斜視図であ
る。
【図2】本考案によるノブおよび係止部材の構成の詳細
を示す斜視図である。
【図3】従来例の構成を分解して示す斜視図である。
【図4】他の従来例の構成を分解して示す斜視図であ
る。
【図5】さらに他の従来例の構成を分解して示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 ノブ 2 係止部材 2A 線状部 2B 係止腕 3 ソケット部 3A 係止溝 3B スリット 3C 固定部 11 被調整部材 12 調整軸(回動軸) 12A 切溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器の操作にかかわる回動軸端部に
    成された係着部と、 前記回動軸に取付けられるノブに形成されて前記回動軸
    の外径よりも小さな内径を有する筒状のソケット部と、 このソケット部にその軸方向に沿って形成され、当該ソ
    ケット部を半径方向に弾性変形可能とするスリットと、 前記ソケット部内面に相隔てて形成され、軸方向に沿
    って延びる一対の係止溝と、前記回動軸に前記ソケット部を差し込んだ状態で前記
    着部前記一対の係止溝に係合し、前記回動軸と前記
    ソケット部との間に保持される係止部材とを具たこと
    を特徴とするノブ取付構造。
JP1993020334U 1993-04-20 1993-04-20 ノブ取付構造 Expired - Lifetime JP2576090Y2 (ja)

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JPH0679191U JPH0679191U (ja) 1994-11-04
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016136931A (ja) * 2015-01-29 2016-08-04 グローブライド株式会社 魚釣用リールおよび魚釣用リールの操作ノブ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59138918U (ja) * 1983-03-08 1984-09-17 トヨタ自動車株式会社 自動車用変速機のシフトレバ−
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JPH0679191U (ja) 1994-11-04

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