JP2575762B2 - 両面平取ミシン針の製造方法 - Google Patents

両面平取ミシン針の製造方法

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JP2575762B2 JP62323749A JP32374987A JP2575762B2 JP 2575762 B2 JP2575762 B2 JP 2575762B2 JP 62323749 A JP62323749 A JP 62323749A JP 32374987 A JP32374987 A JP 32374987A JP 2575762 B2 JP2575762 B2 JP 2575762B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、成形プレスでワイヤからミシン針を製造す
る方法であって、針の柄部に二つの扁平面をプレス形成
した両面平取ミシン針の製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のプレス成形のミシン針では、例えば特開昭57−
168740号公報にも提案されているように針の柄部から針
先端に亘って減少した略横断面寸法の針幹を形成し、プ
レス又は圧延によって柄部には扁平面を、また針幹には
糸溝がプレスされるものでプレス用金型からはみ出す耳
部分をグラインダで研磨又はフライスで削り取って製品
とするものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕 この従来法では、ワイヤ部分が成形されるべき針幹,
柄部の範囲において扁平にプレスされ、針溝のプレス及
び同時に行われる孔のプレスでほぼその横断面厚さまで
針幹の扁平化が行われたのちに切削工具で扁平化残部と
なる耳部の除去をグラインダ加工又はフライス加工によ
るコスト高となり、生産性も高められないし、寸法精度
もあげられないなど欠点があり、殊に両面平取針では使
用上二本の針を扁平面と突き合わせて用いられる関係で
寸法精度にバラツキがあると使用不能となるし、それだ
け製造上仕上加工や品質管理も煩雑となるなど問題があ
った。
本発明は、これら従来のプレスにて圧成されるミシン
針製造にある欠点を適確に除去し、加工手段の削減を可
能にし、寸法精度の高い品質良好な両面平取針を生産性
よく製造できる方法を提供することを目的としたもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明においては上述の目的を達成するため、針体素
材となるワイヤを針幹及び柄部に成形すべきプレス用金
型で圧成して平取ミシン針とする製造方法において、プ
レス方向又はこのプレス方向にほぼ直交する方向の成形
面に扁平面成形用の平坦面と柄部側面成形用の凹面とを
備えたプレス用金型を用い、プレス時のワイヤの延びを
考慮して過不足ないように予め計算された断面積のワイ
ヤをプレスして対向した扁平面を柄部に一対形成して両
面平取柄部とするとともに、該扁平面と直交する方向の
両側面の凸面間の巾寸法を所定に維持してプレス加工す
るようにしている。
なお、前記プレス工程は、そのプレス方向又はこれに
直交する方向に互いに対向した側面をそれぞれエッジの
ない山形状の弯曲面に圧成加工するものであるとよい。
〔作 用〕
本発明の製造法では、一端に針先他端に柄部のある針
幹に糸溝及び針穴を形成したミシン針とするに際し、プ
レス時の延びを考慮して予め計算された線径のある断面
円形又は角形のワイヤを用い、プレス成形金型で対向し
た扁平面を柄部に一対形成して両面平取柄部とすると共
に、該扁平面と直交する方向の両側面間の巾寸法がオー
バーしないように側面を押えてプレス加工するもので両
面平取ミシン針を寸法精度高く能率よく生産することが
可能となる。
〔実施例〕
本発明の実施例を第1〜6図を参照して説明すると、
一端に針先1があり、針穴2のある糸溝3を備えた針幹
4にテーパー部41を介して柄部5を形成したミシン針と
するに際し、針体素材となるワイヤから前記針幹4及び
柄部5に成形すべきプレス成形用金型7で圧成するのに
プレス時のワイヤの延びを考慮して予め計算された断面
積のワイヤをプレスして対向した扁平面6,6を柄部5に
一対形成して両面平取柄部とすると共に、該扁平面6と
直交する方向の両側面51,51間の巾寸法lを所定に維持
してプレス加工し、両面平取ミシン針とするものであ
る。
なお、前記両面平取柄部の加工は幹針4の成形工程の
前又は後に選んで処理できるが、針幹素材は断面長方形
の帯状のワイヤ又は線状のワイヤを用いて圧延並びにプ
レス成形したものでもよく、予めプレス時の素材延びを
考慮して所定断面積のものを選んで用いられ、特にプレ
ス成形用金型7はその成形面扁平面6を形成する平坦面
8と円弧状に弯曲した凹面9を持ち凹面の両サイドに丸
味をつけた面取り部のあるダイスを用い前記針幹4の両
側面51,51となる短辺側面に山形状の弯曲面が同時に形
成されるようにプレス加工するのがよく、必要に応じ平
坦面8のみをスライドさせる割り金型を選んで用いるこ
ともできる。いずれにしても巾寸法lがオーバーしない
ように両側面から押えられエッジのない面特性のよい形
態としてある。
なお前記弯曲面の側面51,51の成形には前記針幹4の
中心点Pより側面51までの距離を半径とする円弧で前記
山形状の弯曲面を形成するものであって、面取り圧成加
工しエッジをつくらないように考慮されているものであ
り、また前記針幹素材ではそのプレス時の延び余地のあ
る長方形断面を持ち対向する両長辺側面を扁平面6と
し、その厚さ方向にプレスで側面51を膨出してミシン針
とするプレス形態でもよい。
なお針幹素材が断面長方形の板材を用いた場合にはそ
のまま用いられる所定断面積の選定によってプレス成形
用金型7,7によるプレス加工を施すことが可能となる
し、必要な予備加工を要するものでは針幹素材の金属配
分によって適宜処理をして製品化に便ならしめるもので
ある。
図中10,11は型係合部である。
なお、前記プレス成形用金型7は対応して一対用い可
動側型と固定側型との組合せを用いたり、両方とも可動
側型で狭圧状態下にプレスし、同時に両側面の賦形も合
せて行うようにしたり、或いは上下面のみを側面51にプ
レス形成することなどは金型7或いは針幹素材との関係
で任意に選べばよいし、連続した線材を使用すれ連続,
自動的に加工するようにすることがよい。
第7図例では、プレス成形用金型7のプレス方向に柄
部5の弯曲面の側面51を形成したものである。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、プレス方向又はこのプ
レス方向にほぼ直交する方向の成形面に扁平面成形用の
平坦面と柄部側面成形用の凹面とを備えたプレス用金型
を用い、プレス時のワイヤの延びを考慮して過不足ない
ように予め計算された断面積のワイヤをプレスして対向
した扁平面を柄部に一対形成して両面平取柄部とすると
ともに、該扁平面と直交する方向の両側面の凸面間の巾
寸法を所定に維持してプレス加工するので、両面平取針
を製造するとき、プレス加工のみでその後のバリ取りや
エッジの面取加工を省略して生産性を著しく向上させる
ことができるとともに、寸法精度を高めることができ、
ミシン針の柄部側面に丸味を持たせることが容易で、表
面粗さも大幅に良好となって表面仕上加工の手数もなく
そのまま製品として有効に用いることができるという格
別の効果がある。また、従来の加工上の不便や欠点を排
除でき、加工工程の簡素化が可能であり、生産能率を大
幅に向上させることが可能になる。さらに、量産の障害
となる研削や研磨作業が省略できて外周面も円滑化さ
れ、面特性が良くなって縫成特性をも著しく高めて商品
価値が上がり、製作経費も大幅に節減できるという顕著
な効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明法の実施例を示し、第1図は製品の斜面
図、第2図はプレス成形用金型の縦断面図、第3図はそ
の側面図、第4図はプレス作用時の金型の縦断面図、第
5図はその拡大断面図、第6図は第1図II線の拡大断面
図、第7図は金型の他の実施例の縦断面図である。 1……針先、2……針穴、3……糸溝、4……針幹、41
……テーパー部、5……柄部、51……側面、6……扁平
面、7……プレス成形用金型、8……平坦面、9……凹
面。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】針体素材となるワイヤを針幹及び柄部に成
    形すべきプレス用金型で圧成して平取ミシン針とする製
    造方法において、プレス方向又はこのプレス方向にほぼ
    直交する方向の成形面に扁平面成形用の平坦面と柄部側
    面成形用の凹面とを備えたプレス用金型を用い、プレス
    時のワイヤの延びを考慮して過不足ないように予め計算
    された断面積のワイヤをプレスして対向した扁平面を柄
    部に一対形成して両面平取柄部とするとともに、該扁平
    面と直交する方向の両側面の凸面間の巾寸法を所定に維
    持してプレス加工することを特徴とする両面平取ミシン
    針の製造方法。
  2. 【請求項2】前記プレス工程は、そのプレス方向又はこ
    れに直交する方向に互いに対向した側面をそれぞれエッ
    ジのない山形状の弯曲面に圧成加工するものである特許
    請求の範囲第1項記載の両面平取ミシン針の製造方法。
JP62323749A 1987-12-23 1987-12-23 両面平取ミシン針の製造方法 Expired - Lifetime JP2575762B2 (ja)

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