JPS60159518A - ライタ−用発火ヤスリの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はヤスリ用金属線材の単純な押し切りと、押し
切り中間部品のプレスによる型づけ成形と、目立方向に
対するこれ等プレス成形品の単純な転圧動による目立て
処理とをもってライター用発火ヤスリの低コストによる
量産提供を開示目的としたものである。

而して、従前に於けるこの種のライター用の発火ヤスリ
用の金属線材をバイトをもって切断し、面取り六開けを
施した後、その周面にタカネをもって逐一目立て処理を
施すようにしたものである。

かへる従前手法に於いては、先ずバイト幅相当分の切断
屑を生ずると共に切断手間が多く単に／時間当りの切提
成形数路に限界が認められたものである。

又、型伺は並びに軸穴の成形が同様にパイトク１ル理と
されたことより中間成形品の成形手間が斗ろに多く要請
されるに比し成形された中間部品の肉厚部分の組織の改
質が無く、原素材そのま〜の組成特性を有する中間部品
の提供とされたものである。

更に、逐一タガネによる目立て処理が施されたことより
して中間部品の周面に対する目やてに於いては、この中
間部品を丁度一回転することを要し、目１′７．て処理
に、特に多（の作業手間が要請されたちのである。

未発明に係るヤスリの製造方法は、か−る従＋１ｉｊ−
Ｔ−法に於ける不都合に鑑み、特に案出されたものであ
って、ヤスリ用の金属線材の切断をバイトによることシ
ャーリングによる切断とし、又整形上程を同様にバイト
加］二によりプレス加工とし、単位時間当りの処理能力
を飛躍的に増、すと共に、切断屑等の材料損の発生する
余地を一切無くしたものである。

又、プレス工程に於いてヤスリ部品の表面部の肉質は充
分な圧力伺加に伴う組成の緻密化を生じ、目立て刃部分
の摩耗あるいは毀損を生ずることのない硬度が、この目
立て刃部分にもたらされたものである。

吹いで、タガネによる目立てに代えて、一対の目立て方
間に１１立てヤスリ部品を挟圧、転動することのみによ
る目立て処置とし、目立て処理に於ける作業手間を効果
的に削減すると共に目立ての自動、μ産化を特に１丁能
としたものである。

本発明に係るヤスリの製造方法は、か＼る緒特性の効果
的な実現を期すものとして、特に、その構成の要旨を予
め成形が予定されている基本的なりスリ部材の肉厚１法
に順次線材を押し９ｊる］二程と、この押し切り提供さ
れるヤスリ部材を整形プレス］二程並びに軸孔穿設プレ
ス工程とをもって軸孔を有する肉厚円盤状をなすヤスリ
中間部品を成形する一連の１：程と、所定間隔を介して
対設される−・対の目立力量に１１１０次該中間該中を
供給１２、該ヤスリ中間部品に於ける周面に該１−１）
“ノ、刃を圧接しつ一該ヤスリ中間部品を転勤　刃イζ
ｊけをなす工程との結合に謡さ、以下の↓支体的な実施
例と、これ等の実施例に附随する相当の均等手段とが予
定されたものである。

以下、未発明の訂細を図面に示す典型的な一′丈施例に
ついて説明するに、先ず鉄材等の線条素材、１′９１謂
コイル材を用：伍し、これをカンタ−”９をもって順吹
月つＩ￥１（続して切断して予めｆｌ・成をｔ定された
ヤスリの肉厚幅を有する素材（１）を提供し、次いでｊ
−ド一対のポンチ（２）ａ〜（２）ａをイ１するダイス
（３）ａの孔（４）ｄ内にこの素材（１）を順次且つ連
続装填し、プレス処理を施すことによって素材（１）の
両端面に凹み（１）ａ〜（１）ａを形成して基本的な、
即ち後加工に最適な素材整形をなしたものである。

このように原整形された素材を有底の拝つ該底周面に相
当のアール面（４）ｂ’　を有するダイス孔（４）ｂ内
に順次４１つ連続して案内装填し、ポンチ（２）ｂをも
ってプレス処理し、ピン（５）をもって押出すことによ
って一側端面周縁をアール状に面取り（１）ｂをした素
材（１）を供し得たものである。

このように−・側端面を面取り（１）ｂされた素材（１
）を更に順次且つ連続して他のダイス（３）ｃの孔（４
）ａ内に該素材（１）を反転の−し、案内装填したもの
であって、孔（４）ｃの底面略中夫に出没自在に設けら
れたポンチ（２）ｃ’と、別途下部端を細径としたポン
チ（２）ｃとによって素材（１）の両端面略中央に四部
（１）ｃを設けるようになすと共にこのダイス孔（４）
ｃの底周面のアール面（４）ｃ’によって素材（１）の
他側端面周縁にアール状の面取り（］）ｂ　’をなすよ
うにしたものである。

斯かる一連の処理上程を経て提供された累月（１）を通
例の打抜き用ダイス（３）ｄに於ける孔（４）ｄ内に順
次且つ連続して案内装填し穴打ちポンチ（２）ｄ　〜（
２）ｄをもッテ素材（１）ノ四部（１）ｃ〜（１）’ｃ
位置より丸ないしは角形に孔（１）ｄを打ち抜くように
なし１次いで孔（１）ｄを打抜かれた素材（＋）に於け
るポンチ（２）ｄの打抜き端面、即ち、抜きテーパの縮
径「１面より孔（１）ｄの中程にまで到る長さ寸法の、
■一つ抜きテーパに於ける拡径口の口径に等しい外径寸
法を有するポンチ端（２）ｅ’を先端部に設けた、所謂
段付きポンチ（２）ｅをもって再度打抜き孔（１）ｄを
型押し、孔（１）ｄに於けるポンチ（２）ｄによる打抜
きテーパを修正するようにしたものである。

叙トに於ける一連の処理工程をもって作成された素材（
１）を焼き入れし、次いで其の周側面にヤスリ目（１）
ｅを刻設して其の全工程を終了したものである。

尚、叙上に於けるヤスリの目立てに於いて、特に第１５
図以降の目立て方法が予定されたものであり、（６）は
目立て川の固定刃を、（７ンは揺動刃を、又（８）は前
工程に於いて型４＝Ｊけ成形をなしたヤスリ中間部品を
、（８）は、この部品（８）の供給ホッパーを、（ｌＯ
）は、その供給ガイドレールを、（１１）は部品（８）
の押出桿を示したものであり、ホッパー（９）内に投入
された部品〔８）はホッパー（８）の底面に設けられた
溝（８）ａに於いて整列され、この整列した状態でガイ
ドレール（１０）より押出桿（１１）位置に移送された
ものである。

而して、移送された部品（８）は、通例は、この押出桿
（１１）より前面を遮断され、供給が停止された状態と
され、該押出桿（１１）の−動作毎に刃（８）　、　（
７）間に一個宛部品（８）の押出しをなしたものである
。

かくして刃（８）　、　（７）間に押出された部品（８
）は刃（７）の移動に伴って備品（８）の弧状をなす周
面に刃（８）と刃（７）の食いつきを伴い乍ら、強制的
に回転きれ、その周面に目（１２）ａの刻設をなしたも
のであり、刃（θ）　、　（７）は目立てに供される部
品（８）の外形寸法より予定される目（１２）ａの上下
に於ける寸法相当分狭い間隔をもって対設されたもので
あり、理想的には部品（８）の周面寸法、即ち、部品（
８）の円周寸法より若干大目に刃（７）の揺動をなすも
のとし、刃（６）の刃付は距離も概ね同一範囲内にとど
められたものである。

次いで、第１θ図に於いて示される実施例は、前記の実
施例に於ける揺動刃（７）の構成に代えて回転刃（１３
）と、この回転刃（１３）の側方に沿って設けられる凹
弧状をなす固定刃（１４）としたものであって、前記揺
動刃（７）に於ける不都合、特に一往復動をもって一個
の部品（８）に対する目立てのみと云った効率の悪さを
改良したものであり、順次連続して部品（８）の目立て
をなし得るようにしたものである。

尚、部品（８）の取り込みと、円滑且つ的確な１１立て
をなす意図に於いて、刃（７）　、　（８）　、刃（１
３）、（１４）との間隙を第１７図に於いて示すＸ−ｘ
、ｙ−ｙの基線上に位置づけ、刃付は終端方向に向けて
、その刃間隔を漸次狭少になすことが試みられたもので
ある。

特に、か−る手法に於いては部品（８）に対する食いつ
きが少しづつ深くされたことより１部品（８）の刃付は
部分への取り込みに無理がなく、又、目自体も漸次深く
刻設されることより必要以上のマクレ出し等の問題もな
く、的確な目立てがなされたものである。

尚又、使用される刃は第１８図のａ、ｂに於いて示され
るように直線状に設けられる場合と、斜傾状に設けられ
る場合とが存し、そのいずれに於いても所期の効果を有
するヤスリの目立てを■ｆ能としたものである。

かくして提供されるヤスリ（１２）ｊｆ、その円周面に
１（１２）ａを有すると共に前記プレス−■二程により
、この目（１２）　ａを含む周側部の組成密度を特に緻
密部（１２）　ｂとし、発火性の良好な、硬く摩耗の少
ないヤスリ目の作出を約束したものである。又、ヤスリ
目（１２）　ａは刃（７）、刃（１３）の揺動又は回転
に伴って、刃の抜き方向に向けて一定の傾斜を生じ、第
２０図に於いて示されるように目出を一定の方向に伏せ
て作成されたものである。この結果、発火石の研削発火
に際しての研削が特に確実なものとなり、発火特性の良
好なりスリ（１２）とされたものである。

従来のこの種のライター用の発火ヤスリの製造方法は通
常丸鉄棒を自動盤等の切削機械によって切断し、次いで
其の周側面端縁に対し同様の機械をもって面取りを施す
ようになすと共にドリル等により取付孔を開穿した後プ
レス機械によりこの開穿孔の形状を整えるようにした後
、逐一タガネによる目立て処理を施すようにしたもので
ある。

従−〕て、斯かる製造方法に於いては丸鉄棒のバイト切
断に於いてヤスリ素材に略近い多量の切削屑を生し、生
産コストに占める素材コストの割合を異常に高めたもの
である。

即ち、か−るバイト切断に於いては、丸鉄棒の半分が切
削屑とされ、製品としては僅かに素材の半分のみが有効
に使用されるにすぎないものであった。又其の面取り作
業に於いて多分に熟練を要請されると共に単位時間当り
の製作数量に限界を有したものである。

更に、又切削加］二されたま＼の状態で焼入れがなされ
る為にヤスリ硬度を作出する為にはより以上の硬度を有
する別素材の丸鉄棒を別途用意する必要を生じたもので
ある。又、当然のこのなから目立時に於いてヤスリ頂端
にマク１／を生じ易く、これが鋭角的な面取りと共にヤ
スリの使用性を著しく損じたものであって、往々にして
使用に際して指先部の裂傷を誘起したものである。更に
開設される軸孔は完全に均一なものではなく、軸孔自体
がテーパを有したものであって、軸装に於いて完全に水
平なりスリ摺接面の作出を困難とし、これが発火石との
摺接ムラを生じ発火不良の原因とされものである。

又、ヤスリ部品に対する目立て処理は、ヤスリ部品を回
転させ乍ら、その周面にタガネを当て覧一本一本刻設し
たことより、目立て処理に於ける作業手間が要請される
と共に、部品のセツティング処理が特に重要な意味を有
したものである。

本発明は斯かる従来技術の欠陥に鑑み、特に案出された
ものであって、これを一連のプレス■−程と、ヤスリ部
品の転勤による目立て処理とによって解決したものであ
る。

而して、先ず切断時に於いて切削屑を一切生じないもの
とし、その素材コストの著しい削減を期すと共に面取り
のバイト操作を不要と１７て、しかもアール面状の面を
容易に作出ｕ（能としたものである。更に又、斯かる面
取りは四部（１）Ｃを別途構成した−１−で孔（１）ｄ
を打ち抜いたことによって該孔（１）ｄの開口周縁にも
設は得るように１．たものであり、特に共の組付は性を
良好としたものである。

又、目立てに於いて逐一、ヤスリ部品のギヤ・ソチング
処理を不要とし、単純に目立て用の一対の方間にヤスリ
部品を転勤、圧接することのみにより、発火性に良好な
りスリ目の刻設を可能とし、目立ての連続ｉｔつ迅速な
処理を特にＩｉｆ能としたものである・ 又、本発明に於いて特に奏される効果は斯かるヤスリ部
材を冷間圧造手法をもって作出せしめるようにしたこと
によってヤスリ（１２）の周面部の構成分子を凝縮し、
緻密部（１２）　ｂとし、其の硬度特性、引っ張り強度
特性並びに降伏点の著しい上昇を期し、その焼入れ性を
良好ならしめるようにしたものである。又、斯かる表面
硬度の作出をもって目立て時に於けるマクレを的確に回
避し、従前手法に比し２〜３倍強の耐摩耗特性を有する
ヤスリを比較的廉価に供し得たものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る製造方法のコイル切断を示す側面
図、第２図は切断提供された原素材（１）の斜視図、第
３図は原整形工程を示す要部断面図、第４図はその成形
品断面図、第５図は面付は工程を示す要部断面図、第６
図はその成形品断面図、第７図は型付は工程を示す要部
断面図、第８図はその成形品断面図、第９図は穴打ち工
程を示す要部断面図、第１Ｏ図はその成形品縦断面図、
第１１図は軸孔修正工程を示す断面図、第１２図は同修
正成形品の断面図、第１３図は第９図Ａ−Ａ線断面図、
第１４図は本発明装置の一部破断側面図、第１５図は同
要部断面図、第１６図は他の実施例を示す要部断面図、
第１７図は［１ケて刃の拡大要部断面図、第１８図ａ、
ｂは目立て刃の要部側面図、第１９図は完成品の斜視図
、第２０図は同断面図を示したものである。 尚、図中（１）・・・素材、（２）・・・ポンチ、（３
）・・・ダイス、（４）・・・ダイス孔、（５）　・・
・ピン、（８）・・・固定刃、（７）・・・揺動刃、（
８）・・・ヤスリ中間部品、（９）・・・ホンバー、（
ｌＯ）・・・ガイドレール、（１１）押出桿・・・、（
１２）・・・ヤスリ、　（１３）・・・回転刃、（１４
）・・・固定刃を示したものである。 特許出願人 有限会社　米　１）製　作　所 代理人弁理士 桑　原　稔 第６図 Ｔ。 第　７　図 第　ｌｌ　図 第　８　図 第９図 第１２図 ｄ 第１３図 Ａ　７３ 第１５図 第　７６　図 第　１７　図 第　１８　図 第　／（／　図 ／２ａ 第２０図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）予め成形が予定されている基本的なりスリ部材の
   肉厚−］／７．に順次線材を押し切る工程と、この押し
   切り提供されるヤスリ部材を整形プレス」−程並びに軸
   孔穿設プレス工程とをもって軸孔を石する肉厚円盤状を
   なすヤスリ中間部品を成形する一連の工程と、所定間隔
   を介して対設される−・対の目立方間に順次該中間部品
   を供給し、該ヤスリ中間部品に於ける周面に該目立刃を
   圧接しつ’　ｉｉＡヤスリ中間部品を転動、刃伺けをな
   すｌ−程とよりなることを特徴とするライター用発火ヤ
   スリの製造方法。
2. （２）前記目立刃の一方を固定刃とし、他力［１立刃を
   揺動又は回転刃となし、供給されるヤスリ中間部品を、
   この固定刃並びに揺動又、は転動月間に於いて挟圧、転
   動したことを特徴とする特許請求の範囲第一項記載に係
   るライター用発火ヤスリの製造方法。
3. （３）前記目立刃の対設間隔を、揺動又は回転刃の目立
   方向に向けた動作位置より、その終端位置にｌｉｉ口す
   て漸次縮幅としたことを特徴とする特許請求の範囲第一
   項記載に係るン・「ター用発火ヤスリの製造方法。