JP2575518Y2 - エンコーダの内挿装置 - Google Patents

エンコーダの内挿装置

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JP2575518Y2
JP2575518Y2 JP1991092037U JP9203791U JP2575518Y2 JP 2575518 Y2 JP2575518 Y2 JP 2575518Y2 JP 1991092037 U JP1991092037 U JP 1991092037U JP 9203791 U JP9203791 U JP 9203791U JP 2575518 Y2 JP2575518 Y2 JP 2575518Y2
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JP
Japan
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signal
phase angle
angle data
encoder
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浩 湯川
勝 武正
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Olympus Corp
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Olympus Optic Co Ltd
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、エンコーダの内挿装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エンコーダの分解能を上げるため
の内挿方式として、抵抗分割方式や位相変調方式等が知
られている。しかしながら、抵抗分割方式にあっては、
高内挿するに伴い分割抵抗および2値化するためのコン
パレータが増加し、回路規模が大きくなるという問題が
あると共に、分割抵抗やコンパレータのバラツキによっ
て誤検出が生じるという問題がある。また、位相変調方
式にあっては、位相変調波のゼロクロスからゼロクロス
までの時間を計測するようにしているため、リアルタイ
ム性が悪く、高速、高精度制御に適用するには問題があ
る。
【0003】このような問題を解決する内挿方式とし
て、例えば特開平2−38814号公報、同2−186
221号公報において、正弦成分および余弦成分に対応
する位相角データを予め格納したROMを用い、エンコ
ーダからの90°位相の異なる正弦成分(A相)および
余弦成分(B相)をアドレス信号として、対応する位相
角データをROMから読み出すようにしたものが提案さ
れている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
公開公報に開示されている内挿方式にあっては、エンコ
ーダからの正弦成分や余弦成分に雑音成分があると、実
際には被測定対象物が変位してなくても、その雑音成分
によってアドレス信号が急激に変化し、誤った位相角が
出力されることになる。このため、被測定対象物の変位
量や速度等を検出するために、ROMからの位相角デー
タに基づいてアップダウンカウンタを作動させたり、A
相およびB相を作成しようとすると、雑音成分による急
激な位相角の変化によって被測定対象物の変位方向の判
別がつかなくなり、アップダウンカウンタやA相および
B相の作成回路が異常動作して、暫くのあいだ正確な検
出信号が得られなくなるという問題がある。
【0005】この考案は、このような従来の問題点に着
目してなされたもので、常に高精度の検出信号が得られ
るよう適切に構成したエンコーダの内挿装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この考案に係るエンコーダの内挿装置は、エンコー
ダからの90°位相の異なる信号に基づくアドレス信号
により、予め格納された極座標の位相角データから対応
する位相角データを実位相角データとして出力する記憶
手段と、カウント動作に応じて順次の内挿用位相角デー
タを出力するアップ/ダウンカウンタと、このアップ/
ダウンカウンタからの内挿用位相角データと前記記憶手
段からの実位相角データとを比較し、その比較結果に応
じた信号を出力する比較手段と、この比較手段からの出
力信号とクロック信号とからエンコーダの出力を内挿し
た信号を出力すると共に、このエンコーダの出力を内挿
した信号を前記アップ/ダウンカウンタに入力してカウ
ント動作を制御する制御信号生成手段とを備えたことを
特徴とするものである。
【0007】
【作用】かかる構成において、エンコーダからの90°
位相の異なる信号に基づくアドレス信号により、記憶手
段から対応する実位相角データが読み出され、その実位
相角データと、アップ/ダウンカウンタからの内挿用位
相角データとが比較手段で比較される。この比較手段か
らの出力信号は、制御信号生成手段に供給されて、該出
力信号とクロック信号とからエンコーダの出力を内挿し
た信号が出力されると共に、このエンコーダの出力を内
挿した信号がアップ/ダウンカウンタに供給されてその
カウント動作が制御される。
【0008】
【実施例】図1はこの考案の第1実施例を示すものであ
る。この実施例では、エンコーダからの90°位相の異
なるアナログのA相およびB相信号を、A/D変換器1
および2でそれぞれデジタル信号に変換し、これらのA
/D変換器1および2の出力をアドレス信号としてRO
M3に供給する。ROM3には、A相およびB相信号に
対応する位相角(θ)、ベクトル長および、ベクトル長
が正常値範囲外にあるときのエラーを表すデータを予め
格納し、A/D変換器1および2からのアドレス信号に
より、対応する各データを出力させる。
【0009】ROM3から出力されるデータのうち、位
相角(θ)のデータ、すなわち実位相角データは一致回
路4の一方の入力端子(A)に供給する。この一致回路
4の他方の入力端子(B)には、アップ/ダウンカウン
タ5の出力を内部位相角データ(θ´)として供給し、
ここで入力端子AおよびBに供給される信号が、A<B
であるか、A>Bであるかを判別し、A<BのときはA
NDゲート6の一方の入力端子に、A>BのときはAN
Dゲート7の一方の入力端子にそれぞれハイレベルの信
号を供給する。
【0010】ANDゲート6および7の他方の入力端子
には、それぞれクロック信号を供給し、ANDゲート6
の出力をダウン信号として、またANDゲート7の出力
をアップ信号としてそれぞれアップ/ダウンカウンタ5
に供給すると共に、被測定対象物の変位量や速度等を検
出するための、図示しないアップダウンカウンタやA相
およびB相の作成回路に供給する。このように、一致回
路4においてA<Bのときは、ANDゲート6からダウ
ン信号を、A>BのときはANDゲート7からアップ信
号をそれぞれ出力させることにより、アップ/ダウンカ
ウンタ5から出力される内部位相角データ(θ´)を、
ROM3から出力される実位相角データ(θ)に一致す
るように追従させる。
【0011】この実施例によれば、一致回路4において
ROM3からの実位相角データ(θ)と、アップ/ダウ
ンカウンタ5からの内部位相角データ(θ´)とを比較
しながら、θ´がθに追従するようにアップ/ダウンカ
ウンタ5を制御し、そのθ´の変化を利用してエンコー
ダの出力を内挿するようにしているので、エンコーダか
らのA相信号やB相信号の雑音成分により、ROM3の
アドレス信号が急激に変化しても、その変化の方向を容
易に判別することができると共に、θ´をθに追従させ
ることで、高域成分をカットする一種のフィルタリング
効果を持たせることができる。したがって、雑音成分に
よる急激な位相角の変化に殆ど影響されずに、エンコー
ダの出力を高分解能で常に正確に内挿することができ、
被測定対象物の変位量や速度等を常に高精度で検出する
ことができる。また、記憶手段にθを格納するようにし
ているので、回路規模を何ら大きくすることなく、記憶
手段における記憶パターンを変更するだけで、内挿数を
増加することができると共に、ベクトル長の検出やその
異常を同時に検出することができ、調整、保守を容易に
できる。さらに、θ´をθに追従させるようにしている
ので、リアルタイム性の良い内挿を行うことができる。
【0012】図2はこの考案の第2実施例を示すもので
ある。この実施例は、図1の一致回路4に代えて、RO
M3からの実位相角データ(θ)と、アップ/ダウンカ
ウンタ5からの内部位相角データ(θ´)とをアドレス
信号とする第2のROM8を用いたものである。ROM
8には、アドレス信号に対応してθおよびθ´の大小関
係を予め格納し、θ<θ´のときはANDゲート6の一
方の入力端子にハイレベルの信号を供給して、クロック
信号によりアップ/ダウンカウンタ5をカウントダウン
し、θ>θ´のときはANDゲート7の一方の入力端子
にハイレベルの信号を供給して、アップ/ダウンカウン
タ5をクロック信号によりカウントアップする。その他
の構成は、第1実施例と同様である。
【0013】この実施例においても、アップ/ダウンカ
ウンタ5から出力される内部位相角データ(θ´)をR
OM3から出力される実位相角データ(θ)一致するよ
うにに追従させ、そのθ´の変化を利用してエンコーダ
の出力を内挿するようにしているので、本実施例は第1
実施例と同様の効果を得ることができる。さらに、本実
施例は、第1実施例における一致回路4の部分をROM
8に置き換え、回路構成の複雑化を軽減する点について
配慮されている。
【0014】
【考案の効果】この考案によれば、エンコーダの出力を
クロック信号に基づいて高分解能で内挿することができ
ると共に、内部位相角データ(θ′)を実位相角データ
(θ)に追従させることで、エンコーダからの位相信号
の雑音成分による急激な位相の変化にほとんど影響され
ることなく、常に正確に内挿することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】この考案の第2実施例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1,2 A/D変換器 3,8 ROM 4 一致回路 5 アップ/ダウンカウンタ 6,7 ANDゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01D 5/245 102 G01D 5/30 G01D 5/36

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンコーダからの90°位相の異なる信
    号に基づくアドレス信号により、予め格納された極座標
    の位相角データから対応する位相角データを実位相角デ
    ータとして出力する記憶手段と、カウント動作に応じて
    順次の内挿用位相角データを出力するアップ/ダウンカ
    ウンタと、このアップ/ダウンカウンタからの内挿用位
    相角データと前記記憶手段からの実位相角データとを比
    較し、その比較結果に応じた信号を出力する比較手段
    と、この比較手段からの出力信号とクロック信号とから
    エンコーダの出力を内挿した信号を出力すると共に、こ
    のエンコーダの出力を内挿した信号を前記アップ/ダウ
    ンカウンタに入力してカウント動作を制御する制御信号
    生成手段とを備えたことを特徴とするエンコーダの内挿
    装置。
JP1991092037U 1991-11-11 1991-11-11 エンコーダの内挿装置 Expired - Fee Related JP2575518Y2 (ja)

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JPH0543019U JPH0543019U (ja) 1993-06-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6449914A (en) * 1987-08-20 1989-02-27 Fanuc Ltd Signal processor for pulse encoder
JPS6453937A (en) * 1987-08-24 1989-03-01 Ricoh Kk Paper feeder for copying machine or the like

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