JP2575386Y2 - 液体紙容器 - Google Patents

液体紙容器

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JP2575386Y2
JP2575386Y2 JP1992068072U JP6807292U JP2575386Y2 JP 2575386 Y2 JP2575386 Y2 JP 2575386Y2 JP 1992068072 U JP1992068072 U JP 1992068072U JP 6807292 U JP6807292 U JP 6807292U JP 2575386 Y2 JP2575386 Y2 JP 2575386Y2
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喜昭 武
繁徳 森嶋
嘉良 白杉
俊也 内藤
秀久 時田
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Toppan Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、牛乳、ジュース、酒等
の液体を充填、密封する紙製の積層部材による頂部が切
妻型の液体紙容器であって、特に内部に充填した液体に
よる変形を防止可能とした液体紙容器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】液体を収納するための紙製の積層部材に
よる液体紙容器は、従来から様々なものが市販されてい
る。その中で一般的なものとして、角筒形状の胴部と頂
部を切妻型にして、その先端部を熱接着した液体紙容器
は広く利用されている。このような形状の紙容器は、液
体を充填密封した場合に、胴部の下方が液圧によって膨
らんだ状態となり外観を害するとともに、いまにも破裂
するような感を呈していた。これらの問題は紙容器の積
層紙の変更や補強をしただけでは防止することができな
い。そこで当出願人によって、図3に示すように、角筒
形状の胴部と切妻型の頂部の境界に、従来は直線であっ
た罫線に替えて、下方に凸状の円弧罫線(E,E,E,E) を設
けて、胴部に特別な加工を施さなくとも胴部下方の異常
な膨らみを防止可能とした液体紙容器( 実公昭63−4
8508号公報参照)が提供されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
液体紙容器は、図3に示すように、下方に凸状の円弧罫
線(E,E,E,E) によって、充填した液体紙容器の液圧を胴
部上方(48)に逃して、胴部(50)下方の膨らみを防止した
ものであるが、切妻型の頂部を形成する傾斜板(47,49)
に設けた罫線(S,S) が直線で形成されているため、下方
に凸状の円弧罫線による曲線形状を維持することが難し
かった。そこで本考案は、頂部と胴部の境界に設けた下
方に凸状の円弧罫線の曲線効果を維持して、容器の角筒
形状胴部の下方に膨らみが出ないように改良した液体紙
容器を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】課題を解決するために本
考案は、図1、図2に示すように、胴部と頂部の境界に
下方に凸状の円弧罫線(B,B,B,B)を設けた液体紙容器に
おいて、前記頂部(20,22) 形成用罫線(K,K) の中心点(C
1,C1) と、前記凸状の円弧罫線(B,B,B,B) の両端と胴部
形成用折線(P,P,P,P) の接点(C,C,C,C) とを結び内側に
凹状の円弧罫線(F,F,F,F) を傾斜板(26,28) に設け、
凸状の円弧罫線の曲線を維持すると共に、胴部下方の
膨らみを防止可能としたものである。
【0005】本考案の液体紙容器(30)は、図1に示すよ
うに、胴部と頂部の境界に設けた下方に凸状の円弧罫線
(B,B,B,B) の両端を、胴部を形成する折線(P,P,P,P) が
交差する接点(C,C,C,C) から頂部(20,22) を形成する罫
線(K,K) の中心点(C1,C1) に到達するように同円線上に
延長させて傾斜板(26,28) に、内側に凹状の円弧罫線
(F,F,F,F) を双曲させて設けたものである。
【0006】前記の傾斜板(26,28) に設けた内側に凹状
の円弧罫線(F,F,F,F) における曲線の度合は、図1に示
すように、接点(c) と頂部を形成する罫線の中心点(C1,
C1)を結ぶ仮想直線(A-A) の中心より曲線までの幅寸法
(α) が1.0mm 〜5.0mm としたものである。この寸法
(α) が1.0mm より短いと傾斜板に反りができずに、下
方に凸状の円弧罫線(B,B,B,B) の曲線が液体の圧力で維
持できなくなり、また、この寸法(α) が5.00mmより大
きくなると組立てた際、各傾斜板の反りが大きくなり口
栓の取付等がむずかしくなる。
【0007】
【作用】本考案の液体紙容器(30)は、図1に示すよう
に、頂部(20,22) 形成用の罫線(K,K) の中心点(C1,C1)
と、凸状の円弧罫線(B,B,B,B) の両端が胴部形成用折線
(P,P,P,P) と交差する接点(C,C,C,C) 間の傾斜板(26,2
8) に、内側に凹状の円弧罫線(F,F,F,F) を設けること
で、前記頂部を密に熱接着すると、頂部を形成する傾斜
板(26,27,28,29) に隙かに反りができる。この反りによ
って傾斜板が凸状の円弧罫線を下方に押し出す張力が生
じて、凸状の円弧罫線の曲線を維持することができる。
【0008】
【実施例】図に基づき実施例を説明する。図1は本考案
の実施例における液体紙容器のブランクの一例を示す説
明図である。また図2は上記のブランクに基づき組立て
た液体紙容器の説明図である。
【0009】本考案の液体紙容器は、両面に熱接着性の
合成樹脂層を有する紙製の積層部材による容器で、胴部
の横断面が角筒形状で切妻型の頂部を熱接着して密封し
た容器の構成となっており、罫線(K,K) を介して頂部(2
0,21,22,23) を形成する傾斜板(26,27,28,29) と該傾斜
板(27)中央部に口栓孔(25)を設け、折線(P,P,P,P) を介
して胴部を形成する側壁(10,11,12,13) と貼着板(15)を
設け、この下方に底部を形成する底フラップ(16,17,18,
19) を連設し、更に前記傾斜板と前記側壁の境界に下方
に凸状の円弧罫線(B,B,B,B) を設けたものである。
【0010】更に、図1に示すように、前記凸状の円弧
罫線と胴部を形成する折線(P,P,P,P) との接点(C,C,C,
C) と罫線(K,K) の中心点(C1,C1)の間を仮想直線(A-A)
で結び、この仮想直線の中心から曲線までの寸法(α)
が1.0mm 〜5.0mm としたもので、好ましくは最大幅3.0
mm とした内側に凹状の円弧罫線(F,F,F,F) を設けたも
ので、前記凸状の円弧罫線の端部を円形線上に延長させ
中心点(C1,C1) に到達させた罫線による曲線である。従
って、折り込み頂部(20,21,22,23) を熱接着すると角筒
形状の胴部を有し、頂部が切妻型の容器が形成される。
この容器は図2bに示す通り、凸状の円弧罫線と傾斜板
(26,28) に設けた内側に凹状の円弧罫線(F,F,F,F) によ
って頂部を熱接着すると、各々の傾斜板に隙かな反りが
発生し凸状の円弧罫線を下方に押す力となって、側面が
略角錐形状の(罫線部分が張り出した)胴部を形成する
液体紙容器(30)となる。
【0011】
【考案の効果】本考案は上記のような構成からなるもの
で、傾斜板に設けた内側に凹状の円弧罫線と下方に凸状
の円弧罫線の組合せにより傾斜板に隙かな反りを持たせ
ることで、伸張力が生じて凸状の円弧罫線による曲線を
維持し、側面が略角錐形状の容器となり、充填した液体
の圧力を上方で吸収して、胴部下方に膨らみがでない液
体紙容器となる。また、この凹状の円弧罫線と凸状の円
弧罫線の相乗効果によって頂部成形性が良好となり、か
つ、外観に安定感を与える等の種々の効果を有する液体
紙容器である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例における液体紙容器のブランク
の一例を示す説明図である。
【図2】上記のブランクに基づき組立てた液体紙容器の
一例を示す説明図である。
【図3】従来の液体紙容器の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
10,11,12,13,41,42,43,44,…
側壁 15,45…貼着板 16,17,18,19…底ラップ 20,21,22,23…頂部 25,46…口栓孔 26,27,28,29,47,49…傾斜板 30…液体紙容器 48…上方の胴部 50…下方の胴部 A−A…仮想直線 B,E…下方に凸状の円弧罫線 F…内側に凹状の円弧罫線 C…接点 C1…中心点 K…頂部を形成する罫線
フロントページの続き (72)考案者 時田 秀久 東京都台東区台東一丁目5番1号 凸版 印刷株式会社内 審査官 二ッ谷 裕子 (56)参考文献 実開 平6−1219(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 5/40 B65D 3/20 B65D 5/43

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】胴部が角筒形状で頂部が切妻型である紙製
    の積層部材による容器で、胴部と頂部の境界に下方に凸
    状の円弧罫線を(B,B,B,B) を設けた液体紙容器におい
    て、頂部(20,22) 形成用罫線(K,K)の中心点(C1,C1)
    と、前記凸状の円弧罫線(B,B,B,B) の両端と胴部形成用
    の折線(P,P,P,P) の接点(C,C,C,C) とを結ぶ内側に凹状
    の円弧罫線(F,F,F,F) を傾斜板(26,28) に設け、前記凸
    状の円弧罫線(B,B,B,B) の曲線を維持し、かつ胴部下方
    の変形防止を可能としたことを特徴とする液体紙容器。
JP1992068072U 1992-09-30 1992-09-30 液体紙容器 Expired - Lifetime JP2575386Y2 (ja)

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JPH0632315U JPH0632315U (ja) 1994-04-26
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NO20191110A1 (en) * 2019-09-13 2021-03-15 Elopak Systems Carton blank and gable top carton produced from the same

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