JP2575317B2 - 可動式ガードレール - Google Patents

可動式ガードレール

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JP2575317B2
JP2575317B2 JP27256889A JP27256889A JP2575317B2 JP 2575317 B2 JP2575317 B2 JP 2575317B2 JP 27256889 A JP27256889 A JP 27256889A JP 27256889 A JP27256889 A JP 27256889A JP 2575317 B2 JP2575317 B2 JP 2575317B2
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Japan
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bridge
guard
rail
guardrail
arm
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研三 徳岡
一雄 三宅
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West Japan Railway Co
Nihon Kido Kogyo Co Ltd
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West Japan Railway Co
Nihon Kido Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
本発明は、橋梁上に敷設される橋上ガードレールのう
ち、該橋上ガードレールの橋台背後に延設された延長端
を可動式にした可動式ガードレールに関するものであ
る。
【従来の技術】
橋梁上に敷設される橋上ガードレールは、一般軌道面
のカーブ区間等に脱線防止のため敷設されるガードレー
ルとは異なり、橋梁上やその付近で列車が脱線した場
合、脱線した列車が軌道外方に逸走して橋梁下に転落す
るのを防止するため、車輪を本線レールと橋上ガードレ
ールとの間を誘導するために敷設するものである。その
ため、従来では、橋梁付近で脱線した列車の車輪を本線
レールと橋上ガードレールとの間に誘導するために橋上
ガードレールの橋台背後に延設された延長端を湾曲させ
て締結している。すなわち、第4図(イ)に示すよう
に、橋上ガードレール1を本線レール2の内側に敷設し
たものにおいては、橋上ガードレール1の延長端を軌道
中心に向かって湾曲させ、第4図(ロ)に示すように、
橋上ガードレール1′を本線レール2の外側に敷設した
ものにおいては、橋上ガードレール1′の延長部を終端
部に向かって漸次拡開するように湾曲させている。 尚、複数区間においては、橋梁の列車進入側だけを湾
曲させればよく、列車の去る側は湾曲させなくてもよ
い。 又、前記橋上ガードレール1(1′)の延長端を締結
するには、コンクリート枕木に該橋上ガードレール1
(1′)の延長端締結のための締結装置を組込んだ設計
とすることは困難であるため、この部分の軌道は木枕木
のままとし、それに橋上ガードレール1(1′)の延長
端を犬釘で固定する方法が取られている。
【発明が解決しようとする課題】
橋台背後はバラストの沈下が大きいため、比較的短期
間の間隔で突き固め等の保守作業をしなければならない
が、前述したように橋上ガードレールの延長端が湾曲し
ているため、そのままではマルチプルタイタンパー(以
下マルタイと略称する)を使用することができないた
め、その都度該橋上ガードレールの延長端を一時撤去
し、作業終了後再び該橋上ガードレールの延長端を締結
しなければならないという煩わしさがあるだけではな
く、軌道材料として優れた性能を有するコンクリート枕
木を使用することができないという問題もある。 そこで本発明は、前記従来の問題点に鑑みて成された
ものであって、少なくとも橋上ガードレールの延長端を
軌間外に敷設すると共に可動式とすることによって、該
部分のバラスト突き固め等の保守作業を容易にできるよ
うにすると共に、軌道材料として優れた性能を有するコ
ンクリート枕木を使用することができるようにした可動
式ガードレールを提供することを目的とするものであ
る。
【課題を解決するための手段】
そのため本発明では該可動式ガードレールを、橋台背
後本線レールの軌間外方に、所定の間隔を存して複数の
支柱が該本線レールと平行に立設し、該支柱の上端には
レールの敷設方向と直交する方向に回動するようになさ
れたアームの基端を軸支し、該アームの先端に、終端部
に向かって漸次拡開するように湾曲された橋上ガードレ
ールの延長部を形成するガード材が固定すると共に、前
記アームを、ガード材が同軸で回動できるように終端部
に向かって順次短尺に成し、かつ、前記支柱の上端に、
ガード材の設置位置で固定する固定手段を設けた構造と
することにより所期の目的を達成するようにしたもので
ある。
【作 用】
前記構成により、マルタイによりバラストの突き固め
をするときには、先ずガード材を固定している固定手段
を解除してガード材を回動可能とし、アームの基端を軸
支している支軸を中心として外方に回動させるだけで作
業することができる。そして、作業終了後再びガード材
を元の位置、すなわち前記支軸を中心として内方に回動
させ、固定手段によって固定する。 又、前記カード材は、軌間外方に立設した支柱にアー
ムを介して取付けるようにしたため、枕木に取付ける必
要がないので、該部分の枕木を軌道材料として優れた性
能を有するコンクリート枕木を使用することができる。
【実施例】
以下、本発明を図示せる実施例に随って説明する。 第1図は橋梁の橋台11部分のレールの締結状態を示し
た平面図であって、橋台11背後に敷設された本数レール
12の軌間該方には、該本線レール12とは所定の間隔を存
してH鋼等で形成された複数の支柱13が該本線レール12
と平行に立設されている。該支柱13の上端には、アーム
取付具14が固定され、該アーム取付具14にはレールの敷
設方向と直交する方向に回動するようになされたアーム
15の基端が支軸16によって回動可能に軸支されている。
該アーム15の先端には、設置時において終端部に向かっ
て漸次拡開するように湾曲された橋上ガードレールの延
長端を形成するガード材17がボルト・ナット18によって
固定されている。 前記アーム15は、ガード材17が前記支軸16を中心とし
て同軸で回動できるように終端部に向かって漸次短尺に
成されている。又、ガード材17は、H鋼等で形成され、
列車が脱線したとき、その先端面17aで車輪をガイドす
るようになされている。 符号19はガード材17の設置時における固定手段となる
係止ピンであって、前記アーム取付具14とアーム15とに
差抜き可能に挿入され、ナット20によって固定されるよ
うに成されている。尚、図中符号21は支柱13を立設固定
する基台であって、ブロック状に形成されたコンクリー
ト材から成り、該基台21は軌道の基盤に埋設されてい
る。又、図中符号22は本線レール12を締結するコンクリ
ート枕木である。 前記ガード材17の前後端には、固定式のガード材23,2
4が連続して取付けられている。前端のガード材、すな
わち、橋台11より橋梁側のガード材23はレールを短尺に
切断したものを使用して犬釘25等で木枕木26に固定さ
れ、一方後端のガード材、すなわち、橋台11背後側のガ
ード材24は前記ガード材17と同材料で形成され、軌間外
方に設置された取付台27上に固定されている。28は橋上
ガードレールの主体部となるレールであって、該レール
28は本線レール12の軌間内方に敷設され、その先端部は
前記固定式のガード材23と重複するようになされ、か
つ、内側に湾曲するようになされている。 尚、実施例では、ガード材17の後端にも固定式のガー
ド材24を設けたが、ガード材17の終端部と本線レール12
との間隔が定められた所定の間隔を有している場合は、
該固定式のガード材24は設けなくてもよいものである。
又、実施例では、橋上ガードレールの主体部となるレー
ル28を本線レール12の軌間内方に敷設したもので説明し
たが、これに限るものではなく軌間外方に敷設するよう
にしてもよい。この場合には、前記ガード材17の前端と
接続させるようにして敷設するため、前記橋梁側の固定
式のガード材23は不要となる。
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、橋台背後の本線レ
ールの軌間外方に、所定の間隔を存して複数の支柱が該
本線レールと平行に立設し、該支柱の上端にレールの敷
設方向と直交する方向に回動するようになされたアーム
の基端が軸支し、該アームの先端に、終端部に向かって
漸次拡開するように湾曲された橋上ガードレールの延長
部を形成するガード材が固定すると共に、前記アーム
を、ガード材が同軸で回動できるように終端部に向かっ
て順次短尺に成し、かつ、前記支柱の上端に、ガード材
の設置位置で固定する固定手段を設けた構造とし、バラ
ストの突き固め作業をするときには前記固定手段を解除
してガード材を外方に回動させ、作業終了後は再びガー
ド材を元の位置に戻して固定手段によって固定するだけ
でよいので、該保守作業が容易に行うことができる。 又、本発明によれば、ガード材を枕木に締結する必要
がないので、該枕木を軌道材料として優れた性能を有す
るコンクリート枕木を使用することができるだけではな
く、通過列車の振動を直接該ガード材に伝達することが
ないため、該ガード材を締結しているボルト等に緩みが
生じることがない。しかも、枕木とガード材との間に間
隔を取ることができるので、軌道扛上を容易に行うこと
ができる。 さらに、本発明によれば、ガード材を介してアーム及
び支柱により脱線車輪の横圧力を受けるようにしたの
で、従来の枕木締結方式のものよりも耐横圧力を向上さ
せることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による可動式ガードレールを設置した状
態を示す軌道の平面図、第2図は可動式ガードレールの
取付け状態を示す要部の拡大平面図、第3図は同上の拡
大側面図、第4図(イ),(ロ)は従来の橋上ガードレ
ールの延長端の締結状態を示す平面図である。 11は橋台、12は本線レール、13支柱、15はアーム、17は
ガード材、19は係止ピン。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】橋台背後に所定の長さに延設して敷設する
    ようになされた橋上ガードレールにおいて、橋台背後の
    本線レールの軌間外方に、所定の間隔を存して複数の支
    柱が該本線レールと平行に立設され、該支柱の上端には
    レールの敷設方向と直交する方向に回動するようになさ
    れたアームの基端が軸支され、該アームの先端には、終
    端部に向かって漸次拡開するように湾曲された橋上ガー
    ドレールの延長部を形成するガード材が固定されている
    と共に、前記アームは、ガード材が同軸で回動できるよ
    うに終端部に向かって順次単尺に成され、かつ、前記支
    柱の上端には、ガード材の設置位置で固定する固定手段
    が設けられていることを特徴とする可動式ガードレー
    ル。
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JP4723284B2 (ja) * 2005-05-23 2011-07-13 東海旅客鉄道株式会社 車輪ガード装置
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JP5332042B2 (ja) * 2009-10-20 2013-11-06 株式会社安川電機 線路保守装置及び線路保守システム
JP5940751B1 (ja) * 2016-02-17 2016-06-29 昭栄工業株式会社 脱線防止部材の位置変更装置及び位置変更方法

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