JP2575215Y2 - 測量機 - Google Patents

測量機

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JP2575215Y2
JP2575215Y2 JP1992005352U JP535292U JP2575215Y2 JP 2575215 Y2 JP2575215 Y2 JP 2575215Y2 JP 1992005352 U JP1992005352 U JP 1992005352U JP 535292 U JP535292 U JP 535292U JP 2575215 Y2 JP2575215 Y2 JP 2575215Y2
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JP
Japan
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bearing
horizontal
surveying instrument
rotating shaft
shaft
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JP1992005352U
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JPH0559229U (ja
Inventor
孝 川嶋
Original Assignee
株式会社ソキア
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は測量機に係り、特に回転
軸の軽量化の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から測量機の回転軸、即ち水平角及
び高度角を読み取る基準となる軸は、正確な分度目盛も
必要であるが、正確な回転をすることが要求される。例
えば望遠鏡を回動自在に軸支する水平軸を例にして説明
すると、図4で示すように、水平軸42は、一般にベア
リングを用いずに測量機Sの2本の支柱45間に望遠鏡
鏡筒41を、回動自在に軸支している。一般に測量機S
で用いられる水平軸の形状には、図4で示すような貫通
型(1つ物)と、不図示の分割型(2つ物)の2種類あ
り、いずれも水平軸42と各支柱45の軸受部49との
係合部(接し面同志)48の同軸度は、かなりの加工精
度が要求される。なお分割型の水平軸より加工及び組立
作業が容易である貫通型の水平軸42が、現在では多用
されている。
【0003】そして望遠鏡鏡筒41を支持する水平軸4
2は、上記軸受49によって軸支されて回転運動するた
め、回転時に水平軸42と軸受49間にカジリの少ない
銅あるいは鉄系の材料を使用して形成している。なお図
4中、符号43は光軸を示すものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】測量機は移動運搬が容
易で作業者に負担をかけずに迅速な測量作業ができるよ
うに、小型、軽量化が求められている。しかし上記のよ
うに、水平軸42として銅或は鉄系の材質から構成する
と、必然的に重量が大きくなってしまう。このため測量
作業の迅速化や落下したときの衝撃が大きいという不都
合がある。この傾向は、分割型より材料を多く使用する
貫通型の水平軸ではより顕著に現れる。
【0005】そこで銅或は鉄系に比して比重の小さいア
ルミニウム(比重、銅系≒8.7,鉄系≒7.8,アル
ミニウム≒2.7)材からなる水平軸を使用することが
考えられるが、このようなアルミニウム材は表面が柔ら
かいため、耐摩耗性に欠け、カジリ等の原因となり、摺
動部や回転部として使用するには不向きであるという問
題がある。
【0006】本考案の目的は、測量機の軽量化を図ると
共に回転部のカジリ等が生じない回転軸を備えた測量機
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の測量機は、回転
軸と、該回転軸を軸支する軸受と、を備えた測量機にお
いて、前記回転軸はアルミニウムを母材として形成し、
前記回転軸の前記軸受と接する位置に銅系或は鉄系の材
料で形成したカラーを取着した構成からなる。
【0008】
【作用】回転軸を、アルミニウムを母材として形成し、
回転軸の軸受と接する位置に銅系或は鉄系の材料で形成
したカラーを取着したので、回転軸は全体として軽量に
なり、回転軸の軸受けと接する回転部のみが従来と同様
に銅又鉄系となり、回転においてカジリ等の不都合がな
い。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本考案を
限定するものでなく、本考案の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。
【0010】図1乃至図3は本考案の一実施例を示すも
のであり、図1は望遠鏡鏡筒11を備えた測量機Sの概
略斜視図である。この図1ではトランシット或はセオド
ライトとして図示しており、望遠鏡に光波距離計の光学
系を搭載した場合や、デジタルセオドライト等の水平軸
にも同様に適用するものである。図2は望遠鏡鏡筒11
を軸支する水平軸12の説明断面図である。本例の測量
機Sは整準装置13上に中部微動装置14及び本体が回
転自在に立設されており、支柱15,15´の間には望
遠鏡鏡筒11が水平軸12によって回転自在に軸支され
ている。本例では測量機Sの軸受部16として、望遠鏡
鏡筒11を支持する水平軸12と、この水平軸12を軸
支する支柱15,15´に形成された軸受メタル19,
19´を例にして説明する。
【0011】図2で示すように、本例の水平軸12は貫
通型であり、水平軸12には望遠鏡鏡筒11の光路のた
めに水平軸12と直角方向に光学系の孔12aが設けら
れており、水平軸12の中心には、水平角及び高度角を
読み取るための光学系素子(図示せず)が設けられる孔
21が形成されている。水平軸12の両端は細くなった
部分(段部)12b,12bが形成され、左右同軸とな
っている。この細くなった段部12b,12bにカラー
17,17´を設けている。このカラー17,17´の
材質は銅または鉄系の材料から構成され、水平軸12は
アルミニウムを母材として形成されている。
【0012】上記水平軸12の段部12bにカラー1
7,17´を取着するには、水平軸12を鋳造するとき
に、カラー17,17´をインサートしておいて成型す
る。あるいは水平軸12とカラー17,17´を別個に
製造し、水平軸12の段部12bに圧入して形成するこ
ともできる。
【0013】上記望遠鏡鏡筒11の光軸20と直角に
は、孔11cが穿設されており、本例の水平軸12は、
望遠鏡鏡筒11の孔11cに嵌入され接着材で止められ
一体とされる。従って望遠鏡鏡筒11は水平軸12と共
に回転するように構成されている。なお、水平軸12の
スラスト方向の係止は、細くなった段部12b側に胴付
き11bが形成され、スラスト方向の水平軸12の移動
を止めている。
【0014】上記一対の支柱15,15´における望遠
鏡鏡筒11を配設する対向面18には、それぞれ軸受孔
15bが形成されている。この軸受孔15bは前記カラ
ー17の外径15aの径より僅かに大きな径となってお
り、本例では軸受孔15bに軸受けメタル19,19´
が配設されている。この軸受メタル19,19´は本体
両支柱15,15´に調整後固定される。この軸受メタ
ル19,19´は片側が固定され、他方で垂直軸(図示
せず)と直交するように軸受メタル固定ねじ(図示せ
ず)をわずかに緩め(いわゆる生締め状態)、光学系を
組み込みコリメータ内で調整される。そして水平軸12
は軸受メタル19,19´で軸支される。
【0015】なお、望遠鏡鏡筒11と支柱15,15´
との組付けは、従来と同様であり、例えば望遠鏡鏡筒1
1を一対の支柱15,15´の間に位置させて、望遠鏡
鏡筒11のカラー17の外径と、支柱15,15´の各
軸受孔15bを一致させて、水平軸12の側面12bを
両支柱15,15´の間から水平軸12を挿着し、片側
の軸受けメタル19に装着し、次に他の軸受けメタル1
9´を嵌め込み、支柱15´に軸受けメタル19´をね
じ固定する。
【0016】図3は本考案の他の実施例を示すものであ
り、本例では分割型の水平軸22,22´の例を示して
いる。本例では水平軸22,22´が分割型であり、水
平軸22,22´を2つに分割して、望遠鏡鏡筒11に
この分割した水平軸22,22´を取着していることを
除いて前記実施例と同様であるので、同様部材等には前
記実施例と同一符号を付して本例の説明を省略する。左
右下挽き加工された水平軸22,22´は望遠鏡鏡筒1
1に取着させておき、同軸加工して水平軸22,22´
を形成するものである。なお、分割型は貫通型に比し
て、左右の水平軸22,22´と、望遠鏡光軸との直角
度を精度良く作る事が難しい。
【0017】
【考案の効果】水平軸の軽量化並びに測量機全体の軽量
化ができ、軽量化になったことにより持ち運びが容易と
なり、測量作業の迅速化及び落下した時などの衝撃力の
低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る測量機の概略斜視図である。
【図2】図1の望遠鏡を軸支する水平軸を説明する断面
図である。
【図3】水平軸の他の実施例を説明する図2と同様な断
面図である。
【図4】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
11 望遠鏡鏡筒 12 回転軸(水平軸) 15,15´ 支柱 16 軸受部 19,19´ 軸受メタル 17,17´ カラー S 測量機

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸と、該回転軸を軸支する軸受と、
    を備えた測量機において、前記回転軸はアルミニウムを
    母材として形成し、前記回転軸の前記軸受と接する位置
    に銅系或は鉄系の材料で形成したカラーを取着したこと
    を特徴とする測量機。
JP1992005352U 1992-01-17 1992-01-17 測量機 Expired - Lifetime JP2575215Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1992005352U JP2575215Y2 (ja) 1992-01-17 1992-01-17 測量機

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JP1992005352U JP2575215Y2 (ja) 1992-01-17 1992-01-17 測量機

Publications (2)

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JPH0559229U JPH0559229U (ja) 1993-08-06
JP2575215Y2 true JP2575215Y2 (ja) 1998-06-25

Family

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