JP2575170B2 - 球状ヒドロキシアパタイトの製造方法 - Google Patents
球状ヒドロキシアパタイトの製造方法Info
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- JP2575170B2 JP2575170B2 JP63060266A JP6026688A JP2575170B2 JP 2575170 B2 JP2575170 B2 JP 2575170B2 JP 63060266 A JP63060266 A JP 63060266A JP 6026688 A JP6026688 A JP 6026688A JP 2575170 B2 JP2575170 B2 JP 2575170B2
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- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B25/00—Phosphorus; Compounds thereof
- C01B25/16—Oxyacids of phosphorus; Salts thereof
- C01B25/26—Phosphates
- C01B25/32—Phosphates of magnesium, calcium, strontium, or barium
- C01B25/327—After-treatment
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- Organic Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Geology (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は新規な球状ヒドロキシアパタイト(以下ヒド
ロキシアパタイトをHAPと言う。)の製造方法に関する
ものである。
ロキシアパタイトをHAPと言う。)の製造方法に関する
ものである。
[従来の技術及び問題点] HAPは、生体高分子、重金属イオンなどの吸着剤とし
て高い性能を有しており、タンパク質や酵素などの分離
のためのクロマトグラフィー用カラム充填材として有用
視されている。
て高い性能を有しており、タンパク質や酵素などの分離
のためのクロマトグラフィー用カラム充填材として有用
視されている。
従来HAPを合成する方法に関しては、多くの方法が知
られているが、以下の三つの方法に大別することが出来
る。
られているが、以下の三つの方法に大別することが出来
る。
(1)固体間反応によってHAPを合成する乾式合成法。
(2)高温高圧の水溶液中でHAPの単結晶を合成する水
熱合成法。
熱合成法。
(3)水溶液中でカルシウムイオンとリン酸イオンを反
応させ、HAPの沈澱を得る湿式合成法。
応させ、HAPの沈澱を得る湿式合成法。
しかしながら、これらの合成法で得られたHAP粒子
は、粒子径が小さく目詰まりを起こしやすいこと、不定
形であるためかさ密度が小さく、そのため充填密度が上
がらず、分離能が低いことなどが問題点であった。
は、粒子径が小さく目詰まりを起こしやすいこと、不定
形であるためかさ密度が小さく、そのため充填密度が上
がらず、分離能が低いことなどが問題点であった。
そこで近年これらの問題点を解決するために、クロマ
トグラフィー用カラム充填材として球状HAPが用いられ
るようになってきた。これは、HAPを球状化することに
よって充填密度を向上させることがその狙いである。
トグラフィー用カラム充填材として球状HAPが用いられ
るようになってきた。これは、HAPを球状化することに
よって充填密度を向上させることがその狙いである。
この球状HAPの合成法としては、以下に示す2つの方
法が知られている。
法が知られている。
(1)HAPゲルを、噴霧乾燥機で造粒した後、400〜700
℃の温度で焼成し、球状HAPを得る方法。
℃の温度で焼成し、球状HAPを得る方法。
(2)カルシウム塩とリン酸塩が溶解した溶液の噴霧熱
分解によって、球状HAPを得る方法。
分解によって、球状HAPを得る方法。
しかしながら、これらの方法は噴霧された液滴からの
溶媒の蒸発量をコントロールするのが難しく、球状粒子
が得られる条件の範囲が非常に狭いこと、また得られた
球状HAPはサブミクロン程度の粒子径を持つ一次粒子の
集合体であり、粒子中に連続孔、及び独立気孔を多く含
んでいるため、粒子自体の強度が小さく、高圧で溶離液
を流すと、粒子がつぶれ、目詰まりを起こすという問題
点を有していた。
溶媒の蒸発量をコントロールするのが難しく、球状粒子
が得られる条件の範囲が非常に狭いこと、また得られた
球状HAPはサブミクロン程度の粒子径を持つ一次粒子の
集合体であり、粒子中に連続孔、及び独立気孔を多く含
んでいるため、粒子自体の強度が小さく、高圧で溶離液
を流すと、粒子がつぶれ、目詰まりを起こすという問題
点を有していた。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは、クロマトグラフィー用カラム充填材と
して使用した場合に、高い吸着性能を有しながら、高密
度での充填が可能で、且つ流体の通過における目詰まり
の発生が防止された球状HAPを開発すべく鋭意研究を重
ねた。
して使用した場合に、高い吸着性能を有しながら、高密
度での充填が可能で、且つ流体の通過における目詰まり
の発生が防止された球状HAPを開発すべく鋭意研究を重
ねた。
その結果、平均粒子径が0.1〜100μmで、特定の表面
粗度係数と粒子密度とを有する新規な球状HAPを得るこ
とに成功し、該球状HAPが、前記クロマトグラフィー用
カラム充填材における課題を全て達成し得ることを見い
だし、本発明を完成するに至った。
粗度係数と粒子密度とを有する新規な球状HAPを得るこ
とに成功し、該球状HAPが、前記クロマトグラフィー用
カラム充填材における課題を全て達成し得ることを見い
だし、本発明を完成するに至った。
本発明による得られるHAPのうち、クロマトグラフィ
ー用カラム充填材などとして特に好適なものは、平均粒
子径0.1〜100μm、表面粗度係数Fsrが1≦Fsr≦5、粒
子密度2.8g/cm3以上である球状ヒドロキシアパタイトで
ある。
ー用カラム充填材などとして特に好適なものは、平均粒
子径0.1〜100μm、表面粗度係数Fsrが1≦Fsr≦5、粒
子密度2.8g/cm3以上である球状ヒドロキシアパタイトで
ある。
本明細書において、表面粗度係数Fsrとは、以下の式
によって定義される。
によって定義される。
Fsr=S/Sw ここで、S(m2/g)は、粒子の比表面積であり、BET
法で測定される値である。また、Swは粒子が真球状であ
ると仮定したときの、粒度分布から計算される比表面積
であり、次式によって計算される。
法で測定される値である。また、Swは粒子が真球状であ
ると仮定したときの、粒度分布から計算される比表面積
であり、次式によって計算される。
ここで、diは測定された粒度分布の区分ごとの代表
径、ni、Wi、Viはそれぞれ代表径diで示される区間に存
在する粒子数、粒子の重量、粒子の体積である。すなわ
ち、Fsrは連続孔の存在に基づく粒子表面の荒さを示し
ており、Ssrが1に近いほど表面が平滑であることを示
す。
径、ni、Wi、Viはそれぞれ代表径diで示される区間に存
在する粒子数、粒子の重量、粒子の体積である。すなわ
ち、Fsrは連続孔の存在に基づく粒子表面の荒さを示し
ており、Ssrが1に近いほど表面が平滑であることを示
す。
本明細書において、粒子密度とは粒子中の閉じた空孔
(独立気孔)を含めた密度であり、ピクノメーター法で
測定される。
(独立気孔)を含めた密度であり、ピクノメーター法で
測定される。
本明細書において、球状とは、粒子の円形度が0.90以
上、好ましくは0.95以上の粒子を言う。かかる円形度
は、粉体の走査型電子顕微鏡写真を撮り、その写真の単
位視野内に観察されるn個の粒子について、輪郭の長さ
(Li)と、その粒子の写真上の面積と同じ面積を有する
円の周長(Mi)とを測定し、次式で算出される。円形度
が1.00に近いほど、粒子は真球に近いことを示す。
上、好ましくは0.95以上の粒子を言う。かかる円形度
は、粉体の走査型電子顕微鏡写真を撮り、その写真の単
位視野内に観察されるn個の粒子について、輪郭の長さ
(Li)と、その粒子の写真上の面積と同じ面積を有する
円の周長(Mi)とを測定し、次式で算出される。円形度
が1.00に近いほど、粒子は真球に近いことを示す。
従来、平均粒子径が0.1〜100μmの球状HAPにおい
て、表面粗度係数Fsrが1≦Fsr≦5で且つ粒子密度が2.
8g/cm3以上の粒子は全く知られていない。即ち、従来よ
り知られている方法により得られる球状HAPは、平均粒
子径が上記範囲のものは存在するが、これらの球状HAP
は、前記したように製法上内部に連続孔や独立気孔を有
する。従って、かかる球状HAPは表面粗度係数Fsrが10以
上であったり、また粒子密度も2.8g/cm3未満となったり
する。
て、表面粗度係数Fsrが1≦Fsr≦5で且つ粒子密度が2.
8g/cm3以上の粒子は全く知られていない。即ち、従来よ
り知られている方法により得られる球状HAPは、平均粒
子径が上記範囲のものは存在するが、これらの球状HAP
は、前記したように製法上内部に連続孔や独立気孔を有
する。従って、かかる球状HAPは表面粗度係数Fsrが10以
上であったり、また粒子密度も2.8g/cm3未満となったり
する。
本発明によって得られる球状HAPは、球状であると共
に前記した特定の表面粗度係数及び粒子密度を有するた
め、クロマトグラフィー用カラム充填材として優れた性
能を発揮する。即ち、球状であるため、クロマトグラフ
ィー用カラム内に高充填が可能であると共に、前記した
特定の表面粗度係数及び粒子密度を有するため、流体の
通過による破損が極めて少なく、該粒子の破片によって
起こる目詰まりがなく、長期間安定して使用が可能であ
り、しかも吸着性能も高く、優れた分解能を示す。
に前記した特定の表面粗度係数及び粒子密度を有するた
め、クロマトグラフィー用カラム充填材として優れた性
能を発揮する。即ち、球状であるため、クロマトグラフ
ィー用カラム内に高充填が可能であると共に、前記した
特定の表面粗度係数及び粒子密度を有するため、流体の
通過による破損が極めて少なく、該粒子の破片によって
起こる目詰まりがなく、長期間安定して使用が可能であ
り、しかも吸着性能も高く、優れた分解能を示す。
本発明によって得られる球状HAPのカラム充填材が適
用可能なクロマトグラフィーは特に制限されないが、液
体クロマトグラフィーにおいて最も効果を発揮する。そ
のうち、タンパク質、酵素等の生体高分子の分析に特に
有効である。
用可能なクロマトグラフィーは特に制限されないが、液
体クロマトグラフィーにおいて最も効果を発揮する。そ
のうち、タンパク質、酵素等の生体高分子の分析に特に
有効である。
本発明の方法は、Ca/P原子比が1.5〜1.8のリン酸カル
シウム粉末(以下、CP粉末という)を、分散状態で温度
1600℃以上の火炎と接触させる方法である。
シウム粉末(以下、CP粉末という)を、分散状態で温度
1600℃以上の火炎と接触させる方法である。
一般に、HAPは1570℃付近でリン酸三カルシウムとリ
ン酸四カルシウムに分解することが知られている。(P.
V.Pibond,Ann.Chim.(Paris),8,381(1973).参
照) これに対して、本発明の上記方法は、HAPを火炎中で
溶融する場合には、該火炎中の水蒸気により、HAPの分
解が極めて少ないという知見に基づきなされたもので従
来の常識からは全く予期されないものである。
ン酸四カルシウムに分解することが知られている。(P.
V.Pibond,Ann.Chim.(Paris),8,381(1973).参
照) これに対して、本発明の上記方法は、HAPを火炎中で
溶融する場合には、該火炎中の水蒸気により、HAPの分
解が極めて少ないという知見に基づきなされたもので従
来の常識からは全く予期されないものである。
即ち、本発明の方法によれば、火炎中に導入されたCP
粉末は、火炎中の水蒸気により分解が防止されながら、
その粒子の全体が溶融された後、表面張力によって球状
になる。溶融状態の粒子は球状の形状を維持したまま、
火炎中を通過し、冷却されて固化し、回収される。
粉末は、火炎中の水蒸気により分解が防止されながら、
その粒子の全体が溶融された後、表面張力によって球状
になる。溶融状態の粒子は球状の形状を維持したまま、
火炎中を通過し、冷却されて固化し、回収される。
本発明においてCP粉末を分散状態にするための気体と
しては、汎用の気体を特に制限なく用いることができる
が、好適に使用される気体は、空気、酸素、アルゴン等
である。粉末の分散には、CP粉末の粒子が気体中に浮遊
させる方法が特に制限なく実施される。また、CP粉末の
火炎中への導入にも公知の手段が限定されずに採用され
る。好ましい方法としては、気体とCP粉末の混合物を火
炎中に噴射する方法がある。
しては、汎用の気体を特に制限なく用いることができる
が、好適に使用される気体は、空気、酸素、アルゴン等
である。粉末の分散には、CP粉末の粒子が気体中に浮遊
させる方法が特に制限なく実施される。また、CP粉末の
火炎中への導入にも公知の手段が限定されずに採用され
る。好ましい方法としては、気体とCP粉末の混合物を火
炎中に噴射する方法がある。
本発明において火炎は、温度が1600℃以上である可燃
性ガスの炎であればよい。火炎の形成手段として、可燃
性のガスを燃料とした多重管のバーナーの持つ火炎発生
装置が適している。即ち、該可燃性のガス、空気及びCP
粉末を多重管から同時に供給するようにした装置が好適
である。可燃性のガスとしては、公知の可燃性ガスが限
定されることなく用いられるが、メタン、プロパン、ブ
タン、アセチレン、水素等が好適である。特に、HAPの
分解を抑えるためには、火炎中の水蒸気分圧が高い水素
が好適に用いられる。
性ガスの炎であればよい。火炎の形成手段として、可燃
性のガスを燃料とした多重管のバーナーの持つ火炎発生
装置が適している。即ち、該可燃性のガス、空気及びCP
粉末を多重管から同時に供給するようにした装置が好適
である。可燃性のガスとしては、公知の可燃性ガスが限
定されることなく用いられるが、メタン、プロパン、ブ
タン、アセチレン、水素等が好適である。特に、HAPの
分解を抑えるためには、火炎中の水蒸気分圧が高い水素
が好適に用いられる。
本発明において、火炎の温度は1600℃以上であれば限
定されない。1600℃以上の温度が必要な理由は、CP粉末
を溶融せしめるためである。好ましくは、1700〜3000℃
の火炎温度が好適に使用される。
定されない。1600℃以上の温度が必要な理由は、CP粉末
を溶融せしめるためである。好ましくは、1700〜3000℃
の火炎温度が好適に使用される。
また、CP粉末の火炎中での滞留時間は、該粉末の粒
径、火炎の温度などを考慮して、火炎中で該粉末が溶融
状態となるように適宜決めることことが出来る。一般
に、滞留時間をあまり長くすると、HAPが分解し、リン
酸三カルシウム及びリン酸四カルシウムが生成する。そ
のため、滞留時間は0.01〜10秒とすることが望ましい。
径、火炎の温度などを考慮して、火炎中で該粉末が溶融
状態となるように適宜決めることことが出来る。一般
に、滞留時間をあまり長くすると、HAPが分解し、リン
酸三カルシウム及びリン酸四カルシウムが生成する。そ
のため、滞留時間は0.01〜10秒とすることが望ましい。
また、火炎と接触して生成する球状HAP粉末の回収に
は、公知の方法が限定されることなく採用される。好適
には、サイクロン、バグフィルター等の回収装置の使用
が採用される。
は、公知の方法が限定されることなく採用される。好適
には、サイクロン、バグフィルター等の回収装置の使用
が採用される。
上記製法によって、本発明の球状HAPを得ることが出
来る。この球状HAPはそのままクロマトグラフィーカラ
ム充填材として用いることもできるが、回収されたまま
の球状HAPは溶融後急冷されるため、一部がガラス状態
となっていることがある。この場合、得られた球状HAP
の結晶性を上げるために、加熱処理を行うことが好まし
い。かかる加熱処理温度は、300〜1000℃の温度範囲が
好適に用いられる。また、加熱時間は0.5〜10時間が一
般的である。
来る。この球状HAPはそのままクロマトグラフィーカラ
ム充填材として用いることもできるが、回収されたまま
の球状HAPは溶融後急冷されるため、一部がガラス状態
となっていることがある。この場合、得られた球状HAP
の結晶性を上げるために、加熱処理を行うことが好まし
い。かかる加熱処理温度は、300〜1000℃の温度範囲が
好適に用いられる。また、加熱時間は0.5〜10時間が一
般的である。
本発明の球状HAPの原料として用いられるCP粉末は、C
a−P原子比が1.5〜1.8であれば特に限定されないが、
粉末状のHAP(以下、HAP粉末という。)を用いると、火
炎と接触後の分解が少ないために、好適である。CP粉末
を得るための原料及び製法は特に限定されないが、例え
ば、原料は、Ca源としてCaCO3、CaO、Ca(OH)2、P源
としてP2O5、H3PO4、NH4H2PO4、(NH4)2HPO4、CaとP
の両方を含有するCaHPO4・2H2O、CaHPO4、Ca(H2PO4)
2、Ca2P2O7等が考えられ、原料によって種々の製造方
法があるが、公知のCaHPO4・2H2OをCaCO3と混和焼成す
る乾式製造法が好適である。
a−P原子比が1.5〜1.8であれば特に限定されないが、
粉末状のHAP(以下、HAP粉末という。)を用いると、火
炎と接触後の分解が少ないために、好適である。CP粉末
を得るための原料及び製法は特に限定されないが、例え
ば、原料は、Ca源としてCaCO3、CaO、Ca(OH)2、P源
としてP2O5、H3PO4、NH4H2PO4、(NH4)2HPO4、CaとP
の両方を含有するCaHPO4・2H2O、CaHPO4、Ca(H2PO4)
2、Ca2P2O7等が考えられ、原料によって種々の製造方
法があるが、公知のCaHPO4・2H2OをCaCO3と混和焼成す
る乾式製造法が好適である。
この反応は、 6CaHPO4・2H2O+4CaCO3→ Ca10(PO4)6(OH)2+4CO2+10H2O の反応式で示され、水蒸気を含む大気中で焼成すること
で純粋なHAP粉末が得られる。焼成温度は、700〜1400℃
が一般的に用いられる。
で純粋なHAP粉末が得られる。焼成温度は、700〜1400℃
が一般的に用いられる。
また、球状HAPの原料に用いられるCP粉末は、0.01〜1
00μmの平均粒子径を持つものが用いられる。
00μmの平均粒子径を持つものが用いられる。
本発明により得られる球状HAPは、クロマトグラフィ
ーの分離能を向上させるために、他の元素を制限なく固
溶させることが出来る。例えば、フッ素、ナトリウム、
塩素、カリウム、マグネシウム、などが挙げられる。添
加の方法も制限されないが、例えば、他の元素を予めCP
粉末に固溶させた原料粒子を火炎と接触させる、あるい
は添加する元素を含む塩をCP粉末と共に火炎と接触させ
るなどの方法が挙げられる。
ーの分離能を向上させるために、他の元素を制限なく固
溶させることが出来る。例えば、フッ素、ナトリウム、
塩素、カリウム、マグネシウム、などが挙げられる。添
加の方法も制限されないが、例えば、他の元素を予めCP
粉末に固溶させた原料粒子を火炎と接触させる、あるい
は添加する元素を含む塩をCP粉末と共に火炎と接触させ
るなどの方法が挙げられる。
本発明により得られる球状HAPを用いたクロマトグラ
フィー用カラム充填材の使用方法は、従来のHAPクロマ
トグラフィー用カラム充填材と同じである。
フィー用カラム充填材の使用方法は、従来のHAPクロマ
トグラフィー用カラム充填材と同じである。
また、クロマトグラフィー用カラム充填材として用い
るには、充填密度を高めるために、前記製造方法で製造
した球状HAPを分級し、粒度分布いの揃った粒子を用い
ることが好ましい。この場合、平均粒径1〜20μmの粒
子が好適に使用される。
るには、充填密度を高めるために、前記製造方法で製造
した球状HAPを分級し、粒度分布いの揃った粒子を用い
ることが好ましい。この場合、平均粒径1〜20μmの粒
子が好適に使用される。
また、本発明により得られる球状HAPはクロマトグラ
フィー用カラム充填材以外の用途にも制限されず用いる
ことが出来る。例えば、骨充填材や生体用レジンのフィ
ラーとしての用途が考えられる。
フィー用カラム充填材以外の用途にも制限されず用いる
ことが出来る。例えば、骨充填材や生体用レジンのフィ
ラーとしての用途が考えられる。
[効果] 本発明により得られる球状HAPは、クロマトグラフィ
ー用カラム充填材として用いた場合、球状であるため充
填密度が高く、高い分離性能を持つ。また、粒子が緻密
質であるため、強度が高く、粒子の目詰まりが起こりに
くい。従って、従来の球状HAPカラム充填材と比較し
て、扱い易く分離性能の高いHAPカラム充填材を提供す
ることができる。
ー用カラム充填材として用いた場合、球状であるため充
填密度が高く、高い分離性能を持つ。また、粒子が緻密
質であるため、強度が高く、粒子の目詰まりが起こりに
くい。従って、従来の球状HAPカラム充填材と比較し
て、扱い易く分離性能の高いHAPカラム充填材を提供す
ることができる。
[実施例] 以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
尚、本分中並びに実施例中に示した材料の性状に関する
諸量の定義及びそれらの測定方法については次の通りで
ある。
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
尚、本分中並びに実施例中に示した材料の性状に関する
諸量の定義及びそれらの測定方法については次の通りで
ある。
(1)平均粒子径 得られた粒子を水に分散させて、粒度分布計(CAPA−
500、堀場製作所製、あるいは、マイクロトラック、リ
ードアンドノーストラップ社製)で測定した。測定原理
は遠心沈降法、及びレーザー光による散乱回折像の測定
によるものである。
500、堀場製作所製、あるいは、マイクロトラック、リ
ードアンドノーストラップ社製)で測定した。測定原理
は遠心沈降法、及びレーザー光による散乱回折像の測定
によるものである。
(2)構造 X線回折測定装置(日本電子(株)社製)を用いて粉
末のX線回折を測定し、得られた粒子の構造を同定し
た。
末のX線回折を測定し、得られた粒子の構造を同定し
た。
(3)比表面積 柴田化学機器工業株式会社、迅速表面積測定装置SA−
1000を用いた。測定原理はBET法である。
1000を用いた。測定原理はBET法である。
(4)粒子の円形度、表面粗度係数 前記の方法で行った。
(5)粒子密度 ピクノメータ法で行った。
実施例1 CaHPO4・2H2O粉末とCaCO3粉末を3:2(モル比)で混合
し、70℃飽和水蒸気を含む空気を毎分6リットル吹き込
みながら、1400℃で2時間焼成した。生成した粒子はHA
PであることをX線回折図から確認した。このHAPをアル
ミナ製ボールミルにかけ、3時間粉砕した。これを250
メッシュの目開きのふるいにかけHAP粉末(平均粒径10.
4μm)を得た。
し、70℃飽和水蒸気を含む空気を毎分6リットル吹き込
みながら、1400℃で2時間焼成した。生成した粒子はHA
PであることをX線回折図から確認した。このHAPをアル
ミナ製ボールミルにかけ、3時間粉砕した。これを250
メッシュの目開きのふるいにかけHAP粉末(平均粒径10.
4μm)を得た。
上記のHAP粉末を、多重管を有するバーナーより毎分
5.5gの供給速度で、水素(40リットル/分)、酸素(20
リットル/分)及び空気(30リットル/分)と共に燃焼
室に供給し、火炎中に分散させて溶融した。HAP粉末は
火炎中で瞬時に溶融状態となったのち、火炎から出ると
冷却されて固化した。該粒子をサイクロンで回収した。
得られた粒子は、X線回折測定の結果、HAPであること
を確認した。また、円形度0.98、平均粒径8.21μm、比
表面積0.75m2/g、表面粗度係数2.45、粒子密度3.14g/cm
3であった。この粒子及び粒子の断面のSEM写真を、それ
ぞれ第1、2図に示した。
5.5gの供給速度で、水素(40リットル/分)、酸素(20
リットル/分)及び空気(30リットル/分)と共に燃焼
室に供給し、火炎中に分散させて溶融した。HAP粉末は
火炎中で瞬時に溶融状態となったのち、火炎から出ると
冷却されて固化した。該粒子をサイクロンで回収した。
得られた粒子は、X線回折測定の結果、HAPであること
を確認した。また、円形度0.98、平均粒径8.21μm、比
表面積0.75m2/g、表面粗度係数2.45、粒子密度3.14g/cm
3であった。この粒子及び粒子の断面のSEM写真を、それ
ぞれ第1、2図に示した。
上記方法によって得られた該球状HAPを内径6mm、有効
長10cmのステンレス製カラムに充填した。このカラムを
用いて、トリプトファン(0.2重量%)、牛血清アルブ
ミン(5.0重量%)、リゾチウム(2.0重量%)、チトク
ロムC(1.0重量%)を含有する混合溶液を試料として
展開を行った。展開はリン酸緩衝液10mM(pH6.8)と350
mM(pH6.8)による直線密度勾配法により行い、上記試
料を10μl注入した。また流速は1ml/minで行った。送
液圧力は23kg/cm2であった。タンパク質の検出は280nm
の吸光度を測定した。このカラムにより得られたクロマ
トグラムを第3図に示した。第3図から試料中の4成分
がきれいに分離されていることがわかる。またチトクロ
ムCの酸化体、還元体のピークのきれいに分かれ、分離
能が優れていることがわかる。
長10cmのステンレス製カラムに充填した。このカラムを
用いて、トリプトファン(0.2重量%)、牛血清アルブ
ミン(5.0重量%)、リゾチウム(2.0重量%)、チトク
ロムC(1.0重量%)を含有する混合溶液を試料として
展開を行った。展開はリン酸緩衝液10mM(pH6.8)と350
mM(pH6.8)による直線密度勾配法により行い、上記試
料を10μl注入した。また流速は1ml/minで行った。送
液圧力は23kg/cm2であった。タンパク質の検出は280nm
の吸光度を測定した。このカラムにより得られたクロマ
トグラムを第3図に示した。第3図から試料中の4成分
がきれいに分離されていることがわかる。またチトクロ
ムCの酸化体、還元体のピークのきれいに分かれ、分離
能が優れていることがわかる。
また、上記試料の分離を300回行った。300回目に得ら
れたクロマトグラムを第4図に示した。第4図からわか
る通り、本発明のカラムは300回目の使用に対しても優
れた分離性能を示し、劣化は見られなかった。
れたクロマトグラムを第4図に示した。第4図からわか
る通り、本発明のカラムは300回目の使用に対しても優
れた分離性能を示し、劣化は見られなかった。
実施例2 CaHPO4・2H2O粉末とCaCO3粉末をCa/P原子比が1.5〜1.
8となるように混合し、70℃飽和水蒸気を含む空気を毎
分6リットル吹き込みながら、1400℃で2時間焼成し、
CP粉末を得た。このCP粉末をアルミナ製ボールミルにか
け、3時間粉砕した。これを250メッシュの目開きのふ
るいにかけCP粉末を得た。
8となるように混合し、70℃飽和水蒸気を含む空気を毎
分6リットル吹き込みながら、1400℃で2時間焼成し、
CP粉末を得た。このCP粉末をアルミナ製ボールミルにか
け、3時間粉砕した。これを250メッシュの目開きのふ
るいにかけCP粉末を得た。
上記のCP粉末を、多重管を有するバーナーより毎分5.
5gの供給速度で、水素(40リットル/分)、酸素(20リ
ットル/分)及び空気(30リットル/分)と共に燃焼室
に供給し、火炎中に分散させて溶融し、サイクロンで回
収した。得られた粒子の組成はすべてHAPであった。ま
た、得られた粒子の円形度、平均粒径、比表面積、表面
粗度係数、粒子密度を第1表に示した。
5gの供給速度で、水素(40リットル/分)、酸素(20リ
ットル/分)及び空気(30リットル/分)と共に燃焼室
に供給し、火炎中に分散させて溶融し、サイクロンで回
収した。得られた粒子の組成はすべてHAPであった。ま
た、得られた粒子の円形度、平均粒径、比表面積、表面
粗度係数、粒子密度を第1表に示した。
上記方法によって得られた球状HAPを実施例1と同様
にカラムに充填し、同様な方法で試料を展開した結果、
実施例1と同様に優れた分離能を示した。
にカラムに充填し、同様な方法で試料を展開した結果、
実施例1と同様に優れた分離能を示した。
また、上記試料の分離を300回行った。300回使用後で
も送液圧力、クロマトグラムに変化のなかった物を○、
送液圧力の上昇、あるいはクロマトグラムに変化のあっ
た物を×として、併せて第1表に示した。
も送液圧力、クロマトグラムに変化のなかった物を○、
送液圧力の上昇、あるいはクロマトグラムに変化のあっ
た物を×として、併せて第1表に示した。
実施例3 実施例1で得たHAP粉末を、多重管を有するバーナー
より毎分5.5gの供給速度で、水素、酸素及び空気と共に
燃焼室に供給し、種々の温度の火炎中に分散させて接触
させ、サイクロンで回収した。得られた粒子の組成はす
べてHAPであった、また、得られた粒子の円形度、平均
粒径、比表面積、表面粗度係数、粒子密度を第2表に示
した。
より毎分5.5gの供給速度で、水素、酸素及び空気と共に
燃焼室に供給し、種々の温度の火炎中に分散させて接触
させ、サイクロンで回収した。得られた粒子の組成はす
べてHAPであった、また、得られた粒子の円形度、平均
粒径、比表面積、表面粗度係数、粒子密度を第2表に示
した。
上記方法によって得られた球状HAPを実施例1と同様
にカラムに充填し、同様な方法で試料を展開した結果、
第2表の番号1を除いて、実施例1と同様優れた分離能
を示した。
にカラムに充填し、同様な方法で試料を展開した結果、
第2表の番号1を除いて、実施例1と同様優れた分離能
を示した。
また、上記試料の分離を300回行った。300回使用後で
も送液圧力、クロマトグラムに変化のなかった物を○、
送液圧力の上昇、あるいはクロマトグラムに変化のあっ
た物を×として、併せて第2表に示した。
も送液圧力、クロマトグラムに変化のなかった物を○、
送液圧力の上昇、あるいはクロマトグラムに変化のあっ
た物を×として、併せて第2表に示した。
比較例1 0.5mol/lの水酸化カルシウム懸濁液と0.3mol/lのリン
酸水溶液を、40℃で混合し、24時間攪拌した。該反応溶
液から沈澱を濾過し、この沈澱物に水を加え20重量%の
スラリーとした。
酸水溶液を、40℃で混合し、24時間攪拌した。該反応溶
液から沈澱を濾過し、この沈澱物に水を加え20重量%の
スラリーとした。
このスラリーを噴霧乾燥機(ヤマト科学社製、GB−2
1)を用いて、140℃の気流中にノズルから噴霧し、得ら
れた粉末をサイクロンで回収した。この粉末を、700℃
で3時間焼成した。
1)を用いて、140℃の気流中にノズルから噴霧し、得ら
れた粉末をサイクロンで回収した。この粉末を、700℃
で3時間焼成した。
得られた粒子は、X線回折測定の結果、HAPであるこ
とを確認した。また、円形度0.93、平均粒径4.14μm、
比表面積19.3m2/g、表面粗度係数13.7、粒子密度2.74g/
cm3であった。
とを確認した。また、円形度0.93、平均粒径4.14μm、
比表面積19.3m2/g、表面粗度係数13.7、粒子密度2.74g/
cm3であった。
該HAPを内径6mm、有効長10cmのステンレス製カラムに
充填した。このカラムを用いて、トリプトファン(0.2
重量%)、牛血清アルブミン(5.0重量%)、リゾチウ
ム(2.0重量%)、チトクロムC(1.0重量%)を含有す
る混合溶液を試料として展開を行った。展開はリン酸緩
衝液10mM(pH6.8)と350mM(pH6.8)による直線密度勾
配法により行い、上記試料を10μl注入した。また流速
は1ml/minで行った。送液圧力は74kg/cm2であった。タ
ンパク質の検出は280nmの吸光度を測定した。このカラ
ムにより得られたクロマトグラムを第5図に示した。第
5図からわかるように、第3図と比較してブロードなピ
ークを示した。
充填した。このカラムを用いて、トリプトファン(0.2
重量%)、牛血清アルブミン(5.0重量%)、リゾチウ
ム(2.0重量%)、チトクロムC(1.0重量%)を含有す
る混合溶液を試料として展開を行った。展開はリン酸緩
衝液10mM(pH6.8)と350mM(pH6.8)による直線密度勾
配法により行い、上記試料を10μl注入した。また流速
は1ml/minで行った。送液圧力は74kg/cm2であった。タ
ンパク質の検出は280nmの吸光度を測定した。このカラ
ムにより得られたクロマトグラムを第5図に示した。第
5図からわかるように、第3図と比較してブロードなピ
ークを示した。
また、上記カラムを使用して試料の連続的分離を試み
た結果、100回使用後あたりから、クロマトグラム上の
ピークが更にブロードになった。例として、150回目の
クロマトグラムを第6図に示した。また、圧力も160kg/
cm2に上昇し、これよりカラムが目詰まりしていること
がわかる。
た結果、100回使用後あたりから、クロマトグラム上の
ピークが更にブロードになった。例として、150回目の
クロマトグラムを第6図に示した。また、圧力も160kg/
cm2に上昇し、これよりカラムが目詰まりしていること
がわかる。
第1図、第2図はそれぞれ実施例1で得られた球状HAP
の粒子構造を示すSEM写真である。 第3図、第4図は、実施例1で得られたクロマトグラム
を示すおのである。 第5図、第6図は、比較例1で得られたクロマトグラム
を示すものである。 第3図から第6図中、Tはトリプトファン、Bは牛血清
アルブミン、Lはリゾチウム、C1、C2はチトクロムCの
クロマト分離ピークを示す。
の粒子構造を示すSEM写真である。 第3図、第4図は、実施例1で得られたクロマトグラム
を示すおのである。 第5図、第6図は、比較例1で得られたクロマトグラム
を示すものである。 第3図から第6図中、Tはトリプトファン、Bは牛血清
アルブミン、Lはリゾチウム、C1、C2はチトクロムCの
クロマト分離ピークを示す。
Claims (1)
- 【請求項1】Ca/P原子比が1.5〜1.8のリン酸カルシウム
粉末を、分散状態で温度1600℃以上の火炎と接触させる
ことを特徴とする球状ヒドロキシアパタイトの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63060266A JP2575170B2 (ja) | 1988-03-16 | 1988-03-16 | 球状ヒドロキシアパタイトの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63060266A JP2575170B2 (ja) | 1988-03-16 | 1988-03-16 | 球状ヒドロキシアパタイトの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01234308A JPH01234308A (ja) | 1989-09-19 |
JP2575170B2 true JP2575170B2 (ja) | 1997-01-22 |
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ID=13137171
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63060266A Expired - Fee Related JP2575170B2 (ja) | 1988-03-16 | 1988-03-16 | 球状ヒドロキシアパタイトの製造方法 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2575170B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1772188A2 (en) * | 2005-10-03 | 2007-04-11 | PENTAX Corporation | Method for producing particles, particles, and adsorption apparatus |
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---|---|---|---|---|
JP2756703B2 (ja) * | 1989-06-15 | 1998-05-25 | 日本化学工業株式会社 | 球状アパタイトおよびその製造法並びに多孔質構造成形体 |
JPH0765121B2 (ja) * | 1991-03-15 | 1995-07-12 | エヌ・イーケムキャット株式会社 | 貴金属の還元方法 |
JPH04303766A (ja) * | 1991-03-30 | 1992-10-27 | Kobe Steel Ltd | 液体クロマトグラフィー用分離材の表面細孔形成法 |
US5728463A (en) * | 1992-08-07 | 1998-03-17 | Kanto Kagaku Kabushiki Kaisha | Stationary phase material for chromatography |
DE607459T1 (de) * | 1992-08-07 | 1995-04-20 | Kanto Kagaku | Material für chromatografische stationäre phase. |
JP4698792B2 (ja) * | 2000-03-17 | 2011-06-08 | 日本メナード化粧品株式会社 | キノコの抽出液から重金属を除去する方法 |
US7879303B2 (en) * | 2004-03-15 | 2011-02-01 | Eidgenossische Technische Hochschule Zurich | Flame synthesis of metal salt nanoparticles, in particular calcium and phosphate comprising nanoparticles |
JP2010000409A (ja) * | 2008-06-18 | 2010-01-07 | Hitachi Maxell Ltd | 粗面化処理が施された高密度機能性粒子、その製造方法およびそれを用いた標的物質の処理方法 |
DE102019109143A1 (de) * | 2019-04-08 | 2020-10-08 | Chemische Fabrik Budenheim Kg | Hydroxylapatit-Pulver und Verfahren zu dessen Herstellung |
Family Cites Families (2)
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---|---|---|---|---|
JPS5645814A (en) * | 1979-09-25 | 1981-04-25 | Kureha Chem Ind Co Ltd | Hydroxyapatite, its ceramic material and its manufacture |
JPS6267451A (ja) * | 1985-09-20 | 1987-03-27 | Kanto Kagaku Kk | クロマトグラフイ−用充填剤 |
-
1988
- 1988-03-16 JP JP63060266A patent/JP2575170B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1772188A2 (en) * | 2005-10-03 | 2007-04-11 | PENTAX Corporation | Method for producing particles, particles, and adsorption apparatus |
EP1772188A3 (en) * | 2005-10-03 | 2007-10-31 | PENTAX Corporation | Method for producing particles, particles, and adsorption apparatus |
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JPH01234308A (ja) | 1989-09-19 |
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