JP2574807B2 - 膜厚分布測定方法及びその装置 - Google Patents

膜厚分布測定方法及びその装置

Info

Publication number
JP2574807B2
JP2574807B2 JP62212732A JP21273287A JP2574807B2 JP 2574807 B2 JP2574807 B2 JP 2574807B2 JP 62212732 A JP62212732 A JP 62212732A JP 21273287 A JP21273287 A JP 21273287A JP 2574807 B2 JP2574807 B2 JP 2574807B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
film
film thickness
dimensional interference
thickness distribution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62212732A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6457107A (en
Inventor
俊彦 中田
正孝 芝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP62212732A priority Critical patent/JP2574807B2/ja
Publication of JPS6457107A publication Critical patent/JPS6457107A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2574807B2 publication Critical patent/JP2574807B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ホトレジスト等の膜厚測定装置に係り、特
にサブミクロンオーダの微小領域における膜厚の分布を
高速・高精度に測定できる膜厚分布測定方法及び装置に
関する。
〔従来の技術〕 膜厚測定手段としては、従来から光の干渉と偏光を利
用する2つの方式が知られている。前者は例えば第15図
に示すように、まず白色光源50からの白色光51をハーフ
ミラー52及び対物レンズ53を介して試料1′に入射させ
る。次に試料1′の膜内で干渉した白色干渉光54を、回
折格子55、ミラー56,57及びピンホール58を介して光電
子増倍管59に入射させる。ここで、回折格子55を少しず
つ傾け、白色干渉光54を波長スキャニングし、各波長に
おける干渉強度を光電子増倍管59でモニタする。そして
2つの干渉強度ピークにおける波長から膜厚を求めるわ
けである。
一方、後者は、エリプソメトリと呼ばれる手法であ
り、レーザのように空間的及び時間的にコヒーレントな
光を試料に照射し、入射光と反射光の間での偏光状態の
差から、膜厚及び屈折率を求めるものである。
この他、従来技術としては、特開昭59−60203号公報
が知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記2つの従来技術のうち、前者の白色光の干渉を利
用する方式では、対物レンズを介して試料に入射するス
ポット光の照明領域の平均的膜厚しか得られず、ある任
意の膜厚分布を測定することはできない。仮に試料を2
次元的に走査しながら、膜厚測定を行ったとしても、現
状の装置では最小のスポット径が3〜4μmもあり、サ
ブミクロンオーダーの横分解能を得ることは不可能であ
り、また測定に多くの時間がかかってしまう。
一方、後者のエリプソメトリも同様に、現状の装置で
は照射スポット径が1mm近くもあり、サブミクロンオー
ダーの横分解能を得ることはできない。
以上のように、従来の膜厚測定技術は、あくまでポイ
ントデータとしての膜厚、もしくはある大きさをもった
領域の平均的膜厚しか得られなかった。
一方、半導体集積回路のパターンの微細化が進み、サ
ブミクロンパターンが出現する今日、露光の前にウェハ
上に塗布したホトレジスト膜厚の均一性がパターンの線
幅制御あるいはアライメントの際のアライメントパター
ン検出において極めて重要な課題となっている。すなわ
ち、ウェハ上のグローバルな膜厚均一性もさることなが
ら、チップ内の凹凸を有する微小領域における膜厚均一
性も非常に重要である。ホトレジスト膜厚の均一化を図
るには、上記微小領域におけるホトレジスト膜厚分布
と、回転塗布機の回転数やホトレジストの粘性、あるい
はウェハチャック温度との関係を十分に把握する必要が
ある。
本発明の目的は、サブミクロンオーダーの微小領域に
おけるホトレジスト等の膜厚分布を高速高精度に測定で
きる膜厚分布測定方法及び装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、パターンを形成した基板上に設けた光を
透過する被測定膜の膜厚の分布を前記パターンの幅と同
程度の所望の横分解能で測定する膜厚分布測定方法にお
いて、多波長発振可干渉性光源から出射した光をこの光
を透過する被測定膜に照射し、この被測定膜の被測定領
域の厚さの分布に応じて発生する照射した光による被測
定膜からの2次元の干渉光を複数の所望の波長成分の2
次元の干渉光に分離し、この分離した複数の所望の波長
成分の2次元の干渉光から複数の波長成分に対応した被
測定領域の膜厚分布に応じた複数の2次元の干渉像を、
照射した光との組み合わせにより所望の横分解能を有す
る光学系によりそれぞれ結像させ、この結像させた複数
の2次元の干渉像を各々撮像して複数の2次元干渉像を
複数の画像信号として得、この複数の画像信号に基づい
て被測定膜の2次元の膜厚の分布を算出する方法を採用
し、また、パターンを形成した基板上に設けた光を透過
する被測定膜の膜厚の分布を前記パターンの幅と同程度
の所望の横分解能で測定する膜厚分布測定装置を、多波
長発振可干渉性光源手段と、この多波長発振可干渉性光
源手段から出射した光をこの光を透過する被測定膜に照
射する照射手段と、この被測定膜の被測定領域の厚さの
分布に応じて発生する照射した光による被測定膜からの
2次元の干渉光から所望の複数の波長成分の2次元の干
渉光に分離する分離手段と、この分離した所望の複数の
波長成分の2次元の干渉光から複数の波長成分に対応し
た前記被測定領域の膜厚分布に応じた複数の2次元の干
渉像を、照射した光との組み合わせにより所望の横分解
能を有する光学系によりそれぞれ結像させる結像手段
と、この結像手段により結像させた複数の2次元の干渉
像を各々撮像して複数の2次元干渉像を複数の画像信号
を得る撮像手段と、この撮像手段の複数の2次元干渉像
の画像信号に基づいて被測定膜の2次元の膜厚の分布を
算出する信号処理手段とを備えて構成することにより達
成される。
〔作用〕
多波長発振可干渉性光源は、照射した光の被測定膜の
表面と裏面からの反射光の光路差、即ち被測定膜の厚さ
に応じて発生する干渉光の2次元干渉パターンをN個の
波長成分について同時に発生せしめるものである。波長
選択光学系は、これらの干渉パターンをN個の波長成分
に波長分離するものである。2次元検出光学系は、これ
らのN個の干渉パターンを2次元のまま検出するもので
ある。検出された2次元干渉パターンの各点における干
渉強度を、あらかじめ導出しておいた上記N個の波長を
パラメータとする。膜厚と干渉強度との関係に照合すれ
ば、最終的に2次元の膜厚分布が得られる。
〔実施例〕
本発明の実施例を、実際のパターン付ウェハ上のレジ
スト膜厚分布測定を例にとり、第1図〜第14図により説
明する。
具体的な説明の前に、本発明の基本原理について簡単
に触れる。本発明は、基本的には第1図に示すように、
入射光3に対する膜2(以下ではホトレジストとする)
の表面からの反射光4と、膜2・下地基板1(デポ膜に
相当する)界面からの反射光5との干渉を利用するもの
である。複数個の波長について、このレジスト膜厚dと
干渉強度Iとの関係を求めたのが第2図である。図よ
り、各波長の干渉強度の値から一意的に膜厚が求まるこ
とがわかる。
第3図は本発明の一実施例を示す図である。本実施例
においては、多波長発振可干渉性光源10として、多波長
発振Arレーザを使用した。Arレーザから出射された光11
は、ビーム拡大光学系12により所望のビーム径に拡大さ
れた後、集光レンズ13を経て、ビームスプリッタ14によ
り2つの光路50,51に分離される。光路50に分離された
ビームは対物レンズ15を介してホトレジスト2の塗布さ
れたウェハ1′に照射する。ホトレジスト2の表面から
の反射光4と、ホトレジスト2・下地基板1界面からの
反射光5とが干渉し、2次元干渉パターンが発生する。
この干渉パターンは、対物レンズ15で検出され、ビーム
スプリッタ14を通過した後、ビームスプリッタ17により
2つの光路52,53に分離される。尚、対物レンズのNAは
0.6とした。従ってArレーザの中心波長λを0.5μmとす
ると、検出分解能はおよそ0.5μm(0.6 λ/NA)とな
る。光路52に分離された干渉パターンは、結像レンズ18
aにより2次元固体撮像素子19a上に結像されその像がTV
モニタ20に出力される。
ビームスプリッタ17で他方の光路53に分離された干渉
パターンは、それぞれ第4図(a),(b),(c)の
波長特性をもつダイクロイックミラー等の波長選択ミラ
ー21,23,25と、それぞれ第5図(a),(b),(c)
の波長特性をもつ干渉フィルタ22,24,26からなる波長選
択光学系により、N個の波長成分に関する干渉パターン
に波長分離される。尚、本実施例では、N個の波長とし
て3種類の波長λ12を採用した。波長分離され
たこの3つの干渉パターンは、それぞれ結像レンズ18b,
18c,18dにより2次元固体撮像素子19b,19c,19d上に結像
される。
第6図は、各2次元固体撮像素子19d,19c,19dの撮像
面に対応した、すなわち検出視野におけるパターン付ウ
ェハ1′上のホトレジスト2の塗布状態を示したもので
ある。さらに第7図(a),(b),(c)は、2次元
固体撮像素子19b,19c,19dの撮像面上に結像した、すな
わち、検出視野における3つに波長分離された各2次元
干渉パターン35,36,37である。当然のことながら、回路
パターン60の部分とその周辺部とでは、ホトレジストの
膜厚が異なるため、干渉強度も異なる。また、各若干パ
ターン35,36,37の強度分布には波長の違いによる差が明
瞭に現れている。
撮像された、これら3つの干渉パターン35,36,37は、
光電変換され、干渉パターン強度信号として前処理回路
27に送られる。前処理回路27では、3つの干渉パターン
強度信号が、一定周期でサンプリングされた後、AD変換
され、コンピュータ28を介して外部メモリ29に格納され
る。
一方、ビームスプリッタ14で光路51に分離されたビー
ムは、集光レンズ30によりホトダイオード等の光検出器
31に集光され、光電変換される。光電変換された信号
は、前処理回路27でAD変換され、上記外部メモリ29に格
納された干渉パターン強度信号の変動補正用信号として
用いられる。
本実施例では、検出された3つの波長に関する干渉パ
ターン強度信号からホトレジストの膜厚分布d(x,y)
を求める手段として、以下の2つの手段を採用した。
第1の手段は、まず、第3図において予めホトレジス
ト2の表面からの反射光4の強度I1と、ホトレジスト2
・下地基板1界面からの反射光5の強度I2を、空気、ホ
トレジスト2及び下地基板1の各屈折率から求めてお
く。I1及びI2を式(1)に代入して、第8図に示すよう
な波長λをパラメータとする。レジスト膜厚dnと干渉
パターンの強度Iti(dn)との関係を求め、それを第9
図に示すようなテーブルに変換して、外部メモリ29に格
納しておく。
但し、i=1,2,3 nr:ホトレジストの屈折率 従って、第6図に示した検出視野内の各位置における
ホトレジスト2の膜厚は、外部メモリ29に格納されてい
る2次元干渉パターンの各位置の強度データを、同じく
外部メモリ29に格納されている第9図に示すテーブルと
照合することにより、容易に求めることができる。
例えば、第7図(a),(b),(c)において、検
出視野内の任意位置38(xm,ym)における干渉パターン
の強度をそれぞれIm1(xm,ym)、Im2(xm,ym)、Im3(x
m,ym)とし、第8図あるいは第9図に示すようにレジス
ト膜厚dnに対応する干渉パターンの強度をIt1(dn)、I
t2(dn)、It3(dn)とすると、式(2)の値F(dn
を最小にするdnを求めれば良い。
F(dn)={Im1(xm,ym)−It1(dn)} +{Im2(xm,ym)−It2(dn)} +{Im3(xm,ym)−It3(dn)} ……(2) 第9図に示すテーブルを用いてこのdnを求める一方法
として、本実施例では以下の方法を採用した。
まず、適当なしきい値αを設定してIt1(dn)をdn
全範囲にわたって検索し、式(3)を満足するP個のdn
を求める。
{Im1(xm,ym)−It1(dn)}≦α ……(3) このP個のdnをそれぞれdp1、dp2、dp3、……、dpp
する。
次に、得られたdp1、dp2、……、dppに対応するI
t2(dn)を求めた後、適当なしきい値βを設定して、式
(4)を満足するQ個のdnを求める。
{Im2(xm,ym)−It2(dn)}≦β ……(4) 但し、dnはdp1、dp2、……、dppとする。又、求めら
れたQ個のdnをdq1、dq2、……、dqqとする。
次に、得られたdq1、dq2、……、dqqに対応するI
t3(dn)を求めた後、式(5)の値G(dn)を最小にす
るdnを求める。
G(dn)={Im3(xm,ym)−It3(dn)} ……(5) 但し、dnはdq1、dq2、……、dqqとする。
以上の方法で得られたdnが、検出視野内の任意位置38
(xm,ym)におけるホトレジスト膜厚に相当する。従っ
て、検出視野の全領域のホトレジスト膜厚分布を得るに
は、上記の処理を、各サンプル点ごとに実行すればよ
い。
第2の手段は、まず式(1)においてIti(dn)及びd
nをそれぞれImi(xm,ym)及びdに換えて式(6)を求
める。
第7図(a),(b),(c)に示した2次元固体撮
像素子19b,19c,19dの検出視野内の任意位置38(xm,ym
における干渉パターンの強度Im1(xm,ym)、Im2(xm,
ym)及びIm3(xm,ym)をそれぞれ式(6)に代入する
と、第10図に示すように、各干渉パターン強度に対し
て、複数個のdが対応する。それぞれのdの値を、Im1
(xm,ym)については、 dm11,dm12,dm13,……,dm1i Im2(xm,ym)については、 dm21,dm22,dm23,……,dm2j Im3(xm,ym)については、 dm31,dm32,dm33,……,dm3k とする。そしてi×j×k個の組合せについて、次式の
値を求める。
F1〜Fi×j×kのうちでその値が最小となるdの組
合せを見出し、その中でImi(xm,ym)の値がI1+I2に最
も近いものを、図7(a),(b),(c)に示した検
出視野内の任意位置38(xm,ym)でのホトレジスト膜厚
とする。例えば、第10図においては、理論上真のホトレ
ジスト膜厚drに対応し、Im1(xm,ym)、Im2(xm,ym)及
びIm3(xm,ym)に関するdの値dm15,dm25,dm35は一致
し、(7)式の値は零になるはずであるが、実際には検
出系のノイズ、変動等により零にはならない。その場
合、第10図に示す干渉パターン強度曲線の傾きが大きい
所ほど高い精度でdが検出できるため、3波長のうち傾
きが最大となる、すなわちI1+I2に最も近い干渉パター
ン強度Im2(xm,ym)に対応するdm25を検出視野内の任意
位置38(xm,ym)でのホトレジスト膜厚とすれば、高い
測定精度が得られる。検出視野の全領域のホトレジスト
膜厚分布を得るには、上記の処理を、各サンプル点ごと
に実行すればよい。
第11図〜第14図は、本発明の他の実施例を示したもの
である。
本実施例では、前述の実施例における波長選択光学系
のかわりに、第12図に示すような回転可能な円板状の干
渉フィルタ41を採用した点に大きな特徴がある。すなわ
ち、この干渉フィルタ41は、第5図(a),(b),
(c)に対応した波長特性をもつ3つの領域41a,41b,41
cから構成されている。従って第13図の垂直走査信号に
示すように、まず波長λに対応した干渉パターンを2
次元固体撮像素子19eで撮像し、干渉パターン強度デー
タをコンピュータ28を介して外部メモリ29に格納する。
次に第14図に示すようにパルスモータ42により干渉フィ
ルタ41を120゜回転させた後、同様に波長λに対応し
た干渉パターン強度データを外部メモリ29に格納する。
次に再び、干渉フィルタ41を120゜回転させた後、波長
λに対応した干渉パターン強度データを外部メモリ29
に格納する。以上より得られた3つの波長に対する干渉
パターン強度データに対して、前述の2つの手段を適用
して、検出視野内の全領域のホトレジスト膜厚分布を得
る。
尚、以上に説明した実施例において、使用する波長を
3種類にしたのは、次の理由による。すなわち、第8図
において求めるべきホトレジスト膜厚dnが仮にI
t3(dn)の曲線の2番目のピーク位置に相当するものと
すると、このピーク位置での波長λに関する干渉パタ
ーン強度は変動に対する許容量が非常に小さいため、実
際には波長λに関する干渉パターン強度データを用い
てホトレジスト膜厚dnを求めなければならない。その
際、測定精度の向上を図るためには、少くとも複数の干
渉パターン高度データを用いる必要があり、本実施例で
はこれを2つとし計3つ、すなわち計3種類の波長に関
する干渉パターン強度データを使用したものである。ま
た、測定する膜厚の範囲が、第8図のIti(dn)の曲線
の最初のピーク位置よりも小さいことが明らかな場合に
は、そのIti(dn)に対応する波長λと、これよりも
小さい波長の計2種類の波長に関する干渉パターン強度
データだけを使用しても高い測定精度が得られる。逆に
測定する膜厚の範囲が非常に大きい場合には、4種類か
ら5種類の波長を使用することにより、高い測定精度が
得られる。
又、以上の実施例において、検出された3種類の波長
成分に関する干渉パターン強度が、多波長発振Arレーザ
の変動によって変化する場合、該変動分に合わせて干渉
パターン強度を補正する手段を付加することによって更
に高精度の測定を実行することが可能になる。
以上述べたように、本発明は膜厚の分布状態を2次元
固体撮像素子により、極めて短時間にN個の波長に関す
る2次元干渉パターンの強度分布として得るという点に
大きな特徴を有しており、時間的外乱に強い測定が可能
である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の膜厚分布測定方法及び
装置によれば、従来の測定方式のようにポイントデータ
としての膜厚、もしくはある大きさをもった領域の平均
的膜厚ではなく、パターン付ウェハ上に塗布されたホト
レジストのようにサブミクロンオーダーの微小領域で変
化する膜厚の分布状態を、N個の波長に関する2次元干
渉パターンの強度分布測定と単純な数値計算により、高
速高精度に求めることができ、半導体製造工程において
微細な回路パターンの線幅制御を容易にし、歩留り向上
すなわち高い生産性と信頼性が得られるという効果を有
す。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の基本原理を示す図、第2図は複数個の
波長に関するレジスト膜厚と干渉強度との関係を示す
図、第3図は本発明の一実施例の光学系を示す図、第4
図は波長選択ミラーの波長特性を示す図、第5図は干渉
フィルタの波長特性を示す図、第6図はパターン付ウェ
ハ上のホトレジストの塗布状態を示す斜視図、第7図は
3つの波長に関する2次元干渉パターンを示す平面図、
第8図はレジスト膜厚dnと干渉パターン高度Iti(dn
との関係を示す図、第9図は第8図に示した関係を第3
図に示す外部メモリ29に格納するためのテーブルを示す
図、第10図はレジスト膜厚dと検出された干渉パターン
高度Imi(xm,ym)との関係を示す図、第11図は本発明の
他の実施例の光学系を示す図、第12図は第11図の光学系
における回転可能な円板状の干渉フィルタを示す斜視図
第13図は第12図の光学系における2次元固体撮像素子19
eの垂直走査信号を示す図、第14図は同じく干渉フィル
タの回転のタイミングを示す図、第15図は従来の膜厚測
定装置の一例を示す図である。 2……ホトレジスト 10……多波長発振Arレーザ 19a,19b,19c,19d,19e……2次元固体撮像素子 21,23,25……波長選択ミラー 22,24,26,41……干渉フィルタ 28……コンピュータ 35,36,37……2次元干渉パターン 50……白色光源 55……回折格子 59……光電子増倍管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−75605(JP,A) 特開 昭59−178304(JP,A) 特開 昭62−134506(JP,A)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パターンを形成した基板上に設けた光を透
    過する被測定膜の膜厚の分布を前記パターンの幅と同程
    度の所望の横分解能で測定する膜厚分布測定方法であっ
    て、 多波長発振可干渉性光源から出射した光を該光を透過す
    る前記被測定膜に照射し、 該被測定膜の被測定領域の厚さの分布に応じて発生する
    前記照射した光による前記被測定膜からの2次元の干渉
    光を複数の所望の波長成分の2次元の干渉光に分離し、 該分離した複数の所望の波長成分の2次元の干渉光から
    該複数の波長成分に対応した前記被測定領域の膜厚分布
    に応じた複数の2次元の干渉像を、前記照射した光との
    組み合わせにより前記所望の横分解能を有する光学系に
    よりそれぞれ結像させ、 該結像させた複数の2次元の干渉像を各々撮像して該複
    数の2次元干渉像を複数の画像信号として得、 該複数の画像信号に基づいて前記被測定膜の2次元の膜
    厚の分布を算出することを特徴とする膜厚分布測定方
    法。
  2. 【請求項2】前記複数の2次元の干渉像を、前記光の中
    心波長とほぼ同じ程度の横分解能で検出し、前記被測定
    膜の膜厚の分布を前記光の中心波長とほぼ同じ程度の横
    分解能で算出することを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の膜厚分布測定方法。
  3. 【請求項3】前記複数の所望の波長成分の2次元の干渉
    光は少なくとも3種類の所望の波長成分の2次元の干渉
    光であり、該少なくとも3種類の所望の波長成分の2次
    元の干渉光による各波長に対応する少なくとも3種類の
    2次元の干渉像をそれぞれ検出することにより、前記被
    測定膜の膜厚の分布を算出することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の膜厚分布測定方法。
  4. 【請求項4】前記被測定膜の膜厚の分布の算出は、前記
    多波長発振可干渉性光源の出力変動に合わせて前記検出
    した複数の2次元の干渉像の画像信号を補正して行うこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の膜厚分布測
    定方法。
  5. 【請求項5】パターンを形成した基板上に設けた光を透
    過する被測定膜の膜厚の分布を前記パターンの幅と同程
    度の所望の横分解能で測定する膜厚分布測定装置であっ
    て、 多波長発振可干渉性光源手段と、 該多波長発振可干渉性光源手段から出射した光を該光を
    透過する被測定膜に照射する照射手段と、 該被測定膜の被測定領域の厚さの分布に応じて発生する
    前記照射した光による前記被測定膜からの2次元の干渉
    光から所望の複数の波長成分の2次元の干渉光に分離す
    る分離手段と、 該分離した前記所望の複数の波長成分の2次元の干渉光
    から該複数の波長成分に対応した前記被測定領域の膜厚
    分布に応じた複数の2次元の干渉像を、前記照射した光
    との組み合わせにより前記所望の横分解能を有する光学
    系によりそれぞれ結像させる結像手段と、 該結像手段により結像させた前記複数の2次元の干渉像
    を各々撮像して該複数の2次元干渉像を複数の画像信号
    を得る撮像手段と、 該撮像手段の前記複数の2次元干渉像の画像信号に基づ
    いて前記被測定膜の2次元の膜厚の分布を算出する信号
    処理手段と を備えたことを特徴とする膜厚分布測定装置。
  6. 【請求項6】前記分離手段が、前記光の中心波長とほぼ
    同じ程度の横分解能を有することを特徴とする特許請求
    の範囲第5項記載の膜厚分布測定装置。
  7. 【請求項7】前記分離手段は、前記2次元の干渉光から
    少なくとも3種類の波長成分の2次元の干渉光を分離
    し、前記2次元干渉像検出手段は、該少なくとも3種類
    の波長成分の2次元の干渉光による少なくとも3種類の
    2次元干渉像をそれぞれ検出することを特徴とする特許
    請求の範囲第5項記載の膜厚分布測定装置。
  8. 【請求項8】前記信号処理手段は、前記被測定膜の膜厚
    の分布の算出を、前記多波長発振可干渉性光源手段の出
    力変動に合わせて補正して行うことを特徴とする特許請
    求の範囲第5項記載の膜厚分布測定装置。
JP62212732A 1987-08-28 1987-08-28 膜厚分布測定方法及びその装置 Expired - Lifetime JP2574807B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62212732A JP2574807B2 (ja) 1987-08-28 1987-08-28 膜厚分布測定方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62212732A JP2574807B2 (ja) 1987-08-28 1987-08-28 膜厚分布測定方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6457107A JPS6457107A (en) 1989-03-03
JP2574807B2 true JP2574807B2 (ja) 1997-01-22

Family

ID=16627515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62212732A Expired - Lifetime JP2574807B2 (ja) 1987-08-28 1987-08-28 膜厚分布測定方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2574807B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2786270B2 (ja) * 1989-09-27 1998-08-13 株式会社日立製作所 干渉式傾きもしくは高さ検出装置並びに縮小投影式露光装置及びその方法
US6271047B1 (en) 1998-05-21 2001-08-07 Nikon Corporation Layer-thickness detection methods and apparatus for wafers and the like, and polishing apparatus comprising same
US6424412B1 (en) * 2000-08-30 2002-07-23 Sony Corporation Efficient system and method for detecting and correcting laser misalignment of plural laser beams
JP2010117161A (ja) * 2008-11-11 2010-05-27 Nikon Corp 検査装置
JP6959212B2 (ja) * 2018-11-09 2021-11-02 株式会社神戸製鋼所 酸化膜厚測定装置および該方法
JP6959211B2 (ja) * 2018-11-09 2021-11-02 株式会社神戸製鋼所 酸化膜厚測定装置および該方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59178304A (ja) * 1983-03-30 1984-10-09 Hitachi Ltd 微小間隙測定方法及び装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6457107A (en) 1989-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5914784A (en) Measurement method for linewidth metrology
US5202748A (en) In situ process control system for steppers
US20010007498A1 (en) Semiconductor wafer inspection machine
US7692128B2 (en) Focus control method for an optical apparatus which inspects a photo-mask or the like
JPH0317505A (ja) 薄膜の厚さを測定する方法および装置
JP2005519460A (ja) 重ね合わせ測定方法およびシステム
TW202204848A (zh) 高靈敏度的基於影像的反射測量
JPH0774088A (ja) 投影露光装置およびその方法
JP2574807B2 (ja) 膜厚分布測定方法及びその装置
TW202204849A (zh) 高靈敏度的基於影像的反射測量
JP2000294608A (ja) 表面画像投影装置及び方法
JP3688185B2 (ja) 焦点検出装置及び自動焦点顕微鏡
US6950194B2 (en) Alignment sensor
JPH08327327A (ja) バンプ高さ測定方法及び装置
JP3101582B2 (ja) 斜光軸光学系を用いた位置検出装置及び方法
JP3184913B2 (ja) 表面形状測定方法及び表面形状測定器
JP2005055217A (ja) 高さ測定方法
JPH043413A (ja) アライメント装置
JP2003014433A (ja) 形状測定装置、形状測定装置の制御装置、及び形状測定装置の制御プログラム
JP4125563B2 (ja) 光学素子位置計測方法及び装置、導波路調整方法及び装置ならびに光モジュール製造方法
JPH0566976B2 (ja)
Ode A new technique for optical 3D measurements with a confocal scanning laser microscope
JPH0452401B2 (ja)
JP2946381B2 (ja) 表面粗さ測定方法及び装置
CN118068514A (zh) 一种用于量测或检测设备的对焦方法及量测或检测方法

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term