JP2574674B2 - 研削盤の切込装置 - Google Patents

研削盤の切込装置

Info

Publication number
JP2574674B2
JP2574674B2 JP62005852A JP585287A JP2574674B2 JP 2574674 B2 JP2574674 B2 JP 2574674B2 JP 62005852 A JP62005852 A JP 62005852A JP 585287 A JP585287 A JP 585287A JP 2574674 B2 JP2574674 B2 JP 2574674B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grinding
cutting
amount
retreat
cut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62005852A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63174872A (ja
Inventor
秀機 木下
為義 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Advanced Technologies Co Ltd
Original Assignee
Toyo Advanced Technologies Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Advanced Technologies Co Ltd filed Critical Toyo Advanced Technologies Co Ltd
Priority to JP62005852A priority Critical patent/JP2574674B2/ja
Publication of JPS63174872A publication Critical patent/JPS63174872A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2574674B2 publication Critical patent/JP2574674B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、回転および往復運動する砥石によって上記
被加工物を研削する研削加工装置に関するものである。
(従来技術および解決しようとする課題) この種の装置は第1図に示すように、砥石1をホイー
ルヘッド2に支持した砥石軸3を介して回転駆動し、被
加工物Mを研削するものであり、一般に上記研削加工で
は、砥石1に対する切込送り装置の送り速度は3段階に
分けられる。たとえば第2図の研削量曲線1を得る場
合、第1段階では荒切込特性aに沿ったやや速度の切込
で研削して、最後の段階では定寸加工特性cに沿って、
砥石軸3(第1図)付勢されているたわみの復元力のみ
で研削(スパークアウト)するようになっている。上記
研削時には、測定器により被加工物Mの寸法がTの周期
(第2図)で間欠的に測定される。
ところで、上記切込時には、第1図の被加工物Mを砥
石1に対して径方向へ押し付けるので、砥石軸3にたわ
みdが生じるが、このたわみdは、切込速度を変える時
点、たとえば荒切込段階から仕上切込段階に移り変わる
時点で控え後退量を設けて消去させる必要がある。この
ため、従来では測定器からの切込切換時点、たとえばG2
での信号により、一定量Sの切込控え後退を行ってか
ら、上記仕上切込速度に切り換えている。
ところが、上記のような間欠測定によるものにおいて
は、非測定時に切込完了点に達し、つぎの測定時にはす
でに所定の研削加工量をオーバしていることがある。す
なわち、荒切込から切込控え後退のタイミングが遅れる
と、それだけ砥石軸3のたわみdが大となる。したがっ
て、上記控え後退量が一定であると、切込控え後退がな
された後でも上記砥石軸3にたわみのばらつきが生じ被
加工物研削面Maの傾斜を招く。
このような事情に鑑み本件出願人は先に切込速度の切
換のタイミングのずれを少なくし加工速度を向上させる
ための手法を提案している(実願昭58−97243号(実開
昭60−4353号))。すなわち、本件出願人は、この出願
において、被加工物の寸法を間欠的に測定する測定器
と、現加工時よりさかのぼった複数回の測定器の測定値
を記憶し、この記憶値の平均値を演算し、この平均値と
測定周期により加工寸法の予測変化率を求め、この変化
率と測定器の非測定時間の開始からの時間により非測定
時における加工寸法を予測する予測値演算器と、予測値
演算器の予測値が切換点設定器の設定値に達したとき、
速度切換信号を切込送り装置に送る比較器とを備えた研
削加工装置を提案している。
また、本件出願人は、別の出願において、切換タイミ
ングのずれにかかわらず加工精度の向上を図るための研
削加工装置を提案している(特願昭58−109955号(特開
昭60−6344号))。この提案にかかる研削加工装置は、
切換送り速度の切換信号を発生するときに、切込送り装
置の切込速度切換に先立って砥石軸のたわみをとるため
の控え後退量の設定値を切換点の設定値より測定器の測
定値の多い量に応じて多くなるように調製する控え後退
量調製装置を備えている。
たとえば、第2図において、所定の切換点G2を過ぎた
測定点G2Sが送出されたとして、その時点での前記測定
値の設定値に対する超過分がgならば、控え後退量Sは
上記超過分gに応じた分だけ多くなるように調製され
る。したがって、上記荒切込が終わって控え後退に移る
時期が上記のように所定の切換点G2よりも遅れた場合で
も、それに全く関係なく適正な控え後退量が設定される
ようになっている。
さらに、本件特許出願人は、上記の切込控え後退量の
設定を適正に行なうための別の提案を特願昭59−257153
号(特開昭61−136765号)において提案している。
この提案された手法によれば、砥石の切れ味を検出す
る検出手段を設け、この検出手段の出力が入力され、切
れ味が悪いほど上記切込控え後退量を増大させるように
している。
これらの従来の手法は、研削加工精度の向上、加工能
率に関して一定の効果を奏するものである。しかし、本
件出願人は、加工精度および加工能率の面でさらに別の
観点から加工性能を向上させることができる研削加工装
置を提案するものである。
すなわち、本発明は、どのような加工条件で研削作業
を行っていたとしても荒仕上研削と仕上研削との切り換
え時に、望ましい切込後退が行われる研削盤の切込装置
を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明にかかる研削盤の切込装置は、荒仕上研削から
仕上研削に切り換えるときは、研削手段を相対的に被加
工物の研削位置から後退させる切込後退を行なうように
した研削盤の切込装置において、 研削手段と、被加工物の少なくとも一方を切込方向に
移動させる切込送り手段と、この切込送り手段の切込送
り速度または定電力研削時の研削電力を荒仕上研削と仕
上研削との間で切り換える切込送り設定手段と、 この切込送り測定手段によって設定された荒仕上研削
時の切込送り速度または研削電力と仕上研削時の切込送
り速度または研削電力の設定値との差と前記荒仕上研削
から仕上研削に切り換えるときの切込後後退量との関係
を示すマップに基づいて前記切込後退量を演算する切込
後退量演算手段と、 演算された切込後退量に応じて前記切込送り手段を制
御する切込後退制御手段を備えていることを特徴とす
る。
(本発明の作用および効果) 本発明によれば、荒仕上研削時の切込送り速度または
研削電力と仕上研削時の切込送り速度または研削電力の
設定値との差と前記荒仕上研削から仕上研削に切り換え
るときの切込後退量との関係を示すマップを用意してお
き、このマップに基づいて切込後退量を決定するように
なっている。そして、このように決定された切込後退量
を達成するように切込送り手段を制御するようにしてい
る。この場合、切込送り速度と研削電力とは比例関係に
あることから切込送り速度に着目して切込控え後退量を
設定しても、研削電力に着目して切込控え後退量を設定
しても実質的に同じ効果が得られる。
本発明によれば、このように制御することによって、
どのような加工条件であっても常に適正な切込後退量を
与えることができるので、良好な研削精度を得ることが
できる。
(実施例) 以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施例
による研削盤の切込装置を説明する。
第3図は、本発明の第1の実施例による切込装置を組
み込んだ研削盤の概略図である。
被加工物Mは主軸4に支持されており、この主軸4
は、切込方向即ち矢印A方向に移動方向の移動台5上に
取り付けられており、この移動台5即ち主軸4の移動を
制御するため、切込送り装置6が設けられている。一
方、砥石1は、主軸4方向即ち矢印B方向に移動可能に
なっている。
切込送り装置6は、これに接続された切込制御回路7
によってその作動が制御される。この切込制御回路7に
は、切込速度設定回路8が接続されている。この切込速
度設定回路8は、荒仕上研削時において、比較的大きな
切込速度を示す荒仕上研削速度信号S1を、また仕上研削
時においては、比較的小さな切込速度を示す仕上研削速
度信号S2を、上記切込制御回路7に出力するものであ
る。切込制御回路7は、荒仕上研削時には、信号S1を受
け、また仕上研削時には、信号S2を受けて、これらの信
号の大きさに応じて切込送り装置6を制御して、主軸4
即ち被加工物Mの切込送り速度を調製する。
上記切込制御回路7にはまたは、上記切込速度設定回
路8とは並列に切込後退量演算回路(以下演算回路9と
略称する)9が接続されている。この演算回路9は、荒
仕上研削速度と仕上研削速度の差即ちS1−S2の関数に基
づいて上記切込後退量を演算し、この演算した切込後退
量を示す切込後退量信号S3を出力するものである。この
演算回路9は、上記荒仕上研削速度と仕上研削速度の差
すなわちS1−S2に最適な切込後退量を示すマップ10(第
4図参照)を、あらかじめ記憶しており、荒仕上研削か
仕上研削に切り替わった時、S1−S2を演算し、その値は
上記マップ10に照らして、最適切込後退量を決定し、そ
れを示す切込後退量信号S3を出力する。切込制御回路7
は、この切込後退量信号S3を入力したとき、切込送り装
置6をして、上記切込後退信号S3に応じた量の切込後退
を行なう。
従って、本実施例によれば、常に望ましい量の切込後
退を行なうことができる。
次に、第5図を参照して、本発明の第2の実施例によ
る切込装置を備えた研削盤について説明する。
この実施例は、研削電力が切込速度に比例することに
着目してなされたものであり、この実施例においては、
上記第1の実施例における切込速度設定回路8の替わり
に研削電力設定回路20が使用されるとともに、この研削
電力設定回路20と切込制御回路7の間には、定電力研削
制御回路21が接続されている。この定電力研削制御回路
21は、モータ2に接続され、このモータ2の研削電力を
検出しつつ、研削抵抗の変化にかかわらず所定の切込速
度で研削作業が行えるようにするため、電力の制御する
ためのものである。この実施例の切込装置は、他の部分
は、上記第1の実施例と同じであるので、これ以上の説
明は省略するが、本例においても、前例と同様に演算回
路9は、上記荒仕上研削時の研削電力とと仕上研削時の
研削電力の差と最適な切込控え後退量との関係を表す第
4図と同様のマップを備えており、前例の切込送り速度
差S1−S2に対応した電力差を演算し、その値は上記第4
図に対応するマップに照らして、最適切込後退量を決定
し、それを示す切込後退量信号S3を出力する。切込制御
回路7は、この切込後退量信号S3を入力したとき、切込
送り装置6をして、上記切込後退信号S3に応じた量の切
込後退を行なう。
【図面の簡単な説明】
第1図は、研削加工が行われている状態を示す一部切り
欠いた側面図、 第2図は、研削加工における時間と切込送り量との関係
を示す図、 第3図は、本発明の実施例による研削盤の切込装置を示
す概略図、 第4図は、切込後退量と切込速度との関係を示すグラ
フ、 第5図は、本発明の第2の実施例による研削盤の切込装
置を示す概略図である。 1……砥石 M……被加工物 6……切込送り装置 7……切込制御回路 8……切込速度設定回路 9……切込後退量制御回路 20……研削電力設定回路 21……定電力研削制御回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】荒仕上研削され仕上研削に切り換えるとき
    に、研削手段を相対的に被加工物の研削位置から後退さ
    せる切込後退を行なうようにした研削盤の切込装置にお
    いて、 研削手段と、被加工物の少なくとも一方を切込方向に移
    動させる切込送り手段と、 この切込送り手段の切込送り速度または定電力研削時の
    研削電力を荒仕上研削と仕上研削との間で切り換える切
    込送り設定手段と、 この切込送り設定手段によって設定された荒仕上研削時
    の切込送り速度または研削電力と仕上研削時の切込送り
    速度または研削電力の設定値との差と前記荒仕上研削か
    ら仕上研削に切り換えるときの切込後退量との関係を示
    すマップに基づいて前記切込後退量を演算する切込後退
    量演算手段と、 演算された切込後退量に応じて前記切込送り手段を制御
    する切込後退制御手段を備えていることを特徴とする研
    削盤の切込装置。
JP62005852A 1987-01-13 1987-01-13 研削盤の切込装置 Expired - Fee Related JP2574674B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62005852A JP2574674B2 (ja) 1987-01-13 1987-01-13 研削盤の切込装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62005852A JP2574674B2 (ja) 1987-01-13 1987-01-13 研削盤の切込装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63174872A JPS63174872A (ja) 1988-07-19
JP2574674B2 true JP2574674B2 (ja) 1997-01-22

Family

ID=11622520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62005852A Expired - Fee Related JP2574674B2 (ja) 1987-01-13 1987-01-13 研削盤の切込装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2574674B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2513342B2 (ja) * 1990-04-10 1996-07-03 日本精工株式会社 研削力制御研削におけるリトラクション研削方法および研削装置
JP3710575B2 (ja) * 1996-10-25 2005-10-26 Ntn株式会社 研削盤の研削制御方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS606344A (ja) * 1983-06-17 1985-01-14 Mazda Motor Corp 研削加工装置
JPS604353U (ja) * 1983-06-22 1985-01-12 マツダ株式会社 研削加工装置
JPS61136765A (ja) * 1984-12-04 1986-06-24 Mazda Motor Corp 研削加工装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63174872A (ja) 1988-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4539779A (en) Method of compensating for dressing tool wear during the dressing of grinding wheels
JPS6219986B2 (ja)
US4947015A (en) Process for the control of the feed motion and touch-on motion of a grinding wheel
JPS62173170A (ja) 砥石車のツル−イング装置
JPS5830110B2 (ja) ケンサクカコウセイギヨソウチ
JP2574674B2 (ja) 研削盤の切込装置
JPH0431819B2 (ja)
JPH0453666B2 (ja)
JPH08257905A (ja) 自動定寸装置
JP3305732B2 (ja) 平面研削盤の制御方法
JP3300384B2 (ja) 研削盤の制御方法
JP3362663B2 (ja) トラバース研削加工制御装置
JPS6219347A (ja) 回転工具による平面切削時の制御方法
JP3253799B2 (ja) 研削加工方法
JPS6161753A (ja) 高硬度表面工作物の研削方法
JP3120578B2 (ja) 研削装置
JPH0230824B2 (ja)
JPS61136765A (ja) 研削加工装置
JPH09314439A (ja) 研削加工方法
JP2941417B2 (ja) ボーリング工具の刃先径補正方法
JPS6071163A (ja) アンギュラ形砥石車のツル−イング装置
JPH0911125A (ja) 研削におけるリトラクション量調整法
JP2604061B2 (ja) スライシング装置
JPH02237766A (ja) 研削砥石のドレッシング制御方法およびその装置
JPH03294174A (ja) 研削力制御研削におけるリトラクション研削方法および研削装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees