JP2574655Y2 - 高周波加熱コイル用スペーサの取付構造 - Google Patents

高周波加熱コイル用スペーサの取付構造

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JP2574655Y2 JP1993013115U JP1311593U JP2574655Y2 JP 2574655 Y2 JP2574655 Y2 JP 2574655Y2 JP 1993013115 U JP1993013115 U JP 1993013115U JP 1311593 U JP1311593 U JP 1311593U JP 2574655 Y2 JP2574655 Y2 JP 2574655Y2
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coil
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日吉 渡邊
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ワークと高周波加熱コ
イルとの空隙長さをスペーサの摩耗に関わらず所定の値
に保つための高周波加熱コイル用スペーサの取付構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】以下、図面を参照して従来の技術を説明
する。まず、高周波加熱コイル(以下単に加熱コイルと
も記す)用スペーサと、加熱コイル用スペーサの取付構
造との第1従来例を説明する。図14は第1従来例のス
ペーサの斜視図、図15はこのスペーサの取付構造の一
部破断一部透視正面説明図である。
【0003】図14に示すように、スペーサ71は、超
硬金属製或いはセラミック製であって、直方体形状部7
1aとこれに連なる台形状部71bからなる平板と台形
状部71bの先端に設けた突起71cとを有しており、
L字状に形成されている。直方体形状部71aにはこの
スペーサ71をコイル側板99に取り付けるための2個
のボルト孔98が開設されており、突起71cがワーク
Wに接触する。
【0004】図15に示すように、加熱コイル70は、
1対の平行な金属製のコイル側板99、99の間に配設
されている。また、加熱コイル70は、コイル側板9
9、99が間に保持しているL字型の金属製のコイル支
持部材74に、1対のボルト72と、これらボルト72
をコイル支持部材74に固定するナット73と、ボルト
72をコイル支持部材から絶縁する符号を付さない絶縁
管とを介して支持されている。スペーサ71は、加熱コ
イル70の中央部分および両側に合計3対、6個がコイ
ル側板99にボルト97によって取り付けられている。
なお、81は加熱コイル70に給電する給電導体であ
る。
【0005】加熱コイル70を、例えばクランクシャフ
トのジャーナル部或いはピン部である被焼入部102に
載置したときに、スペーサ71の突起71cは、被焼入
部102に接触して加熱コイル70と被焼入部102と
の間の空隙長さが一定に保たれる。
【0006】次に、加熱コイル用スペーサと高周波加熱
コイル用スペーサの取付構造の第2従来例を説明する。
図16に示すように、スペーサ60は、一端60aが直
方体形状に形成されており、また、他端60bには、一
端60aと他端60bとを結ぶ方向と直角方向に突起6
0dが設けられている。他端60bの先端60cがワー
クに接触する。
【0007】図17に示すように、スペーサ60の一端
60aは、第1従来例で説明したのと類似のコイル側板
96同士の間(図17上で上側)に図示しないボルトに
よって取り付けられたケース61内に収容されており、
蓋62によってスペーサ60の脱落防止が計られてい
る。63、64は金属製等で一定な既知の厚み寸法を有
する複数の薄板であって、図17では図示しない加熱コ
イルとワークとの空隙長さの変更は、これら薄板63、
64を同数ずつそれぞれ増減することによって行われ
る。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、第1従
来例においては、スペーサが摩耗すると、ワークWと加
熱コイル70との空隙の寸法が摩耗前の値より短くなる
ので、元の空隙長さが得られる新しいスペーサに交換し
なければならない。即ち、スペーサを取り外して別のス
ペーサに取り換えるための手間がかかる。また、スペー
サを交換後、空隙長さを実測して所定の空隙長さがえら
れたか否かを確認しなければならない。因みに、例えば
小型クランクシャフトのピンやジャーナルの焼入を行う
場合、加熱コイル70とピンやジャーナルとの所望の空
隙長さは、クランクシャフトの種類によって0.3〜
0.5mm程度の間で変化する。
【0009】また、第2従来例においてワークと加熱コ
イルとの空隙長さを変更するには、コイル側板96から
一度、ケース61と蓋62を取り外し、薄板63、64
の枚数を調整後、再びケース61と蓋62をコイル側板
96に取り付ける作業を行う。蓋62とケース61をコ
イル側板96から取り外したり、取り付けたりする際に
は、まず、コイル側板96と加熱コイルとの結合を取り
外す作業が必要である。このように、第2例従来例にお
いては、蓋62、ケース61の取り外し、取り付け作
業、コイル側板96から加熱コイルの取り外し、取り付
け作業を行わねばならないので極めて手間がかかる
【0010】本考案は上記事情に鑑みて創案されたもの
であって、スペーサ交換作業が必要ではなく、加熱コイ
ルとワークとの空隙長さを一定の値に保持することがで
きる極めて実用性の高い加熱コイル用スペーサの取付構
造を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本考案の請求項1記載の高周波加熱コイル用スペーサ
の取付構造は、ワークと、コイル側板に取り付けられた
高周波加熱コイルとの空隙長さをスペーサの摩耗に関わ
らず所定の値に保つ高周波加熱コイル用スペーサの取付
構造であって、第1の突起と第2の突起と両突起の間を
連結する平板とからなり、前記平板の略中央に両突起の
方向に略長孔状の開孔が開設されたコ字状のスペーサ
と、ほぼ中央に貫通孔を有するとともに、前記スペーサ
の突起の間に嵌め込まれる調整駒とを具備しており、前
記調整駒は、対向する2辺が平行な多角形を呈するとと
もに、調整駒において、対向する2辺間の距離は全て前
記スペーサの第1の突起と第2の突起の対向面間の距雌
Dと等しく、かつ、前記貫通孔の中心から対向する2辺
までの距離は 、一方が(D/2)+αであれば、他方が
(D/2)−αであるとし、このときのαの値は対向す
る2辺間ごとに異なる所定の値であり、前記調整駒は対
向する2辺を両突起の内壁に当接させた状態でスペーサ
に取り付けられ、前記スペーサは、前記開孔の長手方向
に沿って前記異なる所定の値間の寸法差に応じて段階的
移動可能にコイル側板に取り付けられることを特徴と
している。
【0012】請求項2記載の高周波加熱コイル用スペー
サの取付構造は、ワークと、1対のコイル側板に取り付
けられた高周波加熱コイルとの空隙長さをスペーサの摩
耗に関わらず所定の値に保つ高周波加熱コイル用スペー
サの取付構造であって、突起とこの突起に連なる平板と
からなり、前記平板の長手方向に略長孔状の開孔が開設
され、かつ、一定の距離を保って設けられた1対のL字
状のスペーサと、1対のスペーサをコイル側板に押圧す
るスペーサブロックと、両端が前記1対のコイル側板間
に回動可能に取り付けられた調整駒とを具備しており、
前記調整駒は対向する2辺が平行な多角形を呈するとと
もに、調整駒において、調整駒の回動中心と各辺との最
短距離が各辺ごとに所定の値に設定されており、前記調
整駒は一辺を前記スペーサの上端面に当接させた状態で
コイル側板に取り付けられ、前記スペーサは前記開孔の
長手方向に沿って前記各辺ごとの所定の値間の寸法差に
応じて段階的に移動可能にコイル側板に取り付けられる
ことを特徴としている。
【0013】請求項3記載の高周波加熱コイル用スペー
サの取付構造は、請求項2記載の高周波加熱コイル用ス
ペーサの取付構造において、調整駒の1辺とスペーサの
上端面との間に、1個の、或いは重なり合った予め厚さ
の決まった複数個の薄板が設けられている。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例を説明
する。
【0015】図1〜図7は本考案の請求項1のスペーサ
の取付構造の一実施例を説明するための図面であって、
図1(a)はスペーサの斜視図、図1(b)は取付構造
の正面説明図、図1(c)は図1(b)のA−A線矢視
断面説明図、図2は取付構造の一部透視斜視図、図3は
調整駒の正面図、図4は図3のB−B線矢視断面図、図
5は調整駒の正面説明図、図6はバックアップガイドの
斜視図、図7はコイル側板の部分斜視図である。
【0016】図1(a)に示すように、請求項1記載の
取付構造に用いるスペーサ10はコ字状に形成されてい
る。即ち、幅寸法Hのスペーサ10の一端11と他端1
3にはそれぞれスペーサ10の長手方向と直交する方向
に、直方体状の第1の突起16と第2の突起17が形成
されている。一端11と他端13間の平板の中央部分1
2には長孔状の開孔14が開設されている。なお、第2
の突起17の下面がワークWに接触する。
【0017】請求項1記載の考案に係る取付構造は、図
1(b)に示すワークWと図示しない加熱コイルとの空
隙長さを調整する調整駒20と、この空隙長さを調整す
るためにスペーサ10を昇降可能に取り付けているバッ
クアップガイド30と、調整駒20とスペーサ10をバ
ックアップガイド30に締め付けて固定しているボルト
40とを備えている。以下、詳細に説明する。
【0018】図7に示すように、コイル側板90A、9
0Bは平行且つ対向するように配設されており、コイル
側板90A、90B間のスペースSには図示しない加熱
コイルがコイル側板90A、90Bから支持されてい
る。コイル側板90A、90Bのワーク側の端部92、
92寄りには長方形状の開孔91が開設されており、コ
イル側板90A、90Bの開孔91の下方の部分は、厚
さtがコイル側板90A、90Bの厚さTより薄く、且
つ円形の貫通孔95が設けられた調整駒取付部96に形
成されている。そして、調整駒取付部96の両側には、
それぞれ1対の皿ビス用孔93、93が貫通開設されて
いる。
【0019】図6に示すように、バックアップガイド3
0は、全長にわたって、スペーサ10の幅寸法Hとほぼ
同じ幅の溝31が穿設されており、溝31のほぼ中央に
は貫通したネジ孔32が開設されており、また、溝31
を穿設することによって形成された両側の凸脈33に
は、ネジ孔34がそれぞれ設けられている。
【0020】図1(c)および図2に示すように、バッ
クアップガイド30は、コイル側板90A、90B間の
スペースSに配置されている。なお、図1(c)および
図2ではコイル側板90Bの図示を省略しているので、
以下、コイル側板90Aへのスペーサ10の取り付けの
みを説明するが、コイル側板90Bへのスペーサ10の
取り付けも同様である。
【0021】バックアップガイド30は、ボルト94
を、コイル側板90Aに設けた前記皿ビス用孔93と、
バックアップガイド30の凸脈33に設けた前記ネジ孔
34に挿入螺合させることによって、スペースS内でコ
イル側板90Aに固定されている。また、バックアップ
ガイド30の溝31内には、スペーサ10が、スペーサ
10の一端11および他端13を結ぶ方向が溝31の方
向と一致するように、配設されており、更に、このよう
に配設されたスペーサ10の一端11の第1の突起16
と他端13の第2の突起17の間に調整駒20が配設さ
れている。
【0022】そして、調整駒20とスペーサ10は、調
整駒20の中央部分に開設された貫通孔20cと、スペ
ーサ10の前記開孔14を貫通して、バックアップガイ
ド30の前記ネジ孔32に挿入螺合されているボルト4
0によって、バックアップガイド30に固定されてい
る。
【0023】ボルト40は、図1(c)に示すように、
頭部41と脚部42とを備えている。皿状の頭部41に
は、ボルト40を廻すときに使用するドライバーの先端
を挿入する溝43が形成されており、また、脚部42の
先端部分にはネジ44が形成されている。なお、スペー
サ10の開孔14の径は、このボルト40の脚部42の
径より加熱コイルとワークWとの空隙長さの調整幅以上
に大きくしてある。
【0024】以下、上記した調整駒20の詳細構造を説
明する。図3と図4に示すように、調整駒20は、8角
形状に形成された大径部20aと、この大径部20aと
一体形成された円筒状の小径部20bと、調整駒20を
貫通した貫通孔20cとを備えている。貫通孔20c
は、ボルト40の頭部41に対応した形状の孔20d
と、ボルト40の脚部部42に対応した形状の孔20e
とからなっている。そして、調整駒20の小径部20b
の外径寸法は、コイル側板90A、90Bの前記開孔9
5の径に等しくしてある。
【0025】大径部20aの図4に示す周面20fは、
大径部20aの図3と図5に示す正面視において、対向
する2辺が平行な8個の辺21〜28を有する8角形状
であるように形成されている。そして、図5に示すよう
に、各辺21〜28と、貫通孔20cの中心29との距
離、即ち、貫通孔20cの中心29から各辺21〜28
に向かって引いた垂線R1〜R8のそれぞれの長さL1
〜L8は、相互に以下のような関係を持たせてある。
【0026】即ち、L1を基準の長さとして、L2、L
3およびL4は、L1に対してそれぞれ、0.3mm、
0.2mmおよび0.1mmだけ長く、L5は、L1と
等しく、L6、L7およびL8は、L1に対してそれぞ
れ0.3mm、0.2mmおよび0.1mmだけ短くし
てある。そして、各辺21〜28の近辺には、それぞ
れ、+0.3、+0.2、+0.1、0、−0.3、−
0.2、−0.1と記してある。従って、L1+L5の
長さ、L2+L6の長さ、L3+L7の長さ、L4+L
8の長さは、全て等しく且つ、スペーサ10の両突起1
6と17の対向面間の距離Dに等しくしてある。
【0027】前述のように、そして、図1(b)、図1
(c)および図2に示すように、コイル側板90Aにボ
ルト94によって溝31がスペースSの外側に向かうよ
うにバックアップガイド30が取り付けられているが、
バックアップガイド30の溝31内に配設されたスペー
サ10は、調整駒20の孔20cに挿入され、スペーサ
10の開孔14にも挿入され、更に、先端のネジ44が
バックアップガイド30のネジ孔32に螺合しているボ
ルト40によって、調整駒20と共にバックアップガイ
ド30に固定されている。
【0028】なお、前記垂線R1の長さL1は、図示し
ない加熱コイルとワークWとの空隙長さが一定の値にな
るように選定されている。スペーサ10が摩耗し、空隙
長さが例えば0.2mm短くなってしまっているときに
は、空隙長さを0.2mm長くするために、まず、ボル
ト40を弛めて、スペーサ10が溝31内で一端11と
他端13とを結ぶ方向に摺動可能であるように、即ち、
調整駒20とスペーサ10とをバックアップガイド30
に対して緩やかな結合状態にしておき、調整駒20を調
整駒取付部96から離し、ボルト40を中心として回転
させ、調整駒20の辺23をスペーサ10の第2の突起
17の上側面に対向する位置まで移動させる。そして、
ボルト40を再び締め付けて、調整駒20とスペーサ1
0をバックアップガイド30に固定すると共に、辺23
を第2の突起17の上側面に密着させると、スペーサ1
0が0.2mm押し下げられ空隙長さは0.2mm増加
している。
【0029】前記取付構造では、調整駒20の大径部2
0aを、対向する2辺が平行であるとし、かつ貫通孔2
0cの中心29から各辺に向かって引いた垂線の長さを
上述のような関係を持たせた8角形に形成することによ
って、ワークと加熱コイルとの空隙長さを7つの段階に
わたって変化させる例を説明したが、7つにこだわるも
のではなく、調整駒20の大径部20aの形状に任意の
多角形を採用することによって、空隙長さを任意の個数
の段階にわたって変化させることができる。また、空隙
長さの変化の単位を0.1mmとしたが、これにこだわ
るものではなく、任意の長さの単位としたり、また、各
段階で変わる空隙長さを異なった値とすることもでき
る。一般的に前記調整駒20の大径部20aの形状は、
対向する2辺が平行な多角形を呈するとともに、調整駒
20において、対向する2辺間の距離は全てスペー サ1
0の第1の突起16と第2の突起17の対向面間の距離
Dと等しく、かつ、貫通孔20cの中心から対向する2
辺までの距離は、一方が(D/2)+αであれば、他方
が(D/2)−αであるとし、このときのαの値は対向
する2辺間ごとに異なる所定の値である(つまり、上述
してきた調整駒20のように、α=0である対向する2
辺を含む場合もあってもよい)。そして、前記調整駒2
0は対向する2辺を両突起16、17の内壁に当接させ
た状態で、スペーサ10に取り付けられ、前記スペーサ
10は開孔14の長手方向に沿って前記異なる所定の値
間の寸法差に応じて段階的にコイル側板90Aから移動
させるように構成されている。
【0030】次に、請求項2及び3記載の考案に係る取
付構造を説明する。図8〜図12は請求項2記載の考案
を説明するための図面であって、図8(a)は正面説明
図、図8(b)は図8(a)のA−A線矢視断面説明、
図9は調整駒の斜視図、図10は調整駒の正面図、図1
1はガイドの斜視図、図12はスペーサの斜視図であ
る。図13(a)は請求項3記載の考案の正面図、図1
3(b)は図13(a)のB−B線矢視断面説明図であ
る。
【0031】請求項2記載の考案に係る取付構造は、図
12に示すように、スペーサ200は超硬金属製或いは
セラミック製であって、ほぼ直方体形状部201と、こ
の直方体形状部201と一体形成されたほぼ台形状部2
02からなる平板と台形状部202の先端に設けた突起
203とを有しており、L字状に形成されている。前記
直方体形状部201にはこのスペーサ200をコイル側
板に固定するボルトが挿入される2個の長孔状の開孔2
04が開設されており、前記突起先端203がワークW
に接触する。
【0032】請求項2記載の考案に係る取付構造は、図
8と図11に示すように、1対のコイル側板210A、
210Bと、調整駒220と、1対のガイド230と、
スペーサブロック240と、1対の皿ボルト250と、
1対の皿ナット260とを備えている。
【0033】図9に示す4角柱状の調整駒220は、図
示しない加熱コイルとワークWとの空隙長さを調整する
ものであって、この調整駒220の両端に突設形成した
1対の円柱状の突起225が、コイル側板210A、2
10Bに回動可能に取り付けられている。
【0034】また、図11に示すように、ガイド230
は、全長にわたって、スペーサ200の幅寸法とほぼ同
じ幅の溝235が穿設されており、溝235のほぼ中央
には貫通した2個の前記皿ボルト250挿入用の開孔2
34が開設されている。溝235を穿設することによっ
て長方形状の底部231と、底部231の両端に突設さ
れた1対の凸脈232とが形成されている。そして、ガ
イド230は、底部231の上面がコイル側板210A
の内面と同一レベルになるようにコイル側板210Aに
埋め込むように固定されている。コイル側板210Bに
も同様な構造のガイド230が取り付けられている。
【0035】なお、コイル側板210Aには、ガイド2
30の開孔234に対応する位置に前記皿ボルト250
が挿入される図示しない開孔が設けられており、また、
コイル側板210Bには、前記皿ボルト250の先端部
分が挿入され且つこの皿ボルト250に螺合する皿ナッ
ト260を収容する図示しない開孔が設けられている。
【0036】1対のスペーサ200は、それぞれ、ガイ
ド230の溝235内に配設され、1対のスペーサ20
0間には、直方体形状のスペーサブロック240が配設
されてスペーサ200間の距離を一定に保つと共に、2
個のスペーサ200を、それぞれコイル側板210A、
210Bに押圧する役目をする。なお、スペーサブロッ
ク240には、皿ボルト250が挿入される図示しない
1対の開孔が開設されている。
【0037】そして、1対のガイド230間に配設され
た1対のスペーサ200およびスペーサブロック240
をコイル側板210A、210B間に固定するために、
コイル側板210Aの前記開孔、ガイド230の開孔2
34、スペーサ200の開孔204、スペーサブロック
240の前記開孔、およびコイル側板210Bの前記開
孔を貫通するように皿ボルト250が挿入され、皿ボル
ト250の先端は皿ナット260に螺合している。な
お、皿ボルト250の径はスペーサ200の開孔204
の径より小さくしてある。251は皿ボルト250の頭
部の端面に形成された溝であって、この溝251には皿
ボルト250を締めつけるときに、ドライバーの先端が
挿入される。
【0038】以下、上記した調整駒220を詳細に説明
する。図9と図10に示すように、調整駒220は、対
向する2辺が平行な四角柱状の大径部223と、この大
径部223の両端に、大径部223より小径である前記
の円柱状の突起225を備えている。これら突起225
がコイル側板210A、210Bの図示しない開孔に回
動可能に挿入されている。突起225の端面には、調整
駒220を回転するときにドライバーの先端が挿入され
る溝229が形成されている。
【0039】大径部223の周面は4個の平面状の周面
を有するから、調整駒220の正面視において、これら
周面は、図10に示すように、対向する2辺が平行な
個の辺221〜224で表されている。各辺221〜2
24と、調整駒220の回動中心228との最短距離、
即ち、調整駒220の回動中心228から各辺221〜
224に向かって引いた垂線C1〜C4のそれぞれの長
さF1〜F4は、相互に以下のような関係を持たせてあ
る。
【0040】即ち、F1を基準の長さとして、F2、F
3およびF4は、F1に対してそれぞれ、0.1mm、
0.2mmおよび0.3mmだけ長くしてある。但し、
垂線C1の長さF1は、図示しない加熱コイルとワーク
Wとの空隙長さが所定の値になるように選定されてい
る。前記調整駒200は一辺(初期状態では辺221)
が前記スペーサ200の 端面に当接させた状態で前記
したようにコイル側板210A、210Bに取り付けら
れている。
【0041】スペーサ200が摩耗し、空隙長さが例え
ば0.2mm短くなったときには、空隙長さを0.2m
m長くするために、まず、ボルト250を弛めて、スペ
ーサ200が、ガイド230の溝235内でスペーサ2
00の長手方向に摺動可能であるように、即ち、スペー
サ200をガイド230に対して緩やかな結合状態にし
ておき、ドライバー等を調整駒220の突起225の端
面に形成された溝229に挿入して調整駒220を回転
させ、前記の辺223がスペーサ200の上端面(図1
2に示す直方体形状部201の端面201a)に対向す
る位置まで移動させ、スペーサ200の上端面を辺22
3に対応する調整駒220の周面に密着させてから、皿
ボルト250と皿ナット260を再び締め付けて、スペ
ーサ200とスペーサブロック240とをガイド230
に固定すると、空隙長さは0.2mmだけ増加してい
る。
【0042】上記した請求項2記載の考案に係る取付構
造では、調整駒220の大径部223を上述の形状条件
を有した4角柱状にすることによって、ワークWと加熱
コイルとの空隙長さを3つの段階にわたって変化させる
例を説明したが、3つにこだわるものではなく、調整駒
220の大径部223の形状に任意の多角柱を採用する
ことによって、空隙長さを任意の個数の段階にわたって
変化させることができる。また、空隙長さの単位を0.
1mmとしたが、これにこだわるものではなく、任意の
長さの単位としたり、また、各段階で変わる空隙長さ
を、異なった値にすることもできる。一般的に前記調整
駒220の大径部223の形状は、対向する2辺が平行
多角形状を呈するとともに、調整駒200において、
調整駒200の回動中心228と各辺との最短距離が各
辺ごとに所定の値に設定されている。そして、調整駒2
20は一辺を前記スペーサ200の上端面に当接させた
状態でコイル側板210A、210Bに取り付けられ、
前記スペーサ200は前記開口204の長手方向に沿っ
て前記各辺ごとの所定の値間の寸法差に応じて段階的
コイル側板を移動させるように構成されている。
【0043】次に、請求項3記載の考案に係る取付構造
を説明する。図13(a)および(b)は、それぞれ、
図8(a)および(b)に対応している。図13に示す
ように、請求項2記載の考案に係る取付構造と以下の点
のみが異なっており、他は同じであるから、異なってい
る点のみを説明する。
【0044】請求項3記載の考案に係る取付構造では調
整駒220とスペーサ200の上端面との間に、1枚或
いは複数枚の予め厚さの決まった薄板270が挿入され
ている。加熱コイル、コイル側板およびスペーサ等をア
センブルして加熱コイル体として組み立てる時に、この
ような複数の薄板270を設け、これら薄板270の個
数を要求される空隙長さに応じて加減することによって
コイル側板やスペーサを共通に使用できる機会が増える
ので、加熱コイル体のコスト低減に寄与できる。勿論、
調整駒220を使用してスペーサ200の磨耗に対処で
きることはいうまでもない。
【0045】
【考案の効果】以上説明したように、請求項1記載に係
る取付構造は、コイル側板にその長手方向に移動可能に
設けたコ字状スペーサの両突起間に、対向する2辺が平
行な多角形状を呈する調整駒を嵌め込み、この調整駒を
回して前記調整駒の貫通孔の中心と各辺との距離を変え
ることによりスペーサを長手方向に移動させて空隙長さ
を調整するように構成されている。
【0046】従って、ワークと加熱コイルとの空隙寸法
が摩耗前の値より短くなったとき、元の前記空隙長さに
対応した辺を前記突起の前記他端側の面に密着させるよ
うに調整駒を廻し且つスペーサを前記方向に移動して元
の前記空隙長さをえるようにしているので、前記空隙の
調整作業が極めて容易でかつ迅速にできる。ワークの種
類が変わった場合でも、コイル側板から加熱コイルを取
り外したりすることなく、短時間内に簡単な作業によっ
てワークと加熱コイルとの所望の空隙長さをえることが
できる。しかも、得られた空隙長さを実測して確認する
必要がなく、即ち、専用工具や測定器具を用いないで、
目視によって空隙長さを確認できるので大変便利なもの
である。
【0047】本考案の請求項2記載の高周波加熱コイル
用スペーサは、1対のコイル側板間に一定の距離を保っ
て設けたL字状のスペーサの上端面に、調整駒を当接さ
せ、前記調整駒を回すことにより調整駒の回動中心から
辺までの距離を変えることによりスペーサを長手方向に
移動させて空隙長さを調整するように構成されている。
【0048】従って請求項1記載の効果に加えて構造が
簡単で空隙調整がさらに容易かつ迅速にすることができ
る。
【0049】また、請求項3記載の取付構造は、請求項
2記載の取付構造において、調整駒の一辺とスペーサの
上端面との間に、1個の、或いは重なり合った予め厚さ
の決まった複数個の薄板が設けられている。
【0050】従って、請求項3記載の取付構造によれ
ば、請求項2記載の効果に加えて、加熱コイル、コイル
側板およびスペーサ等をアセンブルして加熱コイル体と
して組み立てる時に、薄板の個数を要求される空隙長さ
に応じて加減することによって、コイル側板やスペーサ
等を一々空隙長さに見合ったものに取り替えないで共通
に使用できる機会が増えるので、加熱コイル体のコスト
低減に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は請求項1記載の考案に用いるスペーサ
の斜視図、(b)は請求項1記載の考案に係るスペーサ
の取付構造の一実施例の正面説明図、(c)は図1
(b)のA−A線矢視断面説明図である。
【図2】請求項1記載に係る考案のスペーサの取付構造
の一実施例の一部透視斜視図である。
【図3】請求項1記載に係る考案のスペーサの取付構造
の一実施例の調整駒の正面図である。
【図4】図3のB−B線矢視断面図である。
【図5】図3の正面説明図である。
【図6】請求項1記載に係る考案のスペーサの取付構造
の一実施例のバックアップガイドの斜視図である。
【図7】請求項1記載に係る考案のスペーサの取付構造
の一実施例のコイル側板の部分斜視図である。
【図8】図8(a)は請求項2記載の考案に係るスペー
サの取付構造の実施例の正面説明図、図8(b)は図8
(a)のA−A線矢視断面説明図である。
【図9】請求項3記載の考案に係るスペーサの取付構造
の調整駒の斜視図である。
【図10】図9の正面図である。
【図11】請求項2記載の考案に係るスペーサの取付構
造のガイドの斜視図である。
【図12】請求項2記載の考案に係るスペーサの取付構
造に用いるスペーサの斜視図である。
【図13】図13(a)は請求項3記載の考案に係るス
ペーサの取付構造の正面説明図、図13(b)は図13
(a)のA−A線矢視断面説明図である。
【図14】第1従来例のスペーサの斜視図である。
【図15】第1従来例のスペーサの取付構造の説明図で
ある。
【図16】第2従来例のスペーサの斜視図である。
【図17】第2従来例のスペーサの取付構造の説明図で
ある。
【符号の説明】
10 スペーサ 14 開孔 16 第1の突起 17 第2の突起 20 調整駒 21〜28 辺 29 中心 30 バックアップガイド 40 ボルト 90A、90B コイル側板 W ワーク 200 スペーサ 210A、210B コイル側板 220 調整駒 230 ガイド 234 開孔 240 スペーサブロック 250 皿ボルト 260 皿ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C21D 1/10,1/42 H05B 6/10

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークと、コイル側板に取り付けられた
    高周波加熱コイルとの空隙長さをスペーサの摩耗に関わ
    らず所定の値に保つ高周波加熱コイル用スペーサの取付
    構造であって、第1の突起と第2の突起と両突起の間を
    連結する平板とからなり、前記平板の略中央に両突起の
    方向に略長孔状の開孔が開設されたコ字状のスペーサ
    と、ほぼ中央に貫通孔を有するとともに、前記スペーサ
    の突起の間に嵌め込まれる調整駒とを具備しており、 前記調整駒は、対向する2辺が平行な多角形を呈すると
    ともに、調整駒において、対向する2辺間の距離は全て
    前記スペーサの第1の突起と第2の突起の対向面間の距
    雌Dと等しく、かつ、前記貫通孔の中心から対向する2
    辺までの距離は、一方が(D/2)+αであれば、他方
    が(D/2)−αであるとし、このときのαの値は対向
    する2辺間ごとに異なる所定の値であり、 前記調整駒は対向する2辺を両突起の内壁に当接させた
    状態でスペーサに取り付けられ、前記スペーサは、前記
    開孔の長手方向に沿って前記異なる所定の値間の寸法差
    に応じて段階的に移動可能にコイル側板に取り付けられ
    ることを特徴とする高周波加熱コイル用スペーサの取付
    構造。
  2. 【請求項2】 ワークと、1対のコイル側板に取り付け
    られた高周波加熱コイルとの空隙長さをスペーサの摩耗
    に関わらず所定の値に保つ高周波加熱コイル用スペーサ
    の取付構造であって、突起とこの突起に連なる平板とか
    らなり、前記平板の長手方向に略長孔状の開孔が開設さ
    れ、かつ、一定の距離を保って設けられた1対のL字状
    のスペーサと、1対のスペーサをコイル側板に押圧する
    スペーサブロックと、両端が前記1対のコイル側板間に
    回動可能に取り付けられた調整駒とを具備しており、 前記調整駒は対向する2辺が平行な多角形を呈するとと
    もに、調整駒において、調整駒の回動中心と各辺との最
    短距離が各辺ごとに所定の値に設定されており、 前記調整駒は一辺を前記スペーサの上端面に当接させた
    状態でコイル側板に取り付けられ、前記スペーサは前記
    開孔の長手方向に沿って前記各辺ごとの所定の値間の寸
    法差に応じて段階的に移動可能にコイル側板に取り付け
    られることを特徴とする高周波加熱コイル用スペーサの
    取付構造。
  3. 【請求項3】 前記調整駒の1辺とスペーサの上端面と
    の間に、1個の、或いは重なり合った予め厚さの決まっ
    た複数の薄板が設けられている請求項2記載の高周波加
    熱コイル用スペーサの取付構造。
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