JP2574192Y2 - 摺動板の取付機構 - Google Patents

摺動板の取付機構

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JP2574192Y2
JP2574192Y2 JP1993002612U JP261293U JP2574192Y2 JP 2574192 Y2 JP2574192 Y2 JP 2574192Y2 JP 1993002612 U JP1993002612 U JP 1993002612U JP 261293 U JP261293 U JP 261293U JP 2574192 Y2 JP2574192 Y2 JP 2574192Y2
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JP
Japan
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sliding plate
rail
slider
plate body
sliding
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JP1993002612U
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JPH0656441U (ja
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和弘 浅羽
修 一ノ瀬
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Aichi Machine Industry Co Ltd
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Aichi Machine Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は例えば自動車のサンルー
フのシェードに適用される摺動板の取付機構に関するも
のである。
【0002】
【考案の背景】図5に示すように、自動車(1) のルーフ
(2) にルーフサイドに回り込んだガラスサンルーフ(3)
が取付けられている場合がある。このようなガラスサン
ルーフ(3) の下側にはシェード(4) が配置されるが、該
シェード(4) はレール(5) にガイドされて図5矢印に示
すように摺動可能とされている。
【0003】
【従来の技術】従来は、図6および図7に示すように、
シェード(4) 両側縁にはスライダー(6) が取付けられ、
該スライダー(6) がレール(5) の摺動溝(5A)に摺動可能
に嵌着されているが、該スライダー(6) には水平板バネ
(6A)と垂直板バネ(6B)とが設けられており、該水平板バ
ネ(6A)がレール(5) の摺動溝(5A)の奥壁を図7矢印イ方
向に押すことによる反力と、該垂直板バネ(6B)が該摺動
溝(5A)の上壁を図7矢印ロ方向に押すことによる反力と
により、該シェード(4) は左右上下にがたつきなくレー
ル(5) に沿って摺動するようにされている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来構成では、ス
ライダー(6) に水平板バネ(6A)と垂直板バネ(6B)とを設
けなければならないので、該スライダー(6) の構造が複
雑になり、コストアップにつながっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記従来の課題
を解決するための手段として、弾性材料からなる摺動板
本体(14)の両側縁から夫々三個以上のスライダー(16,2
6) を取付け、該スライダー(16,26) を夫々彎曲したレ
ール(15)の摺動溝(15A) に摺動可能に嵌着した構成であ
って、該摺動板本体(14)は平板状もしくは該レール(15)
の彎曲の曲率半径よりも大きな曲率半径で彎曲してお
り、また該レール(15)の摺動溝(15A) は断面テーパー状
とされている摺動板の取付機構を提供するものである。
【0006】
【作用】本考案の摺動板本体(14)は弾性材料からなるの
で、該摺動板本体(14)の両側縁のスライダー(16,26) を
夫々彎曲しているレール(15)の摺動溝(15A) に嵌着する
と、平板もしくは該レール(15)の曲率半径よりも大きな
曲率半径で彎曲している該摺動板本体(14)はレール(15)
の彎曲に沿って弾性的に彎曲される。このように該摺動
板本体(14)がレール(15)の彎曲に沿って弾性的変形を起
こすと、その反撥力によって該摺動板本体(14)の両端付
近に取付けられているスライダー(16)には彎曲に対して
外側方向の力が働き該レール(15)の摺動溝(15A) の上壁
に押付けられ、中央部付近のスライダー(26)には彎曲に
対して内側方向の力が働き該摺動溝(15A) の下壁に押付
けられる。このようにして該摺動板本体(14)は縦方向に
がたつかないようにされる。
【0007】また該レール(15)の摺動溝(15A) は断面テ
ーパー状であるから、該摺動溝(15A) に嵌着される摺動
板本体(14)のスライダー(16,26) が該摺動溝(15A) の上
壁または下壁の傾斜面(15B,15C) に押付けられると該ス
ライダー(16,26) には該摺動板本体(14)側への力が及ぼ
される。このようにして該摺動板本体(14)は横方向にも
がたつかないようにされる。
【0008】
【実施例】本考案を図1〜図4に示す一実施例によって
説明すれば、図5に示す自動車(1) のルーフ(2) にはル
ーフサイドに回り込んだガラスサンルーフ(3) が取付け
られ、該ガラスサンルーフ(3) の下側には摺動板である
シェード本体(14)が配置される。
【0009】該シェード本体(14)は図1に示すように平
板状であってプラスチック等の弾性材料からなり、図3
および図4に示すように両側縁にはスライダー(16,26)
がビス(17,27) によって取付けられており、該スライダ
ー(16,26) はベース(16A,26A) ,該ベース(16A,26A) か
ら差出されている挿入部(16B,26B) 、該挿入部(16B)か
ら上方に差出されている爪(16C) および該挿入部(26B)
から下方に差出されている爪(26C) からなり、該爪(16
C,26C) はレール(15)の断面テーパー状の摺動溝(15A)
の上下壁の傾斜面(15B,15C) に沿った傾斜面(16D,26D)
を有している。
【0010】上記構成において、シェード本体(14)は該
スライダー(16,26) の挿入部(16B,26B) をレール(15)の
摺動溝(15A) に嵌着することによって図5に示す矢印方
向に摺動可能に取付けられている。この際、平板状であ
って弾性材料からなるシェード本体(14)はレール(15)に
沿って弾性的に彎曲されるが、その反撥力によって図2
および図3に示すように両端付近に取付けられているス
ライダー(16)には彎曲に対して外側方向(矢印ハ方向)
の力が働き、中央部付近のスライダー(26)には図2およ
び図4に示すように彎曲に対して内側方向(矢印ホ方
向)の力が働く。したがって該スライダー(16)の挿入部
(16B) の爪(16C) はレール(15)の摺動溝(15A) の上壁に
押付けられ、該スライダー(26)の挿入部(26B) の爪(26
C) は該摺動溝(15A) の下壁に押付けられる。
【0011】このようにしてシェード本体(14)は縦方向
(上下方向)にがたつかないようにされるが、同時にス
ライダー(16)の挿入部(16B) の爪(16C) の傾斜面(16D)
がレール(15)の摺動溝(15A) の上壁傾斜面(15B) に押付
けられ、またスライダー(26)の挿入部(26B) の爪(26C)
の傾斜面(26D) が下壁の傾斜面(15C) に押付けられるこ
とによって、該スライダー(16,26) にはシェード本体(1
4)側(図3矢印ニ方向,図4矢印ヘ方向)への力が及ぼ
され、シェード本体(14)は横方向(左右方向)にもがた
つかないようにされる。
【0012】上記実施例以外、シェード本体(14)はレー
ルの彎曲の曲率半径よりも大きな曲率半径で彎曲されて
いてもよく、また本考案は自動車のサンルーフのシェー
ド以外の摺動板に適用されてもよい。
【0013】
【考案の効果】したがって本考案においては摺動板本体
が彎曲した時の反撥力を利用して摺動板本体の縦横方向
のがたつきをなくすから、スライダーの形状が極めて簡
単になりコストが大巾に低減される。
【図面の簡単な説明】
図1〜図4は本考案の一実施例を示すものである。
【図1】分解斜視図
【図2】側断面図
【図3】スライダー取付部付近の部分断面図
【図4】スライダー取付部付近の部分断面図
【図5】自動車の上部斜視図 図6および図7は従来例を示すものである。
【図6】スライダー取付部分付近の分解斜視図
【図7】スライダー取付部分付近の部分断面図
【符号の説明】
14 シェード本体(摺動板本体) 15 レール 15A 摺動溝 16,26 スライダー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性材料からなる摺動板本体の両側縁から
    夫々三個以上のスライダーを取付け、該スライダーを夫
    々彎曲したレールの摺動溝に摺動可能に嵌着した構成で
    あって、該摺動板本体は平板状もしくは該レールの彎曲
    の曲率半径よりも大きな曲率半径で彎曲しており、また
    該レールの摺動溝は断面テーパー状とされていることを
    特徴とする摺動板の取付機構
JP1993002612U 1993-01-06 1993-01-06 摺動板の取付機構 Expired - Lifetime JP2574192Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1993002612U JP2574192Y2 (ja) 1993-01-06 1993-01-06 摺動板の取付機構

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Publication Number Publication Date
JPH0656441U JPH0656441U (ja) 1994-08-05
JP2574192Y2 true JP2574192Y2 (ja) 1998-06-11

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