JP2574032Y2 - 油圧式ポンプ一体型スクイズオフ工具 - Google Patents

油圧式ポンプ一体型スクイズオフ工具

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JP2574032Y2
JP2574032Y2 JP1993000978U JP97893U JP2574032Y2 JP 2574032 Y2 JP2574032 Y2 JP 2574032Y2 JP 1993000978 U JP1993000978 U JP 1993000978U JP 97893 U JP97893 U JP 97893U JP 2574032 Y2 JP2574032 Y2 JP 2574032Y2
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尾崎洋一郎
博 清水
洋幸 渡辺
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Osaka Gas Co Ltd
Maxell Izumi Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
Izumi Products Co
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ポリエチレン管のよう
な弾性体からなるガス管等の管体を一時的に圧縮して押
しつぶし、ガス等流体の遮断を行うためのスクイズオフ
工具に係り、特に、油圧式ポンプを一体的に設けた油圧
式ポンプ一体型スクイズオフ工具に関する。
【0002】
【従来の技術】ガス管等の管体の一部に修理を要する箇
所が生じた場合等においては、前記箇所の前後をスクイ
ズオフ工具により圧縮する一時的な流体遮断作業が行わ
れる。この場合、確実に流体を遮断し、また管体を必要
以上に潰さないようにし、管体修理後、圧縮した管体が
完全に復元できるようにする必要がある。このようなス
クイズオフ工具としては各種のものがあるが、管体を鋼
棒または鋼パイプからなるスクイズバーの間に挾み、可
動側のスクイズバーをねじ軸に固定し、該ねじ軸を手動
ハンドルでねじ送りして圧縮する万力のような手動式ス
クイズオフ工具や、実公昭63−25429号公報に開
示されている「樹脂管用スクイズ工具」のように、スク
イズ工具と油圧ポンプを別体とし、作業現地において可
動側のスクイズバーに油圧ポンプをその都度連結して作
業を行う油圧式スクイズ工具が採用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、手動式
のスクイズオフ工具は人力により可動側のスクイズバー
を移動させるためには極めて大きな労力を必要としてい
る。即ち前記管体は弾性体から形成されているが、比較
的剛性が高く、流体を完全に遮断するまでには大きな力
を必要としている。そのため、手動式のものでは前記し
たように労力を必要とすると共に、作業性が悪いという
問題点がある。また、実公昭63−25429号公報に
開示するものは、油圧ポンプが別体となっており、管体
の圧縮時や圧縮の戻り防止の監視のためにもスクイズオ
フ工具の保持とポンプ操作に2名の作業員を必要とし,
埋設されている管体のスクイズ作業等の場合には、特に
利便性及び作業性が悪いという問題点がある。
【0004】本考案は、以上の問題点を解決するもの
で、作業性,操作性が良く、省力化が図れると共に、各
種サイズの管体に適用され、確実な圧縮と圧縮閉塞状態
の維持が出来る油圧式ポンプ一体型スクイズオフ工具を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記目的を達
成するために、油圧ポンプ部と、該油圧ポンプ部にシリ
ンダ機構部を介して連結するヘッド部を備え、該ヘッド
部は、圧縮される管体を支持する固定スクイズバーと、
前記シリンダ機構部に連結する可動スクイズバーと、前
記管体を所定位置に保持するガイド機構部と、前記管体
の圧縮厚さを規制するストッパを有し、該ストッパは前
記可動スクイズバーに回動可能に支持され、前記固定ス
クイズバーと相対向する位置に配設されると共に、その
移動方向に面して複数の段部が形成されてなる油圧式ポ
ンプ一体型スクイズオフ工具を、また、前記ヘッド部
が、前記可動スクイズバーを前記管体の圧縮厚さ位置を
維持するロック機構部を有する油圧式ポンプ一体型スク
イズオフ工具を、またさらに、前記ヘッド部は前記油圧
ポンプ部の軸方向を中心に回動可能に、且つ、軸方向の
上下に回動可能に連結された油圧式ポンプ一体型スクイ
ズオフ工具を、そして、リリーフバルブをラム室とオイ
ルタンク間の油圧回路に介設した油圧ポンプ一体型スク
イズオフ工具を提案するものである。
【0006】
【作用】圧縮閉塞を必要とする管体にヘッド部をかぶ
せ、該管体をガイド機構部によりガイド保持すると共に
固定スクイズバーと可動スクイズバー間に当該管体を挿
入位置決めする。油圧ポンプを作動し、シリンダ機構部
により可動スクイズバーを固定スクイズバー側に移動
し、両スクイズバー間で管体を挟持する。油圧ポンプに
よる送油を続行し、ストッパが固定スクイズバーに当接
するまで可動スクイズバーを前進させる。前進端におい
てロック機構部により可動スクイズバーを固持する。管
体を元の状態に復帰させるには、ロック機構部を解放し
た後、油圧ポンプによる押圧力を除去することにより管
体の弾性力で自然に復帰する。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づき、ポリエチレン管を圧縮
してガス流を遮断するスクイズオフ工具による実施例に
ついて本考案を説明する。図1は本実施例の全体概要構
造を示す一部縦断面図、図2はストッパの一実施例を示
す斜視図、図3および図4は本実施例の詳細構造を示す
分離縦断面図、図5および図6は本実施例の分離水平断
面図、図7および図8は本実施例による圧縮動作を説明
するための説明用部分側面図である。
【0008】図1に示すように、本実施例の油圧式ポン
プ一体型スクイズオフ工具1は、油圧ポンプ部2と、シ
リンダ機構部3と、ヘッド部4等から概略構成される。
ヘッド部4には、固定スクイズバー5と、シリンダ機構
部3に連結される可動スクイズバー6と、ポリエチレン
管による管体10を保持するガイド機構部7と、図2に
単体構造が示されているストッパ8と、可動スクイズバ
ー6を所定位置に固持するロック機構部9等が配設され
る。
【0009】まず、油圧ポンプ部2を主に図4および図
6により説明する。細長な固定ハンドル11には作動油
が貯留されるオイルタンク12が内装され、このオイル
タンク12はOリング15によりボディ14に固定され
ている。固定ハンドル11の後端側には把持用のグリッ
プ13が挿着され、また、先端側はボディ14に螺着手
段により連結される。ボディ14のほぼ中央にはラム1
6Aを収装するラム室16が図の垂直方向に沿って設け
られ、ラム16Aには加圧ハンドル17がピン結合され
る。ボディ14にはジョイント18が螺着されると共
に、このジョイント18に回動可能に螺着されるシリン
ダヘッド19が連結される。シリンダヘッド19内に
は、図6にも示すように、油室20と油室20に連結す
る油路21が形成される。また、ボディ14内には、図
4に示すように、ラム室16側とオイルタンク12側を
連通するボールとばねとからなる吸入弁22と、ラム室
16と油室20側を連通するボールとばねとからなる吐
出弁23がそれぞれ設けられている。一方、図6に示す
ように、ボディ14にはラム室16と直交する方向に沿
って油路を兼ねる戻し弁24が設けられ、ボールバルブ
25,押圧ピン26等が内装される。また、戻し弁24
とオイルタンク12間および油室20間には油路27お
よび油路28が設けられている。更に、図6に示すよう
に、ラム室16に連通する油路29とオイルタンク12
間にはリリーフバルブ30が介設される。なお、押圧ピ
ン26には戻しレバー31が連結される。一方、ジョイ
ント18には、図4に示すように、止めねじ32が対向
して一対設けられ、この止めねじ32に当接可能にシリ
ンダヘッド19側に溝付ピン33(図6)が一対に打ち
込まれる。以上の構造によりシリンダヘッド19は溝付
ピン33が止めねじ32に当接するまで正逆方向に約1
80°づつ回動することが出来る。
【0010】加圧ハンドル17を揺動させるとラム16
Aが上下動する。それにより、オイルタンク12内の作
動油が吸入弁22によりラム室16に吸引され、吐出弁
23を介してシリンダヘッド19の油室20,油路21
及びシリンダ室39側に送られる。一方、逆に戻しレバ
ー31を押動し押圧ピン26を下動させて戻し弁24の
ボール25を開放するとシリンダヘッド19の油室20
内の作動油は油路28から戻し弁24部分を経由して、
油路27を通ってオイルタンク12側に戻入される。ま
た、ラム室16からシリンダヘッド19内の油室20及
びシリンダ室39に送り出される作動油の圧力が規定値
以上に高まった場合には、リリーフバルブ30が作動
し、ラム室16の圧力作動油をオイルタンク12側に還
流させて規定圧力以上の圧力上昇を防止する。この場
合、シリンダヘッド19の油室20等シリンダ室39側
の圧力作動油はオイルタンクへ移動することなく一定の
規定圧力を保持するので、後記するピストン44はこの
リリーフ時もばね力等で戻ることがなく、パイプ10の
圧縮状態を維持する。
【0011】次に、シリンダ機構部3を図3および図5
により説明する。シリンダヘッド19の突出部19a,
19a間に形成される嵌合溝34にはアウタシリンダ3
5の舌部36が回動可能に嵌まり込んで連結される。ジ
ョイントピン37は突出部19a,19aおよび舌部3
6を貫通し、両者をピン結合する。ジョイントピン37
内には油路38が形成され、油路38はシリンダヘッド
19側の油路21に連通すると共にアウタシリンダ35
のシリンダ室39側に連通する油路40に連通する。一
方、舌部36には複数個(図示では5個)のピン孔41
が凹設される。突出部19aに取り付けられる位置決め
ピン42の先端部42aはばね作用により出没可能にピ
ン孔41に嵌合するようにされている。以上の構造によ
り、アウタシリンダ35は油室20とシリンダ室39間
を連通した状態でジョイントピン37を中心に回動し、
その回動位置は位置決めピン42とピン孔41との嵌合
位置により特定される。インナシリンダ43はその後端
側をアウタシリンダ35に螺着され、インナシリンダ4
3内には挿通穴45を内設したピストン44が軸線方向
に沿って摺動自在に収装される。挿通穴45内には戻し
スプリング46が挿入され、戻しスプリング46の後端
側はインナシリンダ43側に固定するスプリング掛け4
7に掛止し、先端側は挿通穴の先端側の端面においてピ
ストン44に固定されたボルト48により保持される。
【0012】次に、ヘッド部4を図1,図3および図5
により説明する。インナシリンダ43の先端側には略U
字形のヘッド49が螺着される。ヘッド49の先端部内
側面には管体10の基準支承点となる断面略半月状の固
定スクイズバー5が固定される。一方、ヘッド49を貫
通するピストン44の先端側には前記固定スクイズバー
5と相対向して断面略半月状の可動スクイズバー6が固
定される。可動スクイズバー6の上部には左右一対のガ
イドプレート50がボルト51により固定される。ガイ
ドプレート50はヘッド49のガイド面52に当接係合
し、可動スクイズバー6の周方向の回転を防止し円滑に
前後移動が出来るようにしている。
【0013】ガイド機構部7はヘッド49にボルト53
により固定され管体10の軸線方向に沿って互いに逆方
向に伸延する一対のガイド54,54と、ガイド54端
部にボルト55によりその基端側を固定し管体10の半
径方向(ピストン44の移動方向)に沿って伸延する一
対のガイド板56,56と、L字形状に形成され、その
一面側をガイド板56の伸延方向に沿わせて配置され、
他端側を前記一面側と直交する方向に折曲されるL形ガ
イド板57,57から構成される。なお、L形ガイド板
57にはピストン44の移動方向に沿う長孔58が形成
され、長孔58に挿着されるちょうねじ68により管体
10の直径に対応する所定の位置において左右のガイド
板56側に固定される。圧縮作業に際して、管体10は
図1および図3に示すように固定スクイズバー5とガイ
ド板56とL形ガイド板57とによって保持される形に
なる。管体10の直径の大小により、L形ガイド板57
を長孔58に沿って移動することにより、管体10は常
に3点支持型式にヘッド部4内に収装される。
【0014】次に、ストッパ8を主に図2,図3により
説明する。ストッパ8は図3に示すように可動スクイズ
バー6の図の上下位置に支軸59により取り付けられ、
支軸59まわりに回動可能に支持される。図2に示すよ
うに、取り付け面60と反対面には複数の段部61(図
示では3箇所)が形成される。取り付け面60から各段
部61a,61b,61cまでの高さはa1,a2,a3
表示するようにそれぞれ相異し、これ等の寸法は管体1
0の押しつぶし厚さに対応して形成される。また、スト
ッパ8の回動位置決めは、取り付け面60に窪み69を
凹設し、可動スクイズバー6側にボールプランジャ70
を埋設し、相互に係合させることによって行われる。一
方、図3に示すように、可動スクイズバー6に取り付け
面60を当接して取り付けられたストッパ8の段部61
と相対向する固定スクイズバー5側には段部61が当接
係合する当接面62が形成される。
【0015】次に、図3によりロック機構部9を説明す
る。スタッドボルト63はヘッド部4のヘッド49にピ
ストン44を挟んでその軸線方向に沿って上下一対に貫
通した貫通孔64に挿通され、それぞれ両端側にねじ部
65,66を形成する。先端側のねじ部65は可動スク
イズバー6に螺着される。可動スクイズバー6を所定位
置で固持しない状態ではねじ部65にはロックナット6
7が螺合し、他端側のねじ部66は自由状態に保持され
る。一方、後に説明するように可動スクイズバー6をロ
ックする場合には他端側のねじ部66にロックナット6
7を螺着し、ロックナット67をヘッド49の内面側に
圧接させて可動スクイズバー6の後退を規制する。
【0016】次に、本実施例の作用を主に図1,図7,
図8により説明する。管体10の直径を基にしてガイド
機構部7のガイド板56およびL形ガイド板57の位置
調整を行うと共にストッパ8を回動してその段部61を
管体10の押しつぶし寸法に見合うものを選定する。ロ
ック機構部9のロックナット67はスタットボルト63
の可動スクイズバー6側のねじ部65に螺着する。次に
管体10の設置位置に合わせてシリンダヘッド19を1
80°の範囲で回動すると共にアウタシリンダ35をジ
ョイントピン37回りに回動し、ピン孔41の位置を所
望の場所に動かし位置決めピン42により固定する。以
上の段取り作業が終了したら図1,図3および図7に示
すようにヘッド部4を管体10上にかぶせて係合させ
る。図7に示すように管体10は固定スクイズバー5の
弧状の当接面5aにA点で接し、1対のガイド板56と
B点で接し、1対のL形ガイド板57とC点で接する。
すなわち、管体10はA,B,Cの3点型式に計5点で
所定位置に保持されると共に、スクイズオフ工具1もま
た、管体10に対して5点で接するので、管体10の軸
線方向に対するスクイズオフ工具1の倒れが防止され、
安定的な状態で作業を行うことができる。次に、油圧ポ
ンプ部2の加圧ハンドル17を揺動しオイルタンク12
内のオイルを吸入弁22,吐出弁23を介してシリンダ
ヘッド19の油室20および油路21側に送る。油路2
1に入ったオイルは図5等に示すジョイントピン37の
油路38内に入り、油路40からシリンダ室39内に導
入され、ピストン44を戻しスプリング46のばね力に
抗して前進させる。ピストン44には可動スクイズバー
6が連結されているため可動スクイズバー6が固定スク
イズバー5の方向に移動し、管体10を押圧する。この
場合、可動スクイズバー6に固定されるガイドプレート
50がガイド面52に案内され、可動スクイズバー6の
移動の円滑化を図る。図8に示したように、可動スクイ
ズバー6に固定されたストッパ8の段部61が固定スク
イズバー5の当接面62に衝突した位置で管体10の圧
縮が終了することになる。次に、ロック機構部9のロッ
クナット67をねじ部65側から外し、ねじ部66側に
螺着し、ロックナット67の端面をヘッド49に当接さ
せる。以上により、可動スクイズバー6はスタッドボル
ト63とロックナット67により所定位置に固持され後
退が規制される。管体10の圧縮閉塞に続いて所定の修
理作業が行われる。なお、修理作業が長期間にわたって
も、可動スクイズバー6がロック機構部9により所定位
置に固持されるため、修理作業中管体10は図8に示さ
れた一定の圧縮厚さを保持する。
【0017】次に、管体10の復帰作用について説明す
る。ロックナット67をねじ部66側から外し、ねじ部
65側に螺着し可動スクイズバー6の拘束を解除する。
図6に示す戻しレバー31を作動し、油路28と油路2
7を連通させる。それにより、シリンダ室39内の作動
油がオイルタンク12側に戻入される。インナシリンダ
43内の戻しスプリング46はピストン44の復帰を促
進させる。以上により、可動スクイズバー6が後退す
る。管体10は弾性体から形成されるため、可動スクイ
ズバー6による押圧力が解除されると、その弾性力によ
り元の状態に自然復帰する。ヘッド部4を管体10から
取り外すことにより所定作業が終了する。
【0018】以上のように、本実施例のスクイズオフ工
具によれば油圧ポンプ部2とヘッド部4等が一体構造に
なり、かつヘッド部4が回動可能の構造に形成されるた
め極めて操作性がよい。また、ガイド機構部7やストッ
パ8が管体10の直径に対応して調整自在のため、一台
のスクイズオフ工具により各種寸法の管体10の圧縮閉
塞が出来る。
【0019】
【考案の効果】本考案によれば、次のような顕著な効果
を奏する。 (1)油圧ポンプ部とシリンダ機構部およびヘッド部等
が一体構造にまとめられているため操作性がよく、管体
のスクイズオフ動作が容易に、且つ効率的に行われる。 (2)使用の都度、油圧供給源と本体側とを連結する必
要がなく、利便性が向上する。 (3)一体式の油圧ポンプを使用するため省力化が図れ
る。 (4)回動して各種管体の寸法に容易に対応できるスト
ッパを設けることにより各種形状,寸法の管体を単一の
工具によりスクイズオフすることが出来る。それにより
設備費の低減が図れる。また、ストッパを用いることに
より過圧縮が防止される。 (5)ロック機構部を設けることにより、長期間使用時
における油漏れ等による可動部の後退による押圧力の低
下が防止される。 (6)ヘッド部が回動可能の構造からなるため、管体の
埋設状態に合わせて容易にヘッド部を管体に係合出来、
作業性が向上する。 (7)ヘッド部がU字形に形成され、かつガイド機構部
があるため管体への係合が容易に出来、かつ管体を所定
位置に安定支持することが出来る。 (8)リリーフバルブをラム室に連通する油路とオイル
タンク間との間に介設させることにより、油圧回路内の
作動油が規定圧力以上に高まっても、パイプの圧縮状態
を維持した状態で過剰圧力を解除出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の全体構造を示す縦断面図。
【図2】本実施例のストッパの斜視図。
【図3】本実施例のヘッド部とシリンダ機構部を示す拡
大部分縦断面図。
【図4】本実施例の油圧ポンプ部まわりを示す拡大部分
縦断面図。
【図5】本実施例のヘッド部とシリンダ機構部を示す拡
大部分水平断面図。
【図6】本実施例の油圧ポンプ部まわりを示す拡大部分
水平断面図。
【図7】本実施例の作用を説明する説明用部分側面図。
【図8】本実施例による管体の圧縮状態を示す説明用部
分側面図。
【符号の説明】
1 油圧式ポンプ一体型スクイズオフ工具 2 油圧ポンプ部 3 シリンダ機構部 4 ヘッド部 5 固定スクイズバー 5a 当接面 6 可動スクイズバー 7 ガイド機構部 8 ストッパ 9 ロック機構部 10 管体 11 固定ハンドル 12 オイルタンク 13 グリップ 14 ボディ 15 Oリング 16 ラム室 16A ラム 17 加圧ハンドル 18 ジョイント 19 シリンダヘッド 19a 突出部 20 油室 21 油路 22 吸入弁 23 吐出弁 24 戻し弁 25 ボール 26 押圧ピン 27 油路 28 油路 29 油路 30 リリーフバルブ 31 戻しレバー 32 止めねじ 33 溝付ピン 34 嵌合溝 35 アウタシリンダ 36 舌部 37 ジョイントピン 38 油路 39 シリンダ室 40 油路 41 ピン孔 42 位置決めピン 43 インナシリンダ 44 ピストン 45 挿通穴 46 戻しスプリング 47 スプリング掛け 48 ボルト 49 ヘッド 50 ガイドプレート 51 ボルト 52 ガイド面 53 ボルト 54 ガイド 55 ボルト 56 ガイド板 57 L形ガイド板 58 長孔 59 支軸 60 取り付け面 61 段部 61a 段部 61b 段部 61c 段部 62 当接面 63 スタッドボルト 64 貫通孔 65 ねじ部 66 ねじ部 67 ロックナット 68 ちょうねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 渡辺 洋幸 長野県松本市大字笹賀3039番地 株式会 社 泉精器製作所内 (56)参考文献 実開 昭60−116494(JP,U) 実開 昭63−50673(JP,U) 実公 昭52−12137(JP,Y2) 実公 平2−25038(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B25B 1/18 B30B 1/32 B30B 12/00 F16L 55/10

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ポンプ部と、該油圧ポンプ部にシリ
    ンダ機構部を介して連結するヘッド部を備え、該ヘッド
    部は、圧縮される管体を支持する固定スクイズバーと、
    前記シリンダ機構部に連結する可動スクイズバーと、前
    記管体を所定位置に保持するガイド機構部と、前記管体
    の圧縮厚さを規制するストッパを有し、該ストッパは前
    記可動スクイズバーに回動可能に支持され、前記固定ス
    クイズバーと相対向する位置に配設されると共に、前記
    可動スクイズバーの移動方向に面する複数の段部が形成
    されるものからなることを特徴とする油圧式ポンプ一体
    型スクイズオフ工具。
  2. 【請求項2】 前記ヘッド部が、前記可動スクイズバー
    を前記管体の圧縮厚さを固持するロック機構部を有する
    ものであることを特徴とする請求項1に記載の油圧式ポ
    ンプ一体型スクイズオフ工具。
  3. 【請求項3】 前記ヘッド部は、前記油圧ポンプ部の軸
    方向を中心に回動可能に、且つ、軸方向の上下に回動可
    能に連結されることを特徴とする請求項1又は請求項
    に記載の油圧式ポンプ一体型スクイズオフ工具。
  4. 【請求項4】 リリーフバルブをラム室とオイルタンク
    間の油圧回路に介設したことを特徴とする請求項1乃至
    請求項のうちいずれか1項に記載の油圧式ポンプ一体
    型スクイズオフ工具。
JP1993000978U 1993-01-19 1993-01-19 油圧式ポンプ一体型スクイズオフ工具 Expired - Lifetime JP2574032Y2 (ja)

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JP1993000978U JP2574032Y2 (ja) 1993-01-19 1993-01-19 油圧式ポンプ一体型スクイズオフ工具

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JP1993000978U JP2574032Y2 (ja) 1993-01-19 1993-01-19 油圧式ポンプ一体型スクイズオフ工具

Publications (2)

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