JP2573877Y2 - レンズメータ - Google Patents

レンズメータ

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JP2573877Y2
JP2573877Y2 JP1988029420U JP2942088U JP2573877Y2 JP 2573877 Y2 JP2573877 Y2 JP 2573877Y2 JP 1988029420 U JP1988029420 U JP 1988029420U JP 2942088 U JP2942088 U JP 2942088U JP 2573877 Y2 JP2573877 Y2 JP 2573877Y2
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lens
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JP1988029420U
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正彦 寒川
久則 秋山
哲明 藤井
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ホーヤ 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、光学特性を測定するレンズメータに係わ
り、更に詳しくは眼鏡レンズレイアウト機能を有するレ
ンズメータに関する。
〔従来の技術〕
眼鏡を製作する一連の作業には、レンズ(装用中の眼
鏡のレンズ、円形の未加工レンズ、枠入れ後のレンズ)
の諸特性を測定する測定作業と、未加工レンズを眼鏡枠
に組み込むためのレンズ位置決めおよび枠入れした後の
レンズの位置確認を行うレイアウト作業とがあり、これ
らはレンズメータと枠入れ補助部材を用いて行われてい
る。
このレンズメータは、例えば特開昭54−14757号公
報、特開昭60−17335号公報等によって知られており、
レンズの諸特性(屈折力、軸角度、プリズム素子等)を
測定する測定機能の他に、印字機構によりレンズの光
軸、乱視軸等の位置にマーキングを行う機能を有してい
る。
更に、処方箋、レンズ諸特性情報、フレーム情報に基
づいてレンズの位置決めおよび位置確認を行う枠入れ補
助部材は、例えば実公昭53−18742号公報に記載されて
いるようにな、眼鏡枠上部を挟持する透明の舌片に、水
平基準線と複数の水平線を記入したものが知られてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このレンズメータと枠入れ補助部材は、眼鏡製作の前
記の一連の作業において、相前後して使用され、互に密
接な使用関係にある。しかし、従来は、枠入れ補助部材
とレンズメータが別々に設けられていたので、測定後に
枠入れ補助部材を探す必要があり、測定からレイアウト
作業への移動とその逆の移動が面倒であった。また、枠
入れ補助部材は置くスペースを確保しなければならなか
った。
更に、従来の枠入れ補助部材は、枠入れされた累進多
焦点レンズのレンズの遠用光学中心と近用光学中心を見
つけにくいという欠点があった。なぜなら、枠入れ状態
ではレンズのペイントマークが消えており、カクシマー
クに基づいて遠用光学中心と近用光学中心を正確に測定
する手段を備えていないからである。この遠用光学中心
と近用光学中心はその後レンズメータでレンズ度数等を
測定する位置の基準となる。
本考案はかかる問題点を解決するためになされたもの
であり、その目的は、レイアウト作業を容易にかつ短時
間に行うことができ、累進多焦点レンズの光学中心、ひ
いてはレンズ特性の測定位置を容易に測定することがで
きるレンズメータを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するために、本考案によるレンズメー
タは、レンズメータの本体表面に眼鏡レンズレイアウト
チャートが取りつけられ、この眼鏡レンズレイアウトチ
ャートが、1本の水平基準線、該水平基準線と直交する
1本の垂直基準線、前記水平基準線の近傍において前記
垂直基準線に対し左右対称に設けられた、水平基準線に
対して平行な複数の近接水平ライン、および前記垂直基
準線に対し左右対称に設けられ、前記近接水平ラインと
直交して格子模様を形成する複数の近接垂直ラインとを
有することを特徴とする。
〔実施例〕
以下、図に基づいて本考案の実施例を詳しく説明す
る。
第1図と第2図は、眼鏡レンズレイアウトチャートを
装着した本考案によるレンズメータの正面図と平面図で
ある。このレンズメータ1の本体2の前面側には、被検
レンズを載置するための測定台3が設けられている。こ
の測定台3の後方(奥の方)には、被検レンズを水平方
向に保持するための被検レンズ位置決め部4が設けら
れ、測定台3の上方にはレンズ押え5があり、その後方
には更に、被検レンズの光軸をマーキングするための印
点部6が設けられている。また本体2の上側の前面に
は、スイッチ等の操作パネル部7と、光学中心、測定デ
ータ、演算結果等の表示部8とが設けられている。更
に、本体2の内部には図示していない測定光学系および
演算装置が内蔵されている。
更に、操作パネル部7および表示部8に連続する本体
2の上面には、第2図に示すように、透明のポリカーボ
版からなる紙プラスチックの方形薄紙に印刷されている
眼鏡レンズレイアウトチャート9が貼り付けられてい
る。
第3図に基づいてこの眼鏡レンズレイアウトチャート
9の構成を説明すると、10は水平基準線(データムライ
ン)、11はこの水平基準線10と直交する垂直基準線であ
る。12は水平基準線10と垂直基準線11とが直交する点を
中心とする、半径が異なる同心半円で、13はこの同心半
円から下方へ延びる垂直線である。この同心半円12と垂
直線13は、眼鏡レンズレイアウトチャート9上に眼鏡フ
レームを左右均等にレイアウトするためのものである。
14は、水平基準線10の上下に近接させて垂直基準線11に
対して左右対称に設けられた、互いに平行な近接水平ラ
インである。この近接水平ライン14は水平基準線10から
上方へ12mm、下方へ14mmの距離内に2mmの間隔をおいて
設けられている。15は、前記垂直基準線11に対して左右
対称に設けられ、前記近接水平ラインと直交して格子模
様を形成する複数の近接垂直ラインである。この近接垂
直ライン15は垂直基準線11から左右へ20mm乃至40mmの間
に設けられており、25mmから35mmまでの間は間隔が狭く
なっている。近接水平ライン14と近接垂直ライン15には
目盛が付されており、これは例えば瞳孔距離の補正や左
右の瞳孔の中心位置の測定のために利用することができ
る。近接水平ライン14の水平位置には、水平基準線10と
平行なガイド水平ライン16が、水平基準線10mmから16mm
乃至32mmの距離内に2mm間隔で設けられている。ガイド
水平ライン16は累進レンズの帯域の長さや小玉の近用光
学中心位置の測定に利用することができる。水平基準線
10に対して上下等距離にある近接水平ライン14およびガ
イド水平ライン16にはそれぞれ同一色を付してある。
更に本実施例では、或る特定のレンズデザインに合わ
せて水平基準線10上にカクシマーク10aが形成されてい
る。
次に、上記構造の眼鏡レンズレイアウトチャート9を
用いて、枠入れ後の累進多焦点レンズのレイアウト作業
を行う方法、特にその近用および遠用光学中心位置を検
出する方法について説明する。
累進多焦点レンズは未加工状態では、第4図に示すよ
うに、レンズ水平基準線17、近用アイポイント18、遠用
アイポイント19、レンズの左右表示マーク20等のペイン
トマークが付されているので、レイアウト作業はこれに
基づいて行うことができるが、既に枠入れされた状態で
はペイントマークが消されているので、ペイントとマー
クに基づちてレイアウト作業を行うことができない。
しかし、一般に累進多焦点レンズには、消えないカク
シマーク21が付されており、またレンズデザインによっ
て、二つのカクシマーク21の中心からの近用および遠用
光学中心の距離が予め決まっている(例えば、二つのカ
クシマーク位置の中心から垂直方向上方8mmの位置に遠
用光学中心があり、更に中心から下方へ16mm、右方へ2.
5mm偏位した位置に近用光学中心がある)。そこで、先
ず左眼用および右眼用のそれぞれの累進多焦点レンズに
ついて、これらのレンズの各々二つづつ付されているカ
クシマークを肉眼によって探し出し、ペイント等でマー
キングする。次に、各レンズに二つづつ付したマーキン
グ部のうちで各々レンズにおいて鼻梁側に位置している
マーキング部を、眼鏡レンズレイアウトチャート9の水
平基準線10上に形成されている二つのカクシマーク10a
の各々に合わせる。この状態で、レイアウトチャート9
の近接水平ライン14、近接垂直ライン15、ガイド水平ラ
イン16およびそれらに付された目盛を用いて、各レンズ
において二つのマーキング部の中心から所定の距離にあ
る近用および遠用光学中心をそれぞれ探すことができ
る。従って、これらの光学中心にマーキングし、このマ
ーキングを基準にしてレンズメータ1の測定台3にレン
ズを載値させ、近用度数測定位置22および遠用度数測定
位置23におけるレンズ度数等を測定することができる。
眼鏡レンズレイアウトチャート9は更に、枠入れ後レ
ンズメータで測定した光学中心位置に基づいて左右レン
ズの瞳孔距離(瞳孔間距離ともいう)を測定することが
でき、またレンズデザインが異なるレンズ、例えば二重
焦点レンズ等のレイアウト情報の検出および作成に利用
することができる。
眼鏡レンズレイアウトチャート9を用いた左右レンズ
の瞳孔距離は次のように測定すればよい。すなわち、枠
入れ後、眼鏡の左右レンズの光学中心位置を本考案のレ
ンズメータで探し出し、その光学中心に位置をマークす
る。このとき、レンズが単焦点レンズまたは二重焦点レ
ンズである場合にはレンズメータ本体2が有している印
点装置を利用してレンズの光学中心(単焦点レンズの場
合はその光軸、二重焦点レンズの場合は遠用光学中心)
位置にマーキングし、レンズが累進多焦点レンズである
場合には、上述したようにレイアウトチャート9を利用
して探し出したレンズの光学中心(遠用光学中心)位置
に手作業によりマーキングする。そして、レイアウトチ
ャート9上で眼鏡フレームの平行度とフレーム中心とを
調整し、左右レンズ間の光学中心点間の距離をチャート
9上の近接垂直ライン15による目盛りで読み取る。目盛
りはフレーム中心から片眼の瞳孔距離を示しているの
で、両目盛りを加算することで瞳孔距離が判明するので
ある。レンズが累進多焦点レンズである場合、累進多焦
点レンズのカクシマークの位置に付したマーキング部を
レイアウトチャート9の水平基準線10上に合わせること
によってフレームの平行度を求めてもよいが、瞳孔距離
は左右方向のデータのみでよいため、カクシマークの位
置に付したマーキング部を必ずしも水平基準線10に一致
させる必要はなく、水平度が維持できればよい。
従来、レンズメータ1の本体2の表面は利用されてい
なかったが、本考案のように眼鏡レンズレイアウトチャ
ートを装着することにより、有効利用することができ
る。その装着位置については、レンズメータの形状によ
って若干異なるが、本体上面または測定台3の近傍が好
ましく、またこの眼鏡レンズレイアウトチャートをマグ
ネットプレートにして取り外し可能とすることもでき
る。
〔考案の効果〕
本考案のレンズメータは眼鏡レンズレイアウトチャー
トを備えているので、レンズ特性を想定した後で眼鏡レ
ンズレイアウトチャートを探す労力が不要であり、しか
も、測定からレイアウトへの移動とその逆の移動が即座
に行える。また、累進多焦点レンズの近用および遠用光
学中心の位置、ひいてはレンズメータで測定する箇所を
容易に見つけることができる。更に、従来は眼鏡レンズ
レイアウトチャートを置くスペースを確保しなければな
らなかったが、本考案によればそのような心配もなく、
実用的価値は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のレンズメータの正面図、第2図は第1
図に示したレンズメータの平面図、第3図は眼鏡レンズ
レイアウトチャートの拡大図、第4図は累進多焦点レン
ズを示す図である。 1……レンズメータ、2……本体、3……測定台、4…
…被検レンズ位置決め部、5……レンズ押え、6……印
点部、7……操作パネル部、8……表示部、9……眼鏡
レンズレイアウトチャート、10……水平基準線、10a…
…カクシマーク、11……垂直基準線、12……同心半円、
13……垂直線、14……近接水平ライン、15……近接垂直
ライン、16……ガイド水平ライン、17……レンズ水平基
準線、18……近用アイポイント、19……遠用アイポイン
ト、20……レンズ左右表示マーク、21……カクシマー
ク、22……近用度数測定位置、23……遠用度数測定位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 藤井 哲明 東京都新宿区中落合2丁目7番5号 ホ ーヤ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−200441(JP,A) 特開 昭49−25790(JP,A) 特開 昭61−20834(JP,A) 実開 昭55−18249(JP,U) 実開 昭61−135243(JP,U) 実開 昭63−107419(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】レンズメータの本体表面に眼鏡レンズレイ
    アウトチャートが取りつけられ、 この眼鏡レンズレイアウトチャートが、 1本の水平基準線、 該水平基準線と直交する1本の垂直基準線、 前記水平基準線の近傍において前記垂直基準線に対し左
    右対称に設けられた、水平基準線に対して平行な複数の
    近接水平ライン、および 前記垂直基準線に対し左右対称に設けられ、前記近接水
    平ラインと直交して格子模様を形成する複数の近接垂直
    ラインとを有することを特徴とするレンズメータ。
JP1988029420U 1988-03-05 1988-03-05 レンズメータ Expired - Lifetime JP2573877Y2 (ja)

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JPH01135345U JPH01135345U (ja) 1989-09-18
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JP5919817B2 (ja) * 2011-12-27 2016-05-18 株式会社ニデック レンズメータ

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