JP2573642Y2 - 反射器 - Google Patents

反射器

Info

Publication number
JP2573642Y2
JP2573642Y2 JP1992054911U JP5491192U JP2573642Y2 JP 2573642 Y2 JP2573642 Y2 JP 2573642Y2 JP 1992054911 U JP1992054911 U JP 1992054911U JP 5491192 U JP5491192 U JP 5491192U JP 2573642 Y2 JP2573642 Y2 JP 2573642Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reflector
frame
vehicle
base plate
view
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992054911U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0610048U (ja
Inventor
秀樹 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koito Manufacturing Co Ltd filed Critical Koito Manufacturing Co Ltd
Priority to JP1992054911U priority Critical patent/JP2573642Y2/ja
Publication of JPH0610048U publication Critical patent/JPH0610048U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2573642Y2 publication Critical patent/JP2573642Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車輌、特にトラック、
トレーラー等の大型貨物運送車輌に適用して好適な反射
器に関する。
【0002】
【従来の技術】車輌後部に装着される反射器は、昼間は
自然光を、夜間は後続車の前照灯の光を入射方向と同方
向に再帰反射することで自車が前方に駐停車または走行
していることを後続車ドライバに視認させ、注意を喚起
することにより追突事故等を未然に防止するものであ
る。したがって、昼夜の別なく、どのような天候でも確
実に視認できる反射性能が要求される。また、特にトラ
ック、トレーラー等の大型貨物運送車輌(車輌総重量8
t以上または最大積載量5t以上の貨物運送車輌)に関
しては、保安基準の最近の改正に伴い、大型の反射器の
装着を義務付けると共に、その形状、大きさ、色、性能
等を規定している。因みに、反射器の形状は、一辺が1
30mm以上の長方形で、蛍光部と反射部とを備え、ま
た蛍光部と反射部の面積がそれぞれ400mm2 、80
0mm2 以上であること、昼間後方150mの距離から
その蛍光を確認できる性能を有するものであること、個
数としては4個以下であること、蛍光の色は赤色、反射
光の色は黄色であることなどが規定されている。
【0003】図4はこのような大型反射器の従来例を示
すもので、(a)は正面図、(b)は要部拡大断面図で
ある。この反射器1は額縁型と呼ばれるもので、アルミ
ニウム合金等からなるベース板2の前面中央部に反射部
3を接着剤4によって貼り付け、これらベース板2およ
び反射部3の表面全体を透明なアクリル樹脂等からなる
オーバーフィルム5によって覆い、このフィルム5の表
面周縁部(もしくはベース板2の表面外周部)に蛍光塗
料の塗布、テープの貼着等によって蛍光部6を設けた構
成とされている。反射部3は、外光7をその入射方向と
同方向に再帰反射させる再帰反射シートを構成するもの
で、表面に例えばハニカム状に形成された隔壁8aを有
し黄色に着色された透光性ベースフィルム8と、ベース
フィルム8の表面に埋め込まれ接着固定された多数の微
小なガラスビーズ9と、ベースフィルム8の裏面にアル
ミニウムの真空蒸着等によって形成された反射膜10と
を備え、ガラスビーズ9が球状レンズとして機能し外光
7を入射方向に再帰反射することで、良好な再帰反射性
能を確保している。ガラスビーズ9はその一部がベース
フィルム8の表面に突出し隔壁8a内の空気層に露出さ
れることで、反射部3の反射率を高めている。そして、
反射部3は、通常大きな寸法に形成された反射シートを
ベース板2の大きさに合わせて所要の寸法に裁断して形
成され、ベース板2上に貼着される。オーバーフィルム
5は、反射部3を覆うことによりベースフィルム8およ
びガラスビーズ9の汚れ等による反射効果の低下を防止
する。なお、11は反射器1を車輌に取り付けるための
ボルト挿通孔である。
【0004】図5は大型反射器の他の従来例を示すもの
で、(a)は正面図、(b)は要部拡大断面図である。
この反射器1はシェブロン型(ゼブラ型)と呼ばれるも
ので、アルミニウム合金等からなるベース板2の前面全
体に反射部3を接着剤4によって貼り付け反射部3の表
面全体を透明なオーバーフィルム5によって覆い、この
フィルム5の表面に蛍光塗料の塗布等によって蛍光部6
を設けた構成とされている。なお、反射部3の構成は図
4に示した反射器1の反射部3と同一構成とされるた
め、その詳細については説明を省略する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来の反射器
1を車体後部に取り付ける際には、額縁型であれシェブ
ロン型であれベース板2に貫通形成されたボルト挿通孔
11に挿通されたボルトもしくはねじによって車体に締
結固定している。その場合、特に図5に示したベース板
2の表面全体に反射部3を貼着したシェブロン型の反射
器1においては、ベース板2および反射部3を貫通して
ボルト挿通孔11が形成されているため、オーバーフィ
ルム5および反射部3がボルトまたはねじの締め付け操
作によって押し潰されて破損し易く、この部分から雨
水、埃等が侵入して反射特性を著しく低下させるという
問題があった。一方、額縁型の反射器にあっては、反射
部3がその厚み分だけベース板2の表面から突出して設
けられているため、段差13を生じ、外観体裁が悪いと
いう問題を有している。さらにまた、この種の反射器は
反射部と蛍光部の面積の合計が規定以上であれば4分割
まで分割することが認められていることから、額縁型、
シェブロン型いずれの型式においても、車輌後部の様々
な形状に対応して種々のサイズのものが製作されている
のが現状で、そのため種類が多く、製造コストが高くつ
くという問題があった。
【0006】したがって、本考案は上記したような従来
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、取付け時の反射部の破損がなく耐久性および反射
特性を良好に維持することができ、また強度が大で、外
観体裁の良好な反射器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案は、表面に蛍光部を有し車輌に固定される枠体
と、反射部を有する反射板とを備え、この反射板を前記
枠体内に嵌合固定し反射部を枠体の開口部に臨ませたも
のである。
【0008】
【作用】本考案において、反射板を嵌合保持し車輌に固
定される枠体は、強度部材兼蛍光部を構成し、反射器の
強度を増大させると共に、締結時の反射部の破損を防止
し、さらにまた反射部とベース板との間の段差を覆い、
外観低下を防止する。
【0009】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本考案に係る反射器の分解斜視
図、図2は同反射器の要部拡大断面図である。なお、図
中図4および図5に示した従来装置と同一構成部品のも
のに対しては同一符号を以て示す。これらの図におい
て、本実施例は1つの枠体20と、反射板21とを備
え、反射板21を枠体20に後方から嵌合して熱かしめ
によって固定することにより反射器1を構成し、枠体2
0を車輌後部の所定位置に複数個の止めねじ(またはボ
ルト)22によって固定するようにしたものである。
【0010】前記枠体20は樹脂、金属等によって一体
に形成されるもので、中央に所要の大きさの開口部23
を有する前面板20Aと、前面板20Aの裏面外周縁部
に後方に向かって突設された周壁20Bとからなり、ま
た前面板20Aの裏面には複数個のかしめピン24と、
ねじ取付部25がそれぞれ一体に設けられている。かし
めピン24は前記開口部23の周縁部に沿って前面板裏
面に突設され、ねじ取付部25は周壁内面に沿って突設
され、その中央にねじ取付孔26が貫通形成されてい
る。そして、前面板20Aの表面および周壁20Bの外
側面には塗装、シートの貼着等によって蛍光部6が形成
されている。なお、蛍光部6としては塗装、シートの貼
着等に限らず、枠体20自体を蛍光顔料入りの樹脂によ
って一体成形し、全面を蛍光部としてもよい。
【0011】前記反射板21は、図4に示した従来の額
縁型反射器と同様に構成されることにより、アルミニウ
ム等からなるベース板2と、ベース板2の表面中央部に
接着剤4によって接着固定された反射部3と、ベース板
2および反射部3の表面を覆う透明なオーバーフィルム
5とで構成されている。反射部3は、表面に例えばハニ
カム状に形成された隔壁8aを有し黄色に着色された透
光性ベースフィルム8と、ベースフィルム8の表面に埋
め込まれ接着固定された多数の小さなガラスビーズ9
と、ベースフィルム8の裏面にアルミニウムの真空蒸着
等によって形成された反射膜10とを備え、前記開口部
23に後方からはめ込まれることにより前面が枠体20
の前面と略同一平面を形成している。ベース板2の外周
部には複数個のピン嵌合穴27が前記かしめピン24に
対応して貫通形成されている。
【0012】このような構成からなる反射器1の製作に
際しては、枠体20と反射板21を別個独立に製作し、
しかる後反射板21を後方から枠体20内に嵌合してか
しめピン24をピン嵌合穴27に嵌合し、このピン嵌合
穴27から突出するかしめピン24の先端部24aを熱
かしめして枠体20と反射板21とを一体的に結合する
ことで行われる。また、車体への取付けに際しては、枠
体20のねじ取付孔26に挿通された止めねじ22を車
体のねじ孔にねじ込むか、或いは車体のねじ取付孔に挿
通してナットで締結することで行われる。
【0013】かくして、このような構成からなる反射器
1にあっては、枠体20に反射板21をはめ込み、かし
め固定しているので、反射器自体の強度を枠体20によ
って増大させることができるばかりか、反射板21を枠
体20に対して正しく位置決めすることができ、また反
射部3に止めねじを挿通する必要がないため、反射部3
の破損等がなく、しかも反射部3とベース板周縁部との
間に形成される段差部13を枠体20で覆い、反射部表
面を枠体表面と略同一平面とすることができるため、反
射器1の外観体裁も良好である。
【0014】図3は本考案の他の実施例を示す反射器の
分解斜視図である。この実施例は反射板21が嵌合固定
される枠体20を、分割形成された複数個の枠体片30
によって構成したものである。各枠体片30は、個々ば
らばらで直接相互に連結されることはないが、裏面側に
突設された複数個のかしめピン24とねじ取付部25と
を一体に有し、かしめピン24が反射板21のピン嵌合
穴27に嵌合されかしめられることにより、反射板20
から脱落することはなく、全体として枠体21を形成す
る。
【0015】この場合、本実施例では枠体片30を正面
視コ字状に形成された第1枠体片30aと、直線状に形
成された第2枠体片30bの2種類とし、第2枠体片3
0bの数を2つずつ増減して枠体20の大きさを変える
ことにより、長さの異なる各種サイズの反射板21への
適用を可能にしている。また、第2枠体片30bのみな
らず高さ方向の寸法が異なる各種サイズの第1枠体片3
0aを用意しておけば、高さおよび長さの異なる各種サ
イズの反射板に対しても使用可能である。
【0016】このような構成においては、各種サイズの
枠体20を大きな金型で製作する必要がなく、製造コス
トの低減が可能であるという利点を有している。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係る反射器
は、枠体と反射板とを備え、反射板を枠体に嵌合固定し
て構成したので、反射板の枠体に対する位置決めが容易
で、また枠体が補強部材を兼用するため反射器の強度を
増大させることができ、さらに反射板の反射部を枠体表
面と略同一平面とすることができるので、外観体裁も良
好である。さらにまた、枠体は1つに限らず、分割形成
された複数個の枠体片で構成することも可能で、その場
合には枠体片の大きさ、数を変えることで、各種サイズ
の反射板に対して共通に使用することができ、枠体自体
の種類と製造コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る反射器の一実施例を示す分解斜視
図である。
【図2】同反射器の要部拡大断面図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す分解斜視図である。
【図4】(a)、(b)は額縁型反射器の従来例を示す
正面図および要部拡大断面図である。
【図5】(a)、(b)はシェブロン型反射器の従来例
を示す正面図および要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 反射器 2 ベース板 3 反射部 4 接着剤 5 オーバーフィルム 6 蛍光部 8 ベースフィルム 9 ガラスビーズ 10 反射膜 20 枠体 21 反射板 24 かしめピン 25 ねじ取付部 27 ピン嵌合穴 30 枠体片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に蛍光部を有し車輌に固定される枠
    体と、反射部を有する反射板とを備え、この反射板を前
    記枠体内に嵌合固定して反射部を枠体の開口部に臨ませ
    たことを特徴とする反射器。
JP1992054911U 1992-07-14 1992-07-14 反射器 Expired - Lifetime JP2573642Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992054911U JP2573642Y2 (ja) 1992-07-14 1992-07-14 反射器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992054911U JP2573642Y2 (ja) 1992-07-14 1992-07-14 反射器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0610048U JPH0610048U (ja) 1994-02-08
JP2573642Y2 true JP2573642Y2 (ja) 1998-06-04

Family

ID=12983789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992054911U Expired - Lifetime JP2573642Y2 (ja) 1992-07-14 1992-07-14 反射器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2573642Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5096076U (ja) * 1974-01-05 1975-08-11
JPH0191805U (ja) * 1987-12-05 1989-06-16

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0610048U (ja) 1994-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2787415B2 (ja) 車輌用標識灯
US4070095A (en) Pavement marker and reflector assembly
US6257749B1 (en) Vehicle lamp housing having multiple mounting means, and method of using same
JP2573642Y2 (ja) 反射器
US2802443A (en) Reflective type warning sign
US6409368B1 (en) Lighting device for vehicles
US7905611B1 (en) Vehicle having underside reflector
US6089736A (en) Lighting fixture equipped with reflex reflector, for vehicles
US6003996A (en) Cap for external side view mirror of a motor vehicle
JP2573643Y2 (ja) 反射器
JP2586444Y2 (ja) 反射器
JP2573644Y2 (ja) 反射器
GB2250250A (en) Vehicle rear view door mirrors
KR200213483Y1 (ko) 자동차의 리어 컴비네이션 램프
US5864439A (en) Van light-reflecting display
JPH0737990Y2 (ja) 車輌用灯具
JPH0536746Y2 (ja)
JPH075924U (ja) 反射器
CN212961383U (zh) 一种带有反光功能的汽车尾灯
KR200412731Y1 (ko) 자동차 번호판용 반사밴드
KR200184688Y1 (ko) 자동차 멈춤턱
JPH0524082Y2 (ja)
JP2579248Y2 (ja) 車輌用前照灯のレンズ
JP3047062U (ja) 自動車用ナンバープレート
JP3430381B2 (ja) 補助確認ミラー装置