JP2573565Y2 - 長尺物の包装体 - Google Patents
長尺物の包装体Info
- Publication number
- JP2573565Y2 JP2573565Y2 JP1991106681U JP10668191U JP2573565Y2 JP 2573565 Y2 JP2573565 Y2 JP 2573565Y2 JP 1991106681 U JP1991106681 U JP 1991106681U JP 10668191 U JP10668191 U JP 10668191U JP 2573565 Y2 JP2573565 Y2 JP 2573565Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- long
- corrugated
- sheet
- ball
- wrapped
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は建築材料などのように所
定の長さの細長い物、即ち長尺物の集体が段ボ−ルによ
って包装されている包装体に関する。
定の長さの細長い物、即ち長尺物の集体が段ボ−ルによ
って包装されている包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばサッシ材などのような長尺
物は傷付きを防止するため往々、段ボ−ルによって包装
され、取扱われているが、従来の段ボ−ルによる包装に
おいては細長い形状の直方体状の段ボ−ル箱が用いられ
た。即ち、長尺物の集体は段ボ−ルの箱内に挿入された
上、蓋またはカバ−で被われ且つ結束されることによっ
て包装された。そのため以下に記載するような問題点が
あった。
物は傷付きを防止するため往々、段ボ−ルによって包装
され、取扱われているが、従来の段ボ−ルによる包装に
おいては細長い形状の直方体状の段ボ−ル箱が用いられ
た。即ち、長尺物の集体は段ボ−ルの箱内に挿入された
上、蓋またはカバ−で被われ且つ結束されることによっ
て包装された。そのため以下に記載するような問題点が
あった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のように段ボ−ル
箱を用いる場合、被包装物たる長尺物の長さに合った段
ボ−ル箱を必要とし、そのため長尺物に見合った大きさ
の段ボ−ル箱を各種用意しなければならない。また、各
箱に収められる長尺物の本数も一定にする必要があり、
任意に変更することができない等の不便さがあった。さ
らに包装を自動化することは極めて困難であり、省力化
の妨げになる等の問題点があった。
箱を用いる場合、被包装物たる長尺物の長さに合った段
ボ−ル箱を必要とし、そのため長尺物に見合った大きさ
の段ボ−ル箱を各種用意しなければならない。また、各
箱に収められる長尺物の本数も一定にする必要があり、
任意に変更することができない等の不便さがあった。さ
らに包装を自動化することは極めて困難であり、省力化
の妨げになる等の問題点があった。
【0004】本考案の目的は上記従来技術の問題点を解
消することであって、それ故、長尺物の長さが異なって
もそれに対応することができ、且つ自動化を可能にした
長尺物の包装体を提供することである。
消することであって、それ故、長尺物の長さが異なって
もそれに対応することができ、且つ自動化を可能にした
長尺物の包装体を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案による長尺物の包
装体は長尺物11の集体が長方形状の段ボ−ルシ−ト1
2によって巻き包まれていることを特徴とし、該集体を
巻き包んだ状態では段ボ−ルシ−トの一方の長辺側は相
対する他方の長辺側に或る程度重ねられ且つ長尺物の両
端は段ボ−ルシ−トの端部より突出しないように配置さ
れ、さらに段ボ−ルシ−トで巻き包んだものがその両端
および該両端間の1または複数箇所でストレッチフィル
ムにより結束され、前記長尺物の集体の両端は前記段ボ
−ルシ−トの端部の縁も包むように前記ストレッチフィ
ルムを巻き付けて結束されるようになっている。
装体は長尺物11の集体が長方形状の段ボ−ルシ−ト1
2によって巻き包まれていることを特徴とし、該集体を
巻き包んだ状態では段ボ−ルシ−トの一方の長辺側は相
対する他方の長辺側に或る程度重ねられ且つ長尺物の両
端は段ボ−ルシ−トの端部より突出しないように配置さ
れ、さらに段ボ−ルシ−トで巻き包んだものがその両端
および該両端間の1または複数箇所でストレッチフィル
ムにより結束され、前記長尺物の集体の両端は前記段ボ
−ルシ−トの端部の縁も包むように前記ストレッチフィ
ルムを巻き付けて結束されるようになっている。
【0006】
【作用】長方形状の段ボ−ルシ−ト12は例えば一定幅
の段ボ−ルシ−トがロ−ル状に巻かれたものから長尺物
の長さに応じた所定長さに切断することによって得られ
るので、長尺物の長さに対応することができ、且つ長尺
物の本数が変化しても段ボ−ルシ−トの長辺側の重なり
部分の変化で対応出来る。また、長尺物の集体を巻くよ
うに段ボ−ルシ−トを折り曲げ且つ結束する単純工程で
包装体を形成できるので自動化が容易である。
の段ボ−ルシ−トがロ−ル状に巻かれたものから長尺物
の長さに応じた所定長さに切断することによって得られ
るので、長尺物の長さに対応することができ、且つ長尺
物の本数が変化しても段ボ−ルシ−トの長辺側の重なり
部分の変化で対応出来る。また、長尺物の集体を巻くよ
うに段ボ−ルシ−トを折り曲げ且つ結束する単純工程で
包装体を形成できるので自動化が容易である。
【0007】
【実施例】次に図面を参照のもとに本考案の実施例に関
し説明する。図1および図2はこの包装体10の一例を
示すものであって、所定長さの長尺物11の集体が長方
形状の段ボ−ルシ−ト12によって巻き包まれ且つその
複数箇所を結束材13によって結束されることによって
構成される。本考案の一つの特徴はそのように長方形状
の段ボ−ルシ−ト12が用いられることである。一つの
集体として巻き包まれる長尺物の長さは同じであり、段
ボ−ルシ−ト12の長さは長尺物11より若干長く、従
って図4見られるように、段ボ−ルシ−トの両端は長尺
物の端部を越えてそれより若干突出している。
し説明する。図1および図2はこの包装体10の一例を
示すものであって、所定長さの長尺物11の集体が長方
形状の段ボ−ルシ−ト12によって巻き包まれ且つその
複数箇所を結束材13によって結束されることによって
構成される。本考案の一つの特徴はそのように長方形状
の段ボ−ルシ−ト12が用いられることである。一つの
集体として巻き包まれる長尺物の長さは同じであり、段
ボ−ルシ−ト12の長さは長尺物11より若干長く、従
って図4見られるように、段ボ−ルシ−トの両端は長尺
物の端部を越えてそれより若干突出している。
【0008】本考案の他の特徴は図2に明瞭に示すよう
に、段ボ−ルシ−ト12の一方の長辺側12aと他の長
辺側12bが互に或る程度重なるように段ボ−ルシ−ト
で長尺物11の集体が巻き包まれることである。これに
より一つの集体を形成する長尺物の本数、即ち該集体の
横断面の周囲の寸法が変化してもその変化に対応し得る
ように構成される。
に、段ボ−ルシ−ト12の一方の長辺側12aと他の長
辺側12bが互に或る程度重なるように段ボ−ルシ−ト
で長尺物11の集体が巻き包まれることである。これに
より一つの集体を形成する長尺物の本数、即ち該集体の
横断面の周囲の寸法が変化してもその変化に対応し得る
ように構成される。
【0009】長尺物の集体を段ボ−ルシ−ト12で巻き
包まれたものは、その両端および該両端間の1または複
数箇所で結束され、好ましくは等間隔に結束される。ま
た、該結束は結束機により紐もしくはバンドまたは適当
なテ−プによって行なってもよいが、好ましくはストレ
ッチフィルムによって行なわれる。
包まれたものは、その両端および該両端間の1または複
数箇所で結束され、好ましくは等間隔に結束される。ま
た、該結束は結束機により紐もしくはバンドまたは適当
なテ−プによって行なってもよいが、好ましくはストレ
ッチフィルムによって行なわれる。
【0010】図3および図4は結束材13としてストレ
ッチフィルムを用いた例を示すものであって、その場
合、両端の結束は図示のように段ボ−ルシ−ト12の端
部の縁もストレッチフィルムで包むように該ストレッチ
フィルムを巻き付けて結束するのが好ましい。この包装
体では段ボ−ルシ−トの両端は長尺物より若干突出して
いるので、それにより長尺物の両端は或る程度は保護さ
れるが、上記のようにストレッチフィルムで端部を包む
ように結束することによって長尺物11の両端は一層好
適に保護される。
ッチフィルムを用いた例を示すものであって、その場
合、両端の結束は図示のように段ボ−ルシ−ト12の端
部の縁もストレッチフィルムで包むように該ストレッチ
フィルムを巻き付けて結束するのが好ましい。この包装
体では段ボ−ルシ−トの両端は長尺物より若干突出して
いるので、それにより長尺物の両端は或る程度は保護さ
れるが、上記のようにストレッチフィルムで端部を包む
ように結束することによって長尺物11の両端は一層好
適に保護される。
【0011】この包装体10の形成には好ましくは図5
に示すように、ロ−ル状に巻かれた段ボ−ルシ−ト20
が用いられる。この場合、包装に用いられる段ボ−ルシ
−ト12は該ロ−ル20から巻き出され、巻き出された
段ボ−ルシ−トの上に長尺物の集体が載置され且つその
長尺物の長さに応じた所定長さになる位置Aで切断され
る。
に示すように、ロ−ル状に巻かれた段ボ−ルシ−ト20
が用いられる。この場合、包装に用いられる段ボ−ルシ
−ト12は該ロ−ル20から巻き出され、巻き出された
段ボ−ルシ−トの上に長尺物の集体が載置され且つその
長尺物の長さに応じた所定長さになる位置Aで切断され
る。
【0012】そのように切断された状態では段ボ−ルシ
−ト12は長方形になり、次いでその両側が図6に矢印
で示すように長尺物の集体を包むように順次に折り曲げ
られ、次いで結束される。長尺物の集体は通常、直方体
状に集合されるが、それが段ボ−ルシ−ト12の上に置
かれ且つ包装されるまでの間に荷くずれしないように、
簡略的に紐などで結束するのが好ましい。このようにロ
−ル状に巻かれた段ボ−ルシ−トを用いれば長尺物の種
類によりその長さが変化しても、それに容易に対応する
ことができる。
−ト12は長方形になり、次いでその両側が図6に矢印
で示すように長尺物の集体を包むように順次に折り曲げ
られ、次いで結束される。長尺物の集体は通常、直方体
状に集合されるが、それが段ボ−ルシ−ト12の上に置
かれ且つ包装されるまでの間に荷くずれしないように、
簡略的に紐などで結束するのが好ましい。このようにロ
−ル状に巻かれた段ボ−ルシ−トを用いれば長尺物の種
類によりその長さが変化しても、それに容易に対応する
ことができる。
【0013】段ボ−ルシ−ト12が長尺物11の集体を
巻き包んだ状態では図6に示すように、段ボ−ルシ−ト
の相対する長辺側12aと12bが互に重なり、図にお
いて包装体10の上面側に寸法L1のオ−バラップ部分
が形成される。この寸法L1は段ボ−ルシ−ト12の幅
寸法と長尺物集体の横断面の周囲の寸法で決まり、その
断面寸法が変わると図7に示すように、オ−バラップ寸
法がL2に変化する。従って、同種の長尺物11を扱う
場合、集体を構成する長尺物の本数が異なってもオ−バ
ラップ寸法の変化で対応することができ、長尺物の本数
の変化にも容易に対応することができる。
巻き包んだ状態では図6に示すように、段ボ−ルシ−ト
の相対する長辺側12aと12bが互に重なり、図にお
いて包装体10の上面側に寸法L1のオ−バラップ部分
が形成される。この寸法L1は段ボ−ルシ−ト12の幅
寸法と長尺物集体の横断面の周囲の寸法で決まり、その
断面寸法が変わると図7に示すように、オ−バラップ寸
法がL2に変化する。従って、同種の長尺物11を扱う
場合、集体を構成する長尺物の本数が異なってもオ−バ
ラップ寸法の変化で対応することができ、長尺物の本数
の変化にも容易に対応することができる。
【0014】
【考案の効果】上記のように、本考案によれば、段ボ−
ルシ−トによって長尺物の集体が包装され且つストレッ
チフィルムにより端部が包まれるように結束されるの
で、長尺物の端部は好適に保護されると共に、包装され
る長尺物の種類などによりその長さが異なっても該長さ
の変化に容易に対応することができる。また、集体に含
まれる長尺物の本数が変わっても容易に対応することが
でき、高い融通性を有し、コストの節減に寄与する。さ
らに、この包装体では比較的単純な工程で形成すること
ができるので、その形成プロセスの自動化が容易であ
る。
ルシ−トによって長尺物の集体が包装され且つストレッ
チフィルムにより端部が包まれるように結束されるの
で、長尺物の端部は好適に保護されると共に、包装され
る長尺物の種類などによりその長さが異なっても該長さ
の変化に容易に対応することができる。また、集体に含
まれる長尺物の本数が変わっても容易に対応することが
でき、高い融通性を有し、コストの節減に寄与する。さ
らに、この包装体では比較的単純な工程で形成すること
ができるので、その形成プロセスの自動化が容易であ
る。
【図1】本考案の一例による長尺物の包装体を示す斜視
図である。
図である。
【図2】結束前の段階におけるこの包装体の端面図であ
る。
る。
【図3】本考案の他の実施例を示す斜視図である。
【図4】図3の線B−B断面図である。
【図5】本考案による包装体の形成プロセスの一段階を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図6】同プロセスの他の段階を示す端面図である。
【図7】異なる長尺物の集体の包装体における形成プロ
セスでの図6と同じ段階を示す端面図である。
セスでの図6と同じ段階を示す端面図である。
10 包装体 11 長尺物 12 段ボ−ルシ−ト 13 結束材
Claims (1)
- 【請求項1】 長尺物の集体が長方形状の段ボ−ルシ−
トにより前記段ボ−ルシ−トの一方の長辺側が他方の長
辺側に或る程度重なるように巻き包まれ、前記段ボ−ル
シ−トは前記長尺物より若干長く従って前記長尺物の両
端は前記段ボ−ルシ−トの端部より突出しないように巻
き包まれており、且つそのように巻き包まれたものがそ
の両端およびその間の1または複数箇所でストレッチフ
ィルムにより結束され、前記長尺物の集体の両端は前記
段ボ−ルシ−トの端部の縁も包むように前記ストレッチ
フィルムを巻き付けて結束されることを特徴とする長尺
物の包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991106681U JP2573565Y2 (ja) | 1991-11-30 | 1991-11-30 | 長尺物の包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991106681U JP2573565Y2 (ja) | 1991-11-30 | 1991-11-30 | 長尺物の包装体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0549662U JPH0549662U (ja) | 1993-06-29 |
JP2573565Y2 true JP2573565Y2 (ja) | 1998-06-04 |
Family
ID=14439811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991106681U Expired - Lifetime JP2573565Y2 (ja) | 1991-11-30 | 1991-11-30 | 長尺物の包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2573565Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5777160U (ja) * | 1980-10-31 | 1982-05-13 |
-
1991
- 1991-11-30 JP JP1991106681U patent/JP2573565Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0549662U (ja) | 1993-06-29 |
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