JP2573503Y2 - 水槽の造流装置 - Google Patents

水槽の造流装置

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JP2573503Y2
JP2573503Y2 JP1993045978U JP4597893U JP2573503Y2 JP 2573503 Y2 JP2573503 Y2 JP 2573503Y2 JP 1993045978 U JP1993045978 U JP 1993045978U JP 4597893 U JP4597893 U JP 4597893U JP 2573503 Y2 JP2573503 Y2 JP 2573503Y2
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滝太郎 尾坂
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、魚介類の飼育水槽に
用いられる造流装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時、魚介類を飼育する水槽において、
水槽内に常に流れを発生させるようにした巡流水槽が用
いられている。
【0003】巡流水槽は、水槽全体の水質が均一になる
こと、残餌等の排出が流れにより良好に行なわれ沈殿物
が生じ難い、といった利点がある。このような水槽にお
いて、一時的に沈殿物が発生したような場合には、通常
の給水による流れに加えてより大きな流れを発生させる
必要がある。従来、かかる一時的な造流方法としては、
通常の給水管のままで給水圧力を増加させる方法と、図
6のように、通常の給水管(21)に加えて別途造流用の
配管(22)を設け、造流ポンプ又は給水を分岐した配管
を接続して給水量を増加させる方法、とがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記において、給水圧
力を増加させる場合、元圧を上げる方法では、給水源が
同じであると、他の水槽への給水量をも変化させるとい
う不都合がある。他方、予め高い圧力で給水し、各水槽
毎にバルブで減圧しておいて、造流の必要なときにバル
ブを開いて造圧する方法もあるが、不必要に高い圧力で
運転することになるのでランニングコストが高くなると
いう欠点がある。
【0005】また、別途造流用の配管を設けるもので
は、給水配管と造流用配管の双方が必要で、特に吐出口
が多くなると、配管が複雑になる欠点がある。また、給
水圧力は、造水量を見込んだ充分な余裕が必要である。
この考案は、このような従来の欠点を解消して、他の水
槽に影響を及ぼすことなく簡単に各水槽毎に造流するこ
とができ、且つ、構造簡単でランニングコストを増大さ
せることのない水槽の造流装置を提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この考案は、水槽への給水通路の途中に、その給水
通路より分岐して再びその給水通路に戻る造流通路を設
けるとともに、この造流通路に造流用のポンプを設けた
ことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記装置によれば、各水槽毎に造流ポンプを稼
動させるだけで、簡単に造流させることができる。
【0008】
【実施例】図1において、(1)は、水槽(2)への給
水通路であって、この給水通路(1)より分岐した複数
の分配管(8)(8)…を通して水槽(2)内に常時水
が供給されて、その水槽(2)内に水流を発生させてい
る。この給水通路(1)の途中には、前記分配管(8)
より上流部において、水槽(2)への出口側に向けての
み水を通過させるような逆止弁(3)が設けられ、この
逆止弁(3)を迂回するようにして、その給水通路
(1)より分岐した造流通路(4)が形成されている。
この造流通路(4)の途中には、造流用のポンプ(5)
が設けられるとともに、その出口側が再び給水通路
(1)に合流させられている。すなわち、この実施例で
は、通常は給水通路(1)のみによって水槽(2)へ給
水されているが、水槽(2)内に沈殿物が発生したよう
な造流の必要なときは、上記造流ポンプ(5)を運転す
ることによって、水槽(2)内へ供給する水流を増加さ
せることができる。逆止弁(3)は、この造流ポンプ
(5)から吐出した水が逆流するのを防止するものであ
る。
【0009】図2は、この考案の別の実施例であって、
図1の造流通路(4)に加えて、水槽(2)と造流通路
(4)の造流ポンプ(5)手前側を連絡する循環通路
(6)を設けたものである。すなわち、造流ポンプ
(5)を駆動すると、水槽(2)内の水がこの循環通路
(6)から、造流通路(4)及び給水通路(1)を経て
再び水槽(2)内に循環し、これによって給水量が0の
場合でも、水槽(2)内に水流を発生させることがで
き、非常用の循環ポンプとして有効となる。また、この
循環通路(6)にも、水槽(2)側への逆流を防止する
ための逆止弁(7)を設けている。
【0010】図3は、水槽(2)底部の構造を示し、そ
の底部(9)には、水流の流れ方向に間隔を置いて、複
数の溝状の排水受(10)を横断方向に沿って形成し、こ
の排水受(10)の側壁部に排水口(11)(11)…を形成
している。そして、これら各排水口(11)(11)…間の
底面(12)は、上流側の排水受(10)から下流側の排水
受(10)側に向って低くなる傾斜面とされて、沈澱物の
排水口(11)(11)…への流動を促進させるようにして
いる。
【0011】更に、水槽底部(9)は、図4で示すよう
に、その側壁(12)とのコーナー部を底部(9)中央に
向けて低くなる傾斜面(13)(13)としている。また、
水槽(2)の中央部は、水流を循環させるための仕切壁
(14)で仕切られているが、この仕切壁(14)を立設し
た底部隆起部(15)と底部(9)とコーナー部も傾斜面
(13)(13)として、夫々、沈澱物がコーナーに滞留出
来ないような構造としている。
【0012】図5は、上記構成を備えた水槽(2)の具
体例を示している。なお、この実施例において、分配管
(8)の下端には、水流横断方向の吐出管(16)を設け
て、この吐出管(16)に形成した多数の出口穴から給水
するようにしている。
【0013】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば、前記
造流通路を各水槽毎に設けることにより、必要な水槽の
造流通路のポンプを運転することで、給水源が同じであ
っても、他の水槽に影響を与えることなく造流を行なう
ことができる。また、必要なときにのみ、ポンプを運転
して造流するものであるから、普段のランニングコスト
を増大させる不都合がない。加えて、各給水通路に造流
通路を付加するだけであるから、水源から各水槽内に独
立した造流配管を設ける場合に比較して、配管が簡単と
なる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す水槽造流装置の概略配
管図である。
【図2】この考案の別の実施例を示す水槽造流装置の概
略配管図である。
【図3】水流の流れ方向に切断した水槽底の要部断面図
である。
【図4】水流を横断する方向に切断した水槽の横断面図
である。
【図5】この考案の水槽の具体例を示す一部切欠斜視図
である。
【図6】造水配管を設けた従来の配管図である。
【符号の説明】
(1) 給水通路 (2) 水槽 (4) 造流通路 (5) 造流ポンプ (11) 排水口 (12) 傾斜底面 (13) 傾斜面
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−222532(JP,A) 特開 昭57−156010(JP,A) 特開 昭53−38597(JP,A) 実開 平5−20556(JP,U) 実開 昭53−156899(JP,U) 実開 昭53−18398(JP,U) 実開 昭50−149597(JP,U) 実開 平1−74762(JP,U) 実開 昭63−163161(JP,U) 特公 昭59−12249(JP,B2) 特公 昭33−77(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01K 63/04

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水槽への給水通路の途中に、その給水通
    路より分岐して再びその給水通路に戻る造流通路を設け
    るとともに、この造流通路に造流用のポンプを設けたこ
    とを特徴とする水槽の造流装置。
  2. 【請求項2】 水槽の底面に排水口を複数個設け、上流
    側の排水口と下流側の排水口の間に下流側に向かって低
    くなる傾斜面を形成した請求項1記載の水槽の造流装
    置。
  3. 【請求項3】 水槽底部のコーナー部を傾斜面としたこ
    とを特徴とする請求項1の水槽の造流装置。
JP1993045978U 1993-07-30 1993-07-30 水槽の造流装置 Expired - Fee Related JP2573503Y2 (ja)

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JPH0711156U JPH0711156U (ja) 1995-02-21
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