JP2573489B2 - シルクスクリ−ン法によつて被印刷物に印刷する方法及び装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野］ 本発明は、シルクスクリーン印刷によって被印刷物上
に印刷するための印刷方法及び装置に関する。印刷装置
は、被印刷物のための少なくとも１つの処理部所を有
し、被印刷物は、どんな場合にも閉トラックに沿って移
動するキャリヤによって保持され、少なくとも１つの処
理部所を通過した後にこのキャリヤから解放される。

［背景技術］ シルクスクリーン装置を、連続して通過する間に被印
刷物に印刷しうることは以前から知られている。１つの
公知例によれば、チェーンが二つのスプロケット間に架
設された被印刷物の搬送トラックを含み、印刷工程は、
適宜の部所に設けられている。この従来の方式には、い
くつかの色調の印刷を行う場合に印刷機の全長が比較的
長くなるため、印刷機のモニターが困難となり、数人の
オペレーターが時に必要となるという不利益がある。円
形の経路中の１つの処理部所から別の処理部所に被印刷
物が移動するようにした印刷機の場合には一般にこの不
利益は存在しない。しかし、被印刷物の処理に必要な時
間の間は印刷機内を前進しないため、この印刷機の処理
能力はそれほど高くない。

［発明の開示］ 本発明の１つの目的は、公知の印刷機において見られ
た前記の不利益が低減され、又は回避されるようにし
た、前に述べたその種の印刷方法及び装置を提供するこ
とにある。本発明は、特に、コンパクトな設計としなが
ら、比較的高い処理能力を実現しようとするものであ
る。

本発明の別の目的は、高速の処理によって少数の被印
刷物を印刷することを一般に経済的に可能とする印刷方
法及び装置を提供することにある。

本発明の更に別の目的は、印刷装置の前方及び／又は
後方に配される各種の装置の中で、被印刷物が占める位
置に合致した位置において、被印刷物が印刷装置に取り
込まれまたそれから取り出されることを、印刷工程中の
被印刷物の位置とは拘わりなく可能とすることである。

本発明によれば、これらの目的及びその他の目的は、
被印刷物をトラックに沿って連続的に移動させ、スキー
ジ又はドクターブレードは、印刷工程の間、被印刷物と
同期して移動させ、シルクスクリーンステンシルの角度
位置は、円形のトラックに沿って被印刷物が移動する際
に生ずる被印刷物の位置の変化に印刷工程の間、整合さ
せることによって達成される。

本発明による印刷装置は、被印刷物がそれに沿って連
続的に移動する既存の処理システムに大きな困難なく組
込むことかできる。印刷の間、シルクスクリーンステン
シルを被印刷物の位置に整合させることは、被印刷物が
印刷の間、絶えず前方に移動し、この移動が直線状にで
はなく円形の経路の沿ってなされるという事実を勘案し
ている。

印刷工程の間、シルクスクリーンステンシルの位置を
被印刷物の位置に適合させる必要性は、被印刷物の印刷
市を垂直とするか又は水平とするかとは係りなく存在し
ている。前者の場合には、ステンシルの主要面が被印刷
物の被印刷物に対して基本的に接面となるように、基本
的に垂直なステンシルの角度位置を被印刷物の位置に適
合させねばならないことが重要である。

水平な被印刷物の印刷の場合には、印刷工程の間、被
印刷物又は被印刷面に対するその角度位置をシルクスク
リーンステンシルが保持することも重要である。一般
に、壜その他のような湾曲した表面の被印刷物上に印刷
する場合、このことは、大体において水平面内に配され
たシルクスクリーンステンシルが、印刷工程の間、水平
面内を被印刷物が移動する円形トラックの中心点を中心
として移動することを意味する。必要ならば、いずれの
場合にも、シルクスクリーンステンシルは、その回転運
転のほかに、被印刷物の回転軸線と直角にこれに対して
相対的にその主要面内において移動することができ、そ
の関係において、シルクスクリーンステンシルは、印刷
工程の間、被印刷物が描く円弧と平行な円形の経路に沿
って移動する。そのため、回動する被印刷物の周速度と
スクリーンの走行速度との間には常に同期化された運動
が存在するので、スクリーンと被印刷物の表面との間に
はすべりは生じない。

被印刷物の従う円形経路に整合するためのシルクスク
リーンステンシルの運動は、被印刷物の従う円形の経路
に従って、即ち区画の形で、ステンシルの印刷像を形成
する場合には、不要であろう。しかし、そのための前提
条件は、被印刷物の回転軸線に沿って生ずる角速度の差
を補償するために、ステンシル中の印刷像の形状を歪ま
せることである。このように歪んだステンシルの印刷像
の形成には常に困難が伴うので、印刷工程の間、被印刷
物に対してステンシルを相対的にその径路の或る直線区
画に沿って移動させる本発明による可能性が好ましいと
される。その理由は、被印刷物に転写されるべき像にそ
の全幅に亘って完全に対応する無歪みの像をシルクスク
リーンステンシルにおいて使用することが、このように
して可能となるためである。

本発明は、そのほかに、被印刷物を印刷装置に導入す
る時は、被印刷物の長手方向軸線を基本的に垂直とし、
印刷装置中に挿入された後は、その長手方向軸線が基本
的に水平となる位置に被印刷物を位置させ、印刷工程の
終了後はその長手方向軸線が再び基本的に垂直となる位
置に被印刷物を位置させることの可能性も提供する。こ
れによって被印刷物を直立した状態で印刷装置に進入さ
せ、また印刷装置から除去し、印刷工程自身は、基本的
に水平な軸線と平行な面に対してなされるため、有利と
なるとなる。そのため、基本的に水平な面内にあるシル
クスクリーンステンシルを使用することが可能となる
が、その場合、或る用途の場合には、例えば使用される
印刷インキの特性によっては、時には非常に大きな利点
が得られる。

この点について、被印刷物の形状にもよるが、トラッ
クに沿う径路の一部分に沿った運動の間、被印刷物を補
助的に支持体によって支持することが望ましく、時には
不可欠でもある。この支持体は、被印刷物のキャリヤか
ら或る距離のところで被印刷物上に作用し、被印刷物を
支持する間、被印刷物と同期して運動する。この補助的
な支持体は、使用している特別のキャリヤと共に運動す
ることができる。この場合、補助的な支持体の数は、キ
ャリヤの数に対応させてよい。他方では、被印刷物が軽
量の場合、少くとも処理部所間のトラックの区画では、
各々の被印刷物を一側のみにおいて保持し、処理部所で
は、補助的な支持体によって支持する有利であり、この
場合、補助的な支持体は、処理開始直前に被印刷物と係
合し、次に被印刷物及びキャリヤと同期して移動し、処
理終了後に再び出発位置に返却される。そのため、補助
的な支持体は、トラックに沿って往復運動を行う。被印
刷物の処理を行うための部所においてのみ補助的な支持
体を使用可能とすることが好ましい。この操作形態は、
軽量のプラスチック製の被印刷物をその一側のみに作用
するキャリヤによってその運動の間、容易に保持しうる
という構想に基づいている。例えばスキージレークが印
刷工程の間、特定の圧力を被印刷物に加える処理部所に
おいては被印刷物をその両側から支持する。補助的な支
持部材は処理部所に設けられているが、この部所から先
へは、被印刷物と共に移動せず、この理由のため、処理
を完了するのに必要な時間に一般に対応する特定の時間
の間のみ被印刷物を処理部所において支持するようにし
た、この構成は、これらの補助的な支持体の数が、キャ
リヤの数、従って、或る特定の時に印刷装置内にある被
印刷物の数よりも著しく少くてよいという利点を備えて
いる。そのため、印刷装置を通る全期間について被印刷
物を２つの装置によって支持する従来の構成に比べて、
設備費が低減されるので、印刷装置の構造がより簡単に
なると共に、コストも低減される。更に、或る１つの種
類の被印刷物から別の種類の被印刷物に変更する場合
（これには一般にキャリヤ及び支持体の変更が必要にな
る）にも各部の交換に必要な時間が大幅に減少する。

補助的な支持体を設けることの必要性は、被印刷物が
カップ状体のように、被印刷物自体の内法（内側ディメ
ンション）に対応した外法（外側ディメンション）を備
えたマンドレル上にすべりこませうる物品である場合に
は除かれる。

キャリヤ及び／又は支持体は、されらが保持した被印
刷物の長手方向軸線の回りに回動しうるように配設する
ことができる。これは、多重印刷の場合に、次の刷の印
刷工程の開始前に、被印刷物を正確な開始位置に回動さ
せることが可能なため、有利となりうる。

垂直軸線の回りに連続的に回転するように機枠に支持
されたリング状の取付け部材にキャリヤを支持させても
同様に有利となる。円形トラック上において回動可能な
支持要素上に別の支持体及びスキージレークを支持させ
てもよい。各々の場合にこの支持要素に組合されるシル
クスクリーンステンシルは、キャリヤ要素に対して相対
的に摺動しうるようにキャリヤ要素上に支持することが
できる。これに関連して、シルクスクリーンステンシル
の駆動部を、キャリヤとは別に用意し、この駆動部が、
キャリヤの運動又はそれに対する被印刷物の運動と係り
なく、その回転軸線と直角の正面内においてシルクスク
リーンステンシルを移動させうるようにすると有利とな
りうる。湾曲面を有する被印刷物でなく、扁平な被印刷
物に印刷する場合には、スキージレークとシルクスクリ
ーンステンシルとは相互に位置が逆になる。補助的な支
持体と、それにより支持された被印刷物の長手方向軸線
の方向に前後に往復状に滑動しうるように、キャリヤ上
に配設し、補助的な支持体が支持すべき被印刷物と容易
に係合し、支持機能が終了した時に被印刷物から離脱し
うるようにすると、有利となる。

キャリヤは、回動可能に取付け、これによって保持さ
れた被印刷物が、基本的に水平な平面と基本的に垂直な
平面との間において回動しうるようにしてもよい。

［実施例］ 次に本発明の好ましい実施例を図面に基づいて一層詳
細に説明する。

第1,2図に示した印刷機は、中心部に、中空の直立支
柱10を備えており、この垂直支柱は、機枠11に強く連結
されている。支柱10の内部には、上端にハブ13を備えた
軸12があり、３つのスポーク状のキャリヤアーム14a,14
b,14cは、このハブ上に相互に或る径方向に配設されて
おり、大体水平な平面内において軸12と直角に延出して
いる。アーム14cは、２個のカム従節70を備えており、
そのうち１つは、キャリヤアーム14cの延長部分71に固
着されている。両方のカム従節70は、大体水平な平面内
に延長するピニオン21の下面に固着した異形のカムトラ
ック72（第１図参照）と共働する。カムトラック72を備
えたピニオン21は、歯車G1及び軸73を介して電動機Ｍに
よって駆動される。カムトラック72の輪郭のため、カム
従節70が駆動させられたカムトラック72に従うにつれ
て、カムトラック72によってハブ13のキャリヤアーム14
a,14b,14cに、前後方向の揺動運動が伝達される。

立上り軸15は、ハブ13の内部において軸12に対して相
対的に回動しうるように、軸12と同軸的に支持されてい
る。２本アームのレバー16は軸15上に取付けられてい
る。レバー16の一方のアーム16aは、位置調節自在なペ
グ17を上端に備えており、このペグは、レバー16の上方
に取付けたスライド板19の直線状のガイド18と係合す
る。スライド板19は、印刷機上において前後に移動しう
るように、ガイド18に対して横向きに、２つのロッド20
上に支持されている。これらのロッド20は、機枠に連結
してあり、スライド板19のためのガイドとなる。

レバー16の第２のアーム16bは、横向きの延長部分16c
を自由端に備えており、この延長部分16cは、カムトラ
ック23と共働するカム従節22を下面に備えている。カム
トラック23はピニオン21の上面に取付けられている。

スライド板19は一側に沿ってラック34（第２図参照）
を備えており、スライド板19が移動すると、このラック
は、ピニオン60を駆動する。ピニオン60は、その下方の
第２のピニオン61に強く連結してあり、ピニオン61は、
シルクスクリーンステンシル69aを支持するステンシル
スライド板62aに固着したラック63と噛合う。ステンシ
ルスライド板62aは、被印刷物25の運動径路に対する接
線と平行な直線状のガイド83（第3A図参照）に沿ってス
ライド軸受64を介してキャリヤアーム14aの端面側に支
持されている。ステンシルスライド板62aとこれに組合
されたシルクスクリーンステンシル69aとの間の連結
は、調節自在なアーム65a,66a及びホルダー68aを介して
行われる。

第１、２図に示した印刷機は、３つの印刷部所A,B,C
を有し、これらの印刷部所は、同一の形状に形成され、
キャリヤアーム14a,14b,14cの１つに各々組合されてい
る。印刷部所A,B,Cは、一例として、異なった色調を適
用するために使用しうる。それぞれキャリヤアーム14b,
14cに組合されたシルクスクリーンステンシル69b,69c
は、印刷部所Ａのステンシル69aのステンシルスライド
板62aによって駆動される。この目的のために、ステン
シルスライド板62aは、可撓状に取付けたロッド77を介
して、ステンシルスライド板62bに連結してあり、この
ロッドは、可撓状に取付けた第２のロッド78を介して、
ステンシルスライド板2cに連結されている。これによ
り、ステンシル69a,69b,69cとステンシルスライド板62
a,62b,62cとの同期的な運動が実現される。

カムトラック23の形状により、ピニオン21が回動する
と、アームレバー16の往復運動が生じる。この運動は、
ペグ17を介してスライド板19に伝達され、それによっ
て、ロッド20に沿ったスライド板19の前後方向の直線状
往復運動が生じる。従って、スライド板19によって達成
されるストロークの大きさは、軸15からのペグ17の距離
に依存する。ペグ７が軸15と同軸的に配置されている
と、ペグ17の、自己の長手方向軸線回りの回動のみが生
じるので、スライド板19の位置は変化せず、スライド板
19は固定されている。他方では、スライド板19によって
達成されるストロークは、ペグ17と軸15との間の距離の
増大と共に増大する。所望ならば、軸15と反対側にペグ
７を配置することによって、ネガティブな効果を発現さ
せることができる。

各々のキャリヤアーム14a,14b,14cは延長部分90を介
して、スキージ75a,75b,75cの取付け部として用いられ
る。各々のスキージ75a,−75cは、シルクスクリーンス
テンシル69a,69b69cと常法により組合されている。スキ
ージは、被印刷物の形状及び大きさに適合するように、
ねじロッド68aを操作することによって、シルクスクリ
ーンステンシルに対して近く又は遠くに移動させること
ができる。これは既知の構成であり、ここでは詳細に説
明せず、また図示も割愛する。

図示した実施例においては、壜状の被印刷物25に印刷
するようになっており、これらの被印刷物25は、マンド
レル状のキャリヤ26と、別の支持体27a（第２図参照）
とによって支持され、マンドレル状のキャリヤ26は、そ
の有効作動位置において、被印刷物25である壜のくび部
と係合する。支持体27aは、別個の被印刷物25の底端区
画のための座部を備えている。マンドレル状のキャリヤ
26は、軸に固着してあり、この軸は、フォーク取付け部
30に取付けてあり、ピニオン31に強く連結されている。
フォーク取付け部30は、支柱10に対してほぼ径方向に配
されたロッド32上に支持されており、ロッド32は、支柱
10と同軸的なリング33に固着されている。リング33の上
部は、２つのほぼ径方向の穿孔35を備えており、各々の
穿孔35は、操作ロッド36を支持するために用いられる。
フォーク取付け部30に指向する操作ロッド36の先端は、
クロスピース37に強く連結してあり、このクロスピース
37は、ロッド32に沿って移動するための開口を備えてい
る。クロスピース37の上部は、ピニオン31と噛合するラ
ック38を備えている。

２つの操作ロッド36の他端は、カム従節40を下面に備
えたクロスピース39によって互に連結してあり、カム従
節40は、機枠11の外周の回りに延長する固定カム板41に
係合する。

リング33は、主に部材26,29−32,35−39から成る複数
のユニット42を支持しており、それ自身は、複数の離隔
されたＶ字形の転子43によって支持されている。これら
の転子は、機枠11の周縁部の近くに取付けてあり、リン
グ33の内周に突出している。回転するＶレール44は、リ
ング33に固着してあり、Ｖ字形の転子43中に支持状に係
合している。リング33は、ラック45を下端に備えてお
り、このラック45は、印刷部所A,B,Cを経てリング33及
びそのユニット42を連続的に駆動するために連続的に回
転するピニオン46と噛合っている。第２図に示すよう
に、ピニオン46は、軸S3及び歯車G3を経て電動機Ｍによ
って駆動される。

各々のキャリヤアーム14a,14b,14cは、自由端に近接
したその下面に案内ブロック47を備えており、この案内
ブロックは、ロッド49のための案内路となる通路48を備
えている。ロッド49は、ハウジング50を支持しており、
このハウジングの内部には、歯車装置があり、支持体27
aは、この歯車装置によって、被印刷物26の長手方向軸
線の回りに回転することができる。ハウジング50中に配
された歯車装置の駆動部は、軸52によって形成され、こ
の軸52には、カムスクロール53を有するカム54が固着さ
れている。軸52は、軸57を経て、長さが調節可能なカル
ダン軸55とはすば歯車56とによって駆動される。軸57
は、軸S2及び歯車箱G2を介して電動機Ｍによって駆動さ
れる。カム従節58は、カムスクロール53中に係合し、固
定案内ブロック47によって支持される。カムスクロール
53とカム従節58との間の係合によって、軸52と案内ロッ
ド49とによって支持された部分の前後方向の往復運動、
従って、特に、被印刷物25の長手軸線の方向の支持体27
aの運動が生じる。支持体27aは、被印刷物25の長手方向
軸線82の回りの回動運動も行う。

第1,2図に示したシルクスクリーン印刷機の作用につ
いて以下に説明する。

被印刷物25（この場合にはプラスチック製の壜）は、
印刷機の部所80（第１図）に直立して配置される。現在
この位置にあるユニット42のマンドレル状のキャリヤ26
は、部所80に到達する前に、カム板41の径路によってカ
ム従節40に与えられる作用によって、垂直位置に予め回
動されている。換言すると、カム板41の形状によってカ
ム従節40が運動し、この作用は、そのラック38がピニオ
ン31と噛合っているスライドブロック37（クロスピー
ス）に伝達されるため、直立位置にある壜は、マンドレ
ル状のキャリヤ26に向って上方に摺動し、マンドレル状
のキャリヤ26はその際に、そのマンドレル状の形状のた
め、壜のくび部に係合する。（真空源に接続しうる穿孔
をその目的のために備えている）マンドレル状のキャリ
ヤ26を経て、真空を適用すると、被印刷物25は、キャリ
ヤ26から吊下された状態に保つことができる。従って、
リング33上に支持されたユニット42が、矢印81の方向に
連続して回転する間に、被印刷物25は、印刷部所Ａに到
達する。この位置に到達する前に、カム板41によってカ
ム従節40に与えられる作用によってマンドレル状のキャ
リヤ26を適切に回動させることによって、大体水平な位
置に向って被印刷物25を移動させる。なお、印刷部所Ａ
の前方に、被印刷物25の除塵部所、火災処理部所その他
の印刷工程のための準備部所のような余分の処理部所を
組込んでもよい。

被印刷物25が印刷部所Ａの領域に到達した時点におい
て、キャリヤアーム14a−14cはカム面72とカム従節70と
の作用の下に、回転方向81と逆方向に、その終位置まで
回動しており、支持体27a−27cは、被印刷物25から最も
遠隔の、最も後方の位置を占めている。それぞれの被印
刷物25が印刷部所A,B又はＣに接近すると、支持体27a−
27cのうち適切なものは、カムスクロール53によって与
えられた運動によって外方に移動する。その際にキャリ
ヤアーム14a−14cはリング33の運動に同期して同時に運
動するため、支持体27aは、第1,2図に示すように、被印
刷物25の底端部と係合する。この係合過程は、ほぼ第3A
図に示した各部材の位置（これらの部材は、カム23及び
カム従節22によって与えられた運動によって、この位置
に予め移動している）に対応する時点において完了しな
ければならない。それは、この段階では、スキージ75a
が普通の仕方でシルクスクリーンステンシル69aまで下
行した時に、印刷過程が開始されるためである。そのた
め、被印刷物25までシルクスクリーンステンシル69aを
下行させるための特別の運動を用意する必要はない。そ
れは、存在する高さの差が、スキージ75aによる圧力に
よって生ずるステンシル69aのたわみによって一般に消
去されるためである。

換言すれば、被印刷物25がシルクスクリーンステンシ
ル69aの下方の円形トラック上において移動し、従っ
て、その回転軸線に対する径方向の角度位置が絶えず変
わるため、印刷工程の間、それに対応して、シルクスク
リーンステンシル69aの径方向位置を変化させることが
必要となる。共働する各部の相互に対する結果位置は、
第3A−3C及び第４図に図示されている。シルクスクリー
ンステンシル69aは、キャリアアーム14aと一緒に移動す
るが、同時にシルクスクリーンステンシル69aの長手方
向軸線の方向で、かつ被印刷物25の回転軸線と直角にキ
ャリヤアーム14a上において（キャリヤアームア14aの移
動方向とほぼ反対に）移動するように設定される。これ
により、シルクスクリーンステンシル69aは、単に、第
４図に示すように、開始位置ａからセンター位置ｂを経
て終位置ｃまで角度を変化させるが、印刷機の円周方向
の位置は変化しない。この動きは第１図の矢印81によっ
て表わした方向に移動する被印刷物25の同時に生じる運
動との関係において生じるため、被印刷物25の回転軸線
82の方向は、印刷工程全体を通じて、シルクスクリーン
ステンシル69aの長手方向軸線に対して相対的に変化し
ない。

第3A−3C図は、この作用が簡単な仕方で達せられるこ
とを示している。シルクスクリーンステンシル69aは、
キャリヤアーム14aの端面の直線状のガイド83に沿って
相対的に移動し、印刷工程の間、リング33に同期するキ
ャリヤアーム14aの矢印81方向への回動に従わない。す
なわち、ステンシルスライド板62aは、ペグ７を適切に
調整する事により、リング33の中心軸をほぼ中心とする
回転運動（リング33の回転方向とほぼ反対方向）みが可
能とされて、したがって円周方向においては同じ位置に
留まる。この動きは、ピニオン61とステンシルスライド
板62上のラック63との係合によってステンシルスライド
板62aに伝達されている。ステンシルスライド板62aの直
線状のガイド83に沿う動きがシルクスクリーンステンシ
ル69aに伝達され、その結果として、前記のように、被
印刷物25の絶えず変化する角度位置への自動的な適合が
行われる。第3A−3C図に示すように、印刷工程の間、前
記の条件が全て満たされた場合、キャリヤアーム14aの
ガイド83が実質的に円周方向に静止状態のステンシルス
ライド板62aに沿って摺動することにより、ステンシル
スライド板62aの角度が絶えず変化する。

前述した機能のほかに、軸線82の回りに回転する被印
刷物25の周速度と矢印81の方向に移動する被印刷物25の
横速度との差を補償するために、被印刷物25の回転軸線
82と直角に、シルクスクリーンステンシル69aに横運動
を伝達することが、シルクスクリーンステンシル69a上
のペグ17の適切な調節によって可能となる。この差は、
被印刷物25に回転運動を伝達するためのピニオンが被印
刷物25の直径に対応していない場合に生ずる。

印刷過程の終了後に、各部が第3C図の位置にある状態
で、支持体27aをカムスクロール53によって内方に移動
させ、被印刷物25の底部端を解放する。被印刷物25はそ
の時に、マンドレル状のキャリヤ26のみによって保持さ
れ、矢印81の方向に、次の印刷部所Ｂまで、そして必要
ならば印刷部所A,Bの間の追加の処理部所に移動する。
支持体27aが被印刷物25と無係合になると直ちにキャリ
ヤアーム14aの運動が反転可能となり、即ちカム面72及
びカム従節70の連続した作用の下に、矢印81と反対の方
向に他側の端位置まで揺動可能となり、それによって、
支持体27a及びスキージ75aは、次の被印刷物のための出
発位置にもたらされる。

前記の工程は、印刷部所B,Cについても同様とするこ
とができる。全部の印刷部所においての運動は、ステン
シルスライド板62a−62cとキャリヤアーム14a−14cの間
の強固な連結によって、完全に同期化される。

マンドレル状のキャリヤ26は、最後の印刷部所及びそ
の後方に配される追加の処理部所例えば乾燥部所を経て
矢印81の方向に移動した後、ラック38を介して、カム面
41の作用によって、再びその直立位置に回動する。被印
刷物は部所84において印刷機から垂直上方に取出すこと
ができる。

所望ならば、前記の一連の作動を変更し、例えば最後
の印刷過程の終了後に、カム板41によってそのような運
動を用意することによって、被印刷物25をその直立位置
に傾倒させ、その後の操作、例えばインキの乾燥は被印
刷物25を直立位置として完成させるようにしてもよい。
これは一連の操作の開始時にも適用されるが、一般的に
は、被印刷物を同一の位置として全ての処理工程を完成
させることが好都合である。

被印刷物25が壜のような湾曲した表面をもつた物品で
なく、扁平な物品である場合は、シルクスクリーンステ
ンシル69aとスキージ75aとの位置を逆にすることが必要
になる。それは、扁平な被印刷物の場合には、シルクス
クリーンステンシル69cが被印刷物に対して静止しし、
スキージ75aが被印刷物に対して相対的に移動すること
が必要なためである。

第６図に示した実施例によるスクリーン印刷機は、基
本的な構造及び作用が第1,2図に示した実施例と同一で
あるため、同一の機能をもった要素は、第１図の実施例
に使用した参照数字に100を加算した符号によって表わ
されている。

これらの実施例において只１つの大きな差異は、第６
図のスクリーン印刷機の場合には、直立位置にある被印
刷物に対して印刷が行われることである。即ち、シルク
スクリーンステンシル169aも、垂直平面内に位置され
る。被印刷物125は、第1,2図の実施例の場合と同様に、
直立位置において、印刷機に導入され、種々の工程が終
了するまでの間、マンドレル状のキャリヤ126及び別の
支持体127aによってこの位置に保たれる。この場合は、
マンドレル状のキャリヤ126を回動可能とする必要はな
い。その他の点については、印刷部所において共働する
各部は、同じように配設され、被印刷物25の他の位置か
ら結果的に第1,2図の実施例に対して90゜回動されてい
る。スキージ175aは、キャリヤアーム114に固着したア
ーム190上に取付けられている。

カム板154を駆動する軸155は、短い部分152として延
長され、この軸部分に固着したピニオン191は、軸192に
固着した別のピニオン193と噛合っている。ハウジング1
50に収納した歯車装置は、軸192によって駆動されるた
め、支持体127aは、被印刷物125の長手方向軸線の回り
に回動させることができる。ハウジング150内に収納し
た歯車装置は支持体127aと共に、被印刷物125の長手方
向軸線と平行に往復運動するため、軸192とハウジング1
50の内部の歯車装置との間の連結は、通常のようになさ
れているので、この歯車装置の軸192に対する往復運動
が可能となる。この往復運動の伝達は、ハウジング150
に固着した延長部分194によってなされ、この延長部分
は、カム板153に係合するカム従節158を支持している。
延長部分194の自由端には、軸192によって案内されるカ
ム従節158のほかに案内ブロック147があり、この案内ブ
ロック147は、軸192に対して相対的に摺動することがで
きる。

第1,2図の実施例と同様に、軸155には、自在継手が組
込まれており、これらの継手は、取付け部196を固定し
たキャリヤアーム114の径方向の往復運動にカム154に対
向した軸155の先端部分が従動することを可能とする。
この取付け部196は、軸155の先端部分を支持させた案内
ブロック197を支持している。

第６図の実施例において、印刷工程の間、シルクスク
リーンステンシル169aの位置を被印刷物125の変化する
角度位置に適合させることも必要となる。これは第５図
に示されている。この場合、第４図と同様に、シルクス
クリーンステンシル169aが被印刷物125の回転軸線と直
交するその長手方向軸線の方向に同時に移動することな
く、キャリヤアーム114a上において回動運動のみを行う
ものと設定されている。即ち、印刷機の内周方向のステ
ンシル169aの位置は変化せずに保たれる。それは、前記
の条件の下では、ステンシル169aは、印刷工程の間、被
印刷物125がそれに沿って絶えず移動したトラックの方
向の移動は行わないためである。即ち、ステンシル169a
は、第５図において、単に、開始位置ａからセンター位
置ｂを経て終位置ｃまで回動するだけであり、これは、
矢印181の方向の被印刷物125の同時に生ずる運動と連係
して行われ、シルクスクリーンステンシル169aの主面
は、被印刷面に対して常にほぼ接面となり、且つこれと
接触している。これは、第1,2図に示した実施例と同様
に、シルクスクリーンステンシル169aがキャリヤアーム
114aの端面上の直線状のガイド83に対応して直線状のガ
イドに沿ってこれに対して相対的に移動しうるが、印刷
工程の間に生ずるキャリヤアーム114aの被印刷物125と
同期した回動には関与しないことによって、非常に容易
に達成される。

図示した例とは相違して、被印刷物が水平の状態で印
刷機に導入され、処理が終了した後にやはり水平の状態
で印刷機から取出される構成としても差支えない。

マンドレル状のキャリヤ26,126と異なった種類のキャ
リヤを使用してもよい。このキャリヤは一例として、壜
のくび部がその内部に挿入され適宜把持されるスリーブ
の形状としてもよい。また、キャリヤをグリッパーとす
ることができる。キャリヤの特別の形態は、特別の被印
刷物に依存する。

前述した各々の実施例において、印刷機の内部を被印
刷物が連続的に移動することによって、非常に高速の処
理が可能となる。図示した実施例のように被印刷物の基
部を保持する支持体を処理部所のみに配する場合には、
大きなコストの節減が達せられる。例えば、重い被印刷
物に印刷する場合に、各々のマンドレル状のキャリヤと
共に支持体27a−27cに対応する基部支持体を組込みうる
ようにすることも可能である。このキャリヤはリング33
又はそれに連結された取付け部によって支持されよう。
それは、前記の条件の下ではこれらの部材もキャリヤ26
と共に連続的に移動するためである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、一部の部材を除いて示したシルクスクリーン
印刷機の構成図、第２図は、第１図のII−II線断面図、
第3A乃至3C図は、印刷工程の間におけるステンシルと被
印刷物との３つの連続した相対位置において、基本的に
３つの水平面内に配されたシルクスクリーンステンシル
の別々の平面図、第４図は、第3A−3C図と同様にシルク
スクリーンステンシルと被印刷物とを示す構成図、第５
図は、印刷工程の間における３つの連続した位置におい
て基本的に垂直な平面内のシルクスクリーンステンシル
を示し、第４図に対応した平面図、第６図は、基本的に
垂直なように配したシルクスクリーンステンシルを有す
るシルクスクリーン印刷機を示し、第２図に対応した断
面図である。 25……被印刷物、26……キャリヤ、69a,69b,69c……ス
テンシル（印刷ステンシル）、75a,75b,75c……スキー
ジ、A,B,C……印刷部所。

Claims (20)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】少なくとも一つの印刷部所において、シル
   クスクリーン法により被印刷物に印刷を行なう装置であ
   って、 円形トラックと、 印刷をするべき被印刷物を移動するための手段であっ
   て、前記トラックに沿う移動平面内で印刷される表面を
   有する被印刷物を、該トラックの中心に関して、少なく
   とも部分的には該トラックに沿って円形に、連続して移
   動するための手段と、被印刷物の円筒形部分に沿って、
   被印刷物の円筒軸に平行に実質に直線的にスキージを配
   設するための、且つスキージを該トラックの中心に関し
   て印刷さるべき被印刷物と同一の方向に移動するための
   手段と、被印刷物をその円筒軸の周りに回転させる手段
   と、 スキージと被印刷物間にステンシルを有するシルクスク
   リーンステンシルを配設し、且つ被印刷物の円筒形部分
   に画像印刷をするために、シルクスクリーンステンシル
   の画像の長手方向に該ステンシルに沿って被印刷物とス
   キージを移動できるよう、そのステンシルが円筒軸に平
   行に被印刷物の円筒形部分と直線的に接触するようにシ
   ルクスクリーンステンシルを配設するための手段と、 印刷行程中に該円形トラックに沿って被印刷物が移動す
   る間に、シルクスクリーンステンシルの画像の長手方向
   に対して、印刷中の被印刷物とシルクスクリーンステン
   シルの接線が同一角度を保つように該シルクスクリーン
   ステンシルを回転させるよう移動させる手段とを有する
   シルクスクリーン法により被印刷物に印刷する装置。
2. 【請求項２】印刷される被印刷物の円筒軸が、印刷中本
   質的に水平である、請求項１記載のシルクスクリーン法
   により被印刷物に印刷する装置。
3. 【請求項３】被印刷物を移動するための前記手段が、被
   印刷物を一端で保持し且つ前記トラックの周囲を可動す
   る、少なくとも一つのキャリヤを有する請求項１記載の
   シルクスクリーン法により被印刷物に印刷する装置。
4. 【請求項４】被印刷物の他端を支えるため、印刷される
   被印刷物の長さに応じて前記キャリヤから或る距離をも
   った少なくもひとつの補助的な支持体と、少なくもスク
   リーンステンシルが被印刷物に接している時に、キャリ
   ヤと同期して該支持体を動かす手段を更に含む請求項３
   記載のシルクスクリーン法により被印刷物に印刷する装
   置。
5. 【請求項５】各々が被印刷物を搬送する複数のキャリヤ
   と、各キャリヤと互いに関連し、トラック全体に沿って
   対応するキャリヤに対して可動である複数の支持体とを
   有する請求項４記載のシルクスクリーン法により被印刷
   物に印刷する装置。
6. 【請求項６】前記支持体を動かす手段が、前記キャリヤ
   と独立して該支持体を動かす手段と、並びにスクリーン
   ステンシルが被印刷物と接した場合にこのキャリヤと同
   期して該支持体を動かし、その後に被印刷物が最初にス
   クリーンステンシルと接する位置に該支持体を戻す手段
   から成り、更に該スクリーンステンシルと接している最
   後で該支持体を被印刷物から解放し、次の被印刷物が該
   ステンシルに接する位置において、該支持体を次の被印
   刷物と係合させる手段より成る請求項４記載のシルクス
   クリーン法により被印刷物に印刷する装置。
7. 【請求項７】前記キャリヤと前記支持体が、それらの間
   に支持される被印刷物の長手方向の軸を中心にして回転
   可能である請求項４記載のシルクスクリーン法により被
   印刷物に印刷する装置。
8. 【請求項８】前記キャリヤが、その上に支持されるリン
   グと、該リングが周囲に回転可能に取り付けられた前記
   トラック中心の軸から成る請求項３記載のシルクスクリ
   ーン法により被印刷物に印刷する装置。
9. 【請求項９】前記キャリヤがその上に支持されるリング
   と、該リングが周囲に回転可能に取り付けられる前記ト
   ラック中心の軸から成り、更に該リングと平行に走る円
   形路上を移動可能で、且つ該平行円形路に沿う前後動作
   のため前記支持体と前記スキージがその上に取り付けら
   れるキャリヤアームを備えた請求項４記載のシルクスク
   リーン法により被印刷物に印刷する装置。
10. 【請求項１０】前記支持体が、被印刷物と係合したり解
    放したりするよう被印刷物の円筒軸の軸方向に往復しゅ
    う動可能である請求項９記載のシルクスクリーン法によ
    り被印刷物に印刷する装置。
11. 【請求項１１】前記キャリヤアームは、その一端が前記
    軸の周りに回転的に取り付けられ、その他端に前記スキ
    ージを取り付けて成る請求項９記載のシルクスクリーン
    法により被印刷物に印刷する装置。
12. 【請求項１２】前記キャリヤを駆動する手段と、キャリ
    ヤの該駆動手段とは独立して前記シルクスクリーンステ
    ンシルを回転させる手段とを更に有する請求項３記載の
    シルクスクリーン法により被印刷物に印刷する装置。
13. 【請求項１３】被印刷物を移動する前記手段が、少なく
    とも一つのキャリヤと該キャリヤがその上に支持される
    リングで成り、被印刷物が垂直位置から取り込まれて印
    刷のための水平位置に揺動され、更に取り出しのための
    垂直位置に振り戻されるように、該キャリヤによって搬
    送される被印刷物を動作面に直角の位置から動作面の位
    置へ揺動するため、該キャリヤが該リング上に取り付け
    られている請求項１記載のシルクスクリーン法により被
    印刷物に印刷する装置。
14. 【請求項１４】少なくとも一つの印刷部所において、シ
    ルクスクリーン法により被印刷物に印刷を行なう装置で
    あって、 印刷をするべき被印刷物を連続して移動するための行程
    であって、円形トラックに沿う移動平面内で印刷される
    表面を有する被印刷物を、トラックの中心に関して、少
    なくとも部分的には該トラックに沿って円形に連続して
    移動するための行程と、 被印刷物の円筒形部分に沿って、被印刷物の円筒軸に平
    行に実質直線的にスキージを配設するための、且つスキ
    ージをトラックの中心に関して印刷さるべき被印刷物と
    同一の方向に移動するための行程と、被印刷物をその円
    筒軸の周りに回転させる行程と、 スキージと被印刷物間にステンシルを有するシルクスク
    リーンステンシルを配設し、且つ被印刷物の円筒形部分
    に画像印刷をするために、シルクスクリーンステンシル
    の画像の長手方向に該ステンシルに沿って被印刷物とス
    キージを移動するよう、そのステンシルが円筒軸に平行
    に被印刷物の円筒形部分と直線的に接触するようにシル
    クスクリーンステンシルを配設するための行程と、 印刷行程中に該円形トラックに沿って被印刷物が移動す
    る間に、シルクスクリーンステンシル画像の長手方向に
    対して、印刷中の被印刷物とシルクスクリーンステンシ
    ルの接線が同一角度を保つように該シルクスクリーンス
    テンシルを回転させる行程とを有するシルクスクリーン
    法により被印刷物に印刷する方法。
15. 【請求項１５】被印刷物が前記トラックに沿って移動す
    る時に、本質的に水平に保たれている請求項14記載のシ
    ルクスクリーン法により被印刷物に印刷する方法。
16. 【請求項１６】被印刷物が、最初にその円筒軸が本質的
    に垂直な位置から取り込まれ、次にその円筒軸が本質的
    に水平な位置に運ばれ、且つスクリーン印刷の終了した
    後に、その円筒軸が本質的に垂直な位置に戻るよう回転
    される請求項14記載のシルクスクリーン法により被印刷
    物に印刷する方法。
17. 【請求項１７】トラックに沿って移動する距離の少なく
    も一部の間は、被印刷物は一端がキャリヤによって又他
    端が支持体によって保持される行程と、少なくも被印刷
    物が支持されている間は、該支持体をキャリヤと同期い
    て動かす行程とを有する請求項14記載のシルクスクリー
    ン法により被印刷物に印刷する方法。
18. 【請求項１８】被印刷物を回転する行程が、支持体及び
    関連のキャリヤを被印刷物の円筒軸の周りに回転する行
    程で成る請求項17記載のシルクスクリーン法により被印
    刷物に印刷する方法。
19. 【請求項１９】支持体を動かす行程が、スクリーン印刷
    の間は支持体をキャリヤと同期して動かし、その後、印
    刷されるべき次の被印刷物に係合させるためトラックの
    対応部分に沿って支持体を元へ戻す行程より成る請求項
    17記載のシルクスクリーン法により被印刷物に印刷する
    方法。
20. 【請求項２０】前記支持体が、スクリーン印刷の間だけ
    一緒に動いて被印刷物を支持する請求項17記載のシルク
    スクリーン法により被印刷物に印刷する方法。