JP2573410Y2 - 消毒用噴霧器の首振り装置 - Google Patents

消毒用噴霧器の首振り装置

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JP2573410Y2
JP2573410Y2 JP1992031738U JP3173892U JP2573410Y2 JP 2573410 Y2 JP2573410 Y2 JP 2573410Y2 JP 1992031738 U JP1992031738 U JP 1992031738U JP 3173892 U JP3173892 U JP 3173892U JP 2573410 Y2 JP2573410 Y2 JP 2573410Y2
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正直 吉沢
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株式会社ジェ−ピ−クラ−ルス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として大勢の人が集
まる建物内、例えば銀行、映画館、バ−、クラブ等々の
室内の除菌、殺虫、消臭等に用いて好適な消毒用噴霧器
における薬液吐出口の首振り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の消毒用噴霧器は、図5に
示したように、四角筒状とした器体aの正面bに薬液の
吹出口cを蛇腹体dを介して取付けると共に、背面eに
前記吹出口cに対向するようエア吐出口fを設けたエア
ポンプgを装填し、前記吹出口cの中央後方に噴霧ノズ
ルhを臨ませて設け、該ノズルh基部に薬液タンクiに
導通する液送パイプjを接続し、かつ前記器体aにエア
ポンプgを制御するタイマ(図示せず)を装着した構成
である。
【0003】そして、上述消毒用噴霧器の首振り装置
は、同上図に示した如く、前記噴霧ノズルhを吹出口c
と一体に支持部材kにて支持させると共に、該支持部材
kを前記タイマ(図示せず)にて制御される揺動機構l
に連結させ、前記吹出口cを左右方向(図において前後
方向)へ所定角度揺動自在とした構成である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし乍ら、上記従来
の消毒用噴霧器及び首振り装置では、器体aの正面bに
対して吹出口cを気密に、かつ揺動自在に取付けるため
の蛇腹dの長さは、当該噴霧器及び首振り装置の構造
上、非常に短く設定されているため、吹出口cの揺動時
における引張応力及び圧縮応力が蛇腹dに極部的に集中
して大きく働くこととなって、当該蛇腹dが破損し易か
った。
【0005】また、蛇腹dを、器体aの正面と吹出口c
間に接続することは容易ではなく、その接続を簡単にす
るための何らの手段も講じられていないのが実状であ
る。
【0006】さらに、エアポンプgからエアを器体a内
に吐出させることは、該器体aを気密に構成することと
なって、コスト的にも不利である。
【0007】本考案は、上記従来の技術の有するこのよ
うな問題点に鑑みてなされたもので、薬液を拡角度に散
布できて、かつ耐久性に優れ、しかも安価に製造できる
ようにした消毒用噴霧器の首振り装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の消毒用噴霧器の首振り装置は、器体の前面
に薬液の吹出口と、その吹出口の中央部後方に噴霧ノズ
ルを臨まて取付けると共に、後部に前記吹出口に対向す
るようエア吐出口を設けたエアポンプを取付け、前記噴
霧ノズル基端に薬液タンクに導通する液送チュ−ブを接
続し、かつ前記器体にエアポンプを制御するタイマを装
着した消毒用噴霧器において、前記器体の前面に揺動板
を揺動機構に連結して左右方向へ所定角度揺動自在に取
付け、該揺動板に前記吹出口及び噴霧ノズルと一体に蛇
腹の先端を支持させると共に、該蛇腹を後方へ延出さ
せ、その延出端を前記エアポンプのエア吐出口に接続し
たことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】先ず、薬液タンク内に消毒薬と水とを混合した
薬液を入れ、架台内に収納する。次いで、電源を入れ、
ON、OFF切換えスイッチをONに切換え、タイマに
よって作動時間をセットする。こうしておいて器体をそ
の吹出口が室内の消毒に必要な箇所に向くよう適当な台
等に載置したならば、人は室内から退去する。
【0010】しかして、タイマによる作動時間が経過す
ると、直ちにエアポンプが作動し、その吐出口からエア
が蛇腹内に強烈に吐出される。こうして吐出されたエア
は蛇腹内を経て吹出口の先端から流出するが、このとき
のエア流により噴霧ノズル先端部が負圧化することで、
薬液タンク内の薬液は吸引され、液送チュ−ブを通って
噴霧ノズルの先端から上記吹出口を通して霧状となって
吹き出す。
【0011】一方、エアポンプの始動と同時にモ−タが
始動して、揺動機構が駆動されることにより、該揺動機
構によって揺動板が左右方向に揺動する。この揺動板の
揺動に伴い、これと一体に固定の吹出口、噴霧ノズル、
蛇腹の先端部は左右方向へ所定角度往復揺動する。
【0012】従って、前記のようにして吹出口から噴霧
された薬液は一定方向だけでなく、左右方向へ拡角度範
囲に散布されることとなり、薬液タンク内の薬液が全て
消費されたときに自動的に停止し、消毒作業は完了す
る。
【0013】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本考案首振り装置を備えた消毒用
噴霧器の縦断面図を示し、図2は図1A−A′線矢視図
を示し、図3は同首振り装置を備えた消毒用噴霧器の側
面図を示す。図1に示したように、器体1は横長の四角
筒状に形成され、その前部の開口部と、後部の開口部に
は前面板2と後面板3を各々ビス4・・・止めにて固定
してある。
【0014】前面板2の中央部には、図1及び図2に示
したように左右方向(図2において上下方向)に長い矩
形状とした後述する揺動板の取付孔5を、その上下両開
口縁に、平面略半円形状とした案内板6、7を器体1の
内外両方へ突出した状態で水平、かつ平行に固定して開
設してある。
【0015】一方、後面板3の中央部には取付孔8を開
設してエアポンプ9を嵌合して配設してあり、その器体
1内側にはエア吐出口9aを径小の筒部9bにより形成
させてある。
【0016】上記取付孔5には、図2に示したように平
面略円弧形状とした揺動板10を、その周方向へ揺動自
在に嵌挿させてある。上記揺動板10の中央部にあっ
て、その上下両端には、各々ブラケット10a、10b
を後方へ水平に、かつ平行に延設してあり、該ブラケッ
ト10a、10bを、同軸上において前記各案内板6、
7の内端部にネジ等による支軸11、12にて枢着して
あり、このように構成することによって、揺動板10は
上記支軸11、12を支点として左右方向(図1におい
て前後方向)へ所定角度α(例えば100度前後)だけ
揺動自在としてある。
【0017】上記揺動板10は揺動機構13に連結さ
れ、図2に矢印A、Bで示す左右方向へ所定角度α揺動
される。即ち、上記揺動機構13は図1及び図2に示し
たように、前記案内板7の内端に延設の支持板7aに固
定した駆動源たるモ−タ13aと、モ−タ軸13bに固
定したクランク円板13cと、このクランク円板13c
上に一端をピン13dにて回動自在に軸支し、他端を上
記揺動板10における下部のブラケット10bにピン1
3eに回動自在に軸支したリンク13fとで構成されて
いる。但し、上記揺動機構13は、本実施例に限定され
るものではなく、公知の各種構造のものを包含すること
は勿論である。
【0018】さらに、上記揺動板10の中央部には、薬
液の吹出口14と、噴霧ノズル15と、蛇腹16の先端
を一体に固定してある。図1に示したように、上記揺動
板10の中央部にあって、その前面に吹出口14をビス
17・・・止め等により固定して、揺動板10に穿設の
送気孔18と連通させ、一方、揺動板10の中央部にあ
って、その裏面に、噴霧ノズル15を中心に貫通して支
持した正面略十字形状の支持部材19と、蛇腹16の先
端におけるフランジ部16aを重ね合わせた状態にてビ
ス20・・・止めにて固定させてある。
【0019】但し、上記揺動板10と、吹出口14、噴
霧ノズル15、蛇腹16の固定手段は、図1に示し、上
述した構成に限定されるものではなく、図4に示した如
く、揺動板10の中央部に開設した取付孔21に蛇腹1
6先端の径小の首部16bを嵌合させ、噴霧ノズル15
を中心に貫通固定した吹出口14を上記蛇腹16の先端
に嵌着することによって固定するようにしてもよく、そ
れらの固定手段は任意である。
【0020】しかし、何れの固定手段による場合も、吹
出口14の中央後方に噴霧ノズル15を臨ませて設けら
れる。
【0021】上記蛇腹16は後方へ長く延設されてい
て、その円筒形状とした延設端16cを前記エアポンプ
9のエア吐出口9aを形成している筒部9bに嵌合外装
した後、プラスチック製等によるバンド22により締着
して気密に接続してあり、このことによって、エアポン
プ9からエアを器体1内に吐出させることなく、エア吐
出口9aから直接蛇腹16内に吐出させ、該蛇腹16に
よって構成される密閉したエア通路を通って前記吹出口
14に流出させるようにしてある。
【0022】図1及び図3に示したように、前記器体1
は中空の架台23上に載置してビス24・・・止めによ
り一体に固定させてある。上記架台23は、その内部に
薬液タンク25を収納してあり、後部に薬液タンク25
の脱着を可能にするための片開き式の扉26が回動によ
り開閉自在に枢着してある。
【0023】薬液タンク25には、そのストレ−ナ−付
きキャップ27に液送チュ−ブ28の一端を接続してあ
り、該液送チュ−ブ28の他端は器体1内において、流
量調整弁(図示せず)を介して前記蛇腹16内に引き込
まれ、前記噴霧ノズル15の基端に接続してある。
【0024】さらに、器体1の側面には、図3に示した
如く、エアポンプ9を制御する電磁タイマ29を取付け
てあり、該電磁タイマ29によりエアポンプ9及び前記
揺動機構13におけるモ−タ13aの作動時間を任意に
セットできるようにしてある。従って、上記電磁タイマ
29には、同タイマ29によりセットした時間が経過後
に、エアポンプ9及びモ−タ13aが始動するよう遅延
タイマが使用される。
【0025】尚、図1及び図3において、30は器体1
の上部に取付けた把手、31はエアポンプ9及びモ−タ
13aのON、OFF切換えスイッチ、32はエア調整
用摘みを各々示す。図3において、33は薬液調整用摘
みを示す。
【0026】
【考案の効果】本考案に係る消毒用噴霧器の首振り装置
は、以上説明したように構成されているので、エアポン
プの始動に同期する揺動機構によって吹出口が左右方向
へ揺動される際、蛇腹は後方へ延出して長尺に設けられ
ていることにより、その引張応力及び圧縮応力が極部的
ではなく、全長において均等に分散して働くことで、単
位体積あたりの値が小さくなり、その結果、破損するこ
となく長期間の使用に耐え得ると共に、吹出口の揺動角
度を大きく設定できて、拡角度範囲に薬液を効率よく散
布することができる。
【0027】さらに、エアを器体内に吐出するのではな
く、エアポンプから直接蛇腹内に吐出するので、気密性
を保持する構造部分が少なくなることによって製造コス
トを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る消毒用噴霧器の首振り装置の実施
例を示す縦断側面図である。
【図2】図1におけるA−A′線矢視図である。
【図3】同実施例を示す側面図である。
【図4】同首振り装置における揺動板と吹出口及び噴霧
ノズル並びに蛇腹の他の固定手段を示す断面図である。
【図5】従来の消毒用噴霧器及びその首振り装置を示す
縦断面図である。
【符号の説明】
1 器体 9 エアポンプ 9a エア吐出口 10 揺動板 13 揺動機構 14 吹出口 15 噴霧ノズル 16 蛇腹 25 薬液タンク 28 液送チュ−ブ 29 タイマ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 器体の前面に薬液の吹出口と、その吹出
    口の中央部後方に噴霧ノズルを臨まて取付けると共に、
    後部に前記吹出口に対向するようエア吐出口を設けたエ
    アポンプを取付け、前記噴霧ノズル基端に、薬液タンク
    に導通する液送チュ−ブを接続し、かつ前記器体にエア
    ポンプを制御するタイマを装着した消毒用噴霧器におい
    て、前記器体の前面に揺動板を揺動機構に連結して左右
    方向へ所定角度揺動自在に取付け、該揺動板に前記吹出
    口および噴霧ノズルと一体に蛇腹の先端を支持させると
    共に、該蛇腹を後方へ延出させ、その延出端を前記エア
    ポンプのエア吐出口に接続したことを特徴とする消毒用
    噴霧器の首振り装置。
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JP5919011B2 (ja) * 2012-02-07 2016-05-18 有限会社ガリュー 首振りノズルおよびこれを用いた流体放出装置

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