JP2572792B2 - 酸化防止剤 - Google Patents

酸化防止剤

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JP2572792B2 JP31211487A JP31211487A JP2572792B2 JP 2572792 B2 JP2572792 B2 JP 2572792B2 JP 31211487 A JP31211487 A JP 31211487A JP 31211487 A JP31211487 A JP 31211487A JP 2572792 B2 JP2572792 B2 JP 2572792B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は錫めっき液又は錫合金めっき液等の錫イオン
を含有する溶液中の2価の錫イオンの4価の錫イオンの
酸化を防止する2価の錫イオンの酸化防止剤に関する。
(従来技術) 錫めっき液および錫合金めっき液は2価の錫イオンを
含有する。錫又は錫合金めっき液から2価の錫イオンが
金属錫に還元析出するが、同時に溶液中の2価の錫イオ
ンは空気酸化、電解酸化等により4価の錫イオンとなる
不溶性沈澱物を生じる。この不溶性沈澱物は白色コロイ
ド状であり過性が非常に悪い。また、めっき液中に沈
澱物が増加するとめっき皮膜に悪影響を及ぼす可能性が
あり、かつめっき液中の2価の錫イオン濃度が減少する
ために析出速度が低下し及び合金においてはめっき皮膜
中の析出比率が変化する等の悪影響を及ぼす。
錫イオンの2価から4価への酸化を防止する方法とし
ては、錫めっき液又は錫合金めっき液中に黒鉛類を添加
するもの(特公昭48−39134)、ヒドロキシノンを添加
するもの(小西、土肥、金属表面技術、17、343(196
6))、レゾルシノール、ピロカテコール、ヒドロキノ
ン、ピロガロール等のヒドロキシフエノール化合物を添
加するもの(特開昭62−196391)等が知られている。
(発明が解決しようとする問題点) 前記の添加剤を錫めっき液又は錫合金めっき液等の錫
イオンを含有する溶液に添加する場合、黒鉛類はめっき
液中の溶存酸素を吸着するだけでなく有効な有機成分等
をも吸着除去する可能性があり、ヒドロキシノン等のヒ
ドロキシフエノール化合物は、2価の錫イオンの4価の
錫イオンの酸化を防止する硬化が不充分である等の問題
がある。
そこで、本発明の目的は錫めっき液及び錫合金めっき
液等の錫イオンを含有する溶液において2価の錫イオン
の4価の錫イオンの酸化を防止することができる2価の
錫イオンの酸化防止剤を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記の問題を解決する手段として、窒素原子
を環内に有しかつ水酸基が複素環に結合している複素環
式化合物およびその誘導体ならびに1,4−及び1,7−ジヒ
ドロキシナフタレン及びその誘導体からなる群から選ば
れる一種又は二種以上からなることを特徴とする、錫め
っき液又は錫合金めっき液中の2価の錫イオンの酸化防
止剤を提供するものである。
窒素原子を環内に有しかつ水酸基が複素環に結合して
いる複素環式化合物および、その誘導体について説明す
る。ここでいう窒素原子を環内に有する複素環式化合物
とは例えば、ピリジン、イミダゾール、キノリン、プリ
ン等の化合物であり、これらはアルキル基等により置換
されていてもよい。本発明において酸化防止剤として用
いられる水酸基が複素環に結合している複素環式化合物
は、上記例示の窒素原子を環内に有する複素環式化合物
に水酸基が直接結合した化合物である。このような化合
物としては例えば、2−オキシピリジン、2−オキシイ
ミダゾール、キヌリン、オキシキナルジン、7−ウンデ
シル−8−キノリール、2−メチル−3−キノリール、
8−オキシキノリン、2,6−キノリシンジオール、2,8−
ジヒドロキシキノリン、7−ヒドロキシ−2−キノロ
ン、2−ヒドロキシ−4−キノリンカルボン酸、8−ヒ
ドロキシキノリン−5−スルホン酸、2−メチル−8−
ヒドロキシキノリン及びその塩等を挙げることができ
る。
1,4−及び1,7−ジヒドロキシナフタレン及びその誘導
体としては、1,4−及び1,7−ジヒドロキシナフタレン、
1,4−ジヒドロキシ−2−ナフタレンカルボン酸、1,7−
ジヒドロキシナフタレン二カリウム等が挙げられる。
上記の窒素原子を環内に有しかつ水酸基が複素環に結
合している複素環式化合物およびその誘導体ならびに1,
4−及び1,7−ジヒドロキシナフタレン及びその誘導体か
らなる群から選ばれる一種又は二種以上を2価の錫イオ
ンを含有する溶液中に0.01g/〜50g/、好ましくは0.
1g/〜20g〜lの濃度で含有させる。0.01g/以下では
2価の錫イオンの4価の錫イオンへの酸化防止効果があ
まり期待できない。一方、50g/以上でも問題はない
が、2価の錫イオンの4価の錫イオンへの酸化防止効果
はほぼ一定であり経済的にメリットがない。また、1,4
−及び1,7−ジヒドロキシナフタレン及びその誘導体以
外の異性体1,5−、1,6−、2,3−、2,7−ジヒドロキシナ
フタレン及びその誘導体では1,4−及び1,7−ジヒドロキ
シナフタレン及びその誘導体で見られる2価の錫イオン
の4価の錫イオンへの酸化防止効果がほとんど認められ
ない。
また、窒素原子を環内に有しかつ水酸基が複素環に結
合している複素環式化合物およびその誘導体は、高電流
密度においても良好なめっき皮膜を与える効果を有す
る。
尚、本発明の酸化防止剤を含有する錫めっき液及び錫
合金めっき液は、析出速度、析出合金比率等のめっき特
性に於て、酸化防止剤を含有しない錫めっき液及び錫合
金めっき液のめっき特性とほとんど変わらない。
(実 施 例) 以下に本発明による実施例を示すが本発明はこれらの
数例に限定されるものではない。
実施例 1 メタンスルホン酸第一錫(2価の錫として) 20g/ メタンスルホン酸 100g/ 8−オキシキノリン 1.0g/ を含有する錫溶液を調製し、液温度を30℃に調整した。
次にこの錫溶液をマグネチックスターラを用いて撹拌
し、かつ錫溶液500ml中へエアポンプを用いて流量1.5
/minで24時間連続的に送り込んだ。空気酸化による錫の
2価から4価値への酸化の度合は、錫溶液を調製した直
後の2価の錫イオンと24時間経過後の2価の錫イオンの
含有量を分析することによって行った。4価の錫イオン
の生成率は、2.0%であった。
実施例 2 メタンスルホン酸第一錫(2価の錫として) 20g/ メタンスルホン酸 100g/ 1,7−ヒドロキシナフタレン 1.0g/ を含有する錫溶液を調製し、その他は実施例1と同様の
条件で行った。4価の錫イオンの生成率は、0.8%であ
った。
実施例 3 メタンスルホン酸第一錫(2価の錫として) 20g/ メタンスルホン酸 100g/ 8−オキシキノリン 0.5g/ 1,7−ヒドロキシナフタレン 0.5g/ を含有する錫溶液を調製し、その他は実施例1と同様の
条件で行った。4価の錫イオンの生成率は、4.9%であ
った。
実施例 4 3−ヒドロキシプロパンスルホン酸第一錫(2価の錫と
して) 20g/ 3−ヒドロキシプロパンスルホン酸 100g/ 1,4−ジヒドロキシナフタレン 1.0g/ を含有する錫溶液を調製し、その他は実施例1と同様の
条件で行った。4価の錫イオンの生成率は、0.8%であ
った。
実施例 5 エタンスルホン酸第一錫(2価の錫として) 20g/ エタンスルホン酸 100g/ 2−メチル−8−ヒドロキシキノリン 1.0g/ を含有する錫溶液を調製し、その他は実施例1と同様の
条件で行った。4価の錫イオンの生成率は、1.5%であ
った。
実施例 6 硫酸第一錫(2価の錫として) 20g/ 硫酸 100g/ 1,7−ヒドロキシナフタレン 1.0g/ を含有する錫溶液を調製し、その他は実施例1と同様の
条件で行った。4価の錫イオンの生成率は、0.9%であ
った。
実施例 7 ホウフッ化第一錫(2価の錫として) 20g/ ホウフッ化水素酸 100g/ 1,7−ヒドロキシナフタレン 1.0g/ を含有する錫溶液を調製し、その他は実施例1と同様の
条件で行った。4価の錫イオンの生成率は、1.1%であ
った。
実施例 8 硫酸第一錫(2価の錫として) 30g/ 硫酸 100g/ クレゾールスルホン酸 100g/ ゼラチン 2g/ β−ナフトール 1g/ 1,7−ヒドロキシナフタレン 0.5g/ を含有するめっき液を調製し、めっき液温度を30℃に調
整した、次にこのめっき液をマグネチックスターラーを
用いて撹拌しながら、白金被覆チタンメッシュを陽極と
してニッケルめっきが施された黄銅板上に錫めっきを施
した。電解酸化による錫の2価から4価への酸化の度合
は、4価の錫イオンの生成による液のにごり及び、沈澱
物の生成から判断した。4ターン経過後においても4価
の錫イオンの生成による液のにごり及び、沈澱物の生成
は認められなかった。また、その際に得られた錫−鉛合
金めっき皮膜の析出速度、錫析出比率を表1に示す。
実施例 9 メタンスルホン酸第一錫(2価の錫として) 17.5g/ メタンスルホン酸鉛(2価の鉛として) 7.5g/ メタンスルホン酸 120g/ ポリオキシノニルフエノールエーテル 1.5g/ N−牛脂アルキルN,N,N′,N′,N′−ペンタメ チルプロピレンジアンモニウムジクロライド 1.5g/ 8−オキシキノリン 15.0g/ を含有する錫溶液を調製し、その他は実施例8と同様の
条件で錫−鉛合金めっきを施した。4ターン経過後にお
いても4価の錫イオンの生成による液のにごり及び、沈
澱物の生成は認められなかった。また、その際に得られ
た錫−鉛合金めっき皮膜の析出速度、錫析出比率を表1
に示す。
実施例 10 メタンスルホン酸第一錫(2価の錫として) 17.5g/ メタンスルホン酸鉛(2価の鉛として) 7.5g/ メタンスルホン酸 120g/ ポリオキシノニルフエノールエーテル 1.5g/ N−牛脂アルキルN,N,N′,N′,N′−ペンタメ チルプロピレンジアンモニウムジクロライド 1.5g/ 1,7−ジヒドロキシナフタレン 0.2g/ を含有するめっき液を調製し、その他は実施例8と同様
の条件で錫−合金めっきを施した。5ターン経過後にお
いても4価の錫イオンの生成による液のにごり及び、沈
澱物の生成は認められなかった。また、その際に得られ
た錫−鉛合金めっき皮膜の析出速度、錫析出比率を表1
に示す。
実施例 11 メタンスルホン酸第一錫(2価の錫として) 17.5g/ メタンスルホン酸鉛(2価の鉛として) 7.5g/ メタンスルホン酸 120g/ ポリオキシノニルフエノールエーテル 1.5g/ N−牛脂アルキルN,N,N′,N′,N′−ペンタメ チルプロピレンジアンモニウムジクロライド 1.5g/ 8−オキシキノリン 15.0g/ 1,7−ジヒドロキシナフタレン 0.2g/ を含有するめっき液を調製し、その他は実施例8と同様
の条件で錫−合金めっきを施した。6ターン経過後にお
いても4価の錫イオンの生成による液のにごり及び、沈
澱物の生成は認められなかった。また、その際に得られ
た錫−鉛合金めっき皮膜の析出速度、錫析出比率を表1
に示す。
実施例 12 3−ヒドロキシプロパンスルホン酸第一錫(2価の錫と
して) 42g/ 3−ヒドロキシプロパンスルホン酸鉛(2価の鉛とし
て) 18g/ 3−ヒドロキシプロパンスルホン酸 120g/ ポリオキシオレイルフエノールエーテル 5g/ N−牛脂アルキルN,N,N′,N′,N′−ペンタメ チルプロピレンジアンモニウムジクロライド 10g/ 8−ヒドロキシキノリン−5−スルホン酸 5.0g/ 1,7−ジヒドロキシナフタレン 1.5g/ を含有する錫溶液を調製し、その他は実施例8と同様の
条件で錫−鉛合金めっきを施した。6.5ターン経過後に
おいても4価の錫イオンの生成による液のにごり及び、
沈澱物の生成は認められなかった。また、その際に得ら
れた錫−鉛合金めっき皮膜の析出速度、錫析出比率を表
1に示す。
実施例 13 フエノールスルホン酸第一錫(2価の錫として)17.5g/
フエノールスルホン酸鉛(2価の鉛として) 7.5g/ フエノールスルホン酸 120g/ ポリオキシラウリルフエノールエーテル 2.5g/ N−牛脂アルキルN,N,N′,N′,N′−ペンタメ チルプロピレンジアンモニウムジクロライド 1.5g/ 2−メチル−8−ジヒドロキシキノリン 7.5g/ 1,7−ジヒドロキシナフタレン 0.4g/ を含有するめっき液を調製し、その他は実施例8と同様
の条件で錫−鉛合金めっきを施した。6ターン経過後に
おいても4価の錫イオンの生成による液のにごり及び、
沈澱物の生成は認められなかった。また、その際に得ら
れた錫−鉛合金めっき皮膜の析出速度、錫析出比率を表
1に示す。
実施例 14 ホウフッ化第一錫(2価の錫として) 18g/ ホウフッ化鉛(2価の鉛として) 2g/ ホウフッ化水素酸 100g/ ポリオキシノニルフエノールエーテル 10g/ ヤシアルキルイソキノリニウムブロマイド 5g/ 8−オキシキノリン 1.0g/ 1,4−ジヒドロキシナフタレン 0.7g/ を含有するめっき液を調製し、その他は実施例8と同様
の条件で錫−鉛合金めっきを施した。6ターン経過後に
おいても4価の錫イオンの生成による液のにごり及び、
沈澱物の生成は認められなかった。また、その際に得ら
れた錫−鉛合金めっき皮膜の析出速度、錫析出比率を表
1に示す。
実施例 15 メタンスルホン酸第一錫(2価の錫として) 15g/ メタンスルホン酸ニッケル(2価のニッケルとして)50
g/ メタンスルホン酸 120g/ ポリオキシオクチルフエノールエーテル 3g/ o−クレゾール−4−スルホン酸 20g/ 1,7−ジヒドロキシナフタレン 0.2g/ を含有するめっき液を調製し、その他は実施例8と同様
の条件で錫−ニッケル合金めっきを施した。5ターン経
過後においても4価の錫イオンの生成による液のにごり
及び、沈澱物の生成は認められなかった。また、その際
に得らえた錫−鉛合金めっき皮膜の析出速度、錫析出比
率を表1に示す。
実施例 16 硫酸第一錫(2価の錫として) 28g/ スルフアミン酸ニッケル(2価のニッケルとして) 9g/
スルフアミン酸 100g/ N−ベンジルトリメチルアンモニウム臭化物 5g/ 1−ベンゾイルアセトン 1g/ 1,4−ジヒドロキシナフタレン 0.5g/ を含有するめっき溶液を調製し、その他は実施例8と同
様の条件で錫−ニッケル合金めっきを施した。4ターン
経過後においても4価の錫イオンの生成による液のにご
り及び、沈澱物の生成は認められなかった。また、その
際に得られた錫−鉛合金めっき皮膜の析出速度、錫析出
比率を表1に示す。
比較例 1 実施例1において、8−オキシキノリンを使用しなか
った以外は実施例1と同様の条件でテストを行った。4
価の錫イオンの生成率は20.0%であった。
比較例 2 実施例6において、1,7−ジヒドロキシナフタレンを
使用しなかった以外は実施例6と同様の条件でテストを
行った。4価の錫イオンの生成率は、14.8%であった。
比較例 3 実施例7において、1,7−ジヒドロキシナフタレンを
使用しなかった以外は実施例7と同様の条件でテストを
行った。4価の錫イオンの生成率は、13.1%であった。
比較例 4 メタンスルホン酸第一錫(2価の錫として) 20g/ メタンスルホン酸 100g/ ヒドロキノン 1.0g/ を含有する錫溶液を調製し、その他は実施例1と同様の
条件で行った。4価の錫イオンの生成率は、10.2%であ
った。
比較例 5 メタンスルホン酸第一錫(2価の錫として) 20g/ メタンスルホン酸 100g/ カテコール 1.0g/ を含有する錫溶液を調製し、その他は実施例1と同様の
条件で行った。4価の錫イオンの生成率は、9.3%であ
った。
比較例 6 実施例8において、1,7−ジヒドロキシナフタレンを
使用しなかった以外は実施例8と同様の条件で錫めっき
を施した。0.5ターン経過後において4価の錫イオンの
生成による液のにごり及び、沈澱物の生成が認められ
た。また、その際に得られた錫−鉛合金めっき皮膜の析
出速度、錫析出比率を表1に示す。
比較例 7 実施例9において、8−オキシノリンを使用しなかっ
た以外は実施例9と同様の条件で錫−鉛合金めっきを施
した。10ターン経過後において4価の錫イオンの生成に
よる液のにごり及び、沈澱物の生成が認められた。ま
た、その際に得られた錫−鉛合金めっき皮膜の析出速
度、錫析出比率を表1に示す。
比較例 8 実施例10において、1,7−ジヒドロキシナフタレンの
代わりに他の異性体1,5−ジヒドロキシナフタレン、1,6
−ジヒドロキシナフタレン、2,3−ジヒドロキシナフタ
レン又は2,7−ジヒドロキシナフタレンを0.2g/使用し
た以外は実施例10と同様の条件で錫−鉛合金めっきを施
した。1ターン経過後において4価の錫イオンの生成に
よる液のにごり及び、沈澱物の生成が認められた。ま
た、その際に得られた錫−鉛合金めっき皮膜の析出速
度、錫析出比率を表1に示す。
比較例 9 実施例10において、1,7−ジヒドロキシナフタレンの
代わりにカテコールを1.0g/使用した以外は実施例10
と同様の条件で錫−鉛合金めっきを施した。2ターン経
過後において4価の錫イオンの生成による液のにごり及
び、沈澱物の生成が認められた。また、その際に得られ
た錫−鉛合金めっき皮膜の析出速度、錫析出比率を表1
に示す。
比較例 10 実施例14において、8−オキシキノリン、1,4−ジヒ
ドロキシナフタレンを使用しなかった以外は実施例14と
同様の条件で錫−鉛合金めっきを施した。1ターン経過
後において4価の錫イオンの生成による液のにごり及
び、沈澱物の生成が認められた。また、その際に得られ
た錫−鉛合金めっき皮膜の析出速度、錫析出比率を表1
に示す。
比較例 11 実施例15において、1,7−ジヒドロキシナフタレンを
使用しなかった以外は実施例15と同様の条件で錫−ニッ
ケル合金めっきを施した。1ターン経過後において4価
の錫イオンの生成による液のにごり及び、沈澱物の生成
が認められた。また、その際に得られた錫−鉛合金めっ
き皮膜の析出速度、錫析出比率を表1に示す。
比較例 12 実施例16において、1,4−ジピドロキシナフタレンを
使用しなかった以外は実施例16と同様の条件で錫−ニッ
ケル合金めっきを施した。0.5ターン経過後において4
価の錫イオンの生成による液のにごり及び、沈澱物の生
成が認められた。また、その際に得られた錫−鉛合金め
っき皮膜の析出速度、錫析出比率を表1に示す。
(発明の効果) 本発明の酸化防止剤は、2価の錫イオンから4価の錫
イオンへの酸化を防止する効果が極めて良好なため錫め
っき液又は錫合金めっき液等の錫イオンを含有する溶液
に添加すると、溶液は非常に安定であり、かつ析出速度
が大きく低下することがない。また、合金めっきにおい
ては、析出比率が変化することもないためにめっき皮膜
の品質の低下を防ぐことになる。その結果、4価の錫イ
オンによるトラブルが軽減し、しいては生産性の向上に
つながる。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】窒素原子を環内に有しかつ水酸基が複素環
    に結合している複素環式化合物およびその誘導体ならび
    に1,4−及び1,7−ジヒドロキシナフタレン及びその誘導
    体からなる群から選ばれる一種又は二種以上からなるこ
    とを特徴とする、錫めっき液又は錫合金めっき液中の2
    価の錫イオンの酸化防止剤。
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