JP2572736Y2 - シールドケースを備えたプラグ - Google Patents

シールドケースを備えたプラグ

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JP2572736Y2
JP2572736Y2 JP1992029351U JP2935192U JP2572736Y2 JP 2572736 Y2 JP2572736 Y2 JP 2572736Y2 JP 1992029351 U JP1992029351 U JP 1992029351U JP 2935192 U JP2935192 U JP 2935192U JP 2572736 Y2 JP2572736 Y2 JP 2572736Y2
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Inventor
幸知 竹部
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エスエムケイ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コードの端部に取り付
けられ、差し込み部分にシールドケースを具備したプラ
グに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のプラグにおけるシールド
ケースは、金属板部材が使用され、該金属板部材でプラ
グの差し込み部分を外側から巻き付けるようにし、両側
から来る板部材の端部が1つの平面上で突き合わせ状態
に取り付けられた構成のものが従来例として周知であ
る。
【0003】そして、巻き付けられているシールドケー
スの突き合わせ端部、特に挿着側端部においては両側か
ら突き合わされた直角のコーナー部分が同一位置に向か
い合って位置しているので、対応するソケットに対して
プラグを差し込む際に、ソケット側のフレームとのぶつ
かりもしくは引っ掛かり現象が生じたとき、又は外部か
らの応力が加わったときに、突き合わせのコーナー部が
比較的めくれ易い構成になっている。
【0004】そこで、従来は外部の部材とのぶつかり、
引っ掛かり又は外部応力が加わってもコーナー部がめく
れないように、板厚を厚くすることで機械的強度を向上
させて形状を維持する場合と、板厚を薄くし突き合わせ
端部を、例えば楔状又は鳩尾状に形成して相互に嵌合さ
せた場合の機械的結合を行わせるか、又は突き合わせ端
部を半田付け等による金属的結合を行うか、もしくは双
方を組み合わせるようにしてめくれを防止している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】前記従来例において
は、シールドケースの板厚を厚くすると、材料費が高く
なるばかりでなく加工性が悪くなると言う問題点を有し
ている。又、板厚を薄くして材料費を安くしようとする
と、突き合わせ面に対し機械的又は金属的な結合加工を
必要とし、加工工程が増えてその分が製品のコストに跳
ね返ると言う問題点を有している。従って、従来例にお
いては材料費を抑え、加工工程数を減らし且つ突き合わ
せ端部がめくれないようにする点に解決しなければなら
ない課題を有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記従来例の課題を解決
する具体的手段として本考案は、プラグの差し込み部分
にシールドケースを巻き付けて取り付けたプラグであっ
て、該シールドケースの突き合わせ端部側で、且つ挿着
側端部位置に所定形状の切り欠き部を設け、該切り欠き
部に対応する形状のモールド凸部を少なくともシールド
ケースの厚み分盛り上げて前記差し込み部分に形成した
ことを特徴とするシールドケースを備えたプラグを提供
するものであり、そして前記所定形状の切り欠き部が、
コ字状、V字状、弧状又は銀杏状のものから選択され、
それらの形状に対応してモールド凸部を盛り上げて形成
したものである。
【0007】
【作用】挿着側端部におけるシールドケースの突き合わ
せ端部に所定の切欠部を形成し、それに対応する形状の
モールド凸部を盛り上げて形成することにより、突き合
わせ端部が同一位置に隣接しなくなると共に、モールド
凸部によって保護されるので、めくれ現象が解消される
のである。
【0008】
【実施例】次に本考案を図示の実施例により更に詳しく
説明すると、図1〜5に示した第1実施例において、1
はプラグ全体を示すものであり、該プラグは一対のケー
ス半体2,3を合体させて構成され、そのケース半体の
一端側に突出状態に支持された差し込み部分、即ちコア
4の外周面を覆うようにしてシールドケース5が取り付
けられ、該シールドケースはその脚部5aが延長してプ
ラグ内に納められると共に、ケース半体の他端側には複
数本のケーブルを有する複合ケーブル6が挟持連結され
たものである。
【0009】前記コア4は先端側に開口部7を有し、そ
の開口部内に臨ませてクリッピングターミナル8が配設
され、該クリッピングターミナルに前記複合ケーブル6
の各ケーブルが所定の位置に接続されたものである。
【0010】このようなプラグ1におけるシールドケー
ス5は、コア4の外周面を覆うように全体として巻き付
けるようにして取り付けられるものであるが、その突き
合わせ面5b,5cの挿着側端部にコ字状の切欠部9を
設け、該切欠部9に対応する突部又はモールド凸部10
を前記コア4に形成し、該モールドは少なくともシール
ドケース5の厚み分だけ突出形成され、それによって挿
着側端部における突き合わせ面のコーナー部が、外部の
部材にぶつかったり引っ掛かったりしないようにして、
コーナー部がめくれないように保護するのである。
【0011】つまり、モールド凸部10の形成によっ
て、突き合わせ面5b,5cの挿着端部側のコーナー部
が同一の位置に並列して位置しないようになり、且つ突
き合わせ端部のコーナー部が挿着端側に露出しないの
で、モールド凸部10の部分が外部の部材と衝突しても
めくれ現象は生じないのである。
【0012】図6に示した第2実施例においては、シー
ルドケース5の突き合わせ面5b,5cを例えば鳩尾状
に形成し、その鳩尾状部を組み合わせたものであるが、
この場合でも切欠部9を形成し、それに対応するモール
ド凸部10をコア4に形成する点では前記第1実施例と
同一である。又、突き合わせ面に形成される組み合わせ
の形状として、鳩尾状に限らず例えば楔状であっても切
欠部9を形成する点では同一である。
【0013】又、突き合わせ面の挿着端部側に形成され
る切欠部9の形状として、図7の第3実施例に示したよ
うに、切欠部9をV字状に形成し、それに対応してコア
4のモールド凸部10の形状もV字状に形成したり、図
8の第4実施例に示したように、切欠部9を弧状に形成
し、それに対応してモールド凸部10も弧状に形成す
る。更に、図9の第5実施例に示したように、切欠部9
を銀杏形に形成し、同様にモールド凸部10もそれに対
応した形状に形成する。
【0014】いずれにしても、シールドケース5の突き
合わせ面における挿着端部側のコーナー部が同一の位置
に並列しないように、種々の形状の切欠部を設けると共
に、その切欠部に対応するモールド凸部を差し込み部
分、即ちコア側に設けることにより、プラグの差し込み
離脱の際に外部の部材にぶつかったり引っ掛かったりし
ないようにし、シールドケースにおける突き合わせ端部
のコーナー部がめくれないように保護するのである。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係るシー
ルドケースを備えたプラグは、プラグの差し込み部分に
シールドケースを巻き付けて取り付けたプラグであっ
て、該シールドケースの突き合わせ端部側で、且つ挿着
側端部位置に所定形状の切り欠き部を設け、該切り欠き
部に対応する形状のモールド凸部を少なくともシールド
ケースの厚み分盛り上げて前記差し込み部分に形成した
構成とすることにより、前記シールドケースの突き合わ
せ面における挿着端部側のコーナー部がモールド凸部に
よって保護されるようになり、めくれ現象が生じなくな
るので、シールドケースの板厚を薄くすることができる
と共に、突き合わせ端部の機械的又は金属的結合の加工
が不要となり、製造工程の省力化と製造の作業性とが著
しく向上して安価に提供できるという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係るシールドケースを備
えたプラグの正面側斜視図である。
【図2】同実施例に係るシールドケースを備えたプラグ
の平面図である。
【図3】図2のA−A線に沿う拡大断面図である。
【図4】同実施例に係るシールドケースを備えたプラグ
の要部を更に拡大して示した断面図である。
【図5】同実施例に使用されるシールドケースの平面図
である。
【図6】本考案に係る第2実施例のシールドケースの平
面図である。
【図7】本考案に係る第3実施例のシールドケースの突
き合わせ部分を拡大して示した平面図である。
【図8】本考案に係る第4実施例のシールドケースの突
き合わせ部分を拡大して示した平面図である。
【図9】本考案に係る第5実施例のシールドケースの突
き合わせ部分を拡大して示した平面図である。
【符号の説明】
1 プラグ 2,3 ケース半体 4 コア 5 シールドケース 5a 脚部 5b,5c 突き合わせ面 6 複合ケーブル 7 開口部 8 クリッピングターミナル 9 切欠部 10 モールド凸部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラグの差し込み部分にシールドケース
    を巻き付けて取り付けたプラグであって、該シールドケ
    ースの突き合わせ端部側で、且つ挿着側端部位置に所定
    形状の切り欠き部を設け、該切り欠き部に対応する形状
    のモールド凸部を少なくともシールドケースの厚み分盛
    り上げて前記差し込み部分に形成したことを特徴とする
    シールドケースを備えたプラグ。
  2. 【請求項2】 所定形状の切り欠き部が、コ字状、V字
    状、弧状又は銀杏状である請求項1に記載のシールドケ
    ースを備えたプラグ。
JP1992029351U 1992-04-07 1992-04-07 シールドケースを備えたプラグ Expired - Fee Related JP2572736Y2 (ja)

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JP2814222B2 (ja) * 1996-06-21 1998-10-22 株式会社ワカ製作所 コネクター及びその製造方法

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