JP3473372B2 - 雌側端子金具 - Google Patents

雌側端子金具

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JP3473372B2
JP3473372B2 JP03510698A JP3510698A JP3473372B2 JP 3473372 B2 JP3473372 B2 JP 3473372B2 JP 03510698 A JP03510698 A JP 03510698A JP 3510698 A JP3510698 A JP 3510698A JP 3473372 B2 JP3473372 B2 JP 3473372B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、雌側端子金具に関
する。 【0002】 【従来の技術】図7には、実開昭61−14472号に
開示された雌側端子金具50を示した。この雌側端子金
具50は導電性の板材を折曲げ加工してなるものであ
り、その前部(図7において、左下側)には図示しない
雄側端子金具と嵌合可能な嵌合部51が備えられてい
る。この嵌合部51の内部には、雄側端子金具に弾性接
触可能な接触片52が設けられている。 【0003】さて、接触片52は嵌合部51の縦側面5
5の一側縁を折曲げて形成される。この折曲げ加工に先
立ち、接触片52が縦側面55に当接することを防止す
るために予め折りしろを設けておかなければならない。
このため、接触片52と縦側面55の側縁部分には、折
りしろとしてのスリット53が形成される。こうして、
完成品としての雌側端子金具50の嵌合部51には、ス
リット53が開口したままとなっていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
スリット53が開口されたままであると、雌側端子金具
50をコネクタハウジング(図示せず)に挿入するとき
に、引っ掛かってしまい、雌側端子金具50やコネクタ
ハウジングを傷つけてしまうおそれがある。また、スリ
ット53から嵌合部51の内部に異物が侵入してしまう
ことも懸念された。 【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、雌側端子金具やコネクタハウジングを
傷つけるおそれがなく、内部に異物が侵入することを防
止できる雌側端子金具を提供するところにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの請求項1の発明に係る雌側端子金具は、導電性の板
材を折曲げ加工することにより、その板材の端縁が角部
で突き合わされた如き形態の角筒状をなす箱形嵌合部を
構成し、その内部に相手側の雄側端子金具を進入可能に
したものであって、板材の一側縁に連結片部を残してス
リットを形成することにより雄側端子金具に接触する弾
性接触片を形成し、その弾性接触片を連結片部を折り曲
げることにより弾性接触片が箱形嵌合部の天井面部の内
側に配されるようにすると共に、スリットが天井面部と
これに隣接する縦壁面部との角部に位置するようにし
、箱形嵌合部の天井面部から、スリットを覆う覆蓋部
延設したものにおいて、連結片部は箱形嵌合部の先端
から後退して先端側に切欠部を残すように形成され、天
井面部からは、切欠部を覆う前縁覆蓋部が併せて形成さ
れていることを特徴とする。 【0007】 【0008】 【発明の作用および効果】請求項1の発明によれば、板
材を折曲げ加工して雌側端子金具を形成する。このと
き、箱形嵌合部の天井面部の内側には、雄側端子金具に
接触する弾性接触片が配されている。ここで、天井面部
と縦壁面部との角部には、スリットが位置しているが、
このスリットは天井面部から延設された覆蓋部が覆って
いる。このように、従来はむき出しであったスリット
が、覆蓋部により覆われているため、挿入の際にコネク
タハウジング等を傷つけてしまうことがない。また、ス
リットを通して異物が雌側端子金具の内部に侵入してし
まうことを規制できる。更に、連結片部の先端側には切
欠部が形成されており、この切欠部は前縁覆蓋部により
覆われる。 【0009】 【0010】 【発明の実施の形態】次に、上記した本発明の実施形態
について、図1〜図6を参照しつつ説明する。図1に
は、本実施形態の雌側端子金具1の斜視図を示した。図
に示すように、雌側端子金具1の後端部分はキャリア2
に連結されており、このキャリア2の長さ方向に沿って
複数の雌側端子金具1が一体に形成されている。雌側端
子金具1は導電性板材を折曲げ加工されてなり、相手側
の雄側端子金具3と連結可能とされている。雌側端子金
具1の後部には、電線(図示せず)を固着しておくため
の二種類のバレル4,5が突設されている。このうち、
後端側は電線の被覆部を覆うインシュレーションバレル
4とされており、左右端から前後互い違いの位置に突設
されている。また、このインシュレーションバレル4の
前方には、電線の芯線部分に連結するワイヤバレル5が
設けられている。また、雌側端子金具1の前部には、角
筒状の箱形嵌合部6が形成されている。 【0011】図2には、この雌側端子金具1が折り曲げ
られる前の板材の様子を示した。箱形嵌合部6となる部
分は、四つの面部11,13,20,21を備えてい
る。これらの面部11,13,20,21は、図2の上
方から下方に、天井部分を形成する天井面部13、一方
の側壁となる縦壁面部20、床面部分を形成する床面部
21、及び他方の側壁となる縦壁面部11とされる。ま
た、各面部11,13,20,21の間には、曲げポイ
ント22が設けられている。 【0012】また、縦壁面部11の一側縁には、舌片8
が備えられている。この舌片8は、折曲げ加工されて雄
側端子金具3に弾性を持って接触する弾性接触片7とさ
れる。舌片8は、縦壁面部11の先端縁からやや後方に
寄ったところにおいて、縦壁面部11の側縁部分から突
設する連結片部14を介して連結されている。このた
め、縦壁面部11の先端縁から舌片8の先端までの位置
は、切り欠かれて切欠部24とされている。舌片8は、
連結片部14の先端から縦壁面部11に対して所定の間
隔(以下、スリット12という。)を隔てつつ、後方に
向かって延設されている。スリット12は、舌片8が箱
形嵌合部6の内側に折り込まれる過程において、折りし
ろを確保するために必要とされるものである。また、天
井面部13を形成する部分の側端には、前後に二つの覆
蓋部9,10が突設されている。このうち、前方に位置
する小さいものは前縁覆蓋部9とされ、後方に位置する
長いものは後部覆蓋部10とされる。また、両覆蓋部
9,10を隔てる間隙16は、ちょうど連結片部14を
挟むようにされている。前縁覆蓋部9は、箱形嵌合部6
が形成されるときに、縦壁面部11側に折り曲げられて
連結片部14前側の切欠部24に位置する。一方、後部
覆蓋部10は、スリット12の位置に対応して設けられ
ており、箱形嵌合部6が折曲げ形成されるときに、縦壁
面部11側に折り曲げられ、スリット12部分の隙間を
覆う。 【0013】次に、図3〜図6を参照しつつ、箱形嵌合
部6の折曲げ加工時の様子について説明する。まず、舌
片8の形成過程について説明すると、図4に示すよう
に、その中間部分が下方に隆起するように折り曲げら
れ、雄側端子金具3に接触する接点部17とされる。ま
た、弾性接触片7の先端側18は僅かに折り返されて、
天井面部13に対して円滑に接触できるようにされる。
こうして、弾性接触片7は、その前後両端部を天井面部
13に接触した両持ち型として形成される。 【0014】次に、各面部11,13,20,21につ
いて説明する。弾性接触片7が折曲げ加工されると、縦
壁面部11と舌片8との連結部位である連結片部14が
略直角となるまで折り曲げられるとともに、各曲げポイ
ント22が内側に向かって折り曲げられる。すると、四
つの面部11,13,20,21によって、上下左右が
囲まれて角筒状の箱形嵌合部6が形成される。また、こ
の折曲げ操作に先立ち、天井面部13の側縁に突設され
た両覆蓋部9,10も略直角方向に折り曲げられる。 【0015】さて、箱形嵌合部6が形成される際に、縦
壁面部11と天井面部13との境目に位置する角部23
には、スリット12が位置することになる。また、角部
23の先端には切欠部24が位置している。ここで、天
井面部13が縦壁面部11の上部側に折曲げられると、
天井面部13の先端に形成された両覆蓋部9,10が、
角部23を覆うようになる。すなわち、前縁覆蓋部9は
切欠部24を覆う一方、後部覆蓋部10はスリット12
の開口部分を覆うこととなる。 【0016】こうして、箱形嵌合部6が完成したときに
は、切欠部24及びスリット12は、両覆蓋部9,10
により覆い付けられており、開口部分が閉止された雌側
端子金具1が提供される。 【0017】このように、本実施形態によれば、従来は
むき出しであったスリット53が、覆われているため、
雌側端子金具1をコネクタハウジング(図示せず)に挿
入する際に傷つけてしまうことがない。 【0018】また、スリット12及び切欠部24が閉止
されているため、ここを通して異物が雌側端子金具1の
内部に侵入してしまうことを規制できる。 【0019】
【図面の簡単な説明】 【図1】本実施形態の雌側端子金具の斜視図 【図2】雌側端子金具を折曲げ加工する前の板材の平面
図 【図3】雌側端子金具の側面図 【図4】雌側端子金具の側断面図 【図5】雌側端子金具の正面図 【図6】図3におけるA−A断面図 【図7】従来例における雌側端子金具の斜視図 【符号の説明】 1…雌側端子金具 3…雄側端子金具 6…箱形嵌合部 7…弾性接触片 9…前縁覆蓋部 10…後部覆蓋部(覆蓋部) 11…縦壁面部 12…スリット 13…天井面部 14…連結片部 23…角部 24…切欠部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−126370(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/11

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 導電性の板材を折曲げ加工することによ
    り、その板材の端縁が角部で突き合わされた如き形態の
    角筒状をなす箱形嵌合部を構成し、その内部に相手側の
    雄側端子金具を進入可能にした雌側端子金具であって、 前記板材の一側縁に連結片部を残してスリットを形成す
    ることにより前記雄側端子金具に接触する弾性接触片を
    形成し、その弾性接触片を前記連結片部を折り曲げるこ
    とにより前記弾性接触片が前記箱形嵌合部の天井面部の
    内側に配されるようにすると共に、前記スリットが前記
    天井面部とこれに隣接する縦壁面部との角部に位置する
    ようにして、前記箱形嵌合部の天井面部から、前記スリ
    ットを覆う覆蓋部を延設したものにおいて、 前記連結片部は箱形嵌合部の先端から後退して先端側に
    切欠部を残すように形成され、前記天井面部からは、前
    記切欠部を覆う前縁覆蓋部が併せて形成されている こと
    を特徴とする雌側端子金具。
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