JP2572709B2 - 酸素ガスによる屑鉄切断装置 - Google Patents

酸素ガスによる屑鉄切断装置

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JP2572709B2
JP2572709B2 JP5096903A JP9690393A JP2572709B2 JP 2572709 B2 JP2572709 B2 JP 2572709B2 JP 5096903 A JP5096903 A JP 5096903A JP 9690393 A JP9690393 A JP 9690393A JP 2572709 B2 JP2572709 B2 JP 2572709B2
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種屑鉄を酸素ガスを
用いて切断する酸素ガスによる屑鉄切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、鉄鋼業界では、色々な起源の屑鉄
を扱い易い大きさに切断してリサイクルするため、切断
作業が行われている。切断の対象となる屑鉄には、特定
のスラブ、炉底滞積物、板材、巻き線や大形の屑鉄があ
る。
【0003】酸素ガス切断は、適度の温度(初期温度)
に予熱された箇所に純酸素を噴射することによって、局
所的に且つ連続的に燃焼を起こさせることにより金属を
分断する方法としてよく知られている。
【0004】これを実施するためには、切断用オリフィ
ス及びいくつかの加熱用オリフィスを備えた切断頭を有
する切断用トーチが用いられている。切断開始箇所を適
度の温度(1300℃)に加熱し、酸素ガス切断作業中
に切断切り口の角部における温度をこの温度に保つた
め、加熱用オリフィスから、例えば天然ガスを送り込
む。切断用オリフィスからは、狭い切断切り口で金属を
その全厚に渡って焼き切るために、99.5%あるいは
それ以上の高純度の酸素を送り込む。このようにして、
鉄の酸化は瞬時に起こるが、その反応は高い発熱を伴う
ので、放出熱により周囲が加熱され、次々に切断が促進
される。場合によっては、加熱ガスとしてアセチレン、
テトレンまたはプロパンを使用することもできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に屑鉄の再生及び
特に酸素ガス切断作業は、きれいな作業ではない。事
実、燃焼屑例えば各種の粉塵を伴ったスラグが発生する
一方、著しい蒸気及び、窒素酸化物NO、特にN
、更にSO及びHClの黒煙が激しく発生する。
従来の切断装置では、切断作業は手作業で、特に開放状
態で行われている。このことから、これら従来の装置
は、環境汚染の可能性が比較的大きく、危険性が高い欠
点があると言える。
【0006】本発明の目的は、これらの欠点を克服する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及びその作用】本発明に係
る酸素ガスによる屑鉄切断装置は、切断する屑鉄を乗せ
る切断台と、切断する屑鉄の上方に位置する複数のトー
チを移動させる手段を備えたトーチ移動用支持台で構成
され、当該支持台は切断作業中にトーチの移動が可能な
ように、切断台と平行に配置されたレール上を移動す
る。
【0008】さらに本装置は、切断台の下に水を満たし
た溝状のピットを設け、当該切断台に間隙を設けて切断
時のスラグが直接ピット中に落下するようにし、さらに
切断ゾーン、特にトーチ自体を密閉した大型の格納容器
内に完全に収容し、当該格納容器内には少なくとも1個
の吸引フードを設けて切断作業中に発生する蒸気、黒煙
及び粉塵を排気できるように工夫されているのが特徴で
ある。
【0009】かようにして、切断中に発生するスパッタ
は水中に落下した瞬間に消火され、粒状化される一方、
切断作業中に発生する種々の煙や粉塵は吸引フードによ
って排出される。吸引フードによって排出される煙は、
排気路を通してフィルターを備えた集塵ユニット及び消
石灰の注入による脱硝化ユニットを備えた粉塵除去装置
に導かれる。したがって、本装置は空気中へのガスの放
出を抑えることにより、大気の汚染を防止することがで
き、当該酸素ガスを用いる切断装置用に特別に設計され
た処理装置によって、大気汚染防止法及びその指針を満
足させることができる。
【0010】隙間を有する切断台は、ピットの縦周辺に
渡って相互間に適宜の間隔を開けて設けたブロックの間
に両端部が配置されてやや斜めに置かれた平坦鋼材で構
成するのが好ましい。
【0011】トーチ移動機を移動せしめるために支持台
に設けられている移動手段は、支持台を中心にして、一
方では切断台に対して横方向に、他方では垂直方向に動
くようになっているので、トーチ移動機は結果として3
次元の方向に動くことができる。実際上は、支持台が切
断台に対して平行に移動し、トーチ移動機が支持台を中
心にして2方向に移動することによって、トーチ移動機
は切断する金属に対して3次元の方向に移動することが
できる。これらの操作はモーターで駆動されるので、屑
鉄切断方向を、切断台に対して長手方向と直角方向に自
動化できる。この目的のため、トーチは1列に配置さ
れ、切断台に対してトーチを平行にも、また直角方向に
も向けられるように、垂直軸の回りに90゜の角度で回
転できるようになっている。例えば10本のトーチを1
00mm乃至500mmの間隔に配置してもよい。これ
らの動きをモーター駆動化すれば、その制御を自動化
し、手作業による切断作業を排除することができる。
【0012】好ましい実施例によれば、本発明による酸
素ガスによる屑鉄切断装置では、密閉した大型格納容器
が支持台に接続され、支持台、ならびに、吸引フードが
取り付けられている排気路と一緒に動く。
【0013】排気路の末端にはシャトル状の部分が設け
てあり、このシャトル状の部分は、切断台に対して固定
されている吸引鞘部材の可撓性リップと、切断台と平行
に取り付けてある縦長の可撓性リップとの間に納まるよ
うに、切断台の方向に延びている。その結果、可撓性リ
ップは支持台が移動するにつれ、吸引作用によって絶え
ず相互に、またシヤトルの側面に押しつけられるととも
に、排気は吸引鞘部材を通って粉塵除去及び脱硝用処理
装置に導かれる。
【0014】このようにして、移動する支持台と固定さ
れている処理装置の間の気密性が比較的簡単に保たれ、
補修も経済的で、かつ容易である。例えば、可撓性パイ
プが両端で相互に移動する2個のエレメントに固定され
ているような場合には、支持台の移動範囲が必然的にか
なり大きいので、このような配置は不可能である。
【0015】密閉格納容器には、切断する屑鉄の上を支
持台が動くとき、気密性が確保できるように、可撓性の
リップが切断台に対して直角方向の両側面に配備されて
いる。このようにして、切断ゾーンが密閉格納容器で覆
われ、下方に対するその気密性は切断台またはその上に
ある屑鉄と絶えず接触している可撓性リップによって確
保される。従って、密閉格納容器により上方向と横の気
密性が保たれ、下方の気密性は明らかに切断台の水面に
よって保たれる。
【0016】密閉格納容器は、少なくとも2個の吸引フ
ード、すなわち1個は従来の型のフードを切断ゾーンの
上部に配置し、上方垂直方向の吸引に使用し、もう1個
は水平にかつ切断台に平行で、切断台と同じ高さの位置
に縦型の開口部を有するフードを、切断台の長手方向に
対して直角に吸引するように設けるのが好ましい。各フ
ードには、望ましい排気容量に適した寸法の排気路をそ
れぞれ設けることもできる。
【0017】実際上、水平吸引については、放出される
煙の80%を吸引し、残りのわずか20%は、トーチが
存在している故に煙の排出区域から必然的に離れた所に
配置される通常の型のフードによって集める。
【0018】好ましい実施例によれば、平坦鋼材の下に
設けたピットには、水平方向への吸引用の吸引路が形成
されるように、ピットを横切る仕切部材を部分的に水没
させて設ける。
【0019】この発明の酸素ガスを用いた屑鉄切断装置
は主としてスラブを切断するのが目的であるので、切断
台は少なくとも2個のスラブが置ける長さにすると特に
有利である。かくして、スラブの切断作業中に、次に切
断するスラブを乗せたり、あるいは前の切断作業から出
た小片を片付けることもできる。このため、ガス切断作
業や取り扱い作業を間断なく行うことができ、本装置の
投資コストの回収を速めることができる。
【0020】巻き線やコイルを切断するため、4個のト
ーチが移動できるようにトーチ移動機を設置し、いわゆ
る交差移動式に移動させることも可能である。この場
合、この特殊なトーチ移動機を装備するために第2の支
持台を設け、付属装置を取り付けた切断台の長さを長く
し、同じ集塵脱硝処理装置を両方の支持台で同時に使用
することもできる。
【0021】
【実施例】つぎに、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明するが、これによっても本発明の利点が明らかであ
る。
【0022】図1〜図3は、それぞれ、本発明に係る酸
素ガスによる屑鉄切断装置の正面図、平面図、断面図で
ある。即ち本装置は、切断する屑鉄10をのせる切断台
1と密閉格納容器5に収められた切断用トーチ(図1〜
図3には表示せず)とからなっている。密閉格納容器5
には排気路6が設けてあり、排気路6はシヤトル61に
よって吸引鞘部材7に接続されている。吸引鞘部材7は
集塵脱硝処理装置8に通じている。切断台1には、水を
満たした溝状のピット4が設けてある。密閉格納容器5
に強固に取り付けられた支持台2にはトーチが設けてあ
る。支持台2は、切断台と平行に配置されたレール3の
上を移動することができ、それによってトーチも切断台
の長手方向に移動できる。
【0023】図4は図3の拡大図であり、水を満たした
ピット4、スラブ10の置かれた切断台1および密閉格
納容器5を示している。密閉格納容器5は切断ゾーン全
体を覆い、切断台1に置いた屑鉄10周辺の気密性を確
保するため、切断台に対して垂直な側面には可撓性リッ
プ51が設けてある。密閉格納容器5の内部には2種
吸引フード90,91が収容されている。吸引フード9
0は従来型のフードであり、切断ゾーンの上部に設け、
上方の垂直方向に吸引する。この吸引フード90は排気
路6によって、可撓性リップ71が設けてある吸引鞘部
材7に接続されている。第二の吸引フード91は水平
に、かつ切断台と平行で、それとおなじ高さに取り付け
られた縦型の開口部を有する。その吸引は切断台に直角
で、水平方向に働く。吸引フード91は排気路6’によ
って、可撓性リップ71’をそなえた吸引鞘部材7に接
続されている。吸引鞘部材7,7’は事実上一つで同じ
でもよい。
【0024】この場合、排気路6,6’は密閉格納容器
5に達するまでは少なくとも1本であってもよいことは
明らかである。この点で、排気路6,6’の断面積は、
各フード90,91の吸引速度に対応可能か、必要に応
じて調整可能であることが望ましい。実際上吸引は8
0:20の比率で行われ、すなわち吸引フード91は吸
引フード90の4倍も強力であることが望ましい。
【0025】図5はシヤトル61における排気路6と吸
引鞘部材7の断面である。図6及び7はそれぞれA−A
線及びB−B線に沿った図5の断面である。図5の断面
に相当する切断線C−Cを図6及び図7に示す。
【0026】図5には、排気路6の管末を構成している
シヤトル61の拡張した形が明瞭に示してある。シヤト
ル61は吸引鞘部材7の可撓性リップ71の間に挿入さ
れており、吸引鞘部材7内の吸引力によって可撓性リッ
プ71が絶えずシヤトル61に押しつけられているの
で、気密性を保持しながら、切断台の長手方向にそって
動くことができる。このことは図7でもみられる。すな
わち、図5のB−B線断面図であり、このとき吸引鞘部
材7の可撓性リップが排気路6の管末を構成しているシ
ヤトル61に押しつけられているのがみられる。
【0027】図5のA−A線断面図である図6では吸引
鞘部材7が排気路6を押圧していない位置を示す。この
場合も、可撓性リップ71が吸引力によって相互に押圧
され気密性が保たれている。
【0028】図8はすでに図2に示したものよりも横に
広い、酸素ガスによる屑鉄切断装置を示す。図2に示し
た屑鉄切断装置は、図8の左半部と同じである。事実、
図8は切断台1,1’、2個の密閉格納容器5,5’、
相互に延長した2本の吸引鞘部材7,7’及び可能であ
れば2個の集塵脱硝処理装置8,8’を有し、図2の切
断装置を単純に倍化したものである。必要に応じて、吸
引鞘部材7,7’と処理装置8,8’との連通及び遮断
を行うバルブ79を設けることもできる。
【0029】切断台1,1’の上には切断する屑鉄の例
として、スラブ10、炉底滞積物11及び巻き線12を
示す。密閉格納容器5’には巻き線を切断するため、特
別に十字形に配置したトーチを設けてもよい。同様に密
閉格納容器5はスラブ10の切断の用にあててもよい
し、切断台1を長くして、切断台1の半分でスラブを切
断している間に、切断台1の別の部分で、スラブの取り
扱い作業を行なってもよい。図8に示した密閉格納容器
5は図4に示した密閉格納容器を平面視したものに相当
し、水平な吸引フード91,91’の配置の状態が明瞭
に識別できる。
【0030】図9は、例えば10個のトーチ(C1−C
10)を有するトーチ移動機を設けた装置を用いた切断
作業を示したものである。スラブ10を横に切断する場
合には、10個の小片のスラブ(T1−T10)が同時
に得られる。
【0031】一方、長手方向に切断する場合には11個
までのスラブ小片を得ることができる。これを実施する
ためには、切断台1の上にスラブ10を長手方向に置
き、トーチ移動機を垂直軸の回りに90゜回転させる。
また、スラブの寸法に適応できるように、必要に応じ
て、トーチの間隔を調整する。この場合、トーチをスラ
ブに近づけたり、離したりできるように、トーチ移動機
を垂直方向に移動することができる。もちろん、横に切
断する場合には、トーチ移動支持台を切断台の長手方向
に対して横方向に移動させる。このようにして、トーチ
移動機は3次元の方向に移動することができる。このよ
うな移動性を得るためには、防塵処置を施した、減速
機、球面ローラーベアリング、案内用のカムローラー、
およびボールスクリュウを有する電動装置を設け、これ
らのエレメントを遠隔制御し、または劣悪な環境条件か
ら保護するためのキャビンの中に設けた配電盤及び制御
盤を操作することによってプログラム化することもでき
る。
【0032】図10は水を満たしたピット4を含む切断
台1を示す。ピットの上には図10の平面図11から明
らかなように平坦鋼材18が端から端まで斜めに並べら
れている。この平坦鋼材18の寸法は、例えば3500
×350×40mmであるが、ピット全体を覆うように
配置する。この平坦な鋼材18によって切断台1を構成
し、その上に切断する屑鉄、例えば点線で示したスラブ
10を置く。この平坦鋼材18の下には、ピット4の水
中に部分的に沈むように、かつピット4を横切るように
仕切部材19を設ける。仕切部材19は、図4に示した
可撓性リップ51により得られる気密作用を補足するも
のであり、図4の下の部分は言うまでもなく図10と同
じである。仕切部材19は、密閉格納容器5がレール上
のいずれの位置にあるときでも密閉格納容器5と相互作
用するように複数配備されている。
【0033】このようにして、切断台1には平坦鋼材1
8の間に隙間があるので、切断スラグは水中に落下し、
急速に冷却される。明らかに、スラブ10等の鉄屑を切
断するとき、平坦鋼材18も切断される。したがって各
切断作業当りの平坦鋼材の切断深さが僅かとなるように
トーチの位置を調整する必要がある。
【0034】このようにトーチの位置を調整しても、実
施した切断回数によって、平坦鋼材18は定期的に取り
替える必要がある。この作業は、平坦鋼材18がブロッ
ク17の間に置かれているだけであるので、容易に行う
ことができる。平坦鋼材は消耗品と考えられる。トーチ
が各切断作業中に平坦鋼材18を切り込んでいくこと、
またスラブを横に切断する上でも、平坦鋼材18を仕切
部材19のように切断台上に直角に配置するのではな
く、斜めに並べるのが有利である。その結果、横切断時
に平坦鋼材に対面した位置にトーチがあるかどうか心配
する必要がない。この酸素ガスによる屑鉄切断装置をあ
る期間使用すると、スラグがピット4の中にたまること
は明らかである。しかし、平坦鋼材18のみならず、
切部材19も取り外しできるため、ピット4の掃除が容
易である。
【0035】本発明に係る酸素ガスによる屑鉄切断装置
の実施には特別問題はない。屑鉄、例えばスラブを切断
台上に置き、スラブに対するトーチの初期位置、すなわ
ち、密閉格納容器内に全体を収容し、そして希望する切
断が得られるようトーチ移動機のプログラムを入力し、
吸引フードや集塵脱硝処理装置を調整、作動させ、つい
で切断プログラムを実行させる。
【0036】初期加熱段階についで、切断が開始され、
この時点で切断スラグがピットの水中に落下し、種々の
煙が放出され、処理装置で処理される。作業が終了する
とプログラムは止まり、切断台にそって支持台を動か
し、一方では切断されたスラブを取り除き、他方では別
の切断作業を開始する。
【0037】本発明装置によれば、切断作業の自動化が
達成できる。すなわち、切断作業に危険性がなく、大気
汚染の大幅な低減とともに、1日8時間2シフトで、炉
底滞積物として25000トン、スラブ及びスラブスク
ラップとして50000トン、各種スクラップとして1
0000トンの処理が可能である。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、切断作業が安全で、し
かも、切断作業による環境汚染の危険性が低い等の効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る酸素ガスを用いた屑鉄
切断装置の正面図である。
【図2】本発明の一実施例に係る酸素ガスを用いた屑鉄
切断装置の平面図である。
【図3】本発明の一実施例に係る酸素ガスを用いた屑鉄
切断装置の断面図である。
【図4】図3の拡大図である。
【図5】排気路のシヤトル部分を示す断面図である。
【図6】図5におけるA−A矢視断面図である。
【図7】図5におけるB−B矢視断面図である。
【図8】本発明の他の実施例を示す平面図である。
【図9】移動台を垂直軸に対して90゜回転させて、ス
ラブを長手方向または横方向に10個または11個に切
断する方法を示す説明図である。
【図10】切断台の断面図である。
【図11】切断台の平面図である。
【符号の説明】
1 切断台 2 トーチ移動機支持台 4 ピット 5 密閉格納容器 6 排気路 7 吸引鞘部材 8 集塵脱硝処理装置 C1〜C10 トーチ 17 ブロック 18 平坦鋼材 19 仕切部材 51 可撓性リップ 90,91 吸引フード

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切断する金属を置くための切断台及び切
    断する金属の上方に位置する複数のトーチを移動させる
    手段を設けたトーチ移動機支持台からなり、切断が進行
    するにつれてトーチを移動させるべく支持台が切断台に
    平行に配置したレール上を移動する酸素ガスによる屑鉄
    切断装置において、水を満たした溝状のピットを切断台
    の下方に設け、切断台には切断スラグがピットの水中に
    直接落下するように間隙を設け、切断ゾーン特にトーチ
    を大型の密閉格納容器内に完全に収容させ、該密閉格納
    容器内には切断作業中に放出される蒸気、黒煙及び粉塵
    を排気するため、少なくとも1個の吸引フードを設け
    さらに、切断台は、ピットの長手縁に渡って設けたブロ
    ックの間に両端部が配置されて斜めに並設された平坦鋼
    材で構成された間隙を有することを特徴とする酸素ガス
    による屑鉄切断装置。
  2. 【請求項2】 吸引フードで排気された蒸気、黒煙及び
    粉塵を排気路を通して処理装置に運び、一方でフィルタ
    ーによる粉塵の除去、他方で消石灰注入による脱硝を行
    うことを特徴とする請求項1記載の酸素ガスによる屑鉄
    切断装置。
  3. 【請求項3】 トーチ移動機が支持台に対して、横方向
    及び垂直方向に動き、そのためトーチ移動機は被切断材
    に対して、3次元の方向に動くことができるようにトー
    チ移動機の移動手段を支持台に設けることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の酸素ガスによる屑鉄切断装置。
  4. 【請求項4】 トーチが1列に配置され、切断台に対し
    て平行または直角に配置できるように、垂直軸の回りに
    90゜回転することを特徴とする請求項1,2又は3
    記載の酸素ガスによる屑鉄切断装置。
  5. 【請求項5】 10個のトーチが100mm乃至500
    mm間隔で設けてあることを特徴とする請求項1,2,
    3又は4に記載の酸素ガスによる屑鉄切断装置。
  6. 【請求項6】 大型密閉格納容器は支持台に接続され、
    支持台並びに排気路を有する吸引フードとともに移動
    し、排気路はその末端にシャトル状の部分を有し、シャ
    トル状の部分は切断台に対して固定されている吸引鞘部
    材の切断台に平行した縦型の可撓性リップの間に納まる
    よう、切断台の方向に延びているため、可撓性リップは
    支持台が動いても吸引力により相互に、あるいはシヤト
    ルの側面に絶えず押圧され、吸引鞘部材は集塵および
    硝用の処理装置に通じていることを特徴とする請求項1
    乃至のいずれか一に記載の酸素ガスによる屑鉄切断
    装置。
  7. 【請求項7】 大型密閉格納容器の切断台を横切る両垂
    直側面に可撓性リップを設けることにより、支持台が屑
    鉄の上を通過するとき、容器の気密性が確保できること
    を特徴とする請求項1乃至のいずれか一に記載の酸
    素ガスによる屑鉄切断装置。
  8. 【請求項8】 密閉格納容器が少なくとも2個のフー
    ド、すなわち1個は、切断ゾーンの上に配置され上方へ
    垂直方向に吸引するフードと、もう一つは水平且つ切断
    台に平行に、それとおなじ高さに設け、切断台に対して
    垂直方向に水平に吸引する縦型の開口部のある吸引フー
    ドを設けてなることを特徴とする請求項1乃至のいず
    れか一に記載の酸素ガスによる屑鉄切断装置。
  9. 【請求項9】 ピットに部分的に水没させて平坦鋼材の
    下部に設けた仕切部材をピットを横切る方向に設け、水
    平に働く吸引路とすることを特徴とする請求項記載の
    酸素ガスによる屑鉄切断装置。
  10. 【請求項10】 各吸引フードの排気速度が調整できる
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一に記載
    の酸素ガスによる屑鉄切断装置。
  11. 【請求項11】 切断台の長さが少なくとも2個のスラ
    ブを載せるに充分な長さであることを特徴とする請求項
    1乃至10のいずれか一に記載の酸素ガスによる屑鉄
    切断装置。
  12. 【請求項12】 4個のトーチを交差移動せしめる1個
    のトーチ移動機が配置されてなることを特徴とする請求
    項1乃至11のいずれか一に記載の酸素ガスによる屑
    鉄切断装置。
  13. 【請求項13】 1個の同じ集塵脱硝装置に接続された
    2台の支持台を有してなることを特徴とする請求項1乃
    12のいずれか一に記載の酸素ガスによる屑鉄切断
    装置。
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