JP2572574Y2 - 加工穴の検査装置 - Google Patents

加工穴の検査装置

Info

Publication number
JP2572574Y2
JP2572574Y2 JP1990062231U JP6223190U JP2572574Y2 JP 2572574 Y2 JP2572574 Y2 JP 2572574Y2 JP 1990062231 U JP1990062231 U JP 1990062231U JP 6223190 U JP6223190 U JP 6223190U JP 2572574 Y2 JP2572574 Y2 JP 2572574Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gauge pin
holder
gauge
tip
moving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990062231U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0421904U (ja
Inventor
進 大辻
雅人 立石
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ユニシアジェックス filed Critical 株式会社ユニシアジェックス
Priority to JP1990062231U priority Critical patent/JP2572574Y2/ja
Publication of JPH0421904U publication Critical patent/JPH0421904U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2572574Y2 publication Critical patent/JP2572574Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、加工穴の検査装置、特に被加工物の加工
穴にゲージピンを差し込むことによって、その加工穴が
所定の大きさに加工されたか否かを検査する加工穴の検
査装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、このような検査装置は、ゲージピンの先端を加
工穴に差し込むことができたか否かを検出するために、
ゲージピンの先端から所定距離だけ離れたゲージピンの
基端側の部位を検出点として、その検出点が所定の位置
まで移動したか否かをタッチセンサーなどによって検出
する構成となっていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、このような検査装置に用いられるゲージピ
ンは、厳しい寸法精度が要求されるなどの理由から高価
であるが、その先端の摩耗が早いために寿命が短い。
そこで、コストを低減するために、その先端の摩耗部
を研摩して繰り返し使用しゲージピンの長寿命化を図る
ことが行なわれている。この場合には、必然的にゲージ
ピンの全長がしだいに短くなる。
しかし、前述したように従来の検査装置は、ゲージピ
ンの先端から所定距離だけ離れたゲージピンの基端側の
検出点の移動位置を検出する構成となっているため、ゲ
ージピンの全長が短くなるにしたがって、移動位置の検
出点がずれてしまう。そのため、従来にあっては、その
検出点のずれ分だけ、その検出点の検出手段の設置位置
をずらさなければならなくなり、調整作業がわずらわし
い。このことは、ゲージピンを全長の異なる種々のもの
と交換する場合も同様である。
このように、従来の検査装置にあっては、ゲージピン
の長さの変化に容易に対応することができないという問
題があった。
この考案の目的は、簡単な調整によってゲージピンの
長さの変化に対応することにより、ゲージピンの先端の
研摩によるゲージピンの長寿命化を実現できると共に、
ゲージピンを長さの異なるものと交換するときの作業時
間を短縮することもできる加工穴の検査装置を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するため、この考案の加工穴の検査
装置は、被加工物の加工穴に差し込まれる先端を有し、
該先端が前記加工穴に応じた大きさとされたゲージピン
と、先端部に前記ゲージピンとねじ合って該ゲージピン
を保持するねじ合い部を有し、該ねじ合い部に対する前
記ゲージピンの基端のねじ合いの調整量に応じて該ゲー
ジピンが当該ゲージピンの軸線方向に沿って伸縮調整可
能とされ、当該ゲージピンの先端の研磨の程度に応じて
当該ゲージピンの突出長を調整可能なホルダーと、前記
ホルダーのねじ合い部に対する前記ゲージピンの基端の
ねじ合いの調整位置にて、該ホルダーと該ゲージピンと
を固定可能な固定手段と、前記固定手段によって前記ゲ
ージピンが固定された前記ホルダーの基端部を着脱自在
に保持する移動体と、前記移動体を前記ゲージピンの軸
線方向に移動させる移動手段と、前記移動体の移動位置
を検出する検出手段とを備えたことを特徴とする。
〔作用〕
この考案の加工穴の検査装置は、ゲージピンの基端に
ホルダーを伸縮調整可能に取り付け、そしてゲージピン
の長さに応じて、そのホルダーを伸縮調整することによ
り、ゲージピンの先端とホルダーとの間を一定の長さに
保って、そのホルダーの移動位置から、ゲージピンが加
工穴に差し込まれたか否かを常に確実に検出する。
したがて、ゲージピンの先端の研摩によるゲージピン
の長さの変化に容易に対応して、その長寿命化を実現す
ると共に、ゲージピンを長さが異なるものと交換する作
業をも容易なものとして、その作業時間の短縮を実現す
る。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を添付図面に基づいて説明
する。
第1図においてWは被加工物であり、本例の場合は、
小穴研削盤1の回転砥石1aによって、図中の左右方向に
貫通する断面円形の小穴(加工穴)W1が検索される被
削材となっている。被加工物Wの保持体2を挾んで研削
盤1の反対側(図中の左側)には、加工穴の検査装置3
が配備されている。この検査装置3には、後述するよう
に研削盤1の動きに同期して移動体4を図中の左右方向
に移動させる移動手段5が備えられている。この移動手
段5は、例えば流体圧シリンダなどによる所定の圧力で
移動体4を移動させる構成となっている。その移動体4
は、図中の左右方向の軸線Oを中心として回転自在とな
っており、所定の機構を介して移動手段5に連結されて
いる。
このような移動体4には、連結体6とホルダー7を介
してゲージピン8が取り付けられている。
ゲージピン8は断面円形の棒状体であり、第2図中の
長さlの先端部分8aは、被加工物Wの小穴W1が目標の
大きさまで研削されたときに、丁度、その小穴W1の中
に差し込むことができる太さとなっている。したがっ
て、この先端部分8aを小穴W1に差し込むことができた
か否かによって、小穴W1が目標の大きさまで研削され
たか否かを検査することができる。
ゲージピン8の基端には連結体6が一体的に固定さ
れ、その連結体6の基端に形成された雄ねじ部6aは、ホ
ルダー7の先端に形成された雌ねじ部7aに螺合する。こ
れらの雄ねじ部6aと雌ねじ部7aは、相互のねじ込み量に
応じて、ゲージピン8とホルダー7とをそれらの長手方
向に伸縮調整可能に連結する。雄ねじ部6aにはロックナ
ット9が螺合されており、このロックナット9をホルダ
ー7側に締め付けることによって、ゲージピン8とホル
ダー7が伸縮調整された状態でロックされる。
ホルダー7の外周部には二面幅を構成する平坦部7bが
形成されており、この平坦部7bとロックナット9のそれ
ぞれをレンチ等の工具によって別々に挾持することによ
り、ロックナット9を簡単に回わすことができるように
なっている。ホルダー7の基端は、前記移動体4の先端
に着脱自在に連結されるようになっている。ホルダー7
の基端の内部に形成された雌ねじ部7cには、図示しない
連結ボルトがねじ付けられる。
このようなゲージピン8の取り付け状態において、そ
のゲージピン8の軸線は移動体4の回転軸線Oと一致す
る。
第1図において10はタッチセンサー(検出手段)であ
り、検査装置3の装置本体側の支持部材3aに取り付けら
れている。このタッチセンサー10は、移動体4の移動軌
跡上に位置する接触子10aが移動体4の端面4aと接触し
たときに検出信号体を出力するものである。このタッチ
センサー10としては、例えば接触子10aが移動体4の端
面4aと接触したときにおける接触子10aと移動体4との
間の電気的な導通を検出するものを用いることができ
る。
次に、作用について説明する。
検査装置3における移動手段5は、研削盤1における
砥石1aの第1図中の右方への移動に同期して移動体4を
同方向に所定の圧力で移動させる。したがって小穴W1
には、砥石1aに代ってゲージピン8の先端が差し込まれ
ることになる。
いま、小穴W1が目標の大きさにまで研削されている
ときは、ゲージピン8の先端が小穴W1内に入り込む。
そして、そのゲージピン8の先端が小穴W1を貫通した
時点で移動体4の端面4aがタッチセンサー10の接触子10
aと接触し、そのタッチセンサー10が検出信号を出力す
る。
一方、小穴W1が目標の大きさにまで研削されていな
いときは、ゲージピン8の先端が小穴W1内に入らず、
タッチセンサー10は検出信号を出力しない。
ところで、ゲージピン8の先端が摩耗した場合には、
第2図中の長さlの先端部分8aの範囲内において研摩し
て、繰り返し使用する。その場合には、ゲージピン8の
研摩分の長さだけ、連結体6とホルダー7の螺合部分を
伸ばして、移動体4の端面4aとゲージピン8の先端との
間の長さ、つまり端面4aに当接するホルダー7の端面7d
とゲージピン8の先端との間の長さL(第2図参照)を
常に一定とする。
このように、ゲージピン8の基端に連結体6を介して
取り付けられたホルダー7を伸縮調整するだけで容易に
ゲージピン8の長さの変化に対応することができる。
ここで、連結体6,ホルダー7,およびゲージピン8の結
合体を単体として扱って、その単体として、様々な太さ
や長さのゲージピン8を結合した多数のものを全て等し
い全長に調整しておくことにより、その単体毎の交換を
するだけで種々の大きさの加工穴の検査が直ちに実施で
きることとなる。
なお、上記実施例では、タッチセンサー10によって移
動体4の端面4aの移動位置を検出することにより、間接
的にホルダー7の移動位置を検出しているが、ホルダー
7の移動位置をタッチセンサー10によって直接検出する
ようにしてもよい。その場合には、ホルダー7の定位置
を検出点として、その検出点の移動軌跡上にタッチセン
サー10の接触子10aを位置させればよい。
また、タッチセンサー10を第1図中の左右方向に位置
調整可能に取り付けて、ゲージピン8の長さが大きく変
化した場合に、そのタッチセンサー10を位置調整できる
ようにしてもよい。また、タッチセンサー10の代りに種
々のセンサを用いることもでき、例えば近接センサなど
を用いてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案の加工穴の検査装置
は、ゲージピンの基端にホルダーを伸縮調整可能に取り
付けて、このホルダーの移動位置を検出する構成である
から、ゲージピンの長さに応じてホルダーを伸縮調整す
ることにより、ゲージピンの先端とホルダーとの間を一
定の長さに保つことができて、ゲージピンが加工穴に差
し込まれたか否かの検出を常に確実に行なうことができ
る。したがって、ホルダーを伸縮調整するだけでゲージ
ピンの種々の長さに対応することができる。
この結果、ゲージピンの先端を研摩して繰り返し使用
した場合にも容易に対応してゲージピンの長寿命化を実
現できると共に、ゲージピンを長さの異なるものと交換
する作業も容易となって、その作業時間を短縮すること
ができる。
さらに、ホルダーのねじ合い部にゲージピンの基端を
ねじ合わせることによって、そのホルダーにゲージピン
を保持するため、それらのねじ合い量に応じて、ホルダ
ーからのゲージピンの突出長を簡単にかつ無段階的に微
調整することができ、この結果、ゲージピンの先端とホ
ルダーとの間を一定の長さに正確に調整することができ
る。
しかも、ホルダーに対するゲージピンの伸縮調整位置
にて、ホルダーとゲージピンとを固定手段によって固定
することにより、そのゲージピンとホルダーとの結合体
を単体として扱うことができ、その単体として、様々な
大きさのゲージピンを結合した多数のものを全て等しい
全長に調整しておくことにより、その単体毎の交換をす
るだけで種々の大きさの加工穴の検査を直ちに実施する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す要部の平面図、 第2図は第1図示のゲージピンの半断面図である。 1……小穴研削盤、1a……砥石、2……保持体、3……
検査装置、3a……支持部材、4……移動体、5……移動
手段、6……連結体、6a……雄ねじ部、7……ホルダ
ー、7a……雌ねじ部、7b……平坦部、8……ゲージピ
ン、8a……先端部分、9……ロックナット、10……タッ
チセンサー(検出手段)、10a……接触子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 5/12 G01B 3/34

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工物の加工穴に差し込まれる先端を有
    し、該先端が前記加工穴に応じた大きさとされたゲージ
    ピンと、 先端部に前記ゲージピンとねじ合って該ゲージピンを保
    持するねじ合い部を有し、該ねじ合い部に対する前記ゲ
    ージピンの基端のねじ合いの調整量に応じて該ゲージピ
    ンが当該ゲージピンの軸線方向に沿って伸縮調整可能と
    され、当該ゲージピンの先端の研磨の程度に応じて当該
    ゲージピンの突出長を調整可能なホルダーと、 前記ホルダーのねじ合い部に対する前記ゲージピンの基
    端のねじ合いの調整位置にて、該ホルダーと該ゲージピ
    ンとを固定可能な固定手段と、 前記固定手段によって前記ゲージピンが固定された前記
    ホルダーの基端部を着脱自在に保持する移動体と、 前記移動体を前記ゲージピンの軸線方向に移動させる移
    動手段と、 前記移動体の移動位置を検出する検出手段と を備えたことを特徴とする加工穴の検査装置。
JP1990062231U 1990-06-14 1990-06-14 加工穴の検査装置 Expired - Lifetime JP2572574Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990062231U JP2572574Y2 (ja) 1990-06-14 1990-06-14 加工穴の検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990062231U JP2572574Y2 (ja) 1990-06-14 1990-06-14 加工穴の検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0421904U JPH0421904U (ja) 1992-02-24
JP2572574Y2 true JP2572574Y2 (ja) 1998-05-25

Family

ID=31591188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990062231U Expired - Lifetime JP2572574Y2 (ja) 1990-06-14 1990-06-14 加工穴の検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2572574Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200128876A (ko) * 2019-05-07 2020-11-17 공태일 윤활유 펌프

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5451565U (ja) * 1977-09-17 1979-04-10
JPS62193501U (ja) * 1986-05-29 1987-12-09

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200128876A (ko) * 2019-05-07 2020-11-17 공태일 윤활유 펌프
KR102199759B1 (ko) * 2019-05-07 2021-01-07 공태일 윤활유 펌프

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0421904U (ja) 1992-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1223465A (en) Adjustable machining system and implement therefore
CN102387891B (zh) 用于加工工件的加工装置
EP1080832B1 (en) Tool holder and a runout correcting tool for a tool holder
WO2003106108A8 (en) DEVICE FOR VERIFYING THE GEOMETRIC AND DIMENSIONAL CHARACTERISTICS OF RODS
EP0200763A1 (en) Supercentering workpiece holder
JP2000074601A (ja) 長手方向の計測装置
JP2572574Y2 (ja) 加工穴の検査装置
US4926559A (en) Measuring device for determining the position of workpiece faces
ES2922027T3 (es) Dispositivo de sujeción, máquina herramienta y procedimiento para la sujeción inteligente de una pieza de trabajo
JP2002001656A (ja) トラバース円筒研削盤および長尺丸棒状のワークの円筒研削方法
US4320580A (en) Method and device for determining the position of a cutting tool relative to the rotational axis of a spindle-mounted workpiece
CN201285265Y (zh) 位置度检测装置
US6401348B1 (en) Electrodynamic rotational axis acquisition tool
ATE267069T1 (de) Bearbeitungswerkzeugs-abstands-messsensor
JPH09210606A (ja) ボール溝の測定装置
JPH028681Y2 (ja)
JP2597219B2 (ja) Nc研削盤
JP2000225566A (ja) 内面研削盤
JPH0548082Y2 (ja)
JPS62224503A (ja) 工作機械の心押装置
JPH0431538Y2 (ja)
JP2910832B2 (ja) ストローク可変型シリンダにおけるピストンロッドの前進端到達検出装置
JP2504882Y2 (ja) 測子のコンタクト部材
EP0743891B1 (en) Method and apparatus for correcting diametrical taper on a workpiece
JPS6031852Y2 (ja) ボ−リングホルダ−