JP2572497B2 - 論理誤り検出のための内蔵自己テストを持つ集積回路チップ - Google Patents

論理誤り検出のための内蔵自己テストを持つ集積回路チップ

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JP2572497B2
JP2572497B2 JP3286497A JP28649791A JP2572497B2 JP 2572497 B2 JP2572497 B2 JP 2572497B2 JP 3286497 A JP3286497 A JP 3286497A JP 28649791 A JP28649791 A JP 28649791A JP 2572497 B2 JP2572497 B2 JP 2572497B2
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test
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circuit chip
test pattern
weight
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/22Detection or location of defective computer hardware by testing during standby operation or during idle time, e.g. start-up testing
    • G06F11/26Functional testing
    • G06F11/27Built-in tests

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも一つの組合
わせ論理回路を含む論理誤り検出のための内蔵自己テス
トを持つ集積回路チップに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
コート W.スターク(Cort W. Starke)は、IBM研
究開発誌 (IBM Journal of Research and Development )、Vo
l.34、No.2/3、1990年3/5月号、35
5から362ページに掲載の論文『VLSI COMS
システム/370プロセッサ内のテスト性及び診断の
ための設計(Design for testability and diagnosis i
n a VLSI CMOS System/370 processor)』におい
て、論理誤り検出のためのオンチップ・テストパターン
生成及びオンチップ・テスト応答評価を組み込む組合わ
せ論理回路の設計について説明する。この論文内におい
ては、この組合わせ論理回路は、テスト走査経路を形成
するように構成されたシフト・レジスタ・ラッチ(shif
t register latche 、SRL)によって典型的なレベル
センシティブ・スキャンデザイン(level-sensitive sc
an design 、LSSD)に互いに結合される。テストパ
ターンは、擬似ランダムパターン生成器として構成さ
れ、このチップ上に実現される線型フィードバック・シ
フトレジスタ(linear feedback shift register、LF
SR)によって生成される。テストパターンを加えるた
めにシフトレジスタ・ラッチがテスト走査経路を介して
ロードされる。次に、システムクロックがシステムの1
動作サイクルを実行するために一度パルス発生される。
システムクロックが加えられた後、テスト応答がシフト
レジスタ・ラッチからテスト走査経路を介してさらに評
価を行なうためにシフトアウトされる。ただし、上の論
文は、この擬似ランダムテストパターンの重み付けにつ
いては記述しない。
【0003】ロバート W.バセット(Robert W. Bass
ett )らは、IEEE『コンピュータの設計と試験』
(IEEE Design & Test of Computers )、1990年4
月号、ページ15から27に掲載の論文『高密度論理要
素の低コストテスト(Low-costtesting of high-densit
y logic components )』において、シフトレジスタ・
ラッチ(shift register latches、SRL)及びレベル
センシティブ・スキャンデザイン(level-sensitive sc
an design 、LSSD)を持つ組合わせ論理回路のため
の重み付けされたランダムパターン・テスタ(weighted
random patterntester、WRPT)について説明して
いる。テストパターンが線型フィードバック・シフトレ
ジスタ(linear feedback shift register、LFSR)
によって生成され、これらが次に重み格納テーブルに接
続された重み論理にパスされる。このテーブルは、組合
わせ論理回路の任意のシフトレジスタ・ラッチに対する
テスト重みを含む。こうして格納されたテスト重みは、
次に、シフトレジスタ・ラッチに加えられる。ここで
も、システムクロックが一度パルスされ、テスト応答が
評価及び誤り検出のためにシフトアウトされる。特に、
重み格納テーブルのために、この論文に説明されるテス
タは、重み付けを与えられないテスタと比較してかなり
多くのハードウエアを必要とし、従って、このテスタは
チップ上に搭載することができない。
【0004】本発明の目的は、論理誤り検出のための内
蔵自己テスト及び重み付けされた擬似ランダムテストパ
ターンを有する集積回路チップを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的は請求項1に従
う集積回路チップによって解決される。
【0006】テスト重みが重み格納テーブルから取り出
される先行技術とは対照的に、本発明は、テスト重みを
いわゆる”有限状態マシーン”あるいは”逐次マシー
ン”、つまり、格納することなしに有限数のテスト重み
を生成する回路の助けをかりて生成する。従って、重み
格納テーブルあるいはこれに類似するものは必要ではな
く、テスタ全体をチップ上に組み込むことが可能であ
る。
【0007】さらに、特定の回路、つまり、比較器等
は、一つのチップファミリーの異なるチップに対して類
似するため、同一のテスタを全てのこれら異なるチップ
上に使用することができる。つまり、テスタの構成は、
チップファミリーにのみ依存し、個々のチップには依存
しない。
【0008】本発明の実施例においては、テスト重みは
シフトレジスタ、特に、線型フィードバックテストレジ
スタ、あるいは、例えば、16進カウンタ等のためのカ
ウンタレジスタによって生成される。これらレジスタ
は、いわゆる”有限状態マシーン”として機能し、要求
されるテスト重みを生成する可能性を与える。これらレ
ジスタは、これらの状態の全てを通じてランすること
も、あるいは全ての可能な状態のサブセットを通じての
みランすることもある。
【0009】本発明のもう一つの実施例においては、重
み生成回路はチップの全てのいわゆる”論理コーン(lo
gic cone)の平均幅とほぼ同一のビット数を持つ。”論
理コーン”は組合わせ論理回路の一つのラッチあるいは
一つの出力に影響を及ぼす全ての信号及び全ての論理ゲ
ートによって定義される。この実施態様においては、重
み生成回路は一つの論理コーンの全ての信号に対する重
みを生成する。同一の重みがチップの全ての他の論理コ
ーンにも加えられる。この方針の助けをかりると、重み
生成回路のビットの数は最大数のシフトレジスタラッチ
よりかなり小さくなり、従って、重み生成回路に対して
必要なハードウエアが削減される。
【0010】一例として、32ビットの一般データ及び
アドレスバス幅を持つチップに対しては、重み生成回路
のビット数は、このチップの全ての論理コーンの平均幅
に等しい40である。
【0011】本発明のさらにもう一つの実施例において
は、重み生成回路は0パーセントに近いあるいは100
パーセントに近い2進”1”信号の平均パーセントを持
つ重み付けされた擬似ランダムテストパターンを生成す
るテスト重みの値を生成する。テスト重みに関する調査
の結果、12.5パーセント及び87.5パーセントの
値が有効であることがわかった。
【0012】本発明のさらにもう一つの実施例において
は、重み生成回路は、テストパターンの少しの部分、例
えば、5から8パーセントが0パーセントあるいは10
0パーセントに近い2進”1”信号の平均パーセントを
持ち、テストパターンの残りの部分が約50パーセント
の2進”1”信号の平均パーセントを持つ重み付けされ
た擬似ランダムテストパターンを生成するテスト重みの
値を生成する。
【0013】本発明のさらにもう一つの実施例において
は、重み生成回路は、同一の平均個数の2進”1”及
び”0”を持つ隣接信号に対する重み付けされたテスト
パターンを生成するテスト重みの値を生成する。これ
は、一つあるいはそれ以上のテストサイクルに対して適
用する。さらにテストするためには、2進”1”あるい
は”0”の別の平均個数が選択される。2進の”1”あ
るいは”0”の同一平均個数を持つ隣接信号の数はテス
タが使用される実際の集積回路チップに依存する。
【0014】本発明は、レベルセンシティブ・スキャン
デザイン(LSSD)以外でも使用できる。さらに、本
発明は、ラッチ、走査経路等を含まない論理回路との関
連でも使用できる。このようなケースにおいては、重み
付けされたテストパターンは、論理回路、例えば、通常
の入力に加えられる。
【0015】本発明の様々な実施例が以下に図面との関
連で詳細に説明される。
【0016】
【実施例】図1には、集積回路チップ(90)の部分
(10)の回路及び要素が示されるが、これらは一体と
なってデジタル・コンピュータシステムの処理ユニッ
ト、制御ユニット等を形成する。集積回路チップ(9
0)は超大規模集積(VLSI)技術にて構築され、L
SSD規則に従って設計される。
【0017】図1に示される集積回路チップ(90)の
部分(10)は、複数の組合わせ論理回路(12、1
3)及び複数のシフトレジスタ・ラッチ(15a、15
b、15c、16a、16b、16c、17a、17
b、17c)を含む。組合わせ論理回路(12、13)
は、AND−ゲート、OR−ゲート等を含むが、記憶要
素は含まない。
【0018】シフトレジスタ・ラッチ(15a、15
b、15c、16a、16b、16c、17a、17
b、17c)はダブルラッチであり、これは、これらが
一つのビットを記憶し、同時にもう一つのビットを受信
できることを意味する。
【0019】シフトレジスタ・ラッチ(15a、15
b、15c、16a、16b、16c、17a、17
b、17c)は、データライン(19a、19b、19
c、19d、19e、19f、20a、20b、20
c、20d、20e、20f、21a、21b、21
c、21d、21e、21f)を介して組合わせ論理回
路(12、13)に接続される。全てのシフトレジスタ
・ラッチ(15a、15b、15c、16a、16、1
6c、17a、17b、17c)には、図1に示されて
ないシステムクロックに対する入力が提供される。
【0020】通常の動作においては、集積回路チップ
(90)は、このシステムクロックにてクロックされ
る。システムクロックの各々のパルスととにもシフトレ
ジスタ・ラッチ(15a、15b、16a、16b、1
6c、17a、17b、17c)内に格納されている全
てのビットは、これらシフトレジスタ・ラッチ(15
a、15b、15c、16a、16b、16c、17
a、17b、17c)から組合わせ論理回路(12、1
3)へと向かい、これら組合わせ論理回路(12、1
3)をパスし、一連のシフトレジスタ・ラッチ(15
a、15b、15c、16a、16b、16c、17
a、17b、17c)の次の一つによって受信及び格納
される。組合わせ論理回路(12、13)を通過すると
き、対応するビットが集積回路チップ(90)の関数の
部分として、例えば、加算関数等の部分として交換され
る。
【0021】一例として、データライン(20a)上に
存在するビットがシフトレジスタ・ラッチ(15b)内
に格納され、次に、第一のシステムクロックの後に、デ
ータライン(20b、20c)を介して組合わせ論理回
路(12)へとパスされる。次に、恐らく交換を終えた
ビットは、次の一連のシフトレジスタ・ラッチ(16
b)によって受信される。次の一連のシステムクロック
によって、このビットはシフトレジスタ・ラッチ(16
b)内に格納され、データライン(20d、20e)を
介して次の一連の組合わせ論理回路(13)へとパスさ
れる。ここでも恐らく交換を終えたビットは、次に、次
の一連のシフトレジスタ・ラッチ(17b)によって受
信され、このプロセスが繰り返される。
【0022】シフトレジスタ・ラッチ(15a、15
b、15c、16a、16b、16c、17a、17
b、17c)はテストライン(23a、23b、23
c、2d、24a、24b、24c、24d、25a、
25b、25c、25d)を介して互いに接続される。
シフトレジスタ・ラッチ(15a、15b、15c)と
テストライン(23a、23b、23c、23d)がテ
スト走査経路(65)を形成する。同様に、シフトレジ
スタ・ラッチ(16a、16b、16c、17a、17
b、17c)及びテストライン(24a、24b、24
c、24d、25a、25b、25c、25d)はもう
一つのテスト走査経路(66、67)を形成する。全て
のシフトレジスタ・ラッチ(15a、15b、15c、
16a、16b、16c、17a、17b、17c)に
図1に示されないテストクロックのための入力が提供さ
れる。
【0023】そのテスト動作において、集積回路チップ
(90)は、最初にテストクロックにてクロックされ
る。テストクロックの各々のパルスによって、ビット
は、テスト走査経路(65、66、67)に沿ってシフ
トレジスタ・ラッチ(15a、15b、15c、16
a、16b、16c、17a、17b、17c)の一つ
から一連の次の一つへとシフトされその中に格納され
る。テスト走査経路(65、66、67)の全てのシフ
トレジスタ・ラッチ(15a、15b、16a、16
c、17a、17b、17c)が対応する一つのビット
を受信及び格納すると、システムクロックの一つのパル
スが実行される。前述の如く、シフトレジスタ・ラッチ
(15a、15b、15c、16a、16b、16c、
17a、17b、17c)内に格納されたこれらビット
は、データライン(19a、19b、19c、19d、
19e、19f、20a、20b、20c、20d、2
0e、20f、21a、21b、21c、21d、21
e、21f)を介して組合わせ論理回路(12、13)
へとパスされ、これらは、一連の次のシフトレジスタ・
ラッチ(15a、15b、15c、16a、16b、1
6c、17a、17b、17c)によって受信及び格納
される。受信されたこれらビットは恐らく交換され、次
に、テストクロックの複数のパルスによって、テスト走
査経路に沿ってシフトアウトされる。
【0024】一例として、テストライン(24a)上に
存在するビットがテストクロックの二つのパルスにてテ
スト走査経路(66)に沿ってシフトレジスタ・ラッチ
(16a)及びテストライン(24b)を介してシフト
レジスタ・ラッチ(16b)にシフトされ、ここに格納
される。次に、システムクロックの続くパルスにて、こ
のビットがデータライン(20d、20e)を介して組
合わせ論理回路(13)へとパスされ、一連の次のシフ
トレジスタ・ラッチ(17b)によって受信及び格納さ
れる。ここからこのビットは恐らく交換され、テストク
ロックの二つのパルスによってテスト走査経路(67)
に沿ってテストライン(25c、25d)及びシフトレ
ジスタ・ラッチ(17c)を介してシフトアウトされ
る。
【0025】図1との関連で上に説明された集積回路チ
ップ(90)の部分(10)が図2に再び示される。こ
こでは、これは他の回路にも結合されているが、これら
の全ては、集積回路チップ(90)上に位置する。これ
ら他の回路が図2との関連で概説され、図3(A)、図
3(B)及び4との関連でさらに詳細に説明される。
【0026】図2には、テストパターン生成回路(3
0)が示されるが、これはライン(32)を介して重み
付け回路(50)に接続される。重み生成回路(40)
もライン(42)を介して重み付け回路(50)に接続
される。ライン(52)を介して重み付け回路(50)
は集積回路チップ(90)の部分(10)に接続され、
ライン(62)を介してこの部分(10)は、比較回路
(60)に接続される。ライン(52)はテストライン
(23a、24a、25a)と結合され、ライン(6
2)は、集積回路チップ(90)の部分(10)のテス
トライン(23d、24d、25d)と結合される。
【0027】重み付け回路(50)、集積回路チップ
(90)の部分(10)及び比較回路(60)を接続す
るライン(52、62)の数は、集積回路チップ(9
0)上に確立されるテスト走査経路(65、66、6
7)の数に依存する。テストパターン生成回路(30)
及び重み付け回路(50)を接続するライン(32)の
数は、テストパターン生成回路(30)のビット数に依
存し、一般的には、前述のライン(52、56)の数よ
りも多い。
【0028】テストパターン生成回路(30)は、線型
フィードバックシフトレジスタを含むが、これは、集積
回路チップ(90)内のテスト走査経路(65、66、
67)の数の約2倍のビット数、つまり、ラッチ数を持
つ。この線型フィードバックシフトレジスタは、出力ビ
ットの全ての可能な組合わせが少なくとも一度生成され
るように設計される。ただし、全ての出力ビットが”
0”である組合わせのみは生成されない。
【0029】図3(A)及び図3(B)は重み生成回路
(40)の2つの実施態様を示す。
【0030】図3(A)はN個のビット位置(1から
N)を持つシフトレジスタ(44)を含む線型フィード
バックシフトレジスタを示す。各々のビット位置(1か
らN)はライン(42)の一つと接続される。ビット位
置(1)及び少なくとももう一つのビット位置、例え
ば、ビット位置(27)がフィードバックライン(7
6、77)と接続されるが、これらは接続ポイント(7
5)、例えば、XORゲートの助けをかりて結合され、
これらは次にライン(78)によってシフトレジスタ
(44)のビット位置(N)へと接続される。
【0031】シフトレジスタ(44)のビットの数、つ
まり、ラッチの数は、集積回路チップ(90)の全ての
いわゆる”論理コーン(logic cone)の平均幅に依存す
る。”論理コーン”は、シフトレジスタ・ラッチ(15
a、15b、15c、16b、16c、17a、17
b、17c)の一つ、あるいは、例えば、集積回路チッ
プ(90)の出力あるいは入力の一つに影響を与える全
ての信号及び全ての論理ゲートによって定義される。例
えば、32ビット・コンピューター・システムの全論理
コーンの平均幅は約40であり、このケースにおいて
は、ビットの数、つまり、シフトレジスタ(44)のラ
ッチの数は、40に選択される。重み生成回路(40)
及び重み付け回路(50)を接続するためのライン(4
2)の数は、シフトレジスタ(44)のビットの数に対
応する。
【0032】図3(A)に示される線型フィードバック
・シフトレジスタは、これが出力ビットの全ての可能な
組合わせを通じて少なくとも一度だけランするように設
計される。ただし、全ての出力ビットが”0”である組
合わせのみは生成されない。従って、図3(A)に示さ
れる線型フィードバック・シフトレジスタは、いわゆ
る”有限状態マシーン”あるいは”逐次マシーン”であ
る。つまり、出力ビットの有限数の組合わせを生成する
生成器である。
【0033】ANDゲートが図3(A)内の選択ポイン
ト(75)として使用された場合は、図3(A)に示さ
れる線型フィードバック・シフトレジスタは、必ずしも
出力ビットの全ての可能な組合わせを通じてランする必
要はなく、サブセットの全ての可能な状態を通じてラン
するのみでよい。ただし、線型フィードバック・シフト
レジスタも、このケースにおいては、これが出力ビット
の有限数の組合わせを生成するため有限状態マシーンで
ある。
【0034】図3(B)は、デジタルカウンタ、例え
ば、16進カウンタを示し、N個のビット位置(1から
N)を持つカウンタ・レジスタ(46)を含む。各々の
ビット位置(1からN)はライン(42)の一つと接続
される。ビット位置(N)は、ライン(71)を介して
増分器(70)と接続される。増分器(70)の助けを
かりて、カウンタ・レジスタ(46)の値は順番に1ず
つ増分される。
【0035】図3(B)に示されるデジタルカウンタ
は、増分器(70)によって増分されることによって出
力ビットの全ての可能な組合わせを通じてランする。従
って、図3(B)に示されるデジタルカウンタは、前述
のように有限状態マシーンである。
【0036】図4は、重み付け回路(50)の一つの実
施態様を示す。図4には、テストパターン生成回路(3
0)を重み回路(50)に接続する二つのライン(3
2)、重み生成回路(40)を重み付け回路(50)に
接続する二つのライン(42)及び重み付け回路(5
0)を集積回路チップ(90)の部分(10)に接続す
る一つのライン(52)が示される。出力ライン(8
0)を持つORゲート(54)、出力ライン(81)を
持つANDゲート(55)及びXORゲート(56)が
重み付け回路(50)内に提供される。
【0037】ORゲート(54)の入力は、これら二つ
のライン(32)の一つ及びこれら二つのライン(4
2)の一つに接続される。ANDゲート(55)の入力
は、ORゲート(54)の出力ライン(80)及び二つ
のライン(32)の他方の一つに接続される。XORゲ
ート(56)の入力は、ANDゲート(55)の出力ラ
イン(81)及び二つのライン(42)の他方に接続さ
れる。XORゲート(56)の出力は、ライン(52)
と接続される。
【0038】図4に示されるような構成が、同じよう
に、全てのライン(32、42、52)に対して提供さ
れる。
【0039】比較回路(60)は、ライン(62)上の
結果としてのテストパターンをテスト下の回路をシミュ
レートすることによって計算される要求されるテストパ
ターンと比較するための手段を含む。差が存在するとき
は、集積回路チップ(50)は、論理的誤りを含む。
【0040】テストパターン生成回路(30)は、擬似
ランダムに分布するテストパターンを生成する。重み生
成回路(40)は、シフトレジスタ(44)の中味、あ
るいはカウンタレジスタ(46)の中味に依存するテス
ト重みを生成する。重み付け回路(50)内で、テスト
パターン及びテスト重みが結合され、重み付けされたテ
ストパターンが生成される。テスト重みの助けをかり
て、テストパターンに影響を与え、2進の”1”信号を
持つビットの異なる平均パーセントを持つ重み付けされ
たテストパターンを生成することが可能である。
【0041】一例として、ライン(42)が”0”信号
を運び、またライン(32)が”0,0”、”0,
1”、”1,0”及び”1,1”の一連の全ての可能な
組合わせを運ぶものと想定すると、ANDゲート(5
5)の出力ライン(81)は、”0”信号を三度運
び、”1”信号を一度運ぶ。これは、このケースにおい
ては、”1”信号の平均の可能性は25パーセントであ
ることを意味する。しかし、ORゲート(54)に接続
されたライン(42)が”1”信号を運び、ライン(3
2)が上に示された組合わせを運ぶものと想定すると、
ANDゲート(55)の出力ライン(81)は”0”信
号を二度運び、”1”信号を二度運ぶ。これは、このケ
ースにおいては、”1”信号の平均の可能性が50パー
セントであることを意味する。
【0042】XORゲート(56)と接続されたライン
(42)上の信号の助けをかりて、ANDゲート(5
5)の出力ライン(81)上の信号を無効にすることが
可能である。XORゲート(56)と接続されたライン
(42)が”1”信号を運ぶ場合、ANDゲート(5
5)の出力ライン(81)上の任意の信号は反対の信号
に反転される。つまり、”1”信号は”0”信号に反転
され、”0”信号は”1”信号に反転される。この反対
の信号が次にXORゲート(56)の出力ラインである
ライン(52)上に出力される。
【0043】図4において、ANDゲート(55)は二
つの入力ラインを持つ。ANDゲートを三つあるいはそ
れ以上の入力ラインと共に使用することも可能である。
これらのケースにおいては、これらANDゲートの出力
ライン上の2進の”1”信号を持つビットの平均パーセ
ントは、より詳細に操作することができる。例えば、三
つの入力ラインを持つANDゲートを用いて、その出力
ライン上の2進の”1”信号を持つビットの平均パーセ
ントを12.5パーセントのステップにて操作すること
ができる。
【0044】説明されたような集積回路チップ(90)
のテストは、良好な結果は、重み付けされたテストパタ
ーン内の2進の”1”信号を持つビットの平均パーセン
テージが12.5パーセントあるいは87.5パーセン
トのときに得られることを示す。
【0045】良好の結果はまた全てのテストパターンの
約5から8パーセントが0パーセントあるいは100パ
ーセントに近い2進”1”信号の平均パーセントを持
ち、またテストパータンの残りが約50パーセントの2
進”1”信号の平均パーセントを持つときに得られる。
【0046】さらに調べた結果、良好な結果は、同一
均個数の2進”1”あるいは”0”を持つ隣接信号に対
する重み付けされたテストパターンが加えられたときに
得られることが発見された。このコンテキストにおける
隣接信号は、図1の信号(19b、20b、21b、1
9d、20d、21d、19f、20f、21f)であ
る。隣接2進”1”あるいは2進”0”信号のこの数
は、一つあるいはそれ以上の一連のテストサイクルに対
して使用し、その後、一連の複数のテストサイクルに対
して変えることができる。
【0047】これら隣接2進”1”信号あるいは2進”
0”信号は、特に、図3(A)との関連で説明されたよ
うに生成される出力ビットの全ての可能な組合わせを通
じてランしない重み生成回路(40)の助けをかりて生
成することができる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば論理誤り検出のための内
蔵自己テスト及び重み付けされた擬似ランダムテストパ
ターンを備えた集積回路チップを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用可能な集積回路チップの一部分を
示す構成図。
【図2】論理誤り検出のための内蔵自己テストを含む本
発明による集積回路チップの全体を示すブロック図。
【図3】図2の重み生成回路に対する実施態様を示す構
成図。
【図4】図2の重み付け回路に対する実施態様を示す構
成ブロック図。
【符号の説明】
10 集積回路チップ部分 12、13 組合せた論理回路 15、16、17 シフトレジスタ・ラッチ 19、20、21 データライン 24、25 テストライン 30 テストパターン生成回路 40 重み生成回路 50 重み付け回路 60 比較回路 90 集積回路チップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−148180(JP,A)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】論理誤り検出のための内蔵自己テストを持
    つ集積回路チップにおいて、該集積回路チップが: 少なくとも一つの組合わせ論理回路(12、13)、 テストパターンを生成するためのパターン生成回路(3
    0)、 テスト重みを生成するための有限状態マシーンを含む重
    み生成回路(40)及び重み付け回路(50)を含み、 前記重み付け回路(50)が前記テストパターン及び前
    記テスト重みを組合わせて重み付けされたテストパター
    ンを生成し、前記生成された重み付けされたテストパタ
    ーンを前記組合わせ論理回路(12、13)に供給する
    ために、前記パターン生成回路(30)、前記重み生成
    回路(40)及び前記組合わせ論理回路(12、13)
    に結合されることを特徴とする集積回路チップ。
  2. 【請求項2】 前記重み生成回路(40)の前記有限状態
    マシーンがシフトレジスタ(44)からなることを特徴
    とする請求項1に記載の集積回路チップ。
  3. 【請求項3】 前記重み生成回路(40)の前記有限状態
    マシーンがカウンタレジスタ(46)からなることを特
    徴とする請求項1に記載の集積回路チップ。
  4. 【請求項4】前記重み生成回路(40)がチップの全て
    の論理コーンの平均幅とほぼ同一のビット数を含むこと
    を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の集積回
    路チップ。
  5. 【請求項5】前記ビットの数が40であることを特徴と
    する請求項4に記載の集積回路チップ。
  6. 【請求項6】前記重み生成回路(40)が0パーセント
    に近い、あるいは100パーセントに近い2進”1”信
    号の平均パーセントを持つ重み付けされたテストパター
    ンを生成するテスト重みの値を生成することを特徴とす
    る請求項1から5のいずれかに記載の集積回路チップ。
  7. 【請求項7】前記重み生成回路(40)が重み付けされ
    たテストパターンの一部分が0パーセントに近いあるい
    は100パーセントに近い2進”1”信号の平均パーセ
    ントを持ち、前記重み付けされたテストパターンの残り
    の部分が約50パーセントの2進”1”信号の平均パー
    セントを持つ重み付けされたテストパターンを生成する
    テスト重みの値を生成することを特徴とする請求項1か
    ら5のいずれかに記載の集積回路チップ。
  8. 【請求項8】該2進”1”信号の該平均パーセントが1
    2.5パーセントあるいは87.5パーセントであるこ
    とを特徴とする請求項6あるいは7に記載の集積回路チ
    ップ。
  9. 【請求項9】 該重み生成回路(40)が同一の平均個数
    の2進”1”あるいは”0”を持つ隣接信号に対する重
    み付けされたテストパターンを生成するテスト重みの値
    を生成することを特徴とする請求項1から8のいずれか
    に記載の集積回路チップ。
JP3286497A 1991-02-21 1991-10-31 論理誤り検出のための内蔵自己テストを持つ集積回路チップ Expired - Lifetime JP2572497B2 (ja)

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