JP2572455Y2 - 周波数逓倍装置 - Google Patents

周波数逓倍装置

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JP2572455Y2 JP1990075188U JP7518890U JP2572455Y2 JP 2572455 Y2 JP2572455 Y2 JP 2572455Y2 JP 1990075188 U JP1990075188 U JP 1990075188U JP 7518890 U JP7518890 U JP 7518890U JP 2572455 Y2 JP2572455 Y2 JP 2572455Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は周波数逓倍装置に係り、特に、逓倍次数を
可変するのに好適な周波数逓倍装置に関する。
(ロ) 従来技術 従来の周波数逓倍回路としては、例えば、第3図に示
すブロック構成のものが提供されていた。
図において、11は入力側バッファアンプ、12は周波数
逓倍回路、13は周波数同調回路、14は出力側バッファア
ンプである。
ブロックの逓倍動作としては入力側バッファアンプ11
に入力した特定の周波数の高周波信号は、バッファアン
プ11で所定のレベルで維持されて周波数逓倍回路12に入
力される。
周波数逓倍回路12に入力された特定の周波数の高周波
信号は、非線型の増幅特性を持つ能動素子で構成された
回路によって入力した特定の周波数の整数倍の高調波を
入力時より高いレベルで出力する。
この特定の周波数の整数倍の高調波は、周波数同調回
路13で設定された周波数に同調して次段の出力側バッフ
ァアンプ14に出力する。
即ち、周波数同調回路13の同調周波数を希望する特定
の周波数の入力高周波信号の整数倍の周波数に設定する
ことで周波数逓倍回路12でレベルの高まった高周波分を
得ることができる。
また、周波数同調回路13から出力し逓倍された周波数
の高周波信号は、線型増幅特性を持たせたバッファアン
プ14によって逓倍された周波数の高周波信号を出力する
ようになっていた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、上記した従来の周波数逓倍回路においては、
第3図に示すように周波数逓倍回路12から出力した高調
波成分の中から周波数同調回路13で予め設定された同調
周波数で出力させるようにしているので、周波数の逓倍
次数は決められており、可変することは一般的に不可能
という欠点があった。
また、入力周波数を変化させると出力周波数(逓倍周
波数)のレベルが大幅に変化してしまう欠点があり、必
要とする周波数以外に多数の不要周波数が含まれて出力
してしまうという欠点もあった。
この考案は上記した点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは従来例の欠点を解消し、逓倍次
数の可変設定及び入力周波数の変更によっても出力レベ
ルが一定にでき、しかも目的の逓倍出力のみが得られる
ように構成した周波数逓倍装置を提供することろにあ
る。
(ニ) 問題を解決するための手段 この考案の周波数逓倍装置は、入力信号の高調波成分
を出力する逓倍器と、前記逓倍周波数成分から高調波を
抽出する可変バンドパスフィルタと、前記逓倍器の入力
側に第1可変利得増幅器と前記可変バンドパスフィルタ
の出力に出力可変利得増幅器を設け、前記出力可変利得
増幅器の出力レベルに応じて前記入力と出力の可変利得
増幅器を制御するるALC(AUTOMATIC LEVEL CONTROL)増
幅器と、前記入力信号の周波数に追従して前記可変バン
ドパスフィルタを制御するように構成された周波逓倍装
置において、前記入力可変利得増幅器に加えられる信号
を入力して周波数をカウントする周波数カウンタと、逓
倍次数を設定する逓倍次数設定器と、この逓倍次数設定
器によって設定したデータと前記周波数カウンタの出力
とにより前記可変バンドパスフィルタを制御する周波数
制御器とを設け、入力周波数の逓倍次数が可変可能で所
望の周波数を出力させるように構成したしたものであ
る。
(ホ) 作用 この考案によれば、逓倍装置は、非線形素子と、周波
数同調回路とを有し、入力した高周波信号の高調波成分
を取出す周波数逓倍器において、周波数逓倍器の入力側
には可変利得増幅器と、出力側には可変バンドパスフィ
ルタと、可変利得増幅器と、前記出力側の可変利得増幅
器からの出力信号を検出する出力レベル検出器と、出力
レベル検出器からの信号によって前記入出力2つの可変
利得増幅器を制御するALC(AUTOMATIC LEVEL CONTROL)
増幅器と、入力側可変利得増幅器に加えられる高周波信
号を入力して周波数をカウントする周波数カウンタと、
逓倍次数を設定する逓倍次数設定器と、この逓倍次数設
定器によって設定したデータと周波数カウンタの出力と
により可変バンドパスフィルタを制御する周波数制御器
とを設けたので、逓倍次数設定器によって逓倍次数を可
変できると共に、逓倍された周波数の出力レベルを逓倍
次数を可変しても一定にすることができる。
(ヘ) 実施例 この考案に係る周波数逓倍装置の実施例を第1図及び
第2図に基づいて説明する。
第1図はこの考案の構成ブロック図、第2図は他の応
用例を示し、第2図(A)は逓倍効率向上のアイドラ回
路を付加した部分回路図、第2図(B)は出力レベル設
定用可変減衰器を設けた部分回路図、第2図(C)はAL
C理増幅器の出力に可変抵抗器を介して外部信号を加え
振幅変調を掛けた例を示す部分回路図である。
図において、1は入力側可変利得増幅器、2は周波数
逓倍器、3は可変バンドパスフィルタ、4は出力側可変
利得増幅器、5は出力レベル検出器、6はALC増幅器、
7は周波数カウンタ、8は周波数制御器、9は逓倍次数
設定器である。
ブロック図の構成を説明すると、逓倍すべき入力周波
数信号が入力側可変利得増幅器1に入力され入力側可変
利得増幅器1の出力は周波数逓倍器2に接続され、この
周波数逓倍器2よりの出力は可変バンドパスフィルタ3
に接続される。
更に、可変バンドパスフィルタ3の出力は出力側可変
利得増幅器4に接続され、この出力側可変利得増幅器4
の出力から逓倍された周波数信号が出力する。
また、出力側可変利得増幅器4の出力からは出力レベ
ル検出器5が接続されていて、更に、出力レベル検出器
5の出力はALC増幅器6に接続されている。
ALC増幅器6の出力は入力側及び出力側可変利得増幅
器1,4の制御信号入力端子に接続されている。
一方、入力側可変利得増幅器1に入力される入力周波
数信号は、周波数カウンタ7にも接続され、この周波数
カウンタ7のカウントデータが周波数制御器8に接続さ
れると共に、逓倍次数を設定する逓倍次数設定器9から
の設定データが周波数制御器8に接続されている。
周波数制御器8の出力は可変バンドパスフィルタ3の
制御信号入力端子に接続されている。
上記のように構成された周波数逓倍装置の周波数逓倍
動作は、逓倍すべき周波数信号が入力側可変利得増幅器
1に入力されると共に、この入力周波数は、周波数カウ
ンタ7でカウントされて周波数データが周波数制御器8
の入力端子に入力される。
一方、逓倍次数設定器9で逓倍すべき次数(逓倍の倍
数)を設定すると、この設定値が周波数制御器8の一方
の入力端子に入力される。
周波数制御器8はデジタル演算回路、D/Aコンバー
タ、スイッチ回路等により構成されていて、逓倍次数設
定器9からの設定データを基に周波数カウンタ7の出力
データと演算し、演算の結果に応じた制御電圧を発生さ
せる。
周波数制御器8より出力した制御電圧はLCフィルタ、
キャビティ共振器、可変容量ダイオード、及びメカニカ
ルモータ等より構成された可変バンドパスフィルタ3を
駆動して周波数カウンタ7でカウントした周波数を逓倍
次数設定器9の設定次数によって演算した周波数即ち、
逓倍出力のみを可変バンドパスフィルタ3より通過させ
それ以外の不要周波数は減衰させるようになっている。
上記のようなブロックの動作により常に目的の逓倍出
力のみが得られるようになっているが、当然逓倍次数が
大きくなるに連れて逓倍出力のレベルが低下して行く
が、出力側可変利得増幅器4の出力側に接続された出力
レベル検出器5によって逓倍出力レベルが検知され、こ
の出力レベル検出器5はダイオード整流回路等によって
構成され直流レベルの変化に変換されて次段のALC増幅
器6によって増幅されて入力側及び出力側可変利得増幅
器1,4の利得を制御する。
即ち、出力レベル検出器5よりの整流電圧レベルが低
くなればALC増幅器6は出力レベルを上げて入力側及び
出力側可変利得増幅器1,4の利得を上げるように制御す
る。
従って、入力側及び出力側可変利得増幅器1,4及びALC
増幅器6は一連のループ回路としてフィードバックが掛
かるように動作するので入力周波数の変化や、逓倍次数
設定の可変が行われても逓倍出力レベルは常に一定にす
ることができる。
また、他の応用として第2図(A)に示す例では、周
波数逓倍器2の入力側及び出力側に可変バンドパスフィ
ルタ3と連動して制御される入力側アイドラ回路I1
出力側アイドラ回路I2とを設け、入力側アイドラ回路
1は逓倍された出力周波数に常に同調させ、出力側ア
イドラ回路I2は入力周波数に同調させるようにするこ
とで周波数逓倍器2の逓倍効率を向上させることができ
る。
第2図(B)の応用例ではこの考案の周波数逓倍装置
を標準信号発生器等に応用する場合に最終的な出力端子
の手前に可変減衰器を挿入した例であり、自由に出力レ
ベルを設定できるようにしたものである。
また、第2図(C)で示すようにALC増幅器6の出力
側即ち、入出力2つの可変利得増幅器1,4を制御する制
御信号に可変抵抗器を介して変調信号を重畳させるよう
に構成することによって、標準信号発生器として利用す
る上で発生信号としての出力信号に振幅変調を掛けた信
号を出力させることもできるようになる。
(ト) 考案の効果 この考案に係る周波数逓倍装置によれば、周波数逓倍
器の入力側に可変利得増幅器と出力側に可変バンドパス
フィルタとこれらを制御する出力レベル検出器とALC増
幅器更に、周波数カウンタと周波数制御器とを設けたの
で、下記のような効果が得られる。
(1) 逓倍次数を自由に設定することができしかも不
要周波数を除去して目的の周波数のみ出力させることが
できる。
(2) 入力段から出力段迄含め利得の調整ができるAL
C増幅回路ループを構成しているので通常の逓倍次数設
定であれば、入力周波数、逓倍次数に関係なく逓倍出力
レベルを一定にさせることができる。
(3) 本考案の構成ブロックを単体で使用することも
できまた、ユニット化することで機器内への組込みを容
易にすることができる。
しかも、構造が簡単であって、実施も容易であるなど
の優れた特長を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの考案に係る周波数逓倍装置の実
施例を示し、第1図は構成ブロック図、第2図は他の応
用例を示す部分回路図であり、第2図(A)は逓倍効率
向上のアイドラ回路を付加した部分回路図、第2図
(B)は出力レベル設定用減衰器を設けた部分回路図、
第2図(C)はALC増幅器の出力に可変抵抗器を介して
外部信号を加え振幅変調を掛けた例を示す部分回路図で
ある。 第3図は従来例を示す構成ブロック図である。 主な符号の説明 1:入力側可変利得増幅器 2:周波数逓倍器 3:可変バンドパスフィルタ 4:出力側可変利得増幅器 5:出力レベル検出器 6:ALC増幅器 7:周波数カウンタ 8:周波数制御器 9:逓倍次数設定器

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号の高調波成分を出力する逓倍器
    と、前記逓倍周波数成分から高調波を抽出する可変バン
    ドパスフィルタと、前記逓倍器の入力側に入力可変利得
    増幅器と前記可変バンドパスフィルタの出力に出力可変
    利得増幅器を設け、前記出力可変利得増幅器の出力レベ
    ルに応じて前記入力と出力の可変利得増幅器を制御する
    るALC(AUTOMATIC LEVEL CONTROL)増幅器と、前記入力
    信号の周波数に追従して前記可変バンドパスフィルタを
    制御するように構成された周波致逓倍装置において、 前記入力可変利得増幅器に加えられる信号を入力して周
    波数をカウントする周波数カウンタと、逓倍次数を設定
    する逓倍次数設定器と、この逓倍次数設定器によって設
    定したデータと前記周波数カウンタの出力とにより前記
    可変バンドパスフィルタを制御する周波数制御器とを設
    け、入力周波数の逓倍次数が可変可能で所望の周波数を
    出力させるように構成したことを特徴とする周波数逓倍
    装置。
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JPS6352502A (ja) * 1986-08-22 1988-03-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 逓倍器

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