JP2572376B2 - タイマの時間設定装置 - Google Patents

タイマの時間設定装置

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JP2572376B2
JP2572376B2 JP61154633A JP15463386A JP2572376B2 JP 2572376 B2 JP2572376 B2 JP 2572376B2 JP 61154633 A JP61154633 A JP 61154633A JP 15463386 A JP15463386 A JP 15463386A JP 2572376 B2 JP2572376 B2 JP 2572376B2
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五十雄 加島
正人 南北
好信 岡田
章 木野村
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は限時時間が広範囲に亘って設定できるように
したタイマの時間設定装置に関するものである。
[背景技術] 従来よりハウジング10に対して回動自在なダイアル52
により限時時間を調節し、またハウジング10の外部から
の操作でダイアル52による調節範囲を選択的に設定でき
るようにしたタイマが提供されている。このタイマは、
第7図に示すように、ハウジング10に装着した基板21に
タイマ回路が実装され、設定時間の単位を分、秒に切り
換える単位設定スイッチSW1、ダイアル52による調節範
囲を選択的に設定するレンジ設定スイッチSW2等が設け
られている。単位設定スイッチSW1には“min"、“sec"
の単位が上下2段に表記された単位文字板63′が連動し
て上下にスライドし、またレンジ設定スイッチSW2には
限時時間の調節範囲に対応する数値が表記されたレンジ
文字板62′が連動して上下にスライドする。レンジ文字
板62′は複数箇所の数値表記部においてそれぞれ上下2
段に数値が表記されている。これらの文字板62′,63′
の前面には目盛61cを有した目盛板61′が配設されてお
り、目盛板61′には適所に窓孔61b,61cが形成されてい
る。窓孔61b,61cは各スイッチSW1,SW2を操作したとき
に、各文字板62′,63′の上下2段の表記のうちの一方
のみが臨むように形成されている。
上述した構成により目盛板61′に表示される文字を限
時時間の調節範囲に対応するように設定できるのである
が、しかしながら、文字板62′,63′を上下にスライド
させて文字を切り換えるようにしているから、限時時間
の調節範囲を多段階に切り換えようとすると、文字板6
2′,63′の上下幅を大きくする必要が生じ、全体として
大型化するという問題が生じる。
[発明の目的] 本発明は上述の点に鑑みて為されたものであって、そ
の目的とするところは、文字板をスイッチの操作に連動
して揺動させることにより、限時時間の調節範囲を多段
階に設定できるようにし、かつ大型化しないようにした
タイマの時間設定装置を提供することにある。
[発明の開示] (実施例) 以下の説明においては便宜上、第1図に基づいて前
後、上下等の用語を用いるが、これらの用語は取付方向
を限定するものではない。
第1図に示すように、前後に貫通した角筒状のケース
1内にタイマ本体2が収納される。タイマ本体2の後端
部にはケース1の後面を閉塞するベース11が設けられ、
またタイマ本体2の前端部にはケース1の前面を閉塞す
るカバー12が設けられる。すなわち、ケース1とベース
11とカバー12とによりハウジング10が形成される。ベー
ス11はオクタルベースであって後面に複数の接続ピン13
が突設され、周面に突設された係合突起14をケース1の
後端部周面に形成された係合孔15に係合させることによ
り、ケース1の後端部内側に固定される。ベース11には
前面側に印刷配線基板21aが密着して配置される。ベー
ス11の四隅には断面L形の支柱16が前方に突設されてお
り、各一対の支柱16間にそれぞれ印刷配線基板21b,21c
が保持される。印刷配線基板21b,21cの前端部側縁には
係合爪22が突設され、カバー12の四隅から後方に延設さ
れた支持片17の保持孔18に係合爪22が係合することによ
り、各印刷配線基板21b,21cの前端部がそれぞれ一対の
支持片17間に保持される。すなわち、ベース11とカバー
12とが印刷配線基板21b,21cを介して連結されるのであ
る。カバー12の後面には印刷配線基板21dが配設され
る。印刷配線基板21dは、第2図に示すように、左右両
側縁に切欠部25が形成されており、カバー12の後方に延
設された左右一対の保持片23の後端部が印刷配線基板21
dの切欠部25に嵌合するとともに、保持片23の後端部に
形成された保持爪24が切欠部25の周縁に係合することに
より、カバー12の後面から離間した状態で印刷配線基板
21dがカバー12に保持されるのである。隣接して配置さ
れた各印刷配線基板21a〜21d同士はそれぞれ電気的に接
続されており、これらの印刷配線基板21a〜21dにタイマ
回路が実装される。ケース1の前端部内周面にはカバー
12の後面を係止する段部26が形成される。以上のような
構成を有しているから、ベース11とカバー12とを印刷配
線基板21b,21cで一体に連結した状態でケース1内に収
納し、ベース11の係合突起14をケース1の係合孔15に係
合させれば、ケース1に対してベース11とカバー12とを
定位置に固定することができるのである。
タイマ回路は、たとえば第6図に示すように、可変抵
抗器VRにより出力周波数が調節できる発振回路31と、分
周率が可変であって発振回路31の出力を分周する分周回
路32と、分周回路32の出力に基づいてオン出力やオフ出
力等の各種出力を選択的に出力する出力回路33とを備え
ている。この構成では、発振回路31の可変抵抗器VRを調
節することにより、限時時間が調節できるようになって
いる。分周回路32は、時、分、秒のいずれかの単位を選
択する単位設定スイッチSW1と、限時時間の調節範囲を
選択するレンジ設定スイッチSW2とを備え、また出力回
路33は限時時間の満了後にオン出力とするかオフ出力と
するか等を選択するモード設定スイッチSW3を備えてい
る。なお、この回路構成は一例であって、これに限定さ
れるものではなく、上記各機能を有するスイッチSW1〜S
W3と、限時時間を連続的に調節する可変抵抗器VRのよう
な手段を備えたタイマ回路であればどのような構成とし
てもよい。
第2図に示すように、カバー12の後面に配設された印
刷配線基板21dの前面側には、上記発振回路31の発振周
波数を可変する可変抵抗器VR、後述する接点板381〜383
とともに3個のスイッチSW1〜SW3を構成するスイッチ基
台341〜343、タイマの動作状態を指示する発光ダイオー
ドよりなる一対の表示灯351,352等が配設される。一方
の表示灯351は出力がオン出力であるかオフ出力である
かを表示し、他方の表示灯352は限時満了か否かを表示
する。各スイッチ基台341〜343はそれぞれ複数の接触子
37を備えており、また各スイッチ基台341〜343の近傍に
はそれぞれ支持孔361〜363が穿設される。カバー12と印
刷配線基板21dとの間には、第2図および第3図に示す
ように、可変抵抗器VRや各スイッチSW1〜SW3を操作する
ための複数の歯車が配設され、各スイッチSW1〜SW3を操
作する各スイッチ歯車41〜43の軸の一端部が支持孔361
〜363内に挿入される。
可変抵抗器VRの軸VRaにはカバー12の中央部に貫挿さ
れた回動軸51の後端に突設された連結突起51aが噛合
し、回動軸51の回動に伴なって可変抵抗器VRの抵抗値が
調節されるようになっている。回動軸51の前端部はカバ
ー12から前方に突出しており、この突出部分には透明な
合成樹脂により後方に開口する円筒状に形成されたダイ
アル52が回動軸51と共回転するように装着される。すな
わち、回動軸51の前端部には断面六角形の結合部51bが
形成されており、この結合部51bがダイアル52の中央部
に形成された結合孔52aに嵌合することにより、回動軸5
1とダイアル52とが共回転するように結合される。ここ
において、回動軸51の結合部51aとダイアル52の結合孔5
2aとを多孔形として互いに回り止めがなされるように嵌
合させているが、互いに回り止めがなされる形状であれ
ば、他の形状、たとえばローレット状として噛合させて
もよい。結合孔52aから露出する回動軸51の前端面には
ダイアル52の前方から取付ねじ53が螺入され、ダイアル
52の前方への抜け止めがなされている。また、取付ねじ
53の前面を覆う形でダイアル52の中央部には盲板54が装
着される。ダイアル52には指針52bが形成されており、
ダイアル52の回動位置を指示できるようになっている。
カバー12の前面中央部にはダイアル52により覆われる取
付台55が突設されており、取付台55の前面には凹所56が
形成されている。また、カバー12の前面で取付台55以外
の部分は化粧プレート57により覆われている。取付台55
の凹所56内には円形の目盛板61と、U形のレンジ文字板
62と、円形の単位文字板63とが配設される。目盛板61は
凹所56内で回り止めがなされており、レンジ文字板62と
単位文字板63とは目盛板61の後側に重ねられている。レ
ンジ文字板62は、カバー12の後方に配設された円環状の
カムフォロア44に一体に結合される。すなわち、カムフ
ォロア44の周部には前方に向かって4本の脚柱44aが突
設され、この脚柱44aが取付台56の前面に穿設された円
形の透孔56aに挿通されるとともに、脚柱44aの前端部に
レンジ文字板62が連結されるのである。カム歯車45の中
心部には回動軸51が挿通されており、カム歯車45は回動
軸51に対して回動自在となっている。回動軸51の後端部
にはフランジ51cが形成されており、このフランジ51cに
よりカム歯車45の抜け止めがなされている。カム突起45
aの中心軸はカム歯車45の中心軸から偏心しており、カ
ム歯車45が回動軸51の回りに回動すると、カムフォロア
44の脚柱44aが透孔56aにより運動を規制されているか
ら、カムフォロア44が回動軸51の回りに回転することに
なり、各脚柱44aは透孔56aの周縁に沿う軌跡で円弧を描
くように移動する。ここで透孔56aの直径は、カム歯車4
5の中心とカム突起45aの中心との距離をl、脚柱44aの
直径をdとするとき、(2×l+d)となるように設定
されている。カムフォロア44にはカム歯車45の前面に設
けた円柱状のカム突起45aが挿通される。レンジ文字板6
2は上述のようにカムフォロア44に一体に結合されてい
るから、カムフォロア44の移動に伴なって一つの閉曲線
上を揺動するのである。
カム歯車45は前後の中間部に部分歯車45bを有し、後
端部の全周に歯車部45cを有している。カム歯車45の部
分歯車45bは第1のスイッチ歯車41の歯車部41aに噛合可
能となっている。第1のスイッチ歯車41は前後両端面か
らそれぞれ軸ピン41b,41cが突設されており、両軸ピン4
1b,41cは同軸上に配置される。第1のスイッチ歯車41
は、前端部の軸ピン41bがカバー12の取付台55の前面に
穿設された透孔56bに挿通され、後端部の軸ピン41cが印
刷配線基板21dに設けた支持孔361に挿通されることによ
り、カバー12と印刷配線基板21dとの間に保持されてい
る。第1のスイッチ歯車41は歯車部41aがカム歯車45の
部分歯車45bと噛合することにより3分の1回転するよ
うに歯数が設定されている。すなわち、カム歯車45が1
回転すると、第1のスイッチ歯車41が3分の1回転する
のである。第1のスイッチ歯車41の後面には適宜導電パ
ターン有する接点板381が設けられ、接点板381と第1の
スイッチ基台341に設けた接触子37とにより単位設定ス
イッチSW1が形成される。すなわち、接点板381の導電パ
ターンを適宜形成することにより、第1のスイッチ歯車
41が3分の1回転するごとに、分周回路32の分周率を切
り換えて限時の設定単位を時、分、秒のうちから選択で
きるようになっている。ここで接点板381は印刷配線板
を用いて形成されている。さらに、第1のスイッチ歯車
41の後端部周面には周方向に90度離間して4箇所に位置
決め凹所41dが形成されている。第1のスイッチ歯車41
の前端側の軸ピン41bは凹所56内に突出しており、この
突出部分には単位文字板63が装着される。軸ピン41bは
前端部が非円形に形成されており、第1のスイッチ歯車
41の回動に伴なって単位文字板63も回転するように結合
されている。
カム歯車45の歯車部45cには第2のスイッチ歯車42の
歯車部42aが噛合する。第2のスイッチ歯車42にはカバ
ー12の後面に延設された軸ピン(図示せず)挿通されて
おり、軸ピンの後端部は印刷配線基板21dに形成された
支持孔362に挿入される。また、第2のスイッチ歯車42
の歯車部42aには入力歯車46の歯車部46aが噛合する。入
力歯車46はカバー12の前面に穿設された取付孔55aに挿
入される軸ピン46bを後端部に備えるとともに、化粧プ
レート57に形成された挿通孔57aに挿通される操作部46c
を前端部に備えている。したがって、歯車部42aがカバ
ー12と化粧プレート57との間に挟装され、また、操作部
46cの前端部が化粧プレート57から露出する。この露出
部分にはマイナスドライバ等の治具が挿入可能なスリッ
ト46dが形成されている。第2のスイッチ歯車42の後面
には適宜導電パターンが形成された接点板382が設けら
れ、この接点板382と第2のスイッチ基台342とによりレ
ンジ設定スイッチSW2が形成される。レンジ設定スイッ
チSW2は第2のスイッチ歯車42が4分の1回転するごと
に接点が切り換えられるように導電パターンが形成され
ている。また第2のスイッチ歯車42の後端部周面には周
方向に適宜離間して位置決め凹所42bが形成されてい
る。以上の構成により、入力歯車46を回動させれば、第
2のスイッチ歯車42を介してカム歯車45を回動させるこ
とができるのであり、カム歯車45の回動に伴なってレン
ジ文字板62が揺動するのである。ここにおいて、入力歯
車46とカム歯車45との歯数の比率は、入力歯車46が半回
転すると、カム歯車45が4分の1回転するように設定さ
れている。
レンジ文字板62には、第5図に示すように、複数箇所
に数値表記部62a〜62fが設けられ、各数値表記部62a〜6
2fにはそれぞれ複数の数字が表記されている。すなわ
ち、各数値表記部62a〜62fでは正方形を縦横にそれぞれ
2分割した4区画が形成され各区画内に数字が表記され
ており、各区画の中心は透孔56aの半径に等しい半径を
有する円弧上に位置している。また、各数値表記部62a
〜62fでは左上の区画の数字を基準として右回りに数値
が大きくなるように数字が並べられている。たとえば、
第2の数値表記部62bでは[0.2,1,2,20]の4個の数値
が各区画に表記されているのであり、左上の区画に“0.
2"、右上に区画に“1"、右下の区画に“2"、左下の区画
に“20"の数値がそれぞれ表記されている。さらに、各
数値表記部62a〜62fの対応する各区画の数値は右回りに
大きくなるように配列されている。たとえば、各数値表
記部62a〜62fにおいて左上の数値を順に並べると[0,0.
2,0.4,0.6,0.8,1]となるように配列されるのである。
単位文字板63には時、分、秒を示す“hour"、“min"、
“sec"の各単位が周方向に等間隔離間して表記され、右
回りに順次単位が大きくなるように設定されている。こ
こにおいて、各文字板62,63に表記された文字の種類、
数、位置等は上述のものに限定されるものではなく、必
要に応じて変更してもよい 一方、目盛板61にはレンジ文字板62の各数値表記部62
a〜62fに対応する位置に窓孔61aが形成され、また、単
位文字板63に表記された各単位に対応する位置に窓孔61
bが形成されている。これらの窓孔61a,61bは、それぞれ
各数値表記部62a〜62fのうちの任意の1つの区画内の数
値、もしくは任意の1つの単位のみが臨むように形成さ
れている。窓孔61aは目盛板61の周部に形成された目盛6
1cに対応して形成されている。ここにおいて、目盛板61
はアルミニウム板等を用いて窓孔61a,61bを打ち抜いて
もよいが、透明材料で形成すれば、不要部分を印刷でマ
スキングすることにより、窓孔61a,61bを形成すること
ができるのであり、この場合には窓孔61a,61bを容易に
形成することができ、作成作業の効率が向上するという
利点を有する。
以上の構成により、入力歯車46の回動に伴なってカム
歯車45が回動すると、レンジ文字板62が揺動するととも
に、単位文字板63が回転するのである。ここで、入力歯
車46が半回転すると、第2のスイッチ歯車42が4分の1
回転して限時時間の最大値が切り換えられるのであり、
同時にレンジ文字板62が移動して目盛板61の窓孔61aに
表示される数値が限時時間の調節範囲に対応する値とな
るのである。こうして、カム歯車45が1回転しレンジ文
字板62のすべての数値が1度ずつ窓孔61aに出現する
と、第1のスイッチ歯車41が3分の1回転し、単位文字
板63も3分の1回転することになる。すなわち、タイマ
回路の単位が切換えられるとともに、その設定単位に対
応して窓孔61bに露出している単位が切換えられるので
ある。
モード接点スイッチSW3は第3のスイッチ基台343と接
点板383とにより形成される。接点板383は第3のスイッ
チ歯車43の後面に設けられており、第3のスイッチ歯車
43はカバー12の後面に延設された軸ピン(図示せず)に
挿通される。軸ピンの後端部は印刷配線基板21dに穿設
された支持孔363に挿入される。第3のスイッチ歯車43
の前面には限時満了でオンとなるかオフとなるか等のモ
ードに対応した文字が表記されている。第3のスイッチ
歯車43の前面の一部は取付台55側方に形成された切欠窓
12aから露出し、化粧プレート57には1つのモードに対
応する文字を露出させる窓孔57bが形成されている。第
3のスイッチ歯車43の前端部には歯車部43aが形成さ
れ、後端部には周方向に適宜離間して複数の位置決め凹
所43bが形成されている。歯車部43aには入力歯車47の歯
車部47aが噛合する。入力歯車47は入力歯車46と同様
に、カバー12の前面に形成された取付孔55aに挿入され
る軸ピン47bを後端部に備え、化粧プレート57に穿設さ
れた透孔57aに挿通される操作軸47cを前端部に備えてい
る。また操作軸47cの前端面にはマイナスドライバ等の
治具により入力歯車47を操作するためのスリット47dが
形成されている。したがって、入力歯車47を回動させれ
ば、モード設定スイッチSW3を切り換えることができる
のであり、設定されたモードに応じて窓孔57bに対応す
る文字が露出するのである。
上述した各スイッチ歯車41〜43の後端部にそれぞれ形
成された位置決め凹所41d,42b,43bには一端部が定位置
に固定されたクリックばね48の自由端を係合させるのが
望ましく、この構成により各スイッチ歯車41〜43にクリ
ックを付与することができ、操作性が向上するものであ
る。また、ダイアル52には適宜ストッパを設けて回動範
囲を規制してもよい。
[発明の効果] 以上のように特定発明によれば、ハウジングに対して
回動自在に設けられ限時時間を調節するダイアルと、ダ
イアルによる限時時間の調節範囲を選択的に設定するレ
ンジ設定スイッチと、ハウジングとダイアルとの間に配
置され目盛が設けられるとともに適所に窓孔が形成され
た目盛板と、目盛板とケースとの間に配置されレンジ設
定スイッチで設定される限時時間の調節範囲に対応して
複数の数値が表記されたレンジ文字板と、ダイアルの中
心に対して偏心した円柱状のカム突起を有しレンジ設定
スイッチの操作に連動して回動するカム歯車と、カム突
起が挿通される環状に形成されていてケースにおいてダ
イアルの中心とは異なる部位に形成された円形の透孔に
挿通される脚柱を介してレンジ文字板に一体に結合され
レンジ設定スイッチにより設定された調節範囲に呼応す
る1つの数値を上記窓孔に臨ませるようにカム歯車の回
動に伴ってレンジ文字板を一つの閉曲線上で平行移動さ
せるカムフォロアとを備えているものであり、レンジ文
字板がカムフォロアとともにダイアルの中心に対して一
つの閉曲線上で平行移動することになるから、レンジ文
字板をスライドさせる場合のように文字を直線上に並べ
る場合に比較してレンジ文字板上に多数の文字を表記す
ることができるのであり、限時時間の調節範囲を多段階
に設定できるという利点を有する。また、レンジ文字板
に表記される文字間の密度を高めることができるから、
レンジ文字板のスペースが有効に利用され、面積の比較
的小さいレンジ文字板を用いながらも限時時間の調節範
囲を多段階に設定でき、全体として小型化が図れるとい
う利点を有する。逆に言えば、同じ大きさであれば各文
字を大きく表記することができるのである。しかも、レ
ンジ文字板は平行移動するから、レンジ文字板に対して
すべての数値を同じ向きに表記することができ、レンジ
文字板への数値の表記作業が容易になるという利点があ
る。ここに、レンジ文字板は平行移動するからカム歯車
の回転角度に対するレンジ文字板の移動距離はレンジ文
字板の場所によらず等しいのであって、1つの窓孔に臨
ませる数値の間隔は数値の個数にのみ依存することにな
る。つまり、目盛板には一般に外周部に目盛を形成する
から窓孔は内周部に形成されることになるが、数値を表
記する間隔は目盛板の外周部に窓孔を形成する場合と何
ら変わりがなく、数値を比較的大きい文字で記述するこ
とができるのである。
また、併合発明によれば、ハウジングに対して回動自
在に設けられ限時時間を調節するダイアルと、ダイアル
による限時時間の調節単位を選択的に設定する単位設定
スイッチと、ダイアルによる限時時間の調節範囲を選択
的に設定するレンジ設定スイッチと、ハウジングとダイ
アルとの間に配置され目盛が設けられるとともに適所に
複数の窓孔が形成された目盛板と、目盛板とケースとの
間に配置され単位設定スイッチで設定される単位に対応
して複数の単位が表記された単位文字板と、目盛板とケ
ースとの間に介装されレンジ設定スイッチで設定される
限時時間の調節範囲に対応して複数の数値が表記された
レンジ文字板と、ダイアルの中心に対して偏心した円柱
状のカム突起を有しレンジ設定スイッチに連動して回動
するカム歯車と、カム突起が挿通される環状に形成され
ていてケースにおいてダイアルの中心とは異なる部位に
形成された円形の透孔に挿通される脚柱を介してレンジ
文字板に一体に結合されレンジ設定スイッチにより設定
された調節範囲に呼応する1つの数値を上記窓孔に臨ま
せるようにカム歯車の回動に伴ってレンジ文字板を一つ
の閉曲線上で平行移動させるカムフォロア、カム歯車の
歯車部に噛合可能な歯車部を備えカム歯車が1回転する
と他の窓孔に臨む単位が変更されるように単位文字板を
回動させる歯車とを具備し、レンジ文字板に表記された
数値はカム歯車の一方向の回転に伴なって窓孔に臨む数
値が次第に大きくなるように表記され、単位文字板に表
記された単位はカム歯車の同一方向の回転に伴なって窓
孔に臨む単位が次第に大きくなるように設定されて成る
ものであり、特定発明の効果に加えてカム歯車を回転さ
せるだけで、限時時間の調節範囲と単位とを同時に操作
することができるのであり、操作性がよいという利点を
有するのであり、さらに、カム歯車を一方向に回転させ
るだけで限時時間の調節範囲を連続的に変化させること
ができるから、ストッパ等が不要であり、回しすぎ等に
よる機構部の破損のおそれがないという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す分解斜視図、第2図は
同上の要部分解斜視図、第3図は同上の要部断面図、第
4図は同上の化粧カバーを外した状態の正面図、第5図
は同上に用いるレンジ文字板を示す正面図、第6図は同
上の内部回路のブロック部、第7図は従来例の分解斜視
図である。 10はハウジング、44はカムフォロア、45はカム歯車、52
はダイアル、61は目盛板、61a,61bは窓孔、61cは目盛、
62はレンジ文字板、63は単位文字板、SW1は単位設定ス
イッチ、SW2はレンジ設定スイッチである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 好信 門真市大字門真1048番地 松下電工株式 会社内 (72)発明者 木野村 章 門真市大字門真1048番地 松下電工株式 会社内 (56)参考文献 特開 昭57−16380(JP,A) 実開 昭60−168235(JP,U) 実開 昭63−7391(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングに対して回動自在に設けられ限
    時時間を調節するダイアルと、ダイアルによる限時時間
    の調節範囲を選択的に設定するレンジ設定スイッチと、
    ハウジングとダイアルとの間に配置され目盛が設けられ
    るとともに適所に窓孔が形成された目盛板と、目盛板と
    ケースとの間に配置されレンジ設定スイッチで設定され
    る限時時間の調節範囲に対応して複数の数値が表記され
    たレンジ文字板と、ダイアルの中心に対して偏心した円
    柱状のカム突起を有しレンジ設定スイッチの操作に連動
    して回動するカム歯車と、カム突起が挿通される環状に
    形成されていてケースにおいてダイアルの中心とは異な
    る部位に形成された円形の透孔に挿通される脚柱を介し
    てレンジ文字板に一体に結合されレンジ設定スイッチに
    より設定された調節範囲に呼応する1つの数値を上記窓
    孔に臨ませるようにカム歯車の回動に伴ってレンジ文字
    板を一つの閉曲線上で平行移動させるカムフォロアとを
    備えて成るタイマの時間設定装置。
  2. 【請求項2】ハウジングに対して回動自在に設けられ限
    時時間を調節するダイアルと、ダイアルによる限時時間
    の調節単位を選択的に設定する単位設定スイッチと、ダ
    イアルによる限時時間の調節範囲を選択的に設定するレ
    ンジ設定スイッチと、ハウジングとダイアルとの間に配
    置され目盛が設けられるとともに適所に複数の窓孔が形
    成された目盛板と、目盛板とケースとの間に配置され単
    位設定スイッチで設定される単位に対応して複数の単位
    が表記された単位文字板と、目盛板とケースとの間に介
    装されレンジ設定スイッチで設定される限時時間の調節
    範囲に対応して複数の数値が表記されたレンジ文字板
    と、ダイアルの中心に対して偏心した円柱状のカム突起
    を有しレンジ設定スイッチに連動して回動するカム歯車
    と、カム突起が挿通される環状に形成されていてケース
    においてダイアルの中心とは異なる部位に形成された円
    形の透孔に挿通される脚柱を介してレンジ文字板に一体
    に結合されレンジ設定スイッチにより設定された調節範
    囲に呼応する1つの数値を上記窓孔に臨ませるようにカ
    ム歯車の回動に伴ってレンジ文字板を一つの閉曲線上で
    平行移動させるカムフォロアと、カム歯車の歯車部に噛
    合可能な歯車部を備えカム歯車が1回転すると他の窓孔
    に臨む単位が変更されるように単位文字板を回動させる
    歯車とを具備し、レンジ文字板に表記された数値はカム
    歯車の一方向の回転に伴って窓孔に臨む数値が次第に大
    きくなるように表記され、単位文字板に表記された単位
    はカム歯車の同一方向の回転に伴って窓孔に臨む単位が
    次第に大きくなるように設定されて成ることを特徴とす
    るタイマの時間設定装置。
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