JP2572191Y2 - Icソケット - Google Patents
IcソケットInfo
- Publication number
- JP2572191Y2 JP2572191Y2 JP1990110290U JP11029090U JP2572191Y2 JP 2572191 Y2 JP2572191 Y2 JP 2572191Y2 JP 1990110290 U JP1990110290 U JP 1990110290U JP 11029090 U JP11029090 U JP 11029090U JP 2572191 Y2 JP2572191 Y2 JP 2572191Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- socket
- movable piece
- contact
- cover
- piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Connecting Device With Holders (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、各種ICパッケージ等のICデバイスを搭載し
て、該デバイスと外部回路との接続を図るようにしたIC
ソケットに関する。
て、該デバイスと外部回路との接続を図るようにしたIC
ソケットに関する。
[従来の技術] 第3図及び第4図は、所謂フラット形ICパッケージ等
のICデバイスに好適な従来のICソケットの構成例を示し
ているが、図において搭載すべきICデバイスのリード端
子と接続が図られるように多数のコンタクトピン6が列
設されているソケット本体1は、4箇所でコイルバネ5
を介してリベット4でカバー2と連結されている。
のICデバイスに好適な従来のICソケットの構成例を示し
ているが、図において搭載すべきICデバイスのリード端
子と接続が図られるように多数のコンタクトピン6が列
設されているソケット本体1は、4箇所でコイルバネ5
を介してリベット4でカバー2と連結されている。
又、コンタクトピン6は、第5図のようにICデバイス
のリード端子に接触してこれを挟持する接触片としての
挟持部6a、6a′と、ソケットカバー2の押圧部2aが当接
する可動片6bから成り、カバー2が上から押されるとコ
ンタクトピン6の可動片6bが押圧部2aに沿って左旋する
のに伴って、挾持部6a、6a′が開放状態となり、ICデバ
イスを配設することができる。又カバー2を再び上方に
復帰させようとする場合には、押圧力を解くことでコイ
ルバネ5の復元力により、可動片6aが右旋し、載置した
ICパッケージのリード端子を挾持部6a、6a′が挾持して
電気的接続が成される。
のリード端子に接触してこれを挟持する接触片としての
挟持部6a、6a′と、ソケットカバー2の押圧部2aが当接
する可動片6bから成り、カバー2が上から押されるとコ
ンタクトピン6の可動片6bが押圧部2aに沿って左旋する
のに伴って、挾持部6a、6a′が開放状態となり、ICデバ
イスを配設することができる。又カバー2を再び上方に
復帰させようとする場合には、押圧力を解くことでコイ
ルバネ5の復元力により、可動片6aが右旋し、載置した
ICパッケージのリード端子を挾持部6a、6a′が挾持して
電気的接続が成される。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、従来のICソケットはコンタクトピン6
の動作構造が第5図乃至第6図のようにカバー2の押圧
部2aが定角度(θ)で形成されていたため、ある一定の
量だけコンタクトピン6の可動片6bを歪ませようとする
場合、カバー2に加える力(P20)の増減に比例して力
のベクトル(P21)も増減する構造であった。従って、
ある一定の量だけカバー2を上下動させようとした場
合、コンタクトピン6の本数が増加すればするほどカバ
ー2に加えるべき荷重も大とならざるを得なかった。
の動作構造が第5図乃至第6図のようにカバー2の押圧
部2aが定角度(θ)で形成されていたため、ある一定の
量だけコンタクトピン6の可動片6bを歪ませようとする
場合、カバー2に加える力(P20)の増減に比例して力
のベクトル(P21)も増減する構造であった。従って、
ある一定の量だけカバー2を上下動させようとした場
合、コンタクトピン6の本数が増加すればするほどカバ
ー2に加えるべき荷重も大とならざるを得なかった。
又、カバー2の押圧部2aを形成する角度(θ)を小さ
くして加えるべき加重を有効に可動片6bに伝えようとし
た場合、可動片6bを所定量だけ変位させるためには押圧
部2aの移動量を大きくしなければならないため、その分
だけICソケットの厚さが大きくならざるを得ないという
不利な点を有していた。
くして加えるべき加重を有効に可動片6bに伝えようとし
た場合、可動片6bを所定量だけ変位させるためには押圧
部2aの移動量を大きくしなければならないため、その分
だけICソケットの厚さが大きくならざるを得ないという
不利な点を有していた。
本考案は係る実情に鑑み操作性が良い上にコンパクト
なこの種ICソケットを提供しようとするものである。
なこの種ICソケットを提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために本考案によるICソケット
は、コンタクトピンを多数列設したソケット本体と、該
本体に上下動可能に連結されたカバーとを有し、前記コ
ンタクトピンが可動片と該可動片と連結してICデバイス
のリード端子と接触する接触片とで形成されていて、前
記カバーの圧接部が前記コンタクトピンの前記可動片を
押圧することによって前記接触片を移動させるようにし
たICソケットにおいて、前記コンタクトピンの前記可動
片を押圧する前記カバーの前記圧接部を前記可動片と対
向する方向に凸となるような連続した曲面としたことを
特徴とするものである。
は、コンタクトピンを多数列設したソケット本体と、該
本体に上下動可能に連結されたカバーとを有し、前記コ
ンタクトピンが可動片と該可動片と連結してICデバイス
のリード端子と接触する接触片とで形成されていて、前
記カバーの圧接部が前記コンタクトピンの前記可動片を
押圧することによって前記接触片を移動させるようにし
たICソケットにおいて、前記コンタクトピンの前記可動
片を押圧する前記カバーの前記圧接部を前記可動片と対
向する方向に凸となるような連続した曲面としたことを
特徴とするものである。
[作用] 本考案のICソケットによれば、コンタクトピンの可動
片を押圧するカバーの圧接部を可動片と対向する方向に
凸となるような連続した曲面としたことにより、カバー
に加えられた荷重を有効に利用してコンタクトピンの可
動片を歪ませることが可能となり、ICデバイスのリード
端子とコンタクトピンを容易に接続することができる。
片を押圧するカバーの圧接部を可動片と対向する方向に
凸となるような連続した曲面としたことにより、カバー
に加えられた荷重を有効に利用してコンタクトピンの可
動片を歪ませることが可能となり、ICデバイスのリード
端子とコンタクトピンを容易に接続することができる。
[実施例] 以下、第1図乃至第2図に基づいて本考案によるICソ
ケットの一実施例を説明する。
ケットの一実施例を説明する。
図中カバー2の圧接部2aに設けた曲面のR部分を除け
ば、他は従来のICソケット例えば、第3図乃至第4図に
示されたICソケットと同じ構成で形成されている。
ば、他は従来のICソケット例えば、第3図乃至第4図に
示されたICソケットと同じ構成で形成されている。
従って、第1図の如くカバー2の上方から荷重を加え
てLだけ下降させようとした場合、コンタクトピン6の
可動片6bは、二点鎖線で示される位置まで変位する。
又、第2図に示すように、コンタクトピン6の可動片6b
に接触して可動片6bを押圧するカバー2の圧接部2aと、
可動片6bとの接触点において、可動片6bには、圧接部2a
の表面から常に直角方向に、荷重(P10)がかかり、そ
の垂直方向に分解されるベクトル成分(P11)が反力と
なって、カバー2の操作力に現れる。このとき、カバー
2の圧接部2aが可動片6bと対向する方向に凸となるよう
な連続した曲面とされているので、コンタクトピン6の
弾性力が弱い初期変位時には、可動片6bを大きく変位さ
せられるような傾斜が浅い圧接部とし、弾性力が強くな
る後期変位時には、強い弾性力を弱められるように傾斜
の大きい圧接部へと、徐々に変化させることができるた
め、操作力の変化に段差がない。良好な操作感のICソケ
ットを得ることができる。これにより、可動片6bと圧接
部2aとの当接は極めて滑らかなものとなり、且つ、少な
い荷重により可動片6bを変位させることができる。ま
た、より少ない荷重により、且つ、操作力の変化に段差
がないように、滑らかに可動片6bの動作を行わせること
ができるので、接触部の摩耗を減少させることができ、
ICソケットとしての耐久性を向上させることもできる。
てLだけ下降させようとした場合、コンタクトピン6の
可動片6bは、二点鎖線で示される位置まで変位する。
又、第2図に示すように、コンタクトピン6の可動片6b
に接触して可動片6bを押圧するカバー2の圧接部2aと、
可動片6bとの接触点において、可動片6bには、圧接部2a
の表面から常に直角方向に、荷重(P10)がかかり、そ
の垂直方向に分解されるベクトル成分(P11)が反力と
なって、カバー2の操作力に現れる。このとき、カバー
2の圧接部2aが可動片6bと対向する方向に凸となるよう
な連続した曲面とされているので、コンタクトピン6の
弾性力が弱い初期変位時には、可動片6bを大きく変位さ
せられるような傾斜が浅い圧接部とし、弾性力が強くな
る後期変位時には、強い弾性力を弱められるように傾斜
の大きい圧接部へと、徐々に変化させることができるた
め、操作力の変化に段差がない。良好な操作感のICソケ
ットを得ることができる。これにより、可動片6bと圧接
部2aとの当接は極めて滑らかなものとなり、且つ、少な
い荷重により可動片6bを変位させることができる。ま
た、より少ない荷重により、且つ、操作力の変化に段差
がないように、滑らかに可動片6bの動作を行わせること
ができるので、接触部の摩耗を減少させることができ、
ICソケットとしての耐久性を向上させることもできる。
このように可動片6bが左旋するのに伴い挾持部6a、6
a′が開放状態となって、ICデバイスのリード端子とコ
ンタクトピンを接続することが可能となる。
a′が開放状態となって、ICデバイスのリード端子とコ
ンタクトピンを接続することが可能となる。
ここで設けられる曲面のRは、大きければ大きい程効
果的であるが、円周の1/4までで、これ以上大きなRは
効果的ではないし、合成樹脂等でICソケットを成形する
場合には、アンダーカットとなって製造上のトラブルが
発生しかねない。
果的であるが、円周の1/4までで、これ以上大きなRは
効果的ではないし、合成樹脂等でICソケットを成形する
場合には、アンダーカットとなって製造上のトラブルが
発生しかねない。
[考案の効果] 上述のように、本考案によるICソケットによれば、従
来のものに比べて、可動片とカバーの圧接部との当接動
作が極めて滑らかに、しかも、低荷重で行われ、且つ、
操作力の変化に段差がなく行われることになるので、低
荷重でICデバイスの挿抜が可能となる。また、ソケット
本体の厚みが従来のものより大きくなることがなく、IC
ソケット自体をコンパクトに形成することができる。ま
た、より少ない荷重により、且つ、操作力の変化に段差
がないように、滑らかに可動片6bの動作を行わせること
ができるので、接触部の摩耗を減少させることができ、
ICソケットとしての耐久性を向上させることもできる。
来のものに比べて、可動片とカバーの圧接部との当接動
作が極めて滑らかに、しかも、低荷重で行われ、且つ、
操作力の変化に段差がなく行われることになるので、低
荷重でICデバイスの挿抜が可能となる。また、ソケット
本体の厚みが従来のものより大きくなることがなく、IC
ソケット自体をコンパクトに形成することができる。ま
た、より少ない荷重により、且つ、操作力の変化に段差
がないように、滑らかに可動片6bの動作を行わせること
ができるので、接触部の摩耗を減少させることができ、
ICソケットとしての耐久性を向上させることもできる。
第1図は、本考案のICソケットの一例を示す部分破断面
図、第2図は本考案によるICソケットの要部説明図、第
3図は従来のICソケットの平面図、第4図は従来のICソ
ケットの部分破断正面図、第5図は従来のICソケットの
部分拡大正面図、第6図は従来のICソケットの要部説明
図。 1…ソケット本体、2…カバー、2a…圧接部、4…リベ
ット、5…コイルバネ、6…コンタクトピン、6a,6a′
…挾持部、6b…可動片
図、第2図は本考案によるICソケットの要部説明図、第
3図は従来のICソケットの平面図、第4図は従来のICソ
ケットの部分破断正面図、第5図は従来のICソケットの
部分拡大正面図、第6図は従来のICソケットの要部説明
図。 1…ソケット本体、2…カバー、2a…圧接部、4…リベ
ット、5…コイルバネ、6…コンタクトピン、6a,6a′
…挾持部、6b…可動片
Claims (1)
- 【請求項1】コンタクトピンを多数列設したソケット本
体と、該本体に上下動可能に連結されたカバーとを有
し、前記コンタクトピンが可動片と該可動片と連結して
ICデバイスのリード端子と接触する接触片とで形成され
ていて、前記カバーの圧接部が前記コンタクトピンの前
記可動片を押圧することによって前記接触片を移動させ
るようにしたICソケットにおいて、 前記コンタクトピンの前記可動片を押圧する前記カバー
前記圧接部を前記可動片と対向する方向に凸となるよう
な連続した曲面としたことを特徴とするICソケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990110290U JP2572191Y2 (ja) | 1990-10-22 | 1990-10-22 | Icソケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990110290U JP2572191Y2 (ja) | 1990-10-22 | 1990-10-22 | Icソケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0466793U JPH0466793U (ja) | 1992-06-12 |
JP2572191Y2 true JP2572191Y2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=31857609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990110290U Expired - Lifetime JP2572191Y2 (ja) | 1990-10-22 | 1990-10-22 | Icソケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2572191Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0799708B2 (ja) * | 1987-09-04 | 1995-10-25 | 第一精工株式会社 | Icソケット |
JPH0225185U (ja) * | 1988-08-04 | 1990-02-19 | ||
JPH0448567A (ja) * | 1990-06-15 | 1992-02-18 | Yamaichi Electron Co Ltd | 電気部品用ソケット |
-
1990
- 1990-10-22 JP JP1990110290U patent/JP2572191Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0466793U (ja) | 1992-06-12 |
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