JP2572019Y2 - 現像装置 - Google Patents
現像装置Info
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- JP2572019Y2 JP2572019Y2 JP1990055696U JP5569690U JP2572019Y2 JP 2572019 Y2 JP2572019 Y2 JP 2572019Y2 JP 1990055696 U JP1990055696 U JP 1990055696U JP 5569690 U JP5569690 U JP 5569690U JP 2572019 Y2 JP2572019 Y2 JP 2572019Y2
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- Japan
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- latent image
- photosensitive drum
- force
- carrier
- toner carrier
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は潜像担持体に押し圧されるトナー担持体を有
する現像装置に関するものである。
する現像装置に関するものである。
この現像装置は複写機、ファクシミリ、プリンタなど
の電子写真装置に利用されている。
の電子写真装置に利用されている。
(従来の技術) 小型の電子写真装置の開発が進んでいる。その一例と
してレーザビームプリンタを第9図に示す。符号1は潜
像担持体である感光体ドラムを示し、その中心軸を回転
中心として回転する。感光体ドラム1の周囲には回転方
向に沿って、感光体ドラム1を一様に帯電させる帯電装
置20、データにより変調されたレーザ光21を感光体ドラ
1の回転方向と直交する方向に走査しながら照射して感
光体ドラム1に潜像を形成する光学ユニット22、トナー
担持体である現像ローラ3上のトナーにより感光体ドラ
ム1上の潜像を現像する現像ユニット2、感光体ドラム
1上のトナー像を転写紙に転写する転写装置27、転写紙
を感光体ドラム1から分離させる分離装置28、転写され
ずに感光体ドラム1に残ったトナーを除去するクリーニ
ングユニット10、及び感光体ドラム1の帯電を電気的に
除電する除電装置30が配置されている。符号6は現像ユ
ニット2を感光体ドラム1方向に押し圧するスプリング
である。給紙カセット24に入れられた転写紙23を感光体
ドラム1の方向に供給するために、給紙ローラ25及びレ
ジストローラ26が設けられており、さらに、感光体ドラ
ム1で転写され、感光体ドラム1から分離された転写紙
にトナー像を固定する定着装置29及び定着後の転写紙を
排出する排紙コロ31が設けられている。
してレーザビームプリンタを第9図に示す。符号1は潜
像担持体である感光体ドラムを示し、その中心軸を回転
中心として回転する。感光体ドラム1の周囲には回転方
向に沿って、感光体ドラム1を一様に帯電させる帯電装
置20、データにより変調されたレーザ光21を感光体ドラ
1の回転方向と直交する方向に走査しながら照射して感
光体ドラム1に潜像を形成する光学ユニット22、トナー
担持体である現像ローラ3上のトナーにより感光体ドラ
ム1上の潜像を現像する現像ユニット2、感光体ドラム
1上のトナー像を転写紙に転写する転写装置27、転写紙
を感光体ドラム1から分離させる分離装置28、転写され
ずに感光体ドラム1に残ったトナーを除去するクリーニ
ングユニット10、及び感光体ドラム1の帯電を電気的に
除電する除電装置30が配置されている。符号6は現像ユ
ニット2を感光体ドラム1方向に押し圧するスプリング
である。給紙カセット24に入れられた転写紙23を感光体
ドラム1の方向に供給するために、給紙ローラ25及びレ
ジストローラ26が設けられており、さらに、感光体ドラ
ム1で転写され、感光体ドラム1から分離された転写紙
にトナー像を固定する定着装置29及び定着後の転写紙を
排出する排紙コロ31が設けられている。
このレーザビームプリンタでは、感光体ドラム1が帯
電装置20によって一様に帯電し、帯電した感光体ドラム
1にレーザ光21があたり、潜像が形成される。潜像は現
像ユニット2のトナー担持体3上のトナーにより現像さ
れ、感光体ドラム1上にトナー像が形成される。そのト
ナー像は転写装置27により転写紙23上に転写され、転写
紙は感光体ドラム1から分離された後、定着装置29を通
過してトナー像が転写紙に固定される。転写されなかっ
たトナーはクリーニングユニット10により感光体ドラム
1上から除去され、感光体ドラム1は除電装置30により
電気的に除電された後、同様の工程を繰り返すことによ
り画像を次々に形成させる。
電装置20によって一様に帯電し、帯電した感光体ドラム
1にレーザ光21があたり、潜像が形成される。潜像は現
像ユニット2のトナー担持体3上のトナーにより現像さ
れ、感光体ドラム1上にトナー像が形成される。そのト
ナー像は転写装置27により転写紙23上に転写され、転写
紙は感光体ドラム1から分離された後、定着装置29を通
過してトナー像が転写紙に固定される。転写されなかっ
たトナーはクリーニングユニット10により感光体ドラム
1上から除去され、感光体ドラム1は除電装置30により
電気的に除電された後、同様の工程を繰り返すことによ
り画像を次々に形成させる。
このような電子写真装置において、フリーメンテナン
ス化が進んでいる。その一環として、エンドユーザが簡
単に交換できる現像装置が開発されている。その中に感
光体ドラム1上の潜像を非接触の現像ローラ3上のトナ
ーで現像するものにおいて、現像装置をユニット化して
スプリングなどの押し圧手段で感光体ドラム1方向に現
像ユニット2を押し圧し、感光体ドラム1と現像ローラ
3の間にスペーサ部材を設けて両者の位置決めを行なう
ものが提案されている(特開昭55-98773号公報参照)。
このような現像装置においては感光体ドラム1と現像ロ
ーラ3の間隙を精度良く維持すること、例えば0.15±0.
03mmの範囲におさめることが重要な技術となる。
ス化が進んでいる。その一環として、エンドユーザが簡
単に交換できる現像装置が開発されている。その中に感
光体ドラム1上の潜像を非接触の現像ローラ3上のトナ
ーで現像するものにおいて、現像装置をユニット化して
スプリングなどの押し圧手段で感光体ドラム1方向に現
像ユニット2を押し圧し、感光体ドラム1と現像ローラ
3の間にスペーサ部材を設けて両者の位置決めを行なう
ものが提案されている(特開昭55-98773号公報参照)。
このような現像装置においては感光体ドラム1と現像ロ
ーラ3の間隙を精度良く維持すること、例えば0.15±0.
03mmの範囲におさめることが重要な技術となる。
(考案が解決しようとする課題) ところで、現像ローラ3は外部から回転駆動される
が、この回転駆動手段としてギアが用いられることが多
い。ギアで回転駆動すると、ギアの噛合い点でギアの圧
力角方向に駆動力が働く。スプリングなどの弾性部材で
感光体ドラム1方向に現像ユニット2を押し圧し、現像
ローラ3の位置決めを行なうものは、現像ユニット2の
位置が完全には固定されていないので、前記の駆動力に
よって現像ユニット2が感光体ドラム1から離れてしま
うという不具合が生じる。
が、この回転駆動手段としてギアが用いられることが多
い。ギアで回転駆動すると、ギアの噛合い点でギアの圧
力角方向に駆動力が働く。スプリングなどの弾性部材で
感光体ドラム1方向に現像ユニット2を押し圧し、現像
ローラ3の位置決めを行なうものは、現像ユニット2の
位置が完全には固定されていないので、前記の駆動力に
よって現像ユニット2が感光体ドラム1から離れてしま
うという不具合が生じる。
現像ユニット2は現像ローラ3の軸方向に長く、片側
にて駆動力を受ける。このため現像ユニット2が感光体
ドラム1から離れる際には駆動ギヤのある側(駆動側)
あるいは駆動ギアのない側(従動側)の何れかが先ず離
れる。例えば、駆動力が現像ユニット2を感光体ドラム
1に喰い込ませる方向に働くときには、駆動側のスペー
サ部材を支点として現像ユニット2が回転し、現像ユニ
ット2の従動側が感光体ドラム1から離れる。また、逆
に駆動力が現像ユニット2を感光体ドラム1から逃がす
方向に働くときには、従動側のスペーサ部材を支点とし
て現像ユニット2が回転し、現像ユニット2の駆動側が
感光体ドラム1から離れる。
にて駆動力を受ける。このため現像ユニット2が感光体
ドラム1から離れる際には駆動ギヤのある側(駆動側)
あるいは駆動ギアのない側(従動側)の何れかが先ず離
れる。例えば、駆動力が現像ユニット2を感光体ドラム
1に喰い込ませる方向に働くときには、駆動側のスペー
サ部材を支点として現像ユニット2が回転し、現像ユニ
ット2の従動側が感光体ドラム1から離れる。また、逆
に駆動力が現像ユニット2を感光体ドラム1から逃がす
方向に働くときには、従動側のスペーサ部材を支点とし
て現像ユニット2が回転し、現像ユニット2の駆動側が
感光体ドラム1から離れる。
このように現像ユニット2が感光体ドラム1から離れ
るのを防ぐために、不動部材に対し、現像ユニット2を
感光体ドラム1方向に押し圧するスプリング6の押し圧
力を駆動ギアによる駆動力が無視できるほど大きくし
て、駆動力の影響を取り除く方法がある。しかし、この
方法ではスペーサ部材と感光体ドラム1の接触部の摩耗
が大きくなり、時間の経過に伴ってギャップが狭くなっ
てしまうという欠点がある。
るのを防ぐために、不動部材に対し、現像ユニット2を
感光体ドラム1方向に押し圧するスプリング6の押し圧
力を駆動ギアによる駆動力が無視できるほど大きくし
て、駆動力の影響を取り除く方法がある。しかし、この
方法ではスペーサ部材と感光体ドラム1の接触部の摩耗
が大きくなり、時間の経過に伴ってギャップが狭くなっ
てしまうという欠点がある。
本考案は、スプリングなどの付勢手段からなる押し圧
手段とスペーサ部材によって潜像担持体とトナー担持体
のギャップを管理する現像装置において、押し圧手段に
よる押し圧力を必要以上に大きくすることなく、駆動力
によりトナー担持体が潜像担持体から引き離されるのを
簡単に防ぐことを目的とするものである。
手段とスペーサ部材によって潜像担持体とトナー担持体
のギャップを管理する現像装置において、押し圧手段に
よる押し圧力を必要以上に大きくすることなく、駆動力
によりトナー担持体が潜像担持体から引き離されるのを
簡単に防ぐことを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案は、以下の構成と
した。
した。
(1) 潜像担持体とは非接触で潜像担持体上の潜像に
トナーを供給するトナー担持体と、前記トナー担持体の
軸長手方向上に間隔をおいて設けられていて前記潜像担
持体と前記トナー担持体間の間隔を定める複数のスペー
サ部材と、前記トナー担持体を前記潜像担持体方向へ案
内する案内部材と、前記トナー担持体を前記潜像担持体
方向に押し圧する押し圧手段と、該トナー担持体の軸長
手方向上の一端側にて外部からの駆動力により前記トナ
ー担持体を回転駆動する回転駆動手段を備え、前記回転
駆動手段がこの現像装置を前記潜像担持体に対し喰い込
ませる向きに力を加えるように設定された現像装置にお
いて、前記複数のスペーサ部材のうち最も前記駆動手段
に近いスペーサ部材について、前記駆動手段側の端部よ
りも前記駆動手段と反対側にのみ前記押し圧手段を設
け、前記端部を中心とする前記回転駆動手段の駆動力に
よるモーメントが、前記端部を中心としたときにこの現
像装置に加わるその他の力によるモーメントの和よりも
小さいこととした(請求項1)。
トナーを供給するトナー担持体と、前記トナー担持体の
軸長手方向上に間隔をおいて設けられていて前記潜像担
持体と前記トナー担持体間の間隔を定める複数のスペー
サ部材と、前記トナー担持体を前記潜像担持体方向へ案
内する案内部材と、前記トナー担持体を前記潜像担持体
方向に押し圧する押し圧手段と、該トナー担持体の軸長
手方向上の一端側にて外部からの駆動力により前記トナ
ー担持体を回転駆動する回転駆動手段を備え、前記回転
駆動手段がこの現像装置を前記潜像担持体に対し喰い込
ませる向きに力を加えるように設定された現像装置にお
いて、前記複数のスペーサ部材のうち最も前記駆動手段
に近いスペーサ部材について、前記駆動手段側の端部よ
りも前記駆動手段と反対側にのみ前記押し圧手段を設
け、前記端部を中心とする前記回転駆動手段の駆動力に
よるモーメントが、前記端部を中心としたときにこの現
像装置に加わるその他の力によるモーメントの和よりも
小さいこととした(請求項1)。
(2) 潜像担持体とは非接触で潜像担持体上の潜像に
トナーを供給するトナー担持体と、前記トナー担持体の
軸長手方向上に間隔をおいて設けられていて前記潜像担
持体と前記トナー担持体間の間隔を定める複数のスペー
サ部材と、前記トナー担持体を前記潜像担持体方向へ案
内する案内部材と、前記トナー担持体を前記潜像担持体
方向に押し圧する押し圧手段と、該トナー担持体の軸長
手方向上の一端側にて外部からの駆動力により前記トナ
ー担持体を回転駆動する回転駆動手段を備え、前記回転
駆動手段がこの現像装置を前記潜像担持体に対し逃がす
向きに力を加えるように設定された現像装置において、
前記複数のスペーサ部材のうち最も前記駆動手段から離
れているスペーサ部材について、前記駆動手段側と反対
側の端部よりも前記駆動手段側にのみ前記押し圧手段を
設け、前記端部を中心とする前記回転駆動手段の駆動力
によるモーメントが、前記端部を中心としたときにこの
現像装置に加わるその他の力によるモーメントの和より
も小さいこととした(請求項2)。(実施例) 実施例1. 第1図は本考案の一実施例を表わす。この現像装置は
第9図に示されるレーザビームプリンタに適用されたも
のである。
トナーを供給するトナー担持体と、前記トナー担持体の
軸長手方向上に間隔をおいて設けられていて前記潜像担
持体と前記トナー担持体間の間隔を定める複数のスペー
サ部材と、前記トナー担持体を前記潜像担持体方向へ案
内する案内部材と、前記トナー担持体を前記潜像担持体
方向に押し圧する押し圧手段と、該トナー担持体の軸長
手方向上の一端側にて外部からの駆動力により前記トナ
ー担持体を回転駆動する回転駆動手段を備え、前記回転
駆動手段がこの現像装置を前記潜像担持体に対し逃がす
向きに力を加えるように設定された現像装置において、
前記複数のスペーサ部材のうち最も前記駆動手段から離
れているスペーサ部材について、前記駆動手段側と反対
側の端部よりも前記駆動手段側にのみ前記押し圧手段を
設け、前記端部を中心とする前記回転駆動手段の駆動力
によるモーメントが、前記端部を中心としたときにこの
現像装置に加わるその他の力によるモーメントの和より
も小さいこととした(請求項2)。(実施例) 実施例1. 第1図は本考案の一実施例を表わす。この現像装置は
第9図に示されるレーザビームプリンタに適用されたも
のである。
現像ユニット2は潜像担持体としての感光体ドラム1
と平行に設置され、トナー担持体としての現像ローラ3
を備えている。現像ローラ3と感光体ドラム1のそれぞ
れの回転軸は平行であり、現像ローラ3と感光体ドラム
1は反対方向に回転する。感光体ドラム1と現像ローラ
3は非接触状態で一定の間隔を保つために、感光体ドラ
ム1と現像ローラ3の間には現像ユニット2の両端部に
スペーサ部材であるスペーサコロ4a,4bがそれぞれ設け
られている。
と平行に設置され、トナー担持体としての現像ローラ3
を備えている。現像ローラ3と感光体ドラム1のそれぞ
れの回転軸は平行であり、現像ローラ3と感光体ドラム
1は反対方向に回転する。感光体ドラム1と現像ローラ
3は非接触状態で一定の間隔を保つために、感光体ドラ
ム1と現像ローラ3の間には現像ユニット2の両端部に
スペーサ部材であるスペーサコロ4a,4bがそれぞれ設け
られている。
現像ローラ3の回転軸の一端には回転駆動手段として
の駆動ギア7が取り付けられており、この駆動ギア7は
外部から駆動力を受ける。符号5は現像ユニット2を感
光体ドラム1に対して遠近方向に案内する案内部材であ
る。現像ユニット2はその両端部に設けられた押し圧手
段としてのスプリング6a,6bによって感光体ドラム1に
対して押し圧されている。
の駆動ギア7が取り付けられており、この駆動ギア7は
外部から駆動力を受ける。符号5は現像ユニット2を感
光体ドラム1に対して遠近方向に案内する案内部材であ
る。現像ユニット2はその両端部に設けられた押し圧手
段としてのスプリング6a,6bによって感光体ドラム1に
対して押し圧されている。
駆動ギア7に働く駆動力が現像ユニット2を感光体ド
ラム1に喰い込ませる方向に働くものとする。この場
合、駆動側のスペーサコロ4aを支点として現像ユニット
2が回転して現像ユニット2の従動側が感光体ドラム1
から離れようとする。
ラム1に喰い込ませる方向に働くものとする。この場
合、駆動側のスペーサコロ4aを支点として現像ユニット
2が回転して現像ユニット2の従動側が感光体ドラム1
から離れようとする。
いま、現像ユニット2の従動側が感光体ドラム1から
離れそうで、ぎりぎりの所で釣り合っているものとす
る。このとき従動側のスペーサコロ4bが受ける反力が0
となる。第1図には現像ユニット2にかかる力が示され
ている。駆動側のスペーサコロ4aを中心としたときのモ
ーメントを計算すると次の(1)式が求められる。
離れそうで、ぎりぎりの所で釣り合っているものとす
る。このとき従動側のスペーサコロ4bが受ける反力が0
となる。第1図には現像ユニット2にかかる力が示され
ている。駆動側のスペーサコロ4aを中心としたときのモ
ーメントを計算すると次の(1)式が求められる。
μW1l2+μW2l5+Pl3+Pl4=Fl1 ……(1) ここで、μW1,μW2はそれぞれ案内部材5と該案内
部材5を支持している支持部材との間に働く摩擦力、P
はスプリング6a,6bの押し圧力、Fは駆動ギア7に働く
駆動力であり、l1〜l5は駆動側のスペーサコロ4aから
それぞれの力の働く位置までの距離を表している。
部材5を支持している支持部材との間に働く摩擦力、P
はスプリング6a,6bの押し圧力、Fは駆動ギア7に働く
駆動力であり、l1〜l5は駆動側のスペーサコロ4aから
それぞれの力の働く位置までの距離を表している。
(1)式において、右辺が左辺より大きくなると現像
ユニット2は駆動側のスペーサコロ4aを支点として回転
し、現像ユニット2の従動側が感光体ドラム1から離れ
てしまう。そこで、Pを不必要に大きくしなくとも、摩
擦力が各力の加わる点とスペーサコロ4aからの距離を考
慮し、左辺を右辺より絶えず大きくなるようにすれば、
駆動力により現像ユニット2が感光体ドラム1から離れ
ることはなくなる。
ユニット2は駆動側のスペーサコロ4aを支点として回転
し、現像ユニット2の従動側が感光体ドラム1から離れ
てしまう。そこで、Pを不必要に大きくしなくとも、摩
擦力が各力の加わる点とスペーサコロ4aからの距離を考
慮し、左辺を右辺より絶えず大きくなるようにすれば、
駆動力により現像ユニット2が感光体ドラム1から離れ
ることはなくなる。
ところで本例に関連して、スプリングの押し圧力が小
さくても、感光体ドラムや、現像ローラの偏心に現像ロ
ーラが追従して動き、現像ギャップが変わらないよう
に、スプリングのばね下荷重を小さくする手段が考えら
れる。例えば前記第1図の技術のように現像ユニット全
体をスプリングで押し圧するのでなく、現像ローラだけ
を押し圧するのである。そこで、スペーサコロの外側を
スプリングで押し圧するように構成した場合を考える
と、現像ローラが、感光体ドラムからぎりぎり離れそう
で、離れないとき(従動側のスペーサコロの受ける反力
が0のとき)の力の釣り合いは第2図のようになる。
さくても、感光体ドラムや、現像ローラの偏心に現像ロ
ーラが追従して動き、現像ギャップが変わらないよう
に、スプリングのばね下荷重を小さくする手段が考えら
れる。例えば前記第1図の技術のように現像ユニット全
体をスプリングで押し圧するのでなく、現像ローラだけ
を押し圧するのである。そこで、スペーサコロの外側を
スプリングで押し圧するように構成した場合を考える
と、現像ローラが、感光体ドラムからぎりぎり離れそう
で、離れないとき(従動側のスペーサコロの受ける反力
が0のとき)の力の釣り合いは第2図のようになる。
ここで、第3図に示すように、現像ローラ3の軸受け
8は、現像ユニット2の長穴状の溝にスライド可能には
め込まれ、この軸受け8をスプリング6で押し圧するこ
とにより、現像ローラ3が感光体ドラムに押し圧される
ようになっているとする。さらに現像ユニット2は不動
部材に固定されているものとする。
8は、現像ユニット2の長穴状の溝にスライド可能には
め込まれ、この軸受け8をスプリング6で押し圧するこ
とにより、現像ローラ3が感光体ドラムに押し圧される
ようになっているとする。さらに現像ユニット2は不動
部材に固定されているものとする。
既述のとおり、現像ローラ3は軸方向に長く、片側に
て駆動力を受ける。駆動力が現像ユニット(現像ロー
ラ)を感光体ドラム側へ押し込む方向に働くときには、
駆動側のスペーサコロを支点として現像ローラが軸方向
に回転して、現像ローラの従動側が感光体ドラムより離
れようとする。
て駆動力を受ける。駆動力が現像ユニット(現像ロー
ラ)を感光体ドラム側へ押し込む方向に働くときには、
駆動側のスペーサコロを支点として現像ローラが軸方向
に回転して、現像ローラの従動側が感光体ドラムより離
れようとする。
第2図において、駆動側のスペーサコロを中心とした
ときのモーメントを計算すると(2)式が求められる。
ときのモーメントを計算すると(2)式が求められる。
μW′1l′1+μW′2l′3+P2l′3=Fl′2+P
1l′1 ……(2) ここで、μW′1,μW′2はそれぞれ現像ローラを感
光体ドラムに対して動かす際に生ずる摩擦力、P1,P2は
スプリング6の押し圧力、l′1〜l′3は駆動側のスペ
ーサコロ4aからそれぞれの力の働く位置までの距離を表
している。
1l′1 ……(2) ここで、μW′1,μW′2はそれぞれ現像ローラを感
光体ドラムに対して動かす際に生ずる摩擦力、P1,P2は
スプリング6の押し圧力、l′1〜l′3は駆動側のスペ
ーサコロ4aからそれぞれの力の働く位置までの距離を表
している。
(2)式において、右辺が左辺より大きくなると、現
像ローラは駆動側のスペーサコロを支点として回転し、
現像ローラの従動側が感光体ドラムから離れてしまう。
そして駆動側の押し圧位置(軸受け位置)が駆動側のス
ペーサコロの外側(駆動ギアの方向)にあるため、駆動
側のスプリングによる押し圧力P1が現像ローラを感光
体ドラムから引き離す方向に働いてしまう。よって第2
図の如き構成は好ましくないといえる。
像ローラは駆動側のスペーサコロを支点として回転し、
現像ローラの従動側が感光体ドラムから離れてしまう。
そして駆動側の押し圧位置(軸受け位置)が駆動側のス
ペーサコロの外側(駆動ギアの方向)にあるため、駆動
側のスプリングによる押し圧力P1が現像ローラを感光
体ドラムから引き離す方向に働いてしまう。よって第2
図の如き構成は好ましくないといえる。
この点、第1図に即して説明した本例では(1)式に
おいて、左辺を、右辺より、絶えず大きくなるようにす
れば、駆動力により現像ユニットが、感光体ドラムから
離れることはなくなる。このとき、押し圧スプリングの
位置が駆動側のスペーサコロの内側にあるため、押し圧
力によるモーメントPl3,Pl4は(1)式の左辺にあり、
現像ユニットを感光体ドラムから引き離すようには働か
ない。
おいて、左辺を、右辺より、絶えず大きくなるようにす
れば、駆動力により現像ユニットが、感光体ドラムから
離れることはなくなる。このとき、押し圧スプリングの
位置が駆動側のスペーサコロの内側にあるため、押し圧
力によるモーメントPl3,Pl4は(1)式の左辺にあり、
現像ユニットを感光体ドラムから引き離すようには働か
ない。
従って、スペーサ部材とスプリング等の押し圧手段に
て、感光体ドラムと現像ローラのギャップを管理する現
像装置において、スプリングの押し圧力を必要以上に大
きくすることなく、現像ユニットが感光体ドラムから駆
動力によって引き離されることを防ぐことができる。
て、感光体ドラムと現像ローラのギャップを管理する現
像装置において、スプリングの押し圧力を必要以上に大
きくすることなく、現像ユニットが感光体ドラムから駆
動力によって引き離されることを防ぐことができる。
実施例2. この例においては、前記実施例1に関連して説明した
第2図の例に準じ、現像ローラだけが感光体ドラム側に
押し圧される構成となっている。
第2図の例に準じ、現像ローラだけが感光体ドラム側に
押し圧される構成となっている。
第4図に示された力のベクトル図は、現像ローラの従
動側が、感光体ドラムからぎりぎり離れそうで、離れな
いとき(従動側のスペーサコロの受ける反力が0のと
き)の力の釣り合いを表している。本例でも第3図に準
じ、現像ローラの軸受けが長穴状の溝にスライド可能に
はめ込まれ、この軸受けをスプリングで押し圧すること
により、現像ローラが感光体ドラムに押し圧されるよう
になっている。但し、第2図の例と比べてこの軸受け8
は、スペーサコロより内側に設けられている点で異な
る。本例では、駆動力が現像ローラを感光体ドラム側へ
押し込む方向に働くときには、駆動側のスペーサコロ4a
を支点として現像ローラが軸方向に回転して、現像ロー
ラ3の従動側が感光体ドラムより離れようとする。
動側が、感光体ドラムからぎりぎり離れそうで、離れな
いとき(従動側のスペーサコロの受ける反力が0のと
き)の力の釣り合いを表している。本例でも第3図に準
じ、現像ローラの軸受けが長穴状の溝にスライド可能に
はめ込まれ、この軸受けをスプリングで押し圧すること
により、現像ローラが感光体ドラムに押し圧されるよう
になっている。但し、第2図の例と比べてこの軸受け8
は、スペーサコロより内側に設けられている点で異な
る。本例では、駆動力が現像ローラを感光体ドラム側へ
押し込む方向に働くときには、駆動側のスペーサコロ4a
を支点として現像ローラが軸方向に回転して、現像ロー
ラ3の従動側が感光体ドラムより離れようとする。
第4図において、駆動側のスペーサコロ4aを中心とし
たときのモーメントを計算すると(3)式が求められ
る。
たときのモーメントを計算すると(3)式が求められ
る。
μW21l21+μW22l23+P21l21+P22l23=Fl22 ……(3) (3)式において、右辺が左辺より大きくなると、現
像ローラは駆動側のスペーサコロを支点として回転し、
現像ローラの従動側が感光体ドラムから離れてしまう。
しかし、この時押し圧位置(軸受け位置)が駆動側のス
ペーサコロの内側(駆動ギアのない方)にあるため、ス
プリングによる押し圧力が現像ローラを感光体ドラムか
ら引き離す方向に働くことはない。
像ローラは駆動側のスペーサコロを支点として回転し、
現像ローラの従動側が感光体ドラムから離れてしまう。
しかし、この時押し圧位置(軸受け位置)が駆動側のス
ペーサコロの内側(駆動ギアのない方)にあるため、ス
プリングによる押し圧力が現像ローラを感光体ドラムか
ら引き離す方向に働くことはない。
本例においては、回転駆動伝達手段はギアとして説明
を行なったが、駆動力が現像ユニットを感光体ドラムへ
押し込むことができるギア以外の回転駆動手段にて現像
ユニットを駆動してもよい。
を行なったが、駆動力が現像ユニットを感光体ドラムへ
押し込むことができるギア以外の回転駆動手段にて現像
ユニットを駆動してもよい。
このように本例により、押し圧手段を駆動側のスペー
サコロより、駆動手段のない側(ユニットの内側)に配
することにより、必要以上に押し圧力を大きくすること
なく、駆動力にて現像ユニットが、感光体から離れない
ようにすることができる。
サコロより、駆動手段のない側(ユニットの内側)に配
することにより、必要以上に押し圧力を大きくすること
なく、駆動力にて現像ユニットが、感光体から離れない
ようにすることができる。
実施例3. 第5図は他の実施例を表す。
第1図の実施例と比較すると、現像ローラ3の回転軸
の一端に取り付けられた駆動ギア7の駆動力が現像ユニ
ット2を感光体ドラム1から逃がす方向に働く。この場
合、現像ユニット2は従動側のスペーサコロ4bを支点と
して回転し、現像ユニット2の駆動側が感光体ドラム1
から離れようとする。
の一端に取り付けられた駆動ギア7の駆動力が現像ユニ
ット2を感光体ドラム1から逃がす方向に働く。この場
合、現像ユニット2は従動側のスペーサコロ4bを支点と
して回転し、現像ユニット2の駆動側が感光体ドラム1
から離れようとする。
いま、現像ユニット2の駆動側が感光体ドラム1から
離れそうで、ぎりぎりの所で釣り合っているものとす
る。このとき駆動側のスペーサコロ4aが受ける反力が0
となる。第5図には現像ユニット2にかかる力が示され
ている。従動側のスペーサコロ4bを中心としたときのモ
ーメントを計算すると次の(4)式が求められる。
離れそうで、ぎりぎりの所で釣り合っているものとす
る。このとき駆動側のスペーサコロ4aが受ける反力が0
となる。第5図には現像ユニット2にかかる力が示され
ている。従動側のスペーサコロ4bを中心としたときのモ
ーメントを計算すると次の(4)式が求められる。
μW1l2+μW2l5+Pl3+Pl4=Fl1 ……(4) ここで、l1〜l5は従動側スペーサコロ4bからそれぞ
れの力の働く位置までの距離を表している。
れの力の働く位置までの距離を表している。
(4)式において、右辺が左辺より大きくなると現像
ユニット2は従動側のスペーサコロ4bを支点として回転
し、現像ユニット2の駆動側が感光体ドラム1から離れ
てしまう。この場合もPを不必要に大きくしなくとも、
摩擦力や各力の加わる点とスペーサコロ4bからの距離を
考慮し、右辺が左辺より絶えず大きくなるようにすれ
ば、駆動力により現像ユニット2が感光体ドラム1から
離れることはなくなる。
ユニット2は従動側のスペーサコロ4bを支点として回転
し、現像ユニット2の駆動側が感光体ドラム1から離れ
てしまう。この場合もPを不必要に大きくしなくとも、
摩擦力や各力の加わる点とスペーサコロ4bからの距離を
考慮し、右辺が左辺より絶えず大きくなるようにすれ
ば、駆動力により現像ユニット2が感光体ドラム1から
離れることはなくなる。
ところで、本例に関連して、スプリングの押し圧力が
小さくても、感光体ドラムや、現像ローラの偏心に現像
ローラが追従して動き、現像ギャップが変わらないよう
に、スプリングのばね下荷重を小さくする手段が考えら
れる。例えば、前記第5図の技術のように現像ユニット
2全体をスプリングで押し圧するのでなく、現像ローラ
だけを押し圧するのである。そこで、スペーサコロの外
側をスプリングで押し圧するように構成した場合を考え
ると、現像ローラが、感光体ドラムからぎりぎり離れそ
うで、離れないとき(駆動側のスペーサコロの受ける反
力が0のとき)の力の釣り合いは第6図のようになる。
小さくても、感光体ドラムや、現像ローラの偏心に現像
ローラが追従して動き、現像ギャップが変わらないよう
に、スプリングのばね下荷重を小さくする手段が考えら
れる。例えば、前記第5図の技術のように現像ユニット
2全体をスプリングで押し圧するのでなく、現像ローラ
だけを押し圧するのである。そこで、スペーサコロの外
側をスプリングで押し圧するように構成した場合を考え
ると、現像ローラが、感光体ドラムからぎりぎり離れそ
うで、離れないとき(駆動側のスペーサコロの受ける反
力が0のとき)の力の釣り合いは第6図のようになる。
ここで、第3図に示すように、現像ローラ3の軸受け
8は、現像ユニット2の長穴状の溝にスライド可能には
め込まれ、この軸受け8をスプリング6で押し圧するこ
とにより、現像ローラ3が感光体ドラム1に押し圧され
るようになっているとする。さらに、現像ユニット2は
不動部材に固定されているものとする。
8は、現像ユニット2の長穴状の溝にスライド可能には
め込まれ、この軸受け8をスプリング6で押し圧するこ
とにより、現像ローラ3が感光体ドラム1に押し圧され
るようになっているとする。さらに、現像ユニット2は
不動部材に固定されているものとする。
既述の通り現像ローラ3は軸方向に長く、片側にて駆
動力を受ける。駆動力が現像ユニット(現像ローラ)を
感光体ドラムから逃がす方向に働くときには、従動側の
スペーサコロを支点として現像ローラが軸方向に回転し
て、現像ローラの駆動側が感光体ドラムより離れようと
する。
動力を受ける。駆動力が現像ユニット(現像ローラ)を
感光体ドラムから逃がす方向に働くときには、従動側の
スペーサコロを支点として現像ローラが軸方向に回転し
て、現像ローラの駆動側が感光体ドラムより離れようと
する。
第6図において、従動側のスペーサコロ4bを中心とし
たときのモーメントを計算すると(5)式が求められ
る。
たときのモーメントを計算すると(5)式が求められ
る。
μW′1l′2+μW′2l′1+P1l′2=Fl′3+P
2l′1 ……(5) ここで、μW′1,μW′2はそれぞれ現像ローラ3と
感光体ドラム1との間に働く摩擦力、P1,P2はスプリン
グ6の押し圧力、l′1〜l′3は従動側のスペーサコロ
4bからそれぞれの力の働く位置までの距離を表してい
る。
2l′1 ……(5) ここで、μW′1,μW′2はそれぞれ現像ローラ3と
感光体ドラム1との間に働く摩擦力、P1,P2はスプリン
グ6の押し圧力、l′1〜l′3は従動側のスペーサコロ
4bからそれぞれの力の働く位置までの距離を表してい
る。
(5)式において、右辺が左辺より大きくなると、現
像ローラは従動側のスペーサコロを支点として回転し、
現像ローラの駆動側が感光体ドラムから離れてしまう。
そして、従動側の押し圧位置(軸受け位置)が従動側の
スペーサコロの外側(駆動位置と逆側)にあるため、従
動側のスプリングによる押し圧力P2が現像ローラを感
光体ドラムから引き離す方向に働いてしまう。よって第
6図の如き構成は好ましくないといえる。
像ローラは従動側のスペーサコロを支点として回転し、
現像ローラの駆動側が感光体ドラムから離れてしまう。
そして、従動側の押し圧位置(軸受け位置)が従動側の
スペーサコロの外側(駆動位置と逆側)にあるため、従
動側のスプリングによる押し圧力P2が現像ローラを感
光体ドラムから引き離す方向に働いてしまう。よって第
6図の如き構成は好ましくないといえる。
この点、第5図に即して説明した本例では(4)式に
おいて、左辺が、右辺より絶えず大きくなるにようにす
れば、駆動力により現像ユニットが、感光体ドラムから
離れることはなくなる。さらにこの時、押し圧スプリン
グの位置が従動側のスペーサコロの内側にあるため、押
し圧力によるモーメントPl3,Pl4は、(4)式の左辺に
あり、現像ユニットを感光体ドラムから引き離すように
は働かない。
おいて、左辺が、右辺より絶えず大きくなるにようにす
れば、駆動力により現像ユニットが、感光体ドラムから
離れることはなくなる。さらにこの時、押し圧スプリン
グの位置が従動側のスペーサコロの内側にあるため、押
し圧力によるモーメントPl3,Pl4は、(4)式の左辺に
あり、現像ユニットを感光体ドラムから引き離すように
は働かない。
従って、スペーサコロとスプリング等の押し圧手段に
て、感光体ドラムと現像ローラのギャップを管理する現
像装置において、スプリングの押し圧力を必要以上に大
きくすることなく、現像ユニットが感光体ドラムから駆
動力により引き離されることを防ぐことができる。
て、感光体ドラムと現像ローラのギャップを管理する現
像装置において、スプリングの押し圧力を必要以上に大
きくすることなく、現像ユニットが感光体ドラムから駆
動力により引き離されることを防ぐことができる。
実施例4. この例においては、前記実施例3に関連して説明した
第6図の例に準じ、現像ローラだけが、感光体ドラム側
に押し圧される構成となっている。
第6図の例に準じ、現像ローラだけが、感光体ドラム側
に押し圧される構成となっている。
第7図に示された力のベクトル図は、現像ローラ、感
光体ドラムからぎりぎり離れそうで、離れないとき(駆
動側のスペーサコロの受ける反力が0のとき)の力の釣
り合いを表している。本例でも第3図に準じ、現像ロー
ラが軸受けが、長穴状の溝にスライド可能にはめ込ま
れ、この軸受けをスプリングで押し圧することにより、
現像ローラが感光体ドラムに押し圧されるようになって
いる。但し、第6図と比べてこの軸受け8は、スペーサ
コロより内側に設けられている点で異なる。駆動力が現
像ローラを感光体ドラムから逃がす方向に働くときに
は、従動側のスペーサコロを支点として現像ローラが軸
方向に回転して、現像ローラの駆動側が感光体ドラムよ
り離れようとする。
光体ドラムからぎりぎり離れそうで、離れないとき(駆
動側のスペーサコロの受ける反力が0のとき)の力の釣
り合いを表している。本例でも第3図に準じ、現像ロー
ラが軸受けが、長穴状の溝にスライド可能にはめ込ま
れ、この軸受けをスプリングで押し圧することにより、
現像ローラが感光体ドラムに押し圧されるようになって
いる。但し、第6図と比べてこの軸受け8は、スペーサ
コロより内側に設けられている点で異なる。駆動力が現
像ローラを感光体ドラムから逃がす方向に働くときに
は、従動側のスペーサコロを支点として現像ローラが軸
方向に回転して、現像ローラの駆動側が感光体ドラムよ
り離れようとする。
第7図において、従動側のスペーサコロを中心とした
ときのモーメントを計算すると(6)式が求められる。
ときのモーメントを計算すると(6)式が求められる。
μW21l22+μW22l21+P21l22+P22l21=Fl23 ……(6) (6)式において、右辺が左辺より大きくなると、現
像ローラは従動側のスペーサコロを支点として回転し、
現像ローラの駆動側が感光体ドラムから離れてしまう。
しかし、このとき押し圧位置(軸受け位置)が従動側の
スペーサコロの内側(駆動位置側)にあるため、スプリ
ングによる押し圧力が現像ローラを感光体ドラムから引
き離す方向に働くことはない。
像ローラは従動側のスペーサコロを支点として回転し、
現像ローラの駆動側が感光体ドラムから離れてしまう。
しかし、このとき押し圧位置(軸受け位置)が従動側の
スペーサコロの内側(駆動位置側)にあるため、スプリ
ングによる押し圧力が現像ローラを感光体ドラムから引
き離す方向に働くことはない。
このように本例により、押し圧手段を従動側のスペー
サコロより、駆動手段側(ユニットの内側)に配するこ
とにより、必要以上に押し圧力を大きくすることなく、
駆動力にて現像ユニットが、感光体ドラムから離れない
ようにすることができる。
サコロより、駆動手段側(ユニットの内側)に配するこ
とにより、必要以上に押し圧力を大きくすることなく、
駆動力にて現像ユニットが、感光体ドラムから離れない
ようにすることができる。
以上の各実施例は現像ローラ3の回転駆動力伝達手段
としてギアを用いた例を説明しているが、ギア以外の回
転駆動手段であってもその駆動力によって現像ユニット
2が感光体ドラム1に喰い込む方向に作用したり、感光
体ドラム1から逃がす方向に作用する場合には、本考案
を適用することができる。
としてギアを用いた例を説明しているが、ギア以外の回
転駆動手段であってもその駆動力によって現像ユニット
2が感光体ドラム1に喰い込む方向に作用したり、感光
体ドラム1から逃がす方向に作用する場合には、本考案
を適用することができる。
スプリングなどの付勢手段により押し圧されて感光体
ドラム1との位置決めが行なわれるユニットとしては、
現像ユニット以外にも例えばクリーニングユニット10が
ある。本考案はこのようなクリーニングユニットにも応
用することができる。そこで、第8図は感光体ドラム1
とクリーニングユニット10を具体的に示している。クリ
ーニングユニット10はクリーニングブラシ13とクリブレ
ート11を備えており、案内部材15と案内面14によって感
光体ドラム1に対して遠近方向に案内されている。クリ
ーニングユニット10と感光体ドラム1の位置決めを行な
うためにコロ12が設けられており、クリーニングユニッ
ト10を感光体ドラム1方向に押し圧するためにスプリン
グ16が設けられている。
ドラム1との位置決めが行なわれるユニットとしては、
現像ユニット以外にも例えばクリーニングユニット10が
ある。本考案はこのようなクリーニングユニットにも応
用することができる。そこで、第8図は感光体ドラム1
とクリーニングユニット10を具体的に示している。クリ
ーニングユニット10はクリーニングブラシ13とクリブレ
ート11を備えており、案内部材15と案内面14によって感
光体ドラム1に対して遠近方向に案内されている。クリ
ーニングユニット10と感光体ドラム1の位置決めを行な
うためにコロ12が設けられており、クリーニングユニッ
ト10を感光体ドラム1方向に押し圧するためにスプリン
グ16が設けられている。
(考案の効果)本考案では、押し圧手段による押し圧力
を必要以上に大きくすることなく、駆動力によりトナー
担持体が潜像担持体から引き離されるのを簡単に防ぐこ
とができる。
を必要以上に大きくすることなく、駆動力によりトナー
担持体が潜像担持体から引き離されるのを簡単に防ぐこ
とができる。
第1図、第2図、第4図乃至第7図はそれぞれ本考案を
説明するための概略平面図、第3図は現像ローラのみを
押し圧するための構成を説明した図、第8図は応用例に
おけるクリーニングユニットを示す概略正面断面図、第
9図は本考案が利用される一例としてのレーザビームプ
リンタを示す概略断面図である。 1……感光体ドラム、2……現像ユニット、3……現像
ローラ、4a,4b,12……スペーサコロ、6a,6b,16……スプ
リング、7……駆動ギア、10……クリーニングユニッ
ト。
説明するための概略平面図、第3図は現像ローラのみを
押し圧するための構成を説明した図、第8図は応用例に
おけるクリーニングユニットを示す概略正面断面図、第
9図は本考案が利用される一例としてのレーザビームプ
リンタを示す概略断面図である。 1……感光体ドラム、2……現像ユニット、3……現像
ローラ、4a,4b,12……スペーサコロ、6a,6b,16……スプ
リング、7……駆動ギア、10……クリーニングユニッ
ト。
Claims (2)
- 【請求項1】潜像担持体とは非接触で潜像担持体上の潜
像にトナーを供給するトナー担持体と、前記トナー担持
体の軸長手方向上に間隔をおいて設けられていて前記潜
像担持体と前記トナー担持体間の間隔を定める複数のス
ペーサ部材と、前記トナー担持体を前記潜像担持体方向
へ案内する案内部材と、前記トナー担持体を前記潜像担
持体方向に押し圧する押し圧手段と、該トナー担持体の
軸長手方向上の一端側にて外部からの駆動力により前記
トナー担持体を回転駆動する回転駆動手段を備え、前記
回転駆動手段がこの現像装置を前記潜像担持体に対し喰
い込ませる向きに力を加えるように設定された現像装置
において、 前記複数のスペーサ部材のうち最も前記駆動手段に近い
スペーサ部材について、前記駆動手段側の端部よりも前
記駆動手段と反対側にのみ前記押し圧手段を設け、前記
端部を中心とする前記回転駆動手段の駆動力によるモー
メントが、前記端部を中心としたときにこの現像装置に
加わるその他の力によるモーメントの和よりも小さいこ
とを特徴とする現像装置。 - 【請求項2】潜像担持体とは非接触で潜像担持体上の潜
像にトナーを供給するトナー担持体と、前記トナー担持
体の軸長手方向上に間隔をおいて設けられていて前記潜
像担持体と前記トナー担持体間の間隔を定める複数のス
ペーサ部材と、前記トナー担持体を前記潜像担持体方向
へ案内する案内部材と、前記トナー担持体を前記潜像担
持体方向に押し圧する押し圧手段と、該トナー担持体の
軸長手方向上の一端側にて外部からの駆動力により前記
トナー担持体を回転駆動する回転駆動手段を備え、前記
回転駆動手段がこの現像装置を前記潜像担持体に対し逃
がす向きに力を加えるように設定された現像装置におい
て、 前記複数のスペーサ部材のうち最も前記駆動手段から離
れているスペーサ部材について、前記駆動手段側と反対
側の端部よりも前記駆動手段側にのみ前記押し圧手段を
設け、前記端部を中心とする前記回転駆動手段の駆動力
によるモーメントが、前記端部を中心としたときにこの
現像装置に加わるその他の力によるモーメントの和より
も小さいことを特徴とする現像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990055696U JP2572019Y2 (ja) | 1989-07-04 | 1990-05-28 | 現像装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7946489 | 1989-07-04 | ||
JP1-79464 | 1989-07-04 | ||
JP1990055696U JP2572019Y2 (ja) | 1989-07-04 | 1990-05-28 | 現像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0373951U JPH0373951U (ja) | 1991-07-25 |
JP2572019Y2 true JP2572019Y2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=31718145
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990055696U Expired - Lifetime JP2572019Y2 (ja) | 1989-07-04 | 1990-05-28 | 現像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2572019Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5515177A (en) * | 1978-07-20 | 1980-02-02 | Ricoh Co Ltd | Unit of apparatus |
JPS62280866A (ja) * | 1986-05-30 | 1987-12-05 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2662528B2 (ja) * | 1987-12-18 | 1997-10-15 | コニカ株式会社 | 現像装置 |
-
1990
- 1990-05-28 JP JP1990055696U patent/JP2572019Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0373951U (ja) | 1991-07-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |