JP2571628B2 - 隙間用発泡型防火性成形品 - Google Patents

隙間用発泡型防火性成形品

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JP2571628B2 JP1286953A JP28695389A JP2571628B2 JP 2571628 B2 JP2571628 B2 JP 2571628B2 JP 1286953 A JP1286953 A JP 1286953A JP 28695389 A JP28695389 A JP 28695389A JP 2571628 B2 JP2571628 B2 JP 2571628B2
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    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、一般建造物の内外壁の目地部や穴等の隙
間に挿入され、火災にさらされた際に、強固な発泡炭化
膜を形成し、木材等の可燃物を防火したり、煙、炎、燃
焼によって発生するガス等の外部への流出を防ぐ作用を
し、一定の形に成形された隙間用発泡型防火性成形品に
関する。
〔従来の技術〕
一般建造物室内に、配管等のために開けられた開口部
は、配管敷設後、モルタルまたはシーリング剤で塞がれ
る。また、内装パネルや間仕切り等に用いられる耐火性
部材のジョイント部のシールには、耐火性および遮音性
を目的として、モルタル、石膏、水ガラス等の無機質系
材料が用いられている。
これらの無機質系材料やシーリング剤は、手軽なため
広く利用されている。
しかし、無機質系材料は、硬化の過程で収縮が避けら
れないこと、および、硬化後の状態が非常に硬いため、
一般建造物では、避けることのできない微震動等により
短期間のうちにひび割れあるいは界面破壊等が生じるこ
とにより、隙間が生じやすく、必ずしも本来の機能を示
さない。また、層間変位、追従性を重視した高層建築物
にあっては、目地を可動にして変位を吸収するため、前
記無機質系材料の硬化体が使用できず、複雑な構造をと
ることにして耐火遮音性を確保している。
また、シーリング剤は、そのほとんどが可燃性である
と同時に、燃焼残渣は、開口部の防火にほとんど効果が
ない。
そこで、たとえば、外装壁パネルの可動目地には、目
地幅に合わせて裁断した発泡石綿体(たとえば、ニチア
ス株式会社製の商品名「リトフレックス」)等を目地部
底部に圧縮挿入して、その上から、防水性等を付与する
ためにコーキング仕上げをし、可動目地部に防火性を付
与することが行われている。
前記発泡石綿体は、加熱による変形が全くないもので
あるので、これを目地幅に裁断し、目地部に挿入した場
合、加熱により外装壁パネルが脱水収縮して目地部が2
〜3倍に開いたときには、隙間ができ、炎の侵入を完全
に止めることが難しい。
このような隙間の発生を防ぐため、外装壁パネルの可
動目地に湿式発泡型防火塗料を注入し、その上から防水
性、気密性を付与するためにシーリング剤を注入するこ
とが提案された。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記湿式発泡型防火塗料は、防火性能は高いが、それ
自体の耐火性に不安が残ることと、所定の肉厚に注入す
る技術が困難であるという問題点がある。すなわち、湿
式発泡型防火塗料をノズルから吐出しながら目地部に注
入していくときに、ノズルが引っ掛かったりしてスムー
ズに移動せず、注入量が均一にならないのである。防火
塗料の肉厚が一定でないと、その上に注入されるシーラ
ントの厚みが不均一になり、水密性または防火性が悪く
なる。
この発明の目的は、内外装材等の加熱による収縮や震
動等により隙間が生じても熱の伝導や煙、炎等の侵入を
防ぐことができ、しかも、施工が容易であり、均一な厚
みに成形しやすい隙間用発泡型防火性成形品を提供する
ことである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、隣接する耐火性部材間の隙間に配置され
る隙間用発泡型防火性成形品において、(A)ポリオー
ルを含む第1液と、ポリイソシアネートを含む第2液と
からなるポリウレタン樹脂組成物100重量部と、(B)
ポリリン酸アンモニウム35〜70重量部と、(C)多価ア
ルコール5〜30重量部と、(D)メラミン、ジシアンジ
アミド、アゾジカルボンアミンおよび尿素から選ばれる
アミン基含有化合物5〜30重量部とを必須成分として含
み、発泡性フイラーおよび溶剤を含まない発泡型防火組
成物が成形されてなり、ポリウレタン樹脂組成物が非発
泡体である隙間用発泡型防火性成形品を提供する。
発明者らは、従来のシーラントと発泡石綿体との組み
合わせ、無機質系目地材とシーラントと湿式発泡型塗料
との組み合わせの欠点を解決し、加熱によりたとえば10
倍以上に膨張、発泡した炭化層を形成し、可燃性目地下
地材を炎から遮断するとともに、熱の伝導を押さえて可
燃性目地下地材を防火する性能を付与したり、開口部か
らの煙や炎の流出を防ぐ作用を付与したりするために、
鋭意研究を重ねた。
その結果、下記(a)〜(d)の特性を満足するもの
であれば良いことを見出した。
(a) ひび割れ、収縮などにより生じた隙間から煙、
炎、燃焼により発生するガス等が進入するのを止めるた
めには、加熱により膨張および/または発泡した炭化層
を形成して前記隙間を塞ぐこと。
(b) 加熱により膨張および/または発泡して形成さ
れた炭化層が燃焼しにくく、熱を遮断しやすい構造をと
ること。
(c) 目地部などに均一な厚みで施工しやすいこと。
(d) 上記のように膨張、発泡することにより隙間が
塞がれるのであれば、施工時に、隙間を生じさせないこ
とよりも、均一な厚みにすることを優先させるべきであ
ること。
上記(a)および(d)を満足するためには、加熱に
より膨張、発泡して炭化層を形成する発泡性の有機樹脂
組成物を用いれば良く、上記(c)および(d)を満足
するためには、同樹脂組成物を湿式塗料にするよりも成
形品にしておけば良いことがわかった。そして、上記
(a)〜(d)を満足する有機樹脂組成物の検討を行っ
た結果、この発明に到達した。
上記成分(A)は、ポリオールを含む第1液と、ポリ
イソシアネートを含む第2液とからなるポリウレタン樹
脂組成物である。このように2成分系のポリウレタン樹
脂組成物を用いると、硬化反応がはやく、また、硬化に
よる体積の収縮が少なく、一定の定形物にしやすいとい
う利点がある。このポリウレタン樹脂組成物は、2液性
であるため、常温硬化型である場合が多いが、常温硬化
型に限定されない。常温硬化型のポリウレタン樹脂組成
物を用いると、低温(たとえば、110℃以下)での成形
ができるという利点がある。
前記第1液は、これまで、常温硬化型2液性ポリウレ
タン樹脂組成物のポリオール成分として慣用されている
ものの中から任意に1種以上を選択することができる。
このようなポリオールとしては、たとえば、有機ジカル
ボン酸と多価アルコールから誘導されるポリエステルポ
リオール、ラクトンから誘導されるポリエステルポリオ
ール、ヒマシ油、ヒマシ油変性ポリオール、ポリエーテ
ルポリオール、エポキシ変性ポリオール、シリコン系ポ
リオール、前記ポリエステル単位とポリエーテル単位の
両方を含むポリエーテルポリエステルポリオール、(メ
タ)アクリル酸から誘導される(メタ)アクリルポリオ
ールなどの中で分子量300〜3000、水酸基価50〜350もの
を挙げることができる。これらのポリオールは、単独で
用いてもよいし、2種以上混合して用いてもよい。前記
有機ジカルボン酸としては、フタル酸、アジピン酸、二
量化リノレイン酸、マレイン酸などが用いられ、前記多
価アルコールとしては、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ブチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオール、
グリセリン、トリメチロールエタン、ペンタエリスリト
ールなどが用いられる。ラクトンから誘導されるポリエ
ステルポリオールとしては、ポリブチロラクトン、ポリ
バレロラクトンなどが挙げられる。ポリエーテルポリオ
ールとしては、ポリ(オキシプロピレン)グリコール、
ポリ(オキシプロピレン)ポリ(オキシエチレン)グリ
コール、ポリ(オキシブチレン)グリコール、ポリ(オ
キシテトラメチレン)グリコール、ポリ(オキシプロピ
レン)トリオール、ポリ(オキシプロピレン)ポリ(オ
キシエチレン)トリオール、ポリ(オキシプロピレン)
ポリ(オキシエチレン)ポリ(オキシプロピレン)トリ
オールなどが挙げられる。
前記第1液において、前記ポリオールと各種の架橋剤
と併用して、反応速度を早くしたり、成形物の機械的な
強度を上げることも可能である。併用される架橋剤とし
ては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブ
チレングリコール、ペンタンジオール、ジエチレングリ
コール、ジプロピレングリコールのような脂肪族ジオー
ル類、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ブチレ
ンジアミン、ペンタメチレンジアミンのような脂肪族ジ
アミン類、アニリン、フェニレンジアミン、4,4′−メ
チレンジアニリン、2,2−ビス(p−アミノフェニル)
プロパン、3,3′−ジクロロ−4,4′−ジアミノフェニル
メタン、1,2−ビス(2−アミノフェニルチオ)エタン
のような芳香族アミン類などが用いられる。
前記第2液中のポリイソシアネートとしては、たとえ
ば、ヘキサメチレンジイソシアネート、オクタメチレン
ジイソシアネート、トリエンジイソシアネート、1,5−
ナフタレンジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,
4′−ジイソシアネート、ビフェニル−4,4′−ジイソシ
アネート、2,2−ジフェニルプロピレン−p,p′−ジイソ
シアネートなどの通常のポリウレタン樹脂塗料に使用さ
れているポリイソシアネートを用いることができる。
前記第1液と第2液との混合割合は、通常、第1液中
のポリオール(たとえば、ポリエステルポリオール、ポ
リエーテルポリオール)および架橋剤(たとえば、アミ
ン成分および/またはジオール成分)の活性水素の合計
モル数と、第2液中のポリイソシアネート(たとえば、
ジイソシアネート成分)のイソシアネート基のモル数が
ほぼ等しくなるように選ばれるが、所望に応じいずれか
一方を過剰に用いることもできる。
前記成分(B)は、ポリリン酸アンモニウムである。
ポリリン酸アンモニウムは、脱水触媒であり、加熱環境
下において、有機物を脱水、炭化し、防火炭化層を形成
させるとともに、自らも防火性の無機質リン酸膜を形成
する。また、もう一つの作用としては、加熱により分解
してアンモニアガスを発生し、加熱により硬化した有機
物を膨張させる発泡剤としての作用も兼ね備えている。
この発明に使用するポリリン酸アンモニウムは、次の
2つの条件およびを満たしていることが好ましい。
20℃の水に対する溶解率が5重量%以下であるこ
と。ここで、20℃の水に対する溶解率とは、100ccの水
(20℃)中にポリリン酸アンモニウム10gを入れ、30分
間震盪した後の溶出率を測定して求めた値である。
加熱による分解温度が110℃以上であること。ここ
で、加熱による分解温度とは、ポリリン酸アンモニウム
が加熱により、アンモニアガスを発生して分解する温度
である。
ポリリン酸アンモニウムの20℃の水に対する溶解率が
5重量%を越えると、この発明の発泡型防火性成形品の
耐水性が悪くなることがある。また、ポリリン酸アンモ
ニウムの加熱による分解温度が110℃未満であると、ポ
リリン酸アンモニウム、多価アルコール、アミン基含有
化合物などに付着した付着水を完全に除去することがで
きず、発泡型防火性成形品が、イソシアネート基と水と
の反応によって生じる水素ガスによって気泡を多く含ん
だものとなり、充分な防火性能を発揮しないとともに、
機械的な強度の弱いものになることがある。
脱水触媒として作用し、不燃性の無機質リン酸膜を形
成し、加熱により分解してアンモニアガスを発生するも
のとして、各種無機リン酸アンモニウム塩(たとえば、
第一リン酸アンモニウム、第二リン酸アンモニウム、第
三リン酸アンモニウム)もあるが、上記条件および
を満たさないことがある。上記条件およびを満たす
ポリリン酸アンモニウムとしては、たとえば、住友化学
工業株式会社製のポリリン酸アンモニウム(商品名「ス
ミセーフPM」)などが挙げられる。
成分(B)の添加量は、成分(A)100重量部(以
下、「重量部」を単に「部」と言う)に対して35〜70部
の割合とする。35部を下回ると、有機物全体を効果的に
炭化することができなかったり、充分な発泡が期待でき
なかったりする。また、70部を上回ると、脱水、炭化効
果が大きすぎて充分な膨張、発泡倍率を確保できない。
上記成分(C)は、多価アルコールである。多価アル
コールとしては、たとえば、モノ、ジ、またはトリペン
タエリスリトールなどのうちの1種以上が使用される。
この発明の発泡型防火性成形品は、成分(C)が添加さ
れていることにより、加熱により膨張し、脱水触媒によ
り炭化されて望ましい発泡炭化膜を形成する。すなわ
ち、成分(C)は、発泡型防火組成物に欠くことのでき
ない成分である。
成分(C)の添加量は、成分(A)100部に対して5
〜30部の割合とする。5部を下回ると、加熱による膨張
が不充分である。また、30部を上回ると、加熱による硬
化が大きすぎて成形品が炭化する前にダレてしまった
り、成分(C)自身が燃焼剤として作用し充分な防火性
能を発揮しない。
前記成分(D)は、メラミン、ジシアンジアミド、ア
ゾジカルボンアミンおよび尿素から選ばれるアミン基含
有化合物である。このアミン基含有化合物は、加熱によ
り、窒素ガス、アンモニアガスを多量に発生する。
成分(D)の添加量は、成分(A)100部に対して5
〜30部の割合とする。5部を下回ると、発泡剤としての
効果が不充分になる。また、30部を上回ると、アミン基
含有化合物自身が燃焼剤として作用し充分な防火性能を
発揮しない。
なお、成分(B)、(C)および(D)は、いずれ
も、上記第1液の中で混合、分散されることが多く、そ
の関係上、おのずとその添加量は制約される。しかし、
成分(A)〜(D)の混合は、このやり方に限定される
ものではない。
この発明の発泡型防火組成物には、上記必須成分
(A)〜(D)のほかに、必要に応じて、シリカ、タル
ク、硫酸バリウムのような体質顔料、アイアンオキシド
イエロー、ライトイエロー50、アイアンオキシドブラウ
ン、アイアンオキシドレッド、ライトブル100、クロム
オキシドグリーンGNのような着色顔料、有機スズ化合
物、有機鉛化合物のような触媒、脱水剤など、通常の二
液常温硬化型ポリウレタン樹脂塗料に慣用されている補
助成分を含有させることができる。これらの成分は、た
とえば、上記第1液に含有される。
この発明の発泡型防火組成物は、羽根付撹拌機などに
より混合され、たとえば、目地部の溝の深さからシーラ
ント注入厚みを引いた厚みに成形される。その成形方法
・条件は、たとえば、所定の幅、厚み、長さに作成され
た容器に流し込んで、シートまたはフィルム状のものに
したり、所定の形状に成形する金型に注入したり、所定
の幅および厚みに設計されたダイスを用いて押出し注型
したりするである。これにより、均一な形状の成形品が
得られる。
発泡型防火性成形品がシートまたはフィルム状で得ら
れたときには、所定の幅で切断したり、あるいは、所定
の幅で切断しやすいように切目を入れておいてもよい。
また、テープまたはバー状で得られたときには、所定の
長さで切断したり、あるいは、所定の長さで切断しやす
いように切目を入れておいてもよい。
発泡型防火性成形品を目地部などにそのまま、あるい
は、所定の幅および/または長さに切断してから挿入す
る。湿式の防火塗料を注入するよりも容易に挿入でき、
厚みもより均一である。ここで所定の幅および/または
長さとは、たとえば、可動目地部、開口部の形状に合っ
た幅および/または長さなど、前記成形品を挿入しよう
とする部分の幅および/または長さである。そして、そ
の上にシーラントを注入すると、発泡型防火性成形品が
均一な厚みを有しているので、シーラントの肉厚も均一
になる。
なお、この発明の発泡型防火性成形品の適用箇所は、
防火性を要求される目地部であれば特に限定されること
はなく、たとえば、一般住宅の外壁、天井、屋根、床な
ど、各種建築物における外装面の目地部に任意に適用で
きる。あるいは、目地部以外の開口部であってもよい。
また、この発明の発泡型防火組成物は、その成形品の
施工場所によって、それぞれに適した組成のものが選択
されるとともに、必要に応じて種々の材料と組み合わせ
て用いることもできる。たとえば、適用する目地部に、
防火性と併せて防水性や耐侯性等も要求されるが、発泡
型防火性成形品にその性能が充分に付与されていない場
合等には、同成形品の上に防水層を形成することが有用
である。この防水層を形成するものとしては、通常使用
されているシーリング剤(たとえば、シリコーン系シー
リング剤、変成シリコーン系シーリング等)がある。難
燃性を備えたものを使用すればより好ましい。
〔作用〕
この発明では、上記成分(A)〜(D)を必須成分と
することにより、発泡型防火組成物を所定の形の成形品
にすることができ、従来の湿式防火塗料に比べると施工
しやすく、しかも、厚みを容易に均一にすることができ
る。また、従来の発泡石綿体に比べると、加熱により膨
張、発泡するため、施工時または施工後に生じた隙間を
塞ぎ、炎、煙、燃焼により発生したガスなどの進入を防
ぐことができる。
〔実 施 例〕
以下に、この発明の具体的な実施例および比較例を示
すが、この発明は下記実施例に限定されない。
−実施例1− 110℃に加熱したポリエステルポリオール(平均分子
量=900、OHV(水酸基価)=160)63.7部にポリリン酸
アンモニウム〔商品名「スミセーフPM」住友化学工業株
式会社製〕64.0部、ジペンタエリスリトール26.7部、お
よび、メラミン10.0部を加え、引き続き、110℃、0〜5
mmHgの減圧条件下で3〜5時間撹拌を行い、水分の含有
量を500ppm以下にした。その後、3,3′−ジクロロ−4,
4′−ジアミノジフェニルメタン(デュポン社製の商品
名「MOCA」3.9部、MDA(4,4′−メチレンジアニリン)
0.6部、脱水剤(合成ゼオライト)3.0部および有機スズ
触媒〔ジブチルチンジラウレート(DBTDL)〕0.02部を
添加し、同じ条件下でさらに30分間撹拌を継続した後、
撹拌を止め冷却した。この冷却物と第1表に示す第2液
とを羽根付撹拌機(ディスパー)により混合し、所定の
幅、厚みおよび長さに作製されたステンレス製容器に流
し込み、翌日取り出すという方法により4mmの板状に成
形し、10mm×140mm、10mm×50mm、10mm×150mmの各サイ
ズに切断して成形品を得た。
−実施例2〜6− 第1表に示す配合としたこと以外は、実施例1と同様
にして実施例1と同じサイズの成形品を得た。
なお、第1表において、エポキシ変性ポリオールは、
平均分子量900、OHV=250であり、MOCAは、3,3′−ジク
ロロ−4,4′−ジアミノジフェニルメタン(デュポン社
製の商品名「MOCA」)を表し、MDAは4,4′−メチレンジ
アニリンを表し、MDIは4,4′−ジフェニルメタンジイソ
シアネートを表す。変性MDIは、酸変性MDIであり、MDI
系プレポリマーは、平均分子量1500である。
実施例1〜6で得られた成形品は非発泡状態のもので
あった。
上記実施例および比較例の各発泡型防火組成物につい
て、下記の防火試験および耐水性試験を行い、結果を第
1表に示した。
防火試験 (1) 裏面温度の測定 第1図(a)にみるように、木質のパーティクルボー
ト(148mm×148mm×12mm)1の上に、フライアッシュス
ラグセメント系(=NFC:ノン石綿)外装材(65mm×140m
m×12mm)2を2枚並べて貼り合わせ、幅10mmの目地部
3を作製した。同目地部3に、発泡型防火組成物の成形
品(4mm×10mm×140mm)4を入れ、その上にシーラント
(ナショナル住宅産業株式会社製「パナホームシーラン
ト」)5を厚み8mmとなるように注入し、同シーラント
5を室内で7日間乾燥させた。その後、第1図(b)に
みるように、この目地部3のシーラント5側に900℃の
炎を30分間当て、30分後の裏面温度を熱電対により測定
した。図中、6はガスバーナー、7は熱電対差し込み
穴、8は熱電対である。
(2) 発泡倍率の測定 発泡型防火組成物の成形品(4mm×10mm×50mm)をス
レート板の上に置き、900℃の炎を当てて発泡させ、発
泡状態を確認し、体積膨張倍数で示した。
耐水性試験 発泡型防火組成物の成形品(4mm×10mm×150mm)を、
i)デューサイクル試験500時間、ii)温冷繰り返し試
験50サイクルを行った。i)およびii)の各試験後、90
0℃の炎を当てたときの状態と、i)およびii)の各試
験を行わずに900℃の炎を当てたときの状態とを比較
し、発泡性能に変化なしを○、発泡性能が低下している
を×で示した。
第1表にみるように、実施例の各発泡型防火組成物
は、加熱による発泡倍率が10倍以上と非常に大きく、外
装材が加熱により脱水収縮し、目地部が2〜3倍に開い
てもその隙間を発泡炭化膜が完全に覆い、外部からの
炎、熱などの進入を遮断する効果が大きい。
また、実施例の各発泡型防火組成物は、非常に高い耐
水性も有しており、長期の防火性能を保障するものであ
る。
しかも、実施例の各発泡型防火組成物の成形品は、厚
みが4mm±0.1mmと厚みが均一であり、湿式発泡型防火塗
料を注入したときのような肉厚の不均一性がまったくな
かった。
実施例の各発泡型防火組成物の成形品についてつぎの
ような耐火性試験も行った。第2図(a)および(b)
に示す構造および形状の試験体10を次のようにして作製
した。木枠パネル(24mm×64mmの木材使用)14の片面に
厚み12mmの準不燃石膏ボード15を酢酸ビニールエマルシ
ョン系接着剤と併用して、ステップル止めによって取り
付け、その後、厚み65mm(8kg/m3)のグラスウール13を
パネル内に挿入した。前記木枠パネル14のもう一方の片
面には、繊維混入フライアッシュスラグセメント板(厚
み12mm)12を弾性ビニルウレタン系接着剤と併用してス
クリューカップネイルによって取り付けた。セメント板
12同士の間の目地部(幅10mm)3に実施例の発泡型防火
組成物の成形品4を挿入し、その上に、シーラント(シ
ーリング剤)5を充填し、防火試験の裏面温度の測定の
時と同様にして乾燥させた。シーリング剤の種類および
使用量は、変成シリコーン系シーリング剤(「パナホー
ムシーラント」)ナショナル住宅産業下株式会社製)を
120g/m、実施例の発泡型防火組成物の成形品(厚み3m
m)を40g/m(または300g/m)とした。試験体の寸法は、
高さ1580mm、幅1000mmであった。第2図中、11は、38mm
×64mmの木材であり、太い破線は、ステップルである。
目地部3に対する加熱は、屋外側から行い、加熱面から
約1cm離れた位置に設けたK熱電対〔JISC 1602(熱電
対)〕の熱接点の示す温度が防火2級(標準加熱線)に
沿うようにして行った。発泡型防火組成物の成形品を挿
入した目地の裏側温度(木枠表面温度)各3点をK熱電
対によって打点式記録計で測定した。
加熱開始3分で変成シーリング剤が着火(加熱側)
し、6分で一部の成形品が発泡を開始(加熱側)し、9
分ですべての成形品が発泡した(加熱側)。また、加熱
後は、目地上層部に挿入されている変成シーリング剤は
灰状になり白く変色した。一方、変成シーリング剤の下
層部に挿入されている発泡型防火組成物の成形品は、す
べて発泡し、黒色の炭化層が形成されていた(加熱
側)。なお、加熱後の目地開きは、上部、中央部および
下部のすべてにおいて14mmであった。上記3点の目地裏
側温度(木枠表面温度)の最高温度は、177℃(到達時
間23分、200℃(到達時間22分)、216℃(到達時間19
分)であった。
〔発明の効果〕
この発明にかかる隙間用発泡型防火性成形品は、隣接
する耐火性部材間の隙間に配置されるものであり、
(A)ポリオールを含む第1液とポリイソシアネートを
含む第2液とからなるポリウレタン樹脂組成物100重量
部と、(B)ポリリン酸アンモニウム35〜70重量部と、
(C)多価アルコール5〜30重量部と、(D)メラミ
ン、ジシアンジアミド、アゾジカルボンアミンおよび尿
素から選ばれるアミン基含有化合物5〜30重量部とを必
須成分として含み、発泡性フイラーおよび溶剤を含まな
い発泡型防火組成物が成形されてなり、前記ポリウレタ
ン樹脂組成物が非発泡体であるので、(i)生産性良く
作ることができ、(ii)ポリウレタン樹脂組成物が発泡
体である場合に比べて単位体積あたりの成分(A)〜
(D)の量が多いため、火災時には発泡倍率10倍以上の
炭化層を形成しやすく、(iii)湿式発泡型防火塗料に
比べて、均一な厚みにしやすく、(iv)施工時には耐火
性部材間の隙間にはみ出さないように配置しやすく、
(v)火災時には発泡倍率10倍以上の炭化層を形成する
ため、耐火性部材間の隙間からの熱の伝導を抑え、(v
i)耐火性部材間の隙間が火災時に施工時よりも拡大し
ていたとしても耐火性部材間の隙間を塞いで煙、炎等の
侵入を防ぐ。
この発明にかかる隙間用発泡型防火性成形品は、アミ
ン基含有化合物として特にメラミンを用いるときには、
メラミンが燃焼時に吸熱反応を起こすため、熱がより伝
わりにくくなるという効果をさらに有する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)および(b)は、実施例の発泡型防火組成
物について防火試験を行う際の説明図であり、第2図
は、実施例の発泡型防火組成物について耐火性試験を行
う際の説明図であり、同図(a)が試験体の断面図、同
図(b)がその一部分の拡大図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯塚 弘 千葉県船橋市西浦3丁目7番1号 三井 金属塗料化学株式会社内 (72)発明者 石井 裕 千葉県船橋市西浦3丁目7番1号 三井 金属塗料化学株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−271481(JP,A) 特開 昭52−128929(JP,A) 特開 昭50−48060(JP,A) 特開 昭55−122941(JP,A) 特開 昭52−18095(JP,A) 特開 昭51−146794(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】隣接する耐火性部材間の隙間に配置される
    隙間用発泡型防火性成形品において、 (A)ポリオールを含む第1液と、ポリイソシアネート
    を含む第2液とからなるポリウレタン樹脂組成物100重
    量部と、 (B)ポリリン酸アンモニウム35〜70重量部と、 (C)多価アルコール5〜30重量部と、 (D)メラミン、ジシアンジアミド、アゾジカルボンア
    ミンおよび尿素から選ばれるアミン基含有化合物5〜30
    重量部と、 を必須成分として含み、発泡性フイラーおよび溶剤を含
    まない発泡型防火組成物が成形されてなり、前記ポリウ
    レタン樹脂組成物が非発泡体である隙間用発泡型防火性
    成形品。
  2. 【請求項2】前記アミン基含有化合物がメラミンである
    請求項1に記載の隙間用発泡型防火性成形品。
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