JP2571255Y2 - 光ファイバーに塗布されたコーティング剤の硬化装置 - Google Patents

光ファイバーに塗布されたコーティング剤の硬化装置

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JP2571255Y2
JP2571255Y2 JP10992091U JP10992091U JP2571255Y2 JP 2571255 Y2 JP2571255 Y2 JP 2571255Y2 JP 10992091 U JP10992091 U JP 10992091U JP 10992091 U JP10992091 U JP 10992091U JP 2571255 Y2 JP2571255 Y2 JP 2571255Y2
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auxiliary
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秀彦 阿達
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Ushio Denki KK
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  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、光ファイバーに塗布
された紫外線硬化型コーティング剤の硬化装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光ファイバーの外表面における損傷の発
生を防止し、あるいは複数の光ファイバーを束ねるため
に、紫外線硬化型のコーティング剤(以下単に「コーテ
ィング剤」ともいう)を光ファイバーの外表面に塗布す
ることが知られている。斯かるコーティング剤は、コー
ティング装置により未硬化の状態で塗布され、コーティ
ング剤の硬化装置(以下、単に「硬化装置」ともいう)
によって硬化される。このような硬化装置としては、例
えば実開平2−78535号公報に記載のものが知られ
ている。
【0003】図5は従来の硬化装置(2灯式)の斜視図
であり、図6はこの硬化装置を上方から見た断面図であ
る。図5および図6において、70および70’はラン
プ室用ケーシングであり、ランプ室用ケーシング70,
70’の内部には、それぞれ棒状水銀灯71,71’お
よび樋状の楕円集光鏡72,72’が収納されている。
80はワーク室用ケーシングであり、ワーク室用ケーシ
ング80の内部には、光ファイバーFの走行路を囲むよ
う配置された透光性パイプ81および補助ミラー82,
82’が収納されている。90は、ワーク室用ケーシン
グ80とランプ室用ケーシング70,70’とを接続す
る蝶番であり、91はパチン錠である。
【0004】楕円集光鏡72(72’)は、その第1焦
点が棒状水銀灯71(71’)の位置となり、その第2
焦点が光ファイバーFの走行路の位置となるよう配置さ
れている。
【0005】補助ミラー82(82’)は、棒状水銀灯
71(71’)からの照射光を光ファイバーの走行路に
向けて反射するものであり、補助ミラー82(82’)
の第1焦点および第2焦点は、それぞれ、楕円集光鏡7
2(72’)の第1焦点および第2焦点と一致してい
る。
【0006】補助ミラーとしては、例えばアルミニウム
蒸着ミラーが用いられているが、最近においてコールド
ミラーが好適に用いられている。このコールドミラー
は、熱線を吸収して紫外線のみを反射するものであり、
コーティング剤の硬化効率を向上させることができる。
なお、コールドミラーは、大面積のものを作製すること
ができないので、小面積のコールドミラーを多数配列し
て用いられる。
【0007】しかして、このような硬化装置を用いて光
ファイバーに塗布されたコーティング剤の硬化処理を行
う場合、透光性パイプ81の内外表面に、コーティング
剤の塗布時に発生するミストなどが静電気によって付着
し、透光性パイプ81の内外表面が徐々に汚れて光透過
性が低下してくる。そして、透光性パイプ81の内外表
面が汚れた状態で硬化処理を続けると、塗布されたコー
ティング剤が硬化不良を生じやすくなる。従って、透光
性パイプ81は定期的に清掃を行う必要がある。
【0008】ここで、ワーク室用ケーシング80内に透
光性パイプ81を取付けたままでは、その内表面を清掃
することができない。また、透光性パイプ81の周囲に
は補助ミラー82,82’が配置されているので、透光
性パイプ81に手が届きにくくて外表面の清掃も困難で
あり、無理に手を押し込もうとすると補助ミラー82,
82’の表面を傷付けたり、これらの適正な位置関係が
損われたりするおそれもある。従って、透光性パイプ8
1の清掃は、これをワーク室用ケーシング80から取り
外してから行われる。然るに、ワーク室用ケーシングか
ら透光性パイプを取り外す際には、補助ミラーを先ず取
り外す必要がある。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
硬化装置においては、補助ミラーが、多数の螺子によっ
てワーク室用ケーシングに固定されているため、この補
助ミラーを取り外す作業および清掃後において取り付け
る作業が煩雑である。特に、小面積のコールドミラーが
多数配列されて補助ミラーが構成されている場合には、
これらの作業が非常に面倒なものとなる。このように、
従来の硬化装置における透光性パイプの清掃にあって
は、その前後における補助ミラーの取外し、取付け作業
が極めて煩雑である、という問題があった。
【0010】この考案は、以上のような事情に基いてな
されたものであって、その目的は、ワーク室用ケーシン
グから補助ミラーを簡単に取り外すことができ、透光性
パイプの清掃を効率的に行うことができる、光ファイバ
ーに塗布されたコーティング剤の硬化装置を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この考案の光ファイバー
に塗布されたコーティング剤の硬化装置は、光ファイバ
ーの走行路の位置が第2焦点となるよう配置された樋状
の楕円集光鏡およびこの楕円集光鏡の第1焦点の位置に
配置された棒状のランプを収納するランプ室用ケーシン
グと、光ファイバーの走行路を囲むよう配置された透光
性パイプおよび前記棒状ランプからの照射光を光ファイ
バーの走行路に向けて反射する補助ミラーを収納するワ
ーク室用ケーシングとを備えてなる光ファイバーに塗布
されたコーティング剤の硬化装置であって、前記補助ミ
ラーは、ミラー保持手段とともに補助ミラーユニットを
構成し、当該補助ミラーユニットは、ワーク室用ケーシ
ングに対して着脱自在に取付けられていることを特徴と
する。
【0012】
【作用】補助ミラーとミラー保持手段とを有してなる補
助ミラーユニットは、ワーク室用ケーシングに対して着
脱自在に取付けられているので、透光性パイプの清掃の
際における補助ミラーの取外しおよび取付け作業を簡単
に行うことができる。
【0013】
【実施例】以下この考案の実施例を図面を用いて具体的
に説明する。図1は、この考案に係る2灯式の硬化装置
を上方から見た断面図である。同図において、10およ
び15はランプ室用ケーシング、20はワーク室用ケー
シング、60は、ワーク室用ケーシング20とランプ室
用ケーシング10,15とを接続する蝶番、61はパチ
ン錠である。
【0014】ランプ室用ケーシング10,15の内部に
は、それぞれ棒状水銀灯11,16および樋状の楕円集
光鏡12,17が収納されている。楕円集光鏡12(1
7)は、その第1焦点が棒状水銀灯11(16)の位置
となり、その第2焦点が光ファイバーFの走行路の位置
となるよう配置されている。
【0015】ワーク室用ケーシング20の内部には、光
ファイバーFの走行路を囲むよう配置された透光性パイ
プ30、補助ミラーユニット40および補助ミラーユニ
ット50が収納されている。
【0016】補助ミラーユニット40は、補助ミラー4
1A,41B、ミラー保持手段42、石英板43、石英
板保持手段44を有してなり、補助ミラーユニット50
は、補助ミラー51A,51B、ミラー保持手段52、
石英板53、石英板保持手段54を有してなる。
【0017】補助ミラー41A,41Bは、棒状水銀灯
11からの照射光を光ファイバーFの走行路に向けて反
射するものであり、補助ミラー41A,41Bの第1焦
点および第2焦点は、楕円集光鏡12の第1焦点および
第2焦点と一致している。また、補助ミラー51A,5
1Bは、棒状水銀灯16からの照射光を光ファイバーF
の走行路に向けて反射するものであり、補助ミラー51
A,51Bの第1焦点および第2焦点は、楕円集光鏡1
7の第1焦点および第2焦点と一致している。
【0018】ミラー保持手段42は、ボルト穴49が形
成されたフランジ部を有している。また、ワーク室用ケ
ーシング20には、ボルト穴49と対応する位置にボル
ト穴29が形成されている。62は、ボルト穴49およ
びボルト穴29に挿入される六角ボルトであり、この六
角ボルト62によって、ミラー保持手段42がワーク室
用ケーシング20に固定されている。なお、ミラー保持
手段52も同様に構成によりワーク室用ケーシング20
に固定されている。
【0019】ミラー保持手段42(52)のフランジ部
には石英板43(53)が当接され、石英板保持手段4
4(54)によって保持されている。石英板43(5
3)は、ランプ室用ケーシング10(15)で囲まれた
ランプ室と、ワーク室用ケーシング20で囲まれたワー
ク室とを仕切るためのものである。石英板43(53)
によって仕切られたワーク室およびランプ室には、それ
ぞれ独立した冷却手段(図示省略)が設けられており、
これにより冷却効率が高くなり、各室における過大な温
度上昇を防止することができる。
【0020】図2は、ワーク室用ケーシング20から取
り外された補助ミラーユニット40の斜視図である。同
図において、47は遮風板であり、48は、補助ミラー
41A,41Bをミラー保持手段42に固定させるため
の押さえ金具である。同図に示すように、石英板43
は、ミラー保持手段42に対して着脱自在である。
【0021】上記の硬化装置において、ワーク室用ケー
シング20に収納されている透光性パイプ30を取り外
す手順としては、 パチン錠61を外し、ランプ室用ケーシング10,
15を回転させてワーク室用ケーシング20の両端面を
開放する(図3(イ))。 六角ボルト62を外して補助ミラーユニット40を
取出す。また、同様にして補助ミラーユニット50を取
り外す(図3(ロ))。 ワーク室用ケーシング20から透光性パイプ30を
取り外す(図3(ハ))。このとき、ワーク室用ケーシ
ング20内は、透光性パイプ30のみが配置されている
状態であるので容易にこれを取り外すことができる。
【0022】以上、この考案の実施例について説明した
が、この考案は、これに限定されるものではなく、例え
ば、図4に示すような、ワーク室用ケーシング20と、
1つのランプ室用ケーシング10とからなり、補助ミラ
ー41A,41Bがミラー保持手段45とともに補助ミ
ラーユニットを構成している1灯式の硬化装置であって
もよい。
【0023】
【考案の効果】この考案の硬化装置によれば、補助ミラ
ーの取外しおよび取付け作業を簡単に行うことができ、
透光性パイプの清掃を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る2灯式の硬化装置を上方から見
た断面図である。
【図2】補助ミラーユニットの斜視図である。
【図3】ワーク室用ケーシングに収納されている透光性
パイプを取り外す手順を示す説明図である。
【図4】この考案の硬化装置の他の例を示す断面図であ
る。
【図5】従来の2灯式の硬化装置の斜視図である。
【図6】従来の2灯式の硬化装置を上方から見た断面図
である。
【符号の説明】
10 ランプ室用ケーシング 11 棒状水銀灯 12 楕円集光鏡 15 ランプ室用ケ ーシング 16 棒状水銀灯 17 楕円集光鏡 20 ワーク室用ケーシング 29 ボルト穴 30 透光性パイプ 40 補助ミラーユ
ニット 41A,41B 補助ミラー 42 ミラー保持手 段 43 石英板 44 石英板保持手 段 45 ミラー保持手段 47 遮風板 48 押さえ金具 49 ボルト穴 50 補助ミラーユニット 51A,51B 補 助ミラー 52 ミラー保持手段 53 石英板 54 石英板保持手段 60 蝶番 61 パチン錠 62 六角ボルト 70,70’ ランプ室用ケーシング 71,71’ 棒状水銀灯 72,72’ 楕円 集光鏡 80 ワーク室用ケーシング 81 透光性パイプ 82,82’ 補助ミラー 90 蝶番 91 パチン錠

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバーの走行路の位置が第2焦点
    となるよう配置された樋状の楕円集光鏡およびこの楕円
    集光鏡の第1焦点の位置に配置された棒状のランプを収
    納するランプ室用ケーシングと、 光ファイバーの走行路を囲むよう配置された透光性パイ
    プおよび前記棒状ランプからの照射光を光ファイバーの
    走行路に向けて反射する補助ミラーを収納するワーク室
    用ケーシングとを備えてなる光ファイバーに塗布された
    コーティング剤の硬化装置であって、 前記補助ミラーは、ミラー保持手段とともに補助ミラー
    ユニットを構成し、 当該補助ミラーユニットは、ワーク室用ケーシングに対
    して着脱自在に取付けられていることを特徴とする光フ
    ァイバーに塗布されたコーティング剤の硬化装置。
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