JP2571200Y2 - 暖房便座 - Google Patents

暖房便座

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JP2571200Y2
JP2571200Y2 JP4511793U JP4511793U JP2571200Y2 JP 2571200 Y2 JP2571200 Y2 JP 2571200Y2 JP 4511793 U JP4511793 U JP 4511793U JP 4511793 U JP4511793 U JP 4511793U JP 2571200 Y2 JP2571200 Y2 JP 2571200Y2
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JP
Japan
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toilet seat
peripheral wall
heater
inner peripheral
bottom plate
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Inventor
育哉 井戸田
Original Assignee
株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は便器に備えられ、内部
にヒータが配設されて成る暖房便座に関する。
【0002】
【従来の技術】便器本体に回動可能に設けられる便座に
おいて、近年、内部にヒータが配設されて成る暖房便座
が広く用いられている。
【0003】図3はこの種暖房便座として従来用いられ
ているものの断面構造を示している。図において100
は下向きに開口する凹部102を有する樹脂製の便座本
体で、内面にヒータ104が接着固定されている。便座
本体100の凹部102の開口部には嵌合段部106が
形成されていてそこに樹脂製の底板108が嵌合固定さ
れ、以て便座本体100の開口が閉塞されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで底板108を
便座本体100に固着する手段として、近年、底板10
8を嵌合段部106における段付面109に超音波溶着
する手法が用いられている。
【0005】この場合段付面109に一定の溶着面積、
即ち一定の幅(例えば3mm程度)が必要であり、この
結果便座本体100における中央の空所側の内周壁の下
端部の肉厚が、本来の肉厚(例えば3mm)と一定幅の
段付面109を形成するための肉厚とを加えた厚みとな
って全体の厚みが厚くなり、このため内周壁下端部分に
対する暖房効果が他部よりも低下し、同部に人体が触れ
たときに相対的に冷たさを感じさせてしまうといった不
具合を生じていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案はこのような課題
を解決するためになされたものであり、その要旨は、下
向きに開口する凹部を有する便座本体と該開口を閉塞す
る底板とから成り、該便座本体内面にヒータが配設され
て成る、中央に空所を備えた暖房便座において、該便座
本体における該空所側の内周壁であってその下端近傍部
位の内面から前記凹部側に延出部を一体に延び出させて
該延出部の先端を前記底板に当接固着せしめるととも
に、該内周壁における該延出部基端より下端側の部分と
該延出部との間にヒータ配設空間を形成して該空間にヒ
ータの一部を配設したことにある。
【0007】
【作用及び考案の効果】このように本考案は、便座本体
における内周壁の下端近傍より延出部を凹部側に延び出
させて先端を底板に当接固着させることで内周壁の下端
部の内側、具体的には内周壁の下端部と延出部との間に
空間を形成し、そこにヒータの一部を配設するようにし
たものである。
【0008】本考案によれば、同部に配設されたヒータ
によって内周壁の下端部を直接温めることが可能であ
り、従って内周壁の下端部において相対的に冷たさを感
じさせてしまうといった従来の不具合を解消することが
出来る。
【0009】
【実施例】次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図2において10は便器本体、12は暖房便
座で、この暖房便座12は中央部に空所11を有し、基
端において便器本体10に回動可能に取り付けられてい
る。
【0010】14は便蓋であり、16は便器洗浄水を貯
えるロータンク、18はノズル20から人体局部に向け
て洗浄水を噴出する人体局部洗浄装置の本体、22はそ
のリモコン操作部である。
【0011】図1は上記暖房便座12の内部構造を示し
ている。同図において24は樹脂製の便座本体であっ
て、下向きに開口する凹部26を有しており、その開口
部が同じく樹脂製の底板28によって閉塞されている。
【0012】便座本体24の内面にはアルミ箔30が貼
着されており、更にその内面に暖房用ヒータ32が配設
・固定されている。尚34は暖房便座下端側に突設され
た便器本体10への着座用の脚である。
【0013】便座本体24における上記空所11側の内
周壁36からは、その下端近傍位置より延出部38が凹
部26側に一体に延び出しており、その先端に対して上
記底板28が超音波溶着されている。
【0014】尚底板28は、外周側の部分(図中右端側
の部分)が便座本体24の外周壁40に形成された嵌合
段部42に嵌合された上、段付面44に超音波溶着され
ている。
【0015】上記内周壁36における延出部38の延び
出し部位、即ち延出部38基端より下端側の部分と延出
部38との間にはヒータ配設空間46が形成されてお
り、そこにヒータの一部32aが配設され、内周壁36
の内面に固定されている。
【0016】本例の暖房便座12においては、底板28
が内周壁36から一体に延び出した延出部38に固着さ
れている。そしてこの延出部38と内周壁36との間に
はヒータ32aが配設され、内周壁36の下端部がかか
るヒータ32aによって直接温められる。
【0017】これにより内周壁36下端部が暖房便座1
2の上壁部と同様に温められ、従って人が便座の上に座
ったときに内周壁36下端部分が相対的に冷たさを感じ
させるようなことがなくなり、快適に暖房便座12を使
用できるようになる。
【0018】以上本考案の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば本考案は超音波溶着以外の
固着手法にて便座本体24と底板28とを固着する場合
においても適用可能であるし、また上記延出部38は便
座に沿って周方向に連続的に形成されていても良いし、
また場合により部分的に形成されていても良い。
【0019】この他本考案は種々の形態の暖房便座に適
用することが可能であるなど、その主旨を逸脱しない範
囲において、当業者の知識に基づき様々な変更を加えた
形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である暖房便座の内部構造を
示す図である。
【図2】同じ暖房便座を便器本体への取付状態で示す図
である。
【図3】従来の暖房便座の内部構造の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
11 空所 12 暖房便座 24 便座本体 26 凹部 28 底板 32,32a ヒータ 36 内周壁 38 延出部 46 ヒータ配設空間

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下向きに開口する凹部を有する便座本体
    と該開口を閉塞する底板とから成り、該便座本体内面に
    ヒータが配設されて成る、中央に空所を備えた暖房便座
    において該便座本体における該空所側の内周壁であって
    その下端近傍部位の内面から前記凹部側に延出部を一体
    に延び出させて該延出部の先端を前記底板に当接固着せ
    しめるとともに、該内周壁における該延出部基端より下
    端側の部分と該延出部との間にヒータ配設空間を形成し
    て該空間にヒータの一部を配設したことを特徴とする暖
    房便座。
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