JP2571064Y2 - まな板収納装置 - Google Patents

まな板収納装置

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JP2571064Y2
JP2571064Y2 JP1992020240U JP2024092U JP2571064Y2 JP 2571064 Y2 JP2571064 Y2 JP 2571064Y2 JP 1992020240 U JP1992020240 U JP 1992020240U JP 2024092 U JP2024092 U JP 2024092U JP 2571064 Y2 JP2571064 Y2 JP 2571064Y2
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rack
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浩一郎 早川
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Sun Wave Corp
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  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、まな板収納装置に係
り、特に、まな板を収納部に収納するときに、該まな板
が倒れて扉等が閉まらなくなるのを有効に防止すること
ができるまな板収納装置に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】周知のように、システムキッチ
ンは、各種の単位キャビネット群の中から選択された複
数の単位キャビネットを連設して所定の厨房室の間口寸
法に合致させるのが一般的である。
【0003】そして、この単位キャビネットの中には、
各種の機能部材を具えた機能キャビネットがあり、この
機能キャビネットの一つとして、まな板収納装置が所望
の位置に配設される。
【0004】ところで、このような従来のまな板乾燥装
置は、例えば、図5乃至図7に示すように、収納部1内
に配設された引き出し自在で正面形状が略J字状の垂直
ラック2と、該垂直ラック2に係止される正面形状が略
J字状のまな板掛けラック3と、が配設されて構成され
ており、上記垂直ラック2は、キャビネットKの前面開
口部からキャビネット手前側に引き出し自在な扉(図示
せず)の裏面側に垂直に取り付けられ、また、まな板掛
けラック3は、その内側上端部に形成されたフック部3
aが垂直ラック2の所定高さ位置に係止されて取り付け
られている。
【0005】しかしながら、上記従来のまな板乾燥装置
に用いられるまな板掛けラック3にあっては、図面から
も明らかなように、その底部3bが水平に形成されてい
たため、まな板Mを該まな板掛けラック3に載せたとき
に、該まな板Mが扉4の開閉振動などによって垂直ラッ
ク2方向或は反対方向へと倒れ易く、図5に仮想線で示
すように、まな板Mが垂直ラック2から離間する方向へ
と倒れた場合には、該まな板MがキャビネットKの側板
5と衝合して扉(図示せず)が閉まらなくなるという不
具合を有し、この種のまな板乾燥装置の使い勝手が悪く
なる、という問題を有していた。
【0006】この考案は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、まな板をまな
板掛けラックに載せたときに、確実に、上記まな板をキ
ャビネットの側板と衝合しない方向へと倒すことがで
き、扉の開閉を円滑に行なうことができる使い勝手に優
れたまな板収納装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この考案にあっては、収納部内に配設され、垂直ラ
ックと該垂直ラックに係止されるまな板掛けラックとを
具えた引き出し自在なラック体からなるまな板収納装置
を技術的前提とし、上記まな板掛けラックは、上端にフ
ック部を有する内側起立片部と、該内側起立片部の下端
部から下がり勾配で傾設された底部と、該底部の外側端
部からなる垂直方向に延設された起立片部と、が一体的
に構成され、上記内側起立片部と外側起立片部との間に
落とし込まれたまな板は、該まな板の内側起立片部側の
底縁部がラックの傾斜している底部に当接した状態で外
側起立片部方向へと滑動して上記まな板の外側起立片部
側の底縁部が上記外側起立片部に衝突した状態で停止し
て、上記まな板の上端部が上記垂直ラックに当接するよ
うに立て掛けられて収納されるように構成されているこ
とを特徴とするものである。
【0008】
【実施例】以下、添付図面に示す一実施例に基き、この
考案を詳細に説明する。
【0009】図1乃至図4は、この考案をまな板収納装
置の一種であるまな板乾燥装置に適用した場合を示して
おり、この実施例に係るまな板乾燥装置は、前面に開口
を有するキャビネット本体10と、このキャビネット本
体10の前面開口部からレール(図示せず)に沿ってキ
ャビネット手前側方向に引き出し自在に装着された扉1
4を有するラック体Rと、から構成されてなり、該ラッ
ク体Rは、正面形状が略J字状の垂直ラック12と、該
垂直ラック12に係止される正面形状が略J字状のまな
板掛けラック13と、が配設されて構成されている。
尚、図中符号17は、扉14の表面側上部に固着された
把手である。
【0010】収納部11内には、公知の熱風送風機構を
備えたヒータ(図示せず)が配設されており、ヒータで
熱せられた温風が収納部11内に供給された後、キャビ
ネット本体10の前面側下部に開設された開口16から
キャビネット外へと排気されるように構成されている。
このように、熱風の排気口をキャビネット本体10の下
部に配設することで、足元を加温することができる。
【0011】上記垂直ラック12は、前記扉14の裏面
備に垂直に取り付けられ、ふきんや小物類(図示せず)
を係止できるように網目状に構成されている。
【0012】また、まな板掛けラック13は、その内側
起立片部13aと、該内側起立片部13aの上端に形成
されたフック部13bと、上記内側起立片部13aの下
端から下がり勾配で傾設された底部13cと、該底部1
3cの外側端部から垂直方向に延設された外側起立片部
13dと、から構成されている。
【0013】そして、上記底部13cの傾斜角度は、本
実施例では、図4に示すように、上記内側起立片部13
aの下端と底部13cとのコーナー部の角度が120度
で、底部13cの外側端部と外側起立片部13dとコー
ナー部の角度が60度となるように形成されているが、
この考案にあってはこれに限定されるものではなく、要
は、まな板Mを該まな板掛けラック13に載せたとき
に、該まな板Mの上端部が垂直ラック12から離間する
方向へと倒れてキャビネット本体10の側板15と衝合
して扉14が閉まらなくならない方向にまな板Mを倒す
ため、まな板Mの下端部が上記垂直ラック12から離間
する方向へ滑動してまな板掛けラック13の外側起立片
部13dと衝合し、かつ、まな板Mの上端部が上記垂直
ラック12方向へと倒れる傾斜角度を有して構成されて
いればよい。
【0014】それ故、この実施例に係るまな板乾燥装置
にあっては、把手17を把持して扉14をキャビネット
本体10の手前側方向に引き出すと、上記垂直ラック1
2に係止されたまな板掛けラック13が表われるので、
該まな板掛けラック13にまな板Mを立てた状態で載置
する。
【0015】このとき、まな板掛けラック13の底部1
3cは、前記した方向に傾斜して形成されているため、
上記内側起立片部13aと外側起立片部13dとの間に
落とし込まれたまな板Mは、該まな板Mの内側起立片部
側の底縁部がラック13の傾斜している底部13cに当
接した状態で外側起立片部方向へと滑動し、上記まな板
Mの外側起立片部側の底縁部が上記外側起立片部13d
に衝突した状態で停止するので、上記まな板Mの上端部
が上記垂直ラック12方向、即ち、キャビネット本体1
0の側板15と衝合しない方向へと自然と倒れて、扉1
4が閉まらなくならないように立て掛けられて収納され
るので、この種のまな板乾燥装置に対する使い勝手が大
幅に改善される。
【0016】尚、上記実施例では、この考案をまな板乾
燥装置に適用した場合を例にとり説明したが、この考案
にあってはこれに限定されるものではなく、例えば、乾
燥機構を有しないまな板収納庫等にも適用することがで
きる。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、まな板を立て掛けるまな板掛けラックが可動部を有
しない一体型で形成されているため、構成が非常に単純
で大量生産に適し、廉価に提供することができると共
に、故障する心配がないので長期間に亙って使用するこ
とができ、しかも、上記まな板をまな板掛けラックに落
とし込むだけで、確実にまな板をキャビネットの側板と
衝合しない方向へと倒すことができるので、この種のま
な板収納装置における扉の開閉を円滑に行なうことがで
きる等、幾多の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係るまな板乾燥装置の配
設例を示す斜視図である。
【図2】同まな板乾燥装置の扉を除いた正面図である。
【図3】同まな板乾燥装置の垂直ラックとまな板掛けラ
ックとの係止状態を示す斜視図である。
【図4】同まな板乾燥装置の垂直ラックとまな板掛けラ
ックとの係止状態を示す正面図である。
【図5】従来のまな板乾燥装置の扉を除いた正面図であ
る。
【図6】同従来のまな板乾燥装置の垂直ラックとまな板
掛けラックとの係止状態を示す斜視図である。
【図7】同従来のまな板乾燥装置の垂直ラックとまな板
掛けラックとの係止状態を示す正面図である。
【符号の説明】
M まな板 R ラック体 10 キャビネット本体 11 収納部 12 垂直ラック 13 まな板掛けラック 13a 内側起立片部 13b フック部 13c 底部 13d 外側起立片部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納部内に配設され、垂直ラックと該垂
    直ラックに係止されるまな板掛けラックとを具えた引き
    出し自在なラック体からなるまな板収納装置において、
    上記まな板掛けラックは、上端にフック部を有する内側
    起立片部と、該内側起立片部の下端部から下がり勾配で
    傾設された底部と、該底部の外側端部からなる垂直方向
    に延設された起立片部と、が一体的に構成され、上記内
    側起立片部と外側起立片部との間に落とし込まれたまな
    板は、該まな板の内側起立片部側の底縁部がラックの傾
    斜している底部に当接した状態で外側起立片部方向へと
    滑動して上記まな板の外側起立片部側の底縁部が上記外
    側起立片部に衝突した状態で停止して、上記まな板の上
    端部が上記垂直ラックに当接するように立て掛けられて
    収納されることを特徴とするまな板収納装置。
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JPH0568452U JPH0568452U (ja) 1993-09-17
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JP5404526B2 (ja) * 2010-05-24 2014-02-05 クリナップ株式会社 まな板収納装置
JP7162423B2 (ja) * 2017-12-27 2022-10-28 株式会社Lixil 収納ボックス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6020350Y2 (ja) * 1982-09-11 1985-06-18 良市 松岡 保持具

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