JP2570896Y2 - 側溝用連結ブロツク - Google Patents

側溝用連結ブロツク

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JP2570896Y2
JP2570896Y2 JP19009485U JP19009485U JP2570896Y2 JP 2570896 Y2 JP2570896 Y2 JP 2570896Y2 JP 19009485 U JP19009485 U JP 19009485U JP 19009485 U JP19009485 U JP 19009485U JP 2570896 Y2 JP2570896 Y2 JP 2570896Y2
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達也 加藤
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高嶋コンクリート工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 イ.産業上の利用分野 本案は新規な構成を有する側溝用連結ブロツクに関す
るものである。 ロ.従来の技術とその問題点 従来はU型トラフ及びV型トラフ10が使用されてきた
が、極寒地において土壌の凍結によりトラフに接する地
盤が膨張し、トラフ本体を押しつぶす状態となり、トラ
フが破損し、破損個所より土砂が流入し、側溝の機能を
果し得なくなると言う現象が起きている。その対策とし
てトラフ本体の補強や凍結膨張をしない工夫等が試みら
れているが、未だにその決定的な対策は発見されていな
い。また、それらの対策は側溝敷設価格を引き上げるこ
ととなり、省資源化の方向に逆行することになつてい
る。加えて、道路側溝及び敷地内側溝の断面を決める
際、その排出水の流量というものは降雨時及び融雪時に
予想される一時的な流量増大を仮定している場合が多
く、日常の場合における流量はそれ程多いものではな
い。しかし、日常流入する排水はそれが常時である為、
側溝の水密性を良くして地盤への浸食をある程度押える
必要もある。 B.考案の構成 イ.問題を解決しようとする手段 本願ではおおよそ下記の構成のものによって上述した
問題を解決しようとするものである。 すなわち、本願のものは、下記の条件を有する底面用
ブロック2と側面用ブロック3とからなる側溝用連結ブ
ロックである。 イ.上記底面用ブロック2は平面視方形の板状ブロック
体2Aの前後に所定角度をもった傾斜面2Bを断面略 状に連設すると共に、この傾斜面2Bの前後面中央部には
中央突出部2Cが連設され、この中央突出部2Cの軸心部に
は左右方向をもって連結用穴が開設され、また、上記ブ
ロック体2Aと傾斜面2Bの右方端面には断面⌒状突条2Eが
突設され、また、左方端面には当該ブロック2を左右方
向に連設した場合、左方に位置するブロック2の突条2E
が嵌合する断面 状の溝2E′が刻設されていること。 ロ.上記側面用ブロック3は正面視方形の板状ブロック
体3Aの下端面中央には中央突出部3Cが突設され、この中
央突出部3Cの軸心部には左右方向をもって連結用穴が開
設され、上記ブロック体3Aの右方端面に突設した断面⌒
状の突条3Eが突設され、また、左方端面には当該ブロッ
ク3を左右方向をもって連設した場合、左方に位置する
ブロックの突条3Eが嵌合する溝3E′が刻設されていると
共に、上記ブロック体3Aの上方部に左右方向をもって連
結用穴が開設されていること。 この場合、下記のように構成することができる。 上記側面用ブロック3におけるブロック体3Aの上端面
にステップ部としての傾斜面3Bを形成する。 ロ.考案の実施例 1は本案の側溝用連結ブロツクで、底面用ブロツク2
と側面用ブロツク3とからなる。そして、これらブロツ
クは下記の如く構成されている。すなわち、敷地内及び
道路側端等の排水用側溝を必要とする場所に法面勾配を
1割又は1.5割程度とする素堀側溝5を掘り、その面に
底面には底面用ブロツク2、側面には側面用ブロツク3
を組合せて敷きならべ、縦断方向に含銅線4を通し、各
ブロツクを連結することにより可撓性のある側溝を構築
する。 以下、各ブロツク2,3を順に説明する。 上記底面用ブロツク2は平面視方形の板状ブロツク体
2Aの前後に凍害に影響されない程度の角度をもたせた傾
斜面2Bを断面略 状に連設すると共に、この傾斜面2Bの前後面中央部には
中央突出部2Cが連設され、この中央突出部2Cの軸心部に
は左右方向をもつて含銅線4の貫入孔2C′が穿設されて
いる。また、上記ブロツク体2Aと傾斜面2Bの右方端面に
は断面⌒状突条2Eが突設され、また、左方端面には当該
ブロツク2を左右方向に連設した場合、左方に位置する
ブロツク2の突条2Eが嵌合する断面 状の溝2E′が刻設されている。また、上記中央突出部2C
の外周面はアール状態に構成されていると共に、上記傾
斜面2Bの前後端面には丸味のある溝2Dが形成されてい
る。 上記側面用ブロツク3は正面視方形の板状ブロツク体
3Aの上端面は斜めに切除したステツプ部としての傾斜面
3Bとして構成され、かつ、このブロツク体3Aの下端面中
央には中央突出部3Cが突設され、この中央突出部3Cの軸
心部には左右方向をもつて含銅線4の貫入孔3C′が穿設
されている。また、中央突出部3Cの外周面はアール状態
に構成されていると共に、下端面の露出部は丸味のある
溝3Dが形成されている。3Eは上記ブロツク体3Aの右方端
面に突設した断面⌒状の突条、左方端面には当該ブロツ
ク3を左右方向をもつて連設した場合、左方に位置する
ブロツクの突条3Eが嵌合する溝3E′が刻設されている。
3Fは上記ブロツク体3Aの上方部に左右方向をもつて穿設
された天端用の含銅線4の貫入孔である。5は本願のブ
ロツクを連設して排水溝6を形成する場合、当該排水溝
6の所定個所に装着する止水壁で、正面方形の板状ブロ
ツク5Aの上方部に、当該排水溝6の断面形状に一致する
状の切欠き部5Bが形成されている。そして、この止水壁
5は従来より側溝裏面の水道を防ぐ方法として、ある間
隔毎に入れられる場合があり、それを利用して側溝用の
ブロツクの縦断方向の動きを抑制すれば、天端用の含銅
線は不要となる。すなわち、ある間隔おきに止水壁を設
けて側溝の縦断方向のずれを抑制すれば、貫入孔3Fに含
銅線を通して側面用ブロツクを連結しなくても、土壌凍
結時の膨張にも側壁が一体となる為乱れることがなく、
融解時の収縮にも復元しやすいという効果がある。な
お、上記貫入孔2C′,3Fについては上述の如く貫通孔と
せず、受穴2C″,3F′とし、これに左右の円錐台状棒7A,
7Bを連設したピン7としてブロツクを連結するよう構成
してもよい。図中、8は防砂シート、9は芝をそれぞれ
示す。なお、本願のブロツクの製作はコンクリート流し
込み、又はOスランプコンクリートマシン打設とする。 ハ.作用 効果と共に説明する。 C.考案の効果 そこで、本案は自然の力に逆うことなく、土壌凍結に
より側壁が膨張した場合はそれなりに可撓し、解凍時の
地盤収縮にもブロツク本体の自重により追随して元に戻
ることになる。従来のトラフのような目地の水密性がな
いので、連結目地からの土砂流入及び目地からの漏水に
よる地盤洗堀が考えられるが、ブロツク裏面に防砂シー
ト(0.5m/m厚程度)を敷くことにより解決することがで
きる。また、上述の如くブロツクの連結には耐腐食性の
ある含銅線を使用する。ブロツク天端よりの排出水流入
の際、ブロツク裏面に排出水が流入し、ブロツク裏面が
洗堀されるおそれがあるので、側溝ステツプ部に芝を張
る(幅30cm〜50cm位)と効果的である。 特に本願のものの場合、底面用ブロツクに凍害に影響
されない程度の角度をもたせた小さな傾斜面2Bを設け、
底面用ブロツクそのものが従来のV型トラフの役目を
し、かつ、片側に丸みをもつた突出部2Eを設け、もう片
側に突出部2Eと同じ丸みをもつ溝2E′を設けることによ
り、底面用ブロツク同士の接合部でそれらが噛み合い、
日常の排出水程度の場合に水密性を保つことができる。
また、底面用ブロツクと側面用ブロツクの接合部にもあ
る程度の水密性を持たせる為底面用ブロツクの中央突出
部2Cと同じ丸みをもつ溝3Dを側面用ブロツクに設け、ま
た、同じくこの溝3Dと同じ丸みをもつ溝2Dを設けること
により、可撓性を阻害することなく水密性をある程度確
保することができる。さらに、側面用ブロツク同士の接
合部も同じく突出部3Eと溝3E′を噛み合せることにより
同じ効果を期待できる。側面用ブロツクのこの突出部3
E、溝3E′の噛み合せは水密性の他にブロツク相互の連
結強化になり、また、ブロツク体の上端面のステツプ部
としての傾斜面は側溝天端と側溝ステツプ部とを平らに
するもので、この効果はこの傾斜面を有していないブロ
ツク11の場合、側溝への排出水流入の際、第10図の如く
流入が容易になるようステツプ部と側面用ブロツクの天
端とが平らになるよう土砂11Aを入れて平らにする必要
があつたが、この場合、凍結膨張時に側面用ブロツクが
可撓した際、第11図の如く側面用ブロツクの天端に載つ
ていた土砂が側面用ブロツク背面にこぼれ落ち、融解収
縮時に復元の阻害になる可能性があり、それを防止する
ものである。 このほか、本案による側溝の場合、従来のトラフ側溝
と比べ、トラフ基礎がいらない、裏込砂利がいらない、
敷設が簡単等の利点がある為、側溝価格がトラフ側溝の
約85%(昭和60年度、北海道積算価格)ですむ。なお、
本願のものは底面用ブロツク1枚、側面用ブロツク2枚
を1組として側溝断面を形成するのを基本とする。
【図面の簡単な説明】 第1図は底面用ブロツクの平面図、第2図は正面図、第
3図は側面図、第4図は側面用ブロツクの平面図、第5
図は正面図、第6図は右側面図、第7図は本願のものの
敷設状態を示す平面図、第8図は同上のA−A線断面
図、第9図は止水壁を使用した場合の斜視図、第10図,
第11図はステツプ部の作用を説明する要部の断面図、第
12図,第13図はブロツクの連結状態を説明する平面図、
第14図は第13図の拡大図、第15図,第16図は本願のもの
の作用を説明する断面図、第17図,第18図は従来のもの
の状態を説明する断面図である。 1……側溝用連結ブロツク、2……底面用ブロツク、3
……側面用ブロツク。

Claims (1)

  1. (57)【実用新案登録請求の範囲】 1.下記の条件を有する底面用ブロック2と側面用ブロ
    ック3とからなることを特徴とする側溝用連結ブロッ
    ク。 イ.上記底面用ブロック2は平面視方形の板状ブロック
    体2Aの前後に所定角度をもった傾斜面2Bを断面略 状に連設すると共に、この傾斜面2Bの前後面中央部には
    中央突出部2Cが連設され、この中央突出部2Cの軸心部に
    は左右方向をもって連結用穴が開設され、また、上記ブ
    ロック体2Aと傾斜面2Bの右方端面には断面⌒状突条2Eが
    突設され、また、左方端面には当該ブロック2を左右方
    向に連設した場合、左方に位置するブロック2の突条2E
    が嵌合する断面 状の溝2E′が刻設されていること。 ロ.上記側面用ブロック3は正面視方形の板状ブロック
    体3Aの下端面中央には中央突出部3Cが突設され、この中
    央突出部3Cの軸心部には左右方向をもって連結用穴が開
    設され、上記ブロック体3Aの右方端面に突設した断面⌒
    状の突条3Eが突設され、また、左方端面には当該ブロッ
    ク3を左右方向をもって連設した場合、左方に位置する
    ブロックの突条3Eが嵌合する溝3E′が刻設されていると
    共に、上記ブロック体3Aの上方部に左右方向をもって連
    結用穴が開設されていること。 2.上記側面用ブロック3におけるブロック体3Aの上端
    面にステップ部としての傾斜面3Bを形成した実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の側溝用連結ブロック。
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JPS6299689U (ja) 1987-06-25

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