JP2570434Y2 - 間仕切り等に用いる断熱パネル及び間仕切り - Google Patents

間仕切り等に用いる断熱パネル及び間仕切り

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JP2570434Y2
JP2570434Y2 JP5860392U JP5860392U JP2570434Y2 JP 2570434 Y2 JP2570434 Y2 JP 2570434Y2 JP 5860392 U JP5860392 U JP 5860392U JP 5860392 U JP5860392 U JP 5860392U JP 2570434 Y2 JP2570434 Y2 JP 2570434Y2
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rock wool
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勇 西田
宏 山崎
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は間仕切り、クリーンルー
ム又は天井等に用いる断熱性のパネルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】不燃性パネルとしてロックウールを充填
材とし、その両面にスチールの表面材を貼着したものが
多用されている。また石膏ボードを上記ロックウールの
代りに使用する場合もある。上記ロックウールを充填材
としたパネルは、該ロックウールが綿状のものであるた
め、不燃性はあるが、防火性や断熱性が高い訳ではな
い。また綿状の充填材であるため、該充填材としての強
度は無く、もっぱら表面材や補強材にその強度がゆだね
られている。したがって、人が時々上がらねばならない
ような天井パネルとしての利用は出来ない。
【0003】
【本考案が解決しようとする課題】このように、従来の
ロックウール充填パネルには上記のごとき問題がある。
本考案が解決しようとする課題はこれら問題点であり、
不燃性は勿論のこと、遮音性や断熱性があり、しかも強
度も高いパネルを提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の断熱性パネルは
充填材としてロックウールを用いたものであるが、従来
パネルのごとき綿状のロックウールではなく、圧縮した
ものを使用する。すなわち圧縮して固めたロックウール
板とすることにより充填材に強度を持たせた断熱性パネ
ルである。そこで、圧縮したロックウール板を2枚用
い、その間にロックウールを硬めたスぺーサーを所々に
入れて空間を形成する。この空間に従来のような綿状の
ロックウールを充填してもよいが、上記ロックウール板
の表面には表面材としてのスチール板を貼着する。
【0005】このように、ロックウールを圧縮し、糊状
のもので固めて充填材とすることによりパネルの強度は
向上するとともに、断熱性も高くなる。この断熱機能は
両ロックウール板の間に空間を形成することで更に向上
し、また圧縮したロックウール板は水分を多く含有する
ことができるため、この水分が熱を遮断する。以下、本
考案に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0006】
【実施例】図1は本考案に係る断熱パネルを示す。同図
において1は表面材、2はロックウール板、3はスペー
サー、4は空間を表わし、2枚のロックウール板2、2
はその間に上記スペーサー3、3…を挟んで固着され、
ロックウール板2、2の表面には上記表面材1が貼着さ
れている。表面材1はスチール板が用いられ、またロッ
クウール板2とはロックウールを圧縮し、糊状のもので
固めて板状に成形したものであり、上記スペーサー3も
ロックウールを圧縮して固めたブロック体である。
【0007】本考案の断熱パネルは2枚のロックウール
板2、2と、スペーサー3、3…それに表面材1、1に
て構成されるパネルであり、スペーサー3、3…の数や
大きさを限定せず、またパネルの側端及び上・下端形状
も任意である。すなわち、該断熱パネルの用途は広く、
単に広間を仕切る間仕切り用のパネルのみならず、クリ
ーンルームの側壁としたり、又は天井パネルや床パネル
としても利用できる訳で、それぞれの用途に応じた側端
並びに上・下端形状を構成する。
【0008】図1の断熱パネルはその側端に断面コ型の
補強材5を配置し、上記表面材1、1がロックウール板
2、2から延長されて補強材5を被覆している形態を成
し、この側端構造は一般の間仕切りパネルと同じであ
り、充填材としてロックウール板を用いて構成してい
る。したがって、該断熱パネルを間仕切りとして据付す
る場合には、垂直に起立したスタッドを介して連結され
る。勿論、連結する場合に断熱機能を向上させるための
特別な構造とすることは自由である。
【0009】ところで、該断面パネルの片面が加熱され
て高温になった場合、金属製の表面材1は直ちに熱くな
るが、ロックウール板2は該表面材1の熱を遮る。しか
も一方のロックウール板2と対向する他方のロックウー
ル板2への熱伝達は、間に介在する空間4のために抑制
されてしまう。このロックウール板2はロックウールを
圧縮したもので綿状のものではなく、そのため内部に含
有する空気量はごく僅かとなり、該空気を通しての熱対
流や熱放射は生ぜず、熱伝導率の低いロックウールを介
しての熱伝達だけに限られることから、熱の伝わりが抑
えられる。それに圧縮したロックウール板2は綿状のロ
ックウールとは違って水分を多少含有することになり、
この水分の含有が熱の遮断に幾分寄与している。このよ
うな熱伝達の悪いロックウール板2、2の間に、上記空
間4が介在するため、パネル全体としての断熱性は非常
に高いものとなる。
【0010】図2は本考案に係る断熱パネルの他の実施
例であって、上記実施例で示したパネルの空間4に綿状
のロックウール6を充填して構成したパネルである。こ
の空間4にロックウール6を充填することで、ロックウ
ール板2、2間の温度差によって生じる熱対流及び熱放
射を抑えることにより、パネル全体としての断熱性は一
段と向上する。しかし、同質のロックウール板を空間4
に充填し、結果的にパネル厚に相当する1枚のロックウ
ール板にてパネルを構成したのでは断熱性はよくない。
またこの場合のパネル側端形状は、図1の場合と違って
いるが、スタッド側面に形成した凹溝に嵌入して据付け
ることが出来るパネルとなっている。
【0011】図3は前記実施例とは形態を異にした間仕
切りの断面であって、この実施例は間仕切り全体として
本考案の断熱パネルを構成する。すなわち、パネルの裏
打材7としてロックウール板2を用い、該ロックウール
板2の表面に表面材1を貼着してパネルを構成してい
る。このパネルを並設してその間にスタッド8を介在
し、パネルの側端は上記スタッド8にビス止めされて間
仕切りとなる。裏打材7は金属製のスタッド8に直接接
触することなく、スタッド8との間にはスペーサー9が
介在してビス止めされているため、間仕切りとしての断
面は前記図1に示す断熱パネルと同一構造を呈す。空間
4も同じように形成されている。以上述べたように、本
考案の断熱パネルはロックウールを圧縮して固めたロッ
クウール板を用い、間にスペーサーを介在した2枚のロ
ックウール板の表面には表面材を貼着したもので、次の
ような効果を得ることが出来る。
【0012】
【考案の効果】本考案のパネルは間に空間を持った2枚
のロックウール板にて構成したものであり、その断熱性
能は非常に高い。また断熱のみならず遮音性もあり、勿
論、不燃性パネルである。そしてロックウール板はロッ
クウールを圧縮して板状態に成形したもので、ロックウ
ール板自体に剛性があり、パネルとしての強度が大きく
向上する。したがって天井パネルとして使用した場合に
は、人が天井に上っても十分耐え得る。
【0013】また該パネルを据付け現場にて適度に切断
しなければならないこともあり得るが、従来の綿状ロッ
クウールを充填材としたパネルでは、その一部を切断し
て利用することは出来ないが、本考案のパネルはこのよ
うな場合も対応可能であり、更に切断してもチリやホコ
リが発生せず、作業上便利である。一方では、該ロック
ウール板を一種の裏打材として取扱うことが出来るた
め、パネルの製作は容易であり、従来の断熱パネルに比
べてコストも大幅に安くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の断熱パネルを示す実施例。
【図2】本考案の断熱パネルを示す実施例。
【図3】間仕切り構造とした断熱パネル。
【符号の説明】
1 表面材 2 ロックウール板 3 スペーサー 4 空間 5 補強材 6 ロックウール 7 裏打材 8 スタッド 9 スペーサー

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間仕切り、天井又は床面、時にはクリー
    ンルーム等に用いるパネルであって、ロックウールを圧
    縮成形して糊状のもので固めてロックウール板を形成
    し、2枚のロックウール板を間に同材質から成るスペー
    サーを介在して固着することでパネル充填材とし、ロッ
    クウール板の間には空間を形成し、上記ロックウール板
    表面に表面材を貼着したことを特徴とする間仕切り等に
    用いる断熱パネル。
  2. 【請求項2】 上記空間にロックウールを充填した請求
    項1記載の間仕切り等に用いる断熱パネル。
  3. 【請求項3】 上記ロックウール板を裏打材とし、該裏
    打材表面に表面材を貼着して成る2枚のパネル部材を互
    いに平行に起立し、両サイドを垂直に起立するスタッド
    に止着し、スタッドと裏打材の間にはロックウールを圧
    縮したスペーサーを介在したことを特徴とする間仕切
    り。
JP5860392U 1992-07-29 1992-07-29 間仕切り等に用いる断熱パネル及び間仕切り Expired - Lifetime JP2570434Y2 (ja)

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JPH0614304U JPH0614304U (ja) 1994-02-22
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JP4490702B2 (ja) * 2004-02-20 2010-06-30 積水化学工業株式会社 防火戸用の戸枠と、この戸枠を使用した防火戸

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