JP2570204B2 - 全光中継器 - Google Patents

全光中継器

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JP2570204B2 JP6299312A JP29931294A JP2570204B2 JP 2570204 B2 JP2570204 B2 JP 2570204B2 JP 6299312 A JP6299312 A JP 6299312A JP 29931294 A JP29931294 A JP 29931294A JP 2570204 B2 JP2570204 B2 JP 2570204B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、全光中継器に係わり、
たとえば、光通信システムで用いられる全光中継器に関
する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバを情報伝送路として用いる光
通信システムでは、光ファイバを伝播することによって
生ずる、信号光のレベル低下や波形歪みを、端局間で何
度か補償してやる必要がある。このような補償を行うた
めに、現在、実用化されている光通信システムでは、信
号光を光・電気変換素子によって、一旦、電気信号に変
換し、その電気信号を用いて、等化増幅(reshaping) 、
識別再生(regenarating)、リタイミング(retiming)を行
い、電気・光変換素子を用いて再び信号光に変換して出
力する3R光中継器が用いられている。
【0003】しかし、3R光中継器によって中継できる
信号速度には、限界があり、更に大容量の情報伝送を実
現するために、電気信号に変換することなく、信号光の
中継を行う技術の開発が進められている。
【0004】たとえば、特開平2−52535号公報に
は、光双安定レーザを用いた光中継器が開示されてい
る。この光中継器では、光双安定レーザが発生する光の
レベルが、入力される光のレベルと光双安定レーザの光
しきい値との大小関係に応じて、大きく変化することを
利用して、信号光の等化増幅および識別再生を行ってい
る。また、クロックの抽出も、2つのハーフミラー間に
光双安定レーザを設けた光クロック抽出器に信号光を導
入することにより行われており、ハーフミラーと光双安
定レーザ間の光の伝播時間を信号光の1タイムスロット
に設定することにより、信号光からのクロック抽出が行
われている。識別再生が行われた信号光は、このクロッ
ク抽出器で抽出されたクロック光と位相が合うように、
光遅延素子で遅延された後に、外部に対して出力されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
特開昭2−53535号公報記載の光中継器は、信号光
を電気信号に変換することなく中継が行われる構成とな
っているので、3R光中継器よりは、高い信号速度の信
号光の中継が行える。しかし、信号光の識別再生に、光
双安定レーザを用いているため、この光中継器から出力
される信号光は、消光比が悪いものとなり、情報伝送時
にエラーが発生する確率が高くなってしまう。また、光
双安定レーザで処理できる信号速度は、高々10Gb/
sであるので、中継できる信号速度も十分なものとはな
っていない。
【0006】さらに、この光中継器で用いられているク
ロック抽出器では、共振器の調整を高精度に行わなけれ
ばならないという問題もあった。
【0007】そこで、本発明の目的は、さらに高速動作
が可能で、しかも、消光比が高い信号光を出力できる全
光中継器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
(イ)中継すべきパルス符号化された信号光を第1信号
光と第2信号光に分岐する信号光分岐手段と、(ロ)こ
の信号光分岐手段によって分岐された第1信号光を基
に、前記信号光のクロック周波数と等しい周波数の所定
パルス幅の光パルス列をクロック光として出力するクロ
ック光出力手段と、(ハ)このクロック光出力手段が出
力するクロック光を第1クロック光と第2クロック光に
分岐するクロック光分岐手段と、(ニ)このクロック光
分岐手段で分岐された第1クロック光と前記第2信号光
とが同一方向に伝播され、第1クロック光に含まれる、
第2信号光内の光パルスと重なる光パルスに光周波数領
域における所定量の位相シフトを与える光非線形媒質
と、(ホ)この光非線形媒質から出力される第1クロッ
ク光と前記第2クロック光を、位相シフトが与えられて
いない第1クロック光内の光パルスと第2クロック光内
の光パルスの位相が一致し、各クロック光の偏波面を一
致あるいは平行にさせる形で合波する合波手段とを具備
する。
【0009】すなわち、請求項1記載の発明では、全光
中継器内に、中継すべきパルス符号化された信号光を基
に、そのクロック周波数と等しい周波数の所定パルス幅
の光パルス列をクロック光として出力するクロック光出
力手段を設け、そのクロック光を分岐した第1クロック
光と、信号光を分岐した第2信号光とを、非線形媒質中
を同方向に伝播させることによって、第1クロック光内
の光パルスのうち、信号光内の光パルスと重なる光パル
スだけに光周波数領域における所定量の位相シフト(た
とえば、π)を与える。そして、第1クロック光内の、
位相シフトが与えられていない光パルスと第2クロック
光内の光パルスの位相が一致し、各クロック光の偏波面
を一致あるいは平行にさせる形で、それらの光を合波
し、合波した光を、他装置に出力する信号光とする。
【0010】なお、第1クロック光と第2クロック光を
位相を一致させて合波させる際には、クロック光分岐手
段が分岐した第2クロック光を、第1クロック光が伝播
する方向とは逆方向に非線形媒質内を伝播させてから合
波させるといった手段を用いることができる。
【0011】請求項2記載の発明は、(イ)中継すべき
パルス符号化された信号光を第1信号光と第2信号光に
分岐する第1信号光分岐手段と、(ロ)この第1信号光
分岐手段によって分岐された第1信号光を基に、信号光
のクロック周波数と等しい周波数の所定パルス幅の光パ
ルス列をクロック光として出力するクロック光出力手段
と、(ハ)第1信号光分岐手段が出力する第2信号光を
第3信号光と第4信号光に2分岐する第2信号光分岐手
段と、(ニ)この第2信号光分岐手段で分岐された第3
信号光とクロック光出力手段が出力するクロック光とが
同一方向に伝播され、第3信号光に含まれる光パルス
の、クロック光の光パルスと重なる部分に光周波数領域
における所定量の位相シフトを与える光非線形媒質と、
(ホ)この光非線形媒質から出力される第3信号光と第
4信号光を、位相シフトが与えられていない第3信号光
内の光パルスと第4信号光内の光パルスの位相が一致
し、各信号光の偏波面を一致あるいは平行にさせる形で
合波する合波手段とを具備する。
【0012】すなわち、請求項2記載の発明では、全光
中継器内に、中継すべきパルス符号化された信号光を基
に、そのクロック周波数と等しい周波数の所定パルス幅
の光パルス列をクロック光として出力するクロック光出
力手段を設け、そのクロック光を用いて、信号光を分岐
した光である第3信号光内の光パルスのうち、クロック
光内の光パルスと重なる部分だけに光周波数領域におけ
る所定量の位相シフト(たとえば、π)を与える。そし
て、第3信号光内の、位相シフトが与えられていない光
パルスと第4信号光内の光パルスの位相が一致し、各信
号光の偏波面を一致あるいは平行にさせる形で、それら
の光を合波し、合波した光を、他装置に出力する信号光
とする。
【0013】なお、第3信号光と第4信号光を位相を一
致させて合波させる際には、第2信号光分岐手段が分岐
した第4信号光を、第3信号光が伝播する方向とは逆方
向に非線形媒質内を伝播させてから合波させるといった
手段を用いることができる。
【0014】また、クロック光出力手段は、レーザが正
常に発振する、非常に接近した波長を持った幾つかの発
振モードが同期することによってピコ秒オーダーのパル
ス光を発生するモードロックレーザを用いたものである
ことが望ましい。
【0015】
【実施例】以下、実施例につき本発明を詳細に説明す
る。
【0016】図1に、本発明の一実施例による全光中継
器の概略構成を示す。図示してあるように、実施例の全
光中継器は、光カプラ11と光増幅器12とモードロッ
クレーザ13と非線形ループミラー14と、クロック光
(詳細は後述する)だけを通過する光フィルタ15によ
って構成されており、中継すべき信号光21は、光カプ
ラ11に入力される。
【0017】光カプラ11は、入力された信号光21を
分岐して、光増幅器12とモードロックレーザ13とに
供給する光回路素子であり、光増幅器12に入力された
信号光は、光増幅器12内で直接増幅され、非線形ルー
プミラー14内に供給されている。実施例の全光中継器
は、波長1.556μmの信号光が入力される装置とし
て構成してあり、光増幅器12としては、1.55μm
帯で高い利得を持つエルビウム添加光ファイバ増幅器を
使用している。なお、実施例では、伝送速度40Gb/
sのRZ符号形式のパルス符号列(パルス幅10ps)
を信号光として用いている。
【0018】モードロックレーザ13は、モノリシック
半導体モードロックレーザタイプのレーザであり、モー
ドロックレーザ13には、図2に模式的に示してあるよ
うに、その可飽和吸収領域31と利得領域32に、それ
ぞれ、直流バイアス源35、36によって、適切なバイ
アス電圧が印加されており、モードロックレーザ13の
基本共振周波数の整数倍の伝送速度を有する信号光21
が入力されることにより、モードロックレーザ13は、
信号光21のクロック成分と同一の周波数の光パルス列
(波長1.554μm)を出力することとなり、その光
パルス列が、クロック光22として、非線型ループミラ
ー14に入力されている。
【0019】非線型ループミラーは、時分割多重された
信号光から、特定の信号光だけを分岐させるために、非
線形光学効果を利用した光回路素子であり、たとえば、
「エレクトロニクス・レターズ、第26巻、第14号、
962〜964頁、1990年7月(Electronics Lett
ers, Vol.26, No.14, pp.962-964, July,1990 」に開示
されている。
【0020】実施例の全光中継器に設けられている非線
形ループミラー14は、光カプラ16、17と分散シフ
トシングルモード光ファイバ18(零分散波長:1.5
54μm)と半波長板19を、図1に示したように組み
合わして構成されており、モードロックレーザ13が出
力するクロック光22は光カプラ16に、光増幅器12
によって増幅された信号光は、光カプラ17に導入され
ている。
【0021】 光カプラ16は、モードロックレーザ1
3からのクロック光22を2分岐して、光カプラ17側
ポートと半波長板19側ポートに出力するとともに、光
カプラ17側ポートと半波長板19側ポートから入力さ
れる光を合波して、合波光を、その2つの入力光の互い
の位相シフト(光周波数領域)に応じてモードロック
レーザ13側ポートあるいは光フィルタ15側ポートに
出力する光回路であり、半波長板19側ポートに出力さ
れたクロック光22L は、半波長板19によってその偏
波面が90度傾けられた(光周波数領域の位相シフト量
π/2に相当)後に、分散シフトシングルモード光ファ
イバ18に導入されている。また、分散シフトシングル
モード光ファイバ18を通過したクロック光22R も、
半波長板19によって、その偏波面が−90度傾けられ
た後に、光カプラ16に導入されている。この半波長板
19によって、クロック光22L とクロック光22R
光周波数領域での位相差はπ与えられたことになる。
【0022】 また、光カプラ16側ポートから出力さ
れたクロック光22R には、光カプラ17によって、光
増幅器12が増幅した信号光21 A が合波された後に、
分散シフトシングルモード光ファイバ18に導入されて
いる。なお、実施例の全光中継器に設けられている分散
シフトシングルモード光ファイバ18の長さは、5km
であり、この長さは、増幅された信号光21A とクロッ
ク光22Rが同一方向に伝播することによって、クロッ
ク光22R の受ける相互位相変調による位相シフト量が
πとなるように、光増幅器12における増幅度を勘案し
て決定されたものである。
【0023】以下、図3を用いて、実施例の全光中継器
における中継動作の詳細を説明する。図3(a)に示し
たような比較的、パルス幅の広い信号光21が入力され
た場合、実施例の全光中継器では、モードロックレーザ
13により、(b)に示したような、短パルスのクロッ
ク光22が出力されることになる。そして、光カプラ1
6によって2分岐された一方のクロック光22R は、光
カプラ17によって、増幅された信号光21A と合波さ
れ、分散シフトシングルモード光ファイバ18を伝播す
ることになる。
【0024】従って、クロック光22R に含まれる光パ
ルスのうち、信号光21A の光パルスと重なる光パルス
は、光非線形媒質である分散シフトシングルモード光フ
ァイバ18内で、相互位相変調を受ける。前述したよう
に、分散シフトシングルモード光ファイバ18の長さと
光増幅器12の増幅率は、その相互位相変調による位相
シフト量がπとなるように設定されているので、分散シ
フトシングルモード光ファイバ18を通過した後に、光
カプラ16に入力されるクロック光22R は、図3
(c)に模式的に示したように、信号光パルスに対応す
る光パルス(ハッチングしてある光パルス)だけが位相
シフトπを受けたものとなる。
【0025】このため、光カプラ16で、クロック光2
R 、22L が合波されると、位相シフトを受けた光パ
ルスと、位相シフトを受けていない光パルスとは、光周
波数領域での位相差がπとなり、光カプラ16によっ
て、クロック光22中、位相シフトを受けた光パルスだ
けが、図3(d)に示すように、光フィルタ15側に出
力され、残りの光パルスは、モードロックレーザ13側
に出力されることになる。
【0026】すなわち、実施例の全光中継器では、モー
ドロックレーザ13によって作成された短パルスのクロ
ック光から、信号光と重なる光パルスだけが抽出され、
信号光として出力される。このため、信号光のパルス幅
が広くなっていても、実施例の全光中継器から出力され
る信号光を構成する光パルスのパルス幅は、モードロッ
クレーザ13が出力する光パルスのパルス幅と等しくな
り、また、その抽出を、相互位相変調によって与えられ
た位相シフトを用いて行っているので、出力される光パ
ルスの消光比も高くなっている。
【0027】なお、実施例の全光中継器は、クロック光
に対して位相シフトを与える構成としてあるが、信号光
を光カプラ16から供給し、増幅したクロック光を光カ
プラ17から供給するようにして、信号光中の光パルス
内の、クロック光と重なる部分だけが抽出されるよう
に、全光中継器を構成することもできる。
【0028】 また、光フィルタ15は、クロック光
からの抽出結果であるクロック光22S とともに、光
フィルタ側に出力されることがある信号光21Aの一部
(21′)を除去するために設けてあるフィルタである
ので、光カプラ16によって、信号光が除外できる場合
には、この光フィルタ15は設けなくとも良い。
【0029】また、非線形スイッチとして動作させてい
る部分(非線型ループミラー14)をループ状に構成す
る必要もなく、たとえば、光ファイバなどの非線形媒質
を2本(2系統)用い、それらの2本の光ファイバに光
を分岐入力するための光カプラと、2本の光ファイバか
ら出力される光を合波するための光カプラを別に設けて
も良い。
【0030】なお、本発明の適用範囲は、実施例に限定
されるものではなく、たとえば、中継対象とする信号光
の波長等を変更する場合には、その波長に適した光増幅
器や光回路を用いて全光中継器を構成すれば良く、ま
た、モードロックレーザから出力させるパルス幅も、必
要に応じて適宜変更しても良いことは当然である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項5記載の発明によれば、非線形媒質内で生ずる相互
位相変調を利用して、信号光の中継が行われることにな
るので、全光中継器から出力される信号光の消光比を高
くすることができ、また、高速に動作させることもでき
る。
【0032】また、請求項2または請求項4記載の発明
のように、信号光を構成する光パルスから必要な部分だ
けを抽出するように全光中継器を構成した場合には、入
力された信号光の波長と同じ波長の光を出力することが
できることにもなる。
【0033】そして、請求項3または請求項4記載の発
明のように、同一の非線形媒質に双方向から、最終的に
干渉を起こさせる2つの光を導入して、それらの位相つ
まり光路長が一致するようにした場合には、全光中継器
の構成を簡単なものとすることができることになる。
【0034】さらに、請求項5記載の発明のように、光
クロック抽出器をモードロックレーザから構成した場合
には、信号光の伝送速度が、モードロックレーザの整数
倍であれば、全光中継器を動作させることができること
になる。一般に、新たな光通信システムにおける伝送速
度は、旧システムの伝送速度の整数倍に設定されるた
め、請求項5記載の全光中継器は、システム内で用いら
れる伝送速度が増加しても、一切の変更を行うことな
く、その使用が続けられることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による全光中継器の概略構成
図である。
【図2】実施例の全光中継器で用いられるモードロック
レーザの概略構成図である。
【図3】実施例の全光中継器の動作を説明するための模
式図である。
【符号の説明】
11、16、17 光カプラ 12 光増幅器 13 モードロックレーザ 14 非線型ループミラー 15 光フィルタ 18 分散シフトシングルモード光ファイバ 19 半波長板 21 信号光 22 クロック光 31 可飽和吸収領域 32 利得領域 33 光導波路 35、36 直流バイアス源

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中継すべきパルス符号化された信号光を
    第1信号光と第2信号光に分岐する信号光分岐手段と、 この信号光分岐手段によって分岐された第1信号光を基
    に、前記信号光のクロック周波数と等しい周波数の所定
    パルス幅の光パルス列をクロック光として出力するクロ
    ック光出力手段と、 このクロック光出力手段が出力するクロック光を第1ク
    ロック光と第2クロック光に分岐するクロック光分岐手
    段と、 このクロック光分岐手段で分岐された第1クロック光と
    前記第2信号光とが同一方向に伝播され、第1クロック
    光に含まれる、第2信号光内の光パルスと重なる光パル
    スに光周波数領域における所定量の位相シフトを与える
    光非線形媒質と、 この光非線形媒質から出力される第1クロック光と前記
    第2クロック光を、位相シフトが与えられていない第1
    クロック光内の光パルスと第2クロック光内の光パルス
    の位相が一致し、各クロック光の偏波面を一致あるいは
    平行にさせる形で合波する合波手段とを具備することを
    特徴とする全光中継器。
  2. 【請求項2】 中継すべきパルス符号化された信号光を
    第1信号光と第2信号光に分岐する第1信号光分岐手段
    と、 この第1信号光分岐手段によって分岐された第1信号光
    を基に、前記信号光のクロック周波数と等しい周波数の
    所定パルス幅の光パルス列をクロック光として出力する
    クロック光出力手段と、 前記第1信号光分岐手段が出力する第2信号光を第3信
    号光と第4信号光に2分岐する第2信号光分岐手段と、 この第2信号光分岐手段で分岐された第3信号光と前記
    クロック光出力手段が出力するクロック光とが同一方向
    に伝播され、第3信号光に含まれる光パルスの、前記ク
    ロック光の光パルスと重なる部分に光周波数領域におけ
    る所定量の位相シフトを与える光非線形媒質と、 この光非線形媒質から出力される第3信号光と前記第4
    信号光を、位相シフトが与えられていない第3信号光内
    の光パルスと第4信号光内の光パルスの位相が一致し、
    各信号光の偏波面を一致あるいは平行にさせる形で合波
    する合波手段とを具備することを特徴とする全光中継
    器。
  3. 【請求項3】 前記合波手段によって第1クロック光と
    合波される第2クロック光が、前記クロック光分岐手段
    が分岐した第2クロック光を、第1クロック光が伝播す
    る方向とは逆方向に前記非線形媒質内を伝播させたもの
    であることを特徴とする請求項1記載の全光中継器。
  4. 【請求項4】 前記合波手段によって第3信号光と合波
    される第4信号光が、前記第2信号光分岐手段が分岐し
    た第4信号光を、第3信号光が伝播する方向とは逆方向
    に前記非線形媒質内を伝播させたものであることを特徴
    とする請求項2記載の全光中継器。
  5. 【請求項5】 前記クロック光出力手段が、レーザが正
    常に発振する、非常に接近した波長を持った幾つかの発
    振モードが同期することによってピコ秒オーダーのパル
    ス光を発生するモードロックレーザを用いたものである
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4記載の全光中
    継器。
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