JP2570024Y2 - ゴルフボール洗浄装置 - Google Patents
ゴルフボール洗浄装置Info
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- JP2570024Y2 JP2570024Y2 JP6256092U JP6256092U JP2570024Y2 JP 2570024 Y2 JP2570024 Y2 JP 2570024Y2 JP 6256092 U JP6256092 U JP 6256092U JP 6256092 U JP6256092 U JP 6256092U JP 2570024 Y2 JP2570024 Y2 JP 2570024Y2
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- JP
- Japan
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- golf ball
- partition
- shaft
- long cylindrical
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、多量のゴルフボール
を連続して洗浄するゴルフボール洗浄装置に関する。
を連続して洗浄するゴルフボール洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のゴルフボール洗浄装置は、ボール
搬送方向に直交する多数のロールブラシを相互に隣接す
る状態で配列し、シャワー給水されたゴルフボールをロ
ールブラシの毛先に摺接しながら送り出すことでその表
面の汚れを洗浄し、その後同様なロールブラシで搬送し
ながら水切り、乾燥等を行なっていた。これらのロール
ブラシはボール搬送方向に対し水平又はやや仰角をもっ
て配設されており、それぞれが同一方向に同一速度で回
転して上載するゴルフボールを投入順に順次搬送するも
のであり、ロールブラシの回転に合わせて一定時間の洗
浄・水切り・乾燥を行なっていた。
搬送方向に直交する多数のロールブラシを相互に隣接す
る状態で配列し、シャワー給水されたゴルフボールをロ
ールブラシの毛先に摺接しながら送り出すことでその表
面の汚れを洗浄し、その後同様なロールブラシで搬送し
ながら水切り、乾燥等を行なっていた。これらのロール
ブラシはボール搬送方向に対し水平又はやや仰角をもっ
て配設されており、それぞれが同一方向に同一速度で回
転して上載するゴルフボールを投入順に順次搬送するも
のであり、ロールブラシの回転に合わせて一定時間の洗
浄・水切り・乾燥を行なっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来のゴルフ
ボール洗浄装置では、洗浄区間が限定されしかも洗浄時
間が一定であるため、汚れが強固に付着するゴルフボー
ルの場合には十分に洗浄処理ができない恐れがあった。
又洗浄区間を長くすると装置が大型化する欠点を有して
いた。又実開昭52−154437号公報に記載される
ようなゴルフボール洗浄装置の場合には、筒状に配列さ
れた多数のロールブラシ内のゴルフボール攪拌移送用ス
クリュ羽根の回転速度を調整することで洗浄時の搬送速
度を適宜変更することは可能であるが、全区間に亘るス
クリュ羽根の回転速度が一定であるため、装置内を区分
化し各区間の搬送速度を適宜変更することはできなかっ
た。
ボール洗浄装置では、洗浄区間が限定されしかも洗浄時
間が一定であるため、汚れが強固に付着するゴルフボー
ルの場合には十分に洗浄処理ができない恐れがあった。
又洗浄区間を長くすると装置が大型化する欠点を有して
いた。又実開昭52−154437号公報に記載される
ようなゴルフボール洗浄装置の場合には、筒状に配列さ
れた多数のロールブラシ内のゴルフボール攪拌移送用ス
クリュ羽根の回転速度を調整することで洗浄時の搬送速
度を適宜変更することは可能であるが、全区間に亘るス
クリュ羽根の回転速度が一定であるため、装置内を区分
化し各区間の搬送速度を適宜変更することはできなかっ
た。
【0004】この考案は、洗浄区間を長くしなくても簡
易な構成で十分にゴルフボールの汚れを除去し得るゴル
フボール洗浄装置を提供することを目的としている。
又、仕切円板を回動してゴルフボール流通孔の位置を適
宜変更することにより、装置内の区分化した各区間の搬
送速度を任意に変更することができるゴルフボール洗浄
装置を提供することを目的としている。
易な構成で十分にゴルフボールの汚れを除去し得るゴル
フボール洗浄装置を提供することを目的としている。
又、仕切円板を回動してゴルフボール流通孔の位置を適
宜変更することにより、装置内の区分化した各区間の搬
送速度を任意に変更することができるゴルフボール洗浄
装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載のゴルフボール洗浄装置は、下に凸と
する曲線上に各回転軸を配列する複数の長尺円筒状ブラ
シと、この複数の長尺円筒状ブラシの各外周面にほぼ外
接しその平面内にゴルフボール流通孔を穿設する仕切板
と、前記複数の長尺円筒状ブラシを同一方向に回転する
駆動手段とを有することを特徴としている。又請求項2
記載のゴルフボール洗浄装置は、前記曲線は同一円弧で
あり、前記仕切板は前記円弧の中心に配設するシャフト
を中心部に挿通する仕切円板であり、このシャフトと仕
切円板とを相対的に固定し得る仕切円板固定部材を備え
ることを特徴としている。更に請求項3記載のゴルフボ
ール洗浄装置は、前記仕切円板固定部材が前記シャフト
の周方向に対して前記仕切円板を回動し任意の角度で固
定し得る角度調整部材を備えることを特徴としている。
め、請求項1記載のゴルフボール洗浄装置は、下に凸と
する曲線上に各回転軸を配列する複数の長尺円筒状ブラ
シと、この複数の長尺円筒状ブラシの各外周面にほぼ外
接しその平面内にゴルフボール流通孔を穿設する仕切板
と、前記複数の長尺円筒状ブラシを同一方向に回転する
駆動手段とを有することを特徴としている。又請求項2
記載のゴルフボール洗浄装置は、前記曲線は同一円弧で
あり、前記仕切板は前記円弧の中心に配設するシャフト
を中心部に挿通する仕切円板であり、このシャフトと仕
切円板とを相対的に固定し得る仕切円板固定部材を備え
ることを特徴としている。更に請求項3記載のゴルフボ
ール洗浄装置は、前記仕切円板固定部材が前記シャフト
の周方向に対して前記仕切円板を回動し任意の角度で固
定し得る角度調整部材を備えることを特徴としている。
【0006】
【作用】請求項1記載のゴルフボール洗浄装置は、下に
凸とする曲線上に各回転軸を配列する複数の長尺円筒状
ブラシ上にゴルフボールを投入し、駆動手段により各長
尺円筒状ブラシを同一方向に回転する。ゴルフボールは
ブラシ毛先に摺接しながらブラシ回転方向に順次送られ
曲線上を上昇するとともに、投入されるゴルフボール同
士でも相互に擦れ合い、汚れが除去される。仕切板に当
接するゴルフボールは、ブラシの回転に伴って上昇し、
ゴルフボール流通孔を通じて次の区間の長尺円筒状ブラ
シ上に送り込まれる。又請求項2記載のゴルフボール洗
浄装置は、同一円弧上に配列する長尺円筒状ブラシと、
シャフトを中心部に挿通する仕切円板とを用い、この仕
切円板を仕切円板固定部材によりシャフトに固定する。
更に請求項3記載のゴルフボール洗浄装置は、シャフト
の周方向に対して仕切円板を回動し、角度調整部材によ
り仕切円板固定部材の固定角度を任意に変更する。即
ち、短時間の洗浄を行なう場合にはゴルフボール流通孔
を円弧の下部近傍に移動し、長時間洗浄の時には円弧の
上部に位置せしめる。
凸とする曲線上に各回転軸を配列する複数の長尺円筒状
ブラシ上にゴルフボールを投入し、駆動手段により各長
尺円筒状ブラシを同一方向に回転する。ゴルフボールは
ブラシ毛先に摺接しながらブラシ回転方向に順次送られ
曲線上を上昇するとともに、投入されるゴルフボール同
士でも相互に擦れ合い、汚れが除去される。仕切板に当
接するゴルフボールは、ブラシの回転に伴って上昇し、
ゴルフボール流通孔を通じて次の区間の長尺円筒状ブラ
シ上に送り込まれる。又請求項2記載のゴルフボール洗
浄装置は、同一円弧上に配列する長尺円筒状ブラシと、
シャフトを中心部に挿通する仕切円板とを用い、この仕
切円板を仕切円板固定部材によりシャフトに固定する。
更に請求項3記載のゴルフボール洗浄装置は、シャフト
の周方向に対して仕切円板を回動し、角度調整部材によ
り仕切円板固定部材の固定角度を任意に変更する。即
ち、短時間の洗浄を行なう場合にはゴルフボール流通孔
を円弧の下部近傍に移動し、長時間洗浄の時には円弧の
上部に位置せしめる。
【0007】
【実施例】次にこの考案の一実施例を添付図面に基づき
詳細に説明する。図1はこの考案のゴルフボール洗浄装
置の縦断面図、図2及び図3はそれぞれ図1のII−II断
面またはIII−III断面を示す断面図である。このゴルフ
ボール洗浄装置1は、ハウジング2の一端部上面にボー
ル投入口3を設け、ハウジング2の他端部側面にボール
排出口4を備える。この間のハウジング2内には、洗浄
及び搬送用の長尺円筒状ブラシ5が搬送方向と平行に複
数本配設されている。この複数の長尺円筒状ブラシ5は
図2に示すように、各回転軸5aが同一円弧A上に位置
しており、又ゴルフボール6がすり抜けないような毛先
5b間隔を有している。これらの回転軸5aの両端部
は、それぞれハウジング2に回転自在に軸支され、一端
部にスプロケット7を固着する。これら複数のスプロケ
ット7と、駆動モータ8の駆動軸8aに固着する駆動ス
プロケット9間にチェーン10を懸架し、これを一方向
に回転することで各長尺円筒状ブラシ5をゴルフボール
6の洗浄に必要な所定の速度で同一方向に回転する。
詳細に説明する。図1はこの考案のゴルフボール洗浄装
置の縦断面図、図2及び図3はそれぞれ図1のII−II断
面またはIII−III断面を示す断面図である。このゴルフ
ボール洗浄装置1は、ハウジング2の一端部上面にボー
ル投入口3を設け、ハウジング2の他端部側面にボール
排出口4を備える。この間のハウジング2内には、洗浄
及び搬送用の長尺円筒状ブラシ5が搬送方向と平行に複
数本配設されている。この複数の長尺円筒状ブラシ5は
図2に示すように、各回転軸5aが同一円弧A上に位置
しており、又ゴルフボール6がすり抜けないような毛先
5b間隔を有している。これらの回転軸5aの両端部
は、それぞれハウジング2に回転自在に軸支され、一端
部にスプロケット7を固着する。これら複数のスプロケ
ット7と、駆動モータ8の駆動軸8aに固着する駆動ス
プロケット9間にチェーン10を懸架し、これを一方向
に回転することで各長尺円筒状ブラシ5をゴルフボール
6の洗浄に必要な所定の速度で同一方向に回転する。
【0008】又、ハウジング2内は、長尺円筒状ブラシ
5の各外周面にほぼ外接する大きさの仕切円板11で複
数の区間に区分されている。この実施例では2枚の仕切
円板11,11を用い洗浄区間101、水切り区間10
2、乾燥区間103の3区間を設定しているが、勿論こ
れに限定されるものではなく、区間を増設して水洗い区
間やワックス塗布区間等を設けてもよいし、区間を減じ
て乾燥区間を別途設ける構成にしてもよい。仕切円板1
1はその中心部に中空のシャフト12を挿通し、仕切円
板固定部材13によりシャフト12に固定される。シャ
フト12は円弧Aの中心に位置し、その両端部をそれぞ
れハウジング2に固定する。仕切円板固定部材13は、
仕切円板11に固着しシャフト12を遊挿する円環部材
13aと、この円環部材13aの半径方向を挿通して螺
着する固定ネジ13bとを有する。又仕切円板11の平
面内には、ゴルフボール流通孔14が穿設されている。
従って、仕切円板11をシャフト12に固定する際に
は、固定ネジ13bを緩めてゴルフボール流通孔14の
位置を確認しながら仕切円板11を所定の角度まで回動
し、再度固定ネジ13bをねじ込んで固定する。なお、
仕切円板固定部材13はゴルフボール流通孔14の角度
調整のみならず、シャフト12の軸方向に沿ってスライ
ドすることも可能であり、この場合にはそれぞれの区間
長さの変更も可能になる。
5の各外周面にほぼ外接する大きさの仕切円板11で複
数の区間に区分されている。この実施例では2枚の仕切
円板11,11を用い洗浄区間101、水切り区間10
2、乾燥区間103の3区間を設定しているが、勿論こ
れに限定されるものではなく、区間を増設して水洗い区
間やワックス塗布区間等を設けてもよいし、区間を減じ
て乾燥区間を別途設ける構成にしてもよい。仕切円板1
1はその中心部に中空のシャフト12を挿通し、仕切円
板固定部材13によりシャフト12に固定される。シャ
フト12は円弧Aの中心に位置し、その両端部をそれぞ
れハウジング2に固定する。仕切円板固定部材13は、
仕切円板11に固着しシャフト12を遊挿する円環部材
13aと、この円環部材13aの半径方向を挿通して螺
着する固定ネジ13bとを有する。又仕切円板11の平
面内には、ゴルフボール流通孔14が穿設されている。
従って、仕切円板11をシャフト12に固定する際に
は、固定ネジ13bを緩めてゴルフボール流通孔14の
位置を確認しながら仕切円板11を所定の角度まで回動
し、再度固定ネジ13bをねじ込んで固定する。なお、
仕切円板固定部材13はゴルフボール流通孔14の角度
調整のみならず、シャフト12の軸方向に沿ってスライ
ドすることも可能であり、この場合にはそれぞれの区間
長さの変更も可能になる。
【0009】ボール排出口4側のシャフト12には、長
尺円筒状ブラシ5の外周面にほぼ外接する大きさのエン
ドプレート15が固着しており、洗浄処理されたゴルフ
ボール6をこの乾燥区間103内に一時貯留する。エン
ドプレート15の下部にはボール流出口15aが穿設さ
れており、これに併設される開閉板16の動作によりゴ
ルフボール6をボール排出口4に順次送り出す。開閉板
16は、ボール排出口15aを閉鎖し得る大きさの平板
16aと、シャフト12内に内挿される操作軸16b
と、平板16a及び操作軸16bとを連結するアーム部
16cとを有しており、ハウジング2の外部に突設する
操作軸16bの頂部16cを回動することで、平板16
aの位置を任意に操作する。
尺円筒状ブラシ5の外周面にほぼ外接する大きさのエン
ドプレート15が固着しており、洗浄処理されたゴルフ
ボール6をこの乾燥区間103内に一時貯留する。エン
ドプレート15の下部にはボール流出口15aが穿設さ
れており、これに併設される開閉板16の動作によりゴ
ルフボール6をボール排出口4に順次送り出す。開閉板
16は、ボール排出口15aを閉鎖し得る大きさの平板
16aと、シャフト12内に内挿される操作軸16b
と、平板16a及び操作軸16bとを連結するアーム部
16cとを有しており、ハウジング2の外部に突設する
操作軸16bの頂部16cを回動することで、平板16
aの位置を任意に操作する。
【0010】又、洗浄区間101の上部には給水管17
に連結するシャワーノズル17aが設けられ、汚れを付
着するゴルフボール6に対し洗浄液17bが散布され
る。水切り区間102の長尺円筒状ブラシ5の各外面に
は水切りシャフト18が当接しブラシ内の水分を除去し
ている。これら使用済みの洗浄液17bや水切りシャフ
ト18により除去された水分はハウジング2の排水プレ
ート19上を流下して排水口20より外部に流出する。
更に乾燥区間103のハウジング2上面にはファン21
が設けられ、水切り後のゴルフボール6に対し送風乾燥
を行なっている。なお、長尺円筒状ブラシ5の毛先5b
は、全区間を通じて同一のものを使用してもよいし、各
区間毎に毛先長さ・硬度等を適宜変更するものでもよ
い。
に連結するシャワーノズル17aが設けられ、汚れを付
着するゴルフボール6に対し洗浄液17bが散布され
る。水切り区間102の長尺円筒状ブラシ5の各外面に
は水切りシャフト18が当接しブラシ内の水分を除去し
ている。これら使用済みの洗浄液17bや水切りシャフ
ト18により除去された水分はハウジング2の排水プレ
ート19上を流下して排水口20より外部に流出する。
更に乾燥区間103のハウジング2上面にはファン21
が設けられ、水切り後のゴルフボール6に対し送風乾燥
を行なっている。なお、長尺円筒状ブラシ5の毛先5b
は、全区間を通じて同一のものを使用してもよいし、各
区間毎に毛先長さ・硬度等を適宜変更するものでもよ
い。
【0011】次にこのゴルフボール洗浄装置1の作用を
説明する。ボール投入口3より洗浄区間101に投入さ
れるゴルフボール6は、同一方向に回転する複数の長尺
円筒状ブラシ5の毛先5bに摺接しながら回転移動し攪
拌混合される。このゴルフボール6にシャワーノズル1
7aから洗浄液17bが散布され、湿潤状態で毛先5b
によるブラッシングとゴルフボール6相互の擦り合いに
よるミキシングがなされる。この洗浄区間101のゴル
フボール6は長尺円筒状ブラシ5の回転に伴い所定方向
に回転移動しながら順次仕切円板11まで到達する。こ
の間にゴルフボール6の表面は毛先5bとボール相互の
自重により十分に洗浄される。
説明する。ボール投入口3より洗浄区間101に投入さ
れるゴルフボール6は、同一方向に回転する複数の長尺
円筒状ブラシ5の毛先5bに摺接しながら回転移動し攪
拌混合される。このゴルフボール6にシャワーノズル1
7aから洗浄液17bが散布され、湿潤状態で毛先5b
によるブラッシングとゴルフボール6相互の擦り合いに
よるミキシングがなされる。この洗浄区間101のゴル
フボール6は長尺円筒状ブラシ5の回転に伴い所定方向
に回転移動しながら順次仕切円板11まで到達する。こ
の間にゴルフボール6の表面は毛先5bとボール相互の
自重により十分に洗浄される。
【0012】仕切円板11に当接するゴルフボール6
は、長尺円筒状ブラシ5の回転に伴って上昇し、仕切円
板11に穿設されるゴルフボール流通孔14を通じて次
の水切り区間102に送り込まれる。この時、仕切円板
固定部材13を利用してゴルフボール流通孔14の角度
調整を行なうと、ボールの汚れに応じた洗浄時間が適宜
セットできる。即ち、短時間の洗浄を行なう場合にはゴ
ルフボール流通孔14を円弧Aの下部近傍まで回動し、
長時間洗浄を要する場合には円弧Aの上部まで回動す
る。
は、長尺円筒状ブラシ5の回転に伴って上昇し、仕切円
板11に穿設されるゴルフボール流通孔14を通じて次
の水切り区間102に送り込まれる。この時、仕切円板
固定部材13を利用してゴルフボール流通孔14の角度
調整を行なうと、ボールの汚れに応じた洗浄時間が適宜
セットできる。即ち、短時間の洗浄を行なう場合にはゴ
ルフボール流通孔14を円弧Aの下部近傍まで回動し、
長時間洗浄を要する場合には円弧Aの上部まで回動す
る。
【0013】水切り区間102でも同様な動作により長
尺円筒状ブラシ5に摺接しながら、次の仕切円板11ま
で搬送され、ゴルフボール流通孔14を介して乾燥区間
103にゴルフボール6を搬入する。乾燥区間103で
はファン21からの送風と長尺円筒状ブラシ5の摺接に
よりゴルフボール6の乾燥処理が行なわれ、エンドプレ
ート15のボール流出口15aを適宜開放することで洗
浄処理済みのゴルフボール6がボール排出口4に順次送
り出される。
尺円筒状ブラシ5に摺接しながら、次の仕切円板11ま
で搬送され、ゴルフボール流通孔14を介して乾燥区間
103にゴルフボール6を搬入する。乾燥区間103で
はファン21からの送風と長尺円筒状ブラシ5の摺接に
よりゴルフボール6の乾燥処理が行なわれ、エンドプレ
ート15のボール流出口15aを適宜開放することで洗
浄処理済みのゴルフボール6がボール排出口4に順次送
り出される。
【0014】以上説明した実施例では移動可能な仕切円
板を用いたが、固定式の仕切板を用いてもよく、又長尺
円筒状ブラシの配列は他の曲線上にあってもよい。この
実施例を図4に基づき説明する。このゴルフボール洗浄
装置201は、ハウジング202内に複数の長尺円筒状
ブラシ205を下に凸とする同一の曲線B上に配列す
る。この曲線Bは投入されたゴルフボール6がブラシの
摺接により一方向に上昇し得る曲率を有しており、ブラ
シの毛先がブラッシングとミキシングが有効に行える曲
面を形成する。又、ハウジング202内は、長尺円筒状
ブラシ205の各外周面にほぼ外接する大きさの仕切板
211で区分されており、仕切板211はハウジング2
02に固定されている。又仕切板211の平面内には、
所定の高さにゴルフボール流通孔214が穿設されてい
る。
板を用いたが、固定式の仕切板を用いてもよく、又長尺
円筒状ブラシの配列は他の曲線上にあってもよい。この
実施例を図4に基づき説明する。このゴルフボール洗浄
装置201は、ハウジング202内に複数の長尺円筒状
ブラシ205を下に凸とする同一の曲線B上に配列す
る。この曲線Bは投入されたゴルフボール6がブラシの
摺接により一方向に上昇し得る曲率を有しており、ブラ
シの毛先がブラッシングとミキシングが有効に行える曲
面を形成する。又、ハウジング202内は、長尺円筒状
ブラシ205の各外周面にほぼ外接する大きさの仕切板
211で区分されており、仕切板211はハウジング2
02に固定されている。又仕切板211の平面内には、
所定の高さにゴルフボール流通孔214が穿設されてい
る。
【0015】又、長尺円筒状ブラシの他にボール搬送方
向に直交して配列する複数のロールブラシを組み合わせ
てもよい。この実施例を図5に示す。図5では長尺円筒
状ブラシ5と仕切円板11とを用いて洗浄区間101を
3区間設け、更に水洗パイプ22を配置する水洗区間1
04を1区間設ける。この水洗区間104を通過したゴ
ルフボール6は下部に配設する水切り区間202、乾燥
区間203に順次送られる。これら下部の区間ではボー
ル搬送方向に直交する多数のロールブラシ23を相互に
隣接する状態で配列し、水切りシャフト28やファン2
1を付設する。なお、図5において図1と同符号の部材
は同様の構成、作用となるので説明は省略する。
向に直交して配列する複数のロールブラシを組み合わせ
てもよい。この実施例を図5に示す。図5では長尺円筒
状ブラシ5と仕切円板11とを用いて洗浄区間101を
3区間設け、更に水洗パイプ22を配置する水洗区間1
04を1区間設ける。この水洗区間104を通過したゴ
ルフボール6は下部に配設する水切り区間202、乾燥
区間203に順次送られる。これら下部の区間ではボー
ル搬送方向に直交する多数のロールブラシ23を相互に
隣接する状態で配列し、水切りシャフト28やファン2
1を付設する。なお、図5において図1と同符号の部材
は同様の構成、作用となるので説明は省略する。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように、請求項1記載のゴ
ルフボール洗浄装置は、下に凸とする曲線上に複数の長
尺円筒状ブラシを配列し、かつゴルフボール流通孔を穿
設する仕切板を設けたので、毛先によるブラッシングと
ゴルフボール相互の擦り合いによるミキシングが期待で
き、洗浄区間を長くしなくても簡易な構成で十分にゴル
フボールの汚れを除去することができる。又、請求項2
記載のゴルフボール洗浄装置は、同一円弧上に長尺円筒
状ブラシを配列し、円弧中心を通るシャフトに仕切り円
板を装着したので、仕切円板の固定位置を容易に変更す
ることができる。更に請求項3記載のゴルフボール洗浄
装置は、角度調整部材を設けたので、仕切円板を回動し
てゴルフボール流通孔の位置を適宜変更することがで
き、装置内の区分化した各区間の搬送速度を任意に変更
することができる。
ルフボール洗浄装置は、下に凸とする曲線上に複数の長
尺円筒状ブラシを配列し、かつゴルフボール流通孔を穿
設する仕切板を設けたので、毛先によるブラッシングと
ゴルフボール相互の擦り合いによるミキシングが期待で
き、洗浄区間を長くしなくても簡易な構成で十分にゴル
フボールの汚れを除去することができる。又、請求項2
記載のゴルフボール洗浄装置は、同一円弧上に長尺円筒
状ブラシを配列し、円弧中心を通るシャフトに仕切り円
板を装着したので、仕切円板の固定位置を容易に変更す
ることができる。更に請求項3記載のゴルフボール洗浄
装置は、角度調整部材を設けたので、仕切円板を回動し
てゴルフボール流通孔の位置を適宜変更することがで
き、装置内の区分化した各区間の搬送速度を任意に変更
することができる。
【図1】ゴルフボール洗浄装置の縦断面図である。
【図2】図1のII−II断面を示す断面図である。
【図3】図1のIII−III断面を示す断面図である。
【図4】他の実施例のゴルフボール洗浄装置の横断面図
である。
である。
【図5】別の実施例のゴルフボール洗浄装置の縦断面図
である。
である。
【符号の説明】 1 ゴルフボール洗浄装置 5 長尺円筒状ブラシ 5a 回転軸 6 ゴルフボール 11 仕切円板 12 シャフト 13 仕切円板固定部材 14 ゴルフボール流通孔 101 洗浄区間 102 水切り区間 A 円弧
Claims (3)
- 【請求項1】 下に凸とする曲線上に各回転軸を配列す
る複数の長尺円筒状ブラシと、この複数の長尺円筒状ブ
ラシの各外周面にほぼ外接しその平面内にゴルフボール
流通孔を穿設する仕切板と、前記複数の長尺円筒状ブラ
シを同一方向に回転する駆動手段とを有することを特徴
とするゴルフボール洗浄装置。 - 【請求項2】 前記曲線は同一円弧であり、前記仕切板
は前記円弧の中心に配設するシャフトを中心部に挿通す
る仕切円板であり、このシャフトと仕切円板とを相対的
に固定し得る仕切円板固定部材を備えることを特徴とす
る請求項1記載のゴルフボール洗浄装置。 - 【請求項3】 前記仕切円板固定部材は、前記シャフト
の周方向に対して前記仕切円板を回動し任意の角度で固
定し得る角度調整部材を備えることを特徴とする請求項
2記載のゴルフボール洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6256092U JP2570024Y2 (ja) | 1992-08-13 | 1992-08-13 | ゴルフボール洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6256092U JP2570024Y2 (ja) | 1992-08-13 | 1992-08-13 | ゴルフボール洗浄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0617759U JPH0617759U (ja) | 1994-03-08 |
JP2570024Y2 true JP2570024Y2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=13203790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP6256092U Expired - Fee Related JP2570024Y2 (ja) | 1992-08-13 | 1992-08-13 | ゴルフボール洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2570024Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101935017B1 (ko) * | 2017-03-28 | 2019-01-03 | 조완제 | 골프공 세척 장치 |
-
1992
- 1992-08-13 JP JP6256092U patent/JP2570024Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101935017B1 (ko) * | 2017-03-28 | 2019-01-03 | 조완제 | 골프공 세척 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0617759U (ja) | 1994-03-08 |
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