JP2569990Y2 - ワイヤレスマイクロホン - Google Patents

ワイヤレスマイクロホン

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JP2569990Y2
JP2569990Y2 JP11114491U JP11114491U JP2569990Y2 JP 2569990 Y2 JP2569990 Y2 JP 2569990Y2 JP 11114491 U JP11114491 U JP 11114491U JP 11114491 U JP11114491 U JP 11114491U JP 2569990 Y2 JP2569990 Y2 JP 2569990Y2
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JP
Japan
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microphone
windscreen
antenna
metal wire
output circuit
Prior art date
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JP11114491U
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JPH0555631U (ja
Inventor
武男 西野
Original Assignee
アツデン株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、本体からアンテナ線を
出さないようにしたワイヤレレスマイクロホンに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ワイヤレスマイクロホンは、振動板で受
けた音波をマイクロホンユニットで音声信号に変え、こ
れをFM電波に変調して送信出力回路に導き、アンテナ
から空中に放射するものである。そしてマイクロホンの
本体後端部から20cm程度の長さのリード線を出し、アン
テナ線として使用していた。受信機側は、このアンテナ
線から放射されるFM電波を復調し、増幅することにな
る。
【0003】機能的にはこれで何の問題もないのである
が、マイクロホンの本体後部から細いアンテナ線が突出
しているのはデザイン的に好ましいものではないし、ま
た不注意によってこのアンテナ線を切断してしまう可能
性もある。そこで案出されたものに、マイクロホンの先
端部分に設けられるウインドスクリーンをアンテナに流
用するという技術がある。
【0004】ウインドスクリーンは、マイクロホンユニ
ットを外的衝撃等から保護すると共に内部への塵埃の侵
入を防止するために本体上端に螺合により取付けられる
ものであり、金属線を編んで形成された球状のものであ
る。金属線を使用していることと、使用するFM電波の
周波数が高いために波長が短いこととにより、ウインド
スクリーンのような短い金属線でも充分にアンテナとし
ての機能を得ることができるのである。
【0005】そしてこのための実際的な構造についてな
された考案に、実公平3-11962 号公報に開示されたもの
がある。この考案は、アンテナとしてウインドスクリー
ンを用いるに当たり、本体とウインドスクリーンとを結
合するねじの部分に金属ワッシャーを介装するように
し、この金属ワッシャーに送信出力回路を接続すること
により、送信出力回路からの出力信号(FM電波)を金
属ワッシャーを介してウインドスクリーンに伝達し、ウ
インドスクリーンから電波を空中に放射するものであ
る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】この構成によれば、ウ
インドスクリーンがアンテナとして充分に機能すること
になるから、初期のワイヤレスマイクロホンのように本
体からアンテナ線としてのリード線を突出させる必要が
なく、外観性に優れ、またアンテナ線を不注意で切断し
てしまうことなどが生じないことになるものであるが、
製作するに当たり、リード線を送信出力回路と金属ワッ
シャーの双方に半田付けで接続する必要が生じ、接続箇
所が多くなること、組立作業時にリード線を切断するか
心線の一部を切断する可能性があるという問題がある。
【0007】本考案はこの点に鑑みて成されたものであ
り、半田付けによる接続箇所を減らし、また組立作業時
の作業性も向上させたワイヤレスマイクロホンを提供し
ようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するための手段として、送信出力回路を内蔵したマイ
クケースにウインドスクリーンを螺合により取付けたワ
イヤレスマイクロホンにおいて、前記送信出力回路を前
記マイクケースのウインドスクリーン螺合部近傍に配設
し、該送信出力回路のアンテナ端子に、アンテナ端子に
臨んだ基端部から前記ウインドスクリーン側に向けて立
上がり、その先の部分を半円形に曲げ、曲げた部分を前
記螺合部に挟持させた金属線の基端部を接続した構成と
したものである。
【0009】
【作用】このような構成とすれば、送信出力回路からの
高周波出力信号はアンテナ出力端子から金属線を通り、
この金属線を圧着するように取付けられるウインドスク
リーンに流れて、このウインドスクリーンから空中に放
射されることになる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1および図2に
ついて説明する。1はマイクケースであってプラスチッ
クからなる筒状のものである。このマイクケース1の内
部にはインナケース2が密着して嵌入されており、二重
構造になっている。インナケース2は図における上部に
おいてマイクケース1から突出しており、この突出部分
が大径部2a、中径部2bと小径部2cの3段になっている。
3段になるため、その間にフランジ2dと2eが形成され
る。
【0011】インナケース2の内部にはマイクロホンユ
ニット3が装着されており、その一部がインナケース2
の小径部2cから突出している。マイクケース1の上端に
は雄ねじ4が刻設されており、ウインドスクリーン5の
口金部6の内周に刻設された図示しない雌ねじを螺合す
るようになっている。このウインドスクリーン5は、こ
の螺合によってフランジ2dを挟み付けるようになってい
る。そして、次に説明する構造によってアンテナとして
機能することになる。
【0012】マイクケース1およびインナケース2の内
部には、プリント基板からなる送信出力回路7が、その
一部(アンテナ回路)がウインドスクリーン5の螺合部
近傍にくるようにして設けられている。インナケース2
の大径部2aと中径部2bには、このインナケース2の長手
方向に向けた切欠き8が設けられており、この切欠き8
に、次に説明する金属線9と、図1には省略したマイク
ロホンユニット3のリード線10(図2参照)が通してあ
る。
【0013】マイクロホンユニット3のリード線10は、
切欠き8を通ってインナケース2の内部に入り、図示し
ない増幅回路に接続されている。一方、次に説明する金
属線9は、その基端部9aが図1に示すように送信出力回
路7のアンテナ端子11に接続され、中間部分9cから先端
部9dまでがフランジ2dに沿わせてある。
【0014】図3に示すものは金属線9である。この金
属線9は、図示するように基端部9aから先がウインドス
クリーン5側に向けた立上り部9bに形成されており、そ
の先の中間部分9cから先端部9dまでを半円形に曲げたも
のである。この金属線9の基端部9aは前述のように送信
出力回路7のアンテナ端子11に接続され、立上り部9bの
部分がインナケース2の切欠き8を通ってフランジ2dに
至り、フランジ2dに沿ってその上面を半周するようにな
っている。この状態でマイクケース1の雄ねじ4にウイ
ンドスクリーン5を螺合すれば、この金属線9は、フラ
ンジ2dとウインドスクリーン5に挟持されることにな
る。
【0014】金属線9の素材としては、適度のばね性を
有するものがよく、半田付ができるようにメッキ処理を
施すか、ニッケルメッキ線を使用するのがよい。なお、
半円形を描く中間部分9cの向きは、マイクケース1の雄
ねじ4の進み方向(ウインドスクリーン5を螺合すると
き巻き込まれる方向)にする。
【0015】このような構成の本考案に係るワイヤレス
マイクロホンにあっては、半田付を行なう箇所は金属線
9の基端部9aのみとなる。アンテナとしての機能におい
ては何ら変わるところがない。
【0016】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように、所定形
状に屈曲させた1本の金属線を使用し、これを送信出力
回路のアンテナ端子に接続するように構成したワイヤレ
スマイクロホンであるから、送信出力回路のアンテナ端
子とウインドスクリーンとを接続する金属線の半田付箇
所を少なくすることができる。したがって製作が著しく
容易になる効果がある。また金属線が、同じ切欠きを通
るマイクロホンユニットからのリード線が切欠きからは
み出さないように押さえる役目も果たすので、ウインド
スクリーンをマイクケースに対して着脱するとき、リー
ド線が切断されないように保護する機能もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の要部を一部切欠いた状態で
示す分解斜視図である。
【図2】図1の要部を示す正面図である。
【図3】図1中の金属線を単独で示した斜視図である。
【符号の説明】
1 マイクケース 2 インナケース 2d フランジ 3 マイクロホンユニット 4 雄ねじ 5 ウインドスクリーン 6 口金部 7 送信出力回路 8 切欠き 9 金属線 9a 基端部 9b 立上り部 9c 中間部分 9d 先端部 11 アンテナ端子

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信出力回路を内蔵したマイクケースに
    ウインドスクリーンを螺合により取付けたワイヤレスマ
    イクロホンにおいて、前記送信出力回路を前記マイクケ
    ースのウインドスクリーン螺合部近傍に配設し、該送信
    出力回路のアンテナ端子に、アンテナ端子に臨んだ基端
    部から前記ウインドスクリーン側に向けて立上がり、そ
    の先の部分を半円形に曲げ、曲げた部分を前記螺合部に
    挟持させた金属線の基端部を接続したことを特徴とする
    ワイヤレスマイクロホン。
JP11114491U 1991-12-19 1991-12-19 ワイヤレスマイクロホン Expired - Lifetime JP2569990Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0555631U JPH0555631U (ja) 1993-07-23
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