JP2569976B2 - ディジタルフィルタ - Google Patents

ディジタルフィルタ

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JP2569976B2
JP2569976B2 JP3022335A JP2233591A JP2569976B2 JP 2569976 B2 JP2569976 B2 JP 2569976B2 JP 3022335 A JP3022335 A JP 3022335A JP 2233591 A JP2233591 A JP 2233591A JP 2569976 B2 JP2569976 B2 JP 2569976B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電子楽器等に用いら
れ、ディジタル信号に所定の特性を付与するディジタル
フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のフィードバック形のディジ
タルフィルタの構成例を示すブロック図であり、この図
において、1は4ビットの2の補数のディジタル信号X
が入力される入力端子、2は入力信号を所定時間遅延す
る遅延回路、3は遅延回路2の出力信号に3ビットの2
の補数の乗算係数bを乗算する乗算器、4はディジタル
信号Xと乗算器3の出力信号YMとを加算する加算器、
5は演算結果のディジタル信号Yが出力される出力端子
である。
【0003】このような構成において、入力端子1から
入力されたディジタル信号Xは、加算器4を経て遅延回
路2において所定時間遅延された後、出力端子5から出
力信号Yとして出力されると共に、乗算器3において乗
算係数bが乗算された後、信号YMとして加算器4にお
いてディジタル信号Xと加算され、再び遅延回路2に入
力される。以上説明した処理が繰返し行なわれることに
より、ディジタル信号Xに所定の特性が付与され、信号
Yとして出力端子5から出力される。
【0004】ここで、乗算係数bが(010)の場合の
乗算器3の具体的な乗算結果を示す。 (1)乗算器3の入力信号XMが(0001)の場合 YM=0001×010 =000010(切捨て) ∴ YM=0000 (2)乗算器3の入力信号XMが(1111)の場合 YM=1111×010 =111110(切捨て) ∴ YM=1111
【0005】以上説明した乗算器3の乗算結果を図3に
●印で示す。図からわかるように、入力信号XMが負の
場合には、LSBから下2桁を切捨てても乗算結果YM
は(0000)にはならない。従って、この状態のとき
に入力信号がなくなる、即ち、(0000)を繰返すよ
うになった場合にも、出力信号は、(1111)を永久
に繰返すことになり、これがノイズとして出力されるこ
とになる。この現象をリミットサイクルという。
【0006】そこで、従来、リミットサイクルを抑圧す
るために、乗算器3の乗算結果YMが負の場合には、正
の最小値(0001)を加算して図3の△印となるよう
に補正する。即ち、乗算結果の極性に応じて補正値を加
減算している。これにより、乗算結果が負の場合でも出
力信号Yは(0000)となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のディジタルフィルタにおいては、乗算器3の乗算結
果YMの正負を判別する必要があるため、このディジタ
ルフィルタを条件ブランチのないディジタルシグナルプ
ロセッサ(DSP)によって構成した場合には、リミッ
トサイクルを抑圧するマイクロプグラムを作成すること
ができないという欠点があった。また、極性を判別する
機能が必要なため、ディジタルフィルタの構成が複雑に
なるという欠点があった。
【0008】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、条件ブランチのないDSPによって構成した
場合でも、簡単な構成でリミットサイクルを抑圧するこ
とができるディジタルフィルタを提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数の入力
信号を加算する加算手段と、入力信号を所定時間遅延す
る遅延手段と、該遅延手段の出力信号に所定の第1の
算係数を乗算する第1の乗算手段とを具備し、前記第1
の乗算手段の出力信号が前記加算手段に入力信号として
帰還されるように閉ループ状に接続されたディジタルフ
ィルタにおいて、前記遅延手段の出力信号と固定の第2
の乗算係数とを2進数として乗算し、該乗算結果のLS
Bから所定桁までを切り捨てることにより、前記遅延手
段の出力信号が正の場合には(0)を出力し、前記遅延
手段の出力信号が負の場合には(−1)を出力する第2
の乗算手段と、前記第1の乗算手段の出力信号から前記
第2の乗算手段の出力信号を減算する減算手段とを具備
することを特徴としている。
【0010】
【作用】上記構成によれば、このディジタルフィルタの
入力信号は、加算手段を経て遅延手段において所定時間
遅延された後、出力信号として出力される。また、遅延
手段の出力信号は、第1の乗算手段において所定の乗算
計数が乗算される。一方、第2の乗算手段は、遅延手段
の出力信号と固定の第2の乗算係数とを2進数として乗
算し、該乗算結果のLSBから所定桁までを切り捨てる
ことにより、遅延手段の出力信号が正の場合には(0)
を出力し、遅延手段の出力信号が負の場合には(−1)
を出力する。次に、第1の乗算手段の出力信号は、減算
手段において第2の乗算手段の出力信号が減算された
後、加算手段において入力信号と加算され、再び遅延手
段に入力される。この処理が繰返し行なわれることによ
り、入力信号に所定の特性が付与されて出力される。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の一実施例
について説明する。図1はこの発明の一実施例によるフ
ィードバック形のディジタルフィルタの構成を示すブロ
ック図であり、この図において、図2の各部に対応する
部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。この
図に示すディジタルフィルタにおいては、入力信号が正
の場合にはその出力信号が(0000)となり、入力信
号が負の場合にはその出力信号が(1111)となる充
分小さな乗算係数beを入力信号に乗算する乗算器6
と、乗算器3の出力信号から乗算器6の出力信号を減算
する減算器7とが新たに設けられている。
【0012】このような構成において、入力端子1から
入力されたディジタル信号Xは、加算器4を経て遅延回
路2において所定時間遅延された後、出力端子5から出
力信号Yとして出力される。また、遅延回路2の出力信
号XMは、それぞれ乗算器3において乗算係数bが乗算
されると共に、乗算器6において乗算係数beが乗算さ
れる。次に、乗算器3の出力信号YMは、減算器7にお
いて乗算器6の出力信号が減算された後、信号YM’と
して加算器4においてディジタル信号Xと加算され、再
び遅延回路2に入力される。以上説明した処理が繰返し
行なわれることにより、ディジタル信号Xに所定の特性
が付与され、信号Yとして出力端子5から出力される。
【0013】ここで、具体的な演算結果を示す。 (1)乗算器3の入力信号XMが(0001)の場合、
その出力信号YMは、上述したように、(0000)で
ある。また、信号XMは正であるから、乗算器6の出力
信号は、(0000)となる。従って、減算器7の出力
信号YM’は、(0000)となる。 (2)乗算器3の入力信号XMが(1111)の場合、
その出力信号YMは、上述したように、(1111)で
ある。また、信号XMは負であるから、乗算器6の出力
信号は、(1111)となる。従って、減算器7の出力
信号YM’は、(0000)となる。 以上説明した演算結果を図3の△印で示す。
【0014】尚、上述した一実施例においては、入力信
号XMに対して乗算係数beを1回だけ乗算した例を示
したが、乗算係数beのビット数が入力信号XMのビッ
ト数に比べて少ない場合には、この乗算を何回も繰返し
行なう。
【0015】また、上述した一実施例においては、ディ
ジタルフィルタが遅延回路2、乗算器3および加算器4
によって閉ループを構成する例を示したが、これに限定
されない。要するにフィードバック形のディジタルフィ
ルタであればどのような構成のものにでもこの発明を適
用することができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、乗算結果の正負を判別することなく、リミットサイ
クルを抑圧できるという効果がある。従って、このディ
ジタルフィルタを条件ブランチのないDSPによって簡
単に構成することができる。また、外部から別の信号を
入力することなく、リミットサイクルを抑圧できるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例によるフィードバック形
のディジタルフィルタの構成を示すブロック図である。
【図2】 従来のフィードバック形のディジタルフィル
タの構成例を示すブロック図である。
【図3】 この発明の一実施例および従来例それぞれに
よるディジタルフィルタの信号XMに対する演算結果Y
MおよびYM’の一例を示す図である。
【符号の説明】
1……入力端子、2……遅延回路、3,6……乗算器、
4……加算器、5……出力端子、7……減算器。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−264497(JP,A) 特開 平3−254518(JP,A) 特開 平2−27810(JP,A) 特開 平3−11813(JP,A) 特開 平2−39717(JP,A) 特開 平1−108806(JP,A) 特開 平3−145814(JP,A) 特開 昭64−78515(JP,A) 特公 平3−53651(JP,B2) 特公 平4−56495(JP,B2) 特公 平2−24410(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入力信号を加算する加算手段と、 入力信号を所定時間遅延する遅延手段と、 該遅延手段の出力信号に所定の第1の乗算係数を乗算す
    る第1の乗算手段とを具備し、前記第1の乗算手段の出
    力信号が前記加算手段に入力信号として帰還されるよう
    に閉ループ状に接続されたディジタルフィルタにおい
    て、前記遅延手段の出力信号と固定の第2の乗算係数とを2
    進数として乗算し、該乗算結果のLSBから所定桁まで
    を切り捨てることにより、 前記遅延手段の出力信号が正
    の場合には(0)を出力し、前記遅延手段の出力信号が
    負の場合には(−1)を出力する第2の乗算手段と、 前記第1の乗算手段の出力信号から前記第2の乗算手段
    の出力信号を減算する減算手段とを具備することを特徴
    とするディジタルフィルタ。
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